____________ | 「某ドラマのあらすじを某カップリングの視点から」
| __________ | | 「〜私的な解釈とネタバレ入り」か。ふむふむ。
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医学生時代、定食屋に通いながら切磋琢磨しあった二人。
貧乏ながらAもBも、純粋に研究の楽しさ、人を助ける良さをひしひしと感じていた。
しかし、大学病院に勤務し始めてしばらくすると、いつからかAは出世に大きく目を向けるようになる。
金持ち開業医の婿養子となってまで、地位を高めることを欲した。
一方Bは、出世にはまるで興味が無く、研究が一番という学生時代のままだった。
学生時代殆ど同じ人生を歩んだ二人は、分岐点に立っていた。
やがてBも妻子を持ち、そしてAに次いで助教授に昇格する。ただし、年齢と実績からという純粋な理由だった。
そんなBは、時間が経過してなお、Aの助教授室をしばしば訪れては「なあ、A」「おい、A」と意見を求める。
Aの出世欲には眉を顰めたくなるが、Aへの信頼は失っていなかったのだった。
そうして月日が過ぎる中、Aの勤める第一外科のC教授が定年退官を控え、
後任について熾烈な争いの幕が上がろうとしていた。
C教授は、教え子でありながら自らを凌駕する才能を持つAへの僅かな嫉妬と、Aのやりくちから、
地位へのがめつさを根元とするAへの評判を利用し、別大学の教授を後任に推す。
それを知ったAは、Aの父であるD、Bの勤める第一内科のE教授らと共謀して、ゆくゆくの教授戦へ向けて駒を揃え出す。
学内でできはじめた派閥とそれに伴う争い、
本来の業務を疎かにせざるをえない医局員たち、昔の純粋さを見せないA。
この異様な事態にBは辟易し、手術時間の短さを自慢するなど、以前から感じていたAへの軽蔑を強くする。
教授戦が終わると、Aは第一外科の教授を手にしていた。
しかしBは、鼻を高くして報告にくるAに「おめでとう」と口にしたものの、心から言うことはできなかった。
昔のAといえば、母子家庭で田舎育ち苦学生ではあったが、嫉妬や金に狂うこともなく高潔な精神を持って研究へ取り組み、患者への心を忘れない医者の鏡のような男だったのだ。
教授戦から一ヶ月後、Aの元に海外から学会への招待状が舞い込む。
実力が海外で認められたのだと喜びに躍ったAは、それを受諾する。
Aの運命を大きく変える患者がやってくるとは、露も知らずに。
他方、Bの元へ患者Fが受診していた。
Fの診断は難航を極め、BはFの病気を専門とするAに相談を持ちかける。
Aは、余裕綽々でこなれた症例だと即座に判断を下してしまう。
運命の日が過ぎ、年内最後の運営日であり、またかつて教授争いでAを不利に追いやったC教授の最後の総回診の日となる。
総回診で大所帯になるはずのスタッフはしかし、数人の看護士・医師しかいなかった。
疑問を訴えたC教授へ、看護士は「今日はA助教授の手術が入っている」と言う。
Aを好意的に解釈し、別れぐらいは握手をしたいと考えていたC教授の計画は崩れる。
とはいえ、C教授はこれを同じく好意的に、偶然であると考えた。
Aはこの日、海外への出張の日付との折り合いと、Cへの復讐のため、Bが更なる検査を薦めたFの手術をわざと早めたのだった。
Aの出張中に患者は死亡し、栄光を持って帰国したはずのAにはFの家族の追求が待っていた。
担当にした若い医師Gの、Bと同じ言葉、つまりはAの失敗を物語る言葉や、Aの求めた早さからくる不信は、Aの「間違っていない」という態度ともに増加し、裁判へと発展する。
この裁判で、Aと患者への責任を果たしたがったBは、被告訴側、原告側の証人、という形で争うことになる。
立ち上りはじめた「ガ/ンセ/ンター」の設立およびセンタ/ー長就任の話があったAは、Aを利用し利益をえようとする第一内科教授E、父D、父の友人で権力を持つHらと勝訴への計画を練る。
Bの診断に狂いはなく、Aの時間の都合の付け方にはやはり、落ち度があった。
しかし、前例の少ない医療告訴、多少難しい症例、金と人脈で買った証言は、Aを第一審の勝利へと導く。
大学の名誉を傷つけると解っていながら原告側に立ち、A(大学側)に不利な発言をしたBは、地方の大学をすすめられる。
幸い、退官したC教授が、研究に熱心で汚れのないBを買っていたため、Bは大学をやめることになるが、新たな研究施設の職を手にする。
Aへの憤怒は大きかった。出世に目を眩ませて患者の命を短くし、会社を経営していた家族の将来も壊したのだ。
才能こそ同じであれ、今のAと昔のAが、同一人物だとは信じがたかった。
第二審で、続くA側の証言に対し、患者Fの弁護士は判決を覆す証拠を出して見せた。
担当医師Gの裏切り、思わぬ場所からの証言、Bの荷担、そして己の態度から、Aは遂に敗訴する。
判決が告げられ、新聞記者が急いで本社に帰っていく中、Aは怒りを堪えていることができなくなり、怒鳴り声として露わにしてしまう。
しかし、「最高裁に上告だ!」と発した途端、Aの咳が止まらなくなる。
傍聴席にいたBは、ここ最近に於けるAの顔色への心配から、よからぬ事態への進行を勘づき、Aへ「それ以上喋るな!」と制止するが、「君の指/図は受け/んよ、B…」と掠れた声で言うと、その場に倒れてしまう。
Aは病院で目覚める。
その時、周りはAが末期の癌であることを知っていたが、Aに知らせようとはしなかった。
だが、大丈夫だと皆が口を揃えて言う言葉、隠されていたというのに、あっさり出されたカルテに、Aは「何か」の存在に気づいてしまう。
Aは、咳の止まない身体を押して、Bの元を尋ね、「本当のことを教えて欲しい」と言う。
AのBに対する信頼は、教授戦、裁判を経たところで変わっていなかった。
検査の結果にBは愕然としながらも、AがBの病院に入院し、
少しでも生き長らえられる道を探そうと提案するが、Aは「大学病院の医者の墓は決まっている」と断る。
(ドラマ版では、Bが「君の不/安を受け止/めたいんだ」と、自嘲や諦めなどの入り混じった笑いをみせるAに向かって言う)
悪化の一路を辿るAの病状。
ある夜、Aの口に人工呼吸器が取り付けられる。
(そして、ドラマ版では、昏睡状態に入ったAを知ったBが到着すると、「二人きりに……」と周囲が図り、
Aが「B、B、」と呟き涙を流す中で、Bは涙を堪えながらAの手を両手で握りしめる。
Aの「果/たして…果/たして……B、」が聞こえ、そのままフェードアウトし、次の場面でAの死亡が解る)
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