【本誌が】ロボットボーイズ第1話【妄想を超えすぎ】

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139風と木の名無しさん
今日は暑苦しい真夏の日だった。

「ふー暑いなー、ここが奈良の学校か・・・」
校門に立つ少年は迫水天馬。奈良に「一度、僕の学校へ遊びに来なよ」と誘われたので、
下校ついでに寄ってみたのである。
「やあ、迫水くん!来てくれたんだね!ありがとう!」
迫水の姿を目敏く見つけた奈良健太郎が寄って来る。
「迫水くんの学校の制服って夏でもネクタイ着用なんだ、きちんとした学校なんだね」
白いワイシャツを襟元までボタンをつけその上にネクタイを締めている迫水に対し、奈良は
白の開襟シャツに黒のズボンである。
「そのお陰で、暑苦しいよ。夏だけでもお前のような開襟シャツにしてくれればいいのにさ」
「いや、迫水くんってネクタイがよく似合うよ。僕なんて似合わないもん、ネクタイ」
「あはははは。それは言えてる」
「んもーひどいなー迫水くんったらさ」
そんな他愛のない会話をしながら、校内へ入っていくと、途中で2人の女子生徒と会った。
「あ、塚本さん」
奈良が挨拶する。
「あー奈良くんだ。だーれ?、その子」
塚本天満が興味津々の目で迫水を見ながら、奈良に聞く。
「新葉学園の迫水天馬くん。今の僕にとって一番大事な人」
「そーなんだー、私と同じ「てんま」なんだねー!奈良くんの恋人なんだねー!迫水くん、
よろしくねー!」
塚本が満面の笑顔で迫水に握手を求めた。迫水も慌てて自分の手を差し出した。
「で、隣の金髪の子が沢近愛理さん。帰国子女だよ」
奈良が迫水に沢近を紹介した。
「よろしくねー!迫水くん」
沢近が迫水にウィンクをする。
「ど、どうも・・・」
迫水がドギマギしながら挨拶を返す。
140風と木の名無しさん:04/02/21 15:31 ID:rqEHkrbB
「じゃ、奈良くん、迫水くんを後生大事にするんだよー!」
塚本が屈託のない明るい声で奈良に言った。そのときだった。
「おう!えーと・・・奈良だったけ。そいつは誰なんだ?」
張りのある声が響き渡った。皆が振り向いた先にはサングラス男がいた。
「わー播磨くん、この子はねー迫水くんといって奈良くんの恋人なんだよー!」
塚本が播磨拳児という男に迫水を紹介した。
「奈良・・・お前、そういう趣味があったのか・・・?」
播磨が呆れたような声で言う。
「播磨くん、僕が誰と付き合おうと僕の自由じゃない?」
奈良が播磨に反論した。
「別にお前の勝手だがな。塚本にさえ手出さなければ、俺は何も言わないぜ」
「うん、分かったよ」

そんなやり取りをして、2人は塚本たちと別れた。
「いいのか・・・?奈良」
「えっ?」
「塚本とかいう子のことだよ。お前、俺と付き合う前はあの子が好きだったんだろ?」
「ううん、いいんだよ。今はもう何の未練もないからさ。今の僕は迫水くんさえいてくれれば、
それで満足・・・だもの」
「うー、そう言われると照れちゃうなー」
「だって、本当のことだもん。僕が髪型変えたのも迫水くんに近い髪型にしたかったからだよ」
確かに、最近の奈良は髪を長く伸ばしている。
「俺もそんな奈良が大・好・き!」
迫水が奈良の頭を自分の胸元に抱え込む。
「わー、迫水くん、苦しいよー。でも迫水くんの腋の汗の匂いが嗅げていいね」
141風と木の名無しさん:04/02/21 15:32 ID:rqEHkrbB
その後、2人は帰途についた。しかし、そのとき、突然の大雨が2人を襲った。
「うわー夕立だー!」
「迫水くん!どっかで雨宿りをしていこうよ!」
2人は近くにあった建物に入る。が、その建物の看板を見て2人は赤面した。
『シンデレラ城』
俗に言うラブホテルである。偶然とはいえ、こんな建物に入ってしまうとは・・・。
「どうする?迫水くん」
「どうすると言ったって、こりゃ入るしかないだろ。エッチホテルなんて俺も初めてだけど」
「う、うん・・・そうだね。ドキドキするなぁ。男同士で入って変な目で見られないかなぁ?」
「大丈夫じゃないか?」
「うん、僕が読んだ本によるとラブホテルでは客とホテルの人が顔を合わせないような
構造になってるらしいよ」

「なるほど、本当だ・・・。ここで部屋のタイプを選ぶのか・・・」
ホテルの入口には部屋のタイプを客が選べるようにパネルが設置されていた。
早速、迫水が好みの部屋のボタンを押す。そして、エレベーターで部屋へ向かった。
「わぁ、すげーっ!」
ホテルの部屋の中は、見たこともない絢爛豪華な世界が広がっていた。
「いい趣味だね。さすが、迫水くんが選んだ部屋だよ」
奈良はそう嬉しそうに言って、シャワーを浴びに行った。
「迫水くん。君もシャワーを使わせてもらったら?・・・何やっているの?」
「万華鏡みたいだな〜と思って」
硝子ばりの天井や壁に向かって、つい百面相をしていた迫水に、奈良が声をかける。
「あははは。迫水くんにとってここは初体験の部屋だものね。でも早くシャワー浴びない
と雨で濡れてしまった体が冷えちゃうよ」
「それもそうだな。ここのホテル代、どうする?」
「ご安心を。実は、僕、家族カード持ってるから」
奈良がそう言って、自分の財布からクレジットカードを見せる。
「さすが、金持ちの息子だ・・・」
迫水が羨ましそうに言った。
142風と木の名無しさん:04/02/21 15:34 ID:rqEHkrbB
その後、迫水と奈良はお互いにブリーフの姿でダブルベッドに横たわっていた。
「早く制服が乾くといいね」
「そうだよな。ネクタイの色も少し落ちたしさ。しかし、奈良が着替えのブリーフを用意している
とは思わなかった」
「たまたま、鞄の中に入れてたんだ。今日、迫水くんと会うのは分かってたからね。準備万全
でしょ、僕」
「あっはははは。奈良のブリーフはいいねぇ!」
「そう言ってくれると嬉しいよ」
「じゃ、そろそろやる?今日は僕が受けで迫水くんが攻めだよね?」
「そうだな」
2人はセックスをやり始めてから交替で「攻め」「受け」をするようになっていたのだ。
ベッドに横になっている奈良に、迫水の口付けが落とされる。
相変わらず、いい唇だ・・・・。
「ふっ・・・・」
濡れた感触が乳首に落ちてきて、奈良が息をのんだ。
そっちに気を取られた奈良を見計らったかのように、するりと迫水の手が内股に忍び込む。
「あっ・・・・・・・」
迫水に触れられた所から、何とも言えない感覚がわきでててきて、奈良は思わず声を上げて
しまう。
前をいじられる快感に堪えるのに精一杯で、奈良は抵抗を忘れてしまった。
そして、力の緩んだ奈良の足の間に迫水が体を入れて、奈良のナニをくわえてしまった。
143風と木の名無しさん:04/02/21 15:35 ID:rqEHkrbB
「ああ・・・・・っ。迫水くん・・・いいよっ!」
ヌメるように絡んでくる迫水の舌の感触に、奈良が堪え切れず声を上げる。
何ともいえない快感に、まるで誘うように腰を動けめかせてしまう。
のけぞって見開いた奈良の目に、大きな鏡になった天井が、足の間に迫水を挟み込んで
喘いでいる、自分の淫らな姿態を写し出していた。それを見て、奈良は自分が恥ずかしく
なってきたが
「まあ、いいや・・・迫水くんがこんなに気持ちのいいことをしてくれるのなら・・・」
と開き直るように自分に対して言い聞かせた。
「さぁて、奈良、いよいよ、行くよー!」
「う、うんっ・・・・!」
迫水がのしかかってくると、奈良の下肢に固い感触が当たった。
「少し痛いけど我慢してくれよ」
そう言ってニッコリ微笑む迫水に、奈良が引きつった笑いを顔に張り付かせる。
次の瞬間、奈良は地獄に叩き落されたような激痛に襲われた。
「痛かった?ごめん」
迫水が謝る。しかし、奈良は首を振って
「いや、いいんだよ。まだ僕は入れられる方に慣れてないからさ。少しずつ慣れていくと思う
からね。でも僕の中に迫水くんが入ってきて嬉しいような気分だった」
「奈良・・・俺もだよ」
そう言って、迫水が再び、奈良に唇を重ねた。
復習と称した第2ラウンドが始まった。雨が止むまで。2人が満足するまで・・・。