【本誌が】ロボットボーイズ第1話【妄想を超えすぎ】
122 :
今度はお泊まり♪(中編):
「なあ、今夜はバブルバスにしようぜ!」
「うん、迫水君がそう言うと思って、既に用意はしてあるよ」
ということで、今夜の風呂は迫水の好きなバブルバスとなった。
奈良の家は金持ちらしく、欧米風のスタイルとスペースを売りにしており、そのため浴槽も
かなり大きめに作られていた。それに比べて、自分の家のあの狭くて古い風呂では到底
バブルバスなんて出来やしないし、出来たとしても雰囲気が全く出来ないからと、前から
奈良にそう愚痴をこぼしていたのだった。
奈良が2人のパジャマや着替えを用意している間に、迫水は先に彼好みに泡立てられた
浴槽の中に座り込んでいた。
「やっぱり、この泡が気持ち良くて好きだなー」
迫水が無邪気に浴槽の中ではしゃぎながら、用意を終えて浴室に入って来た奈良に言った。
「それは良かったなあ。あ・・・迫水君、それは・・・」
呆れ顔の奈良の目の先には迫水が自分の家から持ってきた水ピストルがあった。
「迫水君・・・高校生にもなって自分の家のお風呂でもそんなおもちゃで遊んでんの?」
「別にいいじゃん!面白いからさー」
迫水がふざけて、奈良の顔に水を発射した。
「もう・・・迫水君ったら無邪気で悪戯好きなんだから・・・。でもそこがまた好きなところでも
あるけどね」
そう言って、奈良が簡単に身体を流して、迫水の隣に腰を下ろした。
123 :
今度はお泊まり♪(中編):04/02/18 22:38 ID:56HJ90l9
「あー俺、この泡の何ともいえない手触りが気持ちよくて好きだー。奈良が羨ましいぜ」
「ならば、迫水君、こんな泡だらけのお風呂に浸かるよりももっと気持ちの良くなることが
あるけど、どう?」
「え・・・?」
奈良の言葉に興味津々といった眼差しを向けた迫水は、だが、奈良の目が意味深な笑みを
浮かべているのを見て、それが一体何のことを言っているのかすぐさま理解すると、目元を
赤らめつつもコックリと頷いた。
「俺もやりてえ。奈良と気持ちの良くなることしたいぜ」
「では、あちらを向いて僕の足を跨いで座ってよ」
「・・・こうでいいか?」
迫水は奈良の言う通りに、彼に背中を預ける状態で奈良の太股の上に座り込んだ。
「そうそう、じゃ、次はそのまま少し足を開いて・・・」
素直に奈良を迎え入れる体勢を取る迫水の脚の間で早くも自己主張をし始めた彼自身に
手を伸ばしながら、奈良は自分の脚を少しでも開くことで迫水の脚を更にもう少しだけ開かせる。
「おや、今日は随分と反応が早いんだね」
まだ触れてもいないというのに、半ば頭を擡げ始めている迫水自身をそっと掌全体で包むように
握って、奈良は泡と湯による抵抗を楽しみながら手をゆっくりと上下に擦り始めた。時折、気まぐ
れに指の先に力を入れると、その度に迫水の背中がアーチ状に反り返って即座に反応を示す。
「あっ・・・・・・やっ・・・・・!」
「こういうところでの行為も、たまには趣向が違っていて良いでしょ?」
「・・・な・・かヘン・・・だよ。いつ・・もより・・・・」
124 :
今度はお泊まり♪(中編):04/02/18 22:38 ID:56HJ90l9
確かに奈良の言う通り、いつもの寝室や部屋の中でのセックスと違い、奈良の手指だけの愛撫
だけでなく湯が波立つ事によって迫水自身の表面をそろそろと撫でるような感触と泡による何と
も言えない微妙な感触に、迫水はもうこの場所での行為に惹き込まれ始めていた。
「ふっ・・・・・くっ・・・あぁっ・・・・・っ」
奈良も上手くなったものだ・・・迫水は内心で感心していた。
それから、奈良は迫水の双丘を両手で掴んで、奥の扉を露わにさせると、ゆっくりと熱く猛った
己自身を押し当て、そして貫いた。
「ひっ・・・・・あぁぁっ・・・・・・・・っ!」
「迫水君、少し力を抜いてよ」
「そう言われてもなぁ・・・」
迫水の身体は奈良に散々攻め抜かれていたので、弛緩しきってしまっていて、腕どころか
指一本動かすことさえ億劫なほどだった。そこへいきなり奈良自身を突き立てられて、元から
受け入れやすい体勢だったこともあって、思わぬ深みまで奈良を迎え入れる事になってしま
った。
「あぁっ・・・・・・・くぅっ・・・ちょっ・・・と、ま・・・て・・・」
「もう待てないよー。僕は。動くよ?」
耳元で囁かれた掠れた声が奈良の余裕のなさを物語っていたが、勿論、迫水はそんなことに
全く気付くことなく、この嵐のような交わりの中で少しでも自分自身を取り戻そうと必死だった。
125 :
今度はお泊まり♪(中編):04/02/18 22:39 ID:56HJ90l9
未知の世界への扉が開かれそうな期待と恐れに、思わず迫水は奈良の首筋に自分の頭を
すり寄せる。奈良はそんな彼の内心を察してか、こめかみに優しいキスを与えると、迫水の腰を
両手でしっかりと固定して緩やかな律動を開始していた。
「・・・ま・・・って・・・あんっ・・・・・はあぁぁっ・・・」
待てという言葉とは裏腹に、迫水の内部はもっともっと奈良を中へと迎え入れるような動きを
見せている。奈良もそれに誘われるように更に奥を目指して己を埋め込んでいった。
「迫水君の中は・・・熱い・・・ね」
一番最奥まで到達すると一端押し入る動きを止めて彼の内部の熱さを心行くまで味わう。
そして、迫水の身体をぎゅっと抱き締めた。
「愛してるよ・・・・迫水君。誰よりも、何よりも・・・・」
「俺も・・・だ・・・・よ、な・・・・・・ら・・・・・」
だから最後くらいは奈良の顔を見ながらイきたいのだと迫水が荒い息の下でやっと伝えると、
奈良は愛おしそうな笑みを浮かべて一度迫水の腰を持ち上げ、身体を反転させて再度秘門を
貫いた。
「これでいい?」
「・・・うん・・・やっと、お前の顔が・・・・見れ・・・た」
「確かに迫水君が言う通り、お互いの顔が見える方がいいよね」
迫水が腕で奈良の首に縋り付くと、奈良はまた腰の動きを再開した。
「う・・・・ん・・・・あっ、あ・・・・っ」
126 :
今度はお泊まり♪(中編):04/02/18 22:40 ID:56HJ90l9
最初はゆっくりだった突き上げる動きが、段々と早く、やがて激しいものになってくる。その頃
には、迫水の腰も自然と奈良の律動に合わせて上下運動を繰り返し、より深い快楽を引き出
そうと無意識のうちに身体を動かしていた。
「もぉ・・・・だ・・・・め・・・・イっちゃ・・・う・・・・・」
「・・・あともう少しだけ・・・我慢してね、迫水君」
迫水の内部が奈良自身を熱く絡め取る。そのうねるような動きが、沸き立つような熱が奈良を
煽り、今までにない深みまで何度も激しく突き上げた。
「あっ、あっ・・・・・あぁっ・・・・奈良ー!」
「迫水君・・・・っ」
迫水は激しく喘いで、やがて身体全体を痙攣させて果てた。奈良もまた僅かに遅れて、迫水の
中へ己の欲望を全て解き放った。
「愛しているよ」
「俺も・・・大好きだよ、奈良」
そして、2人は熱いキスを交わした。それから、お互いにシャワーを浴び、身体に纏わりついた
泡や内に残っている残滓を綺麗に流し落とした。
脱衣所で新しいブリーフに履き替え、パジャマに着替えた2人は奈良の部屋へ向かった。
(後編につづく)