【☆里予木圭】灰男で801

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906風と木の名無しさん
>899
おかえりなさい!
>838さんじゃないけどシュチュエーションぴったりな拾い物みつけたのでビデオ棚に投下しましたよ〜!
(ラビ受けの管理人さんが入院しちゃった管理人さんに書いた初ラビアレなんですけど
>899さんとシュチュエーションおんなじだおおもって持ってきました!)
半年も後遺症なんて大変ですね(>_<)
早く元気になってくださいね!!
907風と木の名無しさん:2005/08/23(火) 12:05:20 ID:8hFPILQw
ツーチャンで獏萌えを語ると意外に人がいるのに
西都やらサクル数はもりっそ少ないよね…ど、どうして…!明らかに需要はあるのに!
908風と木の名無しさん:2005/08/23(火) 12:23:25 ID:du0+O58x
ツーチャン?
909風と木の名無しさん:2005/08/23(火) 13:54:09 ID:OZpx+A2l
>>906
他の人が書いたものを持ってきてビデオ棚に投下したの?
910風と木の名無しさん:2005/08/23(火) 15:15:25 ID:u8X/j4xh
>>906
お前最悪……。
911風と木の名無しさん:2005/08/23(火) 16:04:10 ID:LPcPEL0S
>>906
空気も嫁ないルールもわからないガキはイネ
912風と木の名無しさん:2005/08/23(火) 22:21:11 ID:oOxx51fM
な…何?どういう事なの??
取り合えず、マイナ受けを集めた商業アンソロ発行キボンと言っといてみる
913風と木の名無しさん:2005/08/23(火) 22:26:20 ID:yv4b7psj
マイナ受けじゃ売れんよ…
売れんもんは出せん。それが商業というもの。

だから同人があるんじゃマイカ
914風と木の名無しさん:2005/08/24(水) 00:12:41 ID:dZTttbXM
>906
最悪だお前
まずはネタ元に謝って来い
しかもまた兎受けかよ
915風と木の名無しさん:2005/08/24(水) 00:40:04 ID:meFoA7BX
………もうひとつあるあのスレは一体…どうなってんだ?灰男 orz orz
916風と木の名無しさん:2005/08/24(水) 05:06:30 ID:UK/WKIuY
ここしばらくの流れ見てたらもうなんか
兎受け者であることが嫌になってくるな…
917風と木の名無しさん:2005/08/24(水) 08:54:55 ID:PFox63Kr
>>906は兎受け者なのか?
よく分からんけどママーリしましょうや
918風と木の名無しさん:2005/08/24(水) 15:53:47 ID:M+VUpp5Q
>>917
リアじゃないか?
あれで21以上なら頭悪い
919風と木の名無しさん:2005/08/24(水) 18:08:03 ID:LAM02qjf
なんで灰男は注意書きも読めないリアの巣窟なのだ
悲しくなる
920風と木の名無しさん:2005/08/24(水) 20:22:20 ID:PQ21o54A
飛翔ジャンルはリアがデフォくらいに思っておくが吉(´-ω-`)
921風と木の名無しさん:2005/08/24(水) 21:12:05 ID:V43Jrn4y
巣窟といってくれるな。
現に>>836を見送った人たちは優しい大人の人達だったじゃないか。
922風と木の名無しさん:2005/08/24(水) 21:13:16 ID:IHR3CMDj
神田の知るラビという人物は。
同じ歳なのに、子供のように無邪気に笑って。
同じ歳なのに。子供のようによく動いて。
そして、子供のようによく眠る少年だった。

日頃はエクソシストとして激務を勤め、任務と任務の少しの休息の間は、ブックマンを継ぐ為に勉強をしている。
だからなのか、彼はふいにどこかで。

「よく眠ってますねぇ」

寝ていることがある。

「……」

紅茶のような紅い瞳を楽しげに細めているアレンを、神田は釈然としない表情で見ていた。
三人(二人)がこうやって話しているのは、黒の教団本部の中の談話室。
神田はラすやすやと眠っているラビの暖炉前のソファーに腰かけて、
平和な顔で眠っているラビの柔らかな猫っ毛を撫でるアレンに苛立ちを覚えながら、思いをめぐらせる。
赤いレンガの連なりが美しい暖炉の中で踊る炎は、明るく熱く、体感的にも視覚的に心地良い熱を与える。
加えて、城内の調度は趣味も質も(一部に踏み込めないコムイ専用の危ない場所もあるながらも)悪いものではない。
もちろん使用に際して不自由などなく、この場所を“ホーム”として過ごすエクソシストたちにも、評判がいい。
目にも眩しい紅い炎に暖められた空間で、クッションの利いた、手触りも滑らかな大きな椅子に身を預けていれば、
心地良く穏やかな眠りにひきこまれてしまうことだろう。
それにここでこんな風に居眠りをするのは、何もラビばかりに限ったことではなかった。
923風と木の名無しさん:2005/08/24(水) 21:14:18 ID:IHR3CMDj
実際、その気持ちは実行するつもりはないが、神田にも解る。
だが。
だからと言って。
この場所でのラビの昼寝を許すほど、彼が寛大な気持ちになれるわけでもなく。

何しろ神田の目の前で楽しそうに、まるで動物を愛でるように、
「……全然起きないですね」
ラビの頬を指でつつく、アレンがいる。
心の狭い彼としては、警戒を解くなら自分の隣でだけにしろと主張したい。
アレンの楽しげな様子を勇ましい仁王立ちで見ていた神田は、濃蒼の瞳を小さく見開き、キリリと眉を吊り上げる。
眠るラビに飽きもせず触れているアレンの耳を、神田はぎゅうっと引っ張っる。
「いぃったい!何するんですか?!」
「うるせぇモヤシ」
「はぁ?!」
理不尽な暴力に、アレンは紅色の瞳にうっすらと涙を溜めて神田を睨み付ける。
が、寄越された鋭い睨みにアレンは顔をひくりとさせた。
背もたれに寄りかかり、顔をマフラーに埋めるようにしてぐっすり寝入っていて、
少しも目を覚ます気配のないラビの正面に移動し、
両足をぐっと踏ん張ると、だらりと力の抜けた彼の腕を自分の肩にかけさせ、腰に腕を回し抱き上げた。
「神田?」
「部屋に連れて行く」

ぽかんと口を開けるアレンを横目で見ながら、神田はラビをもう一度強く抱きしめ直した。
924風と木の名無しさん:2005/08/24(水) 21:15:03 ID:IHR3CMDj
ほぼ同じ身長の男を抱き上げて、神田はずるずると大きなぬいぐるみを抱くようにラビを部屋にひきずっていった。
大きな荷物を部屋まで運ぶけっこうな労働の後、神田は自身の部屋につくと、
ぽいっと投げ捨てるようにラビの身体をベッドの上に放り投げる。
するとラビはベッドに良い場所を探すように、もぞもぞと身体を動かした。
そしてまたすやすやと寝息をたててしまう。
神田は、ベッドに放り投げられた衝撃でも起きないラビに半ば呆れつつ、
それでも彼が起きないように、慎重な様子で隣に腰を下ろした。
そしてそのままそっと、神田はラビを横向きにして膝にそっと頭をのせる。
これほどまで体勢が変わっても、まだ彼が起き出す気配はない。
ラビが目を覚まして「何だよこの体勢は!」と慌てて暴れるのを半ば期待していた神田だったが、
ラビの眠りの深さは、彼の想像をはるかに凌ぐものであったらしい。
もはや“寝穢ない”どころのレベルではない。
怒る彼をからかってやるつもりだったのに、よっぽど疲れているのか、ラビはちっとも目を覚まさない。
これでは何だか期待はずれだと、神田は彼を起こす気力をなくして浅い溜め息をついた。

「何寝てんだよ」

暖かい彼の体をゆるく抱きしめながら神田が一人そう呟くと、
腕の中のラビが神田に甘えるようにすり寄ってきた。

まぁ何とも平和なことで。
そんなふうに思いながら、神田はラビの体を長く抱えていられるようにと、楽な姿勢を探し少し腕をずらす。
ラビの空におちる夕陽色の頭が上手いこと左の二の腕に収まったのを確認して、
神田もラビを抱えたままごろんとベッドに横になった。
ラビの温もりに唇を綻ばして、自らもまた、ゆっくりと瞳を閉じた。
925風と木の名無しさん:2005/08/24(水) 21:37:36 ID:IHR3CMDj
あげ
926風と木の名無しさん:2005/08/24(水) 21:43:24 ID:ov3dT9k7
いきなり何だと思ったら・・・
927風と木の名無しさん:2005/08/24(水) 22:37:26 ID:LwzJLV4M
いい加減気に入らないカプ叩き辞めたら?みっともねー
928風と木の名無しさん:2005/08/24(水) 22:47:42 ID:dLlcasNj
ID:IHR3CMDj
もう1つのアフォスレ立てたのも、ビデオ棚に無断転載投下したのも、お前だろ
市ね。
929風と木の名無しさん:2005/08/25(木) 00:17:41 ID:y71uQWIu
>>927-928
こういうのって、やってる本人の気が済まないと終わんないもんだよ。
もまえさんらみたいなレスは更に煽っちゃうだけだとオモ。
もちついて!
930風と木の名無しさん:2005/08/25(木) 10:05:00 ID:XFgmiAcE
てかビデオ棚に投稿されてたのはラビアレだよ。
伏字もなしだから、ついたレスは全てパクリを叩くものだった。
ラビアレ結構読んで回ってるけど、パクリ元どこかは分からなかったなぁ…
931風と木の名無しさん:2005/08/25(木) 10:07:56 ID:XFgmiAcE
あ、違うか。兎受けの管理人が初めて書いた兎アレンの話か。
なら一度も覗いたことのないCPだから、パクリ元なんて分からんやね…。
悪い、勘違いしてた。
932風と木の名無しさん:2005/08/25(木) 17:52:32 ID:+XxdDMEg
恍惚の夜


「大きいですけど大丈夫ですか?」

それはちょっとした些細な出来事で、アレンがラビを押し倒し、順調に事を運んでる途中で。
気を遣うようにアレンが問い掛ける。

「そんな大きいの無理・・!無理無理さぁ・・!!!」

アレンのそれを見て、ラビは真っ青になり、逃げ腰になる。だが…。

「大丈夫、痛いのは最初だけで泣くほど悦くなりますから」

終える気もさらさらないアレンに呆気なく捕まってしまう。アレンの笑顔の前にラビは降伏した。

「う・・・・、じゃ、じゃぁ・・俺、初めてだし・・優しくしてほしいさ・・アレン・・・」

「最初は手加減しますよ。そのあとは分からないですけどね」

恐ろしい事を簡単に言ってのけてしまうアレンにラビはなす術も無く…。

「え・・!?ちょっ・・待っ・・アレン・・!や、あぁ・・っ!!!」

されるがままに受け入れて。ラビとは対照的にアレンは恍惚とした表情を浮かべて、平然と感じたことを口にする。

「すご…食いちぎられそう……放したくないって、ラビのナカは言ってますよ」
933風と木の名無しさん:2005/08/25(木) 17:54:23 ID:+XxdDMEg
「そ、そんなこといってな・・っや、ソコやだっんぁ・・っ」

「ココ、いいでしょう?凄い締め付けてきますよ。可愛い…」

アレンの生々しすぎる言葉にラビは真っ赤になって、耐え切れず悪態をつく。

「・・・!/////アレンのあほっ馬鹿っ変態!!鬼畜ーーー!!!」

それにアレンは苦笑いをして、ラビの自身へと手を掛ける。更なる追い打ちをかけて。

「まだそんな余裕があるんですか?黙って僕に溺れて下さい…」

「ん、馬鹿・・触んな・・・ッあぁ、ひぁ・・っ」

「もう、とろとろですね……気持ちいいでしょう?びくびくしてる…」

両手で顔を隠して喘ぐラビに、見下ろして微笑むアレン。するとラビは指の間から少しだけアレンを覗いて、

「もぉいやさ・・!!お前怖ぇ!アクマよりお前が怖ぇ!」

喚くように叫んで、暴れる。けれど、それも不可抗力で逆にアレンは片手でラビの顔を覆う手を剥ぎ取り、いじわるな言葉を吐く。

「怖いのに……感じてる貴方が凄いですよ」

「誰か無理やりされて感じてなんか・・!・・・ん、く・・・・っ」

必死に声を抑えるラビを横目にアレンはラビの手を取り、結合部へと導いて。

「感じてるってことは…和姦でしょう?ココ、触って……僕のとラビのとで溢れてる」

「・・・ッッい、やだ・・こんなの・・っオレ・・ヘンになる・・!」
934風と木の名無しさん:2005/08/25(木) 17:55:57 ID:+XxdDMEg

ビクッと仰け反るラビとそれに息を飲むアレン。

「っ…どうぞ…もっと感じて下さい。……もう、前触らないでもイけそうですよね…?」

「え・・!?や、あっ・・んんっあっ・・ひ、あぁっ、そ・・んな・・激し・・っ壊れる・・!!!あっっ」

「嫌なら…止めますけど?」

暫くラビの反応を見ていたが、壊れると聞いて、アレンは含み笑いし、急に動きを止めた。

「あ・・・っな、なんで・・・・?・・・あ・・!ち、違・・っ////」

すると、ラビは戸惑いながら問いかけ、その自分の言葉の意味を理解して真っ赤になる。

それに気付いたアレンはクスクス笑って、ラビの再び手を引っ張り、自分の上になるように促して…。

「この状態がつらいなら…自分で動いてみて下さい」

「んん・・っなん・・・っ///なんさこれ・・!」

自分の体重が掛かって、苦しそうなラビは自分のその状態に更に真っ赤になり、どうしたらいいのか、アレンを見遣る。

「…もっと深く挿入ってくるでしょう?自分で、動いて…」

アレンはそう言ってラビの頭を宥めるように撫で、両手で腰を持ち上げ、ギリギリの所で突き刺すように手を離す。

「…こうやって、…シて下さい」

ラビ自ら動く、という方法を伝授すると、最初は恐ろ恐ろだったラビもその行為に没頭し始める。

「ひ、ぁん・・・っあっあぁんっアレンの・・おっきぃ・・っあぁっ」
935風と木の名無しさん:2005/08/25(木) 17:57:21 ID:+XxdDMEg
「そんなにイイですか?…っ、食いちぎられそう」

夢中で腰を振るラビのなかはキツくて…。最初は微笑んでいたアレンもその締め付けに眉を顰める。

「あっ・・んぁっ・・ん・・っあっ・・!ひぁっ・・も・・駄目ぇ・・・!!!!」

ラビは羞恥に顔を赤らめて、快楽に身を任せて仰け反る。そんなラビを見て、アレンは愛しさ余ってぎゅっと抱き締めたが、それで終る気でも無く…。

「ラビ…可愛い…でも、自分で腰振ってるだけでイけますか?」

嗜めるようにラビを見つめ、軽く口付ける。

「ん・・・っあ、アレン・・・っ」

「どうして欲しいか、言ってくれたら応えますよ?」

強請るような目で見つめ返してくるラビに、少しだけ自ら突き上げて言葉を欲しがる。

「ひゃぅ・・っ・・・アレン・・・・っもっと奥に欲しぃ・・・」

一際甲高い声を上げたかと思えば、今度は消え入りそうな声で強請るラビ。それでもアレンは更に言葉を欲求する。愛を確かめ合いたくて…。

「僕のこと、好きだって言って……そしたらもっとヨくしてあげます」

「うん・・・好き・・っオレ、アレンのこと、好きさ・・・っ」

ラビは素直に答え、熱っぽい瞳でアレンを見つめる。

「…よく出来ました」

微笑んで、アレンは再びラビの腰を掴んで、一気に勢いよく下から突き動かした。
936風と木の名無しさん:2005/08/25(木) 17:58:29 ID:+XxdDMEg

「ひぁあああっ!!あっ!あぁんっあ・・・!スゴイ・・っ」

「ラビのなか……熱くてとろとろで溶かされそう……」

「そんなこと・・っい、言うな馬鹿ぁ・・っ」

泣いて、喘ぐラビに耳元で小さく卑猥な言葉を囁くと、ささやかながら抵抗して。アレンはラビの耳たぶを甘噛みして言葉を続ける。

「そんなこと言う割りには始めからラビも感じまくってるじゃないですか」

「痛・・っや、アレン・・っ耳やだ・・!」

アレンの歯がピアスに当たり、痛がるラビを見て。

「でも、感じるでしょう?……それとも、こっちの方がイイですか?」

傷を舐めるかのように舌を這わせながら、ラビの胸の突起を摘んで。

「んんっ!!・・・あぁんっ・・・そんなとこ・・やだ・・!」

「嫌?でもココも硬く勃ち上がってますよ」

アレンは口付けをラビの突起へと落として舌を宛がい、ぴちゃぴちゃと濡れた音を響かせる。

それは、ラビの意思とは裏腹に乱れさせる一つの材料にもなって。

「んっ・・!あ、あんっ・・い・・っ」

「…ラビは本当にやらしいですね。可愛くて、エッチで……でもそんなラビも好きです」

遂に我慢が出来なくなり、アレンはラビを押し倒し、強く前立腺を突き始める。数秒もかからない内に、ラビは絶頂を迎えて…。
937風と木の名無しさん:2005/08/25(木) 17:59:47 ID:+XxdDMEg
「・・っ!?ひゃぁああっあっ・・!あっんっ、あぁぁーーーーッ!!!」

「……っ!ラビ……中と顔…どっちに出されたいですか…っ」

あまりの締め付けにアレン自身も射精しそうになりながら、ラビの顔を覗き込む。

「/////ナカ・・・っいっぱい出していいから・・!」

ラビは覚悟したようにぎゅっと目を瞑って、アレンを受け入れようとする。

「っあ、…ラビ!全部、受け止めて下さいね……」

返事を聞いて、一瞬の間を置き、断続的にラビのなかへと欲望を放つ。暫くして、ラビの上半身にアレンが凭れかかるように覆い被さる。

恍惚とした表情でアレンを見るラビと、ラビの上で息を整えるアレン。

「・・・・っん」

「…はぁ…っ結局嫌嫌言ってても、良かったんですよね、ラビ?」

アレンは手についた精液を見せ付けるかのようにラビの目の前に翳す。

「〜〜〜〜っ!!!////だ、だってアレンが・・・っ」

見せ付けられて赤面しながら、ラビはアレンを涙目で睨んだ。

「凄いいっぱい吐き出して…溜まってたとか?…ラビの味がする」

下から鋭い視線を感じながらも笑いながら、手についた精液をそのままラビの目の前で舐めるアレンに、驚いて、ぎょっとする。
938風と木の名無しさん:2005/08/25(木) 18:00:32 ID:+XxdDMEg
「ッ!?な・・っなに舐めてるんさ・・・・・!!!!」

「…ラビも舐めてみますか?」

ラビのその反応に可愛いな、と心の中で呟いて、アレンは笑顔で問い掛ける。すると、ラビは勢いよく否定して、逃げ腰になる。

「Σ!?むっ無理無理無理!!!」

「ふう、仕方ないですねラビは」

アレンは溜息をついて、もう一度手についた精液を舐め、強引にラビに口付け、舌を絡ませて味あわせる。

「んぅっ・・・!!!うぇ、苦いさぁ〜〜」

やっと解放されたラビは舌を出して、泣きそうになって。

「苦い、ですか?でも。無防備に舌を出されると……ホラ」

それでも、アレンは止めず少し反応してる自身をラビの手を掴んで触らせた。大きくなっているソレに、ラビは息を飲んだ。そして恐る恐る問い掛ける。

「・・・!!////・・・アレンて・・・絶倫?」

「ラビ限定ですよ…?…責任取って下さいね」
939風と木の名無しさん:2005/08/25(木) 18:02:57 ID:+XxdDMEg

にっこり笑って、行為を再開させようとするアレンにラビは真っ青になって、最後の力を振り絞って拒絶する。

「え・・?ちょ・・・っアレン・・!オレもう無理!!絶対無理ーーーー!!!」

ラビの必死な抵抗に、アレンは少し残念そうな顔をして、そっと口付ける。

「嘘ですよ。でも次は…僕の味を覚えて下さいね」

「ん・・・///あ・・・。アレン・・・・その・・・ごめんな・・・・?」

残念そうにしてるアレンを見て、慌ててラビは困った顔で謝った。

「いいですよ、明日またしましょうね。今度はウサ耳つけてやりましょう」

微笑んで、そのままラビの横に身体を持っていき、一つ提案して額にキスを落とす。

「ん・・・・・また・・・・しよ?//////」

ウサ耳の部分はスルーして、アレンの言葉にこくん、と頷くラビに少しだけ驚いて。

それでもまた微笑んで、アレンはラビを強く抱き締めた

「誘ってるんですか…?でも、明日も可愛がってあげますから。…今夜はお休みなさい、ラビ」
940風と木の名無しさん:2005/08/25(木) 18:46:51 ID:+XxdDMEg
あげー
941風と木の名無しさん:2005/08/25(木) 19:27:44 ID:hUCs06Za
>>940
あげー

じゃねえよこの野郎ぶっ飛ばすぞ
942風と木の名無しさん:2005/08/25(木) 19:28:26 ID:8//78M0M
これも見覚えがある。どこかは忘れたけど
とりあえず私怨乙
943風と木の名無しさん:2005/08/25(木) 19:43:58 ID:IwTZQVj9
次スレはいらないな!
944風と木の名無しさん:2005/08/25(木) 21:29:38 ID:bGa2xaLA
ここって数字板だよね?21才以上のお友達しか出入りしてないはずだよね?
945風と木の名無しさん:2005/08/25(木) 21:49:32 ID:KyO8aI0r
兎受けアンチが印象悪くしようとワザとしてるように思える。つか、そう思いたい。

まさか本気で「皆に萌えを分けてあげるアテクシ」なんて思ってないよな…?
元々兎受けに興味なかったけど、なんか嫌いになりそうだ。
946風と木の名無しさん:2005/08/25(木) 21:56:34 ID:HFK1GYti
それはとおい、とおいむかしむかしのおはなしです。

かみさまはこのよをおつくりになり、そら(神田)とだいち(リナリー)と、
つき(アレン)とたいよう(ラビ)をそうぞうされました。
とくにたいようとつきはとてもなかよしで、ひとときだってそばをはなれようとはしませんでした。



「はい♪ラビ、あ〜〜んしてください♪」
「あ〜〜〜ん、さ♪」
「………(イラッ)」



 このころのたいようとつきはつねにいっしょ、おはようからおやすみはもちろんのこと、

ごはんのときも、にんげんたちにめぐみをもたらすためにそらにうかんでいるときも、

やくめをおえてやまのかげにかくれてしまうそのしゅんかんまで、

なかよくいっしょにしずんでいく、そのくらいなかむつまじい、まるでふうふのようでした。



「あぁ、もう!口にお弁当なんてつけて…」
「だってさ〜アレンの作る料理、すっげぇおいしいんだもんさ?」
「ラビ!…そんなこといっても、夜は手加減しませんよ?」
「…………(ぴきッ)」



 そんなふたりを、そらはやさしくみまもるのでした。
947風と木の名無しさん:2005/08/25(木) 21:57:30 ID:HFK1GYti
「だああああああぁぁぁぁぁぁぁぁッッッッッッ!
人ンところで、とッッッころかまわず
べちゃべちゃべちゃべちゃと
…気ッッ色悪ぃんだよッッッッ!」
「え?神田には迷惑かけてませんよね?僕たち」
「その言葉、そっくりそのまま返してやろうか…モヤシ!」
「そぅさ〜そんなかっかしてたらせっかくの綺麗な顔が台無しさね?」



 つきはたいようをつつみこむようなかたちでよりそって、

いつもいっしょ、いつでもいっしょ、どこにいくでもいっしょなのでした。



「…男を膝の上に乗せて、首やら腰やらにてぇまわして撫で回しながら、
平然とメシなんぞ喰いやがって……てめぇらに『モラル』って言葉はねぇのか!!」
『………』



 たいようもつきも、つねにいっしょにいるのがにちじょうになりすぎていて、

はなれるなどかんがえたこともありませんでした。



『考えたこともなかった(ですね)さ?』
「………(ぶちっ)」
948風と木の名無しさん:2005/08/25(木) 21:58:39 ID:Ljpdb8Qu
>>946
オレも、、、ちょっと苦手になった。
949風と木の名無しさん:2005/08/25(木) 21:58:39 ID:HFK1GYti
 しかしじっさい、ふたりがあついくちづけをかわすとかわのみずはひあがり、

そのといきがもれるたびにだいちにはねっぷうがふきつけるなど、

ちじょうへのひがいはいまやしんこくなものとなっていました。




「あ…ぁ、ん…ァ…レン!」
「気持ちイイですか?…ほら、ここをこうしたら…?」
「はぁんっ…!…ぁん、ぁああ…んんッッ…!もっ…と…、も…っとし、てさ…」
「わがままですね?ラビは…まぁそんなところが可愛いんですけど…」
「…ちったぁ、人の話きけやぁぁぁぁぁぁ!!!」




 かみさまからあずかったこのせかいが、これいじょうきずつくのはみたくない。

そうおもったそらは、いをけっしてふたりをひきはなしました。




「災厄招来!!『一幻』ッッッッ

(怒りマークつき♪)」
「うわぁ!!」
「どわさ!」
950風と木の名無しさん:2005/08/25(木) 21:59:39 ID:HFK1GYti
 するとどうでしょう。

 ふたりをひきはなしたそのあいだが、そのまま『みぞ』となり、

ふたりは『あさ』のせかいと、『よる』のせかいにそれぞれとじこめられてしまいました。


「何するんですか、神田!!嫉妬は醜いですよ!!」
「うるッッせぇぇぇ!元はといえばてめぇらのせいだろがぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」
「あ〜らら〜♪見事に真っ二つ…さっすがさ、ユウ♪」
「…てめぇに褒められると無性にムカつく!!」


 おたがいにはなれることなどかんがえもしなかったふたりは、

とてもおどろき、そしてかなしみにくれました。


「ラビ……ッッ!!」
「アレ〜〜〜ン♪おとなしくしてりゃそのうちユウが
元に戻してくれっから、それまで辛抱するさぁ〜〜♪」
「誰が戻すかッッッッ!! 」



 それからふたりは、それぞれのせかいをしはいしましたが、

それでもおもうことははなれてしまったはんしんのことばかりでした。

 あいたい、とおもうふたりのきもちはつのるばかりでしたが、

そらはそんなふたりをゆるしてくれません。
951風と木の名無しさん:2005/08/25(木) 22:00:25 ID:HFK1GYti
「いい加減ラビに会わせてください、神田!
この燃え滾る性欲をどこに持ってったらいいんですか?」
「俺が知るか!」
「なぁなぁ、ちびっとでいいからさ〜アレンに会わせてほしいさ〜?
アレンとやってない体位がさ〜いくつかあるンさ〜♪」
「…おまえもかよ(ドスを効かせて)」



 そんなこうけいを、だいちがじっとみつめていました。



「ねぇ神田君、もう許してあげたら?二人とも反省してるみたいだし…」
「あれのどこが反省してるって態度にみえるってんだ!!!!!」
「…まぁどこをどう見たって反省してないだろうけど〜、
もうそろそろあの二人の絡みが見たいかなぁ〜って♪」
「…この腐れ●○女がぁぁぁぁぁぁぁぁ!!! 」



 だいちがたのんでも、そらはくびをたてにふりません。

そこでだいちはひとつのていあんをだしました。
「ねぇねぇ何年かに一回だけあわせてあげるくらいよくない
かな〜?そっちのほうが、私、いいと思うんだけど〜?」
「…黒いオーラ出しながら言うセリフじゃねぇだろ、リナリー!」

「もぅ神田くんったら〜10年に一回だって、5年に一回だって、
1年に一回だって、一ヶ月に一回だって一回は一回でしょ?いいじゃない♪」

「…どんどん期間が短くなってってるさ、リナリー…」
952風と木の名無しさん:2005/08/25(木) 22:01:27 ID:HFK1GYti
 そらはなやみました。

ひがいにあっただいちの、たってのねがいをかなえたいきもちはありましたが、

かみさまのつくったせかいがこわれるようなことはさけたい、

そんなやさしいそらのきもちをたいようとつきも、よくりかいしていました。



「神田の嫉妬でこんなことになってしまったんだから、きちんと責任は取るべきですよ!」
「モヤシは黙ってろ!」
「あんまし悩むとハゲるさ〜♪」
「…その口、二度と利けねぇようにしてやろうか…」



 そらはやさしいだいちのねがいをきき、たいようとつきにさんねんにいっかいだけあうことをゆるしました。



「えぇ〜〜〜そんなに〜〜〜〜!!」
「うるせぇぇぇ!三年っつったら三年だ!」
「まぁそれが妥当っしょ!…サンキューさぁ〜リナリー」
「どういたしまして♪」
「…貴様ら、裏で組んでやがったな…(ぴきっ)」



 こうして、たいようとつきは三年に一度『皆既日食』と『皆既月食』のいずれかであうことになりました。
こうして、『世界』がかんぜんなものになりました、とさ…。
953風と木の名無しさん:2005/08/25(木) 22:02:00 ID:HFK1GYti
「どう〜〜?面白かった?」

 ところ変わって、ここはコムイの室長室。相変わらず床という床、
机の上に書類の散乱した散々たる状態の部屋に、アレン、ラビ、神田、リナリーがソファーに座っていた。

「いい話でしたね〜ラビ♪」

「…つ〜かさ、いい加減なキャスティングな上に、どうやったらそんな内容になるンさ、創世記がさ〜(乾いた笑い)」

「………(もう反論する元気すらない)」

 リナリーにいたっては、ラビの肩を枕にしてよく眠っている。

「今度の調査のために資料集めてたら、こんなものが出てきてね〜。面白いから脚色してみたんだよ」

「…あ、っそ」

 どこからラビとアレンが付き合ってるという情報が漏れたかは置いとくとして、
さすがのラビも、大好きな本の内容が面白おかしく脚色されるのは少々げんなりするものがあるようだ。
954風と木の名無しさん:2005/08/25(木) 22:03:13 ID:HFK1GYti

「素敵じゃないですか!…引き裂かれた愛が再び燃え上がる〜みたいな感じで♪」

「…内容によるさ」

「…帰る!」

 神田の顔はひどく真っ青で、いつもならきびきび歩くその足取りもどことなく重い。

「(まぁ気持ちはわからないでもないけど)…気をつけるさ〜」

「また聞かせてくださいね?コムイさん♪」

「わかってくれるかい?アレン君」

「もちろんです!愛は障害があってこそ、燃え上がるんです…ね?ラビ?」

 二人でなんとも言われる男どうしの友情を深めているが、もう勝手にやってろといわんばかりに、ラビは大きくため息をついた。
955風と木の名無しさん:2005/08/25(木) 22:17:22 ID:BVuQz66F
>945>948
気持ちはわかるがそういうネガティブなこと言いなさんな。
今一番いたたまれない思いをしてるのはマトモな兎受け者の姐さんがただろうし
嵐の思う壷だよ
956風と木の名無しさん:2005/08/25(木) 22:30:55 ID:+0z05vX/
私怨か、性欲ばっかり突っ走ったエロ好きリアの逆切れか
957風と木の名無しさん:2005/08/25(木) 23:00:11 ID:IJfrneCF
あれ?しばらく見なかったらいつの間にここはエロパロになってんだ?
958風と木の名無しさん:2005/08/25(木) 23:09:44 ID:nK5qdHN2
台風と一緒に過ぎさってほしいな(うまいこといった)
959風と木の名無しさん:2005/08/25(木) 23:18:03 ID:GqO+k7to
山田くーん>958に座布団ー
960風と木の名無しさん:2005/08/25(木) 23:26:15 ID:ZJb1Lx0w
>956-958のようなコメントをもらいたくて投下しているということに気付いて欲しい。
961風と木の名無しさん:2005/08/26(金) 00:30:19 ID:lqJUUolb
とりあえずエロパロはヌルーしとけ
962風と木の名無しさん:2005/08/26(金) 01:00:36 ID:3+WLM08g
つか、貼るなら貼るで読めるものを持ってこいよ
なんだ? この駄文以下の駄作は
963風と木の名無しさん:2005/08/26(金) 01:17:45 ID:m423VJ9u
>>962
作者他にいるんじゃないのか?
964風と木の名無しさん:2005/08/26(金) 03:01:33 ID:Kv2ctZJh
私怨だろ。
965風と木の名無しさん:2005/08/26(金) 12:06:52 ID:vQWKD3Ba
兎受者だけど、ここ数日晒されてるの、
全部別々のサイトからだよ
兎受けのテキストサイトでは有名どころ。
なんとなく嵐の意図がわかってきた気がするよ…
当たりなら、次はあそこだ…
966風と木の名無しさん:2005/08/26(金) 12:53:52 ID:3+WLM08g
つぅか兎受けだのなんだの、CPがどうこうじゃないんだよ。
なんでこうも程度の低い二次SSばかりなんだ。
まともな文章ひとつもねーじゃねぇかよ。
967風と木の名無しさん:2005/08/26(金) 12:57:29 ID:3+WLM08g
>兎受けのテキストサイトでは有名どころ

これでか……、この程度で有名か……orz
兎受けどうこうより、灰男ジャンルの実力のほどが知れるな。
968風と木の名無しさん:2005/08/26(金) 13:08:53 ID:UXu41oJy
はいはい、クマクマ。
969風と木の名無しさん:2005/08/26(金) 15:55:51 ID:MkYbjNYJ
人様の作品を馬鹿にするのもどうかと思うんだけど・・・
って釣り相手かもしれんがとりあえず言っとく。
970風と木の名無しさん:2005/08/26(金) 17:39:57 ID:0LXvHy/P
あたしはこれで十分萌えられるよ!
なんでそんな酷くいうの?
みんなそんなに小説上手なんですか!?

書いてくれてる人ぇ
次はユウラビかティキラビかコムラビがみたいな♪
971風と木の名無しさん:2005/08/26(金) 17:50:40 ID:R0bGUGxC
>>970
いや、そういう問題じゃないんじゃね?
苦手もあるだろ、ていう話だな。
ようは苦手なCpいきなり見せられて、どう対応すればいんだよ、
というのがオレの率直な感想
972風と木の名無しさん:2005/08/26(金) 18:09:09 ID:KDXgxF82
971
こらこら
わざわざハイリンで相手するなよ
スルーしなかったら削除してもらえないでそ
973風と木の名無しさん:2005/08/26(金) 18:33:07 ID:iLmB9vxv
このまえも厨にトンチンカンなレス
さも当然かのようにつけてたオレ女いたな
同一人物のかほり…
974風と木の名無しさん:2005/08/26(金) 19:25:02 ID:V5OjJQPZ
釣りと便乗荒らしはヌルー汁おまいら。
どうせ全部同じ香具師だから
975風と木の名無しさん:2005/08/26(金) 20:12:06 ID:t9sY1t5v
つーかこのss個人サイトから勝手に持ってきたのか?
だったらそいつ最悪じゃねえ?
976風と木の名無しさん:2005/08/26(金) 20:39:24 ID:9w60W9pg
亜連が亜細亜支部でネ申田と同じ呪いを受ければいいな、と
空気を読まずに妄想を置いていくテスト
977風と木の名無しさん:2005/08/26(金) 20:56:46 ID:l61YrSDQ
ポーカーゲーム


 東へと向かう列車の旅の途中。いつものように1等車両の個室を宛てがわれた一行は、交代で見張りの番をしていた。
個室は二部屋に分かれており、奥の部屋ではリナリーたちが眠りについている。
いかさまポーカーで荷物を返した礼として得たトランプでババ抜きをしながら夜の番を務めるアレンとラビの耳に、控え目ながら確かにノックの音がした。
瞬間、視線を交わし合う。
「何か」
 錠がおりていることを確認し、手袋を外した手をドアノブに添えながら短く問う。
視界にアクマの姿はない。けれど、アクマだけが敵ではないのだと、つい先日、知らしめられたばかりだった。
ラビも右手に槌をつかえ、眠るリナリー達を守るように1歩下がる。
「またポーカーしません?」
 聞こえたのは男の声だった。
「……「また」?」
 どこかで聞いたことがあるような、けれど、思い出すことができない。
「お引き取り下さい」
 言葉を発した直後、錠がカチャリと音を立て、勝手に扉が開いた。
「なっ……!」
「お久しぶりです。先日はどうも」
 恭しく、被ったシルクハットを脱帽しながら一礼して見せた男に見覚えは、ない。
「誰さ、あんた」
 警戒を含んだ声で、ラビが問う。
「ひどいなあ、もう忘れちゃったんだ」
 仕方ないかと男は肩をすくめてみせて、机の上に散ったカードを指した。
「トランプ。あげたでしょ?」
 その言葉に驚愕が走る。ポーカーの相手にした時とは、容姿も気配も違いすぎた。
同一人物だとするならば、一度列車を降りた彼が、そのまま走り続けている特急列車に追い付く手段は無い。
そして身に纏う黒い気配が、一度だけ遭遇したノア一族であるロード・キャメロットに酷似していることに気付き、アレンはイノセンスを発動させた。
978風と木の名無しさん:2005/08/26(金) 20:58:35 ID:l61YrSDQ
「負けたままは性に合わなくてね。もう一度、相手してくれないかなあ」
 それとも、自信ない?と、のんびりとした口調で男が挑発する。
あくまでポーカーの続きをしに来たのだと、そう告げる。
「何を賭けるつもりですか」
 本当にただポーカーをしにきたなどとは信じられない。何か目的があるはずだった。
「それが欲しい」
 男が指を向けたのは、ラビだった。
「急な用事ができてしまってね。暫く遠くまで行かなきゃならないんだ。
だから勝負がついてから次の駅までで良いよ。ちょっと貸してくれないかな」
「お断りします」
 ほぼ間違いなく男は伯爵側の人間であり、元帥を殺したかも知れないノアだ。
そんな相手に一時とはいえラビを渡すわけにはいかない。
しかし一刀両断に切り捨てたアレンを制して、ラビが進み出た。
「アレンが勝ったら二度と俺らの前に姿を現さないこと。それがこっちの条件さ」
「ラビ!」
「つれないね」
 再び肩をすくめ、けれどその条件で構わないと男は言った。交渉成立だ。
「……わかりました。ラビ、カードの確認を」
 ジョーカーを入れて53枚のカードを確認したラビが、机の上にカードの束を置く。
「フォールド無しの1回勝負。ワンチェンジまでOK。重ねる条件がないからベットは無しさ」
 コインを弾き、表の出たアレンが先に5枚ずつカードを引く。
続いて手持ちのカードを見る男の表情は、読めない。
勿論、いかさまを仕掛けた自分の手持ちのカードは十分な強さを誇っていたが、ただひとつ、ジョーカーが欠けていた。
相手のカードが読めない。互いにノーチェンジを選択する。久々に味わう緊張感の中
「ショーダウン」
 ラビの声がコンパートメントに響いた。
979風と木の名無しさん:2005/08/26(金) 21:01:45 ID:l61YrSDQ
ティキラビ↑クロスラビ↓投稿します
980風と木の名無しさん:2005/08/26(金) 21:02:33 ID:l61YrSDQ

「元帥〜? げーんすーい?」

 一通り狭い仮住まいの中を調べてみたが、捜す燃えるような紅い髪は見つからない。





So near and yet so far.





「いないぜー? アレン」

「……どこ行っちゃったんだろう……。ティムも連れてっちゃったみたいだし……」


 隣室のアレンに声を掛けると、すっかり消沈した声が届いた。

 アレンとラビがコムイに護衛と言う名の監視を命じられ、やっとクロス=マリアン元帥の居場所を突き止めて任を開始出来たと思った、2日後。

 ご丁寧に自己を感知するゴーレムを引き連れて、元帥は消えた。

 正直、そこまでするか、って言う純粋な驚きしかない。


 さすが、弟子の頭を金槌で殴打するだけの事はある。ひととしてどっかおかしいんだな。うん。
981風と木の名無しさん:2005/08/26(金) 21:03:49 ID:l61YrSDQ


「どうしよう……」

 ラビが勝手に納得していると、部屋を出てきたアレンが青い顔で呟いた。

「? 帰って来るっしょー。こんだけモノも揃ってるんだし」

「……これぜんぶ、師匠が買ったものじゃないんですよ……」

「?」

「ぜんぶ、貰い物なんです。だから師匠、なんの思い入れもないんですよ……」

「……えーと、つまり……?」

 必死にアレンの言葉を整理する。

つまり。



「もう……帰って来ないってこと……?」

「可能性は、それなりに高いです……」

「…………マジ?」

 眩暈がした。また最初から、振り出しだ。
982風と木の名無しさん:2005/08/26(金) 21:04:19 ID:6KBmQbXw
久々に来たら何でこんな荒れてんだ。
早く夏終わんねーかなあ。
983風と木の名無しさん:2005/08/26(金) 21:04:37 ID:l61YrSDQ
「……僕、聞き込みに行ってきます! 誰か出てくトコ見てるかも知れませんし」

 言うなりアレンはずかずかと仮住まいを出ていってしまった。

 アレンも振り出しは 嫌なんだろう。

 ぽつりと室内に残されたラビは、


「じゃーオレはもうちょい詳しく探しますかー」

 呟いて元帥の寝室へと足を運んだ。 




 ベッド、デスク、サイドテーブル、ランプ、カーテン、ロッキングチェア。

 ざっと見ると簡素過ぎるようだが、これらが全て貰い物なら大したものだ。

「まさか家まで貰いモンかぁ?」

 ……だったらどんなイイおねーさんなんだろうな。 ……すげーおばちゃんだったりして?


 ちょっと想像。


984風と木の名無しさん:2005/08/26(金) 21:05:39 ID:l61YrSDQ



「……元帥って趣味悪ィー……」

「お前が言うな」

「!」

 独り言に応答が返って、ラビは飛び上がらんばかりに驚いた。

 慌てて振り向けば、さっきまでいなかったはずの捜し人(と、ティムキャンピービッグサイズ)。


「げ、元帥! どこ行ってたんさ!?」

「地下の貯蔵庫だよ。お前等が来てから食い物の減りが異様でな」

 ぐい、と手にしていたバスケットを突き出され、ラビは唖然とした。

 ……地下まであったんか……。


「……で?」

「へっ?」

 己の見落としの所為でアレンに悪い事をしてしまったとうなだれていたラビに、クロスがバスケットをデスクに乱雑に置いて、唐突に訊いた。

 慌てて視線を上げる。
985風と木の名無しさん:2005/08/26(金) 21:06:32 ID:l61YrSDQ


「どうして、お前は俺の部屋にいるんだ?」

「どうしてって……、    !?」


 あんたを捜しに来たんさ。


 その言葉は、紡げなかった。

 唇が相手のそれで塞がれ、呼気が奪われる。

 あまりにも突然の元帥の行動に、ラビはただ目を丸くして身体を硬直させた。


 煙草の、香りがした。




「っはぁッ    」

 長過ぎるキスから解放されて、ラビがクロスを軽く睨みつけた。

「……なんで」

「そう言う事をしに来たのかと思ってな」

 クロスはくっくっと喉で笑い、ラビは目許に力を込めた。
986風と木の名無しさん:2005/08/26(金) 21:07:26 ID:l61YrSDQ

「オレ、こーゆぅのはされるんじゃなくてする方なんだけど」

「そうか」

「相手もおっさんじゃなくてキレーなおねーさんがいいんだけど」

「そうか」

 納得したような表情をして、クロスは手をラビの顎にかける。

「でも、」

 近過ぎる顔に、居心地悪そうにラビが視線を逃がした。

「よかったろう?」



「…………まぁね」



 素直なラビの返事にクロスは苦笑いを噛み殺す。

 もう片方の手も伸ばして指を滑らせて、ラビの眼帯に触れる。一瞬だけ苦しげに眉間にしわが刻まれ、びくん、とラビの肩が大きく跳ねた。
987風と木の名無しさん:2005/08/26(金) 21:08:05 ID:l61YrSDQ
 こんなガキが。

 こんなに素直で白いガキが。

 世界の裏の黒さを、負う事になるのか。

 この白さの裏に。

 どれほどの深みがあると言うのか。


「元帥、もーいいさ?」

「……あ?」

 呼びかけられて、ようやく我に返った。

 嫌ならいくらでも、手くらい振り払えばいいのに、変わらない体勢でラビが灰色の目をまっすぐに向けていて、クロスの方が妙に落ち着かなくなった。

「オレ、アレン捜しに行かないと」

「あの馬鹿弟子がどうした」

「元帥捜しに行っちゃったんさ〜。アレンてガキだからオレが迎えに行ってやるんさ」

 ……よく言うな、このガキも。

 にへーと無邪気に笑う顔に、クロスも吊られてほんの少しだけ口の端を上げて、どこか他人事のように思った。

 ……この白さの裏を引きずり出す事は、可能だろうか。

 そして、そうしたらこいつは、どうなるだろうか。
988風と木の名無しさん:2005/08/26(金) 21:10:04 ID:l61YrSDQ

 顎から手を離し、「行って来い」と言うと、やはり素直に頷いて、ラビは扉へ駆け出し、部屋を出る直前にクロスへ振り向いた。

「そだ。もーどこにも行くなよな、元帥っ」

「……お前こそ、あの馬鹿弟子と一緒になって迷うなよ」

「オレ・曲がった角の数覚えるから平気さー」

 からかったつもりの言葉に、思いがけず年齢に見合った落ち着いた応答が返って、クロスが軽く驚いた隙に、ラビはマフラーを翻して立ち去って行った。



『どこにも行くな』、か」

 ベッドに腰掛け、クロスは人知れず呟く。

 ……行かねぇよ。

 そう言うお前こそ、……。


 はたりと気付いて、思考を止める。それから、「くくっ……」笑いが込み上げてきた。

 ……このクロス=マリアンともあろう男が、あんな白い兎一匹に?

「……傑作だ」

 もう少しと思ったのに、木乃伊盗りが木乃伊になった気分だ。

 兎が駆けて行った扉を眺め、クロスは口元に壮絶な笑みを乗せた。
989風と木の名無しさん:2005/08/26(金) 21:11:02 ID:l61YrSDQ

 ……面白い。

 それなら、とことんやってやろうじゃねぇか。

 獲物を仕留めるのは難しい方がいい。

 巧くかわしてくれよ。



 それでも最後には、必ず手に入れてやるからな。


fin.

990sage:2005/08/26(金) 21:11:05 ID:dlfNDx8c
・個人サイトのssをコピペするやつはスルー汁
・自作ssを発表したいやつはウプろだ等に上げてからurlを貼ること
スレに直接書くと容量不足でスレの消費が早まる
すると1000逝く前に落ちる
991風と木の名無しさん:2005/08/26(金) 21:12:14 ID:dlfNDx8c
あげちまった…スマソ
992風と木の名無しさん:2005/08/26(金) 21:22:22 ID:dmqL5AnW
次スレいらんね。
993風と木の名無しさん:2005/08/26(金) 21:29:05 ID:5J+Ita58
つか次スレどうするよ
もういらないか?
994風と木の名無しさん:2005/08/26(金) 21:30:27 ID:mDyQT8zc
いらない。
995風と木の名無しさん:2005/08/26(金) 21:47:44 ID:DXjbYJbg
あの変なスレはどうすんの?
996風と木の名無しさん:2005/08/26(金) 21:53:38 ID:mDyQT8zc
>995
削除依頼済み。
997風と木の名無しさん:2005/08/26(金) 21:54:35 ID:OKKMwjML
生め
998風と木の名無しさん:2005/08/26(金) 21:57:27 ID:OKKMwjML
999風と木の名無しさん:2005/08/26(金) 21:58:00 ID:OKKMwjML
埋め
1000風と木の名無しさん:2005/08/26(金) 21:59:02 ID:OKKMwjML
千年伯爵
10011001

        _
       _|〆フ
.      ヽ〆⌒Y⌒ヽ
     /人♂×♂ノ
      ̄  \  /
       ∧_∧ Y ∧_∧
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      ノ/  /   \  ゝ
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