ヤオイ【やおい】(名)
一般的に「やおい」と称されているジャンルとは異なる。
小説家栗本薫が自分自身のホモ小説のことを「ヤオイ」と呼び
他のホモ作品を蔑んでいることから「ヤオイ」は栗本薫のホモ小説のみを
指し示す言葉となった。
なお「やおい」愛好家でありアンチ栗本薫でもある人々は
栗本薫の作品を「ヤオイ」と表現するとき蔑称として使っている。
JUNE【ジュネ】(固・名)
1.雑誌名。
女性向けの少年愛を扱った雑誌として1978年、センセーショナルに創刊された。
最初はJUNだったが洋服メーカーのJUNからクレームが来たためJUNEとなった。
2004年2月25日に発売された小説JUNE DX 4月号以降実質休刊中。
2.ジャンル。当時やおいが同人誌作品を示していたことに対し
商業誌のホモ作品の総称としてJUNEという言葉が使われていたが
現在では耽美系の一部の作品のみを指す言葉となっている。
【ボーイズラブ】(名)
商業誌において、女性向けに作られた恋愛ものの一ジャンルを指す言葉。
男同士の恋愛を主題とし、多くの場合性描写を含む。
草創期には唯一の商業誌であった「JUNE」がそのまま
このジャンルをあらわす言葉として使われていたが、
後進の(株)ビブロスが、新たに「ボーイズラブ」を提示し、
現在こちらの方が定着している。略してボーイズ。
【オリジナルジュネ】(名)
同人誌における男×男を扱ったオリジナル作品のジャンル。
パロディ系を「やおい」と呼ぶことに対して、当時そういった内容を
唯一扱っていた誌名を冠して作られた呼称。
商業作品では「ボーイズラブ」と呼ばれるような軽い内容でもここに分類される。
【攻】(名)
読み:セメ
性交における男役
同性愛用語だとタチ
【受】(名)
読み:ウケ
性交における女役
同性愛用語だとネコ
※「攻める」の反意語は?と訊かれて「守る」と答えたら普通の人、「受ける」と答えたら801にどっぷり浸かってる人。
【性別受】(名)
受のキャラクター性格や言動がとても男性のものと思えないようなものの場合、
肉体的な性別とは別にこう呼ばれる。
蔑称であることも多い。
【やおい穴】(名)
男子の挿入部位をAと認めたくない、あるいはそういう知識が無い
腐女子の受についているらしい疑似的V…?
ティムコとアニャールの間に存在していたり、
感じるとやたら濡れてきたり、
奥まで突くと何かに当たるらしい怪しげなホール。
やおい穴が濡れる際に出てくる謎の液体を「やおい汁」と呼ぶこともある。
【slash】(名)
海外での801的内容な二次創作。
日本では○×●と表記するところを、英語圏では●/○と表記する。
スラッシュでの●/○は、例外もあるが、小説の主役(視点)が●の位置に来るのが基本。
受け攻めの順番とは異なる。
日本のアニメ・コミック等を扱っている場合はyaoiでも通じることがある。
【腐女子】
健全な友情ものを見てもやおいな関係に脳内変換してしまうような
思考回路を持つ女達の自虐的自称。
男同士に限らず、同人的エロ妄想に浸っている人が使用する場合もある。
また、最近では、同人女・オタク女と並び蔑称として用いられる場合もある。
【同人女】
直訳すると同人誌を読むor作る女。
蔑称として使われることも多い。
また、本来、健全・やおい全てを含む呼称だが、やおい属性の同人女の
インパクトが強いためか、同人女=やおい女と認識されることも多い。
風と木の詩【かぜときのうた】(固・名)
この板のデフォルト名無し「風と木の名無しさん」の元ネタとなった漫画作品。
竹宮恵子著。1976年〜1984年、プチフラワー連載。
萩尾望都「ポーの一族」「トーマの心臓」等と並んで初期JUNE世代のバイブル。
【リバ】
「リバーシブル」の略(一部に「リバース」説もあり)。
受攻逆転の意。または受攻どちらもありカポーなども指す。
一つの作品内で受攻どちらもありな場合、特に「同軸リバ」と
称することもある。
【ボブゲ】
「ボーイズラブゲーム」の略→「ボーイズラブ」の項参照。
>>1に補足
やおいの語源は手塚治虫御大説が有力。
但し、発祥の時点ではまだ同性愛的意味合いは全く無かった。
以降、間違い訂正や補足がありましたら宜しくお願い致します。