電波な攻と受の会話を書き綴るスレ

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932風と木の名無しさん:2005/06/19(日) 02:24:11 ID:pMSEX8Hk
>>931
あ、それ同意。
933長い…1/2:2005/06/19(日) 04:30:30 ID:SDMMQRew
A:「なぁ、B」
B:「何ですかAさん?」
A:「なんでお前みたいに優しくて可愛くてすげぇいい奴が、俺の側にいてくれたんだ?」
B:「可愛くて…?」
A:「そうだよ可愛いじゃんちっこくて」
B:「ひどいな〜僕のがあなたより大分背が低いからって」
A:「そこに注目するなよ、一応これでもお前を褒めてるんだよ」
B:「褒められてる気がしないんですけど」
A:「気にするなよ、俺がお前を褒めるなんて光栄お前の生涯一度くらいしかないぞ」
B:「生涯一度…ですか?」
A:「一度でいいだろ…俺だって言うの恥ずかしいんだから」
B:「そうですか、じゃあ僕も僕の生涯一度きりの讃歌をあなたに捧げますよ」
A:「聞いてやるよ、だからそんな目で俺を見るな…」
B:「先輩で僕より身長も高いあなたが僕の下で声を抑えて縋る様な目で見上げてくるのが
   最高に可愛くて、快感であなたのなかはとて…」
A:「…撃っていいか?」
B:「やめてくださいよ〜今のは冗談です、
  それに僕を撃ったら先輩降格になっちゃいますよ?僕としては嬉しいですけど」
A:「なんでお前はそんな笑顔で…前言撤回したくなってきた」
B:「じゃあ今からあなたに捧げる讃歌本番いきますね」
A:「…」
B:「僕はあなたに一目ぼれした訳じゃないです、ぼくがあなたと出会ったとき
  抱いた第一印象は『クール気取ってんな馬ー鹿、かっこつけ男ー』でした」
A:「…上等だな」
B:「第一印象なんてそんな重要なものじゃないですよ、大事なのは出会った後」
B:「僕が初めて成功したときあなた笑顔で褒めてくれましたよね?
   普段の無表情が嘘みたいに笑顔で、あの時堕ちちゃったんですよ僕」
934長すぎた上微妙…ごめん本当にごめん('A`)2/2:2005/06/19(日) 04:33:03 ID:SDMMQRew
B:「覚えててくれたんですか、よかった」
B:「もう時間もないみたいなんで言いますね」
B:「最初の問いの答えは『あなたが好きだから』、わかってくれてると思いますけど」
B:「…そんな顔しないでくださいよ、あの僕が後悔なんてするわけないじゃないですか」
B:「僕はあの笑顔のあなたが見たいんです、ほら僕みたいに笑って笑って」
A:「笑えねぇよ、多分一生笑わない」
B:「…」
A:「…お前までそんな顔するなよ、またお前に出会うことが出来たらその時笑ってやるよ」
A:「だからいつか絶対に俺の前に現れろよ?」
A:「……………あー今まで一度も人に涙を見せたことがないのが俺の自慢だったのにな」


B:「もう触ることも出来ないや…あなたに何もしてあげられない」
B:「優しく抱いてあげられればいいのに、ごめんなさい」
9351/2:2005/06/19(日) 07:36:55 ID:ZEMH78oN
受「暗くなるまえに帰ってきてね」
攻「できるだけね」
受「できるだけじゃだめ。ちゃんと帰ってきて」
攻「それはわからないよ」
受「わからなくてもいいから、帰ってくるって言って」
攻「じゃあ、暗くなるまえに、帰ってきます」
受「約束?」
攻「うん。約束」
受「嘘ついたらどうする?」
攻「…針千本飲む?」
受「それだけじゃだめ」
攻「じゃあ、舌をあげる」
受「抜いてもいい?」
攻「うん」
受「目玉もくり抜こうかな」
攻「いいよ」
受「鼓膜も破って」
攻「うん」
受「手と足ももいじゃう」
攻「痛そうだ」
9362/2:2005/06/19(日) 07:37:25 ID:ZEMH78oN
受「なんで笑ってるの?」
攻「だって、楽しそうだから」
受「楽しいよ。血がいっぱい出る」
攻「約束、やぶったほうがいいのかな」
受「やぶっちゃだめ。殺すよ」
攻「うん」
受「また笑った」
攻「だって、愛されてるなあって」
受「愛してるよ。ずっと待ってる。攻が帰るまで眠らない」
攻「受」
受「だから、暗くなるまえに帰ってきてね」
攻「…うん」
受「泣いてるの?」
攻「泣いてないよ」
受「攻は嘘つきだ」
攻「じゃあ、針千本飲まなきゃ」
受「飲まなくていいから、帰ってきて。帰ってきてね。それだけでいいから」
攻「受」
受「いってらっしゃい。またね」
攻「いってきます。…ごめんね」
937風と木の名無しさん:2005/06/19(日) 11:22:32 ID:aTXJoxUS
「今宵おまえを廃棄処分」
「指をつきつけるな。なんだその愉快なポーズは」
「まあ遠慮せずに指を舐めるがいい」
「いたたいたたそこ鼻だってば。もげるもげる」
「広がります広がりますハァハァ」
「どうでもいいけどお前風呂入ったか?」
「愛の前に風呂は無力と化す」
「化さねえよ。シャワー浴びて来いよ」
「ねろねろ」
「おまえが舐めるのかよ」
「焦らしプレイなど笑止千万。男は黙って猪突猛進」
「イヤその腰の動きはちょっとイヤだ」
「一秒間に五十回転」
「なんか別の用途に使えそうだな」
「なんか焦げ臭い」
「おまえがな。仕方ない鎮火してやろう」
「ちんちんボーボー」
「分かったから回転止めろって…あちあち」
「このタンパク質の焦げる匂いがたまらない」
「ハゲたら責任とれよな。ってかこれヤバくね?」
「一秒間に六十回転」
「なんで増えてるんだよ。あー…なんか火がキレイだなー。まいっか」
「ロケット花火しようぜ!ロケット花火!ひゃっほぉぉぉおおおう!!」

大家「おまえら出てけ」
消防士「ひゃっほぉぉぉおおおう!!」
938風と木の名無しさん:2005/06/19(日) 16:41:58 ID:AUeY0l08
受け「昔々あるところに、それはそれは美しいお姫様がおりました」
攻め「あるところってアジア?ユーラシア?チャイナ?」
受け「お姫様には三人の婚約者がおりました」
攻め「昨日俺『板井病院』って病院みつけた」
受け「えっまじで!?遺体?」
攻め「で、おじいさんはどうなったの?」
受け「飼い犬と、幸せに暮らしたらしいよ」
攻め「俺たちみたいに?」
受け「いや俺たちよりは平々凡々に」

姐さんたちに触発されて初投下。
…改めてみんなすごいよ!モエス
939風と木の名無しさん:2005/06/19(日) 20:54:17 ID:oV7Q8558
「おれはしあわせなのかなあ」
「お前はどう思うんだよ」
「わかんないからきいてるんだよ」
「そうか」
「そうだよ」
「お前は幸せだよ」
「そう」
「俺が幸せにしてるからな」
「そう」
「お前も、俺がいれば何もいらないだろ?」
「そうだね。おれのめもてもあしも、ぜんぶおまえにとられちゃったしね」
940風と木の名無しさん:2005/06/19(日) 21:25:45 ID:Qjgo13rL
「例えば…僕の正体が悪魔だったら、どう思います?」
「悪魔?お前がか」
「そう、人を誘惑して殺して、天使の羽を引きちぎって、
綺麗な金の髪をつかんで首を引き抜いて…聞いたことあります?
天使の悲鳴って凄く綺麗なんですよ。どんなオペラ歌手の歌声よりも素晴らしい。
実はね、僕の背中には真っ黒な羽があるんです。見てみたい?」
「いや、俺はいい」
「じゃあ想像してみて下さい。僕の背中に、闇のような色の羽があるの」
「綺麗だな」
「嘘でしょう」
「嘘なんかじゃない」
「悪魔は人を誘惑するものだから美しくなることもできるけど、
 真の姿は実に醜いものです。僕は美しくなろうとなんかした覚えはありません。だから僕は…」
「じゃあお前は悪魔ではないな」
「なぜ」
「お前は美しい」
941風と木の名無しさん:2005/06/19(日) 23:37:04 ID:CHf2YqxE
「晴れと曇りと雨、どれが好き?」
「晴れ」
「いやいやいやいや、そこは『曇り』『私も』ストライーク!!!『あっそれ思い出ぽろぽろネタ?』
『惜しい、思 ひ 出ぽろぽろ、だ』『つーか、としおさん、超萌えだよー』って弾むとこだろ」
「長ぇよ」
「お前って曇りなんだよな」
「えー俺みたいな爽やか系美少年が、そんなもっさり系な曇りな訳ないだろ」
「お前結構粘着じゃん。ほら、みっちゃんに告白もしないで6年も片思いしてたし
「死ねよ、だいたいお前と付き合ってたから告れなかったんだろが」
「……。まだ好きなん?」
「何度も言っただろが、今俺が好きなのはお前だって」
「俺、さぁ。お前がみっちゃんを愛してるのを知ってて、みっちゃんと付き合ってた。当て付けってやつ。お前への。
…好きだったから。お前が」
「知ってる」
「つーかただのセフレだった」
「それは知らねえよ!!!やっぱ死ねよ!!!!」
942つづき。:2005/06/19(日) 23:38:54 ID:CHf2YqxE
「でも、お前はなんも言わねぇし。知ってて笑ってて、俺はわかってて笑ってた。
嬉しかったけど怖かった。なんでコイツ俺のこと許すんだろって」
「別に許すとかじゃねぇよ。ただ、お前のことだって好きだったし」
「それが怖ぇんだよ。俺はお前に好かれるような人間じゃねぇ。
お前が何も言わないの利用して、みっちゃんとヤリまくって、お前にもいい顔してた。最悪だろ」
「ヤリまくったとか言わないでよ涙出てきたよそっちのが最悪だっつーの!!!
………ともかく、そんな出来た人間はいねぇんだから、昔のことで自分を責めるなよ。気まずいし。
俺だって、最初はお前に結構ムカついてたよ?みっちゃんにお前の悪口とか言ったもん。……ちょっとだけ」
「そういうとこが、さ。曇りなんだ。
眩しすぎないし、冷たくも、ない」
「ん?」
「けどたまに、お前に日が射すと、お前の温い湿気を吸ってた俺はぐずぐずになるんだ」
「お前」
「お前が笑っている間に俺はどんどん腐れてくんだ」
「なんか変だぞ?」
「お前の愛が他人に向くのがたまらなく怖いんだ。カケラでさえ。
繋ぎ止めたい。何に代えても」

「お前って雪なんだよな」「積もるんだ」「消えないし溶けないし」「ずっと変わらず残ってる」
「お前以外心の中に置けないんだ」「あんなことしなくたってさ」「…なぁ」
943風と木の名無しさん:2005/06/20(月) 00:43:24 ID:r/Oi67QX
攻「どんなに離れていても」
受「どれだけ離れていても」
攻「心は離れない」
受「心だけは離れない」
攻「いつまでも一緒だ」
受「どこまでも一緒だ」
攻「死が二人を別つまで…
受「死が二人を別つとも…


受「…わかってる。ただこの時だけ傍にいて」
944風と木の名無しさん:2005/06/20(月) 12:05:14 ID:HCqbYVLM
「貴方に触れるたび、貴方が微笑みかけるたび、心が躍るのです。狂喜するのです。貴方が他者と戯れるたび、貴方が哀しみにくれるたび、心が痛むのです。慟哭するのです」
「それは恋の病です」
「治りますか」
「治りません」
「不治の病ですか」
「いいえ。私が貴方の想いを受け入れれば治ります。けれど私はそれを為し得ない」
「受け入れて下さい。この苦悩から解放して下さい」
「申し訳有りません。残る手段は一つ。貴方が私を愛する事をやめれば、躍る事も痛む事も無くなりますが」
「私の世界の秩序は貴方に因って保たれて居ます。貴方が亡くなればそれは立ち所に崩壊するでしょう。私は私の儘で在りたいので、やはり治療は断念致します」
「そう仰ると思いました」
945風と木の名無しさん:2005/06/20(月) 18:56:01 ID:M3MNjm2H
>>921
好きだ。
946921:2005/06/21(火) 08:40:12 ID:SMPSQNqw
945さん、ありがとう…。
947風と木の名無しさん:2005/06/21(火) 22:41:01 ID:RaJNTC+j
攻「何をそんなにも嬉しそうに見ているんですか?」
受「つみ木で出来たこの町を何をそんなにも嬉々としてみてるかって?」
受「世界の上で恋が生まれたみたいだ、悪魔が愛を囁いてる、天使が翼を捨てている」
攻「世界の上、それはどこ?貴方と同じに共有したい」
受「世界の上は俺らの上でも俺たちのいる場所でもある」
受「さっき2つの恋が生まれたんだ、上の奴等と俺たちの、な」
948風と木の名無しさん:2005/06/21(火) 23:41:49 ID:4KYEPV+a
「ほら見てみいやあ、天使のはね落ちてきたなあ」
「あれはゴミ袋」

 「神さまが泣いてんでえ、おちてきたなあ」
  「オッサンが橋の上から唾吐いただけ」

「おまえはしろいなあ」
「お前の世界は白いんだな」
949風と木の名無しさん:2005/06/22(水) 02:42:35 ID:mWwkaPMm
攻「ぬちゅぬちゅぐちゃぐちゃくぷくぷぺろぺろぺろぺろ」
受「なぁ攻」
攻「台本に無い台詞は慎みなさい受」
受「擬音を口で言うのやめないか」
攻「ずっっずっっぐちゅぐちゅぐちゅ
俺の台詞『うっ』
はい受!『いっちゃう』!」
受「……いっちゃうーー」
攻「どくんっ×2」


受「…好きだよ」
攻「台本に無い台詞だが嬉しいから許します」
950風と木の名無しさん:2005/06/22(水) 06:46:33 ID:9iN6HShJ
>949
電波っすねぇ。好き。

攻「何でだろうか、今日は迷彩模様の君が見えない」
受「じゃあ綺麗に無視してよ」
攻「僕サイドの話に割り込んでくれるな、愛しい人」
受「わかった、お前のゴツゴツした指の節々が俺の首を手に入れてくれる妄想で遊んでるよ」
攻「ああ…所詮傷口の瞳で僕を浮き彫りにするのはやめてくれ」
受「…右手と下半身があれば、俺はいらねぇんだなぁ」
攻「輪郭がはっきり見えてきた?」
受「なあ、お別れだな」
攻「わあぁ空恐ろしい言葉が流れていくよ」
受「なあ」
攻「ごめんなさいごめんなさい、僕らのこれから」
受「上見てみ、上」
攻「うるさい!人の話を聞け!」
受「う、え、み、て、み」
攻「今大事な話してんだぞ!上が何だ!ミサイルが落ちて来てるだけじゃないか!」
受「ははっ」
951風と木の名無しさん:2005/06/22(水) 23:19:46 ID:52qKSBne
「それはちょうどあれやな、オリオンとサソリみたいなもんや」
「なにかっこつけたこと言うてんの。星なんかみたことないくせに」
「あるっちゅうねん星ぐらい。あっちの銀河つくったん俺やぞ」
「だからあそこの星は家帰る時ちっとも役に立たへんねや」
「どういうことやねん」
「光り方滅茶苦茶やもん。おかげでトンボの目玉3ダースはなくした」
「そんなもん背骨の神経ていねいに剥がしてったら一発やんけ」
「あーめっちゃ気に入ってたのに。8年分のキラキラを返せ」
「また一緒に探しにいったらええやん」
「…それよりここはどこやねんな」
「わからん。流れ星泣いとったから西なんちゃう」
「あれもお前が作ってんやろ?あてにならんなぁ」
「とりあえず手ぇつないどこうや」
「せやな。 追っかけっこはもう腹いっぱいやで、ほんま」
952風と木の名無しさん:2005/06/23(木) 05:31:06 ID:DBdKrD02
攻「…? どうしたんだ?」
受「似合うかな?ネコミミモードだよ☆」
攻「…その歳でよくそんなことをするな…」
受「だって おれ 攻めに愛されたいんだ」
攻「そんなことをしなくても、俺はお前の全てを愛しているぞ」
受「…… どう?これ、かわいい?」
攻「ああ、かわいいぞ。とても」
受「          うそ つき」
攻「…なんでだ?」
受「おかしいだろ。大の男がネコミミつけてるなんて。気持ち悪いだろ」
攻「そんなことはないぞ…。お前ならなんでも似合うし…愛おしい」
受「ねぇ 攻めはいつになったらおれのことを愛してくれるの」
攻「愛してるといってるじゃ」
受「見えてないくせに。 俺の姿 ほとんど みえてないくせに」
攻「…かわいいぞ、とても」
受「ああ、やっぱりお前はいつまでたっても俺の人形だよ」
953風と木の名無しさん:2005/06/23(木) 09:45:41 ID:R7kVG4uT
>951
好き。すげえ好き。宇宙に意味が出来た…。
954風と木の名無しさん:2005/06/24(金) 13:01:13 ID:pOmY9neu
「君のせいでぼくは森へかえれなくなったのに」
「ごめんよ、ごめん。俺は銀時計が欲しかった。山羊の角が欲しかったんだ」
「もうぼくは走れないんだよ。空を飛べたこともわすれてしまった」
「ごめん、ごめん、ごめん。俺はすっかりエタノールに酔っていて森のことを忘れていた」
「君はもう森へは帰って来ないんだろ」
「ごめんよ、俺の体は汚れてしまったんだ。君の森には帰れないんだよ。アルコールとニコチンがなけりゃ駄目なんだ」
「君のせいでぼくは
「ごめんごめんごめん本当にごめんよ」

「君は卑怯だ、残酷だ。」
「君が僕と森を殺したのに」
「ひょっとしたら僕はまぞひすとなのかもしれないな」
955風と木の名無しさん:2005/06/24(金) 14:02:19 ID:XJXisxJj
受「俺が好きな花を摘んできた。君の為に」
攻「りゃー!」ブチブチッ
受「俺が好きな絵を飾るよ。どう?攻くん」
攻「おりゃー!」ガタガタガッシャン
受「ひどいな攻くん、どうして破壊ばっかりするの?」
攻「受さんが好きなものダイキライ。ゆるせない」
受「どうして。攻めくんの柔らかい髪も好きなのに」
攻「うりゃー!りゃー!」ゾリゾリゾリゾリ
受「あははは。やーい坊主まるこめまるこめルルルルル〜」ナデリナデリ
攻「……………」
受「後悔した?ねぇ後悔した?お馬鹿さん攻くん」
攻「………………受さんの心をもっていくからダイキライ」
受「ね、この切った髪ちょうだい」
攻「……………ボクが好きっていってよ」
受「俺が死ぬ時にいくらでも言ってあげよう。攻くんが大きくなってから」
攻「受さんが好きなものダイキライ。ゆるせない」
受「貰った髪を肥料にして花を育てる。絵を描きなおすよ」
攻「受けさんの心をもっていくからダイキライ。ねえ好きっていってよ」
受「大きくなってからね、お馬鹿さん攻めくん。俺はずっと傍にいるから」
956風と木の名無しさん:2005/06/25(土) 03:30:19 ID:mKBSBq1z
攻「あれっ、風呂壊れた」
受「なにお前ふざけんなよ。どこが壊れてるんだ言ってみろ」
攻「主に水が出ない。湯も出ないなこれ…」
受「まじでか?昨日少/年/隊歌いながら蹴っちゃったからではなさそうだな」
攻「それだろ」
受「おい、いい加減にしろよ!水?湯?それが出ない位でなんだ!
  風呂はな、風に、呂…は知らないけど、とにかく風だ。風を感じるんだ」
攻「1日だけなら平気かな」
受「お前ふざけるのも大概にしろよ。俺がどれだけ綺麗好きか知ってるだろ」
攻「じゃあ銭湯だな。ほら支度しな」
受「まじで?あそこ?遠くない?」
攻「綺麗好きなんだろ。嫌なら車乗るな。俺1人で行く」
受「綺麗好きなんだよ。別に1人が寂しいとかじゃないからな絶対…」
攻「しっかしいくら位かかんのかなー今月ピンチだってのに。チッ」
受「なにその、俺に意識的に向けられた舌打ち。今ビクってなったのは
  お前に嫌われたかなって怖かったわけじゃなくて窓の外の足のない爺さんと目があったからだ」
攻「嫌ったわけじゃねーよ。ただ気をつけろよほんとに」
受「俺の頬が赤くて足をジタバタさせてんのは安心したからじゃないぞ」
攻「お前俺が大好きだよなあ」
受「窓あけて夜風に火照った顔をあてて冷まさせようとしてるわけじゃない!」
957風と木の名無しさん:2005/06/25(土) 04:07:16 ID:ZJvvL5lr
攻「じゃあさ、十数えるからさ、その間に逃げろよ?」
受「何で逃げろよとか言いながら、手ぇ握ってるわけ?」
攻「逃げ切ったらお前の勝ち、見つけたら俺の勝ち、な?」
受「十秒って明らかにお前有利じゃんか。」
攻「賭けしよう、賭け。お前が勝ったら俺に乗っからしてやる。俺が勝ったらお前に俺が乗っかる。」
受「結局俺がヤられることには変わり無いんだな。」
攻「それじゃあ数えるぞ?いーち、にーい、さーん」
受「指折り数えるって言うのは自分の指を曲げることであって、他人の指を折ることじゃねえよ。」
958風と木の名無しさん:2005/06/25(土) 16:15:33 ID:o5ENAc5/
>>956,>>957
ホンワカする。好きだ
959風と木の名無しさん:2005/06/26(日) 00:41:25 ID:XdpeOula
受:やめろって
  おい離せ

攻:いや…
960風と木の名無しさん:2005/06/26(日) 03:46:42 ID:wCkCFRpe
>959
ワロタw
GJ!
961風と木の名無しさん:2005/06/28(火) 18:17:58 ID:OhBoPljr
攻「君の笑顔で俺は焦げるほど、太陽にも勝る光を摂取しているんだ。
  もし俺が植物ならば、富士の山をも越える樹木になっているだろう」
受「ほう、それで?」
攻「しかし君は鏡に映った後姿のように、頑なに俺を避ける。
  なぜ?なぜだと?そうとも、俺は知っている!
  君が隠れる鏡の中を、沢山の俗悪な連中が覗き込んでいるからだ!
  君は薔薇を美しいと思うだろう?
  そうとも、薔薇は君の笑顔を浴びて育った愛すべき白薔薇。
  君は頑なだが、俺は知っている。
  君は薔薇を愛している」
受「はぁ、それはかなりの重症ですね」
攻「君に薔薇の花を、薔薇の花を、百万本の薔薇の花を。
  わかっている。君はそれでも振り向いてくれないんだね。わかっている。
  ああ、愛を崇高なものに担ぎ上げたのは人間なのに、なぜ形に拘るのだ!
  俺は君に薔薇の花を贈ることしか父親に学んでいない。
  薔薇の花を貰って、薔薇に勝る笑顔で喜ぶ君しか、俺は母親に学んでいない。
  でもわかってくれ!俺は君を、心から…!」
受「なるほど。では、お薬出しておきますので」


  ちゅっ
962風と木の名無しさん:2005/06/28(火) 20:26:07 ID:WHj6dbfA
「もうじき俺は崩壊する」
「へぇ、崩壊するんだ」
「ああ、崩壊する」
「ベルリンの壁よろしく?」
「ベルリンの壁よろしく」
「アンタを壊すのは俺かい?」
「まさか、もっと強大なモンだお前であるはずがない」
「そう、全くアンタは昔から天才肌過ぎて俺はついていけないよ」
「だろう、天才は夭折するものだ」
「なら俺は、崩れたアンタの瓦礫に潰される役を仰せ使わせていただこうかな」
「お前には役不足だ」
「うん、今のは華麗にスルーしておく。なぁ、もうじきっていつだい?」
「来週あたりだ」
「じゃあそれまで一緒にいような」
「おいおい、この歴史的瞬間にギャラリーが一人とはいただけねぇな」
「大丈夫だろ、アンタの自分マンセー脳内大手っぷりにかかればアンタにしか見えない妖精さん達が拍手喝采だ」
963風と木の名無しさん:2005/07/02(土) 08:29:40 ID:Km5b54ib
攻「受さん、俺、受さんが好き過ぎてしんじゃいそう」
受「んじゃ、しね」
攻「えっ!?」
受「しね。俺の好き過ぎでしね」
攻「やだよ、俺がしんだら受さんがかなしむじゃないか」
受「なんで悲しむってわかるんだよ」
攻「受さんも俺のこと好きでしょ?」
受「しぬほどじゃねーよ」
攻「じゃあ、受さん、俺のこと好きなんだ?」
受「ばっ、ちげーよ!!」
攻「わーいわーい、受さんが俺のこと好きっていったー!!」
受「だからちげーっていってんだろ、クソが!!」
攻「受さん、俺、幸せすぎてしんじゃいそう」
受「じゃあ、しね! いますぐここでこときれろ!!」
攻「受さん照れてる。かわいー!!」
受「てめえ、マジしね!しねしね!!」
964風と木の名無しさん:2005/07/02(土) 17:22:31 ID:+TseUkgC
受「……お前に届かないなら、もう、こんなもの要らない」
攻「…」
受「………本当、は…大事に、したかったけれど」
攻「……」
受「…ありがとう、すまなかった」
攻「………」
受「…全部、忘れる事にする」

じゃき

攻「!? やめろ、受け…!」
受「……攻めも、」
攻「?」
受「…俺のこと、忘れてくれればいい」
攻「待っ…」
受「さよなら」

ぱん

ばしゃっ どさ

攻「………」
攻「…あ、あ、ああ…」
攻「…何で、だ…受け…」
攻「受け…」


攻「………どうして、俺は泣いてるんだ?」


あんまり電波じゃない。木綿。
965風と木の名無しさん:2005/07/02(土) 18:28:50 ID:1yJ+GzWR
(゚∀゚)イイヨー イイヨー
966風と木の名無しさん:2005/07/02(土) 19:03:40 ID:Opr5zg+/
攻「お帰り。よかった、今日も元気そうだね」
受「ただいま。でもおまえにお帰りを言われる筋合いはない。今すぐゴーホーム」
攻「ノットゴーホーム。ハウスィズバーニンアウェイバーニン」
受「帰れ!すぐに!」
攻「もういいんだ。いつかこうなると思ってた、思ってたよおれ。全然余裕」
受「泣くな。しっかりしろ。元気よくいこう」
攻「うん、…グス。色々あったけど、私は元気です」
受「よかった。これでおれも気兼ねなく言える。とりあえず家から出てってください」
攻「なんで?そんなにおれが邪魔ですか?この謙虚なおれが?」
受「話すと長くなる。とても言えない」
攻「そんな…!言ってください!おれ、何時間でも付き合います。朝までも!」
967続き:2005/07/02(土) 19:04:46 ID:Opr5zg+/
受「そうか?ならいうけど、
うちのいえの まがりがとで こわいおじさんにであった。
こわいおじさん とがったぬきみをふりまわす。
いってしまうとぼうかんで みるからにけいほうにひっかかった。

おまえが おまえが おまえが ぼくの かあさんを

とびちるなみだに たれるあせ。なまなましくて いやだった。
ああ そんなに はなみずをたらすなよ
おれをかたなのさびにして
どうろにあふれるちのみちに あなたのなみだと はなみずが 
こんにゅうするとあってはだ
いかにおれでもしらけるし
きっとあなたも しらけるし
しらけた せっしょうは むなしい
それはむしでも おれでもです」

攻「すとっぷ。まじかるすとっぷ」
受「なめてんのか?まだ二分だぞ?なめてんのかオイ」
攻「いやもうその展開は読めました。マジバレです」
受「まじで?」
攻「すぐに。最後はこうだろ『きょうはこれからやきにくもありますし――――』」
攻「『きょうはだめでも、いつまででも、まってる』」

攻「『おまえが なかずに おれをころしにこれるまで』」

受「…うん、まあということでおまえとは別れようと思う。今まで世話んなった、ありがとう」
攻「…うん、オレもちょっと話したいことがある。つーか今出来た。ベッドに行きましょう受さん」

968風と木の名無しさん:2005/07/04(月) 16:09:52 ID:E4kF4eVJ
「マジで現実って厳しい」
「どうした急に。またバイトの面接落ちたのか」
「落ちた。いや、それは今問題じゃない。
町内でおまえんちに回覧版が回ってこなかったことくらいの些末さ」
「いやそれ、うちでは結構問題だったぞ。っていうか俺んちの前お前だろ。回せよ」
「そうなんだよなーお前んちの隣が俺んち。で、俺らっていわゆる幼馴染じゃん」
「まぁな」
「でも俺は詩織じゃないじゃん?」
「なんだ、シオリって」
「高校生になったら自動的に詩織ポジションになれると思ってたんだよ」
「シオリってなんだよ」
「俺は今、恋人関係に関して不安がある!」
「恋人って、俺か?俺だな。付き合って順調に一年経とうとしてんのに、何が不満だ?
今これはデートじゃないのか?膝の上に頭を乗せてるお前はなんだ?」
「……永遠に続くとは限らないじゃん」
「…」
「あ、わかった!伝説の木だ!伝説の木の下で告白しなきゃ駄目なんだって」
「は?告白?それってお前が学校の体育倉庫で…」
「それだよ!あんときお前があんな顔すっから…」
「一足飛びにケツまで提供したのに、俺の所為か」
「あーーーーー幼馴染に生まれるところからやり直してぇ!」
「…あの体育倉庫にモップあっただろ。あれうちの学校の伝説の木らしいぞ」
「まじ!?」
「あぁ。だからあの木の下で愛誓い合った俺らは永遠。オーケー?」
「オーケー!」
「ちょっ、そこに顔ぐりぐりは…あぁ…っ」


…電波ってなんだ…?orz
969風と木の名無しさん:2005/07/04(月) 16:45:18 ID:tWeDymrO
しとしとぴっちゃん

受「例えばこれが雨じゃないとすればなんだと思う」
攻「すなわち飴だ」
受「ノーその答えはノーセンキュー答えは涙です」
攻「涙は塩の味がするそうですこれは甘い」
受「さしずめ僕の体液だから。わおエロティック」
攻「なぜ君の体液ということが理由になるのでしょうか。」
受「それは僕が甘いから。なんて甘美」
攻「君を舐めてみても涙の味しかないのですけれどこれはどういう意味ですか」
受「それはきっとアンタの舌のせいだ。僕のことを舐めすぎなんだよ、攻め」
攻「そうか、じゃあこれは結局涙なんですね」
受「そう。その答えはイエス。センキュー攻め、愛してる」
攻「ありがとう受け、愛してる」
970風と木の名無しさん:2005/07/04(月) 21:03:33 ID:ohh3NaC/
「見ろよ、人々が逃げ惑ってる。何をそんなに慌てる必要があるんだか」
『仕方ないだろ、もうじき全てが終わるんだから。お前は何故そんなに冷静でいられる?俺はお前と一緒に居られなくなるのが恐くて堪らないのに』
「何言ってんだよ。俺たちはこれからもずっと一緒だろ?どんなことがあろうと絶対に離れない、二人は永遠に隣同士って約束、忘れたのか?」
『まさか。あぁ、そう、そうだよな。恐れることなんて何も無いんだ。ごめん俺本当に馬鹿だわ』
「なぁ」
『ん?』
「新しい世界には何があるんだろう」
『わからない。けど、すごく素敵なんだ、きっと』




「そろそろかな」
『ほら、手。はぐれないように』
「うん。そうだ!消えゆく世界にお別れの言葉を。人類万歳!!」
『人類万歳!!』
「地球ありがと!!」
『地球お疲れ様!!』
「世界よ、さようなら!!」
『世か───…‥




971風と木の名無しさん:2005/07/06(水) 10:59:18 ID:O4Jih6q4
「ん?」
「うん」
「ん?」
「うん?」
「ん」
「……うん」
972風と木の名無しさん:2005/07/06(水) 14:07:55 ID:5q6gBn+W
「そろそろ次だ」
「次? そりゃえらいっこちゃ、薬がいるぜ」
「そのこころは」
「そろそろ痔(じ)だ。痔だ」
「座布団没収」
「俺の座布団じゃだめよ。ドーナツ型にしとけ」
「次スレまだー?」
973風と木の名無しさん:2005/07/07(木) 12:15:41 ID:QHmlkBJV
受「俺を呼ぶ声を聞いたんだ、それはずうっとずうっと遠くから」
攻「…もういくのか?」
受「ああ、持って生まれた星回りだからしょうがないね」
攻「寂しい寂しい寂しい」
受「この世界の王様はお前だろ、その事実は何万年たとうと永遠に揺らがない」
攻「………難しい話は苦手だ」
受「俺が鬼でこの暗闇の中のどこかにいるお前を見つけるんだ、隠れ鬼みたいなもんだと思えばいいよ」
攻「随分長い隠れ鬼だな…あんたが戻ってくる保証は?」
受「お前がずっとここで待っててくれるんだから、俺が戻ってこない訳にもいかないっしょ」
攻「…………俺だっていなくなるかもしれないじゃん、どっかに移動してるかもよ?」
受「それはないね」
受「時期が来たらまた逢えるよ、次に俺がここに戻れるのは3億2千年後の明日だっけ?」
攻「ちげーよ3億2千と234年後の今日、だろ?」
受「そうだった、さんおくにせんとにひゃくさんじゅうよねんごのあす…すぐ来るよ」
受「俺らはその何百倍もの時間をこのせまーい世界の中で過ごしてきたんだからさ」
攻「泣いてる俺が馬鹿みたいだろ、なんであんたはそんなに余裕なんだよ」
受「…もう時間ないみたいだから、行ってくるよ」
攻「…俺は一人は嫌いだ!!だからすぐに俺の側からいなくなるあんたの事も嫌いだ!!」

攻「…でも俺から離れていく時にだけうつるあんたの軌跡はすごく綺麗だ」

受「俺はお前が待っててくれる事はわかってる」
受「だって遠くで俺を呼んでいたのは3億2千と234年後のお前だったんだから」
974風と木の名無しさん:2005/07/08(金) 12:19:05 ID:MysCRNFM
「泣かないで。ほら、これあげる。今日会ったら渡そうと思ってた指輪」

「帰ろうよ?お前のために、料理作って待ってたんだから」

「なんでこんなことにっ」

「いつもは煩いくらいなのに、今日は一言も口利いてくれないね。こんなことされると、欲しくなるじゃん。もう聞き飽きた、けど、言ってくれよ…愛してるって」

「できない、できないんだ、もうこの声は君に届かない。あぁ、いかなきゃ。ねぇ、頼むから、最期にもう一度…微笑ってよ」
975風と木の名無しさん:2005/07/08(金) 23:10:28 ID:J+g2UuDe
>959
やっぱり
おとこどうしは
いいね。
976風と木の名無しさん:2005/07/09(土) 21:54:40 ID:4umsRnoC
|∀・)
977風と木の名無しさん:2005/07/09(土) 22:11:02 ID:akxu9uS1
「やっほー。攻め元気してる?」
「ああ久しぶりだな受け、相変わらず頭には花が咲いたままか。」
「やっっほー。さいたま?さいたま?」
「雨降ってるぞ受け、頭の花が急成長してる」
「頭つめてぇぇーなんだこれー」
「ああ、花が綺麗に咲いたな。すげぇお前の頭」
「ざわわざわわお花きれー?ねぇ攻め僕はー」
「お前は花が咲いてる。」
「うふふふなら僕のあだ名お花ちゃんだこれから」
「あ、どこいくんだ。」
「えはー。僕のお花枯れないように外へ行きます。」
「じゃあその花を切れば外なんかいかなくていいな」

じゃきん

「お花切った?攻め切った?」
「うん」
「うふふ、じゃあ僕も切るよ、君の」

じゃきん

「おいおい受け酷いじゃないか血だらけだぞ俺」
「ぼくのはなをきっただいしょうです攻めさん」
「イテテチンコイテテ」
「好きだぞぅ攻め。」
「好きだぞぅ受け。」


電波ワカンネ
978風と木の名無しさん:2005/07/09(土) 23:16:05 ID:WfsffLAc
「あのさぁ。」
「なに。」
攻「俺いつまでこうしてれば良い?」
受「前にも言ったろ。」
攻「確かにお前がいいって言うまでって言ってたけどさあ。」
受「分かってんならいいじゃん。」
攻「でも流石にそろそろ限界だと思うのよ。」
受「根性無。」
攻「ごめんね。ごめんね。」
受「んー、でもまあお前にしちゃ頑張った方かな。」
攻「俺偉い?俺頑張った?」
受「ああエライエライ。」
攻「ほめられたー!」
受「手ぇ離していいよ。」
攻「うん。」

ぐしゃ。

攻「あー、そういや掃除すんの俺?そうだよね、お前動けないもんね。
  てゆーか俺置いてかれた!?ひでー奴だな、いっつも置いてくんだもんなー。」
979979:2005/07/09(土) 23:17:06 ID:WfsffLAc
最初の2行に攻受つけるの忘れたorz
980風と木の名無しさん:2005/07/13(水) 16:41:57 ID:qAu8ISnD

「今夜はもう寝よう、月にお前が攫われちまいそうで心配だ、見ろよ、この窓から」
「いつも同じ事ばかり言ってるんだな、攻。大丈夫、お前が俺を攫ったんだから心配いらネェ」
「猛烈にアタックしまくり、押しの一手。難攻不落の受を落とすの大変だったぜ」
「やばかった、アレ。まるで機関銃の様に俺を攻撃。ドババ、ガッシャーン。月なんてカワイイ
 もんよ。お前から見初められた俺は、まるで月の上に乗っているウサギさん」
「まぁ、間違ってもかぐや姫っていうイメージじゃねぇよな。月から使いの者が来るっていうよ
 りも、お前の場合は自分から風に乗ってゆらゆらと。メアリーポピンズも真っ青、誘いすぎだ」
「いつも猟銃片手に俺の心をノックアウト。狙った獲物は逃さない。標的は俺の胸。攻、今、俺
 の胸目掛けて発射してる?近くにいても、的に当たんないと意味ないぜ」
「もう俺の銃は発射寸前。死ぬほどのいい思いさせてやんの。当たってもお月様に行かなくても
 大丈夫。なんてったって、天国に連れて行ってやんだから」
「お、出た、強気発言。なに、俺、銃に打たれても死なないワケ?さてウサギを食べる狼さんは
 どんな魔法を仕掛けてくれるんだろ?不老不死でもなけりゃ、なんだ」
「なんだろネェ、さて食ってみないと分からない。俺、狼さんなんだ、ウサギにはかちかち山の
 狸さんと踏んでくると思ったら、そんなにワイルドに見えるってか。 さて、味見させて下さい
 よ、ウサギさん」
「冗談、キッツイ。簡単に打たれたら俺、痛いに決まってるじゃん。注射だって初めは痛いってな
 モンだろ。お前が俺を食べちゃったら、俺が居なくなっちまう」
「こんな時には、お前が食われるような真似して実は俺を食っちまったら、マンマの通り美味しい
 思いさせてやれるんだけどナァ。お前、食いしん坊だろう?」
「これだから攻には敵わない。うん、食いしん坊、で、グルメ。美味いモンしか食わないから舌が
 肥えてるし、俺自身が美味いモン食ってるから良い味してるぜ。狼さん、美味しそう」
「論より証拠ってね。居なくなっても体の中にお互いがいるから安心、安心。なら、二人でお互い
 を美味しく頂きましょうか、ウサギさん。」
981風と木の名無しさん
|∀・)