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風と木の名無しさん:04/06/05 14:00 ID:Gldleadd
1.ノンジャンルのネタ発表の場です
書き込むネタはノンジャンル。
スレ違い/板違い/鯖違い/メディア違い問わず、ネタであれば何でもあり。
たとえばこんなときにどうぞ。
どこに投稿すればいいのかわからない‥‥
・ネタを作ってはみたが投稿すべき既存のスレが無い。
・投稿すべきスレがあるのかもしれないけど、よくわかんない。
・クロスオーバーのつもりなのだが各スレ住人にウザがられた。
・みんなの反応を見たうえでスレ立てるべきかどうか判断したい。
投稿すべきスレはあるが‥‥
・キャラの設定を間違えて作ったので本スレに貼れない。
・種々の理由で、投稿すると本スレが荒れそう。
・本スレに貼る前にあらかじめ他人の反応を知って推敲したい。
・本スレは終了した。でも続編を自分で立てる気がない。
ヘタレなので‥‥
・我ながらつまらないネタなので貼るのが躊躇われる。
・作り出してはみたものの途中で挫折した。誰か続きおながい!
迷ったときはこのスレに投稿してね。
ただ、本来投稿すべきと思うスレがある場合は
それがどのスレで(ヒントで充分)、しかしなぜこのスレに貼ったのか、
という簡単なコメントがあるとよい。無いとカオスすぎるからね。
それと、ナマモノネタには伏せ字か当て字を推奨。
2.ネタ以外の書き込みは厳禁!
つまりこのスレの書き込みは全てがネタ。
ストーリーAAであろうが一発ネタであろうが
一見退屈な感想レスに見えようが
コピペの練習・煽り・議論レスに見えようが、
それらは全てネタ。
ネタにマジレスはカコワルイぞ。
そしてネタ提供者にはできるだけ感謝しよう。
/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
| ネタの体裁をとっていないラッシュフィルムは
| いずれ僕が編集して1本のネタにするかもね!
\ | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄V ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ | | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
| | [][] PAUSE
∧_∧ | |
┌┬―( ・∀・ )┐ ピッ | |
| |,, ( つ◇ | |
| ||―(_ ┐┐―|| |  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ |
| || (__)_), || | °° ∞ ≡ ≡ |
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
3.ネタはネタ用テンプレで囲うのがベター。
別に義務ではないけどね。
とりあえず用意したテンプレ。
/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
| モララーのビデオを見るモナ‥‥。
____________ \ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
| __________ |  ̄ ̄ ̄V ̄ ̄| きっと楽しんでもらえるよ。
| | | | \
| | |> PLAY. | |  ̄ ̄V ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
| | | | ∧_∧ ∧_∧ ∧∧ ドキドキ
| | | | ピッ (´∀` )(・∀・ )(゚Д゚ )
| | | | ◇⊂ )( ) | ヽノ___
|  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ | ||―┌ ┌ _) ┌ ┌ _)⊂UUO__|| |
| °° ∞ ≡ ≡ | || (_(__)(_(__). || |
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
____________
| __________ |
| | | |
| | □ STOP. | |
| | | | ∧_∧ ヒトリデコソーリミルヨ
| | | | ピッ (・∀・ )
| | | | ◇⊂ ) __
|  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ | ||―┌ ┌ _)_|| |
| °° ∞ ≡ ≡ | || (_(__) || |
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
| 僕のコレクションに含まれてるのは、ざっと挙げただけでも
|
| ・映画、Vシネマ、OVA、エロビデオとかの一般向けビデオ
| ・僕が録画した(またはリアルタイムな)TV放送
| ・裏モノ、盗撮などのおおっぴらに公開できない映像
| ・個人が撮影した退屈な記録映像、単なるメモ
| ・紙メディアからスキャニングによって電子化された画像
| ・煽りや荒らしコピペのサンプル映像
| ・意味不明、出所不明な映像の切れ端
\___ _____________________
|/
∧_∧
_ ( ・∀・ )
|l8|と つ◎
 ̄ | | |
(__)_)
|\
/ ̄ ̄ ̄  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
| 媒体も
| 8mmフィルム、VCR、LD、ビデオCD、DVD、‥‥などなど
| 古今東西のあらゆるメディアを網羅してるよ。
\_________________________
|__[][][][]/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
| ̄ ̄ ̄| じゃ、そろそろ楽しもうか。
|[][][]__\______ _________
| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ || | |/
|[][][][][][][]//|| | ∧_∧
| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ || | ( ・∀・ )
|[][][][][][][][]_||/ ( )
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ | | |
(__)_)
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| __________ |
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| | □ STOP. | |
| | | | ∧_∧ ゴメンヨネタハナインダ・・・>1オツ
| | | | ピッ (・∀・ )
| | | | ◇⊂ ) __
|  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ | ||―┌ ┌ _)_|| |
| °° ∞ ≡ ≡ | || (_(__) || |
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
>1さん乙&ホッシュ!
>1さん乙!
>1さんお湯ー
今スレはどんなネタが来るか楽しみにしつつホッシュ
l /
( 'ロ') >1サンぉっ
~
|__[][][][]/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
| ̄ ̄ ̄| 1です。さっそくト口イネタ投下します。
|[][][]__\______ ___________
| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ || | |/
|[][][][][][][]//|| | ∧_∧
| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ || | ( ・∀・ ) _
|[][][][][][][][]_|| / ( つ| |
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ | | |  ̄
(__)_)
自分でスレ立てて投下するのもどうよとは思うけど
賑やかしみたいなものなので許してね。
秋羽トプラス尾出です。
「秋レス。もう寝たのか」
秋レスの陣屋を尾出ュッセウスが供も連れずに訪れると、秋レスは
贅を凝らした寝椅子に腰掛け、従兄弟であるパトロク口スを膝の上に
のせるようにして竪琴を教えていた。
どちらも半裸のところを見ると、どうやら肌を重ねたあとらしい。
その様子に思わず目を細めると、秋レスが視線を上げて、意味ありげ
に笑んだ。
「なんだ、尾出ュッセウス。今夜は勝利を祝う宴とやらじゃなかっ
たのか」
尾出ュッセウスは棘のある声に肩を竦めてみせた。「今日の勝利を
もたらした、主役である男もいないのでは話にならないだろう」
不機嫌な秋レスを前に、こうして余裕のある表情を浮かべていられ
るのは自分くらいのものだろう。他の者なら怯え後ずさるところだ。
尾出ュッセウスはそれを知っていた。
例外があるとすれば目の前にいるパトロク口スくらいだが、気性の
激しい秋レスはこの従兄弟に対してはいつも柔和な顔をしてみせる。
そのせいか、パトロク口スは秋レスの機嫌を気にしたこともないよう
で、今もいつもより低い秋レスの声を気に留めずに、一心に琴を弾い
ている。
秋レスは尾出ュッセウスの皮肉に碧眼を光らせた。しかし、尾出ュ
ッセウスが動じずに微笑みを浮かべたままでいると、やがてふと身体の
力を抜き、パトロク口スの耳元に何か囁いた。
するとパトロク口スは琴を置き、立ち上がる。秋レスによく似ては
いるものの、彼のような鮮烈さはなく、どこか淡く優しげな面立ちで、
鹿のような美しさがあった。
行為のあとの身体を恥じらいもなく晒すのは、まだ子供だからなの
だろう。それを微笑ましく思い、尾出ュッセウスは柔らかな声を掛け
た。
「前に会ったときより少し背が伸びたな。パトロク口ス」
「そうだろう?でも、じきに秋レスだって追い越すよ」
肌を晒したまま無邪気な笑みを浮かべた従兄弟に、秋レスは面白く
なさそうな顔をして、寝椅子に掛けてあった衣を放り投げた。パトロ
ク口スは俊敏にそれを受け止め、無造作にそれを身につける。一方秋
レスはその様子に溜息をついてから、ゆっくりと黄金色に輝く肌に覆
われ、筋肉のついた身体に衣服を纏った。
それを側の奴隷女たちは熱い瞳で眺めている。さもあろうと尾出ュ
ッセウスは思った。夜目にも輝く金髪に加え、海を思わせる深い蒼の
瞳。女神を母とすると噂されるのもわかる美しさだ。
「宴とやらのお誘いに来たのか」
パトロク口スは面白くもなさそうに言い、甕から杯へと酒を注いだ。
尾出ュッセウスはそれを受け取り、礼を言って口にした。秋レスもそ
れを見ながら一気に杯のなかの酒を飲み干す。
「ミュ家ナイ王がお前の不在に気づいて機嫌を損ねていたぞ」
秋レスの阿賀メムノン嫌いを知っていてわざと言ってやると、秋レ
スは荒い動作で自分の杯に酒を注ぎ足した。酒が零れ、滴り落ちてい
く。
「知ったことか。あの男は勝利さえ得られればいいんだろう。それ
を与えてやったんだから十分なはずだ」
秋レスの不機嫌が尾出ュッセウスにはよく理解できる。
阿賀メムノンはここのところ、領土を広げるにあたって、それぞれ
の軍の中で最強の兵士同士を一騎打ちさせて戦の勝敗を決めるという
やり方を多用していた。言うまでもなくそれはこちら方に秋レスがい
るからであって、前々から阿賀メムノンを嫌っている秋レスにしてみ
れば体の良い利用のされ方をするのは我慢ならないのだろう。もとも
と尾出ュッセウスも戦は好かず、イ夕ケで妻子と過ごす方を望むので、
秋レスに同情しないでもない。
しかし一方で仕方がないではないか、とも思う。秋レスは戦うため
に生まれたような男だ。美男ではあるが、宴を賑やかし女に溜息を吐
かせるためだけに生まれてきた器ではない。――それにこの男が一番
美しいのは、戦っているときなのだ。不思議なことに。
「皆我らが英雄殿のおかげで負け知らずだと浮かれているぞ」
尾出ュッセウスの言葉に、秋レスは舌打ちした。「人に戦わせてお
いていい気なものだ」
「今日の一騎打ちのこと?秋レスはどうだったか話してくれないん
だ。尾出ュッセウス、聞かせてよ」
細身の剣を振って型の練習を始めていたパトロク口スが口を挟む。
尾出ュッセウスはにこやかに頷いた。
「いいとも。――勝敗を決するにはさほど時間がかからなかった」
「秋レスの圧勝だった?どうやって勝ったの?」
「いつものように。相手は大男で秋レスより頭二つ分は背が高かっ
たが、舞うように人を殺めるのだよ、お前の従兄弟は。剣を持ち、軽
やかに相手をかわして急所を刺した。それで終わりさ」
「くだらない話をするな」
苛立たしげに秋レスが言った。「パトロク口スに話すようなことで
はない」
「どうしてだよ」
パトロク口スは不満げに返す。秋レスは一瞥しただけでそれを無視
したが、尾出ュッセウスはパトロク口スの肩を抱いて味方に引き入れ
た。
「いつまでもお前の従兄弟を子供扱いするのもよくないぞ、秋レス。
彼ももう15。いずれお前のような戦士になるだろう。そのときのため
に教えてやったほうがいい」
パトロク口スはそうだろうと頷いてみせた。秋レスは不満顔のまま
だ。
「剣や槍なら私が教えている。竪琴も弓も全て」
「しかしお前一人が全てを教えるのも考えものだろう。やはりいろ
いろな相手と本気で剣を合わせてこそ強くなれるものだからな。実戦
について教えることも大切だ。どうだ、パトロク口ス。たまには私の
陣屋に来て過ごさないか。私なら雌鳥ではなく剣を贈るぞ。細工を凝
らした、鋭い美しい剣だ。君によく似合う」
「本当に?」
顔を輝かせた従兄弟を引っ張って腕の中に取り戻すと、秋レスは尾
出ュッセウスを睨み付けた。「駄目だパトロク口ス、あまりこの男を
信用するな。その優しげな漆黒の瞳の奥には、神々をも欺く謀略が潜
んでいるぞ。――尾出ュッセウス、何が目的だ?どうしてほしいのか
早く言え」
尾出ュッセウスは目を眇めた。秋レスといるときに一番重要なこと
は、秋レスを恐れないということなのだ。殺すことに長けて生まれて
きたせいか、それともその凄みのある美貌のせいか、或いはそのどち
らもあってか、世の人々は秋レスを恐れる。あの阿賀メムノンですら
だ。しかし、秋レス自身はそれを疎んじているということを尾出ュッ
セウスは見抜いていた。
視線が絡み合う。尾出ュッセウスはそれを楽しんですらいた。秋レ
スは強く美しい男だ。相手にしていて楽しくないはずがない。
「特に。――ただ今日の主役が宴にも現れないというのはどういう
わけか気になってな」
「阿賀メムノンには今日の戦いの疲れで今夜はもう立てぬとでも伝
えろ」
尾出ュッセウスは目の前に立っている秋レスに向かってにっこりと
してみせた。「そうか。立てぬとあらば仕方がない。しかし誰も連れ
ずに宴の席に帰るのは寂しいので、パトロク口ス、どうだ一緒に?ミ
ュ家ナイ王の前で琴を弾いてくれ。英雄達も名高い秋レスの従兄弟殿
に今日の戦いの話をしてくれるだろう」
パトロク口スは惑ったように瞳を揺らした。しかし、誘惑に心を惹
かれていることは明らかだ。秋レスは乱暴に杯を置いた。
「狡賢いイ夕ケの王子め。狡猾な男など友にするものではないな」
「私は英雄の友を持って誇らしく思っているがな」
哄笑して、尾出ュッセウスが言うと、秋レスは不快げに眉を寄せる。
しかしやがて根負けしたのか低く笑った。
「仕方ない。それでは姿を見せたらすぐに帰るからな」
「おや、ミュ家ナイ王は秋レスの竪琴もご所望のようだぞ。何しろ
剣ばかりでなく琴の名手でもあるからな。君は」
宴にふさわしい豪奢な衣装を身に着け始めていた秋レスがゆっくりと振り
向く。奴隷女の差し出した首飾りをつける秋レスに向かって、尾出ュ
ッセウスはまたしてもにっこりとして言った。
「もちろん、弾いてくれるだろうな?宴に来て琴も弾かないなど、
そんなつまらぬ男ではないはずだぞ、私の友は」
「…まったく、とことんいい性格だな。…パトロク口ス。ここで待
っていろ」
「一緒に行っては駄目なの?」
「駄目だ」
「連れて行ってやればいいじゃないか。パトロク口スを夜に一人に
すればよからぬことを考える兵士もいるかもしれないぞ。彼ほど美し
い少年もそういないから」
「我が軍にそんな不届き者はいない。…パトロク口ス、適当な衣に
着替えろ」
喜んで衣服を着替え始めたパトロク口スを見て、尾出ュッセウスは
内心ほくそ笑む。宴の席で秋レスを引き止めたければ、パトロク口ス
を引き止めればいいからだ。
「何が智将尾出ュッセウスだ。人の足元を見ているだけじゃないか」
ぼやく秋レスに尾出ュッセウスは目を細めた。「お褒めの言葉に礼
を言おう。私は友である英雄にも掬えるような足元があって、大変助
かっているよ」
終
____________
| __________ |
| | | |
| | □ STOP. | |
| | | | ∧_∧ エロナシ自己満足でスマソ…と。
| | | | ピッ (・∀・ )
| | | | ◇⊂ ) __
|  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ | ||―┌ ┌ _)_|| |
| °° ∞ ≡ ≡ | || (_(__) || |
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
>13さん乙です
アンド保守ー
スレ立て&投下乙です。
映画は見てないけど好みの話ですげー萌えますた!!
ほしゅしゅしゅしゅしゅしゅsyす
心のオアシス保守。
>>1さん
スレたて乙です。
ここは色んなジャンルのssが読めて楽しいスレです。
(ト□イはいつか観ようと思ってたんで美味しいかったです)
正直、スレの意向をよくわかってなくて「借りる」と
カキコしとったです。正直すまんかったです。
それでは前スレ720-721の続きです。
〔□〕 ビデオ見るモナ>ÅÅÅ
まただ。
材前の顔が快楽に歪む。濡れた唇を少し開き、目を細め短い呼吸をくり返す。
まもなく瞼を閉じ、顔を仰向かせ、いやいやをするように首を左右に振り始めるだろう。
イく直前の顔だ。
サイレンは確かに鳴っているのに止められない。
乱暴に欲望を打ち込む。その度に材前の体はガクガクと揺れる。
熱い、熱くて思考がまとまらない。俺は今何をしているんだ。
郷実は一心不乱に腰を打ち付ける。材前の白い胸が汗で光っている。
首筋に噛み付く。甘い汗。材前が薄く瞼を開く。
郷実が唇に手をやると、材前は一瞬下の名前を呟いた気がした。
そんな筈はない。俺は頭がおかしい。
揺れる材前の顔。人形のように小刻みに。
「………っ」
材前が短く高い悲鳴をあげた。
意識をとばした。くったりと動かなくなる。
みるみる体が冷たくなり死んだようになる。
郷実を恐怖が包んだ。体を繋げたまま、材前の頬を叩く。
意識はなかなか戻らない。叩き過ぎて頬は熱をもち始めた。
「材前!!」
珍しく、郷実は声を荒げた。
鈍く材前の瞳が開く。
「おい」郷実は肩を揺さぶった。
「……。また失神してしまったか」
「ああ」郷実はすまなそうに頷いた。
「我ながら、君と僕の体は大変相性がいいらしいな」
材前は皮肉っぽく笑った。
郷実は汗でべっとりとなった材前の前髪をかきあげる。
材前が目で諌めると郷実は今気がついたように材前の体からでていった。
そして沈黙が訪れた。
「修二…」
郷実はびくりとして振り向いた。
「と僕が呼んだと思ったか?」
材前はニヤリと笑った。
君がどんな顔をするかと思ってね。材前は煙草を一本とりだすと煙をくゆらせた。
「意地が悪いな」郷実は溜息をついた。
「先に僕に手をだしたのは君じゃないか」
郷実は言葉に詰まる。
「ああ。俺は最低のことをした。抱きたかったから君を抱いた」
煙草をもつ材前の手が止まった。
「君と俺の今までの関係を一瞬にして無にしてしまった」
最低だ、そう呟くと郷実は頭の後ろを掻きむしった。
「…でも次に君を誘ったのは僕だ」
煙草を灰皿で揉み消すと材前は吐き捨てた。
短い沈黙。紙屑がベッドから落ち、カサ、と乾いた音をたてた。
「何故、俺に抱かれるんだ?」
郷実は材前とは逆の方向を見つめながら言った。
「へんなこと聞くなよ。恋人気取りか」
材前は吹き出しながら答える。
「答えろ」強い口調でくり返す。
「君に抱かれると気がおかしくなるくらい気持ちいいだけさ」
麻薬みたいなものだな。女を抱くのとは全く違った感覚だよ。
やれやれといったように材前は言った。
「それだけか」
「不満か?」
「それだけなら…」
「君を…。僕のところまで引きずり落としてやろうと思ってね」
郷実はゆっくり振り向いた。郷実の顔を確認すると材前は続けた。
「いつも正しい郷実先生が僕の身体においたをして落ちていく様をみたいだけさ」
カチリと二人の視線がぶつかる。
どちらも哀しい瞳をしていた。
「それが本心か」郷実は疲れたように微笑んだ。
「なぁ、材前。本当のことをいってくれ」
五郎…。郷実は材前の肩に額を乗せた。
「本心だとも」
材前は言い切ると郷実の体を倒し、シーツに潜り込んだ。
足首から嘗めあげて股間のあたりを唇が彷徨うと一気に核心を口に含んだ。
「…っ」
郷実はたまらず息を飲んだ。
「おい、話はまだ…」郷実の呟きはかき消される。
「いつも僕は感じていたんだ。君の、僕を見る目は…」
シーツの中からくぐもった声が聞こえる。
「ある欲望をもっていたのさ」
濃厚な愛撫で郷実の中心ははやくも反応を示しはじめた。
それを確認するとシーツを剥ぎ取り、郷実の上にまたがり
自ら自分の中に招き入れた。
苦しそうに息をつめる材前の顔。
全て収まるとふうと息を吐き、ゆっくりと瞬きして郷実を見つめた。
郷実は瞬間にして紅潮した。
材前の白い肌が闇の中で鈍く浮かび上がる。
ゆっくりと腰を上下しはじめる。お互いの皮膚が擦れて
また頭が働かなくなる。快感が支配しはじめる。
材前は腰の動きを激しくしながら、うっとりと郷実を上から見下ろした。
「こうやって僕をめちゃくちゃに犯す欲望だよ」
「なにを…」
郷実は考えがまとまらない。何を言っているんだろう。
俺達は…。
材前は郷実の両手を掴むと背後に持っていき、自ら臀部をつかませた。
郷実の大きな手にすっぽりと包まれた小さな白い肉は
乱暴に揉みしだかれて薄く色付く。
郷実の腰も知らずに材前の動きにあわせて波打ちはじめる。
ある一点を探りあて、無意識にそこを突いてしまう。
材前の体が魚のように跳ねる。唇から唾液が滴り淫らな顔になる。
見ていられなくて郷実は吸い取るように口付けた。
逆に材前の体を倒し、上から覆いかぶさると郷実は材前の顎をつかむ。
快感を貪るのを中断されて材前はあからさまに舌打ちをする。
「お前がその気なら」あえて材前をお前というと郷実はしっかり材前の瞳を見つめた。
「本心を聞くまで俺はお前を抱き続ける」
材前の瞳の奥が驚きに揺れた。しかし、次の瞬間不敵に微笑むと郷実の耳に齧りつく。
「勝手にするさ」
もっと僕を悦がらせてみろよ。
材前は囁くと郷実の頭に両手をうずめ髪を掻き回し、首筋に舌を這わせた。
その夜はお互いの体が離れるまで材前は郷実の瞳を見ようとはしなかった。
____________
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| | □ STOP. | |
| | | | ∧_∧ ヒトリデコソーリミルヨ
| | | | ピッ (・∀・ )
| | | | ◇⊂ ) __
|  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ | ||―┌ ┌ _)_|| |
| °° ∞ ≡ ≡ | || (_(__) || |
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
>>24さんありがとうーw
うわーい!いつも楽しみにしてます!
萌えますた!…オイタ!…おいた!!
>>24 キタ━━━━━(゚∀゚)━━━━━!!!!
もうところどころ萌えポインツがあってすごく楽しく読ませていただきました。
ありがとうございます!!
(*´д`*)'`ァ'`ァ 萌えすぎて死にそう・・・。
郷材(・∀・)イイ!
続きキタワァ.*・゚゚・*:.。..。.:*・゚(n‘∀‘)η゚・*:.。. .。.:*・゚゚・*!!!!!☆
人形のように…(;´Д`)ハァハァ(;´Д`)ハァハァ
ものすごい亀ですが、
前スレ776の羽ト×秋姐さんGJGJGJ!
ぃょぅに萌えてタマランーでした。
で…できればモララーのコレクションの中から、続きのビデオを
見せてはもらえませぬか…!
続き…羽ト×秋ですか?自分のなかではリバだけど
リクエストがあるならそれに従うんだからな!
 ̄ ̄∨ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
∧_∧
( ;・∀・)
( )
| | | チョット時間カカルカモシレナイケド
(__)_) ゴチュウモンノビデオヲサガシテクルカラナ!
他の姐さん方目障りだったらスマソ
諸事情があってスレのほうに貼るのを
控えた方が良いと思われたので
こちらをお借りします。
∧_∧
∧_∧ (´<_` ) 友者と兄者です。
( ´_ゝ`) / ⌒i
/ \ | |
/ / ̄ ̄ ̄ ̄/ |
__(__ニつ/ カイナ / .| .|____
\/____/ (u ⊃
∧_∧ ∧_∧
/( ・_ヽ・). (*´,_ゝ`) リッチミルク(゜д゜)ウマー
ヽ ~ヽ ヽ / =⊂ヽ
| |. | | /. ノ
___ヽ__i__⊂ニ__)_(__二つコ__
c□
┌──────────────
│おまえ、弟とより戻したんだって?
└───y───────────
∧_∧ ∧_∧
/( ・_ヽ). ( ゝ ) ブッ
ヽ ~ヽ ヽ / //ヽ\
| |. | | /. 。゚ ・ 。゚
___ヽ__i__⊂ニ__)_(__二つコ__
c□
┌──────────────
│図星だな…彼氏の浮気を暴く
└─┐
│古典的な手法なんだがな♪
└──y──────────
∧_∧ ∧_∧
/( ・,_ヽ). ( ;´_ゝ`) ウデガ…
ヽ ~ヽ ヽ / \
| |. | | /. =⊂_ヽ
___ヽ__i__⊂ニ__)_(__二つコ__|_
c□
)ヽ人从_人从_人从_从_人_人从_/
) (
) ミルク吹いてしまっただろ! (
) 謝罪と賠償を(ry (
) (
/YW⌒YY⌒Y⌒W⌒YY⌒Y⌒Y
(⌒)
|| |
∧_∧ ∧_∧
/( ・_ヽ). (く_´ # ) ダイイチ ジジツト
ヽ ~ヽ ヽ / \ チガウト オモワレ!
| |. | | /. =⊂_ヽ
___ヽ__i__⊂ニ__)_(__二つコ__|_
c□
┌───────
│OKOK、俺のミ
└───y────
∧_∧ ∧_∧
/( ・,_ヽ). (く_´ # )
ヽ ~ヽ ヽ / \
| |. | | /. =⊂_ヽ
___ヽ__i__⊂ニ__)_(__二つコ__|_
c□
殴られた
↓
∧_∧ ∧_∧
/(ノ_=(∴). ( #`_ゝ´)=3
ヽ ~ヽ ヽ / \
| |. | | /. =⊂_ヽ
___ヽ__i__⊂ニ__)_(__二つコ__|_
c□
゚
。゚
γ⌒'ーo⌒'ー'⌒'ー'⌒'ー'⌒ー'⌒'、
( 冗談の分かんねー奴だな… ,)
`〜'`〜'`〜'`〜'`〜'`〜'`〜'`〜'`
チッ
∧_∧ ∧_∧
/(ノ_・(∴). ( #`_ゝ´)
ヽ ~ヽ ヽ / \
| |. | | /. =⊂_ヽ
___ヽ__i__⊂ニ__)_(__二つコ__|_
c□
゚
。゚
γ⌒'ーo⌒'ー'⌒'ー'⌒'ー'⌒ー'⌒'ー'⌒'ー'⌒'ー'、
( そして『彼氏の浮気』にゃツッコミ無しなのね。 )
`〜'`〜'`〜'`〜'`〜'`〜'`〜'`〜'`〜'`〜'`〜'`〜'`
____________
| __________ |
| | | |
| | □ STOP. | |
| | | | ∧_∧ ネタくださった姐さんありがとう。
| | | | ピッ (・∀・ )
| | | | ◇⊂ ) __
|  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ | ||―┌ ┌ _)_|| |
| °° ∞ ≡ ≡ | || (_(__) || |
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
◆CO.者GJ!GJ!
∧_∧
_ ∧_∧(´<_` *)^i 偶然見つけるとは流石だな俺ら
. / (*´/ ̄ ̄ ̄ ̄/ |
__(__ニつ/ 自作 /__| .|____
\/____/ (u ⊃
遅いですが1さん乙&GJ!
秋羽トを引っ掻きまわすのを楽しんでる策士イイヨーイイヨー
激しく萌えますた。
もっと見たい…
秋とか羽トとか全く分からなくて、やっと最近秋が誰か知りますた。
部羅あんまり好きじゃなかったのに、前スレの羽ト秋にここんとこすっかりご無沙汰な
興奮を覚えましたw
あの羽ト秋ビデオの前の巻でも続きの巻でもどちらでも構いませんので、
どうか私だけにコソーリ再生してもらえませんかw
というくらい萌え
ほしゅ
ほしゅ
モララー旅行中?
52 :
28の続き:04/06/16 00:43 ID:jPNz9ROm
/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
| ホワタワ
>>28の続きだってサ。
____________ \ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
| __________ |  ̄ ̄ ̄V ̄ ̄| きっと楽しんでもらえるよ。
| | | | \
| | |> PLAY. | |  ̄ ̄V ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
| | | | ∧_∧ ∧_∧ ∧∧ ドキドキ
| | | | ピッ (´∀` )(・∀・ )(゚Д゚ )
| | | | ◇⊂ )( ) | ヽノ___
|  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ | ||―┌ ┌ _) ┌ ┌ _)⊂UUO__|| |
| °° ∞ ≡ ≡ | || (_(__)(_(__). || |
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
「…痛いってば!」
佳子は材前の肩を叩くと火照った体を離した。
途端に冷たい空気が二人の間を通り抜ける。
「すまん」
材前は謝るとベッドに仰向けになり左手で顔を覆った。
ふう、と溜息をつくと佳子は頬杖をついて材前の顔を見下ろした。
「十代の男の子のお相手してるのかと思っちゃったわよ?」
「……そうか」乾いた笑いを含ませて材前は答えた。
「どうしたの…?そういう切羽詰まった五郎ちゃんも新鮮で可愛いけど」
教授選の方うまくいってないの?、佳子が耳もとで囁くと
「いや」材前はいつもの笑みを貼付けた。
「大丈夫か」
母親への仕送りをすませた帰り、廊下を歩いていると
材前はふと目眩に襲われた。
とっさに後ろから腕を引かれる。
郷実だった。
「ああ」材前は困ったように笑うと腕を振りほどく。
「顔色が悪いぞ」
寝てるのか?郷実は低い小さな声で囁いた。
「君がいうのか」
材前が言い返すと郷実は本当にすまない顔になって黙ってしまった。
よれよれの郷実の白衣。
ふと廊下の角から息せききった武内が顔をだした。
「郷実先生!急患です!」
「あ、ああ」
郷実は材前をちらりとみると、すまんと言い残し武内の後をおった。
郷実の白衣の背中が遠くなっていった。材前は何気なく手をのばした。
あの背中にさわりたかった。よれよれの白衣の背中。
抱きしめてほしい。
そんなことを思って材前は首を振った。
バカなことだ。
いつもの部屋。
郷実の滑らかな背中に材前は爪をたて、あられもない声をあげた。
自分から郷実を喰らいこむように貪欲に腰を動かす。
その日の材前は哀しいほどに必死だった。
汗でしっとりと濡れた材前の顔を郷実は両手で包んだ。
瞼に涙が滲んでいる。頬は薄紅に染まっている。
「もっと、もっと突いてくれ」
耳もとで囁かれる材前のうわ言。
もっと、もっと。おかしくしてくれ。
「君を壊してしまう」
郷実は腰を回すように材前の中を掻き回し、最もこの男が弱い部分を何度も突いた。
高く小さい喘ぎ声が材前の唇から断続的にもれる。
材前の瞳はどこか遠くを彷徨っている。
郷実は材前の胸の突起を、輪郭をなぞるように舐め、舌でころがした。
だんだんとぷっくりと突起は立ち上がり、ほのかに赤い色をみせる。
押しつぶす、ゆっくりと。そして手を伸ばす。
小ぶりな尻を手でつかみ揉みこむ。材前が小さく声をあげる。
柔らかい肉を回すように揉み、そして自分を喰わえこんでいる
皮膚の襞をゆっくりとなぞる。熱をもって敏感になっている。
郷実は腰の動きをとめて、襞を何度も擦った。
「あ、あ、あ…あ」
人さし指でゆっくりと円を一周すると材前は怒りを含ませた視線をよこす。
「じら…すな…」
腰の動きを再開させる。あっという間に材前は果てた。
体を弓なりにそらすとしばらく痙攣し、ぐったりと倒れこんだ。
お互いの息づかいだけが静かな部屋に漂っている。
郷実はすっかり材前の体に溺れていた。こんなに肉欲に支配されたことなど
今まで一度もなかった筈だ。しかもこの交わりには生産性もなく未来もない。
肩ごしにけだるげな材前の大きな瞳と目があう。
それだけで郷実は興奮し、また欲しくなる。
その欲の先にあるものはこんな簡単なものではないことは気付いていた。
郷実は材前の存在すべてに心を奪われようとしていた。
郷実の瞳の奥が揺れたのを材前は目ざとくみつけ、
赤い舌をちらりと口から覗かせるとたちまち郷実の中心に顔をよせた。
湿った卑猥な音をたてて、材前の舌は何回も行き来をする。
頭の中が真っ白になって郷実は馬鹿なことを口走りそうになる。
柔らかい材前の髪に指を埋め、掻き回す。
気持ちがいいなんてものじゃない。狂いそうだ。
材前の舌は完全に郷実の急所を捉えている。奥の実を指でさわさわと
刺激し、中心を口の奥まで頬張り喉で締め付けた。
薄目をあけると材前の白い双丘が薄く闇に浮かび上がり小刻みに揺れている。
郷実は吸い寄せられるように手を伸ばし、優しく撫であげ、
その奥に潜む小さな穴に指を滑り込ませる。
急な刺激に材前は驚き口の中のものに歯を立てた。
郷実は小さな痛みに顔をしかめたが、そのまま先ほどの余韻に濡れた
そこを愛撫しはじめた。中はしっとりとして温かい。
いつも冷たい表情を崩さない材前の中はこんなに温かい。
指の数を増やし、広げるように掻き回す。
材前の顔がいやらしく紅潮しはじめた。
鼻から高い息が漏れはじめる。乞うように郷実を見上げると
郷実は頷き、柔らかくなった材前のそこに自身をあて、一気に貫いた。
腰の動きに揺れながら材前は郷実の背中に腕をまわし、
肩に顎をあずけしなだれかかった。
材前の喘ぎを間近に聞き、皮膚を感じ、郷実は動きを一層強めた。
乱れた息のなか、静かな声で材前は囁いた。
「これで会うのは最後にしよう」
郷実は一瞬、何を言われたかわからず、いや、わからない振りをしただけかもしれない、
材前の体を離し、顔を覗き込もうとした。
しかし、材前は腕を郷実の首に巻き付け顔をあげようとしなかった。
体の中心はまだ疼いたままだった。
「わかっているだろうが、今、僕は…」
「教授選のことか」
「それだけじゃないが、そんなに余裕のある立場ではない」
材前の口調は硬く冷たく、温かい体温がそれを裏切っていた。
「君は、それでいいのか」
「ああ」
材前は動きを再開させるように郷実に目配せしたが、郷実は材前の瞳を見つめたまま、動こうをしなかった。
材前は溜息をつくと、むきになったように自分から腰を上下させた。たちまち快感が二人を包みはじめる。
材前の瞳は遠くをにらみ揺れている。
僕が欲しいもの。確実なものが欲しい。
それがなければ自分はこの世界に立っていられない、足下から崩れ落ちていく。
確実なもの、それは教授の椅子だ。権威だ。
郷実のよれよれの白衣の背中がフラッシュバックする。
腰から下が快感で溶けそうだ。
光の中で白衣が反射する。
あれが。あれが。欲しい。
郷実の背中。
行くな。
そんな弱い自分などいらない。
郷実の両頬に温かい透明な水が流れていた。
こんな哀しい目があるだろうか。
____________
| __________ |
| | | |
| | □ STOP. | |
| | | | ∧_∧ タノシンデモラエタカナァ…
| | | | ピッ (・∀・ )
| | | | ◇⊂ ) __
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| °° ∞ ≡ ≡ | || (_(__) || |
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キ
キ
キタ━━━━キタ━━━(゚∀゚)━( ゚∀)━( ゚)━( )━( )━(゚ )━(∀゚ )━(゚∀゚)━━━━━━━!!!!
エロくて切なくて愛しいようううううう
二人とも悲しいわ。愛し合っているのに…!
本当に美味しいものをご馳走になりました!!
GJ!
もっと読みたいっ!!
>>52 (*´д`*)'`ァ'`ァ 今回も萌え萌えでした。
たまたまのぞいたら続きが!!
ありがとうございました。
続き期待してます。
空矢口は山を駆け下りていた。
道など存在しない原生林の中、打ち切りに怯えてひたすらに走った。
・・・なんでこんなことになったんだ。クソォ、チーズ蒸しパンになりたい!
疲労と恐怖で足がもつれ、派手に倒れこむ。
膝に痛み。着古したジーンズに血が滲んでいた。
「痛え〜」ムクリと体を起こす。
「やっぱ早過ぎたんだ、オレに連載なんてよォ」
一人ごちて、そのまま座り込んだ。
空矢口英秋。
デビュー作、だんでらいおんがWJに掲載され、新人としては異例の人気を博した若手作家。
しかし、この稀な才能も、サバイバルゲームの中で生き抜くには未熟過ぎた。
「ちょっと転んだくらいで、情けないなぁ。」
背後から声がした───それは聞き慣れた声。
担当編集者、オオニシが立っていた。初めて顔合わせをした時と同じ、好青年風の笑顔だ。
「おまっ・・・何で編集部の人間が!?」
「キミって真っ先に殺されそうだからさ。助っ人に来たんだよ。案の定、早くも諦めムードだし・・・。」
爽やかに笑いながらオオニシがキツイことを言う。
「・・・だってオレ、戦いなんてわかんねーしよ〜」
「戦い方は僕が教えるから、一緒に行こう。キミは生き残るんだ。」
打ち合わせを・・・51Pを3週間で描けと言われた時を思わせる、有無を言わせぬ口調でオオニシが言った。
「えっ・・・でもよォ、オオニシさんだって立場ヤバいんじゃないか?いいのか?」、
「僕も、読者も、まだまだキミのマンガが読みたい。それだけだよ。」
言って、さっさと山を下っていく。
「待って、オレ疲れて動けない」
「あと5キロくらい歩けば山小屋がある。さっ、行くよ、空矢口くん!!」
「つーか何でそんな元気なんだァァァ!!」
「ハハハ、週刊の編集を舐めないでね!!」
非常時にあってハツラツと輝く、オオニシの後ろを追う空矢口だった・・・。
「もういい・・・疲れた。休ませてくれ。ゆっくり休ませてくれ・・・。」
山小屋に到着と同時に、倒れこむ空矢口。
オオニシは汗1つかいていない。小さな山小屋の中をゴソゴソと物色しながら言う。
「不摂生な生活してるからだよ。それよりキミのスタンドを確認したい。『金良魂』出してくれるかい?」
「本当元気ですね、そして容赦ないっすねェェ!・・・金良魂(シルバーソウル)。」
空矢口のスタンド、銀髪の剣士のビジョンを持つ、『金良魂』が現れた。
画力・・・E ストーリー・・D 演出・・・D オリジナリティ・・・C
キャラクタ・・・B 同人人気・・・C 成長性・・・A
能力・・・空矢口節。セリフ回しで読者を翻弄する。特にギャグ、説教を得意とする。
射程年齢層・・・小学校高学年〜20代後半
人種射程・・・ちょっぴりヲタ〜重度ヲタ
「お、同人人気が前より高くなってるね。」
「最近は美形キャラを覚えたからなァ。」
「だが、このままでは勝ち抜けないよ、人種射程が一般人層に届いていない。原因は、画力が大きいね。」
「『金良魂』は『キャラ・ネーム型のスタンド』だから、絵は仕方ねぇべ。」
「仕方ない、じゃないだろう。このままじゃいずれ打ち切りだよ。」
あくまで厳しい担当に、新人が不満げに返した。
「なんだよ、オレだって精一杯やってんだよ?」
「それは分かる。でも、キミは順調に来すぎたせいか、必死さが足りないんだ、マンガが上手くなりたいという、必死さが。」
「なこと言われても、どうしたらいいんだよ!?オレは
瞬間
鼓膜を打つような爆音で会話が中断した。
火は立っていない。ただ、山小屋の屋根から壁面にかけてが消失し、その向こうに男が立っていた。
えりあしの長い落ち武者のような頭、万年睡眠不足のような覇気の無い表情。
ただ、その瞳だけがさえざえと冷たい男、富樫義博が・・・
オオニシがつぶやく。
「富樫先生・・・。」
空矢口は息を飲んだ。初めて見た・・・これが、あの『青汁富樫』・・・
オオニシは空矢口をかばうように一歩進み、それを見た富樫が口を開いた。
「それが、オメーが育ててる新人か?」
「そうです」
「で、オメーなんでいんの?まさか、新人が心配で付いてきたとか?」
「そうです」
「へ〜、随分入れこんでんね?もしかして、オレよりもその新人に情熱傾けてる?」
「・・・そうです」
富樫の細い目が、一層細くなる。奴隷を見る、支配者の目。
「最近オレん家来なくなったのは、そいつがそれが原因か・・・。オオニシちゃんさ、そんなヤツ捨てて、またオレの専属になれよ。
空矢口だっけ?そいつの連載第一話読んだけど、ショボイだけじゃん。」
空矢口は苦笑した。ショボイだけか。『集英社のドル箱富樫』から見れば、その程度だよな・・・
オオニシさんだって、オレなんかに力入れるより、『赤松健に、あの人オーラ出てますよと言わしめた作家富樫』専属になった方が絶対・・・
しかし、オオニシは首を横に振った。
「申し訳ありませんが、お断りします。実は、編集長には空矢口専属になるよう要望を出している。僕は空矢口くんに賭けてるんです。」
「オオニシさん?」
「オイオイ勘弁してよ〜オオニシちゃん。オレはそのショボ新人以下っつーこと?
・・・じゃ、オレオオニシちゃんが担当じゃないと、描く気しないんだ〜・・・つったらどうする?」
「僕より優秀な担当を、紹介しますから・・・」
オオニシは一歩も引かない。
富樫の怒気が空気を満たしていく。
「・・・そうか、オレの言うことが聞けないなら、オオニシ、お前死ぬぞ?」
富樫の周囲の空間が歪み・・・黒髪の元気そうな少年が現れた。
富樫のスタンド『ハンター・ハンター』である。
63 :
風と木の名無しさん:04/06/16 04:36 ID:JETiq8Fc
『ハンター・ハンター』
画力・・・C ストーリー・・・A 演出・・・A オリジナリティ・・・A
キャラクタ・・・A 同人人気・・・A 成長性・・・C
能力・・・マジでヤバイ面白さ。どんくらい面白いかって言うとマジヤバイ。
射程年齢層・・・小学校低学年〜40代後半
人種射程・・・マンガほとんど読まない人〜超重度ヲタ
※画力は測定不能になることもある
圧倒的な実力差に、空矢口が呻く。凄まじい能力・・・!天才だ、あの人は本物の天才だ・・・。
だが、「死ね」ってどういうことだ?スタンドでは殺せるのは同業者である漫画家だけだ。
編集者であるオオニシさんには攻撃できないはず・・・
しかし、オオニシは毅然と言い放つ。
「富樫先生。僕は今死ぬ訳にはいかないんだ!」
それが最後の後押しとなった。
「そんなにこのオレより、つまんねぇ新人がいいのか!?」
『ハンター・ハンター』の指に光が点り
「休載休載休載休載休載休載休載ィィィ!!!」
無数の念弾がオオニシを打ち抜く。オオニシの体が紙屑のように吹っ飛び、山小屋の壁にぶつかった。
「オオニシさんーーーーー!!!どうして・・・!?」
空矢口は母親を求める迷子のように、オオニシに駆け寄った。
ギャアア!上げちゃったよ!すんません・・・
「オオニシさん、大丈夫ですか!?」
「・・・大丈夫だよ、この位慣れてるさ。」
倒れたまま、、笑う。初めて会った時と同じ、青年風笑顔だ。
気力、体力共に消耗しているが、、意識ははっきりしているようだ。
「あの念弾は何なんです!?」
その発言に呆れ返った富樫が答える。
「オイオイ、知らないの?オレのスタンドの、もう1つの能力・・・『編集殺し(エディター・キラー)』
『編集殺し』を発現できるヤツは業界でも数人だし、、公式にも認められていない能力だが、
WJ作家がこれを知らないってのは、どうなんだろうなァ。お前ホントに漫画家か?」
富樫が続ける。
「休載・断筆によるダメージを、オレ自身ではなく担当に与える、これが『編集殺し』だ。
オレはいくら休載しても切られることはなく、ただの一度も減給されない。故にオレの連載は休載でできている。
わかったー?じゃ、行くぞ。」
「休載休載休載休載休載休載休載休載休載休載休載休載ィィッ!!!」
オオニシを更なる念弾が襲う。
「がっ・・・は・・・ぁあ」
オオニシの体力が、気力が、給料が、そして編集部内での地位が急激に低下していく。
「オオニシさん!!」
空矢口がオオニシを念弾から庇うように抱きしめる。しかし、念弾は空矢口の体を通過し、オオニシを攻撃する。
「だから、『編集殺し』は対担当用の能力だから、漫画家には効かねーの。」
止めろ、止めろと、狂ったように空矢口が叫ぶ。
押しつぶされる絶望の中、空矢口の中で何かが芽生えつつあった・・・。
無限とも思われた念弾の雨が止んだ。
「オイ?オオニシ生きてるよな?もう一度選べ。オレか、この技術も経験も知識も無い空矢口か、どっちの専属になるんだ?」
「・・・確かに、空矢口くんには技術も経験も知識も無い・・・でも、面白い。それが・・・才能なんです・・・」
「・・・」
「最後に、お願いです・・・空矢口くんにだけは、手を出さないで下さい。」
富樫の目を見据えて、オオニシが懇願した。
「分かった。」
ハンター・ハンターがペンを投げ捨て・・・『最強奥義・オレはいつ連載辞めてもいいんだよ?』を発現させた。
オオニシの体が弓の様に反り返り──崩れ落ちた。そのまま動かなくなる。
オオニシ、(担当していたドル箱作家の機嫌を大きく損ね) リストラ
66 :
60−65:04/06/16 04:41 ID:JETiq8Fc
以上、「空知&オオニシINジャンプ作家でバトロワ」です。
もうすこし、続くのですが、こんなもん続けて良いのかわからんので、一旦切ります。
SSてこんなもんでいいのかなぁ???
初めて書いたのでよくわからないです。
| ̄``''- 、
| `゙''ー- 、 ________
| ,. -‐ ''´ ̄ ̄`ヽ、_ /
|, - '´ ̄ `ヽ、 /
/ `ヽ、ヽ /
_/ ヽヽ/
/ / / / / / ヽハ
く / /! | 〃 _/__ l| | | | | | | ||ヽ
\l// / | /|'´ ∧ || | |ー、|| | | l | ヽ
/ハ/ | | ヽ/ ヽ | ヽ | || /|ヽ/! |/ | ヽ
/ | ||ヽ { ,r===、 \| _!V |// // .! |
| || |l |ヽ!'´ ̄`゙ , ==ミ、 /イ川 |─┘
| ハ|| || | """ ┌---┐ ` / // |
V !ヽ ト! ヽ、 | ! / //| /
ヽ! \ハ` 、 ヽ、__ノ ,.イ/ // | /
┌/)/)/)/)/)/)/)/)/)/)lー/ ` ー‐┬ '´ レ//l/ |/
|(/(/(/(/(/(/(/(/(/(/│|| | \ 〃
r'´ ̄ヽ | |.ト / \
/  ̄`ア | | | ⌒/ 入
〉  ̄二) 正直面白いが | | | / // ヽ
〈! ,. -' | | ヽ∠-----', '´ ',
| \| | お前の態度が | |<二Z二 ̄ / ',
| | | _r'---| [ ``ヽ、 ',
| | | 気に入らない >-、__ [ ヽ !
\.| l. ヽ、 [ ヽ |
ヽ| \ r' ヽ、
>>60-65 めっちゃくちゃオモロイ。続きを激しく希望。
そして、忠告だけど
>SSてこんなもんでいいのかなぁ???
>初めて書いたのでよくわからないです。
801板ではSS投下はできるだけ淡々と行うが吉。
余計なことをごちゃごちゃ書いてると叩かれること請け合い( ´∀`)
自分も面白かった。続き希望。
続きまだ〜?(AAry
羽ト×秋の続きのビデオが見つかったんだからな!
だけど途中までなんだからな!
 ̄ ̄∨ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
∧_∧
( ;・∀・)
( )
| | | 今チョット時間ガナイノデ
(__)_) カキアゲタブンダケ小分ケニシテウプシマス
72 :
羽ト秋:04/06/16 23:23 ID:p9eu3XDn
秋レスの邸宅で開かれた宴会の席で、初めて酒を飲んだパトロ
クロスがしたたか酔った。酔いのあまり、子供が駄々をこねるよ
うに秋レスの腰の辺りに抱きつくパトロ黒スを、ミュルミド
ンの兵士たちは苦笑して眺めている。パトロ黒スが少年の頃か
ら彼を知っているエウド口スは、まだまだ子供だなと呟いていた
が、秋レスにしてみれば、内心気が気でない。パトロ黒スが
さっきから身体に触れてくるからだ。こんなふうに身体に触って
くる子供などいるはずがないと言いたくなる衝動を堪えて、アキ
レスは抱きついてくるパトロ黒スの身体を揺さぶった。
「――パトロ黒ス、水を飲んで酔いを覚ませ」
「んん?馬鹿だなあ、秋レス、水飲んだら酔いが覚めちゃう
よ…」
ほんのりと頬を染めて微笑みながら言い返した従兄弟を、アキ
レスは眉を寄せて見つめ返した。
「だから、覚ませと言ってるんだ。まったく」
「大人って変なこと言うんだね。酒を飲めって言うから飲んだ
んじゃないか。飲んだら酔うのは道理だよ。それを覚ませなんて」
笑いながらそう言って、パトロ黒スはひょいと身を乗り出し
た。言いつけどおりに水を飲むのかと思ったが、そうではなくて、
秋レスの右耳にキスをしただけだった。軽く唇が触れたあと、
熱い吐息を肌に感じ、秋レスは身構える。――ここのところパ
トロクロスと共有している快楽を連想してしまったのだった。
「おやおや、こうしていると、パトロ黒ス様は少年だった頃
と変わりませんね」
「本当に秋レス様に懐いてらっしゃる。可愛らしいことだ」
戦場では勇猛果敢な男達も、何故かこのパトロ黒スには甘い。
今も皆が目を細めて、秋レスにべったりと身体を寄せるパトロ
クロスを眺めていた。パトロ黒スはミュルミドソの兵達にとっ
ては、無垢の象徴のようなものだから、皆自分の弟のように可愛
がる。そう仕向けてきたのは他ならぬ秋レスだった。
73 :
羽ト秋:04/06/16 23:24 ID:p9eu3XDn
だがしかし、再びパトロ黒スと夜を過ごし始めた秋レスに
してみれば、酔ったパトロ黒スが部下達に余計なことを零しそ
うで気が休まらない。しかも今は、秋レスがパトロ黒スを抱
いている回数より、その逆のほうが多いのだ。少年のようなパト
ロクロスに最強の兵と言われる自分が抱かれていると知られれば、
部下達への威信も揺らぐだろう。そんなことを秋レスが考えて
いるというのに、パトロ黒スは相変わらず身体に触れてくる。
「秋レスの身体ってー、すごいよねえ、僕もこんな身体にな
れるかなあ」
今も秋レスの太股の筋肉を指でなぞりながら、うっとりと呟く
パトロクロスの声を、秋レスは困りながら聞いていた。早く黙らせない
と面倒なことになりかねない。そう思っていると、エウド口スが
水の入った杯をさりげなくパトロ黒スの前に置きながら、微笑
んで頷いた。
「いつかはなりましょう。なにしろ、よく似てらっしゃいます
から。パトロ黒ス様は秋レス様に」
秋レスにしなだれかかっていたパトロ黒スが姿勢を正した。
「本当?ねえねえ、秋レスが僕くらいの頃ってどんなだった
?」
「それはもう美しくていらっしゃいましたよ。――今のパトロ
クロス様より華奢で。それでも既に誰よりも強く。かと思えば可
愛らしくて」
「本当に?でも今だって秋レスは可愛いよ。例えば夜」
「――パトロ黒ス、そろそろ休め」
このままだと本当に困ったことになりかねないと思ったので、
秋レスはパトロ黒スの衣を引っ張り、無理やり立たせた。
「どうもパトロ黒スは酔いが過ぎたようだ。今夜は私の寝台
で寝かせる。行くぞ」
まだ飲み足りないと、いっぱしの口を利くパトロ黒スを引き
摺るようにして、秋レスは自分の寝室へと向かった。
____________
| __________ |
| | | |
| | □ STOP. | |
| | | | ∧_∧ 今日ハココマデ
| | | | ピッ (・∀・ )
| | | | ◇⊂ ) __
|  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ | ||―┌ ┌ _)_|| |
| °° ∞ ≡ ≡ | || (_(__) || |
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
ていうか名前伏字にしてないところがありますね。
改行して文をぶったぎってるところなので
検索には引っかからないとは思いますが
スミマセン。
ちなみにホワタワも60さんのSSも楽しく読んでます。
(;´Д`)続き!続きプリーズ!
TR○Y萌え!
一見攻めに見えて受けが似合う。へク兄も。
前スレ776さんGJ杉
しかもぶった切り方がまたイイ!ビデオ途中で止めるなんてイケズですがな。
中の人でリアルに想像出来るよハァハァ
〃〃∩ _, ,_
⊂⌒( `Д´)
`ヽ_つ ⊂ノ
ツヅキヨミタイ〜
_, ,_
〃〃(`Д´ ∩
⊂ (
ヽ∩ つ ツヅキガヨミタイノヨ〜
〃〃∩ _, ,_
⊂⌒( つД´)
`ヽ_ ノ ⊂ノ
ハヤク・・・ツヅキ・・・
∩
⊂⌒( _, ,_)
`ヽ_つ ⊂ノ
ヒック...ヒック..
⊂⌒( _, ,_)
`ヽ_つ ⊂ノ zzz…
前スレの続きものってわけじゃない単発姐さんに、
萌えたと伝えてもいいもんかな。ここ見てくれてるのかな。
>>494 >>509 激しく萌えました。面白かったです( *´Д`)
/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
| こないだのビデオの続きだからな!
| 書くのがのろくてまだ終わらないんだからな!
\ | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄V ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ | | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
| | |> PLAY
∧_∧ | |
┌┬―( ・∀・ )┐ ピッ | |
| |,, ( つ◇ | |
| ||―(_ ┐┐―|| |  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ |
| || (__)_), || | °° ∞ ≡ ≡ |
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
「ほら、もう寝ろ」
たびたび柱や壁にぶつかるパトロ黒スの身体を支えるようにして、
やっとのことで寝室まで辿りついた。手を離すと寝台の上にあっさりと
崩れ落ちる年下の従兄弟を見て、秋レスは微笑む。
「まったく、子供だな」
酔ってここまで無防備になるなど、秋レスの年になれば考えられな
い。 まだ十分には日に焼けていない、滑らかな肌を紅潮させ、唇を軽
く開いて眠りに落ちようとしているパトロ黒スを見て、秋レスは久
々に抱かれるのではなく彼を抱きたいと思った。枕と淡い色合いの金髪
に覆われた首筋の間に手を差し込み、、唇を寄せると、パトロ黒スは
軽く目を開けて、秋レスの腰に腕をまわすことで応える。
「…どこが子供なのさ」
不満げな呟きに秋レスは小さく笑った。「自分の酒量もわきまえな
いなど、一人前の男のすることではない」
額にくちづけを落としてから答えてやると、パトロ黒スは眉を寄せ
てみせた。
「…いつも子供扱いするんだよね」
溜息とともに、拗ねたような言葉が零れる。秋レスは相手の首筋や
耳に指先で触れながら、囁いた。
「そうだ。お前は子供だ。だから大人しくして私の言うとおりにして
ろ」
深い口づけを交わし、衣を脱がせると、パトロ黒スはいとも簡単に切
なげな吐息を零す。それを秋レスは愛しいと思った。
剣を合わせるときと同じように、パトロ黒スは寝台でも素直な反応を
示す。抱かれるときだけでなく秋レスを抱くときでさえも、年上の従兄
弟の言葉に従順に従うのだ。
自分の思い通りになる人間と寝るというのはつまらないものだが、秋
レスは何故かパトロ黒スを相手にしているときは退屈も倦怠も感じない。
当代一の英雄ともてはやされ、様々な快楽に慣れてきたものだが、パト
ロ黒スのたどたどしい手つきや素直さには、いつも興奮する。
パトロ黒スは女と寝たことはない。それどころか、秋レス以外の人間
と寝たことがないのだ。その事実が自分を興奮させるのだろうと、秋レ
スは客観的に考えた。だからこそ自分の言うとおりに愛撫をし、率直な
反応を見せるパトロ黒スを、完全に支配しているような満足を覚えるの
だ。パトロ黒スがどこか他の相手との情事で覚えてきた仕草を見せたな
ら、それがどんなに快楽をそそるものであったとしても、秋レスには面
白くないだろう。
パトロ黒スの毛の薄い陰部を探りながら、秋レスはそんなことを思っ
ていた。今は夜も昼も自分を慕ってくれるパトロ黒スだが、いつかは女
も覚えるだろう。仕方のないことではあるが、やはり悔しいような気が
する。パトロ黒スが成長し、美しい男になっていくのを見るのは楽しい
が、このまま大人になりきってほしくないという気もするのだ。
「…足腰が立たなくなるまで飲むなんてお前は子供だ」
囁くと、パトロ黒スは物憂げに瞬いた。
「――誰が勃たないって?」
上体を起こし、秋レスの首筋を掴みながらパトロ黒スは答えた。そし
て既に熱くなりつつあるそれを秋レスの下半身に擦り付ける。秋レスは
思わず眉を顰めた。「下品な」
こんな口の利き方は教えた覚えがないぞと思ってると、パトロ黒スは
奪うように深い口づけをしてから、秋レスの衣を強引に脱がせた。
「――秋レス、早く」
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| | □ STOP. | |
| | | | ∧_∧ 今回ハココマデダヨ
| | | | ピッ (・∀・ )
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書くのが遅くてスマソ…
>83GJ
お気に入りのビデオは一気に見るのがもったいなくて
ちょっとずつ楽しむので、まさにこの展開は自分好みハァハァ
続きの上映会にも是非・・・
そしていきなり手居る図尾部で酢ティ似ーの6210のビデオが見たくなった
今頃何故。しかし萌えは止まらない・・・
どこにあったか、探してこよっと〜
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| 犬×ズボン吊りだモナ!
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| __________ |  ̄ ̄ ̄V ̄ ̄| 萌えに任せて書くって楽しいね!
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| | |> PLAY. | |  ̄ ̄V ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
| | | | ∧_∧ ∧_∧ ∧∧ ドキドキ
| | | | ピッ (´∀` )(・∀・ )(゚Д゚ )
| | | | ◇⊂ )( ) | ヽノ___
|  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ | ||―┌ ┌ _) ┌ ┌ _)⊂UUO__|| |
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 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
魔宮に頼まれた書類の整理をしている途中、ふと気になって矢菜技田を
伺いみると矢菜技田は相変わらず忙しそうにしている。
確か、この間の案件が手こずりそうだとかなんとか言っていたな、と
台輔は容量の少ない頭の中で記憶を手繰り寄せた。
なぜか矢菜技田に関しての情報はよく覚えているのだ。
誕生日だとか星座だとかはもちろん、子供の頃なにして遊んだとか
奥さんとのなれそめだとか。
弁護士として矢菜技田のことを魔宮と同じくらい尊敬している。
けれどそれとは別に、何か今まで経験したことのない感情で矢菜技田を
見ている自分がいて。
ただ弁護士になりたくて、役に立ちたくて、ただそれだけだったのに。
もっと知りたい、もっと近づきたいと、そう願ってしまう。
それが何を意味するのか、頭が良いとは到底言えない台輔でも
充分すぎるほどわかっていた。
ただ、どうしたらいいかわからないだけだ。
矢菜技田には奥さんがいて、子供がいる。それに男だ。
自分と同じ性別の相手に、どうして思いなど告げられるだろう。
整理のつかない感情のまま、長いこと矢菜技田を見つめていたせいか
訝しげな視線が飛んできた。
「ちょっとどうしたの? ボーっとしちゃってー」
いつのまにか隣に来ていた受付嬢の佳織が台輔の顔の前で手を振っている。
台輔は慌てて視線を矢菜技田から外し、誤魔化すよう曖昧に笑った。
佳織はなかなか食えない女性だから気をつけなければ。
魔宮に知られたら何を言われるかわかったものではない。
「サボってると先生に叱られるわよー。はい」
「そうだよね。あ、ありがとう」
珈琲を手渡され素直に受け取ると、佳織は心なしかウキウキした面持ちで
矢菜技田のデスクにも珈琲を置いた。
「おい、台輔」
「なんですか?」
「それ終わったらこっち手伝え」
「は、はい」
「あ、言っときますけどあたし今日は合コンなんで」
即座に受付の方から声が飛んできた。佳織はつくづく耳聡い。
心ここにあらずだったのはそのせいか、と台輔はようやく理解した。
「また医大生相手? 好きだねぇ」
「商社マンです。ほっといてください」
佳織と矢菜技田のやり取りを横目に木三郎の定位置である本棚の方を
見遣ると、やはり聞いていたのか白い頭がひょっこり顔を出した。
「いやぁー私もねぇ、お手伝いしたいのは山々なんですが今日はちょっと…」
「お、娘さんとデートですか。よかったですね」
「そうなんですよ。寿司を食いに行こうかと思っててねぇ」
本当に嬉しそうに頬を緩めて話す木三郎に、台輔の顔にも笑みがこぼれる。
「魔宮先生は直帰だし、じゃあ二人きりってことになるなぁ…」
矢菜技田がボソリと呟いたのを隣で聞き、台輔は思わずその笑顔を引っ込めた。
木三郎と佳織の楽しそうな背中を見送ったあと、やはり事務所はがらんと
していた。 大手法律事務所に務めていた魔宮にとってはじめは事務所の
大きさに不満もあったようだが、この人数には充分な広さだ。
むしろ広すぎるかもしれない。事務所を見渡してそんな事を思う。
矢菜技田はそんな台輔のことなどおかまいなしに、もくもくとキーボードを
叩いていた。傍らで書類整理を命じられた台輔は、矢菜技田の横顔をチラリと
見たがこちらに気付く気配はない。
さきほどのセリフには何の意味もなかったのか。
いや普通はないだろう。そうだ意味があるわけない。
もういいや…さっさと終わらせて帰ろう…。
悶々とした気分を断ち切ってそう思いかけたとき、不意に矢菜技田が手を止めた。
ディスプレイから視線を外した矢菜技田の、真意の掴み取れない瞳とぶつかる。
「なぁ」
「は、はい」
「なんでお前、んな緊張してるわけ?」
「………別に、緊張なんかしてません」
「うっそつけよー!だってさっきから、ほれ」
「え?」
「穴、逆さま」
「ああ!!」
言われて自分の手元を見るとファイリングした書類のすべて、開けるべき側の
反対側に穴が開いていた。わかりやすいヤツ…そう呟いて矢菜技田はニヤニヤと
口元を緩めた。
「早く言ってくださいよ〜…」
ミスをして矢菜技田に迷惑をかけた上に、自分の気持ちさえ見透かされた
のではないかという不安から、台輔は泣きそうになった。
矢菜技田はゆっくりと立ち上がると、ガクリと肩を落とす台輔の頭をまるで
子犬にするみたいにくしゃりと撫でまわした。
そしてくしゃくしゃになった台輔の柔らかな髪にそっと唇を寄せる。
「矢菜技田さん?」
台輔は髪に降ってきた感触に顔を上げた。
矢菜技田はそれに合わせて肩に置いた手を引こうとして、台輔は目の前を
通り抜ける細い手首を思わず掴んだ。矢菜技田が小さく溜め息を漏らす。
「俺、ホントは今日、佳織ちゃんも木三郎さんも残れないって知ってたんだよな」
「え?」
「そんで、この案件、ホントはそんなに急ぎじゃないんだよな」
「それってどういう…」
「ニブいねー。ニブいよー。ホントありえない」
「からかわないでください」
台輔は矢菜技田の手首を掴んだまま、探るような瞳で問いかけると
矢菜技田の目は僅かに細められた。
「お前、俺のコト好きじゃないの? 俺の勘違い?」
目を大きく見開いた台輔に矢菜技田は続けた。
「な。こうやって試すような真似までしてさ、お前と二人きりになったのは無駄だった?」
好きですよ。そりゃあもう。
エリートぶってるけどミーハーだし
うわさは鵜のみにするし結構人情に弱いし
今どきサスペンダーしてるし。
そんなとこも全部好きですよ。
でも、だからどうなるっていうわけ。
押し黙ったままの台輔に矢菜技田は小さく笑った。
「お前さぁ、お前の取り柄は素直なとこだろ? それなくなったら他に何が残るよ?」
「ひでぇ…」
「ひでぇ…とか言いながら俺の手握りっぱなしなのはどういう事かなぁ」
台輔はようやく矢菜技田の顔をまともに見た。
やはり真意の掴めない瞳に映る自分の姿はひどく馬鹿に見えて
なんだかどうでもよくなった。
台輔はぎこちない動作で立ち上がり、掴んだままの手首をグイと引き寄せた。
二人はたいして身長差がないから互いの顔がまともに接近する。
「……俺のことが好きなんですか?」
「どうだろう」
矢菜技田の言葉にフっと力が抜ける。
台輔の真剣な顔つきに動揺した矢菜技田は一瞬よろけて、デスクを
背にして後ろ手をつく。
そうして唇と唇が触れあう瞬間、何かを思いだしたらしい台輔が首を曲げ
後ろに向かって大声で叫んだ。
「いるならいるって言ってくださいよー!」
「なっんだよ急に!」
「いや、こういう時って木三郎さんが『いやぁー出ていくタイミングを
失っちゃいましてねぇ』とか言って出てくるパターンじゃないっすか」
「さっき帰るとこ一緒に見送ったろ!」
「念のために」
「念のためにって…ムードもへったくれも…」
「それもそうだ。えーと…あー…矢菜技田さん」
「あ?」
「好きです。矢菜技田さんのこと。俺」
そう言って台輔は矢菜技田の薄い唇に自分のそれを重ねた。
矢菜技田は、唐突に触れたその感触に弾かれたように数回瞬きして
それから軽く目を閉じた。
意外に睫が長いんだな、と唇を合わせながらぼんやりと思う。
次第にしっとりと湿ってきた唇の隙間から歯列を割って舌を入れ、熱をもった
矢菜技田の舌と絡ませる。
「ちょっ……んッ」
舌まで入れられると思っていなかったのか、矢菜技田は眉根を寄せ
抵抗するよう身をよじった。台輔は、手首を掴んでいた手で矢菜技田の
身体をデスクに押し付け、逃げ場を塞ぐ。じんわりと汗ばんできた
手の平を自分のパンツのポケットのあたりで拭い、台輔は冷静さを
保とうとしていた。
このままいくと押し倒してしまうかもしれない。
そう思い、魔宮の怒り狂った般若のような顔を思い浮かべてみたが
その一方で手指を顎のラインと細首から鎖骨にかけて走らせる。
角度を変え口腔をまさぐることはやめられなかった。
「…んんっ」
矢菜技田が微かに鼻にかかった吐息を漏らすと、そこで魔宮の顔も
吹き飛んでしまった。
「矢菜技田さん…」
「……ここはオフィスだ」
矢菜技田の牽制も、濡れた口元を袖口で拭う仕草で煽っているように
しか見えない。台輔は矢菜技田の腕を取った。Yシャツの間から覗く
手首はやはり細くて白い。浮き上がった青白い血管を指先でなぞる。
熱がまだ残っているのか、ピクと微かに反応したのが指先から伝わってきた。
「矢菜技田さん」
「何だよ」
俺はきっと今すごくいらやらしい顔をしているに違いない。
欲望にまみれた、ケモノみたいな、半人前の俺。
どうしようもない。最低だ。
「…やっぱりいいっす」
「何だよそれ」
矢菜技田の憮然とした表情。好きな顔だ。
「……俺、ホントに弁護士になりたいんです。
もう彼女のためとかじゃなくて、自分のために」
矢菜技田が小さく頷く。
「矢菜技田さんと対等になれるように」
「………俺と?」
「こんな役立たずな俺じゃなくて、ちゃんとなってからで。
だから、まだ俺のこと好きじゃなくてもいいです」
「………台輔」
「でも……矢菜技田さんのこと好きでいていいですか」
矢菜技田は何か言いかけたが、それを遮る台輔の言葉に結局、
言いかけたことを封じ込めた。代わりにただ頷く。
「悪い、ちょっといいか」
「え…」
矢菜技田は浅く腰かけていたデスクから腕を伸ばし、台輔を引き寄せた。
返事もままならぬままで、気がつけば台輔の背中に矢菜技田の腕がまわっている。
矢菜技田の柔らそうな髪が鼻を掠め、整髪料の匂いがした。耳元で声がする。
「しばらくこのまま、な」
「はい」
対等でなくてもいいのに。未完成でもいいのに。
ただ、それを相手に言うことは相手を傷つけることになるから。
矢菜技田は、ただ台輔を抱き締めることにした。
「好き」という言葉は、まだもう少し先でもいい。
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| | | | ∧_∧ オモイノホカナガクナッチャッタ…
| | | | ピッ (・∀・; )
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>85-94
キタ━━━━━(゚∀゚)━━━━━!!!!
次のレスが投下されるまでの数分間が、
こんなにもどかしかったのは初めてかもしれない。
感想書こうと思ったけど、興奮しすぎてまともな文章が出てこない。
>85ー94キターー!待ちわびておりました。自分の考えてるのとスッゴイ似てた。コレマジ。
>85-94
燃えー!!!!ご馳走様でした。
犬もズボン吊も可愛いです。
>83
またしても(・∀・)イイ! 所で焦らしプレーイ
甘えっこパトと独占欲の強いアキに萌えです
>85-94
ももももへもへーー(´∀`*)
台輔の行き詰まりっぷりが(・∀・)イイ!!
素直だけど真面目過ぎる部分もあるよね彼は。
矢那は真面目そうでいて実は楽天的…というか、
流れに身を任せそうな気がする。
またの投下をお待ちしておりまつ(-ハ-)
>85-94
ネ申キテター!(AAry
萌え所が多すぎてどっから萌えたらいいかわからんYO!
とにかく姐さんGJ
>85-94
もしかしなくても銅鑼魔スレで宣言してた姐さんですよね?
自分、ここでの上映をそそのかした奴です。
提案してよかった…!!萌えで泣きそうになりましたよ。
受付嬢や木三郎タンネタも(・∀・)イイ!
あわわわわ。
よかった萌えていただけたようで…。
うっかり書いたらもっと書きたくなってきたので
ネタできたらまた投下しますわ。
忘れた頃に振動×剤然の続き。今回も2レス消費します。
黒い瞳はまっすぐに振動の唇を見つめている。落ち着かなくなった彼がグラスを
降って氷を鳴らすと目線はそちらに流れたが、今度は手を凝視したまま動かなく
なった。見られている指先が焼け付きそうでたまらずに酒を呷ると、剤然の
視線はグラスを追うように顎から耳元辺りに移ってぴたりと止まった。
先刻彼の耳に見とれていたのを気付かれてしまったのだろうか。
振動は内心狼狽し、耳にかかる髪が煩いという体でその辺りを手で払って見せた。
すると大きな瞳はごくゆっくりと瞬きをして、ようやく彼から離れて行った。
見られていた男は密かに安堵のため息を漏らす。
続いて細い指が煙草の方へさまよい出た。が、剤然は思い直したようにその手を
一度握り締め、代わりに掴んだグラスから一口啜ると同時にもう一方の手で
小さい箱を押しやった。
「――しばらく我慢するとしましょう」
「それがいい」
必要以上に大きく頷いた振動に、剤然がまた笑顔を向けた、ようだった。振動は
気まずさを躱せた事にほっとして、逸らしていた視線を思わず戻してしまう。
向き合ったのは、今までとは何かが違う曖昧な笑みだった。さっきまでぴしりと
伸ばしていた背筋も少し崩れて、カウンターについた肘を軸に身体を振動の方に
開いている。どこか危うげなそのラインの上で彼を見ている目は、妙に潤んで
縁が赤い。
泣くのを我慢しているような目だ。
どうかしましたか。振動がそう訊こうとすると、相手は指先で目頭を押さえた。
「ああ、……少し回ったようだ」
「お疲れなんでしょう」
振動がかけた声は、ちょうど割り込んできた管楽器の旋律に消されてしまったの
かも知れない。剤然は、振動の方に振り向けた顔にまた曖昧な微笑を乗せた。
彼は返事も問い返しもしようとはせず、無言のまま視線を振動の上に漂わせる。
熱を含んだ大きな瞳がオレンジ色の照明を乱反射していた。時折ゆるりと落ちては
上がる白い瞼が、煌めく瞳をごく一時だけ隠してはまたその輝きを新たにさせる。
ついさっき覚えた妙な感覚が、更に強くなって振動を襲った。
自分を見ているこの眼に、この表情に、この姿にどうしようもなく魅きつけられる。
何をバカな。酔っているのだ、自分は。……そして多分相手も。
そう、剤然も酔っているだろう。彼は疲れているはずだ。
今日は大阪を出る前、朝早くから部下が執刀するオペのサポートに付いて、講座も
ひと枠こなして来たと言っていた。
自分だって疲れている。発表に使うはずだったスライドの一部に問題が出たため、
ぎりぎりまで資料の手直しに追われて昨夜はあまり眠っていない。
疲れているから、酔いが回ったんだ。そうだ。酔っているんだ、ふたりとも。
剤然の視線が熱っぽいのは酒のせいだ。瞳がやけに光って見えるのはライトのせいだ。
でもあの謎めいた瞬きは、――いや違う。それはただ、彼の目が大きいから普通の
仕草が意味ありげに見えてしまうだけなんだ。
剤然が自分を不自然なほど眺め続けているのも、自分が視線を外せないのも、全部
酒のせいなのに違いない。
ふらふらと自分に付き纏う瞳から逃げる事を諦め、いっそ正面で受け止めてやる。
向こうだって見ているのだ。こちらもせいぜい綺麗な顔を鑑賞させてもらうさ、
何が後ろめたいものか。
無言で互いを見つめ合いながら、振動は酔いを自覚した頭でそんな事を考えていた。
「では私はそろそろ」
不意に伶俐な目付きに戻って腕時計を見遣った剤然が、何事も無かったかのように
立ち上がる。
>>104=前スレ530さん
待ってました!!遅くまで起きていたかいがありました。
いつも萌えさせていただいてます。続き楽しみにしてます!!
>>103-105 キターーー!!!
なんつうか文章表現がスバラシイすね!
読んでるとぱっと情景が浮かぶというか。
無意識のうちに色気炸裂の56タンがかわいいです(*´Д`)
>>103 うわわわわ、ネ甲降りてたのですね!!!
待ってましたーーー毎回お上手…!
56ちゃんと振動先生、どっちのガマンが利かなくなるのか楽しみです〜
我慢くらべって、何かいい響き・・・萌え
56は色っぽいですなぁ。410はまたカコイイ!
駆け引きしてる訳でもないのに、そういう風に見えるのが絶妙ですな。
おい、利己弁萌えのおまいら!
公式サイトでアマミタンの「またいつか…」との言葉を引用して
スタッフが2を予感させる発言をしておりまつよ!
あとクランクアップの写真、犬を見つめるズボン吊りの姿が…。
もう我が目は腐りすぎ。
クッキー食い残しスマン。
アク禁明けでウキウキしながら書き込んだらこのざまだ。
あー家ドラマも終わっちゃって寂しいかぎりだ。
ぎゃーー!激しく誤曝……_| ̄|○モウイヤ…
その上誤曝まで…_| ̄|○モウイヤ…
/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
| 2001年公開、砂ッチからモナ。
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| __________ |  ̄ ̄ ̄V ̄ ̄| ター×ミキだからな。
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| | |> PLAY. | |  ̄ ̄V ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
| | | | ∧_∧ ∧_∧ ∧∧ 神降臨ノ合間ニドゾ
| | | | ピッ (´∀` )(・∀・ )(゚Д゚ )
| | | | ◇⊂ )( ) | ヽノ___
|  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ | ||―┌ ┌ _) ┌ ┌ _)⊂UUO__|| |
| °° ∞ ≡ ≡ | || (_(__)(_(__). || |
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「夕ーキッシュ!」夜遅く帰宅したオレは、暗闇から突然声をかけられ文字通り飛び上がった。
大声で呼ぶからには強盗じゃあ、あるまい。まじまじと相手を見る。
「…三ッキー?三ッキーなのか?」
オレの言葉なんか聞きもしないで奴は叫んでいる。
声の主はパイキ−―つまり流れ者―の三ッキー・オ二ール。
何台ものでかいトレーラーを家代わりに、一族郎党で大移動してるやつらだ。
てっきり皆で揃ってカンボジアにでも行ったと思ってたのに、まだイギリスにいたなんて。
酷い訛りで何を言ってるかよくわからない三ッキーを、オレは家に引っ張り上げた。
大声でわめきやがって、近所迷惑だ。
とりあえずわかったのは「腹が減った」ということ。
やっと理解できたのは、奴が部屋中をうろつきまわった後で
勝手に見つけたウイスキーを半分空けていた。
「腹が減ったんじゃなかったのか」
「ん〜……腹も減ってる」ボリボリと頭をかくと、白いものが宙を舞う。
「お前何日風呂に入ってない?」
「ん〜…」ぶつぶつ言いながら右手の指を一本づつ折り曲げていく。
「2日」ゲップまじりに答える。
「今、指全部折ったじゃねぇか」
容赦なく首根っこをつかまえ、バスルームまで引きずる。
パイキ−は犬好きだ。ダニでも持ち込まれちゃ堪らない。
「そんなにオレ様の裸が見たいのかよ〜」
「ああ非常に見たいね。ついでに体中シャボンだらけにして髪を洗うところもな」
オレの話を聞いてるのか聞いてないのか、奴は嬉々として服を脱ぎ始めた。
その肉体の美しさと、落書きレベルの刺青との対比が奇妙に映る。
奴を賭ボクシングのリングに上げたことがある。違法な素手ボクシングだ。
鍛え上げられた筋肉の上に薄皮が一枚乗っているだけのような体は、せいぜいミドル級にしか見えない。
しかしその拳から繰り出されるパンチは、ヘビー級の大男の顎を砕き
首にちょっとした交通事故並のダメージを与えた。
「耳の後ろも忘れずに洗え!」怒鳴るオレを無視し、鼻歌まじりでシャワーを浴びている。
どうせ残りのウイスキーも飲み干すだろう。
多少の騒ぎには耳を貸さないことに決め、自分のためだけにベッドメイキングをする。
あいつは床の上ででも寝ればいい。
シャワーの音が収まったかと思うとペタペタと小走りに走る足音が聞こえた。
「おい、ちゃんと拭いたのか?!」怒鳴ろうとして振り向いた途端…世界がひっくり返った。
腹に鈍い痛み。どうやらベッドに向かってタックルされたらしい。
「何しやがる!」
起き上がろうとするオレの肩を、あいつはニヤニヤ笑いながら左手一本で押さえつける。
とんでもない馬鹿力に、思わず悲鳴が漏れる。
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| | □ STOP. | |
| | | | ∧_∧ トリアエズ ココマデ…
| | | | ピッ (・∀・; )
| | | | ◇⊂ ) __
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| °° ∞ ≡ ≡ | || (_(__) || |
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あぁっ!そんな殺生な!そこで切るなんてあんさん鬼や…
ヒィー萌え…!早く続き続きを…!
ひょえ〜、砂ッチターミキ!!
どうかネ申様、はっはやく続きを…!
この二人でエチーが読めたら私も心置きなくパイキーになれまつ。
続きまだ〜?(AA略)
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| 蝙蝠×駒鳥
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| __________ |  ̄ ̄ ̄V ̄ ̄| 栄が見てここまで萌えるなんて
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| | | | ∧_∧ ∧_∧ ∧∧ ドキドキ
| | | | ピッ (´∀` )(・∀・ )(゚Д゚ )
| | | | ◇⊂ )( ) | ヽノ___
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「ディッ九?」
ブノレースは同じ部屋にいるはずの人間の名前を呼ぶ。
しかし返事がないことに読んでいた本を閉じて上を見上げる。
天井高く作られた一室には、本を多く置くために本棚が所狭しと並んでいる。今、ブノレースが見上げるのは、空間を
有効活用させるために作られている中二階のスペースだ。
返事がないことにブノレースは脇にある螺旋階段を昇る。
昇りきり、思わずブノレースは口元に笑みを浮かべていた。
床に寝転んでいる人間は本だけは汚さないように自分の体の上においている。
ブノレースは膝をついて年若いつい最近できた「家族」の寝顔を見つめた。
子供の頃、両親を殺され家族というものから無理やり引き剥がされたブノレースは執事のアノレフレッドに育てられた。
まだ幼い自分とアノレフレッドが路頭に迷うことなく生活できたのも両親の莫大な遺産があったからだ。
そして今やゴッ差無シティーで有数な企業のトップに登りつめているブノレースは、ただ遺産を食い潰すだけではなく、それを大きくした。
企業を大きくしたのには、二つの目的があった。
一つは人々の幸せのため。
そしてもう一つは、バッ戸マンとなり悪と戦うこと。
恐怖と復讐心から精神的に追い詰められた結果、一人で立ち向かう強さを得た。
その生きていく目的を遂行するのに莫大な遺産を更に拡大する必要があった。
戦うには費用が要る。そのために会社を大きくした。
ゴッ差無シティで名士という地位を確立し表の顔を手に入れる。
そしてただ戦うだけでなく、寄付や基金の設立、人が豊かに生きていけるように様々な施設をつくり、商品を開発させた。
それは自分のような人間がもう生まれないように、このような人生は無意味であるから、もう誰にも味あわせたくないとそう思っていたからだ。
人が幸福になれば、その分悪に心奪われることもなくなる。そう思っていた。
不幸であるから人は悪しき心を持つのだとブノレースは考える。
それはブノレース自身、人間不信にも近くなっていたこともその理論を作り上げるものになっている。
裏切りや足の引っ張り合いそんなものを見ずに生きていくにはブノレースの周りは財力を狙う輩が多く存在していた。
両親が目の前で殺害されたという子供の頃のトラウマに拍車をかけるような金に飢えた狼たちはブノレースは、
人間を信用することができなかったのだ。人を守ることをしながら信じられないなどあってはならぬことだ。ただブノレースもわかっている。
二面性は誰もが持ち、それを非難する権利はブノレースにもない。
だから、人間不信であっても人嫌いなわけではない、ただ、自分の本当領域内に他人を入れることが出来ないだけだ。
その頑なな心を溶かそうとアノレフレッドも様々な助言を与えてくれる。
けれど、なかなか頷くことも出来ず、恋人と呼ばれるような女性がいたとしても彼女と一生を共にとは考えるには踏み込めない。
彼女達は、表のブノレースという顔しか知らない。知られないように行動しているとはいえ、バッ戸マンの活動をどう説明すればいいのかわからない。
言えば危ないことを止めろといわれるだろう。けれど、それを止めることができないと自分自身知っている。
両親の敵をとる、悪を倒すことはこれまで生きる目的だった。
その目的を失っては生きていけないほど今、生活にバッ戸マンは深く関わっている。誰かの賞賛を得たいのではない。
悪を成敗することが、戦うことが生きがいになっている。それを止めようとして出来ることではない。今までも何度もそうしようと思った。
けれど結局戦い続けている。
それはいつしか自分自身を追い詰めることになる。
戦わないでいられるならいいはずなのに、戦いを求める自分に反吐が出そうになる。なのに生きる目的なのだ。
ディッ九の寝顔に躊躇しながら手を伸ばす。
アノレフレッドはブノレースにディッ九を引き取るように進められた。
それはアノレフレッドに言われる前に、ブノレース自身も考えていたことだった。
トゥーフェ椅子に、両親と兄を殺されたディッ九。
その原因は誰でもなくバッ戸マンであるブノレースのせいだった。
バッ戸マンの正体を掴もうとしたトゥーフェ椅子はゴッ差無シティーの名士が多く集まる中、開催されていたサーカスのテントに爆弾を仕掛けた。
その場に居合わせたのが不運だったのだろうか。悪に立ち向かっていたディッ九の家族は、ブノレースの目の前で事切れた。
あの時のディッ九の目。
きっと自分も両親が殺された時、あんな瞳をしていたのだと思わせるほど、悲しみに、喪失に、そして呆然とした瞳は次期に怒りの炎を燃やしていた。
「ディッ九」
前髪に軽く指先が触れ、そのまま額、こめかみ、頬へと滑らせ、ブノレースは彼の名前を呼ぶ。
家族を殺され復讐に燃える若者の姿を見ることが、これほど苦しいとは思わなかった。
昔の自分を思い返させられるからではない。ディッ九の向こう見ずな行動に、肝を冷やさせられるからだ。
彼の保護者になったのは心配だったという部分が大きい。
復讐が産む愚かさを知っていただけに、それを彼に伝えたかった。自分のような人間になってもらいたくなかった。
彼を引き取る。そう言ったとき、アノレフレッドはたいそう喜んだ。
何故喜んだのか、今ならわかる。
あれほど拒んでいた自分の秘密に触れられるほど傍に、他人を招きいれたのだ。
バッ戸マンという立場を隠しとおせると自分自身思っていたのだろうか。もしかしてばれる事を望んでいたのだろうか。
復讐は愚かだと口では反対しながら、同じ場所に住めばその復讐心を煽るようなものを突き止められることはわかりきっていた。
死を目にし、涙を堪えるように、顔を隠すディッ九。
食事も、睡眠もほとんどとらずに、この世でたった一人なのだと言い聞かせているような顔。
『憎い』
そう言って、悪党を殴ることを爽快だと言い切ったディッ九。
『相棒にしてくれ』
ディッ九に詰め寄られて、俺はどう思った。
まだ若く、たった一つのことに燃え盛る彼の目に。
自分は知っていた。
相棒をいらないといいながら、孤独に耐え切れずにいた自分。
自分の苦しみは、同じ苦しみを受けた人間にしかわからないと。
そして同じように、その傷をなめあうことが出来るのだと。
同じ境遇、同じ痛み。だからこそ、分かり合える。
だから、恋するのだと。
同類哀れみでなければ自分の心がこんなに動かないなんて思いもしなかった。
今まで出来た恋人に情が沸かなかったわけではない。
でも、それは義務だったのかもしれない。
公式の場に出席するときにパートナーが必要とされる立場であったから似合う人間を探していただけなのかもしれない。
本当に探していたのは、同じ視線を持つ人間。
「ん、ブノレース?」
瞼を擦りながら目を覚ますディッ九は、覗き込んでいたブノレースに笑みを向ける。
「おはよう、こんなところで眠るんじゃない、風邪引くぞ」
「あはは、大丈夫だよ、この家の温度管理は完璧なんだから」
起き上がろうとするディッ九は、ブノレースの伸ばされた手に手を重ねる。
「過信するんじゃない、いくらアノレフレッドがこの屋敷を快適に調節してくれているとはいえ…」
言葉を続けようとすればディッ九が笑っている。
「どうした」
起き上がるディッ九に合わせてブノレースも立ち上がり、誇りを払うようにズボンの尻部分を手で叩くディッ九に問いかける。
「ブノレースはあいかわらず過保護だとね」
「別に…そういうつもりは」
「そお?」
「今のは一般論だろ、誰だって言うさ」
あまり口うるさいと、ディッ九は一人前に見られていないと拗ねてしまう。何度も何度も過去それで口論となっている。
別に、戦いにおいてどうこう激論を交わすのはいいのだが、普段はできるだけ穏やかでいたい。
あまりにも身の回りに煩わされることが多い。だからディッ九とあまり諍いを起したくないから、思わずいいわけめいた口調になる。
「なんだ」
だが、ディッ九の反応はいまいちだった。
「一般論なんだ面白くない」
ディッ九はそっと手を伸ばしてくる。
さっきディッ九に触れていた自分の指と同じように額や頬に触れてきた。
「ディッ九?」
顔を近づけてくるディッ九に、思わず身体を引くブノレースは棚に背がぶつかる。
「なんで風邪ひいたら困るの?」
「それは病気なんかしない方がいいだろう。お前だってベッドに縛られるのは退屈だろ」
「それは僕の問題じゃないか、あなたが困ることじゃない」
「それは、そうだが…心配になるじゃないか」
「ほら、過保護だ」
「これは」
「風邪引いて寝てるぐらいで心配なんて一般論じゃあんまりないよ、過保護だからでしょ」
過保護という言葉にどうにか反論しようとする時点で、過保護であるのだとばらしているようなものだけれど、ブノレースは否定しようとした。
「いや…そうじゃない、そうじゃ…!」
口付けられているのだと理解するには、言葉が続かないことですぐに理解できる。
しかし、何故口付けられているのかと理解する前にブノレースの腕はディッ九の腰に回る。
口を開き、舌を中に差し込む。お互いに、相手の息を飲むように口付け合う。
すっぽりと腕に収まるディッ九の身体を強くかき抱きながら、ブノレースは棚から背を離す。
ディッ九の身体に覆いかぶさるように唇を吸い続けていけば、だんだんと相手の背が反らされていく。
ディッ九は両手をブノレースの背にすがりつくように力を加えて体制を保とうとする。
それを助けるようにブノレースもディッ九の背と腰に回す力を増す。
ディッ九の身体が空間の安全性のために取り付けられている手すりに押し付けられた所で、お互いに唇を離した。
「そうじゃなかったら、なんなの?」
手すりに背を預けて身体を反らしたままの格好で、ディッ九は問いかける。
「何って…」
その問いかけにブノレースは口ごもる。
なんといえばいいのか、というか言っていいのかというところか。
口付け合いながら、何を言っているのかといえばそうだが。
なんとも口に出してはいいにくい。
「言えないの?」
ディッ九は時折こうだ。
「言ってよ、ブノレース。ねえ」
パートナーとなった時も、言葉を待っていた。勝手についていくと言いながら、ブノレースの許可を得ようとした。
「言わなきゃ、続きはなしだよ」
「ディッ九!」
「そうじゃないの、だって…」
視線を下ろすディッ九にブノレースはあわてて腰を引いた。まあ、自分の身体だ。どこが冷えて、どこが熱くなるかは言われなくてもわかっている。
身体を離せばディッ九は笑うので、こっちも笑わないわけにはいかない。
「意地悪だな」
苦笑と共に漏らした言葉に心外だといわんばかりにディッ九は口を尖らせた。
「だって、ブノレースは秘密すぎるんだよ、なんでもかんでも」
「別にそういうわけではない」
熱を拡散させようと大きく呼吸をして、ついでに頭を振る。
「だったら、言ってよ」
「ディッ九?」
「言ってくれなきゃ不安なんだよ」
「不安?」
突然どうしたんだとブノレースはディッ九の言葉を繰り返す。
ディッ九はぷいっと顔をそらす。
何も言わない相手は、さっきまで眠っていた場所にまた腰を下ろす。
そこにはディッ九が読んでいた本が積まれていて、中には今日の新聞もあるようだ。
ブノレースは情報収集の一つとしてこの街で刷られている新聞は全て購入している。
少しでもおかしなニュースがあればと思っているからタブロイドものも多くある。
そう言えばと思い出すのは、既に新聞を全て読み終えているからだろうか。
「ディッ九」
「なんだよ」
「不安なのは、あれのせい?」
ブノレースが指差すものにディッ九の視線は泳いだ。
タブロイドには昨夜出席したパーティーの写真と結婚の言葉が踊る。
何度も取り上げられるブノレースの結婚話。しかし実現しないそれに、誰もが注目している。
何度も別れを繰り返すブノレースに、プレイボーイのレッテルも貼られているのは確か。そして踊るのは「今度こそか!?」という文字。
彼女を連れて公式な場に出始めてから長い。
しかし、付き合っているというより共同開発者であり、馬が合う友人という方が正しい。
彼女は結婚には興味を持たず、お互いに公式に出る際に一人というのが分が悪いので、同席しているのだが。
「説明したじゃないか」
「そうだけど、でも、今度こそ結婚だって」
「そうじゃない」
「だから言って欲しいんだよ」
「ディッ九」
「だって、僕はこんな場所にあんたと行けない。行ったとしてもアノレフレッドも同席できる時だけでしょ」
だんだんと小さくなる声に、ブノレースはディッ九を抱きしめる。こんなに不安に思っているなんて知らなかった。
そしてうかつに思う。自分が相手に求めるように、相手も自分に求めていることを。
「もう一度同じ質問してくれるかい?」
間近に覗き込めば、ディッ九は一度視線を下げるがすぐに上目遣いで見つめ返してくる。
「過保護じゃなかったら、なんで?」
口付けあうほど近ずく唇を横に滑らせ、ブノレースはディッ九にだけ聞こえるように口を動かした。
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| | □ STOP. | |
| | | | ∧_∧ ハジメトオワリデフンイキチガッテスミマセン ナガスギマシタ
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| 砂ッチ続きモナ
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| __________ |  ̄ ̄ ̄V ̄ ̄| ラストまで見ちゃうよ
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| | | | ∧_∧ ∧_∧ ∧∧ ドキドキ
| | | | ピッ (´∀` )(・∀・ )(゚Д゚ )
| | | | ◇⊂ )( ) | ヽノ___
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| °° ∞ ≡ ≡ | || (_(__)(_(__). || |
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「ハラが減ったんだよ、夕ーキッシュ」
三ッキーの髪から落ちる雫で我に返った。
歯を剥き出してカチカチと鳴らしながら三ッキーが見下ろしている。
「ご馳走だぜぇ、夕ーキッシュ」
やめてくれ。オレはSMにもカニバリズムにも興味はない。
凄まじい笑顔に、目の前が真っ暗になる。
空いた方の手で、オレの顎が持ち上げられる。喉に突き刺さるような視線を感じる。
濡れた髪が頬をかすめ、奴の熱い息が首に当たる。
今にも喉笛に犬歯が食い込むんじゃないかと、オレは目を瞑った。
今更暴れたところで何になる。肩の骨は砕けそうだし、倒れこんだ際に足首も捻ってしまっていた。
しかしそこに降りたのは、ただただ柔らかい唇と舌の感触。
熱い舌はただ優しく。微かな音をたてながら這い回る。
先ほどの形相からは想像もできない仕打ちじゃないか。
しばらく喉元をなぞった舌は、喉仏から鎖骨へ、そして胸元へと降りていく。
時々ついばむように唇を動かすが、決して歯は触れない。
オレが抵抗しないことがわかると、顎を掴んでいた手を離しシャツにかける。
ボタンが弾け飛び転がる。畜生!お前が着てたボロとは違うんだぞ。
体中を弄る舌を感じながら、なぜもっと厚着してなかったのかと悔やむ。
奴の息が荒くなるのを聞きながら、なぜ部屋に入れてしまったのかと…
いやもう全てが遅い。オレの体もじんわりと反応してしまっている。
足の指先まで丁寧にしゃぶった後、熱でうかされたような目をした三ッキーはオレの上に覆いかぶさる。
愚かにもぼんやりと夢見心地だったオレは、現実というコンクリートの上に叩きつけられた。
この先にどんな凄惨な運命が待ってるというのか。
恐怖で鳴りそうな奥歯を意地で噛み締める。
それを悟ったのか、三ッキーは弾んだ息で言う。
「楽しもうぜ夕ーキッシュ。これからがメインディッシュだってのに」
今度こそ喉笛を食い千切ってくれないだろうか。
しかしまたもや奴はとんでもない行動に出た。
オレの硬く閉じた瞼に軽くキスをすると、オレのモノに手を添えるのを感じた。
驚いて目を開けると、眉をしかめ厳粛な修行僧のような面持ちで
オレのモノの上に体を沈める姿が目に入った。
時々大きく息を吐きながら、ゆっくりとゆっくりと呑み込んでいく。
その光景も快感も、にわかには信じられない。
「なあ、楽しめよ夕ーキッシュ」
女より重量があるせいか、深く繋がってる気がする。
三ッキーが動き出した。腹は波打ち、汗にまみれた肌の上の刺青が艶かしく踊る。
突然倒れこむように顔を近づける。
オレの顔を両手でがっしりと掴むと瑠璃色の瞳で覗き込む。
「お前も、動け」
言葉より瞳に誘われた。オレを見下ろしせせら笑う瞳。
―組み敷かれた上にされるがままか?― 全てを見透かす瞳が
―bitchのように泣かせてみろよ― 誘う、オレを。
―それとも泣かされたいか?それなら処女みたいにそのまま転がってな―
ゆっくりと腰を突き上げると、さっきまでとは違う声があがった。
「じゃあ、しばらく置いてやるの?」
「…お前が今すぐ追い出してくれるんじゃあなければな」
オレは相当不機嫌そうな声を出したらしい。
まあそう怒るなよ、と受話器の向こうでト三ーの声。
ト三ーはオレのことを兄のように慕ってくれてる幼馴染で、危ない橋を何度も渡った仲だ。
オレの性格だってよくわかってる。
「もしヤバかったら俺の部屋に避難してきなよ。しばらく放っておけば消えるだろ。
でも…あいつなかなか切れ者だからなあ、悪いようにはしないんじゃないの」
ト三ーの言葉に、オレは思わず首に手をやった。
散々弄られたが、そこにはキスマークも歯型もついていない。
代わりに右腕は満足に上がらないし、歩くのも多少難儀をするが。
…そういや今朝は当然のように甲斐甲斐しく世話を焼いてくれてるな。
(いつもオレは、あいつにしてやられるってのか)
軽く舌打ち。
「朝メシできたぞ、夕ーキーッシュ!長電話は終わりだ!」
電話の向こうから笑い声が聞こえる。
「なかなかの世話女房じゃない」
笑い声が気に障って受話器を叩き付けた。
切れる直前、「お幸せに」と微かに聞こえた気がした。
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| | | | ∧_∧ プ羅ピ萌エカラ 勇萌エニナッテシマッタ
| | | | ピッ (・∀・ )
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レス下さった方々ありがとう。
おすすめ!スレの姐さんもありがとう。
いいい5日でつよね見ます見ますよ絶対に。
いやーこんな展開になるとは!ウマー杉てどんどんいけちゃうYo
漏れは撫裸ピ萌えに加速が…
>>123 蝙蝠×駒鳥ディスカ━━━━(;・∀・)━━━━!!??
よもや読めるとは思わなかった。my萌えカプを拝見できるとは思わんかった。
姐さん・・・グゥゥゥッッジョォォォォッヴゥァ(*´Д`)゚゚
大興奮してすまそ その後のがっちゅんまで妄想してすまそ
うっちゃりスゲーw
また持って来ました振動×剤然、
見て下さってる方々ありがとうございます。コメントも嬉しかったです。
以下2レス使います。
急に変わった外科医の表情。振動は深い夢からいきなり叩き起こされたように
感じた。
「あ、ああ。もうそんな時間ですか」
「乗り遅れては困りますから」言いながら剤然はさっさと先に立って行く。
追いすがった振動がその手からチェックを奪おうとする、言わば大人の儀式的な
攻防戦をひと通り経てエレベーターホールに出る頃には、妙な空気は消え去って
いた。
下りのエレベーターは2台続けて若者たちでいっぱいだった。折悪しく、上階の
映画館が入替え時刻を迎えたらしい。
たかだか3階くらい階段で降りてしまいましょうと、振動はホール横のドアに
連れを促した。目立たない塗装の鉄扉を開ければ、意外に広い非常階段が下まで
続いている。
「横浜の華やかなビルも、客向きでない部分は大学の研究棟と似たり寄ったり
なんですね」
凝った内装を施してあったホールや先ほどの店と同じ建物内とは思えない、
コンクリートとリノリウムの階段室を剤然は面白がっているようだった。
「ああ、そう言われれば」特に蛍光灯の数をいかにも節約したこの感じが、と
振動も天井を指して応じる。
「――振動先生、さっきの話ですが本当にいらして下さるでしょうね」
彼の横を半歩遅れて降りながら、剤然が念を押してきた。
結局この店では地元の常連客に支払わせる事を了承した剤然は、来月の学会で
振動が大阪に来る折りにはぜひ自分の行きつけに案内させてくれるようにとの
約束を、エレベーターホールで既に取り付けていたのだ。
「先生の生まれ年のワインを用意させておきますよ。……店の者も驚くだろうな、
聡見君を何度か連れて行ってますから。ああ振動先生と何食わぬ顔で飲んで、
後から聡見君を呼んで驚かせるのも面白そうだ」
青白い灯りに照らされた殺風景な階段室で、外科医は出会った当初の饒舌を
取り戻していた。
「私が『聡見先生』のふりをするわけですか」子供のような悪戯を企む教授殿に
振動の頬が緩む。
「絶対に分かりませんよ、何しろこの私が――ぅわ!」
上機嫌で喋り続けていた剤然が、中二階の踊り場に一段だけ変則的に切ってあった
ステップに足を取られた。
「おっと」
よろける彼を振動の長い腕が難なく支える。見た目より更に軽い身体だ。
「大丈夫ですか先生」
もつれた足を立て直し、剤然はふふ、と笑った。
「聡見君と同じ声で『先生』なんて呼ばれるとどうにも奇妙な感じですね」
「じゃあ、――『大丈夫か剤然、少し飲み過ぎたんじゃないのか』」
その言葉はただの戯れだった。いくら知り合いに似ている、声などまるで
そっくりだ、と繰り返し言われても振動の方には実感が無い。先刻までの会話で
彼らが時折挟んでいた、様々な他愛ない冗談の続きのつもりだった。
しかし次の瞬間、自分を見上げた瞳のあり得ない切なさに胸が跳ねる。
何が起こったのか判らなかった。ただ、鞄がふたつ落ちる音を聴いたと思った。
>>141 神降臨してたー!!
いつも萌えをありがとうございます…!!
>141-143
萌エー!相変わらず惹きつけるのウマイですね。
続きが気になりますwキボンキボン
イチオウ ビデオノサイセイヲ シテイタダキタイトハ オモイマシタガ…(コソーリ
>>141-143 振剤キタ―――――!!!!!文、本当にお上手ですね。
ラスト2行に煽られて仕方ないです…鞄が落ちる音って姐さ―――ん!
56ちゃん新幹線に間に合わないような展開になるんでしょうか!ハァハァ
>>141-143 神キテターーーー!!!
毎回楽しみに読ませていただいてます。
そろそろ2人のガマンの限界が近づいてきたのかな?(*´Д`)ドキドキ
148 :
147:04/06/29 00:19 ID:1UHOca7X
ウホッ、イイID・・・_| ̄|○
149 :
風と木の名無しさん:04/06/29 00:58 ID:zdgbZbKH
>>141 その2レス「使う」って言い方なんとかならないの?
このスレの主旨わかってんの?
>>149 反応するのもどうかと思うけどあんたの方こそ
わかってんの?
>150
逆ギレはみっともないからヤメナサイ
逆ギレ…?
とにかくマターリしとけ…。
粘着アンチ…
前スレ776姐さんの羽ト秋も
続きこっそりお待ちしています!
よし便乗。
>60-65姐さんの飛翔作家バトロワも密かに待ってます。
さらにさらに便乗。
わたくしも>60-65の続きを楽しみにしております。
本当に声を出して笑わせていただきました。
漏れも感想す(*´Д`)
>>123 バッ戸まん最高ですた!!(*゚д゚)σ)Д`)
読み終えて即メモ帳にコピーペしたよ!チッスだけでこれ程エロイとは
萌え萌え姐さんだな(*゚д゚)ゴルァ!!
/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
| 日曜日の朝の闘うお兄さん達のお話モナー
____________ \ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
| __________ |  ̄ ̄ ̄V ̄ ̄| 一月×先輩だからな。
| | | | \
| | |> PLAY. | |  ̄ ̄V ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
| | | | ∧_∧ ∧_∧ ∧∧ ちょい黒ムツだゴルァ!
| | | | ピッ (´∀` )(・∀・ )(゚Д゚ )
| | | | ◇⊂ )( ) | ヽノ___
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ある晴れた日の午後、今日も今日とて、先輩を取り合う後輩と一月のお話。
あれっ
あそこに居るの、先輩さん?
てゆーか、闘ってる?なんだよ…俺も闘うって言ってるのに、また置いてけぼりかよ…
信用されてないのかなー。
そういうのって、結構傷付くって言うか…さみしいっていうか…
…なんか、クヤシイ。
…スゲー…撃ちまくってるなぁ。 いけ!いけ!そこだ!あっあぶ…あーびびったァ
やーっぱ強いよな〜なんでかな。でも確か俺のシステムのが最強なんだよな。ちょっと邪悪な意志入ってるけど。
今は先輩さんの方が強いけど、多分このまま特訓していけば、俺の方が強くなるんだ。
そのうちね。そしたら、そしたらさ…守るよ、俺。みんなの事も、先輩さんのk
あああああああっ?!いまっいま、先輩さん、攻撃くらった!?
あっ倒れちゃっ…ちょ、ちょ、バックル(変/身ベルト)ッバックルッ
うわっなんかバッグ濡れてるっ弁当から汁出てんじゃんもー!じゃなくてバックルどこだよあああ先輩さん先輩さ…げ。。
来やがった…来やがったよ青いのが…
「先輩ザァーン!!大丈夫ですか!!」
「俺の事はいい、ア/ンデッドを追え!」
毎度毎度なんで同じ会話してんだこの人達。
つーか…タイミング良すぎない後輩さん?もしかして、見てた?何故見てるんです?
まあいいや…あーあーア/ンデッド追いながら振り向いてるよ。余裕だなあ。あ、殴られた。
ほんとは俺も闘いたいけど…誘われなかったしー…
「一月…来たのか」
「…誘って下さいよ。俺だって闘うって言ってるのに…。」
「すまない、たまたまここに居たらアンデッドが現れたんだ。
後/輩はアンデッドサーチャーで知ったんだろう。」
な〜んだ、そういう事だったのか。よかったあ。。
「お前は?後輩に呼ばれたのか?」
そういえば後輩さんからも電話来なかったな…来るわけないか。
「俺は今ここを通っただけですよ。そしたら先輩さん倒れてるから…大丈夫ですか?」
「ああ、俺は大丈夫だ。ア/ンデッドは今後輩が追ってる。お前も闘えるか?」
「闘えますけど。こんな状態の先輩さん放って行けません。先輩さん立てないみたいじゃないですか。
俺はみんなの事も守りたいけど、先輩さんの事も助けたいんです。
この間は言われるままにア/ンデッド追っちゃったけど…。」
「俺はだいj痛っ!!なにをする!」
「痛いんじゃないですか。つかまってください。俺が病院まで手を貸しますから。」
「今のはいきなり掴まれたからだ…それより、」
「この間もそんな事言って結局骨折とかしてたじゃないですか。先輩さんがしばらく闘えないんじゃこっちも大変ですから。行きましょう。」
やったー抱き起こし大成功〜まだなんかごちゃごちゃ言ってるけど、俺、正しい事してるよね。
それにアンデッドは先輩さんにさんざん撃たれてヘロヘロだったから、後輩さん一人で大丈夫なはず。
俺ももっと封印してカード増やしたいけど今それどこじゃないや。
あーなんかドキドキする〜先輩さんハァハァ言ってるから余計…なんか、良いよコレ。
「ウ…、n、一月、…ハァ…腰持つな。…っ…さっきア/ンデッドに蹴られた…少し痛むんだ」
うわー先輩さんヤバイ!超ヤバイ!なんか、もう、こう、ヤバ〜イ!
「じゃあ、どこ持ったらいいんですかぁ。腕だけじゃ支えにくいですよ」
「もっと、上にしてくれ…ハァ」
「上って…」
先輩もやばいけど、俺もやばいな〜これ。思春期だし。わかってんのかなァ…。
「ぅぁっ!あ、なんでもないっ」
ぎゃー何その反応!!も、もしかして?俺、今、触った?よくわかんなかった!
でももうわざとらしいから触れないじゃん!もったいね〜…今度ね、今度。先輩さん!すき。。
あーもうっ先輩さ〜ん先輩さ〜んせ「ヘェヘェ!先輩ザァーン!!」げっ
キタ━━━━━━(0w0)━━━━━━!!!!!せっかくいい雰囲気だったのに!!
「後輩、ア/ンデッドは」
「はいっ封印しました!先輩さん、大丈夫ですか?!おい一月何でお前がここいんだよ」
「たまたま通ったんですよ。って、なんでじゃなくて俺にも連絡くださいよ!俺だって仮/面ラ/イダーなんですから…」
なんて言ってる間に当たり前のように先輩の腕掴んで反対側の支えになってるよ。すごいなーこの人。
「おまえにはまだ早いよ。ねっ先輩さん!」
「この子はお前よりのみ込みが早いぞ。」
「えーーー!!なんでそういうこと言うんですー?!じゃあ俺にも特訓してくださいよー!」
うわー引くなァ。正直な人だな〜…
「今度な。」
当たり障り無いなー。強者だ。先輩さん、強敵だなァ…がんばろ。。
後輩さんに負けてらんないよ。ラ/イダーとしてもねっ!
俺は頑張って早く最強の仮/面ラ/イダーになって、先輩さんを守るんだ!
がんばるぞーーー!!
ある晴れた日の午後、今日も今日とて、先輩を取り合う後輩と一月のお話でした。
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| | | | ∧_∧ 漫画畑の住人作だからへぼかったなぁ
| | | | ピッ (・∀・; )
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| °° ∞ ≡ ≡ | || (_(__) || |
オンド/ゥルルラギッ/タンディスカ キタ━━━━━(゚∀゚)━━━━━!!!!
n グジョバ!! グジョバ!! n
n グッジョブ! (ヨ ) ( E)
( l ヽ。/ / | _/H\ _ 人 _ | ヽ (〔o〕) グッジョブ
\ \ (<::∨:> )\ \/( 0M0 )/( 0w0 )ヽ/ /( 0H0) n
ヽ___ ̄ ̄ ノ \(uu / uu)/  ̄ \ ( E)
/ / | ∧ / フ / ヽ ヽ_//
>>160 オンドゥルはフラッシュでしか知らないのに萌えました( *´Д`)
前スレ最後の神よ!
つづき…続きをどうか……(;´Д`)アアアァ
>167
あんな中途半端な部分までで気に入ってくださって感謝です。
なので、新しいテープでもういちど再生。
ジャンルは映画の×メソ、カプはマグ×茶になります。
チェス盤を前に向かい合う。透明な強化プラスチックの監獄の中は隅々までが無機質な
白い明かりで照らし出されている。
本来ならば心を読むことのできる相手と行うチェスなど無謀の一言に尽きるだろう。
目の前にいる男の誠意をもってしか、このゲームは成立しない。
「読み違えたな。ここでキングを逃がしたのは良かったが、こちらにまだルークが残って
いたのを忘れていたのか?」
年を経た、白く節ばった指がクリスタルの駒を敵陣へ動かす。
相手側から軽く息を飲む気配がした。どうやら真実、手を読み損ねていたらしい。この
相手にしては珍しいことだ。
「……クイーンの動きを警戒しすぎたようだ」
「脅懦はときに人の判断を狂わせる。今回は失敗だったな」
透明なプラスチックの監獄の中で二人はチェスを続けている。優勢なのは心を読むこと
のできる男の側ではなく、ただ一人この特別な監獄へ囚われている男――石慈界の帝王
マグ二一ト一ことヱリック・マグナス・レ一ンシャ一の方だった。
真剣な眼差しでクリスタルのチェス盤を見詰め、次の手を考える相手はチャ一ノレズ・
フランシス・ヱグゼビア、「恵まれι子らの学園」の創設者にして「×―MEN」を率い、
プ口フェッサー×と呼ばれる男である。
溜息をついたチャ一ノレズは視線をチェス盤から外さないまま、軽く肩を竦めてみせた。
「手厳しいな。私が隙を作るときを待ち構えて容赦なく攻めてくるのはチェス盤の上だけ
にしてくれないか?」
生真面目な顔を僅かにしかめながらも視線は次の手を探している。否、実際には幾通り
もの定石をさらい、敵を降伏させる最良の手を選んでいるのだろう。
無論マグ二一ト一の側もそれは読んでいる。どんな手が来ようとも対応できる自信はあった。
相手の目が盤の上を、駒の上を行く度次に彼が打つだろう位置を探る。
チャ一ノレズの側でもそれは感じ取れたのだろう、しばらく熟考した上でついに天を仰いだ。
「……どうも分が悪そうだ。今日はここまでにしていいだろうか?」
今日のゲームにしても前回の面会からの続きだった。始まるときにはマグ二一ト一がやや
劣勢だったのだが。
「構わん。だが、あまり頻繁にここへ面会に来ると厄介な連中に目をつけられるぞ」
「忠告は拝聴しておこう。だが、私は君が言うほどに心配はしていないのだよ」
軽く笑ってチャ一ノレズは上半身の力だけで椅子の上にある自分の体の向きを僅かに変えた。
透明な強化プラスチックの檻の向こうには看守達が彼らを監視する部屋がある。
チャ一ノレズがそこへ合図を送り、自分がもう退出すると意思表示をしてはじめて、看守が
彼の車椅子を押して出て行くことになっていた。
ふとマグ二一ト一がチャ一ノレズの萎えた足に目を留めた。
「その肢に金属を仕込めばいい。私がお前を歩かせてやるのに」
「残念ながら、その申し出は丁重にお断りするよ」
手を上げようとしていたチャ一ノレズはその言葉に苦笑し、再び彼に顔を向けた。
「そんなことをしたら、君に面会できなくなってしまうしね」
この監獄へはどんな些細な量であっても、マグ二一ト一の意のままになる金属を持ち込む
ことは許されていない。例えそれが体内に埋め込まれてあったとしても、金属探知機で感知
されればその者は面会が叶わない。
「それほど私に会いたいかね?」
チャ一ノレズは顔を上げた。何の気なしに言った言葉をこんな風に返されるとは思って
いなかった。
黙り込みつつもチャ一ノレズは困惑を露骨に表に出す。
マグ二一ト一は軽く笑い、立ち上がった。
「今日は私が運んでいこう」
向かい合わせに座っていた相手の隣まで来るとマグ二一ト一は軽く体を屈め、チャ一ノレズ
の体の下へ腕を差し込むと一気に持ち上げた。
足が萎えているとはいえ、チャ一ノレズの肉体そのものは決して老人のように小さく衰えて
はいない。むしろ足の力を補うべく、自然と鍛えられた上半身など並みの若者と比べたとて
引けを取るものではない。
そのチャ一ノレズの身体をマグ二一ト一は老人ながら驚くべき膂力をもって抱き上げたのだ。
「何を……!」
横抱きに抱き上げたまま、相手の耳元に囁きこむ。
「全力で抵抗してみるがいい」
何に、と問うより早くチャ一ノレズは唇を奪われる。まさに抵抗する間もなかったが、
かつての親友の仕掛けた悪戯はそれだけではなかった。
不意に眩暈を感じた。急に抱き上げられたことで低血圧症状が起きたのかとチャ一ノレズは
疑ったが、それが間違いであることにすぐ気付いた。
彼の全身は滾るように熱くなっていた。否、これは熱ではなく血の暴走。血液に含まれる
極めて微量の鉄分が石慈界の帝王の意思によって暴れようとしているのだ。
感じた眩暈は老境に差し掛かった肉体のためではなく、今自分を抱きかかえ唇を奪うと
いうおよそ信じがたい行為を平然としてのける、この古い友の悪戯のためだった。
(ヱリック!)
なす術もなく、ただ相手のシャツを掴む。
自分の肉体の中に張り巡らされた全ての毛細血管に至るまでが活発化している。細かな
皺の刻まれた、冷たい指先にまで熱が広がっていくのがまざまざと感じられて痛いほどだった。
しかしチャ一ノレズの困惑は、マグ二一ト一のそうした行為よりむしろ、今彼と唇を重ねて
いるということに対して向けられていた。
(ヱリック……!)
こんなにも深い口付けは女性とすら久しくしていなかった。なのに自分達はまるで恐れを
知らぬ十代の若者達のように誰の目を憚ることもなく唇を重ね、舌を絡めあっている。恋人
同士のように、深く。
そう思ったところでチャ一ノレズは急に自分達を見詰める者の存在を思い出し、あまりの
驚愕に混乱したまま普段なら決してやらないことをした。
(やめてくれ、ヱリック! お願いだ、看守達が見ている!)
相手の心へ直接語りかけ、半ば強制的に返答を探ったのだ。常に冷静な彼らしからぬ行動
だったが、返ってきた答えは
(君も見られると興奮する性質かね?)
という、微かな笑いを含んだものだった。
(あぁ――!)
思わずチャ一ノレズは瞼を閉じた。
この高鳴る鼓動はヱリックの支配する血の滾りのせいなのか、それとも自分自身の心の
動きからくるものなのか。
看守達は自分とマグ二一ト一の行為を何と思うことだろう。いっそ制止してくれれば
いいのに、心を探れば咄嗟のことで茫然としている彼ら看守は止めていいのか迷ってすら
いるらしかった。
なんともお粗末な反応だったが、しかしどこかで彼らの愚鈍さにチャ一ノレズは感謝して
すらいたかもしれない。
抵抗してみろとヱリックは言った。確かにすぐ抵抗するべきだったのだ、この悪戯に
対しては。なのにほんの一瞬でヱリックは自分を陥落させた。
やっと僅かばかり解放されたと思っても、わななく唇はなおも優しくついばまれる。
驚きに見開かれた瞳と見交わすヱリックの優し気な眼差しが、チャ一ノレズに否応なく
昔を思い起こさせた。
医師とボランティアの看護師という職務上の関係が親友に、そしてそれ以上の関係に
変わった、あのときの喜びと幸福感が切なく胸を締め付ける。
まだ自分は彼を愛しているのだろうか、彼は自分を――?
まさかそんなことは有り得ないとチャ一ノレズは目を伏せる。この性質の悪い悪戯に
そんな錯覚を抱くのは馬鹿げた行為だった。
にも拘らず、昂揚している自分がいる。
接吻そのものと、接吻の合間に頬を擽る吐息、ヱリックの唇の感触、全てがチャ一ノレズを
陶然とさせた。
ヱリックの身体を抱き締めてしまわずに済んだのは、最後の理性が看守達の驚きを今も
感じ取っていたからに他ならない。
(もう充分だ、ヱリック。このゲームは君の勝利で終わった)
自らの敗北を宣言することにより、解放を請う。マグ二一ト一の力によって興奮させられた
血潮の高鳴りはチャ一ノレズの胸を苦しくさせた。
だが、それが果たして本当に単純な肉体的反応によるものだけなのかは疑わしい。
白銀の髪と肌に深く刻まれた皺が工りックを老人らしく見せてはいたが、強い光を放つ
灰色がかった青い瞳も強情そうな鼻の形も微かに笑みを浮かべた唇も、ただ懐かしく悲しい
ほどにチャ一ノレズを魅了して止まない。
新雪のような純白の囚人服さえもが彼のために選ばれた特別な礼装のようだった。
昔、あの異国の地で彼に会い、抱いた感情が少しも損なわれることなく自分の中に眠って
いたことを知ってチャ一ノレズは途惑う。
「さぁ、君の車だ」
ようやっとのことで車椅子へと身体を下ろされ、チャ一ノレズは小さく安堵の吐息を洩らした。
「君がまだ充分に元気でいることを知って私は嬉しい」
まだチャ一ノレズから手を離さぬうちに白髪の男は上品な口調で言い、眼差しを投げた。
その先へとチャ一ノレズも目を遣り、愕然とする。
「――興奮したかね?」
囁いて顔を上げ、身体を離そうとしたマグ二一ト一の肩を思わず掴んで引き留める。
「ま、待って欲しい、ヱリック……」
既に老人である自分が同性からキスを受けた後、勃起して車椅子に座る姿を看守達が
見たら何と思うことだろう。監視カメラからも看守達の目からも隠された状態のまま、
チャ一ノレズは懇願した。
「鎮めてくれ、君ならできる筈だ、頼む」
口早に囁いて、微かに震えながらそっと唇を彼の頬へと押し当てた。押し当てた先の
頬が小さく笑んだのをチャ一ノレズは確かに感じた。
すぐに体中の血の昂ぶりが収まっていく。
ヱリックと唇を重ねていたときには昂揚して、まるで宇宙にまで飛んでいけそうな錯覚
すら覚えたのに、今はもう普段と何の変わりもない、動かない下肢を抱えた老人に戻って
しまった。
それが本来の自分なのだ。チャ一ノレズは僅かに肩を落とし、服の上から心臓の辺りを
掴んだ。そこだけがまだ昂りを鎮めきれずにいる最後の箇所だった。
俯いた彼の剥き出しの項から頚動脈の辺りへとヱリックは肉食獣のようにねっとりした
視線を這わせたが、獲物がそれに気付いて震えだすよりは早く、看守達が動き始める。
「迎えのロバがご到着だ」
檻の中のマイクに拾われない程度の小声で囁き、悪戯な色の瞳で囚われの帝王は目元の
皺を深めて密かに笑いかける。
チャ一ノレズは答えなかった。ただ複雑な思いを抱いたまま、彼の微笑を見上げていた。
すぐに看守の一人がチャ一ノレズの車椅子を受け取り外へ連れ出し、同時に数人が強化
プラスチックの警棒を手にしながらマグ二一ト一を取り囲む。
普段と違う行動を行ったのには裏があるのではないか、何か特殊な罠を仕掛けたのでは
ないかと彼らは怯えているのだろう。
操ることのできる金属さえなければ石慈界の帝王マグ二一ト一と言えどただの老人に
過ぎない。
万が一にも暴行など加えぬようにチャ一ノレズはそっと思念を飛ばして彼ら看守の心から
恐怖と暴力の芽を探し、宥めておいた。
これで工りックは紳士的な取り調べだけで解放されることだろう。
人心への介入という、自らが常に戒めることを容易く行ってしまいながらチャ一ノレズは
軽く首を振り、溜め息をつく。
そこへ、やや言いにくそうな表情で車椅子を押す看守が声を掛けてきた。
「その……ヱグゼビア教授。あなた方の関係は、もしかして――」
「ご覧の通り、昔からの友人だよ。私達は親友だった」
可能な限り淡々とチャ一ノレズは告げた。事実、この看守が心を読める人物であったならば、
チャ一ノレズの表情からは全く窺うことのできない内心の動揺の激しさに驚いたに違いない。
だが無論ミュ一夕ントならぬ人間の身には読心術は使えまい。看守はいぶかしげな顔で
チャ一ノレズの言葉を繰り返す。
「昔……?」
「かつて私は医師としてイスラヱノレへ赴任していた。彼はその頃、看護師としてボランティア
活動を行っていた。そうして私達は知り合ったのだよ」
「ハッ、あのマグ二一ト一がボランティアですか。想像もつきませんな」
鼻で笑う看守はもう、先程見た光景については忘れ去ったかのように陽気な顔でチャ一ノレズ
の車椅子を押す。
チャ一ノレズの移動と共に可動式のプラスチックチューブが切り離され、またマグ二一ト一は
曝露された孤独の中に閉じ込められる。
否、ヱリックをあの場所に置くことで孤独になるのはむしろチャ一ノレズの方だった。
車椅子の向きを変える際に振り返る。
透明な監獄の向こうで囚人の眼差しは確かな光を持ってチャ一ノレズに向かって笑んでいた。
(ヱリック……)
言い知れぬ不安と微かな期待と。
また自分がこの場所を訪れてしまうことを予感しつつも、チャ一ノレズはこのときまだ、何も
知らなかったのだった。
自らが囚われ、操られてしまうことも、彼が脱獄を果たすことも、何も。
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| | | | ∧_∧ 設定ミスありそうだなー…
| | | | ピッ (・∀・;)
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遅レスですが
>>123いいですね〜
と書きながらリロードしたら
>>169でまた萌え死に。
エロパロスレの米コミスレが盛り上がらないのをさみしく見ていたら、
萌えがこっちにあったよ〜うれしいよ〜
>168
ありがとうー
風呂の中で続き続きと悶々してたよ
いやしかし自分もDVD持ってないですが、
萌え、萌え、萌え(*´Д`)ハァハァ
帝王素敵だ…あああ
いいもの読ませていただきますた
>168
話の中の萌えはもちろんだが、
姐さんの伏字センスの見事さにも萌えた……!
ああ、本当に帝王素敵だし教授素敵だし
何もかもが素敵過ぎる!
一瞬「伏せてないじゃん!?」と焦ったw
8総長男×クール(居候)で
取り敢えず途中まで
反応見て続きうpするか考えます
流るるもの白
狭い・・・狭い狭い狭い狭い狭い々々々々・・・・・悶々。
チャプーン・・・小さく動く度に水音が響く・・・浴室。
独り入れば丁度イイ浴槽も二人で入れば膝を折らなければ入れない・・・。
「狭いーーーー」
「煩いっ御前出ろっ」
「やだっもっとあったまりたいんだっ」
「たく・・・何で俺がこんな馬鹿と・・・」
「馬鹿って何だよー馬鹿って言った奴が馬鹿なんだぞっ」
「・・・・ばぁーか・・」
「ムキーーーーーッッッ」
狭い浴室・・・しかも浴槽の中で意味も無い言い争いをするモナーとフーン・・・。
しかし此処は貧乏一家の家・・・声は筒抜けに兄弟達に響き・・・。
「煩ぇぞっゴルァァッ!!」
ガラァァっと音を立て開いたドアから顔を出した怒り気味のギコにモナーは凍りつきフーンは見て見ぬフリをした。
「ご・・・ごめん」
小さく詫びを口にして水面に顔半分を沈めぷくぷくと小さな気泡を浮かべた。
「・・・・悪かったよ・・・」
そんなモナーに触発されるようにフーンも小さく詫びを述べる。
「たくっ風呂位静かに入れやゴラァ」
呆れた様に言うとガラリと音を経て溜息が切れるのと同時にギコの顔は見えなくなる。
「ほら見ろ、フーンの所為で怒られただろ」
「・・・・誰の所為だっだ・れ・の」
見えなく成った途端に再びイガミ合いを始める二人・・・。
そもそも何故二人が一緒の風呂に入っているのか・・・。
その理由は本の数十分前に遡る・・・。
『我が家は貧乏なんだから節約しよう。お風呂は二人一組で入る事』っとモララーが廻りの反対を押し切る形で決め、しかも入る組み合わせは毎回くじ引きで決めよう・・・っと云う事になったのだ。(ギコとシィは除いてねv)
そして籤引きの結果、ギコとシィ(籤引いてないけど・・・)、モララー(ジエン付)とマララ、つーとフサ、そして・・・モナーとフーン・・・。っと言う様に別けられたのだった。
浴室に入り躰を洗って居る内は良かったのだが浴室に入ろうとお湯に足を沈めたのが二人同時・・・。交代に入るという事を知らないのか・・・的タイミングであった・・・。
「・・・・・・」
「モ・・・漏れが先に入るんだ。漏れは長男何だぞ」
「長男から先に入るなんて決まり有る訳無ぇだろ・・・俺が入んだからよ・・・その足どけろ」
「ムキー何だよその言い草ーー」
憤怒するモナーに構わずフーンは浴槽に躰を沈めてしまったのを見て慌ててモナーも浴室に足を突っ込み二人で浴槽に浸かる事になった・・・。っと言う訳である。
「狭いなー・・・」
「んな上目遣いで見たってキモイだけ・・と・・・」
「キモイとか言うなよっ」
「キモイキモイキモイ」
意味の無いいがみあいの中ふと・・・視界に入るのはフーンの愛想の無い口元。
『そぉ言えばフーンてモテルんだよな・・・この前のバレンタインも凄かったしなぁ・・・』
視線を滑らせ折られた膝の上に乗せられた手・・・指先と腺を流れていく・・・。
『あの手とかで女の子の事満足させたりとかしてんだろぉなぁ・・・』
気だるそうに首筋を撫でるフーンに目を奪われていく・・・そんな感覚に埋もれる・・・。
『何時も家に居無い時とか女の人の所に居るのかな・・・・ちょっと良いなぁ・・・』
「・・・・・」
『意外と指奇麗だな・・・ってか何気にスタイル良いよなぁ・・・』
「・・・・何見てんだよ・・」
「えっ?」
物思いに耽っていたモナーは突然声を発したフーンに愕き目穂丸くして顔を上げた。
「何、人の事じろじろ見てんだよ・・・」
機嫌を損ねたのか眉間に皺を寄せ睨み付ける様に己を見るフーンにモナーは異様な興奮を覚えていた・・・。
ぎゅっ・・・とふーんの腕を掴み顔を覗き込んでみる・・・。
「なっ・・・何すんだっテメっ・・・っ・・・」
焦った様に捲し立てる口元と上気して薄い桃色に染まって居る頬・・・。
片手でフーンの腕を纏め上げ壁に押さえ付けそっと・・・躰をなぞらえて行く・・・。
滑らかとは言えない表皮を下り不意にシコリに辿り着く。
「・・・フーンの乳首・・・立ってるよぉ・・・」
「ウルセッ・・・っ・・・くっ・・・」
悶える様な耐える様な・・・曖昧さえ感じる息を漏らしてフーンはキツクモナーを睨みつける
一方のモナーは勃ち上がった突起に興味津々と弄繰り回して行く・・・。
「っぁっ・・・はっ・・・ヤメっ・・・テメッ好い加減にしやがれっ」
手首から押さえ付けられているフーンは逃げ出そうと脚を荒げさせモナーの脇腹に膝を減り込ませた。
「っぐっ・・・」
短い悲鳴の様な声の後モナーの力が緩んだのを見逃さずモナーの躰を浴槽の反対側へと押しやる。
バチャッ・・・・っと水の動く音が響き・・・・止むと荒い息遣いが響き変わる。
「何しやがるっ気でも違ったのかよっ」
乱れた息で声を荒げるフーン。
其れに対しモナーは己の腹に手を当て・・・ジワジワと痛む様な感覚に眉を潜める。
「・・・・・」
「何とか云えっこの糞兄ぃっ」
ちっとフーンの口元から漏れた舌打ち・・・其れがモナーの理性崩壊の合図になったのか・・・。
バシャッと水飛沫が上がりフーンの体を壁に押し付ける様に片手で押さえつけその背に唇を寄せた。
取り敢えず此処までで・・・・
(*´д`*)ハァハァ フーンは確かにクールでカコイイ
続き楽しみにしてまつ
フーン萌え
これは昔、よひこと言うげひにんさんが、
「自分達のやほい本をドラーマ化しようぜ」
と番組でやったものをシナリオ化したものです。文章ぼろぼろだけどな。
どっかの会場?『ヨイコのワル○エ高視聴率祈願パーティ』
野球拳で盛り上がるスタッフたち 隅の方でジュース飲んでる主役たち
ハマ「なんか俺ら置いていかれてんな」
アリ「俺ら酒飲めへんからな」
関係者に挨拶しているマネージャーオカーダー
アリ「オカーダーさん。そろそろ帰りますわ」
オカ「なんでお前ら帰んねん。まあええわ。自分らだけで帰れるやろ?」
アリ「はい」
オカ「帰って」
ハマ「お疲れさんでした」
メインなのに扱い酷い・・・
ふたり顔を見合わせため息
タイトル「ふたり・・・」
帰り道、歩道橋を歩いているアリ
ハマ「アリの!」
振り返ると、缶ビールを持って駆け寄ってくるハマ
ハマ「これ・・・」
ビールを差し出す
アリ「どうしたん?」
ハマ「ええやん、飲も」
プシュ チイサクカンパイ
アリ「お前、ビール飲めたっけ?」
ハマ「ええやんたまには。こうやって二人きりのときくらい」
ハマ「・・・でもアレやな、こうやってると大阪おる頃思い出すな」
アリ「そうやなぁ」
車の流れをなんとなしに眺めている二人
ハマ「俺らこれからどうなるんやろな・・・」
妙に弱弱しい喋りのハマ
ハマ「俺、いつもお前のこと頼りにしてるんやで。
俺な、最近なんか不安なんや、お前がどっか消えてしまうんちゃうかなぁ思て」
アリ「そんなん、俺かてお前のこと頼りにしてるよ。
ハマぐち、・・・ハマぐち?おい、もうつぶれたんか?」
もうすでに半分寝ているハマ
アリ「帰ろか?」
ハマ「大丈夫、大丈夫。帰ろか」
アリのに半分抱きかかえられながら帰っていくハマ
ハマ家
アリ「ついたで、しっかりせえよ、ほんま」
ハマをソファに座らせ、何故かテ-ブルの上を片付けるアリ
アリ「大丈夫か?吐くん?」
ハマ「み、水・・・」
アリ「我慢せえよ。吐くなよ」
アリが台所から水を持ってくる
アリ「持ってきたで、水」
ハマに飲ませようとするが、咳き込んでうまく飲めない
コップを見つめるアリ
ふと水を口に含む
そのまま、ハマに口移しで飲ませる
少し落ち着いたハマ
なぜか洗い物をしているアリ
アリ「お前、飲まれへんやったらもう飲まんほうがええんちゃう?」
ハマ「ごめん・・・」
ハマの前のテーブルに腰掛けるアリ
アリ「なんや、えらい素直やな。気持ち悪いで」
ハマ「お前ええ奴やな・・・、優しいし・・・」
アリ「まあ、ええから。シャワーでも浴びてこいや」
素直に浴びにいく浜
その間部屋をうろうろ落ち着かない
(3の最後アリが抜けてた。たいした差はありませんが)
シャワーを浴びているハマ
そこへアリのが入ってくる
ハマ「どないしたん?」
いきなり抱きしめられ、驚き身体を離すハマ
ハマ「ちょ、なんやねん」
また抱きしめるアリ
ハマ「どないしてん」
身体を少し離し、じっとハマを見つめる
アリ「俺らこれからもずっと一緒やろ?」
ハマ「・・・うん」
アリ「ずっと一緒やろ?」
再び強く抱き締めるアリ
アリ「ずっとずっと一緒やて言うてくれ」
ハマ「ずっと一緒やて」
ゴトン ハマの持っていたシャワーヘッドが床をすべる
アリ「好きや」
キスをするアリの
驚きながらも抵抗しないハマ
いきなり場面がベッド上、すでに裸
ハマのわき腹に口付け・・・以上。
朝、鳥のさえずり
目を覚ますアリ、何故か鼻にティシュー詰めてます
隣にはハマ・・・の姿は無い
昨夜のことは夢?
アリ「まさかな・・・飲みすぎたかな」
トントントン・・・
キッチンから包丁の音が聞こえてくる
アリの視線に気付き、振り返るハマ
純白のフリフリエプロンに身を包んだ彼(服は着ています)は、
少し照れたようにうつむいた。
すこし驚きながら見つめているアリ。
有り得ないくらい可愛く微笑むハマ。
そして同じく微笑みながらハマのほうへ近づいていくアリ
to be continude?
終わりだよう。
姐さんありがとうありがとう…!!!!
こんなに詳細書いてくれて。
脳内で再現させていただきました。
しかし有り得ないよ良い子……ハァハァ
もうほんと家に行きたいよ。見てぇ…
早朝からゴチでした!!
( ゚д゚)
(つд⊂)ゴシゴシ
(;゚д゚)
これをやるとは・・・漢だな良い子・・・!
こんな早朝からゴチです!本当に姐さんの家逝きたいよw
萌へたーー!!(*´Д`)
姐さんありがとう!!
しかし蟻の鼻ティシューは笑ってシマタ。興奮しすぎで鼻血でも出たのかしら…w
>194-198さんGJ!
ありえないくらい萌えたよ。
これを堂々とやるって、自分たちの801同人を嫌がらないのが凄いな。
お、この間の無人島で感動した所。
いいコンビですね。本当に。
モララーの秘蔵映像レポ萌えたー!!
>>194-198ありがとう!!
でもこれうちにあったとしてもお腹がもにょもにょして恥ずかしくて
きっと見れないかもしれない…(*つД)キャッ
> まとめサイト管理人様
お世話になっております、「振動×剤然」書きの前スレ530 です。
まとめサイト「連載モノ」ページに、前スレ最後の方(レス番795-797)に投稿した
11, 12, 12'が抜けているようです。「その5」と「その6」の間になる部分です。
お時間の有る折りにご対応頂ければと思います。
〔□〕 続き見るモナ>ÅÅÅ
背中に固く冷たいコンクリートを感じる。胸には人の温かい重み。そして、
微かに煙草の香りのする吐息――
剤然によって壁際に押し付けられ、唇を覆われているのだと頭が理解するより先に
身体が動いていた。自分を拘束した相手の肘を取って強く引きながら、上体を
左に捻って壁から逃れる。
驚いたように大きく目を見開いた外科医の睫毛が振動の頬骨を掠めた。
自由になった腕が、彼を引き剥がすのとは逆の動きをしたからだ。
振動は剤然の小さな頭を抱え込み、もっと深く唇を合わせられるよう角度を付けた。
口を開かせるのに、舌で促すのがもどかしくて顎関節を掴む。
そうやって前歯をこじ開け、少し苦い舌を探り当てると強く吸い上げた。
半ば噛み付き、飲み込まんばかりに貪って、その限界を知ると今度は自分の舌を
剤然の口腔内に突き入れて中を無茶苦茶にかき回す。相手が息を詰まらせようと
咳き込もうとお構いなしだった。こんな口付けをした事は今までに無い。
振動を動かしていたのは、ひどく動物的で切実な衝動だった。
今こうしている相手が誰なのか、そして自分との人間関係ももちろん、ここが
どういった場所か、それどころか自身が何者であるかさえ、その瞬間にはすべて
吹き飛んでいた。
頭の中を占めるのは、つい先刻自分を魅了した冷たい横顔、光る瞳、曖昧な瞬き。
ただそれが欲しかった。それらを含んだ身体全部、目の前の、ここに在る。それを
まるごと、今すぐに、何もかも。
細い肩を抱きすくめていた左腕を互いの身体の間に差し込んで襟元を探る。
上等な手触りのタイを掴むとノットを乱暴に左右に引っ張って緩め、首とシャツの
襟の間に指を4本無理矢理入れて力ずくで下に引いた。ボタンの糸が切れる
鈍い感触が手首の関節に響く。次いで頭を支えていた右手を肩甲骨の下にずらし、
すくい上げるようにしながら相手の膝裏に脚をかけて引き倒そうとした、その時。
それは唐突に終わった。剤然が、思いがけない力で身をもぎ離したのだ。
身体を分けた事でようやく目に入った相手の現実の姿に振動は動揺する。
俯いてしまった剤然の瞳はもちろん、表情も自分からは隠れていた。しかし、
飲んでいる間ひと筋たりとも乱れなかった前髪が白い額にばらばらに落ちかかり、
いくら酔っても緩めようとさえしなかったネクタイごと、シャツがしどけなく
開いている。
そんな姿にさせたのは自分だ。
今日会ったばかりの同業の男、年上の国立大の教授殿、地位も名声も有る相手に。
何て事を。どうして。
しかし謝罪や「そんなつもりではなかった」の類いの言い訳はできなかった。
そも仕掛けてきたのは剤然の方なのだ。かと言って、これだけの事をしておいて
今さら「どういうつもりだ」と相手を問い詰めるわけにも行かない。
なす術無く押し黙ってしまった振動より先に、外科医の方が口を開いた。
「……すまない、少し飲み過ぎたようだ」
沈痛なその声を聞いて、剤然がひどく後悔し、己を責めているのが分かった。
ここで、お互い悪い酒でしたね、と笑えば冗談で済む。そう思ったが、相手を
見下ろす視界の隅に、折り重なるように転がるふたつの鞄に振動の言葉が止まる。
それは自分がやりかねなかった事――いや、剤然があのタイミングで身を
躱さなければ確実にしていたはずの事の残酷な戯画だった。振動は急いで
下敷きになっていた方のブリーフケースを引き抜くと袖で埃を払い、
項垂れたままの相手に無言で差し出した。
白い頬がぴくりと引きつるように動いて、皮肉な笑みを形作った。瞳はまだ見えない。
「そんな所も、似ているな」鞄を受け取るなり外科医は踵を返す。
「ざいぜ……」
途切れた呼びかけは宙に浮く。
出会った時と同じ、早足の靴音がカッカッとリノリウムの階段を降りていくのを、
振動はただ呆然と見送った。
-了-
〔□〕 見終わったモナ>ÅÅÅ
(長期に渡ってお付き合い下さった方々、ありがとうございました。)
>>205-208 !!!!!
がふぅ!!!ももも萌えすぎて死にます姐さん!
今まで貴重な振剤萌えを有難う御座いましたm(_ _)m
>>205-208 キターーーー萌えたーーーーーー!!
すばらしいもの見せてもらいました!ありがとうありがとう姐さん!
ああ〜!!おわりなんですね…!!!(´д⊂)
素敵でした…ヴラヴォー!!
その足で聡美のもとへ行く続編は脳内補完だわ…w
>>205-208 神キタワァ*・゜゚・*:.。..。.:*・゜(n‘∀‘)η゚・*:.。. .。.:*・゜゚・* !!!!!
禿げ上がる程に萌えました!しかし・・・終わりなんですね・・・(ノД`)サミシイ
素敵な萌をありがとうございました!
/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
| 元ネタはモン〒ィパヰソン・ホーリーグレイルモナ。
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| __________ |  ̄ ̄ ̄V ̄ ̄| 吉里予屋コピペ改変だからな。
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| | | | ∧_∧ ∧_∧ ∧∧ ドキドキ
| | | | ピッ (´∀` )(・∀・ )(゚Д゚ )
| | | | ◇⊂ )( ) | ヽノ___
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本スレに投下するのが少々躊躇われるので、こちらをお借りします。
そんな事より王よ、ちょいと聞いてくれよ。歴史学者とあんま関係ないけどさ。
このあいだ、了ンラックス城に行ったんです。了ンラックス城。
そしたらなんか自称処女がめちゃくちゃいっぱいでガラ八ド卿が誘惑されてるんです。
で、よく見たらなんか聖杯を象った信号灯が灯ってて、「裸でお仕置、スパンキング」とか言ってるんです。
もうね、アホかと。馬鹿かと。
ガラ八ド、お前な、処女如きで普段来てない了ンラックス城に来てんじゃねーよ、ボケが。
『炭素菌』城だよ、炭素菌。
なんか服着たまま風呂入ってる女とかもいるし。【オケケでカット】か。おめでてーな。
「よーし僕、オーラルセクース頼んじゃうぞー。」とか言ってるの。もう見てらんない。
お前らな、ホーリーサケカップやるからガラ八ド寄越せと。
聖杯探求の旅ってのはな、もっと殺伐としてるべきなんだよ。
城壁の上からニワ卜コ臭いとか言ってる奴といつ喧嘩が始まってもおかしくない、
牛か、羊か、木の兎か、そんな雰囲気がいいんじゃねーか。女子供は、すっこんでろ。
で、やっと引き剥がしたと思ったら、ガラ八ドが、「あんたゲイ?」、とか言ってるんです。
そこでまたぶち切れですよ。
あのな、「ゲイ?」なんてきょうび流行んねーんだよ。ボケが。
得意げな顔して何が、「あんたゲイ?」、だ。
お前は本当に女に咥えられたいのかと問いたい。問い詰めたい。小1時間問い詰めたい。
お前、オーラルセクースって言いたいだけちゃうんかと。
騎士道通の俺から言わせてもらえば今、騎士道通の間での最新流行はやっぱり、
矢が刺さったままの従者を放置プレイ、これだね。
貴人救出の為、結婚式で大量虐殺。これが通の騎士道だ。
門番を筆頭に斬って斬って斬りまくる。そしてヘタレ領主息子の命綱切断。
で、最後はドラマティックに退場。これ最強。
しかしこれをすると誰かに背中を押して貰わなければならぬという危険も伴う、諸刃の剣。
素人にはお薦め出来ない。
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| | | | ∧_∧ コピペ改変って難しい。
| | | | ピッ (・∀・ ;)
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| 今更リコーン勉ゴシーって‥‥。
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| __________ |  ̄ ̄ ̄V ̄ ̄| しかもカプが矢那×犬って
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| | | | ∧_∧ ∧_∧ ∧∧ 需要ネエヨ
| | | | ピッ (´∀` )(・∀・ )(゚Д゚ )
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「ちょっと待て」
ようやく仕事を終え、これから家に帰ってビールでも飲も〜♪
なんて楽しい妄想中だった夕゛イスヶの背中にかけられた声。
低く抑制されたその響きに、何かにつけ鈍感だと揶揄されるこの俺でも、
なんかいや〜な予感を覚えた。
えっと、今この事務所にいるのは俺とあの人だけで、つまりこの声は・・・
「なんすか?」
まさか無視するわけにもいかず、振り向き返事をする。
そこにあったのは当然の如く、矢那犠打の顔。いつもと変わらずの無表情。
只でさえ自分は人の機微に疎いのに、
矢那犠打の場合全く顔に感情が出ないんだから
・・・心底やりにくい。
「お前さ、ちゃんと仕事しろよ」
は?何だよ。いきなり説教?そりゃ俺はアンタみたいに頭よくないし、ミスだって多い。
だけど頑張ってるんだぜ。・・・一応。これでも。
心の声にまで言い訳してしまうあたり、情けないと思わなくも無いが。
「お前、自覚無いわけ?」
心底あきれたと言う顔をして、矢那犠打は溜息をついた。
あ・・・表情が変わった。って違うだろ俺。何だ?自覚って?
「あのー全然わからないんですけど・・・」
ごめんなさい、頭の悪い俺には何のことやらさっぱりです。
「全然てお前、今碌に考えもせずに諦めただろ」
はい、図星です。だって考えなくてすむならその方が楽だしー。
わかんない顔して相手のコト見てれば大体教えてくれるしー。
いやあ、俺ってイマドキの学生だね。うん。
というわけで、セオリー通り矢那犠打の顔を見る。
しばらく見ていたら諦めたように矢那犠打が口を開いた。
「仕事中俺のことばっか見てるよな」
そう言って矢那犠打は、何故か勝ち誇ったように少し口元を吊り上げた。
不意打ちに微笑まれて(この場合はどちらかというと侮蔑的な意味なのだが夕゛イスヶにはわかるわけも無く・・・)
少し胸がドキッとした。
「そ、そうですか?」
一応否定はしてみたものの、確かに矢那犠打のことは気になってはいた。
自分でも良くわからないけれど。
何故だか気になって、気がつくと彼のことを考えていたし、
もしかしたら知らないうちに見ていたのかも・・・と、
頑張ってここ最近の自分を振り返ってみる。
頑張って考えてたのに・・・、
フッと何か温かい気配がして顔を上げると、
「っ!」
矢那犠打の顔が目の前にあった。何で顔近づけてんの?
それに・・・ちょ、ちょっと近すぎませんか?
息とかかかっちゃてるんですけれど。
何でそんなに俺のこと見てんの?ねえ、ちょっ・・・
「ちょっ・・・」
パコッ!
「って・・・」
いきなり頭叩くし。もう分けわかんねえよ。
「な〜に顔赤くしてんだよ、馬鹿」
「馬鹿って、そっちこそいきなり叩かないでくださいよ!」
意味わかんないよ、矢那犠打さん。
「間抜け面してるからだ、アホウが」
男に顔覗き込まれたくらいで赤面すんなよ、なんて言うしさ。
そんなこと言われたって、あんなに顔近づけるコト、無いって普通。
つーか、叩かれたトコまだちょっと痛いんですけれど。
何かさっきから、やられっぱなしじゃん俺。
ムカついたので、矢那犠打さんの肩を掴んで壁に押し付けた。
矢那犠打さんが少し驚いた顔を見せたので、ちょっと満足。
折角だから、アンタの真似して顔を近づけてやるよ。へへ、これでどうだ。
あ、顔赤くなった。
あんたも血が流れてるんだね〜ってこれは言いすぎか。
でも、肌白いよな。つーか肩細いよ。女みたいじゃん。
首なんか力入れたら折れそうだし。
あ・・・唇、赤い・・・。アレ?
やべ、なんかドキドキしてきた。駄目じゃん、俺。
俺がドキドキしてどうする!向こうをドキドキさせるんだろ!
う〜〜〜〜。夕゛イスヶは考えた。
普段全く考えることをしない彼が、難しいことは眠たくなるからパス、
の彼が、必死に考えて考えて。
わかんね〜。
で、しょうがないから、取りあえず矢那犠打の唇に自分の口を押し付けた。
これが一番手っ取り早いかなーって。
・・・ってキスじゃん。アレ?何で俺、アンタとキスしてんの?
まっ、いーか。なんか気持ちいいし・・・。
1.2.3と3秒。こんなもんかな?と唇を離す。
その瞬間、
「グェッ」
夕゛イスヶの鳩尾にストレートが・・・。
「な、何するんですか!?」
今のマジパンチじゃないですか!
打った本人は、ゲホゲホ咳き込む俺を睨み付け、不機嫌そうに
「何って、それはこっちの台詞だろうが。何考えてんだ?」
何って?仕返しだよ。途中からよくわからなくなっちゃたけどさ。
それでも
「男同士でキスしたくらいで顔赤くしないでくださいよ」
って言ってやった。一応。
「アホ、お前も赤いぞ」
ゔ。わかってるよ。でもさ、これはアンタが殴ったから・・・
じゃないな。
だって、さっき俺すっげえドキドキしてたもん。
アンタが俺のこと見てたときも、俺がアンタに触れたときも。
・・・気がついたらアンタのこと見てるもん。
アンタのことばっか考えてるし。
俺、もっともっとアンタに、矢那犠打さんに触れたいよ。
「あ・・・」
そっか。
「あ、じゃねえよ。やっとわかったのかよ」
その後に矢那犠打さんがまた、アホウって言った気がするけど、今はそれどころじゃない。
「矢那犠打さん」
「何?」
相変わらず、すっげー不機嫌そうな声。でも今の俺にはとても心地よく響くよ。
アンタが好きだってわかったから。
「俺、矢那犠打さんのこと好きです」
「・・・・・・」
あ゙〜。また怒られんのかなあ。さすがの俺もあんだけアホウアホウ言われると傷つくよ。
「・・・アホウが」
やっぱり。そうだよな、男に告白されてもな。アンタ妻子持ちだしね・・・
わかってるよ。アンタのこと忘れるよ。
「おい、一人で勝手に終らすな」
「・・・へ?」
「お前、アホみたいににやけながら告白なんかすんなよ」
そう言うと、矢那犠打の手が夕゛イスヶの頬に触れた。
「矢那犠打さん?」
「今更言われなくてもわかってるんだよ、そんなこと」
あんだけ見てりゃ誰だって気づくわ。
全く、めんどくさい。
だから嫌いなんだよアホは・・・そう続ける矢那犠打の声は妙に優しくて、
さっきキスしたときよりも、ずっとドキドキした。
でも、もうこれ以上ドキドキすることは無いぞ、と心を落ち着かせようとしていたのに。
なのに。
アンタがその後キスなんかするから、もう心臓バクバクだよ。
どーすんだよ。って、ヤルシカナイダロ?男だろ?
夕゛イスヶはそのまま矢那犠打を床に押し倒した。
「矢那犠打さん・・・」
ゆっくりと身体を近づけて・・・近づかない。
「矢那犠打さん、足邪魔なんですけど」
膝立てられるとこれ以上近づけないんですけれど。
「邪魔、じゃねえよ。夕゛イスヶ、ここ何処だと思ってる?」
「何処って、うちの事務所ですけど」
矢那犠打さんたら、何言ってるの?自分の仕事場も忘れちゃったの?
そんなことより、足、足。
ぐっと足を動かそうとするけど、動かない。意外と力あるんだね矢那犠打さん。
「おい・・・」
なんか下の方から低い声が聞こえてきた。
ちょっと、今作業中なんだから邪魔しないでよ。
つーか、あんたも少しは協力してよ。
「おい、いい加減にしろ。事務所でやる気か?アホが」
「・・・駄目ですか?」
「駄目に決まってるだろうが!」
「えーーー」
「えー、じゃない」
ちぇっ、本気で矢那犠打さん怒ってるよ。
仕方ないのでしぶしぶ身体を離した。
でもさ、健全な青年の性衝動なんだから、ちょっとは大目に見てよ。
「・・・だから、お前の家連れてけ」
「え?」
「同じこと2度言わせるな」
そう、ぶっきらぼうにあんたは言ったけど、
「顔、真っ赤ですよ」
そんな顔で言われても迫力無いって。
そしたら矢那犠打さんたら、
「もう口聞いてやんない」
そう言って入口に向かって歩き出した。
あーあ、また怒らせちゃったよ。
ちょっとからかってみただけなのに。結構大人気ないよな〜って、それより早く追いかけなきゃ。
「ちょっ、嘘です。ごめんなさい。矢那犠打さんてば、ねえ待ってくださいよ〜」
いちいち騒がしいんだよアホが。
大体俺、お前ん家知らないんだから。
早く追いつけよ。
・・・後は俺が可愛がってやるよ。仕返しに。
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| | | | ∧_∧ 自分で自分がわからない
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神キタ━━━━━(゚∀゚)━━━━━!!!!
犬×梁を投下したものだが、この際リバでもいい!
存分に喘がせてもらいますたよ(*´д`*)アハァ
ああ、利己弁…DVD化&パート2キボン…。
っていうかもうどっちでもいいYO
どうせ二人とも身長デカイしw
ありがとう…まだ利己弁忘れてない人がいておいさんは嬉しい…。
>>214 笑った・・・本スレでも大丈夫な気がする。
ネ申降臨再び!姐さんGJ!
もうこの二人なら何でもいいや
マンセーデカ男同士マンセー
>225
まだまだ忘れちゃいないさ…
かつてないくらいに禿げ萌えしたドラマだよ
切実にDVD化キボン、頼むよ不二
マイゴッド!グッジョブ!
姐さんには失礼な事を言ってしまうようだが
犬×梁だと思って読んでますたスマソ…
ほんと2人だったらどっちでも萌えるよ
>>224 公式ビビエスでもDVD化祈願書き込みがあふれてて
なんだか凄く和んだよ…。
今日はサスペンダーの中の人が馬宮テンテーとドラマなわけですが
やっぱりどうしてもリコベンが拭いきれない…
サミスィ気持ちでいっぱいな時に神光臨!
ありがd!
229 :
風と木の名無しさん:04/07/09 23:30 ID:A7jWdRQr
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| | | | ∧_∧ サイキンアツスギルモナ
| | | | ピッ (´∀`;)
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230 :
1/7:04/07/09 23:31 ID:A7jWdRQr
畳の上に組み敷かれ、雅孝は逃れようと必死で身をよじった。
のしかかる男と時折目が合う。明かりの消えた室内で、ぎらりと光るそれは肉食獣のようだ。
むきだしの情欲に耐え切れず視線をそらすと、無遠慮な唇が追ってきて、首筋に吸い付いた。
押さえつけた手の力を緩めず、ボブは雅孝のTシャツをくわえてめくり上げた。
胸の中央を鎖骨へ向かって舐め上げられ、雅孝は身をすくませた。
「暴れねぇのかセンパイ。オレは何するかわかんねぇぞ。」
ふざけるな、と罵る口を途中でふさがれ、強く舌を吸われた。
「……っ、ぷはっ」
「念のため言っとくぜ。キスするときは鼻で息するんだよ。いいか……」
ドレッドの髪が頬に触れ、もう一度唇が重なった。
体重をのせて押さえ込まれた腕はしびれかけている。
なんでこんなことになったんだろう。
雅孝はぼんやりと思い返した。
231 :
2/7:04/07/09 23:32 ID:A7jWdRQr
凪たち三人が九州へ向かってから二日。
突如鳴り出し、再び沈黙した剣に不安を覚えたものの、真夜と菅野を見送ったボブと雅孝は
軽いスパーリングのあと道場を出た。
「腹減ったな。センパイ、なんか食ってかねぇか。」
「え?でも今夜はジャパンカップやるだろ。晩飯食べて帰ったら間に合わないんじゃないかな。」
「マジか?!ダムッ!今からじゃあ最初の方見逃しちまうぜッ!」
「ウチで観てくか?狭いけど。父さんは会議で遅くなるって言ってたし。」
ボブの感謝の言葉でそれは決定し、番組の合間にラーメンを作って食べながら観ている間は
かなり盛り上がった。やがて番組が終わり、CMに切り替わったところで電話が鳴った。
父から、今夜は帰れそうにないという連絡だった。
「アンタのオヤジさんってのは、ナントカボウヅって言われてたお偉いさんだよな。
それが朝まで会議か……カタギってのは楽じゃねえな。」
「……我王紀氏宗家武領総頭?そんなことまで知ってたのか。」
「ダブりのおっさんに聞いちまった。悪かったか。」
232 :
3/7:04/07/09 23:34 ID:A7jWdRQr
「悪くはないよ。お前も凪も千秋ちゃんも、もう巻き込まれてる。
むしろちゃんと話しておかなくて悪かったと思ってる。でも」
わずかにためらってから、雅孝は続けた。
「俺も、詳しいことは知らないんだ。同じ屋根の下に住んでたのに、
兄さんが何を思って、何を決心したのかも。」
「……あんたには知らせないようにしてたんだな。」
座卓の上にはウーロン茶の入ったグラスが二つ置いてある。
氷がとけて位置がずれ、ガラスに当たって澄んだ音を立てた。
「うん……部外者だったってことだよ。
父さん、いや……高柳家自体が兄さんのために存在してた。
俺はいてもいなくてもよかったんじゃないかな。」
一度でも光臣に勝ったら、皆が自分を見てくれるかもしれないと夢想したこともある。
だから何度でも挑んだ。今はもうわかっている。
万が一にでもそんなことになったら、父が自分を生かしてはおかなかっただろう。
だから、光臣はいつも手を抜いたりしなかったのだと……。
233 :
4/7:04/07/09 23:35 ID:A7jWdRQr
「待てよ。」
なぜか、ボブは怒ったような顔になっていた。
「俺が言いたかったのはそういうことじゃねェ。
大事なもんは箱に入れとくだろ。それが無理なら手元には置かねェ。」
「……」
「俺だってそうする。」
褐色のボブの手が、テーブルの上で雅孝の手首をつかんだ。
反射的に引っ込めようとする動きがテーブルを揺らし、グラスが倒れそうになる。
二人ともそれに目を奪われた瞬間、部屋中の電気が消えた。
「なんだ?!」
冷蔵庫のモーター音やエアコンの作動音もやみ、室内は静まり返った。
いきなり強い力で引き倒され、不意を突かれた雅孝に
ボブはすかさずのしかかってきた。
凶暴な力と、触れてくる唇のやわらかさのギャップが雅孝を翻弄する。
執拗になめられた乳首は固くとがり、舌が離れて空気にさらされたときの
温度差ですら刺激の一部になってしまう。
もう解放されるかと思ったとたんに、また口に含まれて舌先で転がされ、
思わず食いしばった歯の間から息が漏れた。
234 :
5/7:04/07/09 23:36 ID:A7jWdRQr
雅孝が少しずつ反応しはじめていることに、ボブは気づいていた。
だがその変化を愉しむほどの余裕はない。
右手を素早く雅孝のトレーニングウェアにもぐりこませて
固くなっているそこをさぐると、とたんに抵抗が激しくなった。
「やっやめろよボブ!ふざけんなっ」
「ふざけてるように見えるか?俺は今、命がけなんだが。」
ボブは雅孝の左の掌底突きをかわしながら答えた。
「こういうやり方しかできねぇんだ。頭悪くてよ。」
「あ……あ……っ!」
布地の下でボブの手が、指が動くたびに雅孝はかすれた声を上げた。
エアコンが切れた室内は蒸し暑く、互いの身体はとうに汗にまみれている。
「くぅっ……んっ、あ、あっ」
初めての他人からの愛撫は、思いもよらない強烈さで雅孝を追い上げていく。
もう限界だと思ったのと、電気がついたのはほぼ同時だった。
「―――っ!」
目がくらんだのは、いきなり浴びせられた照明のためか、
絶頂の快感のためなのか雅孝にもわからない。
身体が勝手にのけぞり、腰を中心にガクガクと震えが走る。
すがりつくようにボブの肩を掴んだ左手も、自分ではどうにもならなかった。
235 :
6/7:04/07/09 23:36 ID:A7jWdRQr
雅孝が脱力したあと、ボブは上体を起こしてTシャツを脱ぎ捨てた。
「アンタが欲しくてしょうがねえ。最初にあの廊下で会ったときからだ。」
左手で雅孝の右手をとり、その手のひらを自分の左胸に押し当てた。
「嫌なら、撃ってくれ。今。」
雅孝がボブを見た。
「ブチ抜けよ。」
ボブはわざとそそのかすような言いかたをした。
紅潮した雅孝の顔には怒りと困惑、そして確かな欲情がみてとれる。
「こ、こんな状態で、卑怯だろそんなの」
「そうだな。自分でもここまでギリギリだとは思わなかった。
なんつったらいいんだ……焦がれる、か?」
「知るかっ」
これまで、そんなに激しく求められた経験はない。
包むように顔に触れてくるボブの手を、雅孝は払いのけなかった。
その気になればいつでも反撃はできたのだ。
雅孝の左手が拳の形になり、どん、とボブの厚い胸板を一撃した。
気はこめていない。
「本気で撃たないのは、武闘家としてのお前が惜しいだけだ。
今の俺にはそうとしか言えない。」
「光栄だ。」
「それでもいいのか?」
「今は、な。そのうちセンパイは俺に惚れる。言い切るぜ。」
自惚れたセリフとは裏腹に、ボブの目はひどく真剣だった。
唇を合わせ、深くはいってくるボブの舌におずおずと触れながら、
雅孝はどうしても呼吸のタイミングがつかめずにいた。
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| | | | ∧_∧ 停電ってこわいモナ
| | | | ピッ (´∀`;)
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>>229-236 (*´Д`)ハァハァ/lァ/lァ/ヽァ/ヽァ ノ \ア ノ \ア
禿萌えました。GJ!
>>236 神キテタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━!!!!
眠気もふっとぶような萌えをありがとう!(*´д`*)コンヤハネムレナイ
/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
| ホワタワ
>>56の続きだってサ。
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| __________ |  ̄ ̄ ̄V ̄ ̄| お久しぶりです。語尾沙汰です。
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| | | | ∧_∧ ∧_∧ ∧∧ ドキドキ
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「僕はどんな患者がきたとしても手術してやる」
そういって彼は照れ隠しをするようにぎこちなく一瞬俯いて笑ったのだった。
俺はその時どんな顔をしただろうか。
眩しいものをみたような、憧れを目にしてしまったような
まるで10代の少年に戻ってしまったような幼い顔をして彼をぼうっと見ていたに違いない。
**********************
「あ、材前せん…じゃなくて教授だ」
後ろを歩いていた武内が廊下の先をみつめて呟いた。
視線の先をたどると材前を先頭にした第一外科の面々が廊下を横切っていくのがみえた。
材前は晴れて教授に就任した。
「実をいうと僕は一番君に祝って欲しかったんだよ」
「俺は君が教授になったことを喜べる日がくるとは思えない」
半分本心で半分勢いで言ってしまった言葉だった。
佐々木さんという患者の一件でお互い冷静になれなかった。
東教授の件に関しても同じだった。
言い捨てて材前の顔を確認することなくその場を立ち去った。
彼はきっといつもの貼付けたような笑みを口元に刻んだに違いなかった。
俺はあの笑顔が悲しくて嫌いだった。
「これで会うのは最後にしよう」
体を繋げたまま材前は唐突に切り出し、二人の関係はあっけなく途切れた。
滑稽で悲しい結末だった。
それ以来、もとの反りの合わない外科医と内科医という関係に落ち着いた。
それでも時々郷実は思い出すのだった。
材前の熱に包まれながら自分の腕の中でみせた彼の必死な眼差しを。
縋るような助けを乞うような泣き出すかのような。
どうしようもなくなってより一層彼を強く抱いた。
答えを見せないままに材前は背中を向けて行ってしまった。
「材前教授、順風満帆ですね。凄いな」
武内の明るい声が聞こえた。
「ああ」郷実が短く答えると、
「今夜飲みにいきませんか?」武内が顔を覗き込んだ。
「なんだ?いきなり」
「最近郷実先生元気ないですからね。
材前さんが遠くに行っちゃって寂しいんじゃないですか?」
冗談ぽく武内が茶化すと
「何いってるんだ」郷実は吹き出して早足で歩き出した。
「ちょっと!先生」
郷実は振り向かずに手をあげて
「飲みに行く暇があったら実験のデータとり手伝いなさい」
言うと、さっさと行ってしまった。
外科病棟に近づくにつれて郷実の表情は硬くなった。
第一外科教授室。
一呼吸おいてノックをする。
「はい」
聞き慣れた声がドアの向こうから聞こえる。
「郷実だ。今大丈夫か?」
一瞬の沈黙があって「どうぞ」と返事が返ってきた。
材前は椅子に腰掛けて書類に目を通していた。
「忙しそうだな」
「用件は?」顔を上げずに材前は聞き返してきた。
「ああ。……佐々木さんのことなんだが」
苛ついたように顔をあげる。
「まだ何か?」
「いや、さっき偶然にベッドを通りかかったんだが
どうも喉の調子を気にしているようだった。咳きもまた出てきているようだし…」
「用件がそれだけならまたにしてくれないか」
机の上で指を組み、顎のせて郷実を見上げると退出を促した。
「君も知っているだろうが僕は今ワルシャワ行きの件で
色々忙しい。細々としたことに関わっている時間はないよ」
「自分の担当患者だろう」
郷実は怒りを堪えて静かな声で呟いた。
材前は無視すると、「いい加減、僕の部屋にちょくちょく顔をだすのはやめてくれないか」
どんなつもりか知らないけどな。立ち上がり煙草を銜えると郷実の横顔を見つめた。
「それとも君にはまだ未練があるのか」
僕の体に。耳もとで囁く。
郷実は強烈な怒りで目の前が白くなった。
「僕はもう悪い遊びに耽るのには付き合えないよ」
材前は言うと机に戻った。顔はあげない。
郷実は何も言わずに部屋を出た。
怒りで指先が震えた。身を焦がすような憎しみ。
それでもはっきりと解った。
解ってしまった。
俺は材前伍郎を愛している。
かなしいほどに。
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| | □ STOP. | |
| | | | ∧_∧ 今年の夏は猛暑ですね。
| | | | ピッ (・∀・ )
| | | | ◇⊂ ) __
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| °° ∞ ≡ ≡ | || (_(__) || |
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>>240-244 キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━!!!!
続き心の底から待ってました!!!
本当はお互い愛し合ってるのに・・・
せつないよー。
>216-223
デカヤロー共のホモコメなんだけど、ちょっと青春のかほりがした様な。
何故か久し振りに、甘酸っぱいような気持ちになりましたw
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| | □> PLAY .. | |
| | | | ∧_∧ エロビデオハ、
| | | | ピッ (・∀・ ) ヒトリデミナイトネ
| | | | ◇⊂ ) __
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| °° ∞ ≡ ≡ | || (_(__) || |
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巡回コースはどうしたわけか今週に限って更新もなく、いつものチャットにも人がいない。
ならば2chだとお気に入りのスレを回ってみるものの、厨房のしつこい煽りにいつもの住人はどっかに散ってしまっている。これといった祭りもなく退屈を持て余す。
エロゲもやり込んだものばかりでパッとしない。
途方に暮れるあまりに久しぶりにマインスイーパーをやってみるものの、
何度やっても2,3クリック目で終了、そうこうしているうちにイラついてきた。
「兄者、ちょっと休憩すれば?」
定位置で画面を覗いていた弟者には俺の精神状態なんてお見通しだったみたいだ。
声を掛けられたのをしおにディスプレイから視線を外した。しかし、既に何をしてもイライラが募る。
視線を向けた先にあるエロゲのポスターのくっきりしすぎる色合いにもイラついて睨みつけてしまう。
「まあ、もちつけ」
ポンポンと柔らかく背中を叩かれた。ゆっくりとしたテンポで背中を叩かれていると、
ぶちきれ寸前だった気分が集中力を欠いて曖昧になっていく。
イラつきがぼやけて、肩に入っていた力が抜けると不思議とあっという間に荒んでいた気分は直った。
背中に当てられた手の平からシャツを通して弟者の体温を伝えてくる。
「OK、弟者・・・」
もう大丈夫だと弟者を見上げると背に当てられていた手が滑るように移動して、
腕が首を巻き込むようにして身体を引き寄せられた。唇が重なる。
何すんだと思ったもの一瞬で、どうせネットもつまらないしまあいいかと、目を閉じて薄く唇を開け同意を伝える。
弟者の反応は早く、すぐに角度を変えてより深く唇を合わせると舌が侵入してきた。
マウスに置いたままの手を屈み込む弟者の背に回して口腔を貪られる感覚に身をまかせる。
いつになく乗り気な自分に照れつつも、それ以上に乗り気な弟者のキスに翻弄されてしまう。
兄の威厳もプライドもこうなる前からとっくにないが、普段と違う自分を見せていることへの羞恥は無くなることはない。
両腕で身体をガッチリ抱きしめられて逃げる隙が無いのを言い訳に羞恥をねじ伏せる。
こいつは、どうしてやすやすとキスをしかけることが出来るんだろう。
恥ずかしくはないのだろうか、と頭の片隅で考える。
いろんな感情を押し隠しつつ、しつこく絡んでくる舌に精一杯答えていると、
うなじから後頭部にかけてじんわり熱く重くなっていく。深く合わるキスを許し、
咽の奥まで差し込まれる舌の侵入を許して、気がつけば下から縋りつくように抱きついていた。
真昼間から何してんだ、という冷静な突っ込みが聞こえる。その声と口調は弟者のもので、
オマエに言われたくないとおかしくなる。
冷静な部分をほんの少し残して、それ以外の部分が熱に犯されて暴走し始め、
合わせた唇の隙間から漏れる自分の荒い息遣いが更に自分を煽るというエロ循環が始まっている。
薄いスエット地の部屋着じゃ立ち上がった半勃ちのペニスを隠せない。
恥ずかしいのにいまさら止めてほしくない。なのに自分から誘導することも出来なくて、抱く腕に力を込めた。
俺からのメッセージを弟者は間違えることなく受け取って、無言で椅子から身体を引っ張り上げて立たせる。
唇が離れる気配に目を開けると、弟者は俺を抱きしめたまま片足で椅子を後ろに蹴って移動させるところだった。
真剣な顔のままでそんなことをしている弟者が妙に可愛くて、
頭が半分正気じゃなくなっているのをいい事に肩口に顔を伏せて抱きしめる腕に力を込めてみた。
弟者が狼狽したのが背中の筋肉の強張りが伝える。
すぐに息苦しくなるぐらいにぎゅっと抱き返され、
こめかみのあたりにちゅっとキスを落されすぐそばのベッドへ押し倒された。
もともと理性少なめ、脊髄反射なレスが多めの俺らしく、覆い被さってきた弟者の身体を強く引き寄せ、
弟者の髪の中に指を指し込みめちゃくちゃにかき回しながらキスをする。
身体に引きずられて、何もかもがどうでもよくなる。
トレーナーを引っ張り上げられて素肌を撫でられ、もどかしいような感覚が湧き上がってくる。
乳首の周りををゆっくりと指の腹で撫でられ、
指先で押しつぶされると快感を感じる器官へ変えられたソコは甘ったるい電流をペニスへ流す。
全ての感覚がペニスを中心に繋がって、肌を撫でられても、キスをしても、快感と感じる。
「んっ・・・あっ・・・おと・・・じゃ」
「なに? 気持ちいい?」
からかうような口調と裏腹に弟者の目も欲望に潤んで焦れるような色が見えて、
欲望の対象とされているのが自分の身体なんだと思うと消えたくなるぐらいの羞恥を覚える。
「兄者、言えよ」
「や・・だっ・・・あぁ」
吐く息が全て喘ぎに変わってしまう。首筋に落とされるキスが全て快感の予感になる。
ペニスがひくつく度につま先に力が入る。弟者の視線が痛くて目を開けられない。
だけど閉じた目の奥のオレンジ色の光が瞬く闇は目を開けているより始末が悪くて、視線は直接肌を刺す。
ちりちりと痛む肌が俺を更に深い快感へ落としていく。
「兄者」
後ろを弄られて、入り口が快感に喘ぐ。ベ/ビ/ー/オ/イ/ルの香りが次ぎにされることを容易に想像させて、怖くなる。
また、俺は壊れる。
羞恥も何もかも忘れて、ただ、快楽を貪る獣になる。
もう、声を抑えることが出来ない。
「兄者、言って」
後ろに飲み込んだ指が快楽のスイッチを押す。
ぬるぬると抜き差しされるものを身体が勝手に締め付けて、反り返る足先がシーツを掴む。
片足を弟者の肩に抱え上げられ、濡れたペニスも指を埋め込まれたソコも快感に歪む顔も、
快感に怯えるココロも何もかも晒している。
いっそのこと狂ってしまって、何も覚えていなければいいのに。
そうしたら、めちゃくちゃにしてほしいという暗い欲望に負けてしまえる。
「兄者、目開けて、入れて欲しいって言って」
無理な体勢で身体が痛いのに、耳に吹き込まれる囁きにゾクリと身体が反応する。
耳の中まで侵入してくる舌が水音を直接脳に響かせて、痺れるような感覚を覚える。
「弟者、あ・・つ・い」
至近距離の目を覗き込みながら、身体の熱を冷ましてくれと懇願する。
冷ますことが出来ないなら、いっそのこと溶かして欲しい。
言葉に出来ない矛盾した思いをただ目に込めて、のばした手で頬を撫でる。
お願いだから、めちゃくちゃに、俺を壊して欲しい。
退屈でイラつく日曜の午後を、俺を残して日溜まりにまどろむ日常を、
陽炎の先にいつものようにゆらめく世界を、それを見ている俺を。
わかったというように頬にキスを落として、弟者が身体を起こす。
後ろから指が引き抜かれて、両足を抱え上げられ、後ろに俺と同じぐらい熱いものがあてがわれた。
世界に皹が入る瞬間、ベ/ビ/ー/オ/イ/ルが強く香った気がした。
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| | □ STOP. | |
| | | | ∧_∧ アツクテ ノウガ ネツボウソウ
| | | | ピッ (・∀・ )
| | | | ◇⊂ ) __
|  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ | ||―┌ ┌ _)_|| |
| °° ∞ ≡ ≡ | || (_(__) || |
いいご兄弟ですね
(鬼萌え)
弟者×兄者に禿萌えマスタ…。
ああもうどうしよう。エロイよ!素敵だよ!
>>240-244 待ってましたよ!姐さん
続き楽しみにしております。郷材はやっぱイイ!王道ですな
モララー旅行中?
>>123 バトマーン(:.;゚;Д;゚;.:)/ヽァ/ヽァ
>>229-236 天井店下キテ( ゚д゚)・∵. ターン!!
ネ申よ遅レスだが称えさせてくれ。激しく好きカプなんだ。
すごくおもしろ方tよ最後までいって欲しかった!
(;´Д`)l \ァ l \ァ
259 :
258:04/07/15 06:52 ID:2MBo57zm
下腹胸キュンしたの久しぶりだよ
良スレage(゚д゚)気分
☆ チン
☆ チン 〃 ∧_∧ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
ヽ ___\(\・∀・)< 新しいビデオまだー?
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>261
おまえの秘蔵ビデオはないの?
☆ チン
☆ チン 〃 ∧_∧ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
ヽ ___\(\・∀・)< 秋/パとの続きまだー?
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ビデオがこないから保管サイトみてたよ
続き気になる