モララーのビデオ棚 in 801板 3.1

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593463:04/09/10 19:51:40 ID:2cWjtU1N

……熱い。 
 どこか遠くから、歓声が聞こえたような気がした。海のさざめきのように、徐々に大きくなっていく。
 凄まじい熱気の中、歓喜に震える絶叫が、勢いよく流れ込んできた。
『栄/光/へ/の/架/け/橋だぁっ……!』
 世界が反転し、光が弾けた。足の裏から伝わる、確かなマットの感触。
 訳も分からず、両の拳を突き上げていた。腹の底から沸き起こってくる歓びに、声にならない叫び声を上げる。
 途端に、白い輝きが、ざぁっと視界を覆う。あまりの眩しさに目を閉じた。
 真っ白な光の中で、貸間が微笑んでいる。額には、葉で作った冠が載っている。
 声は聞こえないが、繋いだ手の熱さから、喜びが直に伝わってきた。
 辺りを見回すと、大観衆の中、表彰台へ登っている自分がいる。
 側には、笑顔の※田や、顔をクシャクシャにした那賀野もいる。
 みんなの胸には、黄金に輝くメダルが下がっていた。自分の首にも、心地よい重さを感じる。
 ずしりと重い、金色のメダル。
 横にいる貸間が、笑顔で上を示した。
 見上げると、大歓声とフラッシュの嵐が続く中、高々と日の丸が昇っていく。
 ……一番高い位置に、日の丸が。


「……ヒ/ロ?」
 貸間の声に、はっと我に返る。白い光は散り、視界には、何の変哲もない体育館の風景が戻ってくる。
よろけた足に、スポーツバッグが当たった。すぐ目に前には、少し不安そうな貸間がいる。
一瞬、何かがフラッシュバックのように横切った。
「今のは……」
594463:04/09/10 19:53:03 ID:2cWjtU1N
 白昼夢? 途切れていく夢の記憶をたぐり寄せようとしたが、上手くいかない。覚えているのは、とても暖かい夢だったということと、側に※田が、那賀野が、そして貸間がいたということ。
 貸間が指を伸ばし、登美多の頬に触れた。親指の腹で、柔らかく頬を拭う。
「どしたん」
「……?」何のことか解らず、登美多は首を少し傾けた。
「涙」
 微笑みながら、貸間が指を開いて見せた。そこには透明な滴が光っている。
 登美多は一筋だけ流れた涙を手の甲で拭い、貸間に笑い返した。そして、空を見上げる。 
 太陽は最後の煌めきを雲間に残し、ビルの影へと身を落としていく。
 登美多は胸に手を当て、薄れていく暖かさに別れを告げた。
身体の奥深い部分に、微かな切なさを残して、白昼夢の記憶は消え去っていく。
……また、いつか。
 いつの日か、必ず会える光景だと知っていた。何故、と問われても解らない。ただ、確信は胸にあった。
 登美多は貸間に向き直った。
 貸間の突き出した拳に、自分の拳を合わせる。

「タ/ケ、一緒に行こう」

 訪れるべき未来のために。
 そう、世界で一番高い場所へ登るために。

                     <了>
595463:04/09/10 19:56:16 ID:2cWjtU1N
 ____________
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 | | □ STOP.       | |
 | |                | |           ∧_∧ クソ長いっちゅーねん
 | |                | |     ピッ   (・∀・ )
 | |                | |       ◇⊂    ) __
 |   ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  |       ||―┌ ┌ _)_||  |
 |  °°   ∞   ≡ ≡   |       || (_(__)  ||   |
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色々すいませんでした_| ̄|○
596風と木の名無しさん:04/09/10 21:23:11 ID:DoCRsDLo
463姐さん乙でした!
じんわりしましたよ〜。やっぱりこの二人イイ!
597風と木の名無しさん:04/09/10 22:03:28 ID:AUnZd4Ny
463姐さん、とてもステキでした。
598風と木の名無しさん:04/09/10 22:29:21 ID:Te3KHK6w
>463
お待ちしてましたー!たっぷり萌えさせてもらいました。
599風と木の名無しさん:04/09/11 00:01:21 ID:sB11PZb8
>>463
(・∀・)イイネ!!ずっと待ってたかいがありました
※なかなかやるな・・w
600風と木の名無しさん:04/09/11 00:40:52 ID:CBZ/itmQ
                  / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
                    |コミックブンブン読んでなくても大丈夫?
 ____________  \         / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 | __________  |    ̄ ̄ ̄V ̄ ̄|  もう、跡形もないくらい壊してるから。
 | |                | |            \
 | | |> PLAY.       | |              ̄ ̄V ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 | |                | |           ∧_∧ ∧_∧ ∧∧ ドキドキ
 | |                | |     ピッ   (´∀` )(・∀・ )(゚Д゚ )
 | |                | |       ◇⊂    )(    ) |  ヽノ___
 |   ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  |       ||―┌ ┌ _) ┌ ┌ _)⊂UUO__||  |
 |  °°   ∞   ≡ ≡   |       || (_(__)(_(__).      ||  |

 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
コミックブンブンのZロリが科学者と知り合いと知り、禿げしく妄想したSSです。
角煮に投下した13本の一つですが、さらに推敲してお土産に包んで参りました。
とてもアホなお話です。
6011:04/09/11 00:42:12 ID:CBZ/itmQ
夜の街を、マントをひるがえして駆ける姿があった。
怪傑Zロリ。そして、IシシとNシシ。一仕事終えて逃走中だ。

追ってくる者がいないのを確認して、路地裏で一休みした。
「せんせ、うまくいっただね」
「こんなの朝飯前だ。天才に不可能はない。見ろ。」
Zロリが取り出したのは・・・・一枚のズボンだった。
「これが新聞に載ってたKンロン博士の発明品だか〜。」
「速く走れるズボン。まさにいたずらの王者にふさわしい。いたずらの後は逃げ足の速さが肝心だからな。」
「すごいだあ!!今も速いのに、これ以上速くなったら、誰もせんせに追いつけないだよ。」
「力ないから押し倒される前にすばやく逃げないといけないしなぁ」
「なんか言ったか?!まあいい。早速はいてみるとするかあ!!」
ZロリはIシシ・Nシシが見とれているのも気にせずその場でナマ着替えを始めた。
お尻に開いた尻尾穴から、窮屈そうに顔を出した尻尾が ふぁさっ・・・と広がり、着替えは完了した。
「さすがせんせ!!カッコイイだ」
「ホレボレするほどよく似合うだ!!」
自慢の尻尾を一振りし、ビシィッ!!とポーズを決める。
「ふふ、それほどでも・・・あるぜ!!」
6022:04/09/11 00:43:19 ID:CBZ/itmQ
ふと気が付くとこのあたりはいかがわしい店が多い場所のようだった。
あちこちに刺激的なポスターが張ってある。
Zロリはなんだか視線を感じた。Iシシたちが、こっちをじっと見ている。
視線の先は・・・あきらかに変化しているズボンの前だった。
「んん、オホン。なんだか今日のミニZロリ元気がいいなあ。ハハハ・・・コラ!Nシシ、触るな。」
「照れなくていいだよ〜。お年頃なんだから。」
Zロリはちょっとソワソワし出した。
「どうしただせんせ?」
「ト、トイレだ。」

トイレからホっとした顔で出てきたら、まわりは明るくなりはじめていた。
営業を終えた店だろうか。ほとんど下着姿の美人が出てきた。
Zロリはまた体の変化を感じた
6033:04/09/11 00:44:49 ID:CBZ/itmQ
「ト、トイレ・・・」
「まただか?」
「なんかこう、腹ぐあいが・・・・・うん。」
「大丈夫だか〜?・・・せんせ。」

この場所は刺激的すぎると判断し、家路をいそいだ。
しばらく歩くと、ランニングする太モモピチピチ女学生の集団とすれちがった。

「う〜〜ん、輝く汗がいいだねえ。」
「でも視線は揺れる胸だな。」
ニコニコと見ているIシシとNシシ。
「せんせ、そういえばどのくらい速く走れる・・・・」
話しかけようとしてIシシはZロリがいないのに気付いた。
「あれ・・・・・・?」
数分後、息を弾ませたZロリが戻ってきた。

「せんせ、どこいってただか。」
「腹が痛くて・・・・・早く帰って休む。」
「それがいいだよ。今日はちょっとヘンだ。」

その後Zロリはセーラー服の集団を見てはいなくなり、転んだ幼女を見てはいなくなり、
その度に息が荒くなっていった。家路はいっこうに進まなかった。
6044:04/09/11 00:45:56 ID:CBZ/itmQ
夕暮れ時、前方から相撲部と思しき巨漢たちが走ってきた。
Zロリの顔色が明らかに変わった。Nシシたちが見た時はもうどこかへ姿を消していた。

物陰でZロリはまた息を弾ませていた。
「あれで・・・こうなるのか?!どうなってんだミニZロリ!!今日反応しすぎだろ!!
う・・・・・ううっ・・・・うぁ・・ッ・・・・・・・・・・・・・はァ・・・・はァ・・・・」

しょっちゅう消えては疲れてかえってくるZロリを双子は心配した。
「お医者に診てもらわなくていいだか?」
「医者は嫌いだ。休めば治る。急いで帰ろう!!」

家に着いた頃はすっかり暗くなっていた。徹夜仕事で疲れたのか、IシシとNシシは寝てしまった。
ふと見ると、Nシシの布団がズレておヘソが見えている。
「おなかを出して寝るとピーピーになるぞ。」
やさしく布団を直そうとした瞬間、それは訪れた。
(なに?!バカ!ミニZロリ!!Nシシだぞ。なに考えてるんだ!!)
「・・・・う・・・・うん・・・・・っっ・・・」
なぜだか、こういう時にめくるめく快感がZロリを包み込んでいく・・・・・
(まさか・・・おれさまって・・・かわいいお嫁さんをもらうと言いながら実はソッチだったのか?
いやいや、・・・お、落ち着け。鏡・・・・・・!!そうだ鏡を見て落ち着くんだ。)
6055:04/09/11 00:47:04 ID:CBZ/itmQ
鏡に姿を映すと、かえってさらに激しい快感の波が押し寄せ頭がクラクラしてきた。
(待て待て!!そりゃおれさまは確かに男前だ!!だからってこ、これは・・・・いくらなんでも・・・・ダ・・・ダメ・・だって・・・)
熱い部分に指が吸い寄せられ、まるで淫魔に操られている別の生き物のように動いた。
(い・・・・いや・・・・ダ・・・こ・・・・・こんなの・・・・・イヤ・・・・・ダ・・・・・・・っく・・・・・んぁ・・・っ・・・・ぁ・・・・)
得体の知れない何かが必死に抗うZロリを無理矢理高みへ押し上げていく・・・。
(・・・・・く・・・・ゥ・んッッ!!・・・・んぅぅぅぅぅぅ〜〜〜〜・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・)

頭の中が真っ白になった心地よい放心状態の後、我にかえったZロリは、
すさまじい自己嫌悪に襲われ最低の気分になった。
「はぁっ・・・・・はぁっ・・・・・自分を・・・・・自分をオカズにしてしまった・・・・・」
すっかり意気消沈してしまったが・・・・・少し冷静にはなった。
おかしい!!絶対おかしいぞ!いくらおれさまがお年頃でも限度ってもんがあるだろう!!
6066:04/09/11 00:48:03 ID:CBZ/itmQ
でも考えがまとまらない。眠くてしかたがないのだ。
無理もなかった。今日はミニZロリの暴走で、何度も限界を超えているのだから。
寝る前にズボンを脱ごうとしたが、体の一部のようにフィットして脱げない。
特に不快でもなく、眠気に勝てなかったのでそのまま寝ることにした。
だが・・・・・休息することは許されなかった。

(どうなってんだ?!うっ、また・・・・・・・・・な・・なぜ・・・ダ・・・・う・・・・・あぁ・・・・・・くぅぅ・・・・・・)

その夜、何度も何度も訪れる溺れるような快感に眠りを妨げられた。
幾度も幾度も昇りつめては堕ちていく。触れなくてもあふれてしまう・・・もう、どうすることもできない。
体力も限界に近く身動きもままならない。何かに弄ばれているのか。
血の気が引くのを感じた。自分の体に何が起こっているのか、理解できない不安と恐怖。
だが、こんなこと、誰に相談できるというのだ。

(た・・・・・助け・・・て・・・・・・ママ・・・!!)
6077:04/09/11 00:49:02 ID:CBZ/itmQ
眠れない一夜を過ごしたZロリの所へ、IシシとNシシが朝のあいさつに来た。

「せんせ、おはようございます!!」
「んっ・・・ああ。」
「せんせどうしただ?肩で息して」「汗びっしょりだし なんだかやつれてるだよ」
「な・・・なんでもな・・・・・・・・・んくぅっ・・・・・・・」
「わっ!倒れた!!せんせ!!せんせ!!」「大変だ!ケイレンしてるだよ!!」
「どうするだ??」「・・・・やっぱ、あそこしかないだな。」

どうしたらいいか困った二人はZロリをKンロン博士の所に運び込んだ。
博士はZロリのズボンを一目みてすべてを察するのだった。


ボンヤリした視界の隅にいたKンロン博士が近寄ってきた。
「起きたか。困ったヤツじゃな。試作品を勝手に持ち出しおって。まだ機能が暴走したり、
脱げなくなるというトラブルが起こっとる・・・・ところで、お前、コレと間違えたんじゃろ」
博士の手には、Zロリが穿いているのと微妙にちがうズボンがにぎられていた。
「・・・・ひょっとして、それ、速く走れるズボン?!じゃ、おれさまが穿いてる・・・こ、これは・・・?」
「それは・・・・・・・一定時間ごとに快感を起こし、写生を促すズボンじゃ!!」(科学者なのでズバリ言う。)
ソレを聞いてZロリは真っ赤になった。
「・・・・・・・なっ?!なんてモン作ってんだ このエロジジイ!!脱げないんならこんなもん破ってやる!!」
「黙れバカモノ!!それは研究のために優秀な頭脳やすぐれた技能の持ち主の精液を採取したり
不妊やEDの治療に使うもんじゃ!!破ったりしたら承知せんぞ!!」
「え〜〜〜〜〜!!!」
608ラスト:04/09/11 00:50:10 ID:CBZ/itmQ
「いたずらにはおしおきが必要じゃな。そのズボン、しばらく穿いておれ!!」
博士はこころなしかうれしそうに言った。
「・・・・・たのむ・・・・・もう・・・・勘弁してくれ・・・・」
半泣き状態のZロリ。博士はその震える体を愛しげになでて少し考えた。
そうじゃな〜〜。勘弁してくれ、じゃないのう。」
「・・・・・・・え?!」
「許して、お願い・・・・・と、こうじゃな。こう言ってみろ」
「なっ、なにィ?!」
「カワユ〜〜クな。そうじゃな・・・指を軽く噛んでな、こう、上目使いでな」
「んっ、んなコトできるかあっっ!!」
「ホレホレそう言ってるうちに、・・・またキタようじゃな。」
「あぁっ!!・・・・・ぅ・・・・うぅんっ・・・・ゆ・・・許し・・・・おっ・・・お願・・・ぃ・・・・・・・」
恍惚の表情をうかべるZロリに博士はすっかりご満悦だ。
「んん〜〜、すがるような潤んだ瞳がナカナカじゃの〜〜。ははは。」
609風と木の名無しさん:04/09/11 00:53:26 ID:CBZ/itmQ
 | __________  |
 | |                | |
 | | □ STOP.       | |
 | |                | |           ∧_∧ アホですな。
 | |                | |     ピッ   (・∀・ )
 | |                | |       ◇⊂    ) __
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 |  °°   ∞   ≡ ≡   |       || (_(__)  ||   |
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
おそまつさまでした。
610風と木の名無しさん:04/09/11 02:07:29 ID:/gLabqZa
GJ!!
Zロリぷりてー!!!
611風と木の名無しさん:04/09/11 13:40:49 ID:UH4Gac+F
スレ違いですみません。
宛ね五倫ピックスレってどこ行っちゃったんですか。
どうか教えてください。ほんとすみません。
612風と木の名無しさん:04/09/11 13:46:55 ID:YXxOOxDs
>>611
スポーシ検索して下さい。
613612:04/09/11 13:51:36 ID:YXxOOxDs
ごめんなさい意味不明かも
正しくは
>611
スポーシで検索して下さい。シでっせ。シ。
614風と木の名無しさん:04/09/11 13:55:42 ID:ei7mpiiU
あんま簡単に教えちゃうのもどうかと・・・
しかもそれじゃ検索できないような
615風と木の名無しさん:04/09/11 14:05:46 ID:UH4Gac+F
>>613
ありがとうございました。
無事見つかりました。
>>614
お騒がせして申し訳ありませんでした。
今度から気をつけます。
616風と木の名無しさん:04/09/11 20:10:14 ID:77fgQ4qD
   |__[][][][]/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
   | ̄ ̄ ̄|   板の案内、スレのお探し情報満載
   |[][][]_|  801板の案内・スレ立て相談所 2
   | ̄ ̄ ̄|  http://pie.bbspink.com/test/read.cgi/801/1093796474/
   |[][][][] \______  __________________
   | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ||  |      |/
    |[][][][][][][]//||  |  ∧_∧
   | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ||  | ( ・∀・ ) CMノジカンデス
   |[][][][][][][][]_|| / (    つ
    ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄    | | | 
                    (__)_)




617風と木の名無しさん:04/09/11 22:33:54 ID:fU5UOX/t
>>609
乙。
コンロン博士、いい味でてるなあ。
618風と木の名無しさん:04/09/12 23:40:36 ID:OfTySqn3
                    / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
                    |  一 発 芸 だ よ モ ナ‥‥。
 ____________  \         / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 | __________  |    ̄ ̄ ̄V ̄ ̄|  楽しんでもらえるといいね。
 | |                | |            \
 | | |> PLAY.       | |              ̄ ̄V ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 | |                | |           ∧_∧ ∧_∧ ∧∧ ドキドキ
 | |                | |     ピッ   (´∀` )(・∀・ )(゚Д゚ )
 | |                | |       ◇⊂    )(    ) |  ヽノ___
 |   ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  |       ||―┌ ┌ _) ┌ ┌ _)⊂UUO__||  |
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 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
少女まんがスレ、主従スレにはネタレスが無いのでこちらへ。
「点上の合い 痴情の鯉」の世界に2ちゃんがあったら。
619風と木の名無しさん:04/09/12 23:42:20 ID:OfTySqn3
【メルク】元総長と司祭が密会!?【美形】
1 :ウィーンの森の名無しさん :78/10/29 22:53
なんかサラエボで会ってたらしいです。
あのふたり付き合ってたの?

2 :ウィーンの森の名無しさん :78/10/29 22:54
カドリールで華麗に2げっと

3 :ウィーンの森の名無しさん :78/10/29 23:03
元総長はわかるけど司祭が誰だかわかんね('A`)

4 :ウィーンの森の名無しさん :78/10/29 23:10
フェ…司祭でしょ。頬に傷のある。
あの人司祭やめたんだってね。今、消息不明らすい。
出世できそうだったのにもったいない。

5 :ウィーンの森の名無しさん :78/10/29 23:31
司祭とつきあってたのはホ修練長だろ。
ホがあぼーんしたのは・・のせいって話はさすがにガセだと思うが。
620風と木の名無しさん:04/09/12 23:44:40 ID:OfTySqn3
6 :ウィーンの森の名無しさん :78/10/29 23:37
>>5 それマジネタだよ >ホがあぼーんしたのは・・のせい
確か前にも行方不明になったことあるよね。そん時はバルカンにいたらしいけど。
はっ、もしかしてバルカンで元総長と同棲うあqwせdrftgyふじこlp;

7 :ウィーンの森の名無しさん :78/10/29 23:39
私が聞いた話では、以前バルカンにいた時は
大怪我をしていたので誰かと同棲するような
余裕は無かった筈だ。

8 :ウィーンの森の名無しさん :78/10/29 23:45
>私が (・∀・)ニヤニヤ えらい人ですか?
貴族は2ちゃんにパピコ禁止って勅令出たんじゃねーの?

9 :ウィーンの森の名無しさん :78/10/29 23:52
漏れの親戚が宮廷勤めしててそいつに聞いた
けど最近宮廷付き司祭をやめたのは事実。で
もサラエヴォには行ってないよ。ずっとウィ
ーンにいて住み込みで働いてたってさ。

10:ウィーンの森の名無しさん :78/10/29 23:56

 ル ド ル フ 必 死 だ な (w
621風と木の名無しさん:04/09/12 23:46:20 ID:OfTySqn3
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 | | □ STOP.       | |
 | |                | |           ∧_∧ みじかいビデオだった
 | |                | |     ピッ   (・∀・ )
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 |   ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  |       ||―┌ ┌ _)_||  |
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 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
622風と木の名無しさん:04/09/13 00:49:58 ID:q2fAvqAs

                    / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
                    |  最近のゲ仁ソ投下に便乗して。
 ____________  \         / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 | __________  |    ̄ ̄ ̄V ̄ ̄|  倫敦ブーシです。
 | |                | |            \
 | | |> PLAY.       | |              ̄ ̄V ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 | |                | |           ∧_∧ ∧_∧ ∧∧ 一応金赤なヨカーン
 | |                | |     ピッ   (´∀` )(・∀・ )(゚Д゚ )
 | |                | |       ◇⊂    )(    ) |  ヽノ___
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6231:04/09/13 00:51:44 ID:q2fAvqAs
 もうずっと前。今から十年も前に、誓った言葉がひとつある。

 不機嫌を顔一杯に貼り付けてそっぽを向いた俺の周りを、さっきから窺うような
素振りで厚がうろうろとしている。
 今終わったばかりの収録で、その場の勢いで厚が俺の秘密を暴露してくれて、
それはそれは俺的には大変な事態になった。まぁ、よぉあるって言えばよぉある話。
職業柄、しゃーない事でもある。厚ばっかりが悪い訳でもない。
 そうは思っているものの、いやいややっぱりキッカケは厚やってんから、なんて
自分に言い聞かせて不機嫌を貫いてみる。
 俺が厚の優位に立てんのは、こんな時だけやから。
 ちらちらとこっちに視線を送っている厚が何を考えてんのか、大体は予想がつく。
声かけるかかけへんか

って迷ってるんやろう。いつもならどっちからともなく歩み寄って仲直りをする。
それが今日出来へんのは、ひとえに俺が拒んでるから。
 阿呆やなって自分でも分かってる。
 こんなやり方で、厚の気持ちを確認するみたいな真似して、ホンマに格好悪い。
 分かってるけどやめられへんのは、多分自信がないんやろう。
 ずっと前に誓った言葉。守れているとは思えない。
 イラっとしかけて、無意識に手が煙草を探した。数分前に吸ったのが最後の一本やったと
気付いて、舌打ちする。
 上手い事いかへん時なんて、連鎖するもんや。かの井ノ樹先生も言うてはったっけ……。
 ぼんやりとそんな事を考えていたら、背中にぽふっと重みが乗った。
「……厚?」
「…………」
 返事はなくて、首を捻ると厚の茶色い髪が俺の右肩に乗っているのだけが見えた。
額を肩に置いて、厚は何も言わずに、抱きつくでもなくそうしている。
 あぁ、やっぱり俺は阿呆やな。
 自虐でもなくそう思った。
6242:04/09/13 00:54:55 ID:q2fAvqAs
 普段冷徹なキャラで売ってるけど、厚は結構小心者で、今かって俺と喋られへんのが
気まずくて、でもやっぱり声をかける勇気はなかったんやろう。
 あぁ、俺はホンマに阿呆やな。こうでもしないと、厚に俺が必要かが分からへんねんから。
「……厚」
 言いながら、茶色い髪を左手でぎこちなくくしゃくしゃにした。
 ようやく顔を上げた厚はほっとしたみたいに俺を見る。
「寮君、ごめんなさい。」
「あれはしゃーないよ。厚だけが悪いんちゃうわ。……俺も態度悪かったやろ、ごめんな」
「ううん、俺も本当にごめん。」
 画面の中では見られない素直さで、厚はそう言った。
 こうなれば仲直りは簡単で、もう数十分後にはいつも通りの俺らに戻ってる筈や。
 俺らの喧嘩はいつだって、仲直りするのを前提に行われているから。
 それでも反省はする。
 こんな時でもないと優位に立てない自分に。
 守れていない約束を、それでも放棄する事の出来ない自分に。
「なぁ、あっちゃん」
「ん?」
「ごめんな」
 説明出来ずにそれだけ告げると、厚は一瞬きょとんとしてから「何謝ってんの?」と
笑いながら言った。
 唐突に口にした謝罪の真意は、多分厚には伝わってへんのやろうけど、それを受け止めて
笑ってくれたこの相方を大切やって思ってる気持ちは本物やねんけど。

 もうずっと前。今から十年も前に誓った言葉がひとつある。
 『厚の面倒は僕がみます。』
 こいつを笑わせるんも、泣かせるんも、全部俺でありたいやなんて我侭をずっと持ってしまってるんよ。
 でも絶対に大切にするから。それだけは守るから。
 言葉には出さない気持ちが指先から伝わればいいと願って、俺はもう一回厚の髪をくしゃっとかきまぜた。
625風と木の名無しさん:04/09/13 00:55:23 ID:q2fAvqAs
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626風と木の名無しさん:04/09/13 12:22:48 ID:4sS+UCnQ
>>622
姐さんGJ!!
2/7/h以降倫敦長靴好きになってたから萌えました。
627風と木の名無しさん:04/09/13 16:40:27 ID:ssMaM4eY
>>622
倫敦靴でしかも金赤で、十分に萌えさせていただきました!
628風と木の名無しさん:04/09/14 01:09:20 ID:hIyWyd0r
>618
懐かしい
629風と木の名無しさん:04/09/14 11:49:30 ID:m/k9xTp5
                    / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
                    | >>550の前段階です。
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 | __________  |    ̄ ̄ ̄V ̄ ̄|  アニメAパート穴埋め妄想。
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 | | |> PLAY.       | |              ̄ ̄V ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
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眠り姫Z相手に一人相撲のG。
これも角煮投下後推敲モノですが、二人の出会いもあった方がいいかな〜と。
お土産に・・・
6301:04/09/14 11:50:38 ID:m/k9xTp5
 1メートル先も見えないほどの猛吹雪の中、次の町に車を走らせていると、不自然に盛り上がった雪の塊が道をふさいでいた。

(危なかったな。こう吹雪が激しくては、うっかり見逃して乗り上げてしまうところだった。)
車を降りて塊に近付き驚いた。端から衣服のようなものがのぞいている。
(・・・・・・行き倒れか・・・・・・?!)
すばやく雪を払うと、三人の姿が現れた。まだ子供らしいのが二人。完全に凍っている。
そして男が一人。雪山を越えるとは思えない軽装だ。無茶にもほどがある。
男はわずかだが、まだ息があった。完全に凍った子供たちの方は急激に凍ったのなら蘇生できる望みはある。
冷凍睡眠と同じ状態だからだ。体が小さいのが幸いしたらしい。
男の方は命が危ない。一刻の猶予もならなかった。

 Gオンは子供二人をすばやく荷台へ積み込み、その旅人を抱え上げると座席に戻った。
シートを倒して寝かせ、濡れた服にこれ以上体温を奪われないよう、全て脱がせ、毛布でくるんでマッサージした。
(氷みたいに冷えてる。・・・体力もなさそうな細い体だな・・・なんであんな無茶な旅をしてるんだ。)
気付けが必要なのを感じ、ブランデーを取り出すと旅人に飲ませようとした。
だが、凍えて気を失った旅人は歯を固く食いしばっていて、受け付けようとしない。
Gオンは少し考えた末、ブランデーを口に含み、唇を重ねた。気管に入らないよう、
相手の喉が鳴るのを確かめながら、少しずつ、少しずつ流し込む。

 ブランデーで少し血の気が戻ってきた旅人はゾクッとするほどなまめかしかった。
Gオンはまるで誘われるように自分の体を旅人に重ねて、冷たい体を抱きしめた。
次の町までどのくらいあるのかわからない。ここである程度回復させなければ、途中で命を落とすリスクは大きい。
体を暖めるために、即効性のあるものを、もう一つ思い出し、実行するのにためらいはなかった。
なぜだかわからないが、この旅人と出会ったことに運命みたいなものを感じたのだ。
・・・・・・早い話が、一目惚れというのか。相手に意識がないのが残念だが、自分の好きなようにできるという利点はある。
Gオンはもう一度唇を重ねた。・・・・・・こんどはブランデーを流し込むためではない。
6312:04/09/14 11:54:53 ID:m/k9xTp5
 そして・・・Gオンの手技と舌技により、旅人の体は徐々に熱を取り戻していく。同時にGオンも自らのものが熱くなるのを感じた。
旅人の手をとり、自分のものに当てがい、上下に擦り続けた。息が荒くなる。旅人の息も乱れている。
十分に硬くなった頃、指で入り口を慣らした。旅人の体がわずかに反応したが、まだ目覚めるには至らなかった。
・・・・・・Gオンは旅人のものを手で愛撫しながら、ゆっくりと腰を動かした。
乱暴にすると起こしてしまいそうで。・・・いや、起きたほうがいいのか?
もし、今起きたら・・・彼はどんな反応をするんだろう・・・
旅人の うなされているような、それでいて切なげな甘い声を聞きながら考えているうちに、白い液体が手を濡らした。
同時に、瞬間的に硬直した旅人に締め付けられる心地よさにGオンは一声低くうなると、旅人の中に精を放った。
 
すべてが終わったが、旅人はまだ目を覚まさなかった。Gオンは再び全速力で車を走らせた。
先ほどまでの猛吹雪がうそのように晴れ、暖かすぎるほどの天気となった頃、町が見えてきた。
「どうやら町についたよ。眠り姫クン。」

 医者を探したが、この町の病院はみな満杯だった。
「この異常気象で、熱中症の患者さんが多いんです。」
寒さで具合が悪いと説明すると不思議そうな顔をされる始末だ。
途方にくれていると、一人の医師が紹介状を書くことを申し出てくれた。
「大統領の官邸?」
「この小さな国で、病院並みに設備が整っているのはそこだけです。」
(なんだかえらいことになったな・・・)
行きずりの旅人を助けて、小さいとは言え、国の大統領の世話になるとは。
大統領はGオンたちを歓待してくれた。ただ、裸の旅人を毛布でくるんでいるのには驚いた様子だった。
「・・・お連れの人は・・・その、服は着ていらっしゃらないので?」
「ああ・・・吹雪で濡れてしまって。」
「それでは寝巻きをお貸ししましょう。」

 メイドが旅人に寝巻きを着せようとしたが、Gオンはその寝巻きを受け取り、自分が着せると申し出た。
この旅人の体には他の誰にも触れさせたくないような気持ちになっていた。
6323:04/09/14 11:55:57 ID:m/k9xTp5
 大統領たちも眠り続ける旅人が気になるのか何度も部屋に入って来てはそばで様子を見守っていた。
本当はもっと二人きりでいたいのに。・・・そんな気持ちを周囲の者たちには知られたくないので
Gオンは一人だけ距離を置いて椅子にかけ、コーヒーを飲みながら眠り姫の目覚めを待つことにした。

 数十分後、旅人は何かを追い求めるようにうなされ始めた。
「ママーーッ・・・・・!!」
叫びながら跳ね起きた彼は、自分の置かれた状況の説明を大統領から受けている。
Gオンは背中ごしに聞こえる思ったより元気そうな旅人の声にほっとした。
彼が近付いてくる。
「おかげで命拾いしたぜ。Gオン博士」
感謝の気持ちでいっぱいの声。初対面なのになんのためらいもなく握手を求めてくる。
邪気のない目がまっすぐにこちらを見ているのを痛いほどに感じてなんだか切なくなった。
(・・・眠っている間に、体に何かされたかもしれないなど、微塵も考えないのか。
旅をしていると、いろいろな経験をしただろうに、人を疑うことを知らないのか?)
Gオンは意識のない彼の体を好きにした自分が急に恥ずかしくなった。今この手を握り返すことはできない。

「悪いが握手はしない主義だ。トイレに行って手を洗わないヤツも多いからね。」

・・・・・・ああ・・・なぜこんなことを言ってしまうんだ。気持ちとは反対の態度をとってしまう。
まともに彼の顔が見れない。この場をはやく離れなければ。Gオンは散歩と口実をつけ、しばらく一人になることにした。
だが、彼をいとおしいと思う気持ちには逆らえず、後ろ手に小さなバラを一輪投げた。
633風と木の名無しさん:04/09/14 11:58:24 ID:m/k9xTp5
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おそまつさまでした。
634風と木の名無しさん:04/09/14 21:21:34 ID:jX47dYOh
亀レスですが>>463姐さん禿萌えです(;´Д`)
635風と木の名無しさん:04/09/15 00:26:25 ID:IAbeWI3k
ワシも便乗亀レススマソ
萌えすぎで氏にそうでつが、何か(*´Д`)>>510-513
636風と木の名無しさん:04/09/15 00:39:33 ID:FD32CV4F
>>629姐さんありがとう!
ガオゾロ萌え〜!
そうか、あの時握手しなかったのはそんな意味が…
グッジョブ!
637風と木の名無しさん:04/09/15 01:03:53 ID:4sVk6kjy

                    / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
                    |  >>497の続きみたい。っつーことは100-1パロ?
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638谷&丘1:04/09/15 01:04:40 ID:4sVk6kjy
「お前、何泣いとん?」
いきなり声がして、ふっと目を開けると相方の不思議そうな顔が覗いていた。
谷部は低く唸って目を瞬せると、やっと状況をつかんだ。
体を起こして溜息をつく。
「勝手に人の楽屋はいってくるなって何度も…」
いい終わらないうちに丘村の指が谷部の左目あたりをかすると
「お前、泣きながら寝とったで」
つぶやきが聞こえた。
丘村はちょこんと谷部の隣に座ると心配そうに見上げてきた。
「なんか疲れてるのかいな。夢?変な夢でもみたか?」
「…知らんがな!っていうか勝手に楽屋に来なさんなって、注意したでしょうが」
「寝ながら泣くっておまえ…」
「本当に俺泣いてたん?」
「泣いとったよ。びっくりした。目、閉じたままポロポロ〜ってな」
丘村は心配しているのか、面白がっているのかよくわからない調子で身ぶり手ぶりで話している。
「あかんやん、俺…。疲れとるのかな」
「せやな。ちょっと、疲れたまっとるのかも知れんな」
そう言ったきり、丘村は黙って下をむいて、畳の目をおったままじっと座り込んだままだった。
谷部はひっそりとなった丘村の横顔を盗み見る。
おまえこそ、疲れたまってるで。
初めてあった頃より、鋭角になった顎。頬の肉が薄くなって、儚い印象にもみえる。
時々曇ってしまう、相方の瞳が気にかかる頃もあった。
そんな谷部の視線に気づいたのか、よっ、と小さい声をあげて、立ち上がると
「本番までもうちょっと時間あるし、寝ときぃや」
と呟いて、丘村は楽屋を出ていった。
639谷&丘2:04/09/15 01:05:06 ID:4sVk6kjy
またや。
谷部は自身の目をこすると、指についた雫をまじまじとみつめた。
また泣きながら寝とったんか、俺は…。
ロケバスの中。他のみんなは車外にでていってしまっていた。
夢?思い出せない。
なんで泣いてんねやろ?
かなしいこと。そんなんは数え出したらきりがない。
覚えてないんやから泣けるはずはない。
俺、悲しいんか?
毎日仕事忙しくて、ベタやけど充実してるし。
なんで悲しいことなんてあるか?
丘村ともこうやってコンビで今までうまいことやってこれてる。
アイツといれれば嬉しいし、どんだけ楽しいこともできる。
窓の外で真っ白な日射しの中、照れたように皆と笑いあう相方のヘタな笑顔が目にはいった。
こっちには全く気づいていないようだ。

なんや、これ?
なんで丘村をみると。
なんで?
かなしい。
わからん。アイツをみるとかなしいのか?俺。

谷部は自分でもわからない息苦しさの中、惚けたように窓を見続けていた。
無意識にひっかいた親指の爪の甘皮がヒリヒリと痛かった。

アイツをこの世界に引っぱりこんだのは俺。
無理して笑う。笑顔。
アイツは「ええよ」って返事してん。
おまえはそういって笑ったやないか。今とは違う笑顔で。
640谷&丘3:04/09/15 01:07:55 ID:4sVk6kjy
長い打ち合わせが終わる。灰皿に溜まったタバコの本数にうんざりしながら
部屋をでると、谷部は自動販売機の缶コーヒーのボタンを押した。
ガタンと音が響く。
ふと、横を向くと、廊下の先を見なれた背中が通り過ぎた。
コーヒーを取るのも忘れて、追いかけた。
背中が近付く。一瞬なんて声をかけたらいいか迷って、肩を掴んだ。
ビクっと震えて、振り向く。丘村はテレビの中とは違った顔で神経質そうに瞬きした。
谷部の顔を確認すると、ふと頬の力を抜いた。
オフが続いたので顔をあわせるのは3日ぶりだった。
「何しとん?」
息せき切った谷部に驚き、丘村は照れたように低い声で聞いてきた。
「打ち合わせやん。そっちも?」
「そうやけど…。え?お前なんのに出とったん?」
道すがら説明しながら出口に向かった。

マネージャーの車で局に来ていたので谷部が電話をいれようとすると、
「俺、送っていこうか?」
と丘村から珍しい申し出があがった。
「おう。頼みます」
谷部は驚きつつ、車に乗り込んだ。
久しぶりに乗る車内。俺の知らん音楽が流れとる。
641谷&丘4:04/09/15 01:08:24 ID:4sVk6kjy
「お前、さっき息きらして走ってきて、人の肩掴むからな。びっくりして」
丘村は前をみたままボソボソ喋る。
「…そうやな。でも声かけへんのも変やろ」
「まあ。そうやけども…」
「なんかな、気がついたら走っててな…。わからん」
丘村の返事は、おお、とも、ああ、ともいうようなそっけないものだった。
これといって会話もなく、谷部は窓を滑る流線の光を見つめ続けた。
深夜に程近い時間。人もまばらだ。
「なんか久しぶりに人間と喋ったー思って」
丘村がポツリと呟く。ビルの緑色の光が頬に反射する。
「なんや、お前、また家から出てなかったんかいな」
「またまたやで。一歩もでんかったもん。久しぶりに今日、日本語話したわ」
きっついで、ほんま…。丘村の低い声がこぼれる。
「窓開けていいか?」谷部は確認してボタンを押した。
冷たい風が前髪をなぶる。
何故だかまた爪の先が痛んだ。時々こぼれる丘村の弱音。
風に乗せて吹き消してしまいたかった。
黙ってしまった隣をみて、「寝とき」と丘村が呟く。
谷部は頷いて目を閉じた。
642谷&丘5
匂いに目が覚めた。そっと目を開けると、ハンドルに肩を預けて煙草を吸う横顔がみえた。
「着いたで」
たぶん、もうずっと前に到着していたのだろう。
「起こしたらええやん」
そういって谷部が目を擦ると、また涙の気配がした。
みられた、な…。
こう何回も見られると流石にバツが悪い。
なんやろ、ほんま、おかしなってきとるんかな。
「ちょっと、話そか…」
丘村はそういって煙草を揉み消した。
「話すって何を」
谷部はなんだか胸の奥がザワついた。
相手が気をつかっているという空気が余計に苛立ちを加速させる。
お前に、いわれたない。おまえに…。
いや、何をいってるんや俺は?
「話すんだったら車降りようや」
そういって谷部は丘村の腕を掴むと、引っ張るように歩き出した。
丘村は何か思う所があるのか、静かについてきた。
自宅の玄関のドアを閉めると、谷部はやっと丘村の腕を離した。
谷部は丘村のつむじをじっと見つめて言葉を探した。
ここで何も言わない相方も卑怯だと思った。
言葉よりも先に手が動く。谷部は丘村の指に自身の指を絡ませるように握りこんだ。
ビクリを震える肩を眺めて。
おもろないな、自分。
肩を引き寄せて、体ごと抱き込んだ。