【あるじぶんにじしんのないうけのいちにち】
あさおきた。きょうもゆううつ。せめにあいたいけどこわいなぁ。
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とりあえずしごと。じぶんのせんもんぶんやでならぼくだってはたらける。
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いきなりとらぶる。みんなおおいそがし。
ぼくもなにかしようとおもったらころんであたまをうった。ゆううつ。
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みんなをしきしていたせめがしんぱいしてくれる。はずかしくてかおがあげられない。
「だいじょうぶです」とひっしにいってたら「きをつけて」といいのこしていってしまう。
せめはぼくとちがってたよりになって いつもかっこいい。
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いろいろかんがえて ぼくはやっぱりせめにふさわしくないとおもった。
すごくつらいけど せめのためにおわかれしよう。
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せめのへやにいった。「なにかあったのか」ときかれるのでへんじかしたいけどできない。
もごもごくちのなかでつぶやいてたら せめがきすしてくれた。
「わかれましょう」っていいづらい。
そうおもってたら いつのまにかはだかでべっどのなかだった。
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すごく きもちよかったけど ここへきたもくてきはべつなのに。
それに せめはほんとうにぼくがすきなのかな。ぼくをきのどくにおもってくれてるだけなんじゃないのかな。
せめは ねていてもかっこよくて ぼくはこまった。
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せめがおきそうだったので あわててねたふり。
せめはおきてるのに べっどからでない。どうやらぼくのかおをみてるらしい。
なんでだろ。つまらないかおなのに。
ぼくのほっぺにきすしてから せめはべっどからおりた。
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きょうもせめにわかればなしをいいだせなかったじぶんにじしんがないうけのいちにち。
【あるたよりになるせめのいちにち】
あさおきてうけをおもう きょうもうけにあえるとおもうとうれしい
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とりあえずしごと てきぱきとしごとをこなしていく
すると いきなりうけがとらぶった ころんであたままでうってしまったようだ
ほんとにあぶなっかしいやつだ おもわず「へいきか」とこえをかける
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うけはかおをまっかにしながら「だいじょうぶです」とこたえた
だいじょうぶなわけないだろう とどなりたくなったがここはがまん
できることならずっとついててやりたいがそうもいかない
「きをつけて」とだけいいのこしてそのばをさる
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あいつ なんだかさいきん むずかしいかおしてかんがえこんでる
じぶんでかってになやんで かってにけつろんだすようなやつだから
とんでもないこといいだしそうでしんぱい
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うけがへやにきた「なにかあったのか」とこえをかけてみるがふあんげなひょうじょうをするだけで
しゃべろうとしない そんなうけをげんきづけたくてきすをした
おれがおまえにしてやれるのは こんなことぐらいしかないのがもどかしい
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いつのまにかふたりべっどでだきあっていた
でもきょうのうけは なんだかぼうっとしてることがおおかったようにおもう
おれになんでもそうだんしてほしいのに うけはじぶんのなかにとじこめてしまう
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ふとめがさめてよこをみるとうけがよりそってねていた なんじかんみててもあきないとおもう
おれってこいつにしんそこほれてるんだよなぁ とくしょうする
うけのほっぺたにきすしてから おこさないようにそっとべっどをおりた
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ほんとうは うけはおれのこときらいなんじゃないか とうたがっているが
いうにいえない たよりになるが こいにおくびょうになってる せめのいちにち