【陵辱】鬼畜作品を創作して5thプレイ【SM】

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1風と木の名無しさん

読みきりでもリレー小説でもいいのでここに書いて下さい。
H描写のみも可。神の降臨、お待ちしてます。

●SS書きの方への注意
・スカトロ、フィスト、切断等のハードプレイはメール欄にその旨を記入した上で
 内容の注意書きを直前に入れて数行改行後に投下下さい。(IEブラウザや専用ブラウザの方もいるので)
・獣姦は扱わない(擬人化風味はオケー)
・何のシリーズかを書き添える
・SS投下時、感想へのレス以外の雑談は名無し推奨

●スレ住人心得
・叩きや煽りには絡まない
・肌に合わないSS、レスはスルーの方向で
2風と木の名無しさん:04/01/05 21:27 ID:RybE+w9Y
四代目スレ【陵辱】鬼畜作品を創作して4thプレイ【SM】
http://www2.bbspink.com/test/read.cgi/801/1066224633/

三代目スレ【陵辱】鬼畜作品を創作して3rdプレイ【SM】
http://www2.bbspink.com/801/kako/1055/10550/1055052140.html

二代目スレ【陵辱】鬼畜作品を創作して2ndプレイ【SM】
http://www2.bbspink.com/801/kako/1047/10471/1047187594.html

初代スレ【陵辱】鬼畜作品をここで創作して下さい【SM】
http://www2.bbspink.com/801/kako/1042/10420/1042098090.html

絵版
ttp://yaoi.s3.x- be at.com/
保管庫
ttp://kitiku1234.muv c.net/
※リモホさらし対策で、「h」抜き、半角入れてます。
h入れて半角抜いてください。

☆次スレは950が、または容量490KB辺りでお願いします☆
3風と木の名無しさん:04/01/05 21:28 ID:oHjagZSK
乙です!>1
41:04/01/05 21:33 ID:RybE+w9Y
前スレから続いているのがありますので作者様の降臨お待ちしております。
・不良少年もの・完結編
・デリバリー
・中世仕立て
・世にも奇妙な

こんな感じでしょうか?宜しくお願いします〜。
5風と木の名無しさん:04/01/05 21:35 ID:ESaFo3wg
1さん乙ー。
不良少年もの楽しみほしゅ。
6風と木の名無しさん:04/01/05 21:36 ID:Mei710Or
>1 乙です。

触手ものに飢えていたので、奇妙さんにかなりはまってます。
続き待っております。
71:04/01/05 21:37 ID:RybE+w9Y
前スレ600以降の続き物をここから下にコピペしておきます。
(わかりやすいと思いまして…)
作者の皆様、転載ご了承下さいませ。(保守意味含みます、すいません!)
8風と木の名無しさん:04/01/05 21:38 ID:7XTwSlnv
私も不良ものに期待。ほす
9デリバリー9(前スレより転載):04/01/05 21:38 ID:RybE+w9Y

 一志、と言ったその少年の肩を押さえて、頬を撫でる。頬を撫でる手の手首
を掴んでくる。見上げてくる目はひどく怯えた感じで、何が一志をこんな行動
に走らせたのか想像した。
「一晩だといくらだ? オプションはいくらかかる?」
「もう帰るから。違うんだ。俺はこんな商売してない」
「商売してないなら、今晩からすることにしろ。金は払ってやる」
 手首を掴んでいる一志の手を振り払い、そのままソファにうつ伏せに倒す。
すっきりとした身体が目に飛び込んでくる。指先を後ろの孔に這わせると慌て
たように叫んだ。
「止めろよ、金なんかいらない、離せよ、……嫌だ! 触るな!」
 もがいて逃げようとしているくせに、そこは誘うように熱を持ったようになっ
て柔らかく、指先を難なく受け入れそうだった。かなり経験ありそうだった。
「何だよ。嫌がってる割に欲求不満そうな身体してるな」
 耳元で囁いてやると今度は顔を隠そうともせずにしっかりと顔を向けて睨み
つけてきた。
「……判った。じゃ、買われる。SMだ。あんたはSだ。そうだろ? 俺が死
にたくなるくらいに俺を酷くしろ。
10デリバリー10(前スレより転載):04/01/05 21:39 ID:RybE+w9Y
 ふっと緊張していた身体から力を抜くのが判った。もがくのをやめて睨む目
つきに怒りと諦めが同時に見える気がした。
ゆっくりと指先を差し込む。ぎゅっと締め付けてくるのは拒絶ではないような
気がした。そっと抜いて柔らかくそこを指先で揉み解してやる。
大事に誰かに可愛がられて飼われていたお人形って所か。自分からは何も奉
仕せず、ただ奉仕されるだけの我侭な人形。愛はあったのかどうか知らないが、
とりあえず男に抱かれて感じてはいたのだろう。我侭し放題で相手に投げ出さ
れてから愛はあったのだと気づいたのかもしれない。いまさらどうにもならな
くてこんなバカな事をしでかしたのか。ただの痴話喧嘩ではここまでの事はし
ないだろう。付き合っていた男に捨てられて自暴自棄にでもなったか。

「酷く、しろよ……オプションつけて、SMだろう? 早く、酷い事を……」
 目を閉じて言う。微かに喘ぎを漏らす。
 男に抱かれる事が嫌な事だと確認したいのだろう。男に抱かれていた事をす
べて否定できるような事をされたいのだろう。二度と男に抱かれたいと思わず
に済むような酷い事をされたいのだろう、きっと。淫乱な身体にされてその身
体をもてあましてしまっている。指先を誘うように解れている柔らかい孔。
11デリバリー11(前スレより転載):04/01/05 21:40 ID:RybE+w9Y

「あ……」
指先を差し込まれて声を漏らす。中でそっと指を曲げて内側を擦りあげる。丹
念に何度も位置を変えて擦り上げる。乗りかかるようにして首筋に唇を這わす。
耳朶を噛む。指を二本に増やしてゆっくりと奥を付く。
「早く、酷く、しろよ」
 一志の声は上擦っていて、感じているのが判るから嬉しくなる。感じればい
いんだ。もっと。指を抜いて、仰向かせる。一志のものは想像通りきちんと反
応していて嬉しくなる。

「SMするって、言ったくせに、早く!」
「ずっと感じていればいい。気持ちよくなっていればいいさ」
 足の間から腕を差し込まれて再び奥まで入れられた指先に突き上げられて叫
ぶように一志は言う。
「……酷くしろ! 痛くしろよ! 何で、何でこんな風に……!」
 足の間に差し込んだ腕で腰を持ち上げるようにして揺する。一志が嫌だと喉
元で絞り上げるように口にする。指が痛いくらいに締め上げられる。びく、び
くと一志のものが反応する。
12デリバリー12(前スレより転載):04/01/05 21:40 ID:RybE+w9Y

「敏感だね……可愛そうにね。お前が望むSMは自分に都合の良いただの自分
の希望。残念ながら、甘かったね」
 しつこく中を思い切り優しく擦ってやりながら多分、そこが一番感じるらし
い場所を見つけてそこを執拗に触ってやる。一志は喘ぎながら泣きそうな顔を
してみせる。なんの計算もない本音の表情がこれなのかな、と思いながら泣き
喚かせたら面白いかな、と思ってみたりもする。
「酷くしろって言う奴に酷くしたらSMになるか? だから、望みは叶えない。
酷くなんかしない。存分に気持ちよくしてあげよう。それがSMを望むお前へ
の俺流のSMだから。いいな?」
 一志は一瞬言われた言葉が判らないと言ったように見上げてきて、言われた
言葉を反芻するように唇を動かした。上気していた頬が青ざめていくのが判った。
「そん、な、嫌だ……」
「オプションは望むだけ支払ってやるよ。一晩買占めたから。延長料金計算しとけ」

 思い出せばいい。誰かの事を。二度と手に入らないそいつの優しさを思い出し
て泣けばいい。悲しい、寂しい。望まない相手に抱かれて感じる自分の身体を
嫌悪して泣けばいい。

****続き、お待ちしております****
長い時間なぶられ続けた身体はもう手足に力を入れる事さえ叶わなかったが、絡み付く蔦達に無理矢理起こされていた。
入れ替わり入れ替わり入り込んでくる蔦に終わりなどなかった。
いつしか鈍い痛みの中に生まれる快楽に飲み込まれ、受け入れる事が自分の仕事のようにさえ思えてきた。
身体は限界を告げるようにきしんだ。動きのとれない事で快感が分散されず、ダイレクトにすべてを感じる。
口内にも幾度か注ぎ込まれた。飲み干すと酔ったように頭がくらくらした。
「っ…ぅ…ッ…んぁ…」
奥の良い所を擦られると大量ではないが中心の先端から液が漏れる。
その液を嘗めとるように蔦は動き、その内の小さな蔦が、液を吐き出す細い入り口を見つけ入り込もうとしてきた。
「いっ……ぁ、…ッ!」
強烈な刺激に下肢がひきつった。キィンと突き抜けるような刺激の後、身体の奥がジンジンと痺れる感覚に自身は更に反応を示す。
ところが入り込む蔦に阻まれ吐き出す事も叶わず、攻めは益々苦しいものとなった。

いままで生きてきた中、これほどまでに感情を突き動かされた事は無かった。
初めての感覚に戸惑いながらも衝動を押さえることは出来ない。
自分が自分ではなくなってしまうようだった。
******************

古屋泰がその村を訪れたのは祭り2日目の朝だった。
本当は今日、ここに来るはずではなかった。倉持尚に代理のバイトを頼み、自分は遊びの約束を入れていたのだから。
しかし昨日、たまたま一人暮らしのアパートに母親から電話が入り、話していなかった今回のバイトについて一言言ってみたところ、
「そんな親戚、私にも父方にも覚えが無い」
と言うのだ。
村から代役の依頼が来た時、連絡先は実家で訪ねたと言うので母親は知っているもんだと思っていた。なので疑いもせずに尚に話を持っていったのだ。
今になって後悔しても遅いが一言実家に確認の電話でも入れたらよかった。
どういう事だと村の連絡先に電話してみても通じなかった。残る情報は村の場所のみで、しかたなく泰は行く事にしたのだった。
ところが。
「これは一体、どういう事だよ…」
一晩かけてやってきた泰は唖然とした。そこには村など無かったのだ。

正確には「村だった場所」があった。
荒れ果てていてよく見ないとわからないが、家だったような瓦礫のかたまりや人工的に削られた地面の跡を見ると確かに村はあったのだろう。
荒れた村跡一帯を木々が覆い隠すように囲んでいる。
そしてその中のひときわ太くて大きな木が、泰を見おろしていた。


****続きお待ちしております****
「――亮に何とも思ってもらってないって言うのが、そんなにショック?健気ねぇ」
 侮蔑に満ちた口調。和樹は、なんとか口を開いた。
「……そんなんじゃ」
「うるっさいわよ、ホモ」
 一言で切り捨てると、和樹の頬にそっと手を滑らせる。
「アンタなんか、亮のこと何も知らないくせに」 口調も手つきも、いっそ優しいと言っていいほどだったが、その言葉にこめられた毒は強い。
 ふっと身を沈め、足を払う。
「うわっ!」
 和樹は驚きの声をあげ、その場に転倒した。
 エリは和樹にまたがり、襟首を締めあげる。
「亮にあなたはふさわしくないわ……」
 クス、と口元に残酷な笑みを浮かべ、更に和樹を追い詰めるべく口を開く。
「アンタは知らないでしょ、亮の服の下」
「服の……下?」
「そうよ。知ってる?」 問いに、和樹は黙って首を振った。
 素直なその反応が、存外可愛らしい。
 少し間を空け、含みを持たせて、エリはゆっくりと口を開いた。
「アタシは、知ってるわ」
 優越感から笑みを浮かべる。予想通り、和樹は固まった。
「……どういう、ことだ」
「決まってるじゃない。見せてもらったからよ、ア・タ・シ・の亮に」
 エリが見たのは事実だが、見せてもらったというのは嘘である。
 本当は、無理矢理暴いたのだ。亮の気持ちなど考えもせずに。
「分かるかしら?アタシは亮にとって特別な存在なのよ。アンタと違って」
 嘘である。何度も言うようだが、亮にとってエリは部下だ。有能で賢く、度胸もある彼女を、亮は気に入っ
てはいるが、それ以上の感情は持ち合わせてはいない。
 それでも和樹は、それを信じた。普段の和樹なら、この程度の嘘はすぐ見破れただろう。
 しかしエリの言葉に動揺し、ショックを受けた状態の今の和樹には、それを見極めることが出来なかった。
 悔しそうに眉を寄せ、今にも泣きだしそうに潤んだやや大きめの瞳。
 それを見て、エリの胸は躍った。
――やだ、楽しい♪
 エリは気付いた。もう一つの理由に。
 ……和樹には、サディストを引き寄せる何かがある。
 もっといじめてみたい。もっと泣かせてみたい。強そうで弱い和樹の心。それを、折ってみたい。
 その欲求に、エリは胸躍った。
――なるほど、これか……。
 口の端だけでそっと笑う。
 亮が和樹に惹かれた訳。もう一つ見つけた。
 ……もっといじめてみよう。どんな反応が見られるか。想像だけで楽しくなる。
「どう?分かった、アンタが亮にふさわしくないの。服の下、知りたい?」
「そんなの……別にっ」
 瞬時に沸き上がった好奇心と興味を押さえての和樹の答え。
 知りたい気持ちが無いわけではない。ただ、亮が言いたくない事なら、無理に暴きたくはない。
――それに、答えなど分かっている。
「教えてあげない♪」
 ……なら言うな。
 睨んでもあまり効果はないとは思うが、強く見上げる。
「ふふん、そんなに恐い顔しないの。あなた結構いい顔してるんだから、台無しよ」
「うるせぇ」
 こんな女に誉められたって、ちっとも嬉しくない。嫌いだ、こんな女。
「可愛くないわね、アンタ」
 不機嫌そうに軽く顔をしかめ、放たれた言葉に対し、舌を出す。
 パァン!
 途端に、頬が鳴った。

****続きお待ちしております****
171:04/01/05 21:50 ID:RybE+w9Y
すいませんこんな感じでしょうか。
中世仕立て様の作品は、一度あのシーンでお話の区切りが
ついていますので、コピペしておりません〜。
作者様の新章からのエロチャージ充填をお待ちしております。

これが今は精一杯、名無しに戻ります〜。
下手なスレ建てにご声援下さった姐さん方、有難うございました。
18風と木の名無しさん:04/01/05 21:54 ID:bvc++x0l
スレ立て&コピペ乙です
19風と木の名無しさん:04/01/05 22:27 ID:yB2rxJzW
>1 スレ立て乙です。

時代劇風タン更なる続きをお待ちしております。
20風と木の名無しさん:04/01/05 22:32 ID:thNjXkIY
>>1
乙です〜。
前スレでの作品の続きまでコピペして頂けて、嬉しかったです。
21風と木の名無しさん:04/01/05 22:36 ID:ypsYzY0E
亀レスですが、時代劇風タン、こんなに萌えたのは久々です。
続きが禿げしく読みたいです。
22風と木の名無しさん:04/01/05 23:00 ID:5nANJ/vG
ホッシュホッシュ
23世にも奇妙な10:04/01/05 23:10 ID:1/maHJP2
>1さん乙です。
保守の意味も込めて続き投下させて頂きます。
(今回の泰x尚は鬼畜ではないですスミマセン)
――――――――――

その木の目の前に、なんとか形を保っている小屋をみつけた。
「…!」
中を覗くと人が倒れている。尚だった。
「倉持、倉持!…おい、大丈夫か?!」
尚は自分の荷物を入れたリュックを背負ったままうつ伏せでそこに倒れていた。
ここを訪れてすぐそのまま倒れ込んだような雰囲気だ。
意識は無く、汗を大量にかいて呻いている。熱でもあるのだろうか。
思わぬ事態に泰は動揺したがとりあえずリュックを降ろさせ仰向けに寝かせる。尚の身体はときたまビクッと痙攣した。
「…ぅ……んん…」
(…こいつ、こんな表情するような奴だったっけ?)
尚が今どんな状態なのかはわからないが、苦しげに眉を寄せて涙を滲ませ、微かに唇を震わせて熱のこもった呼吸を繰り返す姿はそそるものがあった。
いままで尚に性的なものを感じたことなど無い泰は驚いた。性欲など無さそうな、どこか冷めた感じの奴だと思っていたのに。
「んッ…あああ……っ」
尚の声に我にかえった泰は、とりあえず水分をとらせようと持っていたお茶のペットボトルを取り出し、少し躊躇ってから自分の口に含んだ。
上半身を起こさせ喉を通りやすいように顎を持ち上げて口移しで飲ませた。
尚はそれを上手に飲み干した。が、驚いた事に尚は泰の舌に自分のそれを絡めてきたのだ。
「んっ…んん…」
上半身を支えていた泰は身体を突き放す事も出来ずそのままもう一度尚を上向けに寝かせるように覆いかぶさった。
24世にも奇妙な11:04/01/05 23:13 ID:1/maHJP2
唇を離すとまた苦しげに呻く。そして泰は、尚の下肢が濡れている事に気づき愕然とした。
ズボンの下で、何度も射精した後のものだった。
「一体何が起こっているんだ…?」
そしてまた尚は痙攣し、泰の目の前で達した。
「あああっ…あぁ…ッ…」
泰の心臓がドクンと脈打ち、身体中に集まる熱を感じた。力無く喘ぐ尚から目をそらす事が出来ず、高まる感情を無視出来なかった。
おそるおそる尚のズボンに手をかけ脱がせて行く。泰の中の理性が「やめろ!」と叫んでいる。それでも手は止まらない。
ズボンを取り去りシャツをめくって手を滑り込ませると、汗で濡れた肌は手のひらに吸い付いて泰を誘った。
腹に舌を這わせながら両手は乳首を捕らえ、こねたりつまんだりした。尚の身体は仰け反り下肢がビクビク震えている。
泰は本来、理性の無い人間ではなかった。今でも制止の声は頭の中を回っているが、暗示にでもかかっているかのように身体は動いた。
ぐちゃぐちゃに濡れた下着をとっぱらうと、熱をもった中心が頭を浮かせる。自分にも付いているそれを見て、泰は同姓を犯す背徳の意識に心臓が跳ねた。
それは罪の意識と同時に興奮を呼び起こすものだった。
25世にも奇妙な12:04/01/05 23:15 ID:1/maHJP2
下肢を濡らす尚の体液を奥の襞に塗り付け、解しながら指を潜り込ませる。入り口は堅く狭かったが、中はとろけるような熱さで指を包み込んだ。
指を動かしたり中心を刺激したりと愛撫を繰り返したが、尚の反応にどこか違和感を感じた。
見えない何かが尚の身体を犯している。おそらくは夢の中で何かが起きているのだろう。
「…帰ってこいよ倉持、こっちのが現実だ…!」
まだ自分のものよりも狭いそこに高ぶりをあてがい、無理に開かせ身体を進めた。
「ああ…ぁッ…ィ…っ…」
簡単には進まない挿入に苦しそうに眉を寄せる尚に口づけながら、徐々に飲み込ませて行く。
「ん…んん…あッあっ…」
グッグッと腰を押しつけ根元まで埋まると、尚の入り口は限界とばかりに締め付けてきた。たまらず腰を揺さぶって攻撃をしかける。
徐々に動かしやすくなり出し入れを始めると一層甘い声があがりだした。
「ひっ…ぁ…あッ…んん…」
先端が深い場所まで浸食して行く。勢いを殺さぬまま泰は何度も貫いた。
尚の内壁は泰の攻めに反応し、動きに合わせ腰を動かし始めた。いつの間にか違和感は消えていた。
2621 Days 8:04/01/05 23:35 ID:hFWzhyNw
>>1さん スレ立て乙です。 待っていました。
緩くて長いくてゴメンです。
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第2日目


 翌日、ブラトは律儀に宙港の格納庫に長期停泊するロイの船を訪れた。
ロイは実のところ、ブラトが尻込みして来ないことを見越し、昨夜渡した譲歩案の親書に予め僅かな不備を仕込んでいた。
それを口実にブラトに通信を入れ呼びつけようか。あるいは甘い言葉で誘い出そうかと。
ところが、翌朝通信を入れてみればブラトは不在だった。
さすがのロイも一抹の不安を覚えたが、ロイの不安に反しブラトは約束通りやって来た。
黒い宮廷礼服に身を包み、しかしそんなものでは隠しきれない色香を漂わせて。

「王宮に行って、昨日お預かりしたものを陛下にお届けして参りました」
ブラトの第一声にロイは心の中でクスリと笑いを漏らした。
礼服も親書の件の報告もただの虚勢、照れ隠しだ。
頬を紅潮させ、やたら瞬きを繰り返しているのがいい証拠だ。
堅苦しい礼服で、発情期の疼く身体を必死に押さえているのだろう。
「ブラト殿、約束を守ってくれたんですね。ああ、礼服がよくお似合いです。」
ロイが意地悪くブラトの意図の裏を掻いてやるとブラトは次の言葉を飲み込んでしまった。
これでもうロイのペースである。
肩を抱いて船内に招き入れると、ロイの趣味で完璧に整えた居室に案内し、少し強い酒を勧めた。
身の内に募る期待を必死に押し殺しているブラト。酒はその解放を助けてくれよう。
2721 Days 9:04/01/05 23:36 ID:hFWzhyNw
「酒ですか? まだ日が高いのに」
「お好きだと仰っていたでしょう。折角個人的にお付き合いできるようになったのです。よいではありませんか。今日は仕事ではないのですし。」
無理矢理押しつけたグラスを、ブラトは困ったように見つめていた。
自制のたがか外れるのを恐れているのか。
「それとも・・・酒が回るとこの後の楽しみが台無しになってしまうと仰るのなら、無理に勧めはしませんが」
ロイが笑顔であっさり言い放つ。
ブラトは既に酔いが回ったように火照った顔を傾げグラスに口を付けた。
赤く艶やかな唇に、ロイは今更ながら目を見張る。
今のブラトは酒を飲む姿までも艶めかしかった。

「・・・っはぁ・・・」
小振りのショットグラス一杯の酒をふた口ほどで飲み干すとブラトは大きく吐息を漏らした。
余程緊張して息を詰めていたらしい。
ロイもまたグラスを傾け一口含む。
芳しい蒸留酒が心地よい熱感を伴って胃に流れ込んでいく。
ふぅと一息つけば、幾分鮮明さを欠いた視界の中、熱い視線を送っているブラトを見いだす。
ロイはグラスをテーブルに置くと、ブラトの横に席を移した。
心なしか後ずさりするブラトを追いつめるように間を詰める。
「さあ、もう一杯(そして、欲望に素直におなりなさい)」
「・・・いえ、もう」
「そうですか・・・では(いよいよお楽しみの時間ということですね)」
ロイはブラトの手からグラスを取り上げると、その手を取ってぐいと引き寄せた。
そのまま重なってソファに倒れ込めば、
合わせた胸も唇を寄せた首筋も早鐘のように拍を打っている。
「こ、ここで?」
「では、ベッドルームへ行きましょうか」
言うが早いかロイは軽々とブラトを抱き上げた。
2821 Days 10:04/01/05 23:37 ID:hFWzhyNw
驚きと抗議の声は唇で塞ぎ吸い取ってしまうと、大股で歩き出す。
着いたところは宇宙船内とは思えぬほど何もかも整った寝室だった。
広さこそ十分とは言えないものの、大きなベッドはもちろん船舶メーカー仕様の間に合わせなどではなく、壁のクロスとコーディネイトされたベッドカバーといい、サイドテーブルの上品な調度といい、ブラトには見たこともないものばかりである。
しかし、ブラトが室内を観察できたのはそこまでだった。
ロイはベッドカバーの上にブラトを下ろすと、そのまま覆い被さりさっきの続きとばかりに唇を貪り始めたからだ。
先程のアルコールはロイの狙い通りの効果を示した。
ブラトは発情期の情欲を一気に燃え上がらせ、差し入れられる舌を待っていたかのように応えた。
隙間なく合わせた口腔を行き来しながら舌で激しく睦み合う。
互いの舌の感触を楽しみ、唾液の甘さに酔いしれる。
黒いローブの背を撫でまわしていたロイの右手は、いつしか前に回り込み、僅かに丘になった中心部に辿り着くと柔らかなリズムで揉み始めた。
「ん、んーーーんんんっ・・・」
一瞬身を引こうとするのを舌だけで引き留める。
きつく舌を吸い上げれば、ブラトはいよいよ切羽詰まって激しく身悶えた。
苦しげに左右に振れる口の端から唾液が糸を引いて滴り落ちる。
それを合図のようにドクンとブラトの中心が息づいた。
2921 Days 11:04/01/05 23:40 ID:hFWzhyNw
唐突にロイが唇を離した。
「私としたことがうっかりしていました。礼服を汚してはいけませんね。」
戸惑い顔のブラトに苦笑いしてみせる。
「そんなこと・・・」
と言いながら、ブラトは仕方なさそうにローブの留め具に手をやった。
見栄を張って仕事の顔をして見せた結果、燃え上がりだしたところでお預けを食らったのだ。
焦って大事な礼服をむしり取らんばかりの手つきだけで、ロイは大いに楽しんだ。
「かしてご覧なさい。私が・・・」
ロイが代わってやるとブラトはおとなしく従ったが、ローブの前が開かれるにつれ妙にもじもじし出した。
理由はすぐに判明した。
ローブの下の薄い衣服では隠しようもないほどにブラトの身体は男性を主張していた。
ロイはゆっくりと時間をかけてローブの留め具を外し、ブラトの身体の下から引き抜くと、「少し待っていて下さい」と愛おしげにそこを撫で上げた。
「あ・・・」
小さく声が上がるのに笑顔を向け、丁寧にローブを畳み小さなチェストの上に置く。
その様子を固唾を呑むように見つめるブラトに向き直った途端、ロイの態度は一変した。
残る衣服を一気に剥ぎ取るとブラトに覆い被さり、額から目、唇、首筋、胸と口づけを落としていく。
ロイの唇が肌に触れるたび、ブラトの中心は鼓動と共に大きさと硬さを増していく。
下腹まで滑り降りたロイの唇は、しかし、そこを素通りして内腿に取り付いた。
ギリギリのところをしつこいほど行き来して吸い上げる。
いまやすっかり反り勃って期待に震える幹越しにブラトの戸惑い顔をゆっくりと楽しんでから、ロイはおもむろにそれを口に含むと、唇と舌で強く圧迫しながら扱き始めた。
3021 Days 12:04/01/05 23:41 ID:hFWzhyNw
「や・・・あ、ああああああーーーーーっ!!!」
ブラトは悲鳴を上げ、忽ち果てそうになる。
「だめだ。もう少し我慢して」
ロイは幹の元を指できつく絞めた。
「そ・・・んな・・・だめ・・・だ・・・め・・・ん、んんんーーー!」
苦しさに身を捩る動きの中に快感を見いだしたか、やがてブラトは悩ましげな動きを見せ始めた。
戸惑いながらも腰をうねらせてロイの歯に舌に幹を擦りつけ蠢かせる。
ロイは一切の動きを止め、ブラトが色づく様をうっとりと眺めていた。
「も・・・う、もう・・・お願い・・・お・・・願い・・・です。」
根元を締め上げるロイの指を外そうと伸びてきた右手は、逆にがっちりと拘束された。
ロイはその手に自身を握らせると、上から手を添えて激しく上下に扱かせた。
「うぁ・・・ひぃぃぃーーーーーーーーーっ!!!」
あっという間に弾けそこら中に白濁の溜まりを振りまくのをロイはなおも扱かせる。
精と一緒に絞り出された絹を裂くような悲鳴は長く長く尾を引いた。
3121 Days 13:04/01/05 23:43 ID:hFWzhyNw
「今日はブラト殿も少しは楽しめたようですね。結実の儀式ではこうはいかないでしょう。」
微笑みながら覗き込むロイにブラトは涙に濡れた目を恥ずかしげに伏せた。
「どうでした? 感想は? こういうのもよいものでしょう?」
ロイはしつこく質問する。
「わかりません。よくわかりません。」
ブラト泣き声になって首を振った。
「わからない? この程度では楽しんで頂けませんかね。」
言いながらロイはブラトの吐き出したものを指にとりぬめりを絡ませ始めた。
不思議そうにその様子を伺い見ているブラトの目の前に持っていってよく見せてやる。
「何を・・・」
うぶな質問は無視して投げ出された両脚をすくい上げると、未だヒクヒクと痙攣する幹の下、固く閉ざした秘孔にまず一本突き立てた。
「ひいっ・・・」
ブラトは短く息を引き込んで身を固くする。
ロイは構わずもう一度膝を押し広げ、数度抜き差しし滑りが良くなったところで、角度を付け壁を刺激しながら掻き回した。
「あっ、あ・・・なにを・・・や、やめて下さい」
「黙って・・・力を抜きなさい」
ロイが指を2本に増やす。
「い・・・痛い・・・いやだ」
「力を抜かないから痛いんです。ほら、力を抜いて・・・すぐによくなりますから。」
そう言うと、ロイは喚き続ける唇に軽くキスを落とし、空いた片手で萎えたものを刺激してやった。
「ん・・・」
途端蕾が弛む。
もう一度ぐるりと内壁をなぞり確かめると、ロイは立ち上がって衣服を脱ぎ捨てた。
既にはち切れんばかりに張りつめたものを見てブラトの顔に怯えた影が差す。
考える隙を与えずロイはそこに自身を埋めた。
3221 Days 14:04/01/05 23:44 ID:hFWzhyNw
「い・・・ああぁぁぁぁぁーーーーーーーーーーーっ」
悲鳴も必死の抵抗も無視し、一気に奥まで進めると、速めのリズムで進退を繰り返す。
当然受け入れきれず切れたそこからは赤い滴が飛び散った。
その間、ブラトの悲鳴は止むことなく続いたいたが、やがてぐちゅぐちゅと水音が漏れてくるころになると、中心が僅かに反応を示しだす。
ロイは心持ち律動のテンポを落とした。
もったりと絡みつく粘膜をずるずると引きずり出すように身を引き、一転叩きつけるように突き返す。
やがて悲鳴は枯れ果て、ブラトは苦しげに息を詰めては大きく呼吸することを繰り返すのみとなる。
ヒューヒューという哀れな呼吸音と肉うつ破裂音だけが部屋に響いた。
それでもブラトの中心は目に見えて回復し、今やほとんど勃ち上がりかけていた。
「は・・・あ」
不意に呼気に艶やかな声が紛れ込んだ。
ブラトの顔を見ると目の縁と頬を鮮やかな朱に染め、溶け出しそうな表情をしている。
中心はきつく反り返っていた。
それにはあえて手を触れず、ロイは再び激しく腰を律動させた。
「あ、あ、あ、あああ・・・」
甘い声を発してブラトの腰も揺れ出す。
ブラトのたがが外れた。
より強い快感を、より高い声を、より激しい動きを・・・二人は競うように乱れた。
ロイはギリギリまで我慢してブラトの高まりに付き合った。
やがてブラトの絶叫がすすり泣きに変わり、それを見届けてロイが白い胸の上に脱力する。
腹にぬらりとした感触を認め、ブラトもまた達していたことを知った。
まだ中に埋めたままの自身には、ドクドクという脈動と微かな痙攣が伝わってくる。
ブラトは目を閉じて疲労の中に沈んでいこうとしていた。
3321 Days 15:04/01/05 23:46 ID:hFWzhyNw
「まだ・・・まだですよ、ブラト」
涙でグチャグチャになった頬を拭いながらロイが呼びかけると、うっすらと目を開ける。
「こんなに泣いて・・・泣くほど痛かったんですか? それとも泣くほど良かったんですか?」
ブラトはただ首を振る。
「もう痛くはないでしょう? 貴方もあんなに悦んでいたのですから。ああ、発情期とはなんと素敵なんでしょう。これほど素直に応えてくれる身体を私は知りません。」
その言葉にブラトが反応するより先に、ロイが動きを再開した。
ブラトの吐き出したものを互いの腹の間で滑らせながら数度ゆらゆらと腰を揺らめかせ、小さな呻きを合図に揺すり上げるような突き上げに変える。
「あ・・・ん・・・・・・んん」
辛そうに眉をしかめながらも、ブラトの唇からは絶えず甘い声が漏れる。
荒い呼吸に合わせて下半身の力を抜きつ絞めつつ自ら快感を得ようとしているのがわかる。
実際のところ、ブラトも生まれて初めて味わった先程のあの狂わんばかりの感覚をもう一度体験したいと疼いている自分に気が付いていた。
今や意識の隅で消えかけている道徳心がそれでも喧しく警鐘を鳴らしているのを感じながら、ブラトは重い下半身に時折広がる快感の波を逃すまいとそこに意識を集中していた。
3421 Days 16:04/01/05 23:47 ID:hFWzhyNw
「ブラト、どうです? まだいけるでしょう?」
耳元でロイが囁く。
ブラトが答えずにいると、ロイは上体を立て、ブラトを引き起こしながら自らは仰向けに横たわった。
驚いたブラトが声を上げるのを軽く制し萎えたブラト自身を愛おしげに両手に包み込む。
「こうしていて上げますから、少し動いてみて。私はじっとしていますから、自分が一番気持ちいいように。」
ロイは本当にぴくりとも動かない。
ブラトは疼く下半身を持て余し、ハアハアとただ喘ぐばかり。
「さあ・・・初めは少し身体を揺らしてみるだけでいいんです。辛ければ私の胸に手をついて・・・」
ロイに再度促され、ブラトはほんの僅か身体を揺らした。
「あ・・・」
一声小さく叫んだ後は、堰を切ったように前後左右に大きく身体を傾かせ、次には脚に力を入れて体内の杭ごと小刻みに揺するように。
「ねぇ、声を出して。まだよいところに行き着きませんか?」
「ん、ん、ん・・・・あああ」
ロイの言葉に甘い喘ぎが誘い出される。
もっともブラトが密かに快感を貪っていることは、ロイの手の中のものが余すところなく伝えていたが。
「ブラト、見て」
ロイはいつの間にか高く天を指し蜜の滴るものを示してやった。
3521 Days 17:04/01/05 23:48 ID:hFWzhyNw
「いや・・・だ」
ブラトは忽ち赤面し目を背けようとする。
「なぜ? 貴方の身体はこんなに悦んでいるのに。私だって嬉しいんですよ。」
指先で先端の蜜をのばし、幹に塗りつけるようになぞると、短く声が上がり太腿がビクリと震えた。
「さあ、見て。身体は正直です。自分の身体に訊きながらやるんです。」
ロイの理屈に、ブラトはその手の中で濡れ光る自身をおずおずと見下ろした。
「さあ、腰が止まってます。動いて。」
ブラトは動きを再開した。
腰を振るたびにロイの手の中でぬらぬらと滑る様は、あまりに艶めかしく、己の持ち物とは信じられない。
しかし、まごうことなき快感は確実に全身に伝えられていた。
それが相乗効果となってブラトを煽り立てていく。
「あっ、あっ、あっ、あっ、ああ・・・・・・・」
ついに己の中の一点を探り当てたらしいブラトが身を反らせて甲高い声を発した。
「ああっ・・・ああああぁぁぁぁぁぁーーーーーーーーーーっ」
激しく腰を揺らしてロイに内壁を擦りつける。
「あっ・・・んーーーーーーーーーっ!」
一際高い嬌声とともにブラトはロイの手の中で達した。
「ブラト・・・」
呼べば赤く潤んだ目を向けてくる。
「よかった?」
ブラトははっきりと頷いた。
「もう少し・・・このままでは私の方が辛い」
そう言ってロイはブラトの放ったもので濡れた手を双丘にやると、下から突き上げるように腰を使った。
「あ・・・んんん・・・」
まだ熱の収まりきらないブラトが自らも腰を揺らす。
それを押さえ込むようにして達すると、ロイはそのまま倒れ込んできたブラトを抱きしめた。
「ロイ・・・こんなの・・・初めて・・・」
精も根も尽き果て、ブラトは意識を手放す。
汗まみれの背を撫でてやりながら、意外に簡単に落ちたものだとロイは悦に入っていた。
36風と木の名無しさん:04/01/06 01:09 ID:Wjd9A+DW
時代劇タンに非常に萌えでした。
続きを書く場合は、できれば鬼畜な終わりをお願いします
37風と木の名無しさん:04/01/06 01:43 ID:qB6s6HnN
過去スレずっと見てきたんだけど途中でうpが止まるのは悲しいな・・
特に前々すれの大正極道タン、あれは蛇の生殺しでさぁ〜
・゜・(ノД`)・゜・
38風と木の名無しさん:04/01/06 05:37 ID:fPmZ+g5V
一応、>1にリレー小説可と書いてあるので、過去スレの中途半端な
小説類を読んで、萌え心を刺激された誰かが続きを書いてくれないかなー
と、密かに期待している他力本願な漏れ……

漏れは文章能力皆無なんだよぉ〜!!・゜・(ノД`)・゜・
39風と木の名無しさん:04/01/06 22:08 ID:Swvjgw6e
>38
禿同!
だが元の書き人さんが戻ってくることも期待している…(ノД`)

21Days(・∀・)イイ!
ロイ様イイ!
40風と木の名無しさん:04/01/07 03:01 ID:9IomP5R9
遅ればせながら、前スレ白い小部屋一人目の子に惚れました…!!
あの後も誰かに…と思うと禿萌えて(;´Д`)ハァハァ
微妙な心残りも切なくて、サイコーですた。
41風と木の名無しさん:04/01/07 12:08 ID:ZFpCviS9
絵板って、ここに書き込まれた作品の絵じゃなくてもいいの?
鬼畜絵ならオケ?
42しおり5:04/01/07 14:07 ID:1v41FRor
前スレのしおり作ってみたけどやっぱ途中で書き込めなくなった'`,、'`,、('∀`) '`,、'`,、
悔しいからここに書き込むぞ(゚Д゚)ゴルァ!!  荒らしっぽくてスマソ

不良少年もの
番外編 >417-421  
完結編(1〜9) >462 >467-469 >472 >492-494 >634-635

時代劇風
>304-308 >322-326 >334 >370-372 >395-399 >424-428 >454-461 >504-509 >615-633

中世仕立て  
>431-447
続・中世仕立て  
>474 >476-488 >513-521
続々・中世仕立て 
>537-546 >555-564 >607-612

続きお待ちしてます作品

裏ファイトクラブ  >360-361
忍び・兵馬(9〜11)  >32 >536-527
ショタ攻め/淫魔×高校生(1〜4)  >317 >320-321 >329
高校生もの  >35-49
世にも奇妙な物語風(1〜9)  >531-533 >569-572 >628-629
デリバリー(1〜12)  >551-554 >577-580 >601-604
21 Days(1〜7)  >587-593
タイトルなし >229-231 >336
片翼の天使  >260

職人さんがた、ありがとうございました。しおりの内容間違ってたらすいません。
43風と木の名無しさん:04/01/07 21:47 ID:NYEO39ER
>>41
桶!!

・・でいいよね・・?
鬼畜絵ミタイ・・・。
44風と木の名無しさん:04/01/07 22:35 ID:NnIyzZDg
ところで保管サイトの管理人さんは忙しいんだろうか…
45風と木の名無しさん:04/01/07 23:08 ID:77Hfw9w3
すいません。いつも楽しませてもらっております。
提案なんですけど、ここって鬼畜作品を創作…ですけど、鬼畜じゃなくても禿萌えな触手タンSFタンみたいなのもっと読みたいって方結構いらっしゃるんではないでしょうか?
で、対して純粋な鬼畜作品キボンな方も当然いらっしゃいますよね。
いっそここで、スレを分けたらどうでしょ?なんて思うんですけど。
仮に例えば『エロ作品を創作するスレ』で、ひたすらエロや変態・フェチの世界を展開していただくような。
その方が職人さんも投下しやすいんじゃないかなと。
46風と木の名無しさん:04/01/07 23:39 ID:XzOsHtHK
なんか最近やたらスレ分け提案する人が多いね。冬休みだからですか?
つい先日圧縮行われたりして、板住人も今重複・サバ圧迫に敏感になってる
時期だと思うし、今する提案じゃないと思うんだけど…

つーか純粋にエロを創作するスレってもうどっかにありそうなもんだけど。
そういうのは探して見たの?

47風と木の名無しさん:04/01/07 23:55 ID:1v41FRor
>>45
鬼畜じゃなくても禿萌えな触手タンSFタンとか言ってるけど、陵辱という点でこの板的にぎりぎりセーフなのでは?
でもまあ、住み分けの為に姉妹板立てるってのは実は賛成。甘め創作スレね。
てのも、前々スレで切断プレイの事でもめたじゃないですか。めっちゃ見たかったのに結局投下されなくてっがっかりした。
この板を勘違いしてる住人がいるんじゃないかってあの頃から少し感じてんのよね。
SMってのはさ、もっとなんていうか殺伐を接着剤で練り固めたようなところがいいんじゃねーか・・・って長くなりそうだからここでやめるか・・・

>>46をよむと、まあ、時期を見て決めましょうってかんじかなあ。
4847:04/01/08 00:00 ID:hWmHTzFq
まちがえた。
この板を  → このスレを

あと補足
切断プレイの話蒸し返してごめんなさい。でも自分は愛や独占欲の行き過ぎからおこる切断てのに萌えた事があるからさ。
切断→ただの暴力と思っている人たちと認識の差があるのはあの時感じました。
49風と木の名無しさん:04/01/08 00:00 ID:/CPW4CQW
スレ分けても、どちらに投下すればいいのか、かえって迷わないかな?
このスレで鬼畜・エロ作品ってことにしておけばいいんじゃないかと思うんだけど・・・
実際、今もそんな感じだし。
つーか、このスレ立てる前に提案してくれた方が良かったね。

>46
この板に、SS投下専用スレはここしかなかったはず。
でも、ビデオ棚と、スレからの派生サイトがいくつかあるから。
50風と木の名無しさん:04/01/08 00:02 ID:WU3fDKsM
エロパロ板じゃダメなの?
51風と木の名無しさん:04/01/08 00:03 ID:/CPW4CQW
連レススマソ。
>47
その件はメル欄に明記する、注意書きする、ってことで決着ついたわけで。
テンプレどおりにすれば問題ないと思うんだけど。
ただ、ハードなエロじゃなくて甘め創作となると、かなり違ってくるね。
52風と木の名無しさん:04/01/08 00:16 ID:GMgOh0Rg
自分は今のスレタイ&スタンスのままでいいと思うな
53風と木の名無しさん:04/01/08 00:29 ID:0V3eUuLD
>>47
「勘違い」?ただの考え方の相違じゃん。
自分を勝手に基準にしなさんな。
54風と木の名無しさん:04/01/08 00:31 ID:gLaau9Ms
鬼畜スレはここだけでいいと思う。
実際今のスレは鬼畜ものと甘めものが混在してる状況だしね。
自分に合わないものはスルー精神でうまくいけてるわけだし。
しかし、陵辱の全く無い、ただ甘々エロを書くとなるとスレ違いになるんだよな…
普通の甘々エロ作品って需要あるのかな?
55風と木の名無しさん:04/01/08 00:37 ID:3UgawZ7h
45です。皆様、色々ご意見言って下さって本当にありがとうございます。
そうですね、圧縮直後に配慮のない提案でした。申し訳ないです。
エロパロ板、行ったことはないんですが覗いてみます。
私は鬼畜行為より精神的な陵辱が好みなものでして、今の状況は好きなんですが……鬼畜趣味の作家さんや読者さん達はどうなんだろうかと気になったもので。
お騒がせしました。重ね重ねすみませんでした。決して悪意はありませんので…
56風と木の名無しさん:04/01/08 00:37 ID:3UgawZ7h
45です。皆様、色々ご意見言って下さって本当にありがとうございます。
そうですね、圧縮直後に配慮のない提案でした。申し訳ないです。
エロパロ板、行ったことはないんですが覗いてみます。
私は鬼畜行為より精神的な陵辱が好みなものでして、今の状況は好きなんですが……鬼畜趣味の作家さんや読者さん達はどうなんだろうかと気になったもので。
お騒がせしました。重ね重ねすみませんでした。決して悪意はありませんので…
57風と木の名無しさん:04/01/08 00:41 ID:3UgawZ7h
あ〜二重カキコすみません!!
58風と木の名無しさん:04/01/08 00:43 ID:f7grn8AI
>>54
普通の甘々エロならいろんなサイトで読んだり書いたりできるから、自分としては
今まで必要性を感じてなかったけど。
誰か本気でスレ立てる気があるなら、雑談スレできいた方がいいと思う。
書き手さんがいなければ意味ないし。
59風と木の名無しさん:04/01/08 00:51 ID:IpDUW0IG
落とし場所迷ったらビデオ棚に落とせばよいのでは?
60風と木の名無しさん:04/01/08 00:53 ID:xItDukHx
SF書きです。
鬼畜ネタ思いついてこちらにupさせて頂いたんですが、
自分未熟なモノで、なかなかネタに辿り着かない(T_T)
前フリばかり延々と・・・
もう少しかかりそうなんですがupしてもいいのかどうか迷っています。
甘甘パートがスレをタルくさせるようでしたら引っ込めます。
61風と木の名無しさん:04/01/08 00:59 ID:wBy4P8J2
切断は断り書きがあれば可なんだからいいやん。
ちなみに私は切断や痛そうなのは苦手だが、獣姦は好物だ。
ここの1を見るとマイノリティを痛感するよ。ハハハ・・・
62風と木の名無しさん:04/01/08 01:06 ID:g7t5pF29
世にも奇妙タソ、神秘的エロ&触手がたまらなく萌えーーー。
エロ描写がとても素晴らしくて続きも楽しみにしてます。
21Daysタソ、ブラト萌えっす!もう昇天状態でつ。
これまたエロ描写が素晴らしくてたまらないです。


スレ分け案とか出てるけど、そんなんもうどうでもいいーーーーー!
神降臨お待ちしております。
63風と木の名無しさん:04/01/08 01:13 ID:g7t5pF29
>>60
おいしく頂かせていただいております。
生真面目なブラトが発情期なのをうまく利用し、ロイ様が堕としていく様はもう精神的鬼畜ですた。
これからも続き楽しみにしてます。
64風と木の名無しさん:04/01/08 01:27 ID:7BULZm5b
>>61
獣姦は保管庫の鯖の関係でダメになったんだよ確か。
でも、その保管庫もずっと更新されてないし…管理人さん、もう見てないのかな?
65風と木の名無しさん:04/01/08 07:08 ID:QBpdoW6X
言い訳になっちゃいますが
私も作品投下させてもらってるのですが、鬼畜ネタを思いついて書き始めても技量足りなくてぬるくなっていくんですよね…甘々が書きたいわけではないのですが。

>60さんのDays、策略がらみな精神的鬼畜、大好きです。
66風と木の名無しさん:04/01/08 07:43 ID:DVBrNh/t
実際、甘々っぽいのが多杉。
どこが鬼畜じゃゴルア!!みたいなSSもあるしな…
注意書きに「両想い」とか入れて欲しいくらいだ。
67風と木の名無しさん:04/01/08 07:52 ID:QHYQ22S0
甘々だったら普通の(?鬼畜よりもビデオ棚に落としやすいはず
愛がなければ「愛のない801」スレにうpろだがある
愛があってもなくても鬼畜ならここ
十分スレ分けされてると思うが?
68風と木の名無しさん:04/01/08 08:41 ID:GMgOh0Rg
「肌に合わないSSはスルー」っていう今の方向性でよかんべ。
69風と木の名無しさん:04/01/08 09:43 ID:C7kfa4hU
正直、シリーズ化してるSSは個人で鯖借りてうpしれと思っている
70風と木の名無しさん:04/01/08 10:51 ID:Z4xTt7Xu
>>69
藻前のような意見を出した香具師のせいで、どれだけ中途で投下が止まったSSがあると思ってる?
71風と木の名無しさん:04/01/08 10:54 ID:ZHQ2jorU
職人さん自身が、これは鬼畜だ、この内容は凌辱だと判断したらここでいいんじゃないかな。
(それが精神的でも肉体的でも愛があろうが無かろうが)
あとは切断とか甘めとか、大まかな感じを最初にいれてもらえれば
スルーしたい人はすればいいし…
職人さん達の作品が物足りない、というのなら、自分でも創作して投下してはどうでしょう。



なーんて議論よりもとにかく職人さんカモーン
自分でも色々言っててあれだけど、
この流れの中で職人さんが来れなくなるのが一番イヤン
72風と木の名無しさん:04/01/08 10:56 ID:eAmlLbpz
>>67-68
ドウーイ。「肌に合わないレスはスルーの方向で」もヨロ。
なんか定期的に荒れるね、ここ。
73風と木の名無しさん:04/01/08 11:23 ID:tRrT7e6U
職人さんカマーン。
74風と木の名無しさん:04/01/08 13:11 ID:3UgawZ7h
前振り最長な中世仕立てを投下した者です。
生まれて初めて人前に出した作品が、思いの外好評をいただき、かなり調子に乗りすぎてしまいました。姐さん方にご迷惑かけますた。スイマセン。
しかも最初は鬼畜陵辱を目指したものの、書いている内どうも登場人物に非道なことををさせたくなくなってきまして。ふがいないです。
69さんのお言葉を参考にして、今後精進していきたいと思います。
今年の目標は短く、そして鬼畜に、です。
しかし21daysのブラトお姫だっこは萌えますー!
75風と木の名無しさん:04/01/08 13:22 ID:3UgawZ7h
あ、ちなみに言うまでもなくスレ分け提案したのも私でした。逝くしかないっすな…
76風と木の名無しさん:04/01/08 13:43 ID:gkF/u7qy
>>74-75職人さん
中世は、間違いなくキティクですよ。レイープ陵辱破戒ですもん。迷わずやっちゃってくだちい。
逝かないでくだちい。ところどころの『甘』描写はむしろ前後の鬼畜を際だたせる
しるこのなかの塩のようなもの…。他の作品のもしかりっす。緩急・甘苦これサイコー!
甘く引き寄せてビシッと突き放す、THE鬼畜! 職人さん達、お待ちしておりますよ…。
77風と木の名無しさん:04/01/08 14:54 ID:JC01UmlR
>69
禿同
スルーは基本なのだが
正直、最近のものは大量投下傾向にあるから
そのくらい定期的にかけるのなら
掲示板の一つでもかりてすれば?とは思うこともある。

ただ、そうすると
その話が好きな人たちは新しい場所を探さないといけないと思うし
書いた人は場所を晒す勇気も必要になってくる。
まぁ、強要は出来無いってこったな。

>74-75
私としては感想・意見なんかが書き込めるスレが欲しいよ。
絡みスレみたいにはっきり言えるところが欲しい。
マンセーばかりだと哀しくなってくる……。


さ、キティーク新作でも書いてくるか。 (゚Д゚)y─┛~~
78風と木の名無しさん:04/01/08 15:31 ID:rzbyz+Pc
掲示板借りるくらいなら自分でHP立ち上げるよな〜
作品は書きたいんだけど、そこまでするのが面倒な時に
こういう場所を使うもんだと思ってた。ていうかそれでいいとオモ。
それを横から見せてもらってウマーなわけですよ。
と言う訳で職人さんを電柱の影からコソーリ待ってます。
79風と木の名無しさん:04/01/08 16:19 ID:9odIAhfN
>78
私も同意見です。
80風と木の名無しさん:04/01/08 16:31 ID:g7t5pF29
いろんな意見上がってるけど、このままで上手く5thもやってこれたんだからこのままで良いのではないか?
気に入らないSSはスルーすれば良いだけだし、皆マターリしようではないか。
81風と木の名無しさん:04/01/08 16:45 ID:jkiB25Dj
ただ今前振り真っ最中。の不良作者です。
まずはお詫びと感謝を。
話が長くてごめんなさい。前振り長くてごめんなさい。温い鬼畜でごめんなさい。
それと、いつも感想ありがとうございます。毎度毎度励みになります。亮の出番がまだですが、今しばらくお待ちください。

>69
仰る事もよくわかりますが、私パソコン持ってないんです。つまり携帯からいつも書いてるんですよ。
だから、こういうところで書かせていただけて、わりと嬉しかったり……。
ここ以外こういうことが出来そうなの知らないんですよね。まあ、私が無知なだけですが……。
だからここで書くのを許してくださると、良いのですが。
少数派だとは思いますが、お願いします。
82風と木の名無しさん:04/01/08 17:49 ID:pT9Lfx/+
>>81
携帯からって・・・神業だな。パケ死せんように気をつけや。
83風と木の名無しさん:04/01/08 18:13 ID:QBpdoW6X
作品投下者ですが同じく携帯からです。
サイトは管理する自信ないので作る予定はないですね。

ここに投下する以上自分では鬼畜作品だと思って投下していますが、甘いぬるいと言われるのは自分の力量が足りないと受け止めて、ひとつの感想だと思っています。
私的には悪い所も指摘してほしいですが荒れる元になるのかな?
84風と木の名無しさん:04/01/08 19:03 ID:GMgOh0Rg
職人さん方の気持ちもわかるが、今この状況での自分語りはチット抑えたほうがいいとオモ。

漏れはハァハァ原理主義!
ハァハァできれば何でもOKです
85風と木の名無しさん:04/01/08 19:07 ID:EPs/qLi9
私も携帯投下者です。
シリーズものは書いてないのですが、
たまに長ったるいのを投下させていただいてます。
私も83さんと同じく、辛口批評も頂いてみたいです。
でも批評となると長文レスになっちゃうから、荒れてしまうかな…。
86風と木の名無しさん:04/01/08 19:43 ID:EIStVuOh
携帯でSS書いてる方多いんだね。
本題よりそこに驚きました、文句言ってるだけの人よりスゴイ労力だ。
それに比べりゃスルーするなんてなんでもない。
選べるほどSSがあふれてるなんて嬉しい悲鳴。
好きにやっておくんなまし、でごわす。
87風と木の名無しさん:04/01/08 20:42 ID:wBy4P8J2
いつもおいしく読ませていただいてる一読者ですが、
リクエストを書いても良いですか?
こう言うのが読みたい!ってやつ。
88風と木の名無しさん:04/01/08 21:21 ID:QHYQ22S0
>87
つぶやいてみたら職人さんの誰かが
書いてくれるかも知れない
でも書いてくれるかどうかは
あまり期待はしない方がいいカモ
89風と木の名無しさん:04/01/08 21:53 ID:uiC7AiLP
>74 中世タン
調子に乗って、なんてとんでもない。
鬼畜&甘さにとてもハァハァさせていただきました。

>86  禿同
携帯でうPなんて、その労力に頭が下がる思いです。
マンセーレスも、肌にあわないSSも
スルーすればいいだけの事。
90風と木の名無しさん:04/01/08 22:37 ID:f5iq4URv
おー、なんか大量投下でもあったのかと思ってきてみたら
違ったか、残念。

>>80さんに禿しく同意。
あ、これ駄目だ苦手…ってのは3行読んだら、駄目だ駄目だ信号が
出るようになってるしな。
今のままで十分楽しい。

気合いのはいった長めの話もいいけど、たっまーに投下される
2、3レスで終わっちゃう話を愛している。
91風と木の名無しさん:04/01/08 23:14 ID:9bO5bP5p
今なら言える!
特に長期連載モノはアンカーがあるとありがたい!
行頭に「>>**の続きです。」とあると物凄く助かる。
前スレ、前々スレのしおりはありがたかった。作ってくれた方ありがとう!
けど、完全補完は難しいし、1レスにアンカーが沢山あるとはじかれるらしい。
毎日ネット出来るわけでないので、レスが溜まると遡るのが大変で、
せっかくハァハァしたくても挫折してしまうのです…。
92世にも奇妙な13:04/01/08 23:15 ID:QBpdoW6X
******************

一晩中蔦に、下肢の感覚がおかしくなるくらい揺すられ続けた。繰り返えされる攻めに意志とは関係なく達す。
帯でかろうじて引っかかっていた着物はいつの間にか取り払われ、代わりに蔦に巻かれていた。
身体に力が入らず、瞼さえも閉じて開かない。いつまで経っても夜は明けず、うっすらと目を開くたびに辺りの暗さに絶望した。
「…っはぁ……は…っ……」
濡れた音と自分の息づかいだけがリアルに響く頭の片隅で、誰かが自分を呼んだ気がした。しかしここには自分しか居ない…俺は独りだ。
それでももし誰か居るのなら、助けて欲しいと強く願った。
蔦達は俺に終わりを与えるつもりは無いらしい。きっと、俺が力尽きるまでこの攻め苦は続くだろう。

「…っあ…」
ふいに、人の手で乳首をつねられた刺激に背を反らせた。そして服を脱がされる感触と、ずっと続いている圧迫感、奥深く蔦に揺すられている感触。二つの違う動作を一度に感じて頭が混乱した。
どうして?俺は服なんか着ていないじゃないか。
「あ…ッ、んん…!」
奥の入り口を何かが抉った。こんな感覚はおかしい。そこはずっと蔦に開かされているはずだ。
それは蔦に犯されながら、別の誰かに身体を開かれているという不思議な感覚だった。
93世にも奇妙な14:04/01/08 23:18 ID:QBpdoW6X
麻痺しかけていた頭が混乱で動き始めた。わけがわからない恐怖と新しく与えられる刺激に、ただ声をあげるだけだ。
蔦に身体を締め上げられながら、誰かに口づけられる。蔦が身体の奥を蠢き、入り口では誰かの指が内部を擦りあげている。
「…ひッ…ぅ…」
同時に身体も悲鳴をあげ始めた。入り口が押し広げられ、熱い塊が奥へ進むたびに激痛が襲う。
「ああ…ぁッ…ィ…っ…」
あまりの苦しさに締め付けると、小刻みに揺すって突いてきた。中ではまだ蔦が踊っているのに。
「ひっ…ぁ…あッ…んん…」
次第に中のそれは激しく突き動かされた。目は開いていたが自分の居る場所がわからない。
俺は今何を受け入れている?蔦?村の神様?それとも…?
そんな事を考えたのは一瞬で、内壁を擦る激しい突きが産む熱だけに身体中が集中しだした。
「…はぁっ…ぁ、熱…っ…!」
叩きつけられるように熱は突き刺さり、更に高い所へと連れていかされる。このまま昇りつめたい気持ちと、その後真っ逆様に突き落とされるような恐怖に身体が裂かれるようだった。
「……、…もち、倉持…!」
「…ぁっ…ッあああぁぁ……!」
どくん…と流れ込んでくる熱と、もう吐き出すものが無いまま迎えた絶頂と、名前を呼ばれた声だけがその時のすべてだった。
「…はぁ…はぁ……」
次に耳に飛び込んできたのは二人分の呼吸と、うるさいほどの蝉の鳴き声。
蔦は消え去り、俺の居た神様の家も消えていた。そしてみすぼらしい小屋に居たのは俺と、
「……古屋…?」



…ごめんまだ続きマス。
94風と木の名無しさん:04/01/08 23:24 ID:wBy4P8J2
87ですが、私にとって鬼畜の醍醐味は精神的屈辱です。
気が強い、プライドが高い、潔癖、女ったらし、etc
とにかく「突っ込まれることなんぞ思いも寄らないノンケ(と本人は思ってる)」が
思いっきり不本意な形で喘がされてしまう設定に萌えます。
最近の作品では、親の敵に喘がされる時代劇風タンに禿げ上がるほど萌えました。

神の降臨をお待ちしております。
95風と木の名無しさん:04/01/08 23:37 ID:3UgawZ7h
奇妙タン来たぁぁ!
>>76タン、>>89タン
74です。
うあ〜(T_T)、ありがとうございます…めちゃくちゃ励まされました。
そして携帯からの職人さん達の根性にも泣きました。GJ!


とりあえず大量投下はもうしませんと決意します。がんばるぞ。
96風と木の名無しさん:04/01/09 00:44 ID:6Hrci/Gb
こんにちは、絵板管理人です。
携帯からも使える2ちゃん形式のBBSがあるので、設置してみましょうか?
それなら感想・議論用のスレも、ここではスレ違いになりそうな話や長いシリーズものも、
専用スレ立てられますし。
要望が多ければ用意しますが・・・どうでしょう。

あと遅くなりましたが、
>>41
どうぞ使ってやってください。鬼畜絵、楽しみにしてます。

>>42
しおり乙です。便利なので助かります。
前スレをアップしましたが、しおり5を後ろに勝手にくっつけさせてもらいました。
97風と木の名無しさん:04/01/09 02:31 ID:gQj3cifW
お疲れ様です!

個人的意見
保管サイトがもう一つあってもいいかと
それにしおり(乙!)があるといってもこれだけ大量になると……。
正直、きついです。

絵板管理人さんが感想・議論用のBBSを
設置してくれるのならありがたいです。

それにしても、携帯カキコしている職人さんは凄すぎる。
98風と木の名無しさん:04/01/09 11:45 ID:COoTGDeI
携帯からカキコ>すごいですねー って感想としてはどうなんだろう。
マウスで書いてます>すごいですねー みたい。
99風と木の名無しさん:04/01/09 11:48 ID:J49K5e+V
どっちかてーと、パケ死の危険があるにもかかわらず
長文をカキコしている様がそそられる(;´Д`)ハァハァ、てことだと思う。
100風と木の名無しさん:04/01/09 11:55 ID:QjeJmh49
字書きの自分としては、携帯のあのちまい画面と
手間のかかるボタン入力で長文書いてる根性に乾杯、ってことだと思う。
101風と木の名無しさん:04/01/09 21:08 ID:/Viv82Zs
>97さんの言う様に保管庫はもう一カ所あった方がいいのだろうか…
現保管庫管理人さんは忙しい様(?)だし…
需要があるならば作ってみようかと思いますが、ご意見ヨロです
102風と木の名無しさん:04/01/09 21:18 ID:sF72Y8KF
保管サイトかぁ・・・と思って、スレをさかのぼって見てたら、ちょうど
一年前に初代スレが立ってましたよ!
てなわけで、なんとなく勢いづいて、BBS設置してみました。
http://book-i.net/801/

携帯は、うちのボーダで試したらオッケーでした。
専ブラも設定すればいけるはずなので、良かったら使ってみてください。
103風と木の名無しさん:04/01/09 21:28 ID:sF72Y8KF
連レス失礼します。
>>101
保管サイトですが、上のBBSで、1スレッド1作品という形にして、
時間のあるときにコピペしつつ作ろうかと思ってたんですが・・・どうしましょうか。
私はあんまりまとまって作業できないので、101さんが作ってくださるなら
それでもいいと思います。
104風と木の名無しさん:04/01/09 22:11 ID:/Viv82Zs
>>103
掲示板作成乙!です。
その方法もいいですね…<BBSに
とりあえず今暇なので作成して見ます
使い勝手悪かったら103さんの方法にって事にしてみる事でどうでしょう
意見求めすぎでスマソ;

10521 Days 18:04/01/09 22:33 ID:zFSjzknX
>>35の続き

第5日目


 あの日から毎日のように同じ船内の寝室でブラトはロイに抱かれていた。
ロイはあの日以来ブラトの帰宅を許さず、あれから二人は船から一歩も出ていない。
年にたった21日間の発情期。アグスレ人にとって結実の契りは神聖なものである。
結実を伴わない同性との交わりなど許されぬことだ。
ブラトの心は身体ほど簡単には開かなかった。
ロイの手管と内なる情欲に流されながらも同性と交わることへの嫌悪感を引きずっているブラト。
その心をも溶かすにはブラトを外界から切り離さなければならない。密室、そしてアグスレとは異なる環境が不可欠だった。

 二人だけの空間で、ブラトの身体はあざやかに開花していった。
ロイはそれを賞賛し、ブラトが応えればテクニックを駆使して新たな快感へと導いてやった。
ときにとろけるように優しく、ときには失神するほどに激しく。
こういうとき、絶対に手抜きをしないというのがロイのポリシーだった。

 しかし、ブラトの心を捕らえたのは性的快感ではなく、やはり心的アプローチだった。
その朝、ロイの腕の中で微睡んでいたブラトは突然何かを思い出して慌てたように起きあがった。
「ロイ、今日は何日ですか? あれから何日経っているのですか?」
「結実月の5日ですよ。まだ4日しか経っていません。」
ロイがブラトの細い指を弄びながら答える。
「帰らなければ」
ベッドを下りようとしてロイに腕を捕られる。
「何を慌てているんです?」
「アガンに・・・友人に結実月の間貴方の世話を代わって欲しいと頼んであったのです。心配しているに違いない。とにかく一度・・・」
「だめですよ」
しかし、ロイはにっこり微笑んで腕を掴む手に力を込めた。
10621 Days 19:04/01/09 22:35 ID:zFSjzknX
「結実月には誰も仕事はしないのでしょう? アガンって誰ですか? 本当は結実月を共に過ごす約束をしたムウナ(女性)なのではありませんか?」
「ち、違います。アガンは・・・」
「アガンは?」
腕を解放したロイの手が代わりにブラト自身を握り込んだ。
「ア、アガンはシェタム(僧)で・・・結実月を持たないので・・・」
「シェタム? 結実月を持たない?」
「ええ、普段は神に仕え、結実月には働き手のいなくなる社会を支えてくれるのです。ですから・・・あっ・・・」
ロイの手の中で弄ばれた中心が脈動とともに首を擡げ始める。
「離しませんよ」
ロイがブラトのものを再び強く握り込んだ。
「こんなに感じやすい貴方を私以外の誰にも会わせるわけにはいきません。アガンには後で通信を入れておけばいい。」
少し乱暴にブラトを押し倒し組み敷くと、ロイは噛みつくような接吻でブラトの唇を塞いだ。
息が上がるほどしつこく口腔を犯し、ブラトが身体から力が抜けると、ここ数日で探り当てた敏感なポイントを舌で突き、吸い上げ、歯を立てながら下半身へと下りていく。
既にすっかり勃ち上がって次の刺激を待っているブラト自身は無視して俯せに返すと、細かな襞に覆われた後孔の入口を唾液で湿し、一気に己を突き立てた。
「いっああああぁぁぁぁーーーーーーーっ!!」
上がる悲鳴に共鳴するように腰を踊らせ、攻め立てる。
「ロイ、ロイ・・・ま、待って・・・お・・・ねがい・・・」
ブラトはようやくそれだけ訴えたが、無駄だった。
激しく揺さぶられる衝撃とそれでも湧き上がる目眩のするような性的興奮に、全身の血が波打ち頭の芯から溶け出しそうになる。
やがて局部の痛みも熱の中に飲み込まれてわからなくなった。
ロイは失神したブラトをぶら下げるようにしてそれでも激しく突き続けていたが、熱塊を吐き出すとブラトの中に留まったままその華奢な身体を抱いてやった。
「ブラト、離しませんよ。貴方は私のものです。どこにも行かないでこのままずっと私の腕の中にいればよいのです。」
ロイはブラトが目を覚ますまでそうして耳元で愛を囁き続けた。
10721 Days 20:04/01/09 22:36 ID:zFSjzknX
 ロイの激しい嫉妬と独占欲はブラトの心を揺さぶった。
生まれて初めて他人からこれほどの激しい愛を示されたブラトは、根強く抱えていた倫理観を捨て去った。
「ロイ、改めて言います。この結実月を私と過ごして下さい。貴方と結実の誓いを立てたい。」
ブラトは儀式じみた結実の誓いを立てると、だだ親友のアガンにだけは同性と結実月を共にしていることを悟られたくないので一度帰宅して連絡を取りたいと言った。


第6日目

 すぐに戻ってくるとロイに散々誓わされて帰宅したブラトだったが、大急ぎで用事を済ませ宙港に戻ってきたのはすっかり暗くなった頃だった。
ほんの数時間離れていただけなのに、心も身体もロイを求めて咽び泣いていた。
この焦燥感は今まで契りを交わしたどんな結実の伴侶に対してのものも遠く及ばない。
ブラトは飛んで行きたい気持ちでロイの船に急いだ。
が、ハッチの前まで来てブラトは立ち往生してしまった。
即座に招き入れてくれるはずのハッチがピクリとも動かない。
ロイは不在なのだろうか? 昼間別れたときは何も告げられていなかったが。
このハッチにはコールボタンの類は備えられていない。
ブラトは通信機を取り出すと、ロイに通信を入れた。
随分と待たされた後、ようやくロイが応答した。
「ブラト・・・」
それきり、声を詰まらせたロイは憔悴した顔をしていた。
「ロイ、何処にいるんです? 何があったんです?」
「船の中ですよ、ブラト」
「中にいるなら入れてください。いったいどうしたというんです?」
「ブラト、すまない。もう貴方とは会えなくなりました。」
一瞬、ブラトは時が止まったように立ちつくした。
10821 Days 21:04/01/09 22:37 ID:zFSjzknX
頭の中が真っ白に霞み、思考を奪っていく。
「私だって身を切られるようだ」
小さなディスプレイの中のロイが唇を噛みしめる。
「ど・・・うして・・・」
「迂闊でした。船に盗聴器が仕掛けられていたんです。私達の関係は全て本社に筒抜けだったんです。」
「本社は何と・・・」
「職務怠慢だと訓告を受けました。アグスレで早々にビジネスをまとめるか、あるいは新たなターゲットを見つけて成果を出さなければ、解雇されます。」
「どう・・・どうするつもりなんです」
「結実月のアグスレではどうすることもできません。別の星に行くしか・・・」
「そ・・・んな・・・」
「貴方にはすまないが、私には年老いた両親と身体の弱い妹がいるんです。職を失うわけにはいかない。許してください。」
「ロイ、ロイ、入れてください! ハッチを開けて下さい!」
「もう・・・辛くて貴方の顔を見ていられない。これで切ります。」
「ロイ! お願いです! 3日、いえ2日だけ待ってください! 私が何とかします! 私が・・・」
ブラトは暗転した通信機にいつまでもいつまでも絶叫していた。

が、その頃・・・
船内の居室には、上機嫌で祝杯をあげるロイの姿があった。
これでもう後の仕事はブラトが全部やってくれる。
発情期の身体に猛るエネルギーに任せ、十分に働いてくれるはずだ。
自分はここに座って吉報を待っていればよい。
折良く査定前、また年俸が跳ね上がることだろう。
ロイの心はもうアグスレもブラトをも離れていた。
109風と木の名無しさん:04/01/09 22:49 ID:wGCrDJHd
あああ…萌え…。


BBS設置、賛成です。
私は携帯からの投下ではありませんが、普段ネットしてないので、出来る時に投下するんですね。
だから大量になるんですけど。
専用スレができれば、正直大変うれしいです。
110風と木の名無しさん:04/01/09 23:46 ID:dn5zFOsb
まさに鬼畜作品・・・萌え。
111風と木の名無しさん:04/01/10 02:40 ID:3j7I9W+8
当方英雄からなのですが、BBS閲覧不可でした…
画面が真っ白で何も表示されない状態です
112風と木の名無しさん:04/01/10 02:41 ID:IgMUvPCP
デリバリーの続きが禿げしく読みたい・・・
113風と木の名無しさん:04/01/10 09:10 ID:TFQyQKxg
21daysさん>
うわー、利用しただけですか・・。鬼畜だ。。。
乙でした!
114風と木の名無しさん:04/01/10 13:24 ID:NxIZ/Roh
>>111
http://ren.bbsnow.net/801/play/index_i.html
ここからなら見られますか?
115風と木の名無しさん:04/01/10 13:58 ID:5czwryKS
絵版管理人さん、ありがとうございます。
無償の愛だわ…
すごい便利に使えそうなヨカーン!多謝・多謝
116風と木の名無しさん:04/01/10 14:24 ID:U/7lADdI
ロイ様萌えーーーーーーーーーー計算高く知的で鬼畜・・・ハアハア
今後の展開が楽しみです。
117風と木の名無しさん:04/01/10 17:13 ID:3j7I9W+8
>114
見えました。ありがとうございます!
お手数かけて済みませんでした…
118風と木の名無しさん:04/01/10 20:00 ID:Uybf18Ip
どうも、絵板管理人です。
携帯からも大丈夫なようなので、しばらくこのまま運用してみますね。
URLが変わったので、昨夜の時点で専用ブラウザの設定した方は変更お願いします。

>>104
保管サイトについてですが、良かったらあちらのBBSでご相談できませんか?

>>109
新スレも自由に立てられますので、ぜひご活用ください。
119風と木の名無しさん:04/01/11 22:11 ID:CnGl1JGZ
Win95からなのですが、
女の子のHな画像が一杯あるページにいってしまうのです。
私だけ?
120風と木の名無しさん :04/01/11 23:16 ID:Pm0zrvGr
>>119
2chから他鯖に移る時に表示されるリンクページだと思われ
女の子のHな画像はバナではないか?
121風と木の名無しさん:04/01/12 00:00 ID:LAgCP0qR
>>120
リンクをクリックすると、
まず、真ん中に大きくttp://ren.bbsnow.net/801/play/index_i.html があり、
下に女の子のH画像バナが三枚あるページに出ます。
ここはリンクページだと思います。
しかし、そこから真ん中の大きなURLをクリックすると
女の子のH画像バナが一杯あるページに出てしまうのです。
ざっと見たんですが、そこから掲示板に移動する方法はなさそうな感じです。
他に行き方があるんでしょうか。
それとも私のパソコンからは見られないものなんでしょうか。
教えてチャンですみません。
122風と木の名無しさん:04/01/12 00:11 ID:w2fOcpt+
>>119
そのバナーだらけのページを表示してる時、ブラウザの上の方に
現在地のURLが表示されてるはずでつ。
そのURL、よく見ると://の後に「pinktower.com/」って入ってませんか?
この一言が余計なので、それを消してからリターンキーを押すと
ジャンプできまつよ。
なる人とならない人がいるっぽいけど、多分、うっかりあのバナーを
クリックしてからこんな風になったような、違うような…
123風と木の名無しさん:04/01/12 00:15 ID:/oRYr+AS
>>121
>120さんの言うとおりで、2ちゃんのPink鯖のアドレス部分に
他のアドレスをコピペして飛ぼうとすると、>121さんが行ったページに
自動的に飛ばされてしまいます。画像が三枚あるページのアドレスを見ると
>114さんのアドレス以外の不要な部分がある事に気づかれると思います。
なので、その不要な部分を削除して更新するか、
どこでもいいから2ちゃん以外の新しいウインドウを開いて
>114さんのアドレスにアドレスをコピペしてみてください。
124風と木の名無しさん:04/01/12 00:20 ID:/oRYr+AS
あ、のんびり書いていたら>122さんが判りやすく…。
えーっと、2ちゃんのピンク鯖からアドレスコピペで
飛ぼうとするとピンクタワーに飛ばされてしまうらしいです。
飛ばされる時間とそうでない時間があるとか…。
125風と木の名無しさん:04/01/12 00:25 ID:gkTN9aR7
鬼畜作品を投下したいのですが、いきなり投下しても構わないんでしょうか?
ちなみにカプは親衛隊将校×レジスタンスなのですが、ありきたりネタでしょうか?
126121:04/01/12 00:27 ID:LAgCP0qR
アドバイス通りにしたら無事たどり着けました。
皆さんありがとうございます。
127風と木の名無しさん:04/01/12 00:28 ID:LAgCP0qR
うあ、上げちゃってすみません。
逝ってきます。
128120:04/01/12 00:39 ID:BOWdQO2C
>>121
辿り着いてよかったね。

しかし、ココは初心者質問板では無いのです。2chの基本的質問は
etc.2ch.net初心者板で勉強しる!同行為は自粛して頂ける事を
希望します。
129風と木の名無しさん:04/01/12 01:38 ID:0jQX4SXI
>125
щ(゚д゚щ)カモーン
130初投稿です…:04/01/12 05:16 ID:a/1aB/Ys
(ここはどこだ…?)
周囲を見回すと、そこは見慣れない景色だった。

何故自分がここにいるかわからない。どうやって来たのかも。


そして、どうして身体を拘束されているかも…。



俺は人間ではない。天使…とでも呼ばれているのだろうか。
そう、名前の通り、ただの天の使い。

下の世界を観察して、人間というものは何かを学んでくる。

それだけの理由で降りてきた。
なのに…





「目、覚めたか?」
突然誰もいないと思っていた部屋に気配を感じ、驚いて振り向いた。
両腕が頭の上で動かないので顔だけ声のする方に向けて。

「だ…れ…?」

声の主は見知らぬ若い男だった。
やや明るい長い茶髪に整った顔。しかし氷のように冷たい雰囲気を放っていた。

131初投稿2:04/01/12 05:31 ID:a/1aB/Ys
「覚えてねぇの?長い付き合いなのに…」

「…ふざけんな!!」

その男が言い終わる前に俺は叫んだ。
こんな奴と、それも人間なんかと付き合いがあるわけがない。

苛立った勢いで腕を必死に動かし、なんとか拘束を解こうと試みる。


ジャリッ…


金属音がして、やっと俺は気づいた。
いくらなんでも本気で逃げようと思えば逃げれると思っていた。


だけどこれは…


(手…錠…――――!?)


132初投稿2:04/01/12 05:32 ID:a/1aB/Ys
「無駄だよ。」
第一印象通りの冷たい微笑を浮かべ、その男は近づいてきた。
これはどう考えても尋常な状況じゃない。

後ずさって自分の身体を見下ろすと、何故かわざわざ来てきたシャツの前が開けられている。

「なっ…!?ん…んっ…!」

驚いたときにはもう遅く、俺の口は彼の形の良い唇で塞がれ、呼吸を奪われていった。

133デリバリー13:04/01/12 21:49 ID:z6V5q1B1

「止めろよ……」
 顔を背けてソファの背もたれに押し付ける一志の首筋に唇を当ててから耳元に囁く。
「お前の身体をこんな風にした奴は、どんな風にお前の事を抱いた?」
「止めろよ!」
 腕を振り回す一志の手首を難なく掴む。
「捨てられたか。チラシを作るときの気分はどんなだった? 雪の中を歩きながら携帯
を握り締めてたんだろう? 本当はチラシを読んだ奴じゃなくて大事にしてくれた誰か
の電話を待ってたんだろう? 惨めだね。SMか……。面白い事考えるもんだ」
 掴んだ手首をソファに押し付けて、息が掛かるほど顔を近づけて言う。
「金を貰って自分の好みの事を相手にさせるつもりでいたなら、大笑いだ。自分の甘さ
を思い知れ」
 睨んでくる顔は悪くない。泣く顔はどんなだろう。

「反抗的な顔するな。お前のした事がどんなに危ない事かわかってないんだろう」
「嫌だ、嫌……離、せ」
「優しくしてやるって言ってるんだよ、喜べ」
 後ろの孔に突き刺したままの指を抜き差ししながら一志の足を開かせて、両足の膝を
足で押さえつけるようにして座り込む。勃っている一志のものを掴むと、びく、と掌の
中で反応する。一志が身体を起こして手を払いのけようとしてくる。
134デリバリー14:04/01/12 21:50 ID:z6V5q1B1

 一志のものから手を離して首根っこを掴んで首筋に唇を当てて、そのまま唇を顎に滑
らせていく。逃げるように頭を振る一志の唇に触れて、舌を噛んで来るかなと思いなが
ら、身体の奥を突いてやりながら、捕まえた唇の間から舌を滑り込ませる。一志はされ
るままになっている。中に入れた指を大きく動かすと腰を揺らし始めた。そっと唇を浮
かして言ってやる。
「淫乱」
 一志が我に返ったように両手で身体を押し離そうとしてくる。
「嫌だ、もう……」
 喘ぎながら言うのがなかなかいい感じだし、涙を浮かべるのも望んだままの反応で、
良い拾い物だったなと思いながら可笑しくなる。
「離してください、だろう? 買われたくせに偉くさい言葉で命令するな」
 中の指を掻き回すと跳ね上がるように腰を浮かす。
「あ、あ」
「淫乱。指で触られて突かれるだけでイキそうになってるなんてな。恥ずかしい、淫乱
な奴。嫌なら命令でなく、お願いしてみろよ」
「……離せ……離せ、離せ! 離……!」

 本当に後ろを弄くってやるだけで簡単にイクとは思ってなかったが、一志は仰け反っ
て身体を震わせた。がっくりと首筋を仰け反らせる。首筋を掴んでいた手に一志の重み
が掛かった。荒い乱れた息に嗚咽が混ざってくるのを聞きながら、指を引き抜いてソファ
にうつ伏せにして腰を高く持ち上げる。
「離…離してください! お金なんか……!」
135デリバリー15:04/01/12 21:52 ID:z6V5q1B1

「まだまだ気持ち良くなってもらわないと困るね。君を欲求不満なまま帰すわけにはい
かないだろう? まだまだ気持ちよくなりたいだろう? 泣いて訳判らなくなるくらいにね」
「あ、あ」
 ひくついているような厭らしい孔に先端を押し付けてやると逃げるように身体をずら
す。誘うような身体をしていながら認めないのがいい。腰を抱えて引き寄せてそのまま
先端を押し込む。前に手を伸ばすとまた硬くして、先端を濡らしている。
「恥ずかしいか? こんな見も知らぬ奴に抱かれて感じまくって。でも、まだまだ感じ
させてやるよ。お前を抱いた男のようにね」
 一志は一瞬身体を硬くして、そのまま逃げようとするように腰を振った。逃げられる
はずないのに。
「嫌だ、…もう、帰して、下さ……」
 嗚咽を漏らしながら訴える。……駄目だ。思い出せ。もっと。もう手に入らない誰か
の手、やり方。泣け。

「ああ、止め、あ」
 根元まで押し込まれて動かされて一志の身体が揺れる。感じるように。ゆっくりと動
きながら前を扱きながら、耳元で後ろから囁く。
「愛しているよ」
 一志の身体が硬直する。ふいにその硬直が解けて、もがき始める。
「バカに、するな、触るな。離せ、離せよ……!」
「愛してる……一志、愛してるよ」
 偽名だろう、と思いつつ名前を呼ぶ。一志は狂ったようにもがく。下半身の自由はな
いから上半身のみで。できるだけ感じるように、できるだけその快感が一志を苦しめる
ように。陳腐な言葉だ。愛してる、なんて。どれだけでも嘘で言える言葉だ。ばからしい。
136デリバリー16:04/01/12 21:53 ID:z6V5q1B1

「止めろ、止めろ、……止めろ!」
 一志の身体の奥を突く。機械のように。感じさせるやり方を身体に順に与えていく。
くだらない睦言めいた言葉を繰り返す。一志は思ったとおりに泣き喚いて何度もイって
ソファを汚しまくって気絶して、そして起こされて、泣いて気絶して。何度も中に流し
込まれてその度に仰け反って喚いて。まだだと、何度も一晩中起こされて、ずっと。

 揺すっても起きなくなった。ぐったりと横たわっている一志は悪くない。
 高く売れるかもしれない。

 外が薄明るくなってくる。雪が降ってる。一志がゆっくりと起き上がる。向かいあう
一人掛けのソファで上半身を起こした一志の姿を見る。一志が睨みながら言う。
「……死ねばいい。あんたみたいな奴」
「チラシ、俺に最初に見つけて貰えて良かったな、お前」

 ゆっくりと一志に近づいて、その顎を取る。顔を背けようとするの許さず、その顔を
覗き見る。
「こういう商売はな、その場所を仕切っている奴らと言うのが必ずいるんだ。バカらし
い仁義だが、かってにその場を商売をしようと奴はそれ相当の目に遭うんだ」
 何言ってるんだろうと言う様な表情の一志に理解させるように話す。一志がどんな表
情になるのか想像して楽しい思いになりながら。一志のものを掴む。嫌がるように腰を
引こうとするのを許さずにきつく掴む。
137デリバリー17:04/01/12 21:55 ID:z6V5q1B1

「ここを使い物にならないようにされた奴がいたな……若い女を使って勝手に稼ごうと
した奴だ。まだ若い男だったが。そんな風に身体を痛めつける仕事を喜んで任せて欲し
がるのはたくさんいる。……一志、と言ったな。忘れるな。最低でも、県警クラスの奴
らに捕まって新聞に雁首が掲載されるのを名誉に思うようなくたばった世界があるんだ」
 理解する能力は素早いらしい。みるまに青ざめていく顔をみるのは面白い。
「若い者を呼んでお前の仕事振りを話そうか? チラシと俺の携帯に残されたお前の番
号。望みどおり死にたいような目に遭わせてやれるぞ」
 縮こまる手の中のもの。怯えた顔。そっと顔を近づけて唇を合わせる。唇を離すと顔面
蒼白の顔がある。笑いたくなる。

「まぁ、残念ながら、この世界はわいせつ罪やら、児童ナントカ法に引っ掛かってしょっ
引かれるのは非常に恥な世界だ。ばかな素人のやる事だ。だから、俺はお前には何もし
ないが。下っ端の奴にお前を痛めつけさせようか……それとも望みどおり男に抱かれる
仕事をするか? 素質ありそうだしな、お前。高い給料払ってやるぞ」
 
 唇が震えている。自分のやらかした事がどんな事だったかやっと理解したように。
 高く、売れるだろう。若い者を呼び出して引き渡そうか。どの店がいいだろう。

   終わり
138その名前は悪夢 1:04/01/13 02:48 ID:cMwz10Ou

「白状するといい。自らの命が惜しいのなら。
まだ若くてみずみずしいその身体が土に帰るのが早すぎると思うなら、吐くことだ……
仲間とアジトの場所を。」

 その言葉とは違い、男の声は随分穏やかに聞こえた。
暗い取り調べ室の中で机をはさんで目の前に座る男は、
机の上に肘を立てて白い手袋をした手を組み、その上に顎を乗せて僕に尋問する。
薄暗くて細部までは解らないが、男の襟章と肩章から将校であることが伺えた。


 僕が生まれた国は僕が生まれる前から独裁国家だった。
国民に重税を科し、彼に刃向かう者は全て処刑した。その数は人口の10%を占める。
そんな国に僕は生まれた。それがこの国の生き方だと疑問すら抱かずに。

 しかし、そんな僕に転機が訪れる。
結婚式の当日、僕の花嫁は国家元首の親衛隊にさらわれた。
彼女の美しさを聞いた国家元首が自分の側女として仕えさせる為に。
だがその内情は、陵辱目的以外の何物でもない。
僕の悲しみが復讐へと変わるのにそう時間は掛からなかった。

 そんな時、レジスタンスの存在を知る。僕は彼女を救いたい一心でその組織に参加し、
僕の活動は組織に認められ、短期間で組織の中枢へと組み込まれた。
しかしある日、内閣府襲撃に失敗し僕は捕らえられる。
警察の厳しい取り調べや特別警察での激しい拷問にも屈せず僕は沈黙を通す。
拷問時に受けた傷や痣や内出血に腫れた身体は奴らに負けなかった証。
それを携えて今は親衛隊へと回され、目の前にいる男から尋問を受けているのだった。
139その名前は悪夢 2:04/01/13 03:10 ID:cMwz10Ou

「特警の野蛮で低俗な取り調べを通り抜けたのは誉めてさしあげましょう。
だが、私の取り調べに墜ちなかった者はこれまで一人として存在しない。
君がどのくらいの耐えられるかを楽しみにしているよ。」

 目の前の金髪の将校は手錠と足枷で拘束されている僕に顔を近付ける。
将校の碧眼は酷く冷たい視線となって僕に突き刺さった。

「君は銀髪翠眼か。随分と珍しいサンプルだ。」
「サンプルだと……どういう意味だ!」

 将校の言葉にカチンと来た僕は、今まで閉ざしていた口をつい開いてしまった。
すると将校は僕を見下すような視線をよこして言う。

「君には一切質問する権利など無い。この国の重罪人だということを忘れるな。」

 その声は室内に酷く低く響く。僕は捕らえられて初めて身震いを覚えた。
僕はその感情を振るい払おうと声を荒げる。

「僕の大切なものを奪っておいて何が犯罪者だ!それもこれも全てこの国が……
政治そのものが腐敗しているだけだろうが!!」

 将校はクククッと嘲笑した後立ち上がり、ロングブーツを鳴らしつつ僕の隣に立つと
僕の襟首を掴み上げ、むりやり立たせた。
僕は190cm近く身長があるが将校はそれよりも高く僕を見下ろす。
こんな時は特警での経験から殴られる!と身体は反応し、歯を食いしばった。
140その名前は悪夢 3:04/01/13 03:40 ID:cMwz10Ou

「悪くないな……その負けん気。そそられるよ。
君みたいな人材が我が親衛隊におれば、総統閣下もさぞお喜びになるだろうに……」
「総統だと……あんなエロオヤジの下になど誰が!」

 僕は将校の顔に唾を吐きかけた。
この将校になんとか一泡吹かせたいと思ったが、将校は顔色一つ変えずにハンカチで拭っただけで……
僕はその表情がシャクに触ったので、思わず煽った。

「こんな真似されて悔しかったら何か言ってみろよ!」
「悔しい?……とんでもない!君は警察や特警に対して、全て沈黙を貫いたと報告が上がっている。
しかし、私に対してはどうだ?言葉を交わし、感情を見せ、あまつさえ……私に唾を吐きかけるという
マーキング行為さえ見せてくれた。嬉しいじゃないか!どうやら君にとって私は特別なようだ。」
「ふざけるな!戯言を!!……お前なん……」

 言葉の途中で将校の唇が僕の唇に触れる。目を閉じた将校の顔が僕の目の前にある。
誰も寄せたことの無い僕の領域に、この将校は進入し唇を汚す。唇が触れているだけなのに僕は脅えを隠せない。何故だ……どうして震えるんだ?震えるな!!止まれぇっ!!
感情が目尻から落ちそうになるのを堪えることしかできない。
そんな僕を見抜いているのか、触れるだけのキスを終えると将校は言った。

「震えるなよ。触れただけじゃないか……
それとも今まで知らなかったのか?こういう感触は……男はおろか、女すら。」

 それはこの国の法律だった。婚姻関係を結んでいる以外の者との接触は厳しく禁じられている。
僕は彼女が初めての相手となるはずだったのに、それがとうしてこんな!……

こんな男となんかぁッ!!
141その名前は悪夢 4:04/01/13 04:10 ID:cMwz10Ou

「そうか、初めてならばそれなりに教え込んでやらないと。」

 もう一度将校の唇が重なる。上唇を軽く噛み、僕の唇をなめあげると舌は唇を割って入り、僕の舌を絡めとる。
ぬるりとした感触とヒトの生暖かさ拒否を覚え、後ろへと後ずさりする僕に将校はムリヤリ方向を変えさせ、
壁へと僕を打ちつけキスを続ける。僕の顎を引き、更に口を開かせて……
耳にはピチャピチャと卑猥な音が木霊する。僕の身体は気味悪さと恐怖が支配する。闇の中で……


 今までどれほどの危険に身を晒したろう。命を失いかけたことも多々あった。でも、恐ろしさは無かった。
 特警の取り調べにしたってそうだ。数々の屈強な男達を落とした拷問を僕は耐えたのに。

この……目の前の……将校に……僕は……

 抵抗する力さえ奪われてしまう。蛇に睨まれた蛙のように。

「ん……んふっ!」
 どのくらい続けられているのだろう。あまりの息苦しさに息が洩れるほどだが、将校は飽きもせず行為を続ける。
こんなに苦しくてたまらないのに……逃げても逃げても離れることのない唇。

 しばらくしてやっと将校の唇が離れたかと思ったら、いきなり鼻を噛まれて僕は顔が引きつる。

「キスすら慣れていない坊やに我々が苦しめられたとは、情けない笑い話だ。でも、安心しなさい。
そんな坊やだろうが私はしっかりと作法は教えよう。上流階級しか持てない美というものを。
だがその前に名前を教えてはくれないだろうか?君とて『犬』とは呼ばれたくあるまい?」
142風と木の名無しさん:04/01/13 04:27 ID:cMwz10Ou
138です。
使用ブラウザが特殊なので、改行見辛かったらゴメンナサイ。
あと、長文の割にエロ少ないわ鬼畜度も低くてゴメンナサイ。
他の神々のお邪魔にならないようになるべく短く終わらせますので、少し鬼畜を吐かせてください。
143風と木の名無しさん:04/01/13 21:11 ID:SoCPCQ/g
いや、個人的に萌です。
続き楽しみにしてまっす。
144風と木の名無しさん:04/01/13 22:48 ID:Pa2I2643
絵版キタワァ…*.・*.。*.
145風と木の名無しさん:04/01/13 23:34 ID:I5aLFKoA
>悪夢さん
おひょっ いい萌え
146風と木の名無しさん:04/01/14 12:21 ID:1vX0lAKC
デリバリー乙でした、鬼畜な最後が…アアア((´Д`))

その名は〜はうちの環境では30〜33文字目程度だと読みやすいかもです。
続き楽しみだ
14721 Days 22:04/01/14 21:22 ID:C5A2tzZB
>>108の続き

第7日目

 シェタム・アガンは人気のない結実月の街をひとり急いでいた。
結実月に入ってすぐから行方がわからなくなっていた親友が昨日幸せいっぱいの顔で連絡をよこしてようやく安心していたというのに、そのブラトが今日は半狂乱で王宮を彷徨っていたというのだ。
ブラトの屋敷に明かりが灯っているのを見るとアガンは夢中で駆けだし、応答も待たずに家の中に飛び込んだ。
屋敷内はしんと静まりかえっていた。屋敷中の明かりという明かりが明々と灯され、しかしブラトの姿はどこにもない。
大声でブラトの名を呼びながら探し回るうち、微かな水音が聞こえてきた。咄嗟にバスルームへ走る。
「ブラトッ!」
しかし、勢いよくドアを開けたアガンの目に飛び込んできたのは、異様な光景だった。
ブラトは頭から冷水を浴びながらバスタブの縁にもたれてしゃがみ込んでいた。
背を丸め、立てた膝を胸につけ・・・そして、ブラトの右手は膝下をくぐってその奥へと潜り込んでいた。
浅く弾む呼吸に合わせ、腰と腕が揺れている。
オリナ(男性)の性を失ったアガンにもブラトが何をしているのか想像がついた。
が、それだけではなかった。よく見れば床を流れる水には幾本も朱糸を流したように血液が混じっている。
「ブラト!何をしている!」
シャワーを止め、ブラトの右手を取り上げてアガンは愕然とした。尻の下からあらわれた指にはべっとりと血が絡んでいたからだ。
「アガン・・・」
ようやくアガンを認めたブラトが泣き腫らした目を上げる。
「ロイが・・・ロイが行ってしまう。どうすれば・・・アガン、どうすればいい。ロイが行ってしまう!ロイが、ロイ、ロイ、ロイ、ロイ・・・・・・・・」
ブラトは枯れ果てた涙を絞り出すように絶叫した。
14821 Days 23:04/01/14 21:23 ID:C5A2tzZB
「ブラト、落ち着くんだ」
アガンは無我夢中でブラトを抱きしめた。
しかし興奮したブラトはアガンの腕の中で暴れ身を捩る。
今まで冷水を浴びていたというのにブラトの身体は熱く火照っていた。
熱の源は明らかだったがアガンにはどうしてやることもできない。
「ブラト、ブラト・・・」
ただひたすらきつく抱きしめると、ブラトは腰を振り熱の塊に張り裂けそうな自身をところ構わず擦りつけてくる。
挙げ句またも右手を後に回そうとするのをアガンは慌てて押さえつけた。
「離・・・せ。離せぇーーーっ!」
が、ブラトは信じられない力でそれを振り切ると、そのまま双丘の間にねじ込んだ。
「んん・・・・・・・・ん、ああ・・・」
ひどく傷ついているであろう狭孔をおのが指で掻き回しながらブラトが甘く切ない声を上げる。
前を擦りつける動きはどんどん激しくなり、それとともにアガンの耳元で繰り返される呼吸も切迫していく。時折混じる声は咽び泣きに聞こえた。
やがて一際高い嬌声とともにブラトが達する。アガンの僧衣に熱い飛沫をまき散らしブラトはようやく静かになった。
アガンは何も言わずブラトの指をそっと後孔から引き抜くと、熱いシャワーで汚れを流してやった。
右手の指3本はまたも血まみれで、引き抜いたところからはポタリポタリと出血が続いている。
白い裸体には掻きむしったらしい爪跡が幾筋も走っていてアガンは思わず目を背けた。
「すまない、アガン」
小声で詫びるブラトに小さく首を振って答えると、アガンはブラトを頭からバスローブで包み寝室へ連れて行った。
14921 Days 24:04/01/14 21:24 ID:C5A2tzZB
「ブラト、この結実月はαカーディナルの特派員殿と一緒だったのか?彼と契りを結んだのか?」
ベッドに休ませ冷たい水を飲ませてようやくブラトが落ち着いたところでアガンは静かに尋ねた。
が、ブラトは下を向いたまま答えない。
「私には嘘を付くな、ブラト。お前を助けたいんだ。このままでは気がふれてしまう。」
一転厳しい口調で諭すと、ブラトは震える唇から細い声を絞り出した。
「ロイを愛している」
強く言って口を割らせたものの、ブラトの口からそれを聞くのはさすがにショックでアガンは知らず溜息を漏らす。
親友の反応にブラトはまた口を閉ざしかけたが、誘導されポツリポツリと話し始めた。
ブラトが幸福の絶頂を襲った不幸と言って語る事の顛末はアガンには許し難い謀略に思えた。
「発情期に入っている者になんということを・・・」
しかし、アガンが非難めいた物言いをすればブラトはむきになってロイを庇おうとする。
ロイはビジネスに利用するためにだけブラトを誘惑したのだという確信を、アガンは胸の底に納めた。
どのみちブラトを焼き尽くそうとしている内なる炎は彼、ロイでなければ鎮めることはできない。
罪を糾弾するよりブラトの思いを身体をなんとかしてやることが先決だった。
ブラトは話ながらまたロイとの情交を思い出すのか時折身を震わせ呼吸を乱す。自身の身体を悲しげに見下ろすブラトをアガンは見るに堪えなかった。
「ブラト・イムレダ・ラギスタ!!」
またも泣き出しそうなブラトに突然アガンが大声で渇を入れた。
「ブラト、しっかりしろ」
驚いて向けられた大きな瞳にアガンは敢えて厳しい表情で言い聞かせる。
「昨日話したときお前は残る結実月はもう連絡しないと言った。ということはお前とあの男は正式に結実の誓いを立てたのだろう? なら、お前が今すべきことは何だ。あの男のために陛下の勅書を戴くことか?」
「でもロイはアグスレの民じゃない」
「お前の結実の伴侶なら同じ事だ」
「結実の伴侶・・・」
そう呟いたブラトの眼には正常な結実月の光が宿っていた。
そうだ、今は結実月。アグスレの民は伴侶と交わる至福だけを思っていればよいのだ。
150風と木の名無しさん:04/01/14 22:45 ID:yVhopqEg
キター!!!
151風と木の名無しさん:04/01/15 01:07 ID:8Vj5MxCG
またおあずけですか、そうですか・・・(;´Д`)ハァハァ

毎日このスレをロムるのは萌えと焦らしの諸刃の剣。素人にはおすすめできない。
152風と木の名無しさん:04/01/15 01:32 ID:oNsjW5t8
ハァハァハァハァ
15321 Days 25:04/01/15 21:27 ID:R+2Gu+sY
第8日目


 ロイは動悸と胸苦しさに目を覚ました。全身が汗ばみ耳鳴りがする。が、これほど体調が悪いのに何かに急かされるように気が逸ってじっとしていられない。
跳ね起きようとして途端ロイはバランスを崩し再びベッドに転がった。両手が背中で拘束されている。しかもあろうことか全裸だった。

「ロイ、気が付きましたか?」
聞き慣れた声に頭を持ち上げる。紛れもないブラトだ。
宮廷礼服をピッチリと着込み、後ろにアグスレ人としては体格のいい僧衣姿の男を従えている。
ロイはようやく状況を把握した。
王の勅書を持ってきたというブラトを招き入れたところで記憶が途絶えている。
恐らくスタンガンか何かで気絶させられ今に至っているのだろう。
「ブラト、これは何のつもりだ」
ロイは惨めな体勢ながら強気に詰問した。
「わかりませんか?」
「わからないから聞いている!」
「貴方と私は結実の誓いを立てた仲。結実月はまだ終わってはいません。貴方は私から離れてはいけない。」
言いながらブラトは礼服のローブを脱ぎ去った。なんとローブの下は素肌だった。
艶やかな裸体も勃ち上がりかけた自身も惜しげもなく曝しブラトが婉然と微笑む。
妖艶な裸体に目も眩むほどの情欲が湧き上がり息を呑んだそのとき、ドクンッ。ロイの全身が大きく拍動した。
「ああ・・・ロイ」
ブラトがその細い指先で愛おしげにロイの裸体を辿り、中心を撫で上げる。
触れられたところからは信じられないほどの熱が生まれロイの雄を駆り立てた。
しかし、ロイはそれに呑まれることを拒否した。
まんまと自由を奪われたのは不覚だったが、だからとてブラト如きに誘惑されるほど落ちぶれはしない。
ロイは必死に呼吸を整えて身の内の欲情を逃し、ブラトを睨みつけた。
15421 Days 26:04/01/15 21:30 ID:R+2Gu+sY
「この私が・・・脅しや誘惑に乗ると思うのか?」
「脅しなど・・・貴方は結実の伴侶。愛しているんです。」
「坊主の加勢など引き連れて何を言う」
「アガンは・・・ただ私を貴方に会わせるために・・・」
「そいつがアガンか。結局親友殿に自分は男と交わりましたと打ち明けたのか? ああ、不能の坊主ではその淫乱な身体の面倒はみて貰えないからな。」
「ロイ・・・」
ブラトが悲しげにうなだれたとき、アガンがつかつかと二人に歩み寄った。
「ブラト、気にするな。こいつは結実月のアグスレ人とは違うんだ。薬を増やそう。」
「・・・くすり? 何の薬だっ!?」
途端ロイが青ざめた。この動悸、発汗、そして明らかな性感の増幅・・・すべて薬の・・・恐らくは媚薬の作用か。
「治療薬ですよ」
そう言うブラトの指が一見して座薬とわかる薄桃色の薬剤を摘んでロイの鼻先にかざす。
「希に発情期のサイクルが狂ってしまう者がいるんです。貴方のように。そういうときに使う薬です。」
「俺には発情期など・・・」
「大丈夫、よく効きますから」
「色に狂ったかっ!?」
「ええ、結実月には誰もが狂うのです。ですから貴方も狂ってください。」
その言葉と同時にアガンの腕がロイを押さえつけた。横臥した姿勢で身体を折られ固定される。
いつの間にか視界から消えていたブラトは尻の方に回っていたらしい。
肛門をペロリと舌でなぞられ、瞬間全身に走った快感とも悪寒ともつかぬ震えにロイは身を固くする。
「や・・・め・・・」
しかし、縮み上がった秘孔にも細く滑らかな座薬はあっさりと滑り込んできた。
押し戻そうと息むが、出口はブラトの舌で塞がれている。その舌は異様に熱い。
その熱の増幅が恐怖だった。薬の回りを早めるだけとわかっていても暴れずにいられない。
しかし後ろ手に拘束されアガンに押さえつけられた状態では、無様にのたうち回るだけだ。
その虚しさにふと動きを止めたときだった。脈拍が一気に上がり、心臓が爆発しそうに鼓動を打ち始めた。
15521 Days 27:04/01/15 21:40 ID:R+2Gu+sY
熱くたぎった血が凄まじい勢いで体内を巡る。身体は一瞬に灼熱し全身に汗が吹き出した。
見透かしたようにブラトの手がロイ自身に絡む。
「あっ・・・く・・・」
身体が跳ね上がるほどの衝撃にロイはついに短い呻きを漏らした。触れられて初めて、自身がとうに張りつめていたことを知る。
ブラトが嬉しそうに愛撫すれば、そこから生じる刺激に全身の神経が反応し痙攣した。
全身を駆ける痙攣は増幅され、やがてロイの身体はガクガクと踊るように震えだす。
「ああ・・・ロイ、ロイ・・・」
両手の拘束が外され、待ちかねたブラトが身体を重ねた。
腕を絡ませ、脚を絡ませ・・・まるで全身の細胞がロイに触れたいと焦がれていたかのように肌を摺り合わせる。
ひとしきり肌を宥めたブラトは、おもむろに上体を起こすとロイの脚を跨ぎ猛る中心をうっとりと見下ろす。そして愛おしげにそれを撫でまわしながらおのが後孔に導いた。
「あ・・・・・・んんん・・・・・・・・ああ・・・」
喜悦とも苦悶ともつかぬ声を発しながらブラトは何の準備も施していない狭孔に自ら太杭をこじ入れる。苦痛に身体が小刻みに振れるのも構わず強引にロイを体内に突き刺していく。
「ああ、ロイ、また貴方とひとつになれた」
全てを飲み込んで歓喜の声を上げると、ブラトは息を整える間もなく激しく動き始めた。
15621 Days 28:04/01/15 21:41 ID:R+2Gu+sY
「あっ・・・や・・・あああーーーーーーーーーーっ」
狂ったように上下運動を繰り返せば、出入りする杭に血の色が絡む。
ロイもまた、渦巻く熱に憑かれたように突き刺したブラトごと揺さぶり突き上げながら、空恐ろしさに心は凍り付く思いだった。
狂気を含んだ赤い眼がじっとロイの瞳を覗き込んでいた。こんな眼をするブラトは知らない。いや、それはヒトの眼とさえ言えぬものだった。獣、あるいは異形の怪物。
しかし、吐き気さえもよおすその淫獣をロイの身体は狂おしいほどに求めていた。
ロイもまた確実にその狂気へと引きずり込まれようとしているのだ。
薬に囚われ湧き上がる熱に突き動かされるままブラトを攻める身体は、もはや意志の力など及ぶべくもない。
全身のあらゆるところから生まれる性的興奮と地獄を覗いたような恐怖感がロイの中でせめぎ合っていたが、落ちていくところはもはや決められているような気がした。
「ロイ、ロイ、お願いです。手を・・・」
ブラトがロイの手を取り自身に導く。
生き物さながら脈打ち蠢くそれは、初めて触れるもののようだ。
今はブラトの狂気そのもののようなそれとともにロイは解放を迎えた。
「ロイ、ロイ、ロイ、ロイ・・・・・・・・・・・・・!!」
腹の上では、ブラトが精をまき散らしながら尚も腰を踊らせ絶叫していた。
157風と木の名無しさん:04/01/15 22:01 ID:ez4LsMne
キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!

(*´Д`)ハァハァハァハァハァハァハァ
158風と木の名無しさん:04/01/15 22:24 ID:bcdNs7Hk
キタ━━━━ (*゚∀゚) (∀゚*)━━━━━━!!!!!!!!!!!!
  
159風と木の名無しさん:04/01/15 23:33 ID:NKBWAMrz
キタ*・゚゚・*:.。..。.:*・゚ヽ(∀゚ )人(゚∀゚)人( ゚∀)人(∀゚ )人(゚∀゚)人( ゚∀)ノ*・゚゚・*:.。..。.:*・゚ !!!
160風と木の名無しさん:04/01/16 00:01 ID:OANnP0qq
まだ8日目ですか、そうですか。ロイタンの体はもつのだろうか?
アグスレの民に手を出すのは快楽と恐怖の諸刃の剣。素人にはおすすめできない。

ハァハァ
161風と木の名無しさん:04/01/16 18:44 ID:Za3q5iSW
162138:04/01/18 02:47 ID:pjmIYGTh
感想頂きました姐さま方、心より御礼申し上げます。
それから、改行アドバイスも多謝でした。助かります。
(自サイトではBBS閑古鳥ですので涙が浮かびまつ。)

それでは少しばかり投下を。
鬼畜前の前フリになりますが、ドロドロとした世界観にやられて頂ければ幸いです。
163その名前は悪夢:04/01/18 03:13 ID:pjmIYGTh
>>138-141


 これより数日前。
X国保安部刑事局長室のドアをノックするのはあの将校である。
「失礼致します。」
 彼は入室すると、職務中の刑事局長に敬礼をした。
50を過ぎた刑事局長だが、彼の黒い髪や整った肉体はかなり若く見えた。

「早速だが君に見てもらいたいものがある。」
 局長は将校に『極秘文書 関係者以外の閲覧を禁ず』と
朱色の判を押されたファイルに、通し番号のプレートを持った男の
顔と全身が写った二枚の写真をデスクの上に差し出して将校に見せた。
「これは三ヶ月前に内閣府を襲ったゲリラの主犯だ。」
「この男が主犯ですか?随分と若い……。」
「見た目に惑わされるなよ、大佐。
同時逮捕者の供述で、この男が襲撃の指揮を取ったことは間違いない。
しかし解ったことはそれだけだ。」
「ええ。奴らは自分のことを仲間内には語りません……
我々にとってはこの上なく厄介ですが。」
「しかし、もっと厄介なのがこの男なのだよ。」
 局長は写真に写る顔を指で叩いた。
「この男、相当しぶとい。下での取り調べに対しては全て黙秘している。」

 親衛隊では警察や特警をひとまとめに『下』と呼んで蔑んでいる。
上流階級のエリートで構成される親衛隊は、下は卑しい者であったし、
下からすれば、自分達をそんな目で見られ続ければ侮辱されていると思うのも当然であった。

 だからこそ下の組織は被疑者拘束期間中、
警察なら一ヶ月、特警なら二ヶ月を徹底して取り調べする。
それ以降、被疑者は親衛隊行きとなる為、下にとってそれは親衛隊への敗北を意味していた。
164その名前は悪夢 6:04/01/18 03:49 ID:pjmIYGTh

 将校の口端は笑う。何故自分が呼ばれたかを悟ったからだ。

「君はその尋問術で今の地位を勝ち取った男だ。
刑事局No.2という地位は伊達でないことを見せてもらおう。
取り調べの権限は勿論、君に一任する。何をしようと自由だ。

い つ も の よ う に な………

近頃は経済封鎖で生活が苦しいからか、下が我々を妬む声が増している。
……ここで君が見本を示すことで、奴らが忘れていることを教えねばなるまい。
親衛隊と下と決定的な差、支配する者の高みと支配される者の惨めさを。」
 将校は姿勢を正し、再び敬礼をした。
「必ずや局長の期待にお答えできましょう。……総統に栄光を!」
「栄光を……」

 軍内の決まり文句を返して将校は局長室を後にする。
将校は自室に戻り、窓辺に立ちながら分厚いファイルに目を通すと、
そこには被疑者が下で受けた行為が記されてある。
動物以下の扱いや、見るだけで痛みを覚える激しい痛み。
彼が受けた罵声や拷問は、SMのハードプレイがまるでママゴトのように見える内容だった……。

「それでも仲間を売らないか……見た目より骨があるようだ。
さて、と。どのような取り調べをしようか……。
そうだ、アレがいいな。」

165その名前は悪夢 7:04/01/18 03:52 ID:pjmIYGTh

 将校はファイルを手にしつつ、隣にある鍵つきの本棚の戸を開けた。
中には母国語や外国語で書かれた
尋問や拷問の類の書籍が、ぎっしりと2mを越える本棚に収納されていたが、
それらは一切無視して、その中に一つだけ場違いのように置かれている童話を手にする。

「今回はこれしかありませんね。」


 再度ファイルをめくり始めると同じ数字が妙に多くあることに気がつく。
どうやらこの男の取り調べはプレートの番号で呼ばれていたようだ。
「『男囚801号』とは、随分と品の無い……
人の名前は美しく有るべきだ。ましてや彼のように美しいなら尚更だ。

名前とは、美しさの中にエロスとパトスを纏い、そして……
屈辱という色香を漂わせてこそ輝く。

私のコレクションならば、そうでなければならない。」
 将校は写真を手にして語りかける。酷く冷たくて残酷な視線で……
「君はもう、私の所有物だよ。」
166風と木の名無しさん:04/01/18 09:09 ID:DiMuOTXU
>>138
そ、そんな。
貴方のssは萌えツボにはまりまくっています(*´Д`) ハァハァ
鬼畜将校様萌え。。。
167風と木の名無しさん:04/01/18 16:57 ID:L9nG53Hl
男囚801号にハゲワラ。軍人萌え。
168風と木の名無しさん:04/01/19 02:54 ID:+FPZEYeZ
萌えて萌えて萌えて、ハァハァしていたら「男囚801号」で吹き出しますたw
さいこーでつw
169風と木の名無しさん:04/01/20 06:49 ID:mJKQTPXt
ワロタ
170風と木の名無しさん:04/01/21 19:30 ID:FHL0szp8
絵板に中世タン降臨してましたよ。って、こういう報告とかしない方がいいのかな?
171風と木の名無しさん:04/01/22 14:28 ID:GFAm/c/t
>170
興味持って見に行く人もいるかもしれないから
してもいいと思うよ。
興味なければフーンで済むことだし。
17221 Days 29:04/01/23 10:21 ID:yguAEg9i
第12日目


 それは悪夢だった。ロイは生温い泥の中に腰まで浸かっていた。
疲れ果てた下半身に泥の海はあまりに重く、それなのに僅かな泥の流れにも自身が敏感に反応しているのがわかる。
泥の海はブラトなのだとロイは思った。
いっそ囚われている下半身をそのまま引きちぎってくれてやりたいとさえ思う。が、重く辛い泥の中で快感に打ち震える身体は更なる快感を求めよとロイに命じ続けていた。
不意に大きなうねりが起こり、泥汁が肌を撫でながら動き出した。
細かな泥粒ひとつひとつが生き物であるかのように肌の上をさざめきながら通り過ぎ、巧みにロイの牡を煽り立てる。
やがて渦を巻くような動きを示した泥のうねりは、すっかり張りつめたロイ自身を取り囲むように集まり出すと誰ぞの体内と思しき感触で包み込んだ。牡の衝動が下半身を激しく突き動かす。
「ぅああーーーーーーーーっ!!」
快感とおぞましさが入り交じった刺激にロイは声を絞り出して叫んだ。そしてその己の声にようやく悪夢から覚めたのだった。
腕の中にブラトがいる。眠っているのか、気を失っているのか目を閉じてロイに身体を預けている。
ロイは後ろからブラトを抱きかかえ右腕を腰に左腕を首にそれぞれきつく回していた。そう、恐らくはより深くブラト貫くために。
明らかに熱を吐き出したばかりの身体にはまだ凶暴な猛りの余韻が残っている。
それはまさに盛りのついた牡そのもの。ブラトに囚われる悪夢などと幻想もいいところだ。
己への嫌悪までもぶつけるようにロイはブラトをぞんざいにシーツの上に転がす。
ブラトの中から濁液を引きずって自身が滑り落ちた。
17321 Days 30:04/01/23 10:29 ID:yguAEg9i
 気怠い身体を起こそうとして、ロイは人の気配に気付いた。部屋の隅にアガンが座っていた。
部屋といっても狭い船内の寝室、すぐそこにいるといってもいい距離である。
「他人の情事をずっとそこで眺めていたのか?とんだ生臭坊主だなあんた。」
腹立ち紛れに言い捨てれば、アガンはギロリと目を上げたものの相手にする気もないとばかりに無視を決め込む。
「ブラトもなぁ、淫乱のクセにベッドまで保護者付きとはな。」
更に絡むと、アガンはついにロイと目を合わせた。
「少しは自分の立場をわきまえるがいい」
「立場?」
「お前は結実の誓いを冒涜した罪でアグスレ法院より告訴されている。」
「なんの罪だと!?」
「結実の誓いへの冒涜だ。政府が任命したコーディネーターを誘惑し虚言を用いてビジネスを有利に進めようとしたのだ。当然だろう。」
挑戦的な眼が一瞬動揺に揺らぐのを見定め、アガンは更に畳みかける。
「既にαカーディナル社に対しても厳重抗議と交渉の凍結を通達した。お前個人は、現在暫定的にアグスレにおけるあらゆる権利を剥奪の上、起訴保留の状態。私はいわば監視人というわけだ。」
「・・・くそっ」
床に唾を吐き捨てたロイを、アガンは立ち上がり鋭い視線で見下ろした。
「ブラト自身が告発していないからこれで済んでいるのだ。よいか、よく覚えておけ。結実の誓いへの冒涜はアグスレでは重罪。裁判で有罪となれば即去勢だ。」
「きょ・・・去勢!?」
「ブラトがこれほどお前に執着していなければ今すぐにでもその不実の根元を断って一生僧院に閉じこめてやりたいところだ。」
ロイの中心に注がれる敵意に満ちた眼。ただの脅しだとロイは必死に自分に言い聞かせたが、それは気休めにもならなかった。
17421 Days 31:04/01/23 10:31 ID:yguAEg9i
「ロイ、ロイ・・・」
が、ブラトが再び縋ってくるとロイはハタと動けなくなった。万一アガンの言葉が脅しでなければ、ロイの未来はブラトの心証如何にかかってくる。
とはいえ、保身のためにブラトを抱くなどプライドが許さない。
背に抱きつくブラトを顧みることも突き放すこともできず放心するロイに、アガンが歩み寄った。
「薬は要るか?」
座薬のカプセルが差し出される。僅かに躊躇ってロイは薬を受け取った。
ブラトの情に縋るのではなく、薬に縋るのならば許せるような気がしたからだ。
ロイは惨めな気分でおのが体内に媚薬を入れた。
ブラトが待ちきれぬとばかりロイ首に腕を回し、膝立ちになって肩越しに唇を求めてくる。
誘って唇を這い回る舌も、背に擦りつけられる濡れた先端も、今は嫌悪すべきものでしかない。
薬の力を借りなければ到底・・・
いや、違う。
この舌をすぐにでも捕らえ貪りたい。露を湛えた高ぶりを翻弄し思う存分鳴かせてみたい。その強い欲求は薬の効果を待つまでもなく確かにロイの中に存在する。
嫌悪しているのは・・・己もまたただの牡に成り下がることだ。
そうなるのにもはや薬の力など必要としないことをロイははっきりと自覚していた。
だからこそ薬が必要なのだ。媚薬の魔力に引きずり落とされるならまだ耐えられる。自らそこに堕ちていくことを思えば。
ロイは石のように座ったままゆっくりと数を唱えた。
(1,2,3,4,5,6,7,8・・・・・・・・)
薬の効果は迅速なはずだ。早く、早く狂ってしまえ。ロイは必死に数を唱え続けた。
17521 Days:04/01/23 10:32 ID:yguAEg9i
あ、すみません。コピペしくじりました!
31再投稿します。上のは無視して下さい。
17621 Days 31:04/01/23 10:34 ID:yguAEg9i
「ん・・・ロイ・・・」
不意に背中でブラトの声がする。ロイの腕に絡みついてきた湿った暖かい手をロイは思わず振りほどいた。
「ロイ、ロイ・・・」
が、ブラトが再び縋ってくるとロイはハタと動けなくなった。万一アガンの言葉が脅しでなければ、ロイの未来はブラトの心証如何にかかってくる。
とはいえ、保身のためにブラトを抱くなどプライドが許さない。
背に抱きつくブラトを顧みることも突き放すこともできず放心するロイに、アガンが歩み寄った。
「薬は要るか?」
座薬のカプセルが差し出される。僅かに躊躇ってロイは薬を受け取った。
ブラトの情に縋るのではなく、薬に縋るのならば許せるような気がしたからだ。
ロイは惨めな気分でおのが体内に媚薬を入れた。
ブラトが待ちきれぬとばかりロイ首に腕を回し、膝立ちになって肩越しに唇を求めてくる。
誘って唇を這い回る舌も、背に擦りつけられる濡れた先端も、今は嫌悪すべきものでしかない。
薬の力を借りなければ到底・・・
いや、違う。
この舌をすぐにでも捕らえ貪りたい。露を湛えた高ぶりを翻弄し思う存分鳴かせてみたい。その強い欲求は薬の効果を待つまでもなく確かにロイの中に存在する。
嫌悪しているのは・・・己もまたただの牡に成り下がることだ。
そうなるのにもはや薬の力など必要としないことをロイははっきりと自覚していた。
だからこそ薬が必要なのだ。媚薬の魔力に引きずり落とされるならまだ耐えられる。自らそこに堕ちていくことを思えば。
ロイは石のように座ったままゆっくりと数を唱えた。
(1,2,3,4,5,6,7,8・・・・・・・・)
薬の効果は迅速なはずだ。早く、早く狂ってしまえ。ロイは必死に数を唱え続けた。
17721 Days 32:04/01/23 10:36 ID:yguAEg9i
(48,49,50,51,52,53・・・・・・・・)
どくんっ
予兆が来る。もう幾度も経験した反応だ。間もなく体の芯が灼熱し血が肉が暴走を始める。
抵抗はしなかった。ロイはまるで待ち望んでいたかのように熱いうねりに身を任せる。そして獣になった。

待ちくたびれて涙を流す肉棒をいきなり鷲掴みにして扱きあげ、浮き上がった腰の下に割り込むと、露わになった小さな入口に指を突き立て上下左右に強く引いて押し広げる。
外部からの侵入に抵抗しなくなって久しい筋肉はあっさりと弛んで飲み込んでいた大量の精をダラダラと漏らし始めた。
指を抜けば誘うように緩急を繰り返し、真っ赤に充血した秘肉をチロチロと覗かせながら涎さながらに残滓を滴らせる。
吸い寄せられるように一気に貫く。自身を包み込む粘膜は熱く熟れていたが、やはり底なしの泥の海を彷彿させた。
ロイはブラトの奥を極めようと激しく腰を叩きつけた。
ほとんど二つ折りになったブラトは、宙に浮いた脚を震わせながら、仰け反った喉から代わる代わる嬌声と悲鳴を発する。
身体の奥を深く鋭く穿つ熱塊は肉も骨も砕こうという勢いなのに、ブラトはそれでも不足とばかり自らも激しく腰を使う。
そこには互いを愛おしむ行為の欠片も感じられない。快感を求める行為ですらない。
ただ身の内に猛る熱を吐き出すために相手を己を傷つける行為に耽る。そうしながらまた更に熱を煽っていく。
それは当に狂った獣の交わりだった。
17821 Days 33:04/01/23 10:37 ID:yguAEg9i
発情期の身体に教え込まれた激しい情交。燃え上がった身体と心を放り出されたブラトは熱を放つ欲求に支配されていた。
そのブラトが求めるロイを捕らえ強い薬で狂わせてブラトに与えたのは他ならぬアガンである。
結果どういう事になるかは分かり切っていた。が、目前の狂態は正視できるものではなかった。
アガンはここに来て何度目か、部屋の隅で壁に向かい耳を塞ぎ硬く目を閉じた。
「ぅああ・・・・・・・・ああっ・・・あっ、あっ、あっ、ぃやああああああーーーーーーーっ!!」
それでも狂った叫びは否応なしに耳に届く。ずしずしという重い衝撃は部屋全体から伝わってくるようだ。
幾度絶頂を迎えても狂態は止むことを知らず。アガンにとってそれは果てしなく続く苦行のようだった。
ガタンッ
大きな音を立てて、アガンが立ち上がった。限界だった。アガンはついにロイに対する警戒を諦め部屋を出て行った。
179風と木の名無しさん:04/01/23 12:44 ID:RArxjKaT
ブラト、エロ杉…(#´д`)
アガン生殺しでつな。
こんな状況での放置こそ真の鬼畜行為だったり。
21タンウマー!!!すっかり週イチの楽しみでつよ!
180風と木の名無しさん:04/01/23 12:59 ID:VN5/2zVz
これで12日目か……
ロイたんの身は持つのだろうか(*´Д`)ハァハァ
21タンGJ!!
181風と木の名無しさん:04/01/23 13:07 ID:ln1W5LOb
ロイタソにとっては予想外の展開ですな(*´Д`)ハァハァ
これからどうなるのかヒジョーに楽しみであります!
182風と木の名無しさん:04/01/24 09:15 ID:UKLhSZbU
21タンGJ!!
アガンはエロなしでつか?
183その名前は悪夢8:04/01/27 04:00 ID:x3sT1fwZ
>>138-141 >>163-165

 将校の白い手袋をはめた指が僕の髪をくるくる絡める。
僕は将校が数々吐いた言葉に腹が立っていたので、
口を真一文字にしたまま正面にある将校の顎だけを見据えた。

「……名前も言えないとは、やはり卑しい育ちなだけある。
仕方ないですね、私が仮の名を与えましょう。
そうだ。いい名前が浮かびました……我ながらいい名前だと思う。
君も気に入ってくれることだろう、ねぇ、シルヴィ。」
「シルヴィだと?女の名前じゃないか!ふざけるなっ!!」

 女の名前で呼ばれて、昔の古傷が甦る。
今でこそ190cm近い身長とそれに似合った肉体を持っているが、
少年時代は貧弱で小さかった。
近所に住む友達からは女のようだとからかわれて、笑われた。
そう、地域で一番強くて男らしかった同い年のミゲーユに
僕は女の名前を付けられてからかわれていたんだ。
彼女を奪われた時もあいつには詰られたっけ。
『お前がしっかりしてないからだ!どうせ女みたいに隠れていたんだろうが!』と。
 ミゲールからレジスタンスの事を聞いた僕はレジスタンスに入った。
彼女を助けたいと同時に、男の誇りを取り戻して灯を立てたかったからだ。
なのに、この将校は……

「気に入りませんか?ならば本当の名前を言ってごらん?
私だけに。私の洗礼を受けたその唇で……本当の名前からね。」

 この将校のことばの物腰は柔らかいのに、僕を見据える視線はまるで
眼球に杭を打たれたように逸らすことができないでいる。

「言えませんか、シルヴィ?」
184その名前は悪夢9:04/01/27 04:17 ID:x3sT1fwZ

 将校は僕の前髪を上に掻き上げると額にキスをする。
こんなことは幼い時に母親以外からされたことがないのに。僕と母の聖域が汚された。そう思った。

「やめろ!ママンが汚れる!」
「ママンねぇ……。なんと甘い響き……まるで君の唇のようだ。
クックッ。君が口を割らないのはママンを守りたいからかな?
だがな、私の力を持てば君ぐらいの息子を持った母親全てを刑に掛けられるのだよ。
その中に君の母親もいることだろう。たとえ罪持たぬものだろうと私は構わん。私は実行する……
言っておくが君が悪いんだよ?君が口を割らないから……さ。」

 罪の無い人が刑に掛けられる様を想像しただけで、僕の背筋は凍る。この国の歴史は無惨な血の歴史。
慟哭と嗚咽と断末魔が止むこと無い新たな地獄が僕のせいでっ!

「ママンは……ママンは10年前天に召された! だから、だからそんなことは!!」
「ならば、10年前母親を無くした息子のいる家族に変えるまでだ。」

僕の言葉ににやりと笑う将校の顔には微塵の情けもない。命に対する憐れみのカケラすらないのだ。

「どこまで卑怯な真似をっ!」
「卑怯という言葉を犯罪者に言われる筋合いはないな。しかし君はなんというか、純粋というか……
自分への暴言も拷問も耐えられるというのに、どうしてそれ以外のことになるとそこまで弱い?
君は今、震えたね。私には解ったよ。そしてこれからもっと君を理解したい。
これから私は誰よりも君を『裸』にするよ。」

 将校は僕の腕を引くと方向を変えて机の上に押し倒して、僕に覆いかぶさると、僕の頭の上にある調書に記入をした。
僕にかぶさる将校の身体は軍服の上からでも、焦がされそうなほどに熱かった。溶けてしまいそうなほどに。
185その名前は悪夢10:04/01/27 04:27 ID:x3sT1fwZ

「母親は10年前に死去……と。しかし、やはり私は特別なのだな。
三ヶ月かけて君を取り調べた何十人もの男たちが出来なかったことを、私はほんの数十分でやってみせた。
今まで誰も記入出来なかった被疑者供述欄に初めて私が書き入れた初めての男になった。
嬉しいよ、シルヴィ。」
「そんな名前で呼ぶな!」
「ならば名前を教えてくれ。その名前を耳元で囁いてみせるから。」
 将校は僕の両手首に掛けられた手錠の鎖をいきなり、机についているフックへと引っかける。
僕は腕ごと引き上げられ、机に固定された形になる。
その上将校は手慣れた手つきで、腰につけていたロープをあっという間に
僕の足を机の両脚へと広げて、それぞれ固定した。

「貴様!何を!!」
「これが私本来の取り調べのスタイルですよ。シルヴィ」
 将校は20cmはある銀色のナイフを取り出すと、それで僕の頬を軽く叩く。
恐れの声を漏らしたくなかったから、僕は唇を噛みしめて堪えた。
「もう一度聞きます。君の名は?」
「……」
「黙秘でいいですね。しかしきっと貴方は後で後悔する。話してしまえばよかったと……ね。」

 将校は僕の胸の上にナイフを置くと、
自らがつけている白い手袋の先端を歯で噛み、手を引いて手袋を外す。左右共に。
そしてそれを丸めると、僕の顎を無理やり開かせて口内に手袋を詰めた。

「黙秘を選んだのは貴方ですよ。私はそれに協力しているまでだ。総統から頂いた手袋を犠牲にしてまでね。」
186その名前は悪夢11:04/01/27 04:56 ID:x3sT1fwZ

 将校は再びナイフを握ると僕の心臓辺りに剣先を当てた。
死の恐怖と違う、未知の恐怖が僕を支配する。これはなんだ?

将校の手袋が舌に触れると舌にその味が広がると、なぜか先ほどの唇を思い出す。思い出したくもないのに。
舌を入れられて吸われた。女のように。
初めて味わったキスの温もりはどうして男でなくてはならないんだっ!
どうして、どうして……今、僕はここにいなくちゃならないんだっ!

 じっと見つめる将校の瞳は何か迫ってくるようだ。……得体の知れない恐怖だけが背筋を伝う。
生理的嫌悪感が口の中と唇と眼球に感じる。
身動きの取れない身体というものが尚更、その感覚を研ぎ澄まさせた。

「うっ、う……」
「恐いようですね。今の貴方はまるで祭りの生け贄。
それならば、最後まで踊り狂ってもらいましょうか……火に焼かれる獣のように。
この国の希望の星、レジスタンスのヒーローも今やただの人形。

わ た し の か わ い い に ん ぎ ょ う 」

 薄暗い取り調べ室の中。
僕を見つめる将校の碧眼が一瞬、猫の目のように輝いて見えた。
将校の握ったナイフが頭上高く上げられると、それは僕の心臓目掛けて振り下ろされた。

やめろぉー!

そう叫ぶも、手袋を詰められた口では言葉などにはならなかった。
187悪夢:04/01/27 05:09 ID:x3sT1fwZ
まったくエロシーン無しで申し訳ないっす。漏れだってこんなのスルーしますし。
前のを読み返したら801号ってなんだか玉葱部隊みたいでつね。
鬼畜小説なのにギャグも入れたがるこの矛盾さに・・・

関係ありませんが、ニュースを聞きながらコピペしてたら、
名前欄に『鳥インフルエンザ』って入れてました。
鳥インフルエンザで801って・・・カプはやはりインフルエンザ×鳥?
188リーマンもの:04/01/27 12:19 ID:NJ/Jk0/d
木村は今、御影の物をしゃぶらされている。
朝八時に出社してからずっとだ。
流石に昼にはなっていないだろうが、もう一時間は過ぎているような感覚に陥っている。
行為に対する嫌悪はとっくに失せ、義務的に舌を動かす。 御影は勃起してはいたが、それでも一向に射精精の気配はない。
木村はもはや顎に力が入らない。
御影は惰性を許さないが、奉仕して最良の結果を出そうにも、木村は御影の反応を知ることができない。
彼の視界にあるのは、御影のペニスとその下肢を覆っているスーツの襞のみだった。
あとは暗闇であった。
『いい加減に』
ため息混じりの、御影の声が降ってきた。
『イカせてくれないかな?木村さん。…私は昼から会議が入ってるんだ』 透き通るような美声だった。木村より年下だが、既に社内の重役につく。
木村が奉仕させられているのは、部署の奥にある御影個人のオフィスであある。 マホガニー製の机の下に木村は膝を折り、椅子に座っている御影をフェラチオしている。
『さあ頑張って。今日のあんたの仕事はこれだけなんだから。できなければ残業だよ』
御影は愉しげに片手をのばして股間の木村の髪を撫でた。
そして靴の裏で、床についた木村のの手を踏む。 木村は呻いた。
『無能者が』
髪を掴まれ、深くくわえこむよう押さえつけられた。
木村はえづきながら、まだ先は長いことを悟る。
189風と木の名無しさん:04/01/27 12:30 ID:NJ/Jk0/d
コピペ失敗してしもた スマソ
190風と木の名無しさん:04/01/27 13:06 ID:tLVF1Udm
悪夢たんの続きが楽しみだ…
がんがってください!
191風と木の名無しさん:04/01/27 17:48 ID:9ILuMvzO
いや、悪夢さんグッジョブです(´д`*)ハァハァ
192風と木の名無しさん:04/01/27 20:15 ID:w0wTd8GE
リーマン様もハァハァです(*´д`)ハァハァハァh(ry

木村君は残業ですか・・・?
193リーマンものその2:04/01/27 23:17 ID:NJ/Jk0/d
「フェラチオくらい無難にこなしたまえ」
頭を両手で掴まれ、口腔のペニスがグリグリと奥にねじ込まれる。
木村がむせると、掌を踏みつける靴に力がこもった。
突然、オフィスのドアがノックされる。木村は狼狽した。
しかし御影は、木村の口からペニスを抜こうとしない。
194リーマンものその3:04/01/27 23:28 ID:NJ/Jk0/d
それどころか姿勢はそのままで、ノックに応じた。
木村の全身の血の気が引いていく。こんな姿を見られたら、進退どころの騒ぎではない。
あわてふためき、身じろぎする木村の脇腹に、御影の靴の爪先が飛ぶ。
「休むんじゃない」ドスの利いた叱責。木村はペニスを頬張ったまま、仕方なく頷いた。
オフィスに入ってきたのは、若手の武田だった。
木村の大学時代の後輩で、今でも慕ってくる。有望な若手社員の代表といってもいい。
武田は、来月の部署内の有休希望届を持ってきたと言って御影の机に近付いてきた。
195風と木の名無しさん:04/01/28 00:02 ID:zJjMFXRx
マ マ ン ・ ・ ・!!
>>187悪夢さん
激しくエロと笑いのつぼに入りました。
インフルエンザ×鳥は、
小さいながらにいっちょ前なインフルエンザの年下ショタ攻めでお願いしますw

>>188リーマン氏
萌え。
続きは、続きは・・・!
196リーマンものその4:04/01/28 13:04 ID:aptWMcSc
>>194より
木村の心臓は、今にも破裂しそうに脈打つ。発狂してしまいそうだった。下腹から尿意が突き上げてきた。
「ああ。どうもありがとう」
御影は木村の頭から手を離し、差し出された書類を受け取った。
しかし靴裏は木村の手の甲を踏みにじっている。あくまでも、奉仕を続けさせるつもりらしい。
「あの、御影さん」おずおずと武田が声を掛ける。
「木村さんの姿が今朝から見えないんですが」
木村はどきりとした。思わず前歯で肉塊を擦りそうになった。
「さあ?早退したんじゃないかな。私は会っていないよ」木村の脳裏には、武田の怪訝そうな反応が想像できた。
「武田君。先輩思いも結構だが、他者にかまけ過ぎは自分のためによくない。ましてや進退のあぶない彼と限度を超えて関わるのは、私からは控えてほしいところだよ?」
197リーマンものその5:04/01/28 13:22 ID:aptWMcSc
そう言いながら、御影は机の下に目を落とす。ペニスをくわえたまま、目を見開いている木村を見て、会心の笑みを浮かべた。
武田は御影の言葉に打ちひしがれたように謝罪すると、その場を去った。
ドアが閉じた途端、木村は抑えてきた声を上げ呻きだした。御影が頭を掴み、激しく腰をぶつけてくる。荒々しい息を吐きながら喘ぐ。
「ああっ…はあはあ、あいつ、武田…はぁ、うっ…はあはあ。なあ木村さん。あんたより武田の方がずっと巧そうだよ…ああ。あんたときたらまるで芸がない。学習…しないんだからさ。もう今日は、残業だ、よ」
御影はペニスを引き抜くと、木村の顔面に射精した。鼻先から唇、顎を伝い、喉からYシャツとネクタイが精液でべっとり濡れる。
放心した木村に、御影は言った。
「ほら木村さん。もう一回だよ」

とりあえず おわり
198風と木の名無しさん:04/01/29 12:55 ID:+Mq93sAK
背徳的ですなぁ(;´Д`)ハァハァ
木村さんの残業が見てみたいです。
199風と木の名無しさん:04/01/30 11:05 ID:RJEIW4W6
Yシャツ+ザーメン=(*´Д`)ハァハァ
20021 Days 34:04/01/30 11:52 ID:oZxIM0A2
>>178 のつづき

第15日目

「ぁあ・・・ふぅん・・・ぅん、ぅん、ぅん・・・ぁああっ・・・・・・・・ロイ、ロイッ・・・・・・・・!!」
ロイの下でブラトが妖しく悶えていた。
突き上げる身体は次第に上がる速度に応え、添うように腰を波打たせる。
「ああっ・・・ああっ・・・あああぁぁぁーーーーーっ!!!」
いよいよとなれば、擦り切れた喉が振り絞るように高らかな嬌声を上げて頂上へと導く。
ロイは声に追い立てられるようにブラトの奥を目指して遮二無二突き進むが、結局はまた極めるに至らず泥の海の中で果てるのだった。
ロイはブラトの上から転げ落ちるようにシーツに身を横たえた。
重い枷で身体の自由を奪われたような不快な脱力感が襲ってくる。薬の効果が切れた証拠だ。
大きく深く息を吐くと、ロイは沈み込んでいく感覚に全てを委ねようとしていた。
「ロイ・・・」
が、その途端甘い声がそれを許さぬとばかり耳奥に吹き込まれる。
「ロイ、離れないで」
首に腕が回され、「ロイ、ロイ」と呟きながら唇が落ちてくる。
ロイが応えないとみると、ブラトはその唇で体中をついばみ始めた。
「ロイ、ロイ・・・」
熱い吐息と舌先の感触が全身にくまなく施される。
するすると下に伸びてきた手は、精にまみれ力を失ったロイのものを包み込み手の中でぬらぬらと滑らせ弄んでいる。
こんなときのブラトはロイの注意を自分に向けさせることしか頭にない。愛撫と奉仕が効を為さなければ何をし出すか・・・。
ロイは重い瞼を無理矢理に開けると、肘をついて上体を起こした。
ブラトが嬉しそうな顔を上げる。飛びつくように唇が重ねられる。
ロイは軽く口を開けて侵入してきた舌に口腔内を明け渡すと、ブラト自身を手繰り寄せ緩やかに揉みしだいてやった。
たちまちブラトは淫らに鳴いて身を撓らせ、自身は顕著な反応を示す。
ロイはサイドテーブルの小引き出しに手を伸ばすと中から手探りで真空パックされた棒状のものを取り出した。
20121 Days 35:04/01/30 11:52 ID:oZxIM0A2
どぎついピンクの文字で『センシャル・ワーム』と大きく書かれたパックを破り中身を出す。
青白い光を放つそれは当に大きく長い芋虫といった形状で、ゼリー状のものに覆われているためか手に持つとぷるぷると微かに振れる様は見るからに卑猥である。
「ああ・・・ロイ・・・」
次を強請る唇に軽く口づけを落とすと、ロイはブラトの右脚を持ち上げ後孔に光る虫を埋め込んだ。
「ひっ・・・い・・・」
ロイのものとは違う冷たい感触にブラトは短い悲鳴を上げる。無意識に押し出そうとするのをロイは指で軽く押さえ、じっと待った。
ブラトの体内で、今『センシャル・ワーム』が膨張を始めているはずだ。
ワームは水分と体温に反応し動き出す。
度重なる情交で熱を持ち、ロイの精をたっぷりと湛えたそこはお誂え向きだろう。
程なく押さえていたワームの尻尾の部分がむくりと蠢いた。
「あああっ・・・ああっ・・・」
途端ブラトの身体が大きくうねった。水分を吸って十分に膨張したワームが暴れ出したのだ。
「ぁひぃ・・・・・・・・ひぃ、ひぃ、ひぃぃぃーーーーーっ!!! ぅあああ・・・」
悲鳴を上げながら身悶えるブラトをロイは後ろから抱き一気に勃ち上がった中心を扱いた。
そして、今にも弾けそうにビクビクとヒクつき始めたところで手を止め、ワームと一緒にパックされていた紐状のクリップで元を留めてしまう。
「ぃやああっ・・・・・・・・ぅぁあああああああああぁぁぁぁーーーーーーーーっ!!」
ブラトは髪を振り乱し、のたうち回りながら両手で自身を掻きむしる。
張り裂けんばかりになったものからクリップを外すなど簡単にできるものではない。
「暫く虫で遊んでてくれ」
ロイは今度こそブラトの身体を離すと、大きな溜息と共に目を閉じた。
20221 Days 36:04/01/30 11:53 ID:oZxIM0A2
 アガンはロイの居室でひとり佇んでいた。少しばかり持ってきたダンガル茶の最後の一杯を点てて飲む。
狭い船内も、このゴテゴテした部屋も、もうウンザリだった。
いや、異常な性に狂ったブラトを見ずに済むなら本当は差ほどでもないのかもしれないが。

これまでブラトは毎年の結実月を慎ましいムウナ(女性)と穏やかに送ってきた。
気苦労の多い宮廷勤めに疲れきっていたのが、結実月が明けると別人のように生き生きと見えたものだ。
そのブラトに同性との、しかもあのように嗜虐的な交わりを教え込んだのはあの男だ。
それだけでもアガンにはロイが許せなかった。
あまつさえ、たかが商売如きのためにブラトを利用し、騙し、そしてあろう事か発情期の身体を散々煽り立て燃え上がらせたまま放り出したのである。
アガンはすぐにでもロイを罰してやろうと、自らαカーディナル社に確かめてロイの嘘を暴き、法院に訴えた。
しかし結果はαカーディナル社への正式抗議に留まり、ロイ個人の罪は追求されぬまま保留となっている。
当事者のブラトが訴えていない以上当然のことだった。
アガンの怒りは修まらなかったが、結局は全てブラト個人の問題なのである。アガンが口を差し挟む余地はない。
ロイには脅し半分でああ言ったものの罪の償いをさせる見込みは薄そうに思えた。
ブラトは・・・あの実直な親友は、きっとロイを信じ続けるだろう。
ましてや結果的には結実月をロイと過ごし思いを遂げたのだから尚更だ。
忌々しさを込めるようにアガンは持っていたカップを乱暴に置いた。
室内のどこかにあるスピーカーがキーンという耳障りな音を立てたのはそのときだった。
20321 Days 37:04/01/30 11:55 ID:oZxIM0A2
「アガン、ブラトの様子が・・・」
続くロイの声。アガンは考えるよりも先に寝室に走っていた。
ロイから、ブラトから目を離すのではなかった。あの危険な男に再びブラトを預けてしまったのは自分なのに。
すぐそこだと思っていた寝室がやたらと遠く思える。その距離を自分が作ってしまったのが悔やまれた。

「ブラトに何をしたっ!」
部屋に飛び込むなりまず口をついて出たのはロイへの糾弾だった。
「別に何もしちゃいない。何かするつもりなら呼んだりすると思うか。」
そういって振り返ったロイの向こうに、酸素吸入のパックらしきものを付けられたブラトが見えた。
「ブラトッ」
アガンが駆け寄ると、ロイは脇に退いて枕元の場所を空けた。
「突然胸を押さえて苦しみだしたんだ。」
その胸は今は蘇生器に覆われている。
「不整脈と血圧の上昇が主な症状だ。少し吐いたがすぐに処理したから誤飲の心配はないだろう。」
ロイの事務的な口調がアガンの怒りに油を注ぐ。殴りかかりたくなるのをぐっと堪えアガンは心して静かに立ち上がった。
「とにかく医師を・・・」
部屋を出ようとするのをロイに腕を捕まれる。
「落ち着け。血圧も脈も随分落ち着いてきたんだ。様子を見よう。」
言われて改めてブラトを見ると、未だ意識は戻っていないものの呼吸も平常に見える。蘇生器に表示された数字も正常値に近い。
ほっとした途端またもロイに対する怒りが込み上げてきて、アガンはその眼をロイに転じた。
「どういう事か説明して貰おうか」
「だから俺は何も。ただ・・・」
言いながらロイの眼が床に向く。その視線の先にあった異様な物体に気が付いてアガンは思わず飛び退いた。
20421 Days 38:04/01/30 11:56 ID:oZxIM0A2
明らかに人工物であるはずの青白い物体は、そのくせ芋虫のような形状とその動きは生き物さながらで、びちゃびちゃと粘着音を発しながら踊る様は不気味としか言い様がない。
「なんだ、これは」
アガンが身を引きながらもロイに詰問する。
ロイは踊る芋虫を無造作に拾い上げると、ポンとダストシュートに放り込んだ。
「ただの玩具だ。お前たちの薬と同じ、セックスにごく一般的に使う小道具だ。」
その言葉の意味を飲み込むのに数瞬。あの不気味な芋虫の玩具がブラトにどう使われたのか思い描いて、アガンは寒気を催した。
「これを突っ込んでやった時のブラとの声聞かせてやりたかったよ。こういうモノには縁がなかったらしいな。」
アガンの様子を見透かしロイが意地悪く言い添える。
もはや自制は効かなかった。アガンは目線ひとつ高いロイの首を締め上げると、力任せにその顔に拳を振り上げた。
「発情期の身体をなんだと思っているんだ! 今はピークで特に過敏な時期だというのに。我々の神聖な結実月をふざけた根性で弄ぶのもいい加減にしろ。いいか、貴様はこの私が必ず有罪にしてやる。」
ロイは床に尻餅をついたまま怒りに震えるアガンを平然と見上げていた。
「発情期の身体って・・・不能のお前に何がわかる。少なくともブラトは喜んでいたぜ。俺はブラトの望むものを与えてやっているだけだ。」
不敵に笑うロイをアガンはギリギリと睨みつけた。
「どのみち結実月もあと僅かだ。2,3日もすればブラトの熱もずっと修まってくるだろう。私ももう目を離したりしない。」
そう言った瞬間、ロイの顔から不敵な笑みが一瞬消し飛んだ。
「わかったよ。少しは気を付ける。」
その言葉に誤魔化されてアガンは見逃していたが、ロイの中にはアガンが思ってもいなかったものが渦巻いていた。

ロイは未だ目覚めぬブラトを見ていた。
考えてもいなかった事実が突然突きつけられ、気持ちが混迷している。
あと僅かで結実月が明ける。この妖艶にして淫らなブラトは、また田舎臭い人形に戻ってしまうのだろうか?
そうなったら、ブラトが自分に情をかけるとは到底考えられない。今何をしても無駄なのではないか。
ロイの中に追いつめられた犯罪者の心理がむくむくと湧き上がってきた。
205風と木の名無しさん:04/01/30 17:34 ID:FD9DZyku
不良ものまだー
206風と木の名無しさん:04/01/30 22:30 ID:EoHEveg+
やっとアク禁が解けました!

いまさらですが、デリバリー大好きでした!!
(;´Д`)スバラスィ ...ハァハァ

ぜひぜひ、また宜しくお願いしまつ!
207風と木の名無しさん:04/01/30 23:04 ID:1psnHhkr
不良者まだー
208風と木の名無しさん:04/01/30 23:55 ID:75LkuHLq
21days、今回もゴチになりますた〜
カーディナルって名前が今更ながら意味深になってきますた。エッチしまくった果てにあるのは何なのかラスト楽しみだ…(´Д`*)
209世にも奇妙な15:04/02/02 01:31 ID:gax6eCNu
>>93からの続き

滲む涙に少し霞んで見える泰の顔が、俺を真っ直ぐ見ていた。
俺はまた、違う世界にワープでもしたように感じて混乱しかけたが、先刻までと明らかに違う周りの空気と泰の安心したような顔に、現実に返って来れた気がした。
泰がここに居る理由やバイトの経緯は後で聞かされてわかったことだが、なぜこんな事が起きたのかはわからない。
どのタイミングで違う世界に入り込んでしまったのか。そういえば、村に着いた時はこんなうるさい蝉の声は聞こえなかった。出された御馳走にも匂いが無くて食欲がわかなかった。
後から気付く事は多かれど、なぜ自分がこんな事に巻き込まれたかは検討もつかない。

不思議な一夏の体験として胸に閉まっておくには大きな出来事過ぎた。
泰は俺に罪悪感を抱き次第に避け始め、俺は今までとは違う目で泰を見るようになった。
以前より格段にお互いを意識しているのに、何も無かったように表面を取り繕うのが精一杯な俺と、意識的に視界から俺を外す泰とでは何の進展も無い。
時間がすべてを流し去るのを待った。
210世にも奇妙な16:04/02/02 01:33 ID:gax6eCNu
授業が再開し日常が戻って来た頃、俺を避けていたはずの泰が声をかけてきた。
「俺ん家の郵便受けに、お前宛の封筒が入ってたんだ。…消印もアドレスも書いてないから郵送されてはいないみたいだ」
「俺宛…に?」
差し出された白い封筒には『倉持尚様』とだけ書いてあり、受け取って裏返してみても何も書かれていない。
「…」
「…」
無言で目を合わせただけだがお互い言いたい事はわかっていた。あの日に関係あるものに違いない。
開けてみると万札が3枚入っていた。
「まさか、バイト代と旅費?」
「…だろうな。でも、受け取る気がしないな…気持ち悪い。要るならやろうか?」
たとえお金に困っていたとしても、こんな得体の知れないものは受け取りたくない。泰も同感とばかりに首を横に振った。
「でもこれどうするんだ?捨てるか燃やすか、いっその事パッと使ってしまうか…」
「今週末、二人で遊んで使い果たさないか?」
つい、そんな風に誘ってしまった。
「いいのか?一緒に使っちまっても」
今の状態では気まずいだけのような気がしたが、それよりも泰と1日一緒に過ごせると思うと嬉しかった。
そして、そんな事を嬉しがっている自分に驚いた。
過去に付き合った女の子達の、独占欲や気持ちの押しつけが苦痛になりうまく行かなかった。が、今現在俺は泰に対して同じように思っている。自分だけのものになって欲しい…
(まるで初恋だ)
自分らしくない思考に戸惑いながらも、他人を必要と思える事が嬉しい。
あの日悪夢から助け出してくれたように、泰は俺を小さな孤独からも助け出してくれたようだった。
211世にも奇妙な17:04/02/02 01:49 ID:gax6eCNu
そして週末、予定通り泰と豪遊の1日を過ごした。
手元に残るような物は買わず、交通費、ゲーセンやカラオケ、映画などでお金を使った。
使ってみると3万なんてあっという間に無くなった。日も暮れ始め、お金も尽きたのでそろそろお開きにしようと言いかけた俺に、泰はもう1本観たい映画があると誘った。
「奢るから」と返事も聞かずに近くの映画館に引っ張って行く。どの映画の券を買おうか少し悩んだ様子を見ると、「観たい映画がある」とは口実のようだ。
泰は、俺に変なバイトを紹介した事と、同意も無く抱いてしまった事をひどく気にしていた。これは泰なりのおわびのつもりなのだろう。

映画なんてまともに観ていなかった。隣にいる泰に意識は集中していて、スクリーンの弱い明かりに照らし出される横顔をしばらく眺めていた。
心臓の音が早くなり体温が上がるのがわかる。俺は、本当に、泰が好きなんだ。
(ドクン)
「…!?」
いきなり、身体の中を何かが駆け抜けた。その一瞬の違和感は気のせいでは終わらなかった。
「倉持?」
視線に気付いた泰がこっちを向いた。視線が重なった瞬間、頭が真っ白になり俺は泰の肩口を掴み唇を奪っていた。
「…ッ!」
212世にも奇妙な18:04/02/02 01:51 ID:gax6eCNu
その行動に一番驚いたのは俺の方だった。
我に返り「ごめん」とだけ言い席を立った。固まっていた泰は俺を追ったが振り払って逃げた。
「はぁっ…はぁ…っ」
近くのひと気の無い公園まで走って、空いているベンチに倒れ込んだ。
(…ッ、何だ、これ?)
起こるはずのない事が起こっている。身体の中を何かが蠢いていた。
違和感の正体は、蔦だった。

「…ッく…、ん…!」
それは徐々に存在を増して行った。身体の奥で暴れている感覚が、大きくなるにつれ呼吸が乱れる。
こんな事、あるはずがない。あるはずが…
「…ひ…ッ」
耐えられずにベンチにつっぷして身体を支える。頭で否定しても確かに蔦はいる。俺の中に。
身を捩り刺激に耐えても、それが消える気配はなかった。それどころか自身は刺激に反応し、すでに勃ち上がり更なる刺激を求めている。
「ぁ……助け…っ」
叶うはずのない望みを口に出してしまう。泰に助けて欲しいと。
しかし泰は駄目だ、絶対に。これ以上俺のために、彼を汚したくなかった。
(泰を好きだという気持ちは、俺の中だけにとどめておかないといけない)
気持ちを打ち明けるつもりも無かった。なのにキスなんかしてしまった。これも蔦のせいなのか?
「…ぁッ…はぁっ…」
我慢出来ずに自身を取り出ししごいた。ひと気が無いとはいえ外でこんな事をするなんて…。
「あ、あぁぁ…っ!」
羞恥と快感が入り交じり、涙が滲む。蔦は蛇のように中を蠢き、その感触にあの日の蔦達を思い出して震えた。
213世にも奇妙な19:04/02/02 01:52 ID:gax6eCNu
「おい、あれ見てみろよ」
遠くで声がしたと思うと、ガラの悪そうな2人組がこちらに気付き近づいて来ていた。しまったと慌てて逃げようとしたが足腰が立たない。
「こんな所でオナニーしてるぜ!」
「すっげ、露出狂?変態じゃん」
面白がってにやにやしながら2人は俺を囲んだ。これは本当にやばい…。
しかし蔦の動きは激しくなるばかりで、逃げるどころか腰を揺らして身悶えていた。1人が逃げないように俺の腕を掴む。
「っく…!放せ……」
「こいつ腰振ってるぜ!そうだ、コウジ呼んでやれよ。あいつ両刀だし喜ぶんじゃね?」
1人が携帯をかけて話し出した。もう1人は腕を掴んだままチャックを下ろした。
「俺のも気持ち良くしてくれよ」
顔を背け口を閉じたが、刺激に声が漏れ、その隙にモノを押し込まれた。
「んう…!」
喉を突かれ吐きそうになる。しかし狭い口内が気に入ったのか男は奥を何ども突いた。
214風と木の名無しさん:04/02/02 01:57 ID:YxMxV/Hp
キタ━━━( ゚∀゚ )━(∀゚ )━(゚  )━(  )━(  ゚)━( ゚∀)━( ゚∀゚ )━━━!!!!

禿しくGJ!(*゚∀゚)=3ハァハァハァハァ/ヽァ/ヽァ
215風と木の名無しさん:04/02/02 17:43 ID:/Qo7DzJ0
尚タンはリンカンされちゃうんですかっ?
そうなんですかっっ?
あぁこれこそ鬼畜……
216風と木の名無しさん:04/02/02 19:35 ID:6sV1ZbCG
不良ものまだー???
217風と木の名無しさん:04/02/02 20:59 ID:QF0KmoPg
「クックック、禁断症状が出てきたようだね…」
伯爵はゆっくりと近付いてくると>>216のシャツの胸元を引き裂いた。
そして白い胸の上に並ぶピンクの突起をつまみあげる。
「はぁんっ…」
>>216は敏感に反応させるが、亀甲縛りにされた体は、快楽を痛みでいましめる。
218風と木の名無しさん:04/02/02 21:01 ID:QF0KmoPg
「ああ、こんなに感じてしまって…かわいそうに」
伯爵は哀れむように>>216の、そそりたつ肉の槍を指先でなで上げた。
「待っていても無駄だよ、>>216君。さぁ、その可愛い下のつぼみで、今夜も私を楽しませておくれ」

…続きは誰か書いてください。不良少年漏れも読みて
219風と木の名無しさん:04/02/02 21:18 ID:6sV1ZbCG
わろた
どんなことになってんだよw
220風と木の名無しさん:04/02/02 22:37 ID:5tKR2iuZ
同じくワロタw
221風と木の名無しさん:04/02/02 23:45 ID:WHsPkCk0
当然伯爵は片方めがねにカイゼルヒゲですよね?
222風と木の名無しさん:04/02/03 00:11 ID:X6E6Mnds
パイプと紫色のガウンも必須ですよね?
223風と木の名無しさん:04/02/03 00:37 ID:MqISey+V
藻舞ら大好きだ。(w



「だ、…だっ、……ぁ、…」
何かを言おうとした>>216の声は歓喜で震えてしまっていて、上手く言葉にならない。
そんな>>216を見つめながら、そそり立ったものを撫で上げた伯爵の指先が僅かに濡れる。
くるんと反り返った髭先を濡れた指に巻きつけて笑みを浮かべた。
「このまま感じている>>216君を眺めているのも良いね。
そう云えば……執事が久方ぶりに美酒を手に入れたと聞いた、それをあけようか」
テーブルの上にある硝子製の鈴を鳴らして伯爵は執事を呼びつける。


…こんな感じで。
224風と木の名無しさん:04/02/03 05:57 ID:mPBvDNfw
すげえ…続きが投下されないとスレ住人さえも餌食にしてしまうのかここの姐さん方は。
225風と木の名無しさん:04/02/03 10:12 ID:HnTeN4ey
その伯爵のルックス、某なぞなぞハカセを連想してしまって自分でウケた(自爆)
嗚呼…(遠い目)
226風と木の名無しさん:04/02/03 11:07 ID:e9Gk1aSC
それは…ガッツュのだよな。決してドリキャスの戦国TUBEなハカセじゃないよな…
227風と木の名無しさん:04/02/03 12:18 ID:BiGB8soY
ここのスレの雰囲気が好きだ(w
228風と木の名無しさん:04/02/03 12:43 ID:5+7Vevet
というわけで
不良ものまだー???
229風と木の名無しさん:04/02/03 13:52 ID:xaTsw7VQ
>>228
ウザイって。
230風と木の名無しさん:04/02/03 23:23 ID:r3ORjZos
蔦、激好みっす!!!(・∀・)モエッ
231風と木の名無しさん:04/02/03 23:51 ID:Ix1Cw2cw
続きを投下しようとして、書き込み規制受けてる人も居るんじゃないかな
232風と木の名無しさん:04/02/05 22:08 ID:XmjLpfMs
>>228=216(としておこう)君は相当飢えているようですね・・・

すぐに執事が、グラスとボトルの載った銀の盆を持って来た。
「ご主人様(スレ住人の皆様)、おたわむれもほどほどに」
床に転がされたまま身体をひくつかせる>>216を見おろし、
わずかに眉をひそめる。
「気にするな、彼の願ったことだ」
クリスタルのタンブラーに注がれたブランディを、手のひらで温めながら
伯爵が軽くいなす。
空いた手で、>>216のシャツをさらに引き裂き、背中を露わにする。
その刺激にさえ、>>216は敏感に反応し、甘い声を挙げた。
233風と木の名無しさん:04/02/05 23:47 ID:8RHwrQd7
(〃▽〃)キャー♪
続きが読みたい!!

>>228さんにも感謝せねば
234風と木の名無しさん:04/02/06 00:00 ID:ObTBSfhK
>233
出来ればこんな事言いたかないが、半年ROMってからまた来い。
235風と木の名無しさん:04/02/06 02:02 ID:5s8grEFI
>234
男は一度動きを止めてそう言い、不躾にも情事の寝室へと踏み込んできた小娘を追いやる。
その体の下では、貫かれたままの体が焦れたようにひくひくと震えていた。
不服そうな顔をした小娘は、それでも男の投げやりな、けれど鋭い視線に睨まれてすごすごと退散していった。
小娘の足音が遠ざかると、組み敷かれた青年がひそめた声で罵る。
「馬鹿…が、何、普通に応対してんだよ…っ」
「なんだ、腰を止めたのが不満か。そのほうがもっと恥ずかしい思いをしただろうに。
それとも見られる、羞恥プレイが好きなのか?なんならあの小娘を呼び戻しても…」
「ちがう!」
顔を真っ赤にして反論しようとする青年の言葉を封じるように、
男は動きを再開して楔を思い切り奥まで打ち込んだ。
「うぁっ」
なだらかな胸を反らし、鋭角な顎を上向けて悲鳴を上げる彼は知らない。
あんな、紛れ込んできた小娘一人どうということはない。
この情事は四方から絶えず鑑賞されているのだ。
そして男はまた青年の艶めいた声を引き出すべく腰を振るう。

そう、真の鑑賞者たるスレ住民を楽しませるために。
236風と木の名無しさん:04/02/06 05:21 ID:Dtm7mU5O
イイヨイイヨー(・∀・)!!
237風と木の名無しさん:04/02/06 05:37 ID:I6s2QPBn
>235
もももも、萌〜!!
238風と木の名無しさん:04/02/06 13:16 ID:fZ+Hq11V
絵板BBSにうPしました〜>中世
良ければよろしくでつ。
239風と木の名無しさん:04/02/06 19:05 ID:G5KboO0Q
イイッ、イイヨ、235サン!
240風と木の名無しさん:04/02/07 16:11 ID:1bPV61dQ
しっかし本当に不良ものの作者様はどこ行っちゃったんだろうねえ……
見てらっしゃいますか〜??
241風と木の名無しさん:04/02/07 22:12 ID:ExFL3Io1
催促がウザイから雲隠れダロ。
242風と木の名無しさん:04/02/07 22:37 ID:HEShZcl+
伯爵萌〜!!
243風と木の名無しさん:04/02/08 00:02 ID:qyx8pNxA
>>242 ジェイムズ君が来たのかと思った(W
244神ノ樹:04/02/08 09:51 ID:kpHgpnYx
森の中奥深くで、やっと人が野営した後を見つけた。
そこから細く人が通っただろう下草を切り開いた後がふた筋。
そのうちの一つは森のより奥深くへと続いている。
俺はようやく見つけたシンの後に、沸き立つ心を抑えて森の奥へと踏み出した。


俺たちは同じ村で生まれ育った。とても貧しい村だった。
幼い頃から労働力としてこき使われていたが、お互いがいたからがんばれた。
二人でいつか都会へ出て立派な兵士になり、仕送りをしようと誓い合っていた。
徴用されてからも、二人で支えあってきた。
そのシンが離宮の奥にある山奥になぜか一人で見回りに行かされてから、もう十日。
帰ってこないのを誰も不審に思わないどころか、上官たちは除隊扱いで訓練をしている。
一人でも探しに行く、と言い張った俺も除隊扱いにされた。
後悔はしていないが、3日探してもシンの通った後さえも見つからず…。
挫けそうになっていた俺には、野営の後を見つけたことが本当に嬉しかった。


「今、迎えに行くからな、シン…」
松明の明かりを頼りに、俺はさらに奥へ奥へと入っていった。
もうすぐ夜になる。だが昼なお暗いこんな森の奥で、今も一人でいるシンのことを考えると、
俺は歩みを止めるわけにはいかなかった。
シンが通った後とはいえ、元は道無き道。
どれくらい歩いたのか分からない。
真夜中を過ぎた頃、とても大きな木の根元にたどり着いた。
こんな時間だというのに、なぜかこの木の周りだけは暖かかった。
皮袋の水を一口飲み込んで、太い木の根に身体を預け、目を閉じた。
245神ノ樹:04/02/08 09:52 ID:kpHgpnYx
とても口には出せないような、淫らな夢を見た。
内容は覚えていないが、全身の快感はやけにはっきりとしていた。

低く聞こえてくる音に瞬時に夢から引きずり出され、俺は腰の剣に手を伸ばした。
……つもりだった。
全身が動かない。何かに身体の要所要所を固定され、動けなくなっているようだった。
ゆっくりと、俺を拘束しているものが低い音を立てながら蠢いている。
俺が寄りかかった巨木の根が、空にあった。
根の周りは暖かいのだろうか、空気が根の周りだけ揺らめいているようにさえ見えた。
「な…………っ!?」
その光景は、ある種の美しささえ感じさせるものだった。
どこか神々しいとすら思える。
故郷の吹雪や、嵐。神がお創りになった試練がそう感じさせるように。
身体が凍りついたように動かない。何とかして逃げ出さなければいけないと頭のどこかでは
わかっているのに、自分自身が思うようにならないのだ。
それなりの訓練を受け、どんな時も対処できるように鍛錬していたはずだった。
が、身体が叩き込まれた戦闘術など忘れたかのように、声すらも出せない。
俺が小さく震えたのを合図に、ゆっくりと蠢いていた細い根が服の下に入り込んだ。
するすると何本も入り込んでくる根。やや太めの根から枝分かれした細い根が
服の下に入り込み、太めの根は服の上から敏感な部分を擦り上げていく。
異常な状況の中、普段より肌が過敏になっているのだろうか。
おぞましく感じられていいはずのそれを、身体は明らかに違う刺激として受け取ったようだ。
否応なしに生まれる痺れる様な快感に、俺は気が狂いそうだった。
息が乱れる。身体が熱い。
「う、あ……っ!」
ズボンにもぐりこんだ根が俺の雄に絡みついた。
根の表面のおうとつが敏感な部分を強く刺激してくるのだ。
細い根からさらに分かれているらしい糸のような根が先端に集まってくる。
水を求めるかのように鈴口から入り込んできた。
「やめろっ! やめてくれ…っ!」
気が狂いそうだった。
叫びだしたいのに声がかすれてかすかな声しかでない。
246神ノ樹:04/02/08 09:53 ID:kpHgpnYx
身体に巻きついた根は、その意をあらわにしていた。
首筋をくすぐり、鎖骨の下を通り、服の下に入り込んで乳首にまとわりつく糸のような根。
雄に絡みついた根。糸のような根は鈴口から入り込んでさえ来ている。
俺の全身から快感を引きずり出そうとしているようだった。
足の付け根の薄い皮膚を刺激していた根が、精嚢の上をはいずりだした。
背後からズボンに入り込んだ根が尻を擦っていく。
先端が排泄のための穴にたどり着いて、恐怖のために涙が滲んだ。
娼館にいく金のない兵士は手軽に自由に出来る新入りの兵士を性欲の捌け口にする。
そこを使うと女よりもよほど良い、と、やみつきになっているものも多かった。
俺とシンはお互いが危ないときは助けに入りあっていたからたまたま無事だっただけに過ぎないのだ。
男同士で行為に及ぶなど、俺もシンも受け入れられないことだった。
根は、ゆっくりと入り込んできた。
細いが存在感のある根はそのおうとつでひだを擦っていく。
中まで入り込み、ずるずると蠢くその感触は、吐き気を伴うような違和感でしかない。
あまりの恐怖に、屹立していた雄も萎えてしまっていた。
「ひ…ぃ……っ!」
ありえない場所に感じる注挿の感触。狭いそこを広げる様に動く根。
乾いた根が出入りするそこはひり付く痛みを訴えてくる。
中で、根がどこかに触れた。
「ああっ」
快感だと認識する前に、雄が再び力を取り戻した。
奥にあるどこかを根が擦り上げていく。
身体が意思を無視したように跳ね上がる。
自慰で到達する時にも似た感覚に、視界がかすむ。
鈴口に入り込んだ根の脇から先走りが零れ落ちた。
息がさらに荒くなる。
247風と木の名無しさん:04/02/08 10:42 ID:nyawW56g
>>244-246
(*´Д`)ハァハァ
248神ノ樹:04/02/08 12:31 ID:FaQYwhFZ
信じられなかった。
こんなことで快感を感じる自分が許せない。
怒りをよそに雄は脈打ち、後肛は更なる快感を求めてか襞がうねっている。
身体の反応に、心が引き裂かれそうだった。
「シン…ッ」
無意識のうちに幼馴染の名をつむぐ。
いつだって、一緒だった幼馴染。いつまでも二人で笑い会えると思っていた。
こんなところで負けてしまいたくはなかった。改めて抗おうと四肢に力をこめる。
四肢に絡み付いていた根が抵抗を封じるためか俺の身体を宙に吊り上げていった。
同時に後肛にまた別の根が入り込んでくる。さらにもう一本。
徐々に広げられていく後肛。
いや増していく気の狂うような快感。
「くぅっ……」
それでも抵抗を止めない俺を嘲笑うかのように、後肛内の一本の先端が
くるりと向きを変えた。
肛内を広げながらカーブをえがく。その大きい曲がり角が俺を快楽に堕落させた部分を擦り上げた。
極めた俺の雄から出て行くはずの白い液体を、鈴口から入り込んだ根が吸い取っていく。
雄の中で脈打つように精を吸い取っていく根。
蠢きが雄を中から刺激して、極めたはずの雄がさらに大きく屹立した。
後肛では瘤の様に曲がった根が忌まわしい部分を擦り上げている。
別の根にも二本交互に注挿される。
糸のような根は乳首にも巻きつき、断続的に絞めあげる。
立て続けに襲う絶頂感は、間違いなく快感という名の拷問だった。
激しい蹂躙に薄れいく意識の中で最期に見たものは、
枝に引っかかっていたシンの守り袋だった。
郷里に私物を送っておく、といった隊長の言葉が思い出される。

同じ状況の中で死に至ったのなら…シンと天国であえるだろうか?


249風と木の名無しさん:04/02/09 00:57 ID:b+/4UZFr
触手プレイの根っこバージョンキター(AA略
しかもラストが切ない…。
250風と木の名無しさん:04/02/09 05:49 ID:PzeG/K0t
昔ここに書いてました…が、交通事故に遭い、暫く書き込みができず、
しかも事故にあったショックで考えていた続きを忘れ、
そのショックで退院後も続きを書かなかった…ということがあったようななかったような。

ふらふらと懐かしく立ち寄ってみたけど、ここは変わってないねぇ…(笑
25121 Days 39:04/02/09 14:23 ID:kF8+6hEo
>>204のつづき

「ロイは?」
意識を取り戻したブラトの第一声はそれだった。
思わず溜息が漏れそうになるのを寸で押し殺し、アガンは背後を振り返った。
ブラトも身を起こし部屋を見渡す。が、ロイの姿はない。
「呼んでこよう」
そう言ってドアに向かったアガンは異変に気付き立ちつくした。
(しまった・・・!!)
後悔しても遅かった。ドアは開かない。閉じこめられたのだ。
「貴様っ! ロイ・ジェイドリン!!」
声を張り上げると、間を置かずスピーカーの電源が入った。
「アグスレ人というのはとことん間抜け揃いだな。この船をなんだと思っている? 治安の悪い辺境ばかりを渡り歩いてきた筋金入りだぜ。そこに入り込んで思い通りにできるとでも思ったのか?」
「こんな事をしてただで・・・」
「済まないだろうな。でもどうせただじゃ済まない身なんだろう? 会社もクビ。月が明けりゃ去勢。もう何が来ても驚かないさ。」
「開き直ったか!」
「ロイ!ロイ!ロイ!・・・・・・・・」
スピーカーからロイの声が聞こえた瞬間、アガンを押し退けるようにドアに駆け寄ったブラトは拳でドアを打ちながら延々と叫き続けていた。
が、ロイはその声を完全に無視してアガンと話を続けた。
「この俺があんな状況にいつまでも甘んじているとでも? まあ、侵入者は無事隔離したし、これからゆっくりとただで済ます方策でも練るとしよう。」
「ま、待てっ・・・」
「ああそうだ、そこのロックも船のロックも俺の声紋でしか解除できないようになっている。それと船外への無線通信は遮断されているから念のため。」
プツリと微かな音を残して、スピーカーは沈黙した。
25221 Days 40:04/02/09 14:24 ID:kF8+6hEo
「ロイ!ロイ!ロイ!ロイ!・・・・・・・・・・・・・・・・」
ブラトはドアに縋り付き尚も狂ったように叫び続けていた。
発情期がピークの今、伴侶なくしてどれ程耐えられるものか。
放置すれば発狂するか悪ければショック死ということもあると聞く。
前にロイと別れたときのことを思い起こす。
心も身体も消え入りそうなあの感覚は今思っても身震いがする。
ロイに触れていない身体は存在の実感さえ危うくなっていくのだ。
再びロイと契ることが絶望となった後は、己の存在を必死に手繰り寄せようとしていたことしか覚えていない。
気が付けば自慰と自傷に耽っていた。
あれは性欲などという単純なものではない。
発情期の身体はペアでしか存在し得ないようになっているのだ。
あのとき、アガンが来てくれなければどうなっていたか。
しかし、もうこれ以上アガンを巻き込みたくはない。アガンには本来何の関わりもないことなのだ。
ブラトにはロイに訴え続けることしかできなかった。
「ロイ!ロイ!お願いだ。何でもする。私の元に戻ってくれ!私をひとりにしないでくれ!」

 そうして4,5時間は保ったろうか。
未だあの恐ろしい喪失感は訪れてはいなかったが、性的な衝動の波は繰り返し襲ってきてはブラトを苛んでいた。
僅かな衣擦れにさえ粟立つほど過敏になった肌。疼き続ける下半身は溶けてしまいそうだ。
不意打ちのように脳裏に蘇る情交のイメージだけで何度達したことだろう。
足下の絨毯は吐き出した精と滴り落ちる汗とでぐしょぐしょになっていた。
ぬめる感覚が連鎖のように様々な触感を呼び覚ます。
ぬらりと尻を滑らせると、ブラトは夢に浮かされたように腰を揺らめかせた。
知らぬ間に手は夜着の内に潜り込み、自身を擦り、果ては後ろを犯し始める。
しかし、咽び泣く肌は慰めようとすればするほど悲しみを募らせていく。
「あああ・・・・・・・・!」
ブラトは天を仰ぎ絶望の声を上げた。
「ロイ・・・・・・・・助けて・・・・・・・・・・・・・・・・」
25321 Days 41:04/02/09 14:26 ID:kF8+6hEo
 アガンは悶え苦しむブラトから目を背け、じっと耐えていた。
ブラトを助けるためにはロイに縋るしかないことはわかっている。
しかし、ロイに助けを求めることにはどうしても踏み切れなかった。
それで状況が良くなるとは思えなかった。
ブラトの必死の訴えにロイが万一にも心を動かしてくれたら・・・。
しかし、どれ程待ってもロイからは何の音沙汰もない。
断続的だったブラトの悲鳴が止むことなく上がるに至って、アガンはついに腰を上げた。
ガクガクと震えるブラトをきつく抱きしめ、暫し瞑目すると、意を決して声を張り上げる。
「ロイ、頼む。ブラトを助けてくれ。このままでは狂ってしまう。」
が、スピーカーは静まりかえったままだ。
「お願いだ。告訴は取り下げさせる。会社にも私が責任を持って釈明する。強引にブラトの相手をさせたことも謝る。ブラトを、ブラトを何とか助けてくれ。」
幾度訴えても無駄だった。
抱きしめたブラトに必死に呼びかけ叱咤するも、伴侶と引き離された心と身体の空洞が容赦なくブラトを飲み込んでいくのはどうしようもない。
我と我が身を犯し傷つけながら泣き叫ぶブラトの目は、もはや何も見てはいなかった。

 2時間が経った。アガンにとっては永遠とも思える2時間だった。
ブラトは既に正気を保ってはいないように見えた。
初めのうち消え入りそうな声でアガンに詫びていたのも、今では傍にいるのが誰かさえわかっていないようだった。
「ロイ、ロイ」と切ない声で呼びながら唇を肌を求めてくるのを、アガンは涙ながら押さえ込むように抱きしめるしかなかった。
25421 Days 42:04/02/09 14:29 ID:kF8+6hEo
「そうやって手を拱いていないでお前が抱いてやったらどうだ」
突然ロイの声が響く。
「できるものならとうにそうしている! 私には何もできぬのを知って・・・!」
大声で怒鳴り、アガンは慌てて語気を改めた。
「ロイ、私は無力だ。頼む。何でもする。ブラトを助けてくれ。」
一変神妙な声で懇願するアガンをロイは嘲笑った。
「悪いが俺はもうブラトとやる気はない。そいつにはウンザリしてるんでね。ここまで嫌気がさしたのはお前の責任だ。ブラトが哀れと思うなら自分でどうにかしろ。」
「私には・・・」
「はん!それこそ例の薬でも使うんだな。それでも勃たなきゃベッドサイドの引き出しにある小道具でも使えばいいだろう。」
ロイの捨てぜりふにアガンは何も言えない。
呆然と天井を見つめ、知らずブラトを抱く腕に力を込めていた。
「ロイ、ロイ、ロイ・・・」
伸びてきた手に頭を引き寄せられるのを、アガンは拒むことができなかった。
唇が捕られ、舌が割り入ってくる。
貪られるまま舌を預けると、ブラトは擦りつけるように身をすり寄せながらアガンの僧衣を引き剥がし始めた。
もう覚悟を決めるしかなかった。
アガンはポケットから薬のケースを抜き取ると、衣服を全て取り、ブラトを抱いてベッドに移動した。
ブラトが汗に濡れた夜着を脱ぎ去る間に、座薬を一気に3錠押し込む。
薬など効かないことはわかっていたが、ブラトのために僅かでもいい、枯れ果てた我が身から性欲を絞り出してやりたかった。
25521 Days 43:04/02/09 14:31 ID:kF8+6hEo
再び唇を重ねたブラトは、無我夢中でアガンの舌をしゃぶり、肌を擦り合わせる。
濡れそぼり硬く痼ったブラト自身の感触に身震いを覚えながら、アガンはされるがままになっていた。
が、ようやく唇を離したブラトは、次いでアガンの胸を腹を啄み始める。
自身に取り付こうとする瞬間、アガンは慌てて身体を入れ替えブラトを組み敷いた。
ブラトを真似て体中に念入りに接吻する。
その度にロイの名を呼びながら甘く喘ぐブラトの声など、本来聞きたくもないものだ。
アガンは愛撫に集中することで必死にその声から耳を塞いでいた。
やがて、高く勃ち上がったブラトの中心に辿り着く。
緊張に震える手を恐る恐るそれに添えると、ブラトが一際高く嬌声を上げた。
もどかしげに腰をくねらすのを見て、思い切って強く扱いてやる。
手の中でブラトのものがドクドクと脈動した。
獣のような雄叫びを上げながら身を反らすブラトを呆然と見下ろすアガンの顔に熱い飛沫が吹き付けられる。
ドロリと滴り落ちる精を手の甲で拭うと、その匂いに刺激されてか、あるいは薬がいくらかでも効果を表したか、アガンは微かな熱を感じていた。
ブラトに導かれるまま未だ完全には萎えきっていないものを口に含み、慣れない舌で愛撫する。
ブラトは指でアガンの髪を梳きながら悦びにうち震えたが、求めているものは別にあった。
「ロイ、ロイ、早くっ・・・」
ブラトが強請るものを与えられないアガンは、必死に舌を使うしかない。
ブラトの反応を窺いながら舐め上げ、扱き、つついていく。
しかし、もはや生温い刺激では飽き足らなくなっているブラトは、何もかも不足とばかり激しく腰を揺らしアガンの口中で自身を暴れさせる。
グイと喉奥まで突き入れられた直後、ブラトの動きが不意に止まった。
舌の上で張り詰めたものが大きく脈打つ。
雪崩れ込んできた熱い精に咽せながら、アガンは何とかそれを飲み下した。
苦しさのためか、あるいはこの異常な状況を悲しんでか目尻から涙がこぼれ落ちる。
脱力したブラトからいっとき身体を離し、アガンは密かに嗚咽を漏らした。
256風と木の名無しさん:04/02/09 14:52 ID:/gZH69vR
キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!
257風と木の名無しさん:04/02/09 21:32 ID:KZBMGDG3
(・∀・)イイヨイイヨー
258風と木の名無しさん:04/02/10 02:13 ID:iHyKULEr
>>250様、お大事になさってください。
そしてまたいつか、すばらしいSSを・・・W

ところで21Days キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!
実は脳内で、キャスティングして楽しんでます。
しかし、アガンは>>255拝見するまで「禿」を疑ってたので、変更中。
259244-246,248:04/02/10 10:12 ID:kzvYmAzD
>>247>>249
レス嬉しかったです(*゚Д゚)
ありがdですた

まちっと鬼畜度↑なモノかける技量が出来たらまたきますv
260風と木の名無しさん:04/02/10 10:31 ID:kzvYmAzD
21Daysキタ―――(AA略
そして、>258と同様に禿をなにげに疑っていた自分_| ̄|○
続きお待ちしてます!!
261風と木の名無しさん:04/02/10 13:45 ID:o2S5c5VN
>258,260
自分もだよ…じゅういちにんいる!の性別を越えた僧侶のイメージで
脳内キャストしてますた。それはそれでハアハア。
これもこれでハアハア!!!続きお待ちしてます!!
262風と木の名無しさん:04/02/10 14:44 ID:0CBXL87D
>>261
同じこと考えてた姐さんがイタ━━━━(゚∀゚)━━━━ !! <11thいる!
263風と木の名無しさん:04/02/10 15:58 ID:58BB3I6F
21 Days作者です。
実はアガンの設定は長髪でモデルはSW-ep.1のクワイ・ガンだったりするんですが、
ヌーのご意見に激しく動かされています。
今からでもキャスト変更してハゲ(+鱗肌)に変えてしまいたいぐらいです。
これだけで今日もハアハアできます。
レス下さった姐さん方ありがとうございました。
264風と木の名無しさん:04/02/10 21:36 ID:7ptE/IEE
>>263作者様
キャスト変更はスレ住人の脳内で行えばいいのではないかと。
どうぞクワイ・ガンでがしがしいってくだちい。
禿の僧侶は別ストーリーでよろしく、ってこら何を言ってる自分。
ごめんなさい。
265風と木の名無しさん:04/02/11 13:11 ID:NXVHpi7Q
後ろ手に拘束されたまま、私は奉仕を強要されていた。
人並み以上に大きい彼のモノはくわえ込むだけでも一苦労だった。
もう一時間以上続けされられている。顎がだるい。
少しでも歯があたると後頭部をつかまれ、喉の奥までより深く突き入れられた。
「だいぶ上手くなってきたじゃないか。だが、まだまだだな」
昨日からの陵辱で思い知らされていた。彼は自分の意思で吐精を抑えることが出来るのだ。
気の遠くなるような責め苦を思い出し、背筋が冷えた。
えずくのを必死で抑え、喉の奥までくわえ込む。
「……やれば出来るじゃないか」
冷静な声で言い放ち、何の前触れもなくかれは吐精した。
指示通り必死で飲み込もうとしたものの、独特の臭気をはなつそれは容易には嚥下できない。
唇から涎とともに流れ落ちた白い液体が、畳の色をゆっくりと変えていった。
「私の言いつけにそむいたらどうなるか、教えたはずだな…?」
彼の大きな手が、私の剃髪した頭をなぜて頬を擦り、着物の前身ごろをつかみあげた。
そのまま文机に叩きつけられ、私は小さくうめいた。
手首に荒縄が食い込み、ひどく痛い。
「――申し訳、ありませんでした……」
畳に額をこすりつけ、血の滲むような思いで謝罪の言葉を口にする。
私が耐えなければ……私の家族の命運は、彼の胸先三寸で決まってしまうのだから。


…漏れの言いたいことを即日に言ってくれた>>264姐さんにぷれぜんとv
しかし、なぜにヌーで昭和初期設定が自然に出てくるのか、もれの脳内を子1時間(ry



266風と木の名無しさん:04/02/11 19:34 ID:jmAylvTE
>>263さんは、闇の左手って読んだことある?
ちょびっと設定が似てるなあって思ったんだけど。
パクってるとかじゃなくて、SF好きなのかなって。
267263:04/02/12 14:48 ID:EUOzza3P
>>266さん、ご明察通り元ネタはヤミノヒダリテです。
ロイもアレならブラトもエストラーベンみたいな立派なヤシじゃなくて
ゴメンナサイってところですが。


ついでなので、>>255の続きupしますね。
もうちょっと続きます。ウザナガーですみません。
26821 Days 44:04/02/12 14:53 ID:EUOzza3P
「ブラト、ブラト」
せめてブラトが正気を取り戻してくれれば救われるような気がしてそっと呼びかけてみる。
しかし、ブラトは赤く狂気を孕んだ目を上げると、ロイの名を呼びながら再びアガンに縋り付いてくるのだった。
ガックリと落ち込んでいく気持ちをどうにか奮い立たせようと己を叱咤する隙に、ブラトの手がアガン自身を捕らえ弄びだした。
何の反応も示さないのを躍起になって揉みしだく。
他者に触れられることなど久しくなかったものだ。
その異様な感覚にアガンは息を詰め全身を硬直させたが、しかしそれもまたアガンの中から熱を呼び覚ますものではなかった。
「ブラト、もうよせ」
無理矢理手を除けようとすればブラトは抵抗し、あまつさえ唇までも寄せてくる。
しつこく舐めまわされ、ついにはすっぽりと銜えられて、アガンは堪らず身を引いた。
悲しげな瞳に詫びる気持ちで口づけると、ブラトの身体を包み込むように抱きとめる。
そろそろと手を伸ばし後孔をさぐったアガンは、腫れ上がって熱を持った局部に触れ悲鳴を上げそうになった。
手を引きかけたのを何とか思いとどまり、指の腹でそっと撫でてやる。
「ふ・・・ぅん・・・」
ブラトはまるでムウナ(女)のような濡れた鼻声を発し、アガンの指を飲み込もうと自らぐいぐいと腰を押しつけてくる。
思い切って立てた指2本は驚くほどあっさりとそこに滑り込んでしまった。
ところが入り込めば一転、刺激を待ち望んでいた粘膜が侵入してきたものを離すまいと喰い絞めてくる。
きつく銜え込みながら、ブラトはまるでアガンの指を味わうように幾度も幾度も抜き差しを繰り返した。
次第に激しくなる上下運動は支えてやるのがやっとで、粘膜に爪が食い込むたびアガンをヒヤリとさせた。
指を血まみれにしておのが体内を掻き回していたブラトの姿が浮かぶ。
アガンはサイドテーブルの引き出しを、引き出しごと引きずり出した。
26921 Days 45:04/02/12 14:55 ID:EUOzza3P
乱雑に放り込まれている小道具類の中から、男根をリアルに模した見るも汚らわしいひとつを手に取る。
それ以外に使い方がわかりそうなものは見当たらなかった。
アガンはパッケージを破りグロテスクな模型を取り出すと、ブラトの中から指を引き抜き、そのあとへ怖々押し入れる。
途端ブラトは嬉しそうに腰を踊らせ、悪趣味な玩具に身体の奥を擦りつけて歓喜の声を上げた。
華奢な手足でアガンにしがみつき腰を大きく揺らせば、早くも硬さを取り戻した中心が二人の腹の間で跳ね、露をふりまく。
「はあぁっ・・・はぁっ、はぁっ、はぁっ、ぁああっ・・・・・・・・・・・・・・・・」
果てしなく乱れていくブラトをただひたすら支え抱きしめながらアガンは居たたまれない気持ちで固く目を閉じた。
異常な性に興じる様を見るのも辛いが、それよりひとり狂態を演じるブラトが哀れだった。
今のブラトが欲しているのは傷ついた身体を気遣う人間などではない。共に狂い貪り合う相手なのだ。
27021 Days 46:04/02/12 14:55 ID:EUOzza3P
「んあぅぅぅ・・・あぁっ、あ、あ、あ、ああああぁぁぁーーーーーー!!」
突然高く上がった嬌声とともにブラトの身体が反り返った。
ガクンと後ろに落ちた頭を危うく支えその顔を覗きこむと、見知らぬ男が熱く熟れた瞳でアガンを見詰める。
息を飲んだその瞬間、ふたりの狭間に熱い精が溢れた。
終わった・・・とアガンは思った。終わりであって欲しいと心底願った。が、終わりであろうはずがない。
微かに痙攣するブラトの身体はまだ熱く、吐き出したものを捏ねまわすように肌を摺り合わす様は、益々淫らに艶めいていた。
さっきまで激しく踊り狂っていた腰は今は緩く揺らめいて、きつくしがみついていた手足もやんわりと巻き付いてアガンの背を撫でまわしている。
うっとりと唇を寄せてくるのをアガンは諦めて受け止めた。
自ら舌を差し入れ、待ち構える舌に絡ませる。
「ふぅん…んん…んぁぁ…」
甘い鼻声に乗ってブラトの舌が蠢く。
アガンはそれをしゃぶり上げながらブラトの中に埋めた玩具をゆっくりと抜き刺ししてやった。
その感触が物足りないと言うように腰の動きが速まる。
ブラトの情炎が急速に燃え上がろうとしていた。
一緒に昇って行くことはできなくても、その熱に少しでも応えてやりたい。
アガンは恐れを捨て玩具を持つ手を一気に激しく動かした。
27121 Days 47:04/02/12 14:57 ID:EUOzza3P
アガンの手で、ブラトは幾度も幾度も絶頂を迎えた。
身体はとうに限界であるはずなのに、真に求めるものを得られないブラトの心は満たされないままなのだ。
貪欲により強い刺激を求めるのに応えてやるのも、もうこれ以上耐え切れないと思った頃、ブラトはようやく眠りについた。
安らかな寝顔はアガンにとってせめてもの救いだった。
最悪の事態は取りあえず回避できたかもしれない。
ほっと一息ついて立ち上がろうとしたとき、スピーカーからロイの声が響いた。
「ご苦労。なかなかのものじゃあないか、え?アガン。」
込み上げた怒りをぐっと飲み込みアガンは唇を噛んだ。
どんな男でも、今のブラトにとっては唯一の伴侶なのだと思い知らされたばかりなのだ。
「これでブラトもめでたく結実の誓いとやらを裏切ったことになるな」
しかし、続くひと言には黙ってはいられなかった。
「貴様・・・初めからそれが目的で・・・」
「なんだ、そんなことも読めなかったのか? まあ、お陰でいい画が撮れたがな。」
嘲笑うロイの声にアガンは拳を握りしめた。
が、それを振るう相手はいない。いや、叩きのめしたいのはむしろ自分自身だ。
口惜しさに涙が滲んだ。

27221 Days 48:04/02/12 14:58 ID:EUOzza3P
「裁判の証拠なんぞにするより、その筋で売りさばいてひと儲けしたいほどの出来だよ。なにせ不能の坊主とその親友、禁断の濡れ場だからな。」
上機嫌のロイの軽口は止まらない。
「お前、実は俺とやるブラトを見て燻ってたんじゃないのか? 親友といえブラトのためなら何だってやるぐらいだからな。満更じゃあないんだろう? 想いを遂げさせてやったんだ、感謝しろよ。」
そんな揶揄は痛くも痒くもないが、ブラトを貶めてしまった呵責はアガンの心を引き裂かんばかりだ。
ガックリと項垂れたアガンに、もはや反撃する力もないと見て、ロイはようやくふざけた物言いを止めた。
「まあ、ゆっくり取り引きしようじゃないか。ロックを解除したから服を着て出て来い。居室で待っている。」
スピーカーが沈黙しても、アガンはやや暫く項垂れたまま動けずにいた。
傍らでブラトが安らかな寝息を立てている。
それを聞いていられなくなって、アガンはようやくのろのろと立ち上がった。
ブラトを清拭してやり、自分はシャワーを使うと身支度を調えた。
ふと時計を見ると悪夢の一日がまさに終わろうとしているところだった。
273風と木の名無しさん:04/02/12 15:15 ID:/coXvG+F
21Daysキタワァ*・゜゚・*:.。..。.:*・゜(n‘∀‘)η゚・*:.。..。.:*・゜゚・* !!!!
274264:04/02/12 18:58 ID:fVSnCFjP
>>265様、確かに受け取りました。ありがとうございます。
ただ、自分は続きを書けそうにないので、ご本人を含むどなたかに
続けていただければと思います。
275風と木の名無しさん:04/02/15 14:27 ID:9haSUYJK
続きうpしました。>携帯BBS
よろしくおながいします。
27621 Days 49:04/02/15 16:37 ID:JTHkXtYk
第16日目

 居室に訪ねたロイは、まるで別人のようだった。
紳士的な態度でアガンを迎え、非礼を詫び、熱いダンガル茶を勧めた。
「俺は商人だ。最終的に商売が上手くいくなら何も文句はないのさ。」
怪訝がるアガンに、ロイは笑って言った。
告訴を取り下げ、会社に釈明すること。今示されている条件で早急に王の親書を取り付けること。
それだけで例のビデオを破棄し、ブラトとアガンの名誉を確約するというのだ。
それが守られるならアガンとて文句はない。
「わかった親書の件は何とかしよう。陛下の周りを固めている高官どもに多少の金を掴ませれば済むことだ。」
アガンがそう承諾すると、ロイの表情がふと険しくなった。
「なんだ、金で片の付く問題だったのか!? なら話はとっくに・・・」
「ブラトにそんなやり方は受け入れられないだろう」
ロイは持っていた書類をテーブルに叩きつけた。
「融通の利かない無能役人め! 全ての元凶はあの淫乱馬鹿か!」
あまりの言い草にアガンは危うく怒鳴りそうになる。が、ぐっと堪え気を鎮めた。
もうひとつ大事なことが残っている。
「そのブラトのことだが・・・」
アガンは慎重にロイの表情を窺い言葉を続けた。
「この件についての窓口はあくまでもブラトだ。私は表だったことは出来ない。だから・・・」
「だから?」
「全てはブラトが無事結実月を越えることが前提となる・・・」
「ほほう・・・モノは言いようだな」
ロイの眼に醜悪な光が灯った。やはり言葉で言いくるめられる相手ではない。
「頼む。あと3日、いや2日でいい、ブラトの伴侶でいてくれ。」
アガンは単刀直入に言った。
27721 Days 50:04/02/15 16:38 ID:JTHkXtYk
「こりゃあまた・・・この期に及んでまだ俺にあの色狂いの相手をさせようと言うのか?」
「ブラトをあんな風に狂わせたのはお前なんだぞ!!」
「それはどうかな?遊び慣れてる俺でさえあんな淫乱にはお目にかかったことがない。」
「自制が効かないのはあと2,3日だけだ。」
「まあ、考えてやってもいい。ただしそちらの条件が増えるのだから親書ひとつじゃあ割に合わないな。何か見返りがあって然るべきだろう。」
「見返り? 金か。」
「そうだな・・・ああ、お前の身体というのはどうだ?」
「なっ・・・ふざけるなっ!」
「冷え切った奴に火を付けるってのも一興だと思わないか?」
「どこまでも腐ったゲスが!」
「チャレンジャーと言って欲しいね。俺は誘惑と攻略にしか興味がないんだ。穴を差し出されりゃ突っ込む節操なしじゃない。」
席を立ったロイが数歩アガンに歩み寄った。
「だからお前達が俺にしたことは俺にとっちゃ人生最大の屈辱なんだよ。」
「報復か」
「報復? とんでもない。取り引きと言ったろう?」
更に数歩、アガンの目前に立ったロイが悠然と見下ろす。
「脱げよ、アガン。ブラトを助けたいんだろう? この俺があと何日もあの盛った畜生相手に機械みたいに突っ込んでやろうと言うんだ。悪い取り引きじゃないと思うがな。」
一瞬瞑目したアガンは上げた瞳でロイを睨みつけながらゆっくり立ち上がると、するりと衣を足下に落とした。
「ブラトのためならホントに何でもやるんだな。ん?」
裸身を舐めるように眺め回し、ロイがいやらしい笑いを浮かべる。
「ブラトは親友だ。助けたい。が、それ以上に私には彼を助ける義務がある。私はシェタムだ。結実の営みを護る者だ。」
決意の言葉が終わらぬうちにアガンはソファに押し倒されていた。
27821 Days 51:04/02/15 16:39 ID:JTHkXtYk
「さっきいくつ薬を使った?」
ロイが上着を脱ぎながら問う。
「3錠だ」
「何錠まで使える?」
「1日の制限量は6錠だが」
「ではあと3錠入れろ」
いつの間に取ったのか、薬のケースを投げ寄越す。アガンは黙って3錠手探りで押し込んだ。
「入れたな?」
ロイの逞しい身体か覆い被さってきた。やけにゆっくりと唇が重ねられる。
ロイの舌に命じられるようにアガンは唇を開いた。
途端だらりと大量の唾液を流し込まれ、同時に侵入した舌がそれを掻き回した。
絡め取られた舌は逃げ場もなく貪られ続ける。
苦しい。が、気も遠くなりそうな接吻は逃れがたい魔力を持っているかのようだ。
――さすがに上手いな
それでもアガンは冷めた気持ちで静かに終わりを待っていた。
ロイもそんなアガンを察して気が急くのか、ゆったりと肌を彷徨っていた手が次第に忙しなくなっていく。
脈打つ高ぶりをなすり付けても何の反応も示さない中心に、ついに手が伸びてきた。
――無駄なことを・・・
胸の内で呟きながらアガンはこんな状況でも何故か救われている自分を感じていた。
こうしてただ身を預けていれば取り引きは成立する。
ロイが得るのは敗北感だけだ。
アガンはロイに一矢報いた気分だった。
27921 Days 52:04/02/15 16:40 ID:JTHkXtYk
 不意には唇が解放される。
思わず眼を開けると、ロイの挑むような眼が覗き込んでいた。
「意外としぶといな。まあ待っていろ、人形よりはマシな身体にしてやる。」
「勝手にするがいい」
アガンは再び目を閉じた。
ロイの唇と舌が首筋を這いだす。
「これは・・・ああ、ブラトだな。よく見れば随分とマーキングされている。」
肩口に残っていた噛み傷にロイはしつこく唾液を塗り込め強く吸い上げる。
「・・・つっ」
傷口に歯を立てられてアガンは低く呻いた。
「ブラトの付けた傷なら多少の痛みも快感だろう?」
ロイが耳元で囁く。
「馬鹿なことを・・・」
「そうして目を閉じて・・・ブラトの肌でも思い出しているのか?」
「戯れ言はやめろ」
「本当はブラトが俺に抱かれるなんぞ我慢ならないのだろう? 自分が救えないのが悔しくてしかたがないのだろう? 救ってやればいい、お前が。」
「・・・黙れっ!」
怒りが込み上げる。が、不快感に吐き気がするほどなのにアガンの心臓は知らず速鳴った。
「おや、結構動揺しているじゃないか。素直になれ。俺が仕込んでやる。」
唇を噛みしめるアガンを嘲笑してロイは再び肩の傷に取り付いた。
舌先で舐られる傷口が熱い。アガンはその感覚を必死に否定し続けた。
28021 Days 53:04/02/15 16:41 ID:JTHkXtYk
 チャレンジャーだと豪語するロイは、確かにこの道では手練れなのだろう。
唇と舌とで巧みにブラトの残した感覚の名残を引き出していくのには、アガンも感嘆するしかない。
「なかなか良い色に染まったな。ちょっとした芸術作品のようじゃないか。なあ、アガン。」
そうしてアガンの身体の変化を逐一告げながら、ロイはゆっくりと時間をかけて肌を辿っていった。
「ブラトは何故かここが好いんだ。だからほうら、お前のここにもこんなに花を散らしている。ひとつ、ふたつ、みっつ・・・・・・・・・・・・・・・・」
右の脇腹の辺りは指先で痕を指し示し、そこを再び吸い上げる。
身体を返し、背に爪跡を見つけては爪を立て、痛みを再現してみせる。
じっと横たわって辱めに耐えるアガンをいたぶり弄んでいるのだ。
さしもの人形も羞恥に居たたまれなくなるのを待っているのだ。
281風と木の名無しさん:04/02/15 21:33 ID:bKlOjyh8
チャレンジャーーーーーー!!!!
(*´Д`)ハァハァ (*´Д`)ハァハァ (*´Д`)ハァハァ (*´Д`)ハァハァ
282風と木の名無しさん:04/02/15 23:26 ID:URbgfs0k
そそそ、そーキタかーっ!! (゚Д゚)
まさに鬼畜だロイ…



アガンたん (;´Д`)ハァハァ
ちょっと前まではブラト相手にへたれ攻と思ってたけど、
もう受としか考えられないyo!
283風と木の名無しさん:04/02/16 10:53 ID:2ZARtyKl
(;´Д`)ハァハァ
284風と木の名無しさん:04/02/16 16:01 ID:2kNoF+Am
アガンたん ブラト相手に へたれ攻め
ロイにやられて へたれ受けかな

一句詠んでみた(;´Д`)ハァハァ  季語は発情期ってことで。
285風と木の名無しさん:04/02/16 16:26 ID:ljn4B5Sy
>>284 >季語は発情期 ワロタ
286風と木の名無しさん:04/02/16 16:27 ID:ljn4B5Sy
>>284
>季語は発情期
ワロタ
287風と木の名無しさん:04/02/16 22:35 ID:2ZARtyKl
age
288風と木の名無しさん:04/02/20 19:56 ID:Z2M2APAh
保守
289風と木の名無しさん:04/02/20 20:54 ID:28aGjotm
奇妙タンも不良ものタンも21daysタンもみんなみんなお待ちしておりますよ…
290風と木の名無しさん:04/02/21 23:09 ID:sEKYBoFv
スレの流れが止また・・・



よーし、パパ職人さん召喚しちゃうぞー
エロイムエロッサイム、エロイムエロッサイム・・・

考えるな!!念じろ!!
291風と木の名無しさん:04/02/22 00:00 ID:QYtdP63b
漏れも送るぞデムパ。職人さんカモーwwヘ√レvv〜─(゚∀゚)─wwヘ√レvv〜─ン!!!!

21daysタンも奇妙タンも不良タンもその他の未完の職人さん達も
首を長ーーーーーくしてお待ち申しております。
292風と木の名無しさん:04/02/22 01:23 ID:pfEsc87N
read.cgi止まってるから携帯職人さんは来れないんじゃない?
専用ブラウザ入れてない人とかも。
293風と木の名無しさん:04/02/22 01:29 ID:3hGNV8bk
あ、そうか。

と思ってから自分が携帯から書きこんでいる事に気付いた・・・
そういう問題ではないのかな?詳しくないんでようわからんわぁ。
294風と木の名無しさん:04/02/22 02:22 ID:pfEsc87N
>293 え、書き込めるの?
私が携帯のiMONAから書き込めない、読み込めないだけなのか。
あやふやなこと言ってごめん(´・ω・`)
295風と木の名無しさん :04/02/22 07:34 ID:t58dng48
「ほんの少しでも待てないなんて…。淫乱だね、お前は」
笑顔で静かに語りかけながら、伯爵はそっと青年の雄に手を這わせた。
あくまで優しく、羽を撫でるようなその動きでは、到底吐精には至らない刺激だ。
それでも青年は全身の感覚が敏感になっているのか、
身体を何度も電気が走ったように震わせている。
「自分自身の唱えた呪文によって責めさいなまれる気分はどうだ?」
手枷によって壁に拘束されてもう何時間になったのだろうか。
青年の腕の感覚は、もうとうに無くなってもいいはずなのだが、時折送られてくる電波によって
いまだ確かな感触を残していた。
いや、それどころか呪文によってより敏感に、性感帯としてすら成り立ってしまっているのだ。
「ここもいいかね?」
伯爵はあくまでも静かに微笑みながら全身を優しく愛撫していく。
首筋に息を吹きかけ、ゆっくりと太ももを撫で上げる。
耳元で吐息のような小さな声でそっと囁き、後肛の張型を抜き去ってしまった。
「まだまだいかせては上げないよ…。これは、待てなかったお仕置きなのだから」
夜は長い。>290>291のためにさらに長く続きそうなこの拷問に、青年は小さく恨み言を漏らした。



人大杉が原因とはいえ、読みたいものは読みたいんだよねえ。
早く戻ってきて欲しい。
296風と木の名無しさん:04/02/22 08:29 ID:zy5lklNe
でたな伯爵w
297風と木の名無しさん:04/02/22 09:48 ID:eN0p8K1o
エロエロエッサッサ、我は訴え求めたり・・・
298風と木の名無しさん:04/02/22 11:54 ID:0xeNVasw
伯爵様(・∀・)イイ!!
299風と木の名無しさん:04/02/22 22:49 ID:yR/yBvQD
伯爵召還魔法を使った人がいるな(W
300風と木の名無しさん:04/02/22 23:19 ID:6bVerx8k
296はみがまえている。
297はじゅもんをとなえた!
298はみをまもっている。
299はみをまもっている。

はくしゃくは、なかまのるーぱーをあやつりたくさんのねとねとしょくしゅでまず296のからだをこうそくした!
それから297にむかってすらいむをはなち297のいふくをさんでとかしはじめた!
はなにかかったいいこえであえぎだす296と297!
298はみまもっている!
299はみまもっている!
コマンド?
どうぐ→つかう→
バイブ

…職人様、待ってます。
301風と木の名無しさん:04/02/23 00:21 ID:/Mhgb70K
>296ーーーー!!!
>297のせいで俺の>296がーーーー!!!!
302闇の部室 1:04/02/23 20:44 ID:w6wGn0mq
 目を開けるとそこは暗闇。
 暗闇、そうではない。――『何か』によってその視界が遮られている。
 目の回り、鼻筋にかかる感触からそのものが何か判った。
 しかし解こうにも解く為の体の部位すらも動かない。
 その上鋭く刺さる様な痛みも襲ってくる。

「…居心地、どうですか?」
 体の後ろの方から声が聞こえる。
 それが誰なのか、その特徴的な声で判別がつき、名前も浮かぶ。
 他の場所とは違い全く何の戒めもされていない唇からその名を呼ぶ。
「高宮…おまえ、何のつもりで…」
 クスクス、と囁く様な笑い声が聞こえ、その声に胸の奥が疼く様な。
 体を捩りながらどうにかその各所の戒めを解こうともがく。
「何のって…判るでしょう? 春日先輩…?」
 まだ子供の様な高い声を響かせて彼――高宮が笑う。
 距離も全く判らない、どこにいるかも判らない高宮の存在に恐怖感が襲う。
 神経を張りつめてその存在に向けると、なにやらパタパタ、と言う音がしたと思うと首筋に人肌の感覚がした。
「なっ…!高っ…」
 擽ったさともう一つ、分からない感覚が体を襲う。
「ここ…どこだよ…もう部活始まっちまうだろ…」



 投下しつつ職人様待ちー。皆様待ってます!
303心霊もの1:04/02/25 02:54 ID:l1b/HVI6
…若気の至りにしては、笑って済まないことをしたと、我ながら思う。
先週、俺の後輩は事故って死んだ。
見通しの良い、昼間の道路で正面衝突。
原因は後輩が運転中に携帯をかけていたから、ということになっている。
が、俺はそれは違うと信じている。絶対に。
何故なら、あいつの携帯はそのずっと前から、使用できなくなっていたからだ。
…事故の原因は、『呪い』だ。
そしてそれはもうすぐ、この俺の所にも来る。
304心霊もの2:04/02/25 02:56 ID:l1b/HVI6
“彼”が俺の部屋に訪ねてきたのは、後輩の葬式の翌日だった。
「キフネさんですか。黒木です、どうも」
淡々と軽い口調で頭を下げた彼を見た印象は、とてもそんな能力を持っているようには…という感じだった。
俺の先輩と同年ということは、歳は27とかそこらだろう。
寝ぼけたような奥二重で、どちらかといえば地味な風体だった。
「あのう」
言われて俺はずいぶん彼をぶしつけに見ていたことに気がついた。
「あ、すいません。あの、俺、初めて見たっていうか…その。霊能の方って」
「ああ」
彼は安堵したのか少し笑った。
305心霊もの3:04/02/25 03:01 ID:l1b/HVI6
彼は俺の部屋に入ると、立ったまま、事の経緯を尋ねた。
上着のポケットから、長い数珠を取り出す。本物だ、と俺は思った。
それは一週間前の話だった。
俺は後輩と二人で深夜のドライブに出かけた。
行き先は、地元では有名な心霊スポットになっているあるトンネルだった。そしてそこで、“声”を聞いた。
何を言っているのか分からないが、俺は恐怖に襲われただアクセルを踏んだ。
前など見なかった。
隣の後輩の様子もわからなかった。
そして、トンネルを抜け、数分走りようやく見つけたコンビニで車を降りると、車体に無数の手形がついていた。
よくありがちな怪談話…だが、それで終わりではなかった。
その翌日から、俺と後輩のまわりで奇妙な事が立て続けに起こり始めた。あまりに非現実すぎて、いちいち覚えていられなかったが、後輩は殺される、殺されると俺に訴え、携帯を使用停止にした。
毎日、女の泣き声がかかってくると言っていた。
俺はといえば、毎晩金縛りにあう程度だったのだが。
いずれはそれなりの処置をしなければヤバいのはわかっていたものの、どこかで事態を嘗めていたのかもしれない。
後輩が死んで、俺は片っ端の人脈をあたり、ようやくのことで霊能者を見つけだした。
そう、彼――黒木柳介だ。
お祓いでも何でもしてもらって、とにかく、呪い殺されるのは勘弁だと思った。
306心霊もの4:04/02/25 03:07 ID:l1b/HVI6
「だいたい、見えました」
俺の話を、数珠をしきりに触りながら聞いていた彼は言った。
「じゃあ、さっそく始めましょうか。あなたに憑いているものを除霊します。――そこに、横になって」
と、ベッドを指さす。
「あの…」
俺は戸惑った。が、彼の目は真剣だった。
俺は若干の疑問を感じながらも、素直にベッドに横になった。
彼は俺を見下ろして、ぶつぶつと呪文のような言葉を繰り返した。
ぎし、とベッドが軋む。彼は俺の体の上に被さるように膝と手をついた。無言で、俺の両手をバンザイさせるように上げ、頭の上で交差させた。
その手首に、先程の数珠がぐるぐる巻かれて、
「ちょっ…!何す…」
俺はやっと抗議した。
「何って、除霊に決まってるでしょうが」
ひょうひょうと彼は答えながらも数珠を巻き終えた。
しまった、と思ったが遅かった。
数珠は渾身の力でもびくともしない結び方で、俺を縛り上げていた。
おそるおそる、彼を見上げた。笑っていた。
「あんた、霊能者じゃないのかよ!ざけんなよ、この」
軽く足を蹴りあげた。
それをかわして、彼は俺の胸の上に自分の胸を重ねるようにのしかかってきた。
「霊能者さ。正真正銘のね」
寝ぼけた目の奥が俺を映していた。
鼻先に息を感じた。と、思ったらキスされていた。
「うぅ!ん、む…!うーっ!」
舌がダイレクトに入ってきて、口の中をかき回した。
驚くやら、混乱するやらで俺は塞がれながらわめき散らした。
「この、変態!」
口から涎を溢れさせながら俺は怒鳴った。冗談じゃない。
「霊能者だといってるでしょう」
「アホか。こんな除霊があるわけ…」
言い終わらないうちに、またキスされた。畜生、こいつ絶対殺す!
俺は頭の中で、こいつをぶっとばす策を練り始めた。
307風と木の名無しさん:04/02/26 01:45 ID:IKa6Ymvs
新作2つもキター!!
新作も各種続きモノも、引き続き
首を長ーくしてお待ちしております。
308心霊もの5:04/02/27 02:29 ID:qdNpF70E
できれば平和的に解決したかったが、彼が三度目の、かなりしつこいキスを終えたのを見計らって、俺は下からの膝蹴りを試みた。
「この、ホモ霊媒師!!」
蹴りは彼の脇腹に見事ヒットした。
う、と呻いて体勢が横に崩れ落ち、
「…ってて」
俺は手首の拘束を見上げた。
数珠は手首に何重も巻かれている上、どうやってなのか両肘から上腕までに巻き付いていた。
それが、ほどこうと腕を少し動かしただけでがっちり締め付ける。
一体どういうことになっているのか……というか。…どれだけ長い数珠だってんだよ!
そんな俺の反応に気づいた彼が、また俺の上に乗っかってきた。
「意外とやりますね…僕の好みだなあ」
「はぁっ?!」
「でもちょっと今のは痛かったかなあ。足も縛っちゃって、いいですか?」
と言いながら上着のポケットから数珠を取り出して見せた。
こいつ、一体いくつ持ってるんだよ。
「いいわけ、ないだろバカ!離せよ!!大声出すぞ」
「ああ、声はご遠慮なく」
至極マイペースに、彼は俺の足首両方に数珠を巻く。
309心霊もの6:04/02/27 02:36 ID:qdNpF70E
俺は抵抗したが、彼が拘束した俺の両足首を持ち上げて、足の間から首を通すように俺の膝裏をその肩にかついだ瞬間、無力を感じた。
「………」
ごく、と唾を飲み下しながら俺は彼を見上げた。
「あらら。急に大人しくなっちゃいましたね」
「…っていうか……あんた、俺に何、する気なんですか…?…わっ!」
彼はぐっと前に顔を突き出してきた。
俺はベッドから腰が浮くほど足を上げられてしまう。
「除霊、ですよ」
「嘘でしょ…っ。こんな」
俺は苦しい(その上恥ずかしい)体勢で半泣きだった。
「あなたには悪霊が憑いてるんですよ。そう…こことか、ね」
彼は声をひそめて、俺の股間に手を這わせた。
「ちょっ……!やめろって!!」
俺は不自由な体で暴れた。
しかし彼は手の動きを止めない。
それどころか困ったことに、彼の行為によって俺のアレは次第に硬くなってしまった。
「ほら、霊が反応してきましたよ」
盛り上がった部分を見て彼が言う。
んな訳、ないだろ!
「ふざけんな、クソッ…こんなことしやがって、訴えてやる」
俺は睨みつけた。
しかし彼はいっこうに意に返さずニヤニヤしながら、
「縛られて興奮したんですかねぇ」
「っ…てめー絶対殺す!」
俺は怒鳴った。その途端、彼のそこをいたぶる手が、とんでもない所を握ってきた。
一瞬意識が遠のく。
痛いっていうか、気持ちいいっていうか…
「あ、結構色っぽい声」
「……死ね!!!」
俺はキレた。
310風と木の名無しさん:04/02/27 23:28 ID:nLvhNXMx
心霊もの、大好物です(;´Д`)ハァハァ
311風と木の名無しさん:04/02/28 08:13 ID:yu++vUSC
続きが楽しみだー!
312心霊もの7:04/02/28 09:51 ID:i3dfOwIm
…とは言うもの、悪足掻きと気力の無駄使いにしかならないってのはよくわかっていた。
観念する気はないが、しかし彼の手はより執拗になっていく。
優しく撫でさすったかと思えば、痒い所に手が届くかのような絶妙なポイントで強く握ったり、指で押してきたりして、そのうち俺もまんざらではなくなってしまった。
布越しなのが何となくもどかしいとさえ、思えてきた。…というかその、あんまり、そこをそんな風にされると……
「濡れてきましたね」
そんなでっかい声で言わないでくれよ!
…俺は恥ずかしさで言葉が出なかった。
見るのもイヤだったが、股間の布が突っ張って、先端が湿っているのはわかっていた。
「うぅ…畜生……」
俺は悔しさのあまり歯ぎしりした。
昼間っから、知らない男にいじられて、大きくして、漏らして。
ここまで来たら大声を出しても無駄だ。
というよりも逆に、人には絶対に見られたくない。
ついでに俺のアレは、現在進行形で彼にさすられ続け、ここまでは初めてってくらいに膨張している。
今までの彼女達に申し訳なくなるほどだ。
これは、やっぱり彼が余程のテクニシャンってことなんだろうか…それはさておいて、何だかそろそろ雲行きが怪しいので、
「あ…あの、黒木…さん」
俺は努めて冷静に切り出した。
313風と木の名無しさん:04/02/28 10:40 ID:k0IelOlZ
ドキドキ(*・∀・)
314心霊もの8:04/02/28 12:56 ID:i3dfOwIm
「俺もう…」
出るんですけど。
言ってしまいたかったが、彼の顔を見た途端俺は口をつぐんでしまった。
…泣いてる!?なんで?
彼は俺の腕と足首を数珠でぐるぐる巻きにした上、俺の両膝を肩に担いでいて、俺は腰から下が釣り上げられているわけで、どっちかと言えば泣きたいのは俺のはず、なんだが。
「僕は…なんて事を。見ず知らずの人にこんな」
と、俺の足を肩に担いだままうなだれる彼。
どうにも間抜けな図だったが、俺の体はそれどころではない。
「ちょ、ちょっと。どうしたんですか急に」
俺は首をなんとか動かして彼の様子を窺った。
「あなたが……あんまり、似ていたからだ…僕は我を忘れてしまって、つい」
寝ぼけ眼は相変わらずだが、尋常ではないのは明らかだった。
きっと、多分、俺が彼の恋人に似ていたと言うんだろう。別れたのか、死んだのかわからないが。
…普通ならありえない話だが、今俺にそれを疑う余地はない。
血流が股間に集中して、うずいている。
ハッ、ハッ、という呼吸はますます速度を増すようで、それがまた俺を急かした。
涙目の彼がじれったくて、ぶっとばしたいと思う。
俺は知らず知らず、自分から腰をゆすって服の布地による摩擦を試みていた。
「……ぅんっ、…ん、……んんっ」
唸りながら、腰をモジモジさせている俺を、彼は涙目のまま見下ろしていた。
その両手は俺から離れて久しい。クソ、自分の手が使えれば…!
目で訴えながらも、弱々しい擦りに悶えるしかない。
と、彼が動いた。そう思ったら、肩から俺の足を外しはじめた。
こいつ、逃げる気かよ!!
「ま、待ってくれ!」
俺は叫んだ。
「俺を、このままにしておくのかよ?…もう、あんたの恋人のかわりでも何でもいいよ!いいからさ……とにかく…その!早く」
俺は真っ赤になっていたと思う。
しかし、何かふっきれていた。乾いた唇を舐めて、
「イカせて…!」
315風と木の名無しさん:04/02/28 13:10 ID:xaDhIdvU
316風と木の名無しさん:04/02/28 14:48 ID:7967mBE4
心霊タン(;´Д`)GJ!!
317風と木の名無しさん:04/02/28 16:12 ID:yu++vUSC
一緒に放置させられてる気分や。(;´Д`)ハァハァ
318風と木の名無しさん:04/02/28 17:26 ID:mCtr8hJK
霊媒師タソのキャラが(・∀・)イイ!
319心霊もの9:04/02/28 22:50 ID:i3dfOwIm
俺の捨て身?の懇願に、彼は逃げようとするのを止めた。
俺は畳みかけた。
「イカせてよ…頼むから…何でも言うこと聞くからっ…!」
「…本当に?」
彼は訝しげに俺の顔をのぞき込んだ。
涙は嘘のように消えていた。
「マジだってば!も、もうっ…何でもいいから、早く、してくれよ!」
俺は体を揺すりながらわめく。
勃起がこんなに苦しいものだとは知らなかったぜ、クソ!
「それじゃあ、何でもして、いいんですね?」
彼は念を押してきた。
俺は思いっきり首を縦に振りたいのを我慢して、言い返した。
「だけど!い・痛いのはヤだからな!!絶対」
これだけは釘を刺しておかなければ。
俺なりの知識でも、男同士のセックスがどんなものかは見当はついているのだ。
…自分のケツの穴にアレが入るなんて、まっぴらだ。
「痛くだなんて…とんでもない。優しくします」
彼は甘い声で囁いた。
優しくします、っていうのがイヤに気になったが、俺はその言葉どおりを受け取るように、頷いた。
彼は一旦俺の両足をおろすと俺の横側に移動し、俺の履いているデニムに手をかけた。
ボタンを外し、ジッパーを下ろそうとしたところで、怒張したアレが引っかかった。
それで思わず俺の腰がひけるのを抱き止め、彼はそっと指先で撫でるようにジッパーを引き、染みでべとべとになったパンツの下からパンパンに腫れ上がったアレをむき出しにした。
そして、ニヤッと俺に笑いかけたかと思うと、その口で何の躊躇もなく俺のそこをくわえこんだ。
温かい唾液がたっぷりと流れ込み、舌が俺のアレをねぶりだすと、俺は体がぶるぶる震えるほど感じてしまい、
「あはぁ」
と、ふぬけな声を洩らしてしまった。
それに調子づいたのか、彼は頬をすぼめ、ジュルジュルと音をたてて吸い込みはじめた。
締め付けられて、腰に快感が走った。
320心霊もの10:04/02/28 22:54 ID:i3dfOwIm
彼の舌の動きがまた巧みで、舌先でチロチロと先端をいたぶったり、裏筋を何度も上下したりと、俺を完全にとろけさせてしまった。
気持ちいい、と素直に思てしまった。
「…気持ちいいですか?」
ふいに彼が顔をあげた。
「…うん……凄く」
俺は薄目で答えた。
さっきから腰が震えっぱなしだ。
大きく息を吐き、目を閉じた。
再開したフェラチオは、いよいよクライマックスに向かうように、強力な締め付けを呈してきた。…と思った。
じゃら。
もの凄くイヤな感覚で俺は目を開けた。開けたまま、硬直してしまう。
目に映ったのは、数珠が巻き付けられた俺の、俺の…
「僕たちはこういう遊びが大好きでしてね…」
懐かしそうに遠目になる彼。
愕然となる俺の目の前で、服を脱ぎはじめた…
321風と木の名無しさん:04/02/28 23:42 ID:7Z8wc2rn
(;´Д`)ハァハァ 心霊タン仕事早いですねー。
322風と木の名無しさん:04/02/29 15:52 ID:CNoFcHdb
心霊(*^ー゚)b グッジョブ!!
323闇の部室 2:04/02/29 22:43 ID:VAL6HxwI
 内心はかなりの不安を募らせているがなるべくそれを見せない様声色を和らげに言う。
 春日はバドミントン部の部長で、今日も授業が終わり部活に行こうとしていた――と言うよりは部活を始めようとしていた。
 その時、後ろから布を口元に当てられた。瞬間、意識を失い今の状況だ。
「大丈夫ですよ、マネージャーに今日先輩休みだから、って言っときましたから」
「なんでそんな…こんな事するんだよ…」
 横を向いていた体が高宮の手によって仰向けにさせられる。
 そしてようやく、今の自分の格好に気がつく事になる。
 背中に直に来る冷たさ、足の間で動いた何かが太ももに当たり、足を伸ばそうにも伸ばせない。
 長い事意識を失い各々の箇所が感覚を失っていたのだろう。
「あぁ…見えないと自分の格好判らないですよね」
 高宮はそう言うと春日の目を覆っていた物を解いた。
 久しぶりの光、と思いきややはり薄暗い空間。
 周りを見回し、様子を確認する。
 しかしそれ以前に。どうして自分の今の格好が判らなかったのか、自分でも不思議になった。
 足首と手首が紐で一纏めにされている。
「高宮…、マジ…やめてくれ…」
 手も色が変わり、足を動かしても感覚のない。
 同じ部活の後輩でいつもはおとなしい高宮。
 何がどうなってこうなっているのかが全く判らない。
「いやですよ…俺は先輩の事が大好きなんですから…」
324風と木の名無しさん:04/02/29 22:45 ID:VAL6HxwI
心霊タンかなりGJ!!
画面越しで(;´Д`)ハァハァしてますよ
325心霊もの11:04/03/01 01:04 ID:OnmVPalV
「っあ…い、痛えーっ!何で、こんなっ」
巻き付いた数珠が、アレの皮に食い込んで、肉がちぎれそうだった。なのに、先端からは先走りが絶え間なく流れてプルプルしていた。
息苦しくて堪らない。涙が出そうだ。
彼はのんきな顔でジャケットを脱ぎはじめている。
「うっ…うう〜」
俺は涙を流し、恨めしい目を彼に向けた。と、その時。
どこからか携帯の着信音が流れてきた。
…トルコ行進曲。
どういう趣味してんだよ。
「はい」
彼はジャケットから携帯を取り出した。
「お疲れ様です。今お客さんの所なんですよ。ええ…はい…あ、蕎麦で結構。はい。はいはい…」
そんな場合じゃねえだろ!と俺は怒鳴りかけたが、彼は片手の携帯に話しながら、俺のかたわらに腰掛け、空いた手で、俺のアレをしごきだした。
「あふっ」
思わず声が出る。
「しー」
彼が電話口を押さえ、唇に指をあてながら、
「手伝ってあげますから、静かにしてて下さいね」
指先で、鈴口を引っかく。
俺は悲鳴を飲み込んだ。
歯を食いしばる。
「そう。いい子ですね。ほら、握っててあげます
326心霊もの11:04/03/01 01:05 ID:OnmVPalV
「っあ…い、痛えーっ!何で、こんなっ」
巻き付いた数珠が、アレの皮に食い込んで、肉がちぎれそうだった。なのに、先端からは先走りが絶え間なく流れてプルプルしていた。
息苦しくて堪らない。涙が出そうだ。
彼はのんきな顔でジャケットを脱ぎはじめている。
「うっ…うう〜」
俺は涙を流し、恨めしい目を彼に向けた。と、その時。
どこからか携帯の着信音が流れてきた。
…トルコ行進曲。
どういう趣味してんだよ。
「はい」
彼はジャケットから携帯を取り出した。
「お疲れ様です。今お客さんの所なんですよ。ええ…はい…あ、蕎麦で結構。はい。はいはい…」
そんな場合じゃねえだろ!と俺は怒鳴りかけたが、彼は片手の携帯に話しながら、俺のかたわらに腰掛け、空いた手で、俺のアレをしごきだした。
「あふっ」
思わず声が出る。
「しー」
彼が電話口を押さえ、唇に指をあてながら、
「手伝ってあげますから、静かにしてて下さいね」
指先で、鈴口を引っかく。
俺は悲鳴を飲み込んだ。
歯を食いしばる。
「そう。いい子ですね。ほら、握っててあげます
327風と木の名無しさん:04/03/01 01:11 ID:OnmVPalV
すいません。二重投稿してもうた…しかも中途。最後のセリフからいきます。

328心霊もの12:04/03/01 01:15 ID:OnmVPalV
「そう。いい子ですね。ほら、握っててあげますから、自分で動いてごらんなさい……あ、もしもし?いえもう大丈夫。それで?」
淡々と続けられる事務的な会話のそばで、俺は拘束の痛みに堪えながら腰を振った。
すると何とか、状態はマシになってきた。
彼の手の中に擦りつけるように、腰を小刻みに動かす。
そして俺は、いつの間にか彼の口元に目がいっていた。
よく見れば、寝ぼけ眼は別として、なかなかハンサムだ。
唇は薄く、綺麗な色をしていた。男にしては、なまめかし過ぎる。それが、さっきまで俺を愛撫していた…そんなこと考えていると、当の彼がつと振り向いて、無言で俺をくわえた。
いきなり強く吸われ、
「あんっっ!」
かん高い、女の喘ぎみたいな声をあげて、俺はついに溜まりに溜まっていた白濁を噴き出した。と同時に彼が唇をはがす。
しまりの悪い噴水みたいにコポ、コポッと流れ続ける白濁に合わせて、俺は気が抜けたように腰を揺らした。
出てきたのは何故かやたら水っぽくて、いつまでもダラダラ流れ、そこらじゅうが濡れた。
一瞬のことに頭の中が真っ白になった俺は、衝撃の余韻の中で、彼が電話を終えるのを確認した。
329心霊もの13:04/03/01 01:23 ID:OnmVPalV
「まいったなぁ」
彼は携帯を仕舞いながらぽりぽり頭を掻いた。
「ガチャ切りされましたよ。完璧に疑われた」
脱ごうとしていたジャケットを羽織り直し、
「僕の恋人に」
「…!恋人って。あんた!!!」
幾分か余裕の生まれた俺は、彼の言葉に声をあらげた。
「僕のアシスタントなんですよ。少々意地っ張りな子なんですがね…ま、そういうことなんで。僕はもう帰りますね」
そう言いながら、俺の腕に巻いた数珠に手をかけた。
「いやっ…ちょっと!それじゃさっきの話は…」
すると彼は悪戯っぽく笑って肩をすくめた。…こいつ!?
俺は罵ろうとしたが、言葉が思いつかず、口を開けたままわなわな震えた。
その時、彼のポケットがもぞ、と動いた。
そして、中からぴょこ、と小さな生き物が顔を出した。
肉色の、胎児のような表皮に、のっぺらぼうの頭。ムカデのような足がついた、体長20センチくらいの…
「…うわあああっ!なんだあああ!」
わめきだす俺。彼はそいつがポケットから這いだしてからようやく気がついて、
「あ、だめだよ。おまえ」
まるで子犬にでも言うようにそれをつまみ上げようとした。が、そいつは彼の手に触れる前にさっと身を翻した。
そして、頭の部分をくるくる回転させるとのっぺらぼうの皮がパッと剥けて、目玉が表れた。
「ぎゃあああ!」
俺は叫んだ。化け物はそれに驚き、彼の手から逃げようと、こともあろうに俺をめがけて突進してきた。
俺は拘束されたままそれをかわそうと身をよじった。が。
330心霊もの14:04/03/01 01:33 ID:OnmVPalV
「あ」
彼が身動きするところで、化け物は、俺の、丸出しになった尻の間に潜り込んだ。
しゅるしゅる音がして、尻の肉を無数の触手が分け入ってくる。
「あ、あーっ!やだ、やだーーっ!!黒木さん!黒木さん、助けて!!」
発狂せんばかりに俺が助けを求める間にも、化け物は俺のすぼまりをずんずん拡げ、中へ中へと押し入る。
「あーーーーっ」
ぐちゅっ、ぐちゅぐちゅ。余りの痛みに俺は痙攣を起こした。下腹が、ゴロゴロ音を立てる。異物感が、俺の体内を蠢いている。
「…入っちゃいましたねぇ」
俺のそこをのぞき込み、彼は言った。
「……っ、何とか、しろよぉ」
マジで気持ちが悪い。化け物は、俺の腸にいるらしく、さっきからその辺りがひくついているのがわかる。
「何とかって…」
彼は困惑しながら、俺のすぼまりに、指を差し入れた。
「いってぇ!!」
「だめですね。腕でも突っ込めたらいけそうなんですけど」
「う、腕?!冗談じゃ」
「それか腹を切開」
「……何とかならないのかよ!あんたのせいなんだぞ」
「わかってますよ…ん〜。でもまあ、大丈夫でしょう。そのうち便と一緒に出てくるかもしれないし」
「蟯虫じゃねえだろ!」
331心霊もの15:04/03/01 01:38 ID:OnmVPalV
彼は俺の体から数珠を外しながら、
「…まあ、実を言えば僕もこれのことはよく知らないんです。一昨日、地下水路で仕事した時に拾ったばかりでね。だからちょっと調べないと…とりあえず、痛みはないんでしょう?」
数珠を外され、自由になった腕は痺れきっていた。俺はそれをさすりながら、
「……ない」
「よかった。それなら僕、今から帰って急いで調べてきますから。…あ、何かあればこれ」
股間と足の数珠を解いた彼は、俺に名刺を差し出した。
俺が受け取ろうと手を伸ばすと、
「んっ…」
キスされた。
「イク時のあなた、最高でしたよ」
唇を離しながら、囁かれた。
「ふざっけ…」
んな、と俺は拳を出そうとして、硬直した。
「ひっ…う…ひっ」
しゃくり上げるように呻く。
「どうしたんですか?そんなに感じました?」
「バカ!違うっ…なんか…変…あ」
おとなしくなったと思っていた化け物が、活動を始めたのだ。しかも、さっきと様子が全然違う。俺の腹の、ちょうどアレの位置のところを、触手がつついている。
つつきながら、腸内で膨張しはじめる。
「あっ…」
生まれて初めての感覚だった。内部からしごかれているような、くすぐられているような。
俺は彼が見ているのも構わず、悶えはじめた。
332風と木の名無しさん:04/03/01 01:41 ID:OnmVPalV
>部室職人姐タン
あなたの続き投下、激しく待ってますた!!
人大杉にめげずにがんがっていきまっしょい!
333風と木の名無しさん:04/03/01 02:31 ID:nATTRHZ2
心霊もの乙。
除霊は成功したのでしょうか。
成功したとしても、一難去ってまた一難、ですな。
そしてアシスタント君は登場するのでしょうか?
334心霊もの・完結:04/03/01 13:39 ID:OnmVPalV
化け物は、俺の腸内に居座り、不穏な動きを続けている。
そのせいで、俺の腰は小刻みに震えた。内部がブルブル揺すられ、すぼまりの辺りがどんどん熱くなる。
俺は下半身をむき出したまま、ベッドの上にうずくまっていた。シーツを握りしめ、
「んはっ…」
息を吐く。
「大変そうですねぇ」
真上から、彼の声が降ってきた。見れば帰り支度のついでのように、壁にかけた俺のダウンのポケットをまさぐっている。
「何してんの…」
俺は尻を震わせながら、声をかけた。
「今日の分の報酬ですよ…あ、あった。……うん、とりあえず今日はこれだけ頂いていきます」
俺の財布から万札を抜き、上着にしまう。俺は唖然とした。
「は…?なんの、報酬?」
「トンネルで憑いた霊は祓っておきましたんで。その、お尻の中に入っちゃったやつは後日ってことで、よろしく」
いつの間に…ていうか、俺は?
「俺はどうなるんだよ!」
「落ち着いたら、電話してください。とにかく今はどうしようもないし、僕も早く帰らないと」
「待ってよ、ちょっと!!」
彼はそそくさと玄関に向かう。
俺は追いすがることも出来ず、ケツの振動に意識がもうろうとしてきた。
すると彼がまた振り返り、戻ってきて、俺の前にかがみ込むとアレを握り、擦った。いつの間にか半勃ちだったそれが、刺激で膨らむ。
そして彼は俺の手をとりあげると、俺自身を握らせ、
「応急処置」
そう言い捨て、今度こそ振り返らずにドアを開け、去ってしまった。
「っの…」
俺は片手でアレをしごきながらという、みっともない格好で後を追おうとする。痴漢されて、変な物を入れられ、金を盗まれ。この鬼畜野郎!そう言いたかったが、実際口に出たのは、
「き……気持ちいい…あ、んっ」
後ろの振動とダブルで襲ってくる快感に、俺はよがることしかできなくなっていたのだ。
猛烈な勢いで擦る俺。
たったひとり取り残された部屋で、大きな喘ぎ声を出しながら、射精した。

END.
335風と木の名無しさん:04/03/01 14:13 ID:cuKftgwc
心霊たん乙!面白かった。
黒木さん(・∀・)イイ!!続編キボンヌ!!キボンヌ!!
336風と木の名無しさん:04/03/01 16:13 ID:kr4foDMc
コミカルで笑いながら見てしまいますた。
受けがなんだかんだ言いながらちゃっかり感じちゃってるのがいいですね。
黒木さんも最高にいいキャラしてて、楽しかったっす。
乙カレーでした心霊タソ、GJ
337風と木の名無しさん:04/03/01 18:39 ID:eGoHZa5/
心霊タンGJ!
続きが気になる〜〜〜。
切り口が今までと違っていて、笑っていいんだが萌えていいんだか、
主人公の体を心配すべきか迷いながらもはまりました。
主人公はこのまましばらく化け物に気まぐれに
苛められるのかと思うと・・・萌え。
本当にこのあとが気になります。
338風と木の名無しさん:04/03/01 22:46 ID:9m19KP9Y
心霊タンぜひ続きを!(;´Д`)ハァハァ

21daysタンや奇妙タンや不良タンも、お待ちしていますですよ…(;´Д`)ハァハァ
339霊媒師・黒木柳介1:04/03/02 12:00 ID:KryR+ehK
「んっ、ん…は、あっ、あ、あ!…ああっ」
ビクッ!!と背筋が強張り、俺は射精した。
5回連続ともなると、出るものもなくなってくるようだ。衝撃のわりに、出てきたのはしょぼいもんだった。
しかし、尻の中の振動はそれでもまだ俺を解放しない。促すように強くかき回され、俺はティッシュで拭くのもそぞろにまたアレを握る。
「くそっ…」
勘弁してくれよ。
舌打ちながらまた、しごく。
時刻は深夜二時をまわっている。
今夜も寝不足になるな…。俺は自嘲した。
そして、ズコズコと肉壁を擦られてよがり声をあげた。

黒木柳介という霊媒師によって、俺は化け物を、腹に埋め込まれた。四日前の話だ。
見かけはエイリアンの胎児そっくりのその化け物は、以来毎晩、俺の腸の中で伸縮運動をして、俺のアレを勃たす。で、出し尽くすまで抜かないと大人しくならない。…一体どういう生態なんだ。
動きはあのバイブイブレーターそっくりで、俺は毎晩AV顔負けの痴態を演じさせられている。
俺はホモの変態なんかじゃないのに。
それもこれも、すべてはあの野郎のせいだ。
化け物を埋め込んだ犯人である黒木とは、連絡が一度たりとも繋がらない。
名刺にあった携帯の番号は、いつかけても留守電だった。
おかげで俺は化け物がいつ何時、腹を喰い破って飛び出してくるかという恐怖に怯えながら、気が気でない毎日を過ごしている。
俺のそんな異常は、周囲にも感付かれていた。
化け物のレイプは幸いにも夜しか行われなかったが、俺はすさまじい食欲に苛まれるようになり、日に何度も物を食う俺を、みんなだんだん避けるようになってしまった。
しかも山ほど食っておきながら、四日中まったく排便がない。
腹の化け物が食ってやがるのかなんなのか。
顔色はすこぶる悪く、寝不足で毎日頭がぼーっとしていた。
俺、死ぬかも。
五日目、朝日の差し込む部屋で雀の声を聞きながら俺は思った。
340霊媒師・黒木柳介2:04/03/02 12:06 ID:KryR+ehK
ところがその日の午後。
俺は奇遇にも、あの黒木と再会した。
俺の仕事というのは広告屋で、今はデパートの看板をやっている。
担当は制作なのだが、出張中の先輩の代理で、この小ハゲ部長と新築の駅前ビルに打ち合わせに向かった。
小ハゲは、四十前にして若ハゲだ。正式名称は小濱というが、俺たち同期の間では小ハゲで通っている。(本人にはバレてない)
打ち合わせは夕暮れに終わり、俺達は駅に向かった。小ハゲの、
「やっぱ今時分はシータクだと返って渋滞巻き込まれっジャン!」
とかいうキンキンする喋りに憂鬱になってふと反対側のホームに目をやった。
人混みの中に、ひょろ長いぬぼーっとした奴がいる。と思ったら、
「あの野郎」
俺は口走り、気がつくと小ハゲのとめる声も聞かずに走っていた。
しかし。全力で走ったにも関わらず、俺がホームに駆け上がった途端に、電車は動き出してしまった。携帯をかける。…留守電だ。何なんだよ、畜生!!
俺はがっくりヘコんで、階段を降り始めた。
もうだめだ。オナニーのし過ぎで、ぼーっとして、幻覚まで見えるようになった。
「それ。ダテですか」
「あぁ?!」
突然後ろから声を掛けられ、俺は不機嫌に振り返った。
するとそいつは俺の眼鏡を触りながら、
「あ、違いますね」
「おまっ…」
黒木。
俺は掴みかかる勢いで、寝ぼけ眼を睨みつけた。
「ご無沙汰しておりました」
ぺこりと頭を下げる。
「…あんた、なぁ。この数日間、俺がどんだけ……ていうか携帯、何で繋がらねえんだよ!」
思わず怒鳴る俺。そして即座にはっとした。
周りの通行人が、あからさまな目を向けていた。
必要以上に至近距離で怒鳴る男と怒鳴られる男。
…違うんです。皆さん、誤解です!
たちまち真っ赤になって固まる俺を、黒木はひきずるようにどこかへ連れていった…
341霊媒師・黒木柳介3:04/03/02 12:22 ID:KryR+ehK
「すみませんねぇ。あの子のことを調べてたら、思いの外時間がかかっちゃいまして。
でも、おかげで解決策は入手してきましたから。安心してくださいね?」
「あ、うん…」
彼の、相変わらずの腰の低い、しかし一物ありそうな独特な物言いを、俺は虚ろな返事でかえす。
クチャ、クチャ。
ジュル…!
「ぅあ…っ」
吸引されて、のけぞった。
その拍子に、背後のタンクに頭がゴツッとぶつかる。痛かったけど、それどころではなかった。
「大丈夫ですかぁ」
口の端に垂れた白濁を指先ですくって嘗めながら、彼が俺を見上げる。
俺は肩で息をしながら頷いた。
すると彼はまた、俺のアレを口に含んだ。柔らかくてグジュグジュした舌が、アレをねぶる。
「ちょっと…もう……やだ…っ。あハっ」
連日のオナニーでは、俺は声を出すのが当たり前になっていた。
それもイヤにクンクンした犬みたいなよがり声だ。それでも家なら、自分一人だから平気だったが、この状況は恥ずかし過ぎた。
先程の新築ビル。公衆トイレの個室だが、女性用だ。
テナントはまだ少ないとはいえ、下の百貨店の客がいつ入ってくるかわからない。
しかしそんな状況下にありながら、俺のアレはまたしても反り返って…クラシックのBGMが静かに流れる女子トイレで、便座の上で下半身を晒して、男にフェラチオされているわけだ。
…ピンクのタイルや天井についた花の形の照明を見ながら俺はまたイッた。
「はぁ、はぁ…はぁっ」
顔をあげた彼の額に手を当て、俺はつっかえながら、
「んっ…もう、か、勘弁してくれ。これ以上は」
「出ない?」
「っ…」出ないし!それよりだ。
「会社に、戻らないと」
「ああ…そうなんですかぁ。じゃあちょっと、スピードアップします」
342風と木の名無しさん:04/03/02 12:31 ID:K8XJd2J6
続編キタ━━━━ヽ(゚∀゚*)ノ━━━━!!!
343霊媒師・黒木柳介4:04/03/02 12:35 ID:KryR+ehK
「えぇ?!なんで?何、スピードアップって。黒木さん、黒木さんっ」
意味がわからず混乱する俺を振り切り、彼は俺のネクタイをゆるめ、シャツをはだけさせた。
そして俺の両手を広げて背後のタンクに押さえつけたかと思うと、その顔を俺の胸の上にこすりつけた。
チュウ…
「いっ…いてぇぇ!」
何で乳首吸ってんのこの人!?
俺は驚くやら痛いやらで、体をよじった。
「こらこら。大声あげちゃダメでしょう」
「痛いっつってんだろ!!やめろよ変態っ」
「痛い痛いも、好きのうち…」
「意味分かんねえ!」
彼はふたたび俺の乳首を口に含み、吸いながら歯を立て、舌で舐めまわしはじめた。
ヒリヒリするし、快楽とはほど遠い悪寒しか感じない。
「ん〜。おかしい。僕の恋人とは大違いだ」
彼は俺の反応を見て、不服そうだった。
あんたの恋人と俺を一緒にするなっつの!
「待てよ。こうしたらどうだろう…」
彼は呟くと、また俺の乳首を吸った。
「いっ」
呻く俺。彼はそれから俺の手を押さえつけていた右手を離し、俺のアレをつかんだ。
「んぁ」
俺はびくっと体を震わせた。彼の手がしごき始めるのに合わせ、乳首がなぶられはじめた。
「あああっ!」
凄まじい快楽が俺を襲う。
彼を制しようと、彼の腕を掴んだが、力が抜けた。
「静かにしてください。塞いじゃいますよ」
彼が笑いながら俺の顔をのぞき込む。
…この、鬼畜が!
344風と木の名無しさん:04/03/02 12:45 ID:KryR+ehK
バイブイブレーターって何だよ。強力そうだ…
バイブレーターの間違いでつ。
賞賛さんくすこです、歓喜!>皆様
345風と木の名無しさん:04/03/02 15:54 ID:rwkFoGzA
ハアハアハアハア(;´Д`)ハァハァ 

イイ!
346風と木の名無しさん:04/03/02 16:20 ID:A9+zYL5w
キタ━━━(゚(゚∀(゚∀゚(☆∀☆)゚∀゚)∀゚)゚)━━ !!!
黒木タン萌え!!
347風と木の名無しさん:04/03/02 17:05 ID:C284/Llf
キフネさんの尻穴に入りこんだ化け物に(・∀・)モエモエ!!
348風と木の名無しさん:04/03/02 18:24 ID:+uFpEEw9
○o。.  キター-----!!  .。o○

続編待ってました!
349風と木の名無しさん:04/03/02 22:12 ID:IO6T+6sK
黒木サンの独特なキャラがイイ!
350風と木の名無しさん:04/03/02 23:08 ID:jIUQjVah
煽りじゃなくて素朴な疑問なんだが、
これエロパロ板でもいいんじゃあ…?
351風と木の名無しさん:04/03/02 23:25 ID:9BIM/+gT
は、なぜに……?801なんだけど
352風と木の名無しさん:04/03/02 23:30 ID:IO6T+6sK
ライトな感じはするけど、素で黒木サンは鬼畜だとおも。
353風と木の名無しさん:04/03/02 23:48 ID:u+PnSb+L
少なくともラブラブではないな。
354風と木の名無しさん:04/03/03 00:17 ID:TWk111A0
余計なこと言わんでヨシ>350
355風と木の名無しさん:04/03/03 01:17 ID:rSOtQq5/
一風変わってるけど味あっていいとオモタ。
放置プレー入ってるからSMでは?とにかくこちらに投下してくれてありがたい。
356風と木の名無しさん:04/03/03 03:39 ID:SKGKi1Ly
内容以外のところにけちをつけるのもなんだが、
改行はきちんとおながいします。非常に読みにくい
357風と木の名無しさん:04/03/03 05:16 ID:AvZ8gzw8
なんでずっと寂れてたところに職人さんが来た途端に
ここぞとばかりにケチをつける人が出て来るんだろ…
>350,356は、心の中だけで思っててくれると
読み手として非常に助かるんだが。
358風と木の名無しさん:04/03/03 06:47 ID:Qvn2Zvbj
>356 はきっとウィンドウサイズの変え方を知らないんだよ・・・

霊媒師さん、改行は現状でお願いします
へんなところに改行が入っていなくて非常に読みやすい。gj!
359風と木の名無しさん:04/03/03 09:42 ID:j1pDw5GB
>>356
霊媒師さん、改行おかしくないよ。
なんつーか、笑える鬼畜。異色作でいいと思う。
360風と木の名無しさん:04/03/03 12:08 ID:TWk111A0
と に か く
不満のある人、黙ってスルー汁

漏れは黒木タンとキフネタンとバケモノが 大 好 き で す

他にも途中で止まってる作品があるのに
心霊タンまでストップしたら…
モレガノロッテヤル!!ヽ(`Д´)ノウワァーーン
361風と木の名無しさん:04/03/03 12:24 ID:HISaIQwR
皆様どうも恐縮でした〜。
漏れ、ぶったけこのスレが好きなんですよ。
もちろん鬼畜と思って書いてまつ。
ていうか801スキーな方に読んでほしくて投下してまつ。
それだけっす!
合わない方はスルー・プリーズっす!
>>343の続き。
土像〜
362霊媒師・黒木柳介5:04/03/03 12:34 ID:HISaIQwR
…アレを擦られながら乳首を吸われるだけで、今までの痛みとくすぐったさが快楽に反転してしまった。
何て言うか、彼にもっと触って欲しい、いたぶって欲しい、と底無しに求めたくなるような奇妙な感覚だ。
俺は声を殺して、生まれて初めての乳首の快楽に喘いだ。
アレも揉みほぐされて、下半身もすっかりガタガタだ。
「ハァ」
ふと意識が霞み、俺は首を振った。
息をついた時、腹の中がゴロゴロ鳴った。
…なんだ?
目をはっきり開けてみると、彼にも聞こえたのか、顔をあげ、身を引く。
そして俺の下腹部を見つめる。
おもむろに、俺の下腹の脇がポツ、ポツと盛り上がった。
…化け物が、目を覚ましたのだ。
「お出ましですね」
彼はじゃら、と数珠を取り出し、右手に巻き付けると上着のポケットに突っ込み、低い声で念仏を短く唱え、
「この時を待ってました」
「……え」
俺はほとんど丸裸で放置されたまま、呆然としていた。
「あなたの腹に入ったのは、ヨダカヘビといいます。人に寄生して色情に狂わせ自我を破壊したのち、体内を喰らう。妖怪です」
よ、妖怪?!んなアホな。
363霊媒師・黒木柳介6:04/03/03 12:40 ID:HISaIQwR
しかし彼は真面目だった。
「いったん潜ったヨダカヘビを取り出す方法はただひとつ」
そして、ポケットに入れていた右手を取り出した。
…ぅおわ!!?
「なん…だよ、それ」
「ヨダカヘビの、雄です。この為に奈良の山奥まで行ってきました」
それは、俺の中に入ったやつの2倍はありそうな、黒光りする甲殻に包まれた、手足の長いエビのような物体だった。
というか、こんな巨大なモノが入る彼のポケット……四次元?
俺はめまいがした。
「長いこと、御神体として扱われていたので昏睡してますが、いずれは雌の匂いで…あ、起きた」
数珠を巻いた手につかまれた物体が、にわかに節足を動かしはじめた。
やはりのっぺらぼうの頭が、ヒクヒクッと辺りの様子を窺うような素振りをして、俺の方を向いたとたんに、
「ピキィ〜」
と鳴いてのっぺらぼうの皮がめくれ(また!)、中から、どー見ても男のアレの亀頭にしか見えない肉塊がにゅるりと顔を出した。
「!!!!」
絶叫しかけた俺の口を、彼が手で塞ぐ。
「んーっ!んーんー!!」
暴れて逃げ出そうとする俺。なぜならそのエビ野郎の甲殻がみるみる剥きあがり、体全体が性器になってしまったからだ。太さは大人の腕くらい。長さは…50センチはありそうだ。…黒人のアレみたいだった。
そいつが、黄色っぽい粘液を滴らせて、彼の手の中で蠢いている。
俺は白目を剥いた。
「気を失っちゃいけません。いいですか、今からこの雄であなたの中の雌をおびき出します。あなたが寝てしまったら、あなたの体はこの二匹の巣にされる。そうなったらもうおしまいです。だから気を失わないでしっかり、僕のいうことを聞いて下さい、キフネさん」
彼の真剣な声に、俺はなんとか気を持ち直した。
口から彼の手が離れる。
「…どう、するんだよ」
364霊媒師・黒木柳介7:04/03/03 12:45 ID:HISaIQwR
いつの間にか、彼の顔が間近にあった。
「ただ僕に、体を預けて。僕を信じてください」
言葉は真摯だが、胡散臭い寝ぼけた目はどうも俺に不審を抱かせる。
しかも手には、見るのもイヤな極太のペニス…の妖怪だ。
説得力ゼロ。ていうかうわ、なんか震え始めたし!
「あのさ。ね、それ、どうするの?」
俺の声は震えていた。
彼は便座に腰掛けた俺の両足を大きく開かせ、
「もちっと足、開けます?」
「黒木さん?」
俺の腰を押しやり、便座の縁に片足を乗せると、手に持った巨根を俺のすぼまりにあてがった。
「ヒ、あっ…ちょ、待ってよ!!痛いのはやだって!」
俺は叫び、体を丸めて退いた。彼は俺の下腹をさすり、凄い形相で、
「観念しなさい。助かりたくないんですか」
なんつう、冷たい目だよ。
こいつ、絶対サドだ。…にしても、ヨダカヘビとかいう、まさに雄そのものは、あまりに太く長く、俺のすぼまりには絶対入りそうにない。絶対に。
しかし、助かりたくないのかと言われては、逃げることも躊躇う。
ネトッとした、冷たくて硬い肉が俺のすぼまりに触れた。
俺はのけぞった。
見たくなくて、目を宙に泳がせる。
あてがわれた亀頭が細かく震え、俺のすぼまりの襞をその粘液で濡らす。
「あっ…や……ヒ、ぅっ…あっ、あっ、や、やめて…」
彼が俺のアレを、粘液をつけた手で握って触りはじめた。
むず痒い快感で、俺の意識が分散してしまう。
ズム、と肉壁をひろげられ、激痛で俺の体が跳ね上がった時には、黒い雄が俺の中に頭を突っ込んでいた。
「アッ…いてぇ!!痛いよ!ちょっとやだ、そんな、入らないってば…や、やだ!あ、あーーっ」
「男の子でしょうが。泣かないの」
だったらてめえ、やってみろ!!
俺は血走った目で彼を睨んだ。
その間も、雄は俺の内部へズブズブと進み、入り口の襞がその度に裂かれるように痛んだ。
365霊媒師・黒木柳介8:04/03/03 12:52 ID:HISaIQwR
悲鳴を抑えられない俺を、彼が抱きしめてくる。
「力一杯掴んで。息を大きく吐いて」
言われて俺は、彼の胸に顔を埋めるかたちでその背中の服の布地を両手で握りしめる。
彼の左手は俺の頭を押さえ、指先で髪を撫でられた。
「っ…はぁ…っっ」
息を抜く。
とてつもなく重たい異物感。
「よく頑張りましたね。全部中に入りましたよ」
彼が右手をあげる。尻尾の先がしっかり握られていた。
しかし、俺にそれを喜ぶ余裕はない。
硬い肉塊に穴をひろげられたまま、微動さえできない。
辛くて、苦しくて、ただ息を吐いた。
はぁ。はぁ、う・はあ、はあ。
俺と彼はそんな感じでしばらく抱き合っていた。
すると俺の腹がまた、グルグル鳴りだした。そして…
「あ…ぁうっっ!」
俺は彼を突き飛ばす勢いで体を反らした。
ひろげられた部分がむちゃくちゃ熱い。
俺の中いっぱいに張りつめた雄が、俺の腹で暴れ始めたのだ。その動きときたら、いつもの振動とは比較にならない。
中を捻られ、塊がグラインドしながら壁を擦る。
何度も突き刺すように、ズコ!ズコ!と動くそれに、俺は声が裏返りまくって、また意識が遠くなった。
「キフネさん。駄目ですよ。起きて下さい」
横に崩れ落ちる俺を片手で抱き止め、タンクにもたれさせて頬を叩く。
いたた。この野郎…
「あっっん…」
腰から激しいうねりが爆発した。どくん、と下半身がわななく。
「雌を捕らえた!」
彼が数珠を引いた。と。その時。
ガヤガヤというざわめきが、空間に進入してきた。
366霊媒師・黒木柳介9:04/03/03 12:59 ID:HISaIQwR
「!!!」
俺と彼は驚愕に凍り付いた。
恐れていたことが、よりによってこんな時に。
ここは女子トイレだ。
その個室に、大の男が二人。しかも俺のケツには未知の生物が突っ込まれている。アレも勃ちあがったままだし、もう、弁解する欠片もない事態。
そして俺は、ひくつく尻の内部がまたもや、暴れ出す。唇を噛みしめ、堪えるしかない。
この女達がいる間だけでいい。耐えなければ…!
隣の個室の扉が開き、俺たちは固唾を飲んで待った。
ところが女達は用はさっと済ませたもの、鏡の前で世間話を始めてしまった。…お前等!!
俺の膝はがくがく震えだした。
ズン!ズン!!
太くて長いのに容赦なく責められた。
俺が声を出さぬよう唇を必死で閉じている上に、彼の手が押さえつけられる。
しかし、もう駄目だった。
「ぁ…、っ…」
唇がふと、緩む。
と。彼の顔が迫ってきたかと思ったら、口を塞ぐ手が離れ、かわりに唇が被さってきた。
「っ…んうっ!ん」
そして、俺が声を漏らすのを誤魔化すように、背後のタンクのハンドルをひねり、水を流す。
ジャーッ!という轟音に紛れ、俺の叫びを口移しで飲み込むようにキスされた。
367霊媒師・黒木柳介10:04/03/03 13:08 ID:HISaIQwR
舌の根元を抜かれるかと思うくらいに吸われ、唾液を大量に飲まされ、俺は何だか混乱しながら、声を抑えられた。
何だ、このキス。
気持ちいいのか、動悸が早くなる。
尻は相変わらず尋常じゃない痙攣に見舞われていたが、気づけば俺は、彼のディープキスに我を忘れてのめりこんでいた。
水は何度も流れ、その間に、さっきの女達は去った。
ピチャ。
「…んっ」
ゴクッ。「はぁ」
俺は唇を離し、息を吐く。するとまたそれを貪られた。
唇を柔らかく噛み、そっと吸いあげたかと思うといきなり奥に舌を絡ませる。ピチャ、とまたエロい音がした。
ヤバい。こいつ、巧すぎだ…
俺は自分の舌を差し出そうとした。
しかし、それは一瞬で中断する。
彼の携帯が鳴ったからだ。
368風と木の名無しさん:04/03/03 17:06 ID:p93I7Mzz
霊媒師タンイイ!!
エロエロでサイコー!! 読んでるとなんか新たな世界に目覚めそうなヨカーン!!
369風と木の名無しさん:04/03/03 17:08 ID:jaO1HnUc
キタワァ*・゜゚・*:.。..。.:*・゜(n‘∀‘)η゚・*:.。. .。.:*・゜゚・* !!!!!
キフネたん(*´Д`)ハァハァ  GJ!!
370風と木の名無しさん:04/03/03 17:47 ID:I4zsumf7
黒木の性格が好きでつ(;´Д`)ハァハァ
グジョブ!!!
続編がんがってください!!!漏れは、楽しみにしてるyo
371風と木の名無しさん:04/03/03 20:26 ID:WXGZgZPr
タイムマシンがあれば、タイムマシンがあればぁ・・・!!
早く続きが読める日になって(*´Д`)ハァハァ

蟲とか触手スキーにとってはたまらん。
372風と木の名無しさん:04/03/04 01:02 ID:vS+2M9Kc
おおおお、久々に来てみたらなんと美味しい作品が!!
職人さんグッジョブ。続きを禿しく期待(*´Д`)ハァハァ
373風と木の名無しさん:04/03/04 03:06 ID:6UsPsyXs
萌えるし普通にお話として面白くて(・∀・)イイ!!
続き楽しみにしてます
374霊媒師・黒木柳介11:04/03/04 20:39 ID:y/SAQVQR
>>367のつづき。

俺のアレは、またしても最大限に努張し、はち切れそうな先端が先走りで濡れ光っていた。
それは尻の中のヨダカヘビによるものなのか、彼のエロ過ぎるキスのせいなのか、はたまた乳首を開発されたせいか…いや、全部だな。どっちにしても俺の人生最大の屈辱には変わりはない。
ケツはグジグジとした激痛が相変わらず続いていたが、それは入り口に限った話で、内部を擦られるのは次第に快感になってきていた。
硬い肉の棒が、信じられない深部に届く瞬間、俺はたまらなくなって鼻から切なげな息を吐いてしまう。
彼の右手に握られたヨダカヘビの雄。
黒光りする尻尾がビチビチと跳ね、無数の節足がカサカサと蠢いている。
なんともおぞましかったが、その動きのひとつひとつが、俺をよがらせているのだった…
で、そんな俺のとんでもなく緊迫した状態を余所に、彼の携帯は鳴ったわけだ。この上ないくらい、間の抜けた着メロを高らかに鳴らして。
彼が携帯を取り上げるのを、俺はかすむ目で見た。
…この状況で電話を取るってどうよ。いや、こいつならあり得るか。取るよな。取る奴だよこいつは。
そう思ったら、なんだか寂しくなった…て、オイ俺!!
ところが彼は、鳴り続ける携帯をそのまま電源オフにした。トルコ行進曲がブツ切られ、
「…切るの忘れてました」
あ…。
「キフネさん?すんごい顔してますよ?」
「ばっ…バカ!違うっ」
「違う?何が…?」
「ンっあ…」
首筋に彼の唇が触れ、強く吸われた。
375風と木の名無しさん:04/03/04 21:21 ID:pX0iwS7e
今日も…(*´Д`)ハァハァGJ!!
376風と木の名無しさん:04/03/04 21:52 ID:8tiBlCnT
リアル投下中 キター━(゜∀゜)━ キフネタン、何か可愛いかもw
377風と木の名無しさん:04/03/04 23:09 ID:wQ5dPIh0
キタ――♪ o(゚∀゚o) (o゚∀゚o) (o゚∀゚)o キタ――♪

黒木タンイイヨー!
378風と木の名無しさん:04/03/05 01:29 ID:wJsEN/b5
(;´Д`)ハァハァハァハァキフネタンハァハァハァハァ

そして、部室タンも21daysタンも待ってますよー!!
379風と木の名無しさん:04/03/05 01:38 ID:RmfSpzSg
えろいなーwww
イイゾー
380霊媒師・黒木柳介12:04/03/05 01:41 ID:xNFCYGFi
>>374のつづき。

ああ、俺、どうなっちゃうのかな…
不気味なヨダカヘビにケツの中を突かれまくった挙げ句、射精寸前までアレを勃たせた俺。
…もう、立派な変態ホモだった。
これからは、普通のエッチなんてできなくなるんだ。
半ばヤケ気味になった俺は、とにかく射精を目指して急ぎ始めた。
すぼまりに力を入れて収縮してやる。半端ない痛みが走ったが、アレの反応は劇的だった。
下の膨らみの所がわななく感じがして、俺は腰を振るようにすぼまりを動かす。
「…キフネさん。何してるんですか?」
俺の首筋に吸いついていた彼が異常に気づく。
「何って…」
俺はろれつが廻らない。
「まさかイッちゃうんじゃないでしょうね」
駄目なのか?!
俺は目を剥いた。
「駄目ですよ。イッたら」
「…んなこと、言ったって…、もぉ……」
「しょうがない人ですねぇ」
言うなり、彼は俺のアレをいきなり握りしめ、道をせき止めやがった。
俺は悲鳴をあげた。
窒息するかと思う苦しさが襲った。
この野郎、マジで…
それから彼は念仏を呟くと、右手のヨダカヘビの尻尾を引き上げた。
ズブッ!ズブズブッ!グチャッ
「ぅあっ…あっ、あ、ふ、んッ!や…」
体の内臓まで引きずり出されるようだった。
すぼまりはもの凄い熱を放ち、俺は体をひきつらせて、ただ声をあげ続けることしかできなかった。
ズリュッ。
「はっ…あん」
体が大きく跳ね上がり、その衝撃で、俺は体からヨダカヘビが引き抜かれたのを知った。
381霊媒師・黒木柳介13:04/03/05 01:47 ID:xNFCYGFi
頭がくらくらして、俺はしばらくうなだれて、荒い息を吐き続けた。
体の中が、どろどろに溶かされた気がする。
やっと目をあげると、雌雄で合体したままのヨダカヘビ達が、数珠でぐるぐるに巻かれていた。
俺の中に入っていた雌は、あれから成長したのか雄と同じくらいの大きさになっていた。
肉色の一つ目の頭は生殖器だったらしい。雄をくわえこんで、ひくついていた。
…オェ〜。
俺は青ざめた。
「まったく。勝手な行動をしないでくださいよ…」
拘束したヨダカヘビを四次元ポケットにしまいながら、彼は呆れたように言った。
そんなことより、俺のを掴むの、そろそろ離してくれないっすか…
「だって…」
俺は手を伸ばして彼の手を剥がそうとした。
が、彼のそれを握る手は一層強まり、俺は手を引いてしまった。
彼の顔が俺の目の前に近づく。
キスされるかと思ったが、違った。
「仕事は終わりました。報酬を頂いて、帰ります」
ギリッとアレがねじられ、俺は呻きながら、
「マジでっ…ほんっ……わかったから、イカせろよっ…」
「諸経費込みで十五万。」
はぁ?!
なんっじゃ、そりゃ。
「払えますか」
「い、今…?」
彼はニターッと笑って頷いた。
この野郎。どさくさに紛れて、ぼったくる気だ。
大体、原因はあんただろうがよ!俺は被害者だっつの。
「そんな金、ねえよっ…」
382霊媒師・黒木柳介14:04/03/05 01:56 ID:xNFCYGFi
「そうですかぁ?」
と言って左手に、いつの間にか俺の財布を持っていた。
「いくら入ってます?」
俺は彼を睨んだが、アレをまた強く握られてしまう。
「ん…ご、ごまんえんくらいなら…多分」
「全然足りませんねぇ。…う〜ん。どうしましょう」
のんきな口調で、俺の顔を覗き込む。
畜生…!
いくらもがいても、彼の手を離すことができなかった。
俺は、とうとう切迫して、とんでもない思考が浮かんだ。
「俺の…」
「はい?」
「俺の、体じゃ……駄目、ですか」
うわあああ〜!
な、何俺。何言ってんだよ!
俺は、言ってしまって初めて錯乱した。彼は一瞬目を丸くしたが、ふと笑った。
「お気持ちはありがたいんですが、お客とはそういう関係を持たない主義なんです…それに、恋人に悪い」
「あ…」
そうですよね。…じゃなくて!今までさんざん俺をいたぶっておいて、何なんだよそれは!!
「じゃあ今日は、とりあえずこれを頂いて。明日にでも残りを受け取りにまいります…それで、いいですよね?」
全然いいわけなかったが、俺は頷いた。
そうするしかなかった。
383霊媒師・黒木柳介 完結:04/03/05 02:08 ID:xNFCYGFi
彼は俺のアレから手を離すと、俺の手を引いてかわりに握らせた。
「ん…くっ」
情けないが、その途端に俺はしごきはじめた。
前かがみになり、尻をガクガク震わせる。
俺の全神経が、射精に集中していく。
顔を赤くして、速い呼吸で音を立てながら乱暴にしごく俺を見て、
「大した好き者ですねぇ」
彼の声が冷たく響いた。
俺は急いで片手をトイレットペーパーに伸ばした。が、巻き取る前に、
「はぅ…!」
白濁が勢いよく飛び出した。
一滴の飛沫が、立ち去ろうとして振り返った彼の頬にかかった。
それを彼は黙って指先で拭い、俺の目を見つめながらその指を吸った。
「しばらくそこを動かない方がいいですよ。数日分の便が、排出されますから……」
な・なに〜?!
俺は立ち上がろうとしたのを慌てて止めた。
てっきり、ヨダカヘビの奴が…と思ってたのに……
「じゃあ、僕はこれで。明日また」
バタン。
あっさりドアが閉められた。
俺は我に返り、自分の体の惨状に愕然となった。ヨダカヘビのねばねばした粘液が体のあちこち、特に尻の穴とアレにまとわりつき、その上汗と精液がベチャベチャだった。
しかも、壁や床にも汁やら何やらが飛んでいた。
「……」
俺は言葉もなく、それらを見て、足下に落ちていた空の財布を取り上げた。
よく考えてみたら…給料日前だった……。

やがて、腹がゴロゴロと唸り始めた…。

END.
384風と木の名無しさん:04/03/05 02:28 ID:JZYHnFBa
おお!こんな時間まで起きてたおかげで
続きが読めた。ウマー
四次元ポケット藁田
385風と木の名無しさん:04/03/05 02:40 ID:Xnkvds33
おもしろかったでつ!
恋人さんが気になるところだ…
386風と木の名無しさん:04/03/05 02:40 ID:f+j8jw+4
異色な面白さ。イイよイイよ〜(・∀・)
今後の続きはあるんだろうか。黒木タソの恋人は出るのかな?
387風と木の名無しさん:04/03/05 02:58 ID:HvVtTzBP
キフネタンの明日はどっちだ!       ない!

霊媒師タンGJ!
388風と木の名無しさん:04/03/05 07:28 ID:nnghuKgS
ハァハァ(*´д`)GJです!!

>387
ないのかよw
389風と木の名無しさん:04/03/05 08:42 ID:CFc2nQGM
霊媒師タソ乙ですた。
「俺の体じゃ駄目ですか」と思わず言っちゃったキフネさん、面白いし可愛いすぎっすよ!
ヨダカヘビに悶え萌えし、黒木さんの穏やかな口調とは反する鬼畜ブリに萌えさせて頂きました。
続編是非ぜひゼヒキボンヌどす
390風と木の名無しさん:04/03/05 19:27 ID:Dg6I1f82
霊媒師タン、エロくてとっても禿げしく良かったです!!
これから軽く一週間は白米だけで過ごせそうです。
未だかつてこんなに萌えたことナカータヨ…
漏れの脳内も黒木タンに開発されちゃったみたいっす!
391風と木の名無しさん:04/03/05 22:20 ID:rBOtaDCL
黒木タン、「また明日」って言ったよね、
残りの報酬受け取りに。
こ、これは、続編があると期待してもいいですか?霊媒師タン!!
(´Д`)ドキドキ

微妙に黒木タンに惚れ気味?のキフネタンが可愛い過ぎて、
またもや放置プレイでお預けされたような気分になってしまいますた。
黒木タン、キフネタンをヤっちゃってくれないかなーワラ、
それじゃ鬼畜にならないのかしら‥というジレンマ(´Д`)

ディープキスの描写とか、こっちまでドキドキしてメロメロになっちゃいました。
私も黒木タンに脳内犯されちゃったみたいです藁。
392風と木の名無しさん:04/03/06 00:48 ID:g6MeDT5e
霊媒師タン、乙ですた。
黒木タンの淡々とした鬼畜っぷりに萌え(´Д`*)敬語……
禿しく面白かったです(*゚∀゚)=3未知の世界でしたw
今まで読んだことがない類いの話で、新たな嗜好を開発されますたw
続編期待しています。
393風と木の名無しさん:04/03/06 00:50 ID:g6MeDT5e
すいません、あげてしまいました……_| ̄|○
ヨダカヘビの汁にまみれて逝って来ます。
394風と木の名無しさん:04/03/06 00:51 ID:19Pxbo/+
21daysが止まっているこの頃、『闇の左手』を購入。
1/3読んで「・・・面白い」とつぶやいてしまいました。
801SFの基本とも言われていますが、単にSFとして傑作、って
当たり前か。
背中を押してくださった21days作者様>>266様ありがとうございます。
395風と木の名無しさん:04/03/06 03:20 ID:tGss74OS
>391
そうそうジレンマ。
黒木タンに恋人がいて、恋人を大事にしているというところで
キフネタンと読者に対しての鬼畜を感じていますよ。
このへんの関係をどうにか・・・と思うものの、それじゃあ鬼畜にならない罠。
ああっ、でもなあ・・・。
396風と木の名無しさん:04/03/06 04:03 ID:h+KL6SI+
これで実は黒木タンが恋人相手に受けだったら笑うw
397風と木の名無しさん:04/03/06 04:07 ID:g6MeDT5e
>396

Σ(゚Д゚*)
398風と木の名無しさん:04/03/06 06:43 ID:T6oQyrcC
黒木たんの恋人って人外で物凄くヤバい類いだけど外装は綺麗な感じのヨカーンがぞくぞく来るんですが…ハァハァ。
399黒木柳介の恋人1:04/03/06 13:21 ID:VtIJxZyr
皆様感想まりがとうです!!!!
お礼の気持ちで書いてみます。銅像〜

…物心つく前から、僕は人間の友達より沢山の、目に見えないものの友達に囲まれていました。
それから二十年以上経ってこの稼業をしているのは、その因果というやつなのかもしれないなぁと思います。
霊媒師というのはあんまり気楽じゃありません…でも、御陵君と出会えたのは、僕にとってこの稼業をやっていてよかったと心から思えた最初の出来事でした。
御陵君というのは、現在僕のアシスタントをしている子です。
と言っても、彼はアシスタントの仕事は全然しません。電話も取りません。お茶煎れなんてもってのほかです。
小学校四年生の時に、あるカルト宗教団体にさらわれて以来、12年に渡って教祖の愛人だった彼は、千人の信者さんにかしづかれた生活で、服のボタンのかけ方すら忘れてしまっていました。
それでも元が頭のいい子なので、ごく短期間で自分の身の回りの事は自分でするようには、なりましたがね。
彼が、いつになったら僕の仕事を手伝ってくれるようになるのか、今後楽しみですよ。ははは。
…僕が彼と出会ったのは、とある事件の時でした。
僕はその時さるお嬢さんの依頼で、その宗教に入信したばかりのリストラお父さんの身柄を取り返しに宗教団体の施設に忍び込んだのでしたが、ちょっとドジを踏んで……施設をちょっと破壊してしまったわけです。
苦手な警察と消防と自衛隊まで現れて、てんやわんやの騒ぎになりました。
僕はなんとか彼らに見つからずに逃げようとしてそこで、この騒ぎの中、散歩するような足取りで前から歩いてきた御陵君をひとめ見て、恋に落ちてしまいました…
400黒木柳介の恋人2:04/03/06 13:23 ID:VtIJxZyr
御陵君はその時二十歳になっていたようですが、僕には17くらいにしか見えなかったのを覚えています。
カリスマ教祖を十年以上とりこにしてきただけあって、さすがの僕も、うっかり目眩がしそうでした。
しなやかな体はその道の手練手管に長けていそうなのに、目付きは凶暴で醜悪で。
…僕は心臓の高鳴りを抑えられず、ただただ、彼の眼が嫌悪感丸出しで僕を見返すのを見つめてしまっていました。
彼は僕を一瞬見ただけで、通り過ぎようとしましたが、僕はそれを許しませんでした。
彼が背を向けた隙に、僕は数珠を飛ばして彼を後ろ手に縛り上げちゃっていました。

いやー、暴れた暴れた。
あんまり暴れるので、最後は当て身しましたけどね。
そして僕は、教団の倉庫にあったビニールシートで彼を梱包すると、隠しておいた車で事務所へ帰りました。
追っ手が来る前にと、彼が意識を戻しかけたところで、ヤッちゃいました。
401黒木柳介の恋人3:04/03/06 13:28 ID:VtIJxZyr
告白すると、僕が男を相手にするのは彼が初めてでした。
けれども事を終えてみると、最初の死に物狂いの抵抗は何処へやら。険しい眼はすっかり惚けて、頬を桜色に染めながら、僕を見上げていました。
愛の力ですかねぇ…
「気に入ったよ」
艶のある唇に微笑を浮かべるその声は、異様に低くドスが効いていました。
しかし後ろ手に拘束されたまま、仰向けにして一時間強突っ込まれ続けたというのに、彼のアレの方は未だにちょっと勃起している程度でした。
ん〜。やっぱり未経験者の技術ではイけませんか…
しょんぼりしていると、彼は脚を動かして僕の方へ起きあがり、両腕を拘束されているので体を使って、僕を押し倒してきました。
横になれ、という合図でした。
僕が横たわると、彼は僕の胸に口づけし、そのまま舌を動かしながら下腹部にたどり着きました。
あぁ…
肌に触れる彼の舌の感触はねっとり甘くしつこく、やけに赤く見えるせいもあって、とても淫らでした。
そして彼は、見事に勃ちあがった僕を唇の先でじらすように撫で、僕の疼きが最高になったところでそれはそれは美味しそうにしゃぶり始めました。
腰を心持ち上げた四つん這いの姿勢は意識されたものでしょうか。
僕を口でくわえこみながら、さらにねだるようにお尻を振っているように錯覚します…
402風と木の名無しさん:04/03/06 14:54 ID:g6MeDT5e
キキキキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━!!
恋人タン(;´Д`)ハァハァ続きが激しく気になる……!!
403風と木の名無しさん:04/03/06 16:23 ID:BTXIJ7vl
カルト宗教団体も真っ青なくらいの誘拐っぷりにワロタ
おもちれー
404風と木の名無しさん:04/03/06 16:44 ID:eZL9eVJv
キタワァ*:.。..。.:*・゚(n‘∀‘)η゚・*:.。..。.:* ミ ☆
霊媒師、面白すぎるぅ!
405風と木の名無しさん:04/03/06 18:33 ID:KvXmoY54
キタキタキター!!
黒木サン瓢々としてて(・∀・)イイ!!
406風と木の名無しさん:04/03/06 23:54 ID:0poJtaii
恋人タソにとっては凄絶な状況なのに、なぜだ。なぜなんだ。
ちっとも緊迫感を感じないぜ…!
恐るべし、黒木タソのマターリなキティクぶり。
正直、すんげーおもろいです。斬新な鬼畜(;´Д`)ハァハァ
407風と木の名無しさん:04/03/07 02:40 ID:9FbWMtjg
続編キターーー
黒木タンの鬼畜凄く(・∀・)イイ
続編キボン!!(*´Д`)ハァハァ/lァ/lァ/ヽァ/ヽァ ノ \ア ノ \ア / \ ア / \ ア


408風と木の名無しさん:04/03/07 02:55 ID:VeCa6FZk
801ビギナーですが(つーかこの板来て最初に見たスレがココ)、素敵です>黒木さん

こっそーり楽しみにしてます。
409黒木柳介の恋人4:04/03/07 11:32 ID:Hs3Fkp7S
>>401の続き

「このまま……オレの口でイくか…?………それとも…中でイくか?…」
僕がふと我を忘れている隙に、彼はフェラチオを中断していました。
体をのしあげて僕の胸の上に自分の胸を重ね、僕の上に跨って。
彼の舌で鋼のように硬くそそり立ってしまった僕の側面を、僕よりひとまわり小さい彼自身でゆっくり擦っていました。
潤沢な彼の唾液と僕の先走りが混ざり合って、彼の亀頭や側面が濡れています。
上下に揺れる白いお尻の動きは、まるで僕が犯されているように見えました。
このまま、彼に擦られて射精しちゃえ、とも思いましたが、僕の答えはこうでした。
「……それより、君をイカせたい」
僕は下から彼のアレを握って、僕にさらに強く密着させて擦りながら、彼の舌を吸いました。
互いの舌を絡ませ、どちらの口内に引き込むか先を争うように激しく吸い合いましたが、やはり両手が不自由な彼は僕にかないません。
ペチャ、ズルッ
唾液を飛ばして彼はようやく舌を仕舞い、
「上等だ。…なら、激しくやれよ。お前の数珠でオレの首を絞めな」
410黒木柳介の恋人5:04/03/07 11:38 ID:Hs3Fkp7S
僕は、彼の言葉の意図がわかりませんでしたが、彼の眼に操られるように、数珠を取り出していました。
持ち上げた彼の喉に口づけしたいのを堪え、数珠を巻き付けました。
「そこでとめろ」
数珠は、まるで首輪とリードのように、僕の手と彼の首を繋いでしまいました。
一体彼は、何が狙いなんでしょうか…?
それから彼はおもむろに後ろを向くと、背中越しに顔を向け、
「入れてくれるんだろ…?早く」
まとわりつく長い前髪の下から、潤んだ瞳が僕を急かしたので、僕は胡座を崩した姿勢で後ろから彼を抱き寄せ、固くつぐんだすぼまりを一気に貫きました。
「っ…ん…」
僕の腿の付け根に、彼の柔らかいお尻が乗ったと同時に、僕は素早く突き上げました。
…あんなスペシャルなフェラチオとすり合わせの後ですからねぇ。
彼は息をする間も与えられずに倍速で揺さぶられ、僕はそのまま中出ししました。
「あっ……はぁっ」
詰まっていた呼吸を長く吐き出す彼。
僕は彼の腰を掴んでいましたが、手の中で彼の肌が痙攣しているのが伝わってきました。
「ごめんなさいねぇ。…僕が先にイカせていただきましたよ。お詫びに、すぐ犯ってあげますからね?…」
僕はそのまま抜かずに、放出したペニスを彼の内臓で擦って勃たせることにしました。
彼のそこは入り口はもとより、内部は吸盤のように吸い付き、かと思えばただれたようにまとわりついて僕を酔わせました。
ズチャ、ズチャッ
グ…ググ…
中の精液をかき回しながら、僕は次第に強張りを取り戻しました。
お尻を、異物で押しひろげられる感触で、彼の上半身が反り返ります。
僕の肩に、彼の頭が乗っかってきました。
「ねぇ…絞めてくれよ。これ…」
彼が囁きます。
その首に巻いた数珠は、先端を僕に握られていました。
「オレに触らずに、お前のと、数珠で…犯ってよ。馬、みたいにさ……」
彼が身をよじると、ジャラ、と数珠が音を立て、僕を挑発しました。
411風と木の名無しさん:04/03/07 13:25 ID:JaB6n3dM
SMプレイ キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━!!
予想外な性格の恋人タソ(*´Д`)ハァハァ
412風と木の名無しさん:04/03/07 14:38 ID:KH3eRQie
キタ━━゚+.ヽ(≧▽≦)ノ.+゚━━ ッ ! ! !
恋人タソ最高!!
413風と木の名無しさん:04/03/07 17:11 ID:KsieyiB5
黒木タンキタ━━(゚∀゚)━( ゚∀)━(  ゚)━(  )━(  )━(゚  )━(∀゚ )━(゚∀゚)━━!!!!!
思わずリアルで「キター!」と言ってしまいました(;´Д`)ハァハァ
黒木タンもさることながら恋人タンも読めない性格してますなぁ……(;´Д`)ハァハァ
414風と木の名無しさん:04/03/07 17:17 ID:VeCa6FZk
教祖に調教されてたのかなン‥‥ハァハァ
415風と木の名無しさん:04/03/08 00:05 ID:vdx6H2+V
恋人タン、なんか敗北感を噛み締めてしまうくらいツボだ…_| ̄|○
さ、最高です!!!!
416風と木の名無しさん:04/03/08 00:38 ID:JqnEOB1t
教祖の愛人って言葉だけで白米3杯いけるでしかし! 414タソの言う通りやはり教祖に仕込まれたんでしょうかね……(´ε`)ハアハア
417風と木の名無しさん:04/03/08 01:21 ID:0LKRZlj5
むしろ教祖の上に乗って調教しry
んが…ぐぐ
418風と木の名無しさん:04/03/08 01:48 ID:C5Lzd63e
なんか、文自体がエロイ(うまく表現できないが)
読後、口がパカーっと空いてるのに気付いた。ハズカシイッ
もっとやってください〜
419黒木柳介の恋人6:04/03/08 11:54 ID:8mp1GcOe
>>410のつづき

「そんな事したら…君は……」
なーんて心配そうに言いながら、僕は彼の挑発に内心わくわくしていました。そうですか。そういうのがお好きですか。
僕は弱い力で彼の首に巻いた数珠を引きました。
く、と彼の喉が呻きます。
僕は後ろから片手で彼の腰を撫で回し、彼のアレを悪戯しながら、
「苦しい…ですか」
声色とは裏腹に、じわりじわりと数珠を手に巻き付けていきました。
「ッあ……ヒッ…」
彼は何か返答しようとしますが、数珠に肉が食い込むほど絞められ、ひゅう、という空気が抜ける音と、えづきしか聞こえませんでした。
本当に苦しいのか、肩や腕がもがきだします…が。
一方で僕がいじっている彼のアレは、表皮がはちきれそうに熱く燃えていくではありませんか。
先走りがタラタラと伝い流れて僕の手を汚します。
う〜ん、彼はマゾヒストだったんですねぇ…いぢめられっ子キャラには全く見えませんが。
なかなか、美味じゃないですか。
トマトのように顔を真っ赤にした彼の耳元に僕は唇を寄せ、
「いいですか?……動かしますよ〜」
両端から数珠を引きながら、彼を揺すりはじめました。
あまりガンガン突いちゃうと、彼の体が前のめりになるので、大変です。…首吊りになっちゃいますから。
なんて言いつつも、乗馬ノリのセックスはなかなか良い感じでした。
グン、と腰をまわしながらえぐると、彼が眼を剥いて大量の涎を吐きながら顔をがくんと上げました。
もうちょっとで、失神しちゃうかな…?そう感じて、
「…ほら、もっと腰を振って…ちゃんとくわえ込みなさい……僕に負けないように、頑張ってください……」
420黒木柳介の恋人7:04/03/08 12:02 ID:8mp1GcOe
「あんっ…あッ、ア、ぅッ、あぁッ!」
彼は体に火がついたかのように、僕の上でお尻を激しく上下し、大きな声でよがりはじめました。
さっきレイプした時は、小さな呻きしか聞こえなかっただけに、ビックリです。
「あ…、いい…っ!イっちゃう……」
あ〜もう、勝手に。
僕はまだまだ、まだなんですよ?…数珠を思いっきり引いて、彼の動きを止めました。
僕も突きをやめ、
「ひとりでイくなんて…許しませんよ」
さっきのセリフは忘れてしまいました。
僕は新たに数珠を出し、彼のアレをきつく巻いて栓をし、締め付けを調整するため、両端を首の手綱と繋ぎました。
そしてふと思い立ち、ついでに彼の膝関節や足首も別の数珠で拘束して、僕の上で大股を開く格好で固定しました。
最後はなんだか、数珠で彼の体全体がぐるぐる巻きになってしまいましたが…
「ああ…あっ……んぁッ、や、やッ」
浅いところを掘りながら、僕はダルマさん状態な彼に具合を訊ねます。
「気持ちいい…?」
すると彼は、股間の膨張と数珠の締め付けに顔をぐしゃぐしゃに汚しながら、
「はッ、ああ…っ!すげぇ…っ!!あ、い、痛…」
「痛いの?……痛いのは嫌?」

僕は手綱を引き、腰をまわすように突き入れました。
彼はあぶくを吹き、解放すると息をぜいぜい吐きだしました。
「はぁっ、はぁ、はぁ……ん、す・好き…痛いの……好き…あ…やだ……あ、ああああ!!!はぁぁっ!!」
彼は突然狂ったように乱れました。
一瞬の間に、数珠を巻いた僕のペニスを、彼の奥に深々と刺し、ガシガシ擦ってやったからです。
こういう玩具、実際にありますからね。
彼にとってはさして新鮮ではなかったかもしれませんが……効果は劇的でした。
「どう……っですか…?」
狭い内部でゴロゴロ数珠を転がしながらは、僕にとっても辛いものがありました。
しかし彼は果敢にも、それをグイグイ奥へ誘いました。
…もしかしたら、中でひっかかっちゃっただけかもしれませんけど。
421黒木柳介の恋人8:04/03/08 12:08 ID:8mp1GcOe
「ヒッ…う、うぁっ、ク…ッあ、ああっ・あっっ……イきたい、イきたいよ…っ」
彼は嗚咽し、涙を流していました。
「いい…?」
「っハぁ…いい……はぁ、はぁ、もうイく…!」
彼は叫びますが、叫んだところで拘束は外しません。
「いいの?…どこが?……」
「ああっ!はっ、はっ、あっ」
「どんなふうに?」
「んああっ……!ち……畜生」
快感の底から、彼が僕を殺気立った眼で睨みました。
しかしすぐにもたなくなって、泣き顔に戻ります。
可愛い……。
「ふふ、いいですよ。いかせてあげます」
彼はもう理性もかなぐり捨て、ヒィヒィ泣くだけでした。
僕の声が聞こえているかどうか、でしたが、
「あと二回……僕がイッた後にね」
取り憑かれたように首をがくがく振り出す彼の中に放ってから、宣言の一発目に取りかかったのでした……。

…果たしてその後、彼はイけたんでしょうか?……おぼえていません。
僕は自分のことで精一杯でしたからねぇ。
気がつくと、時刻は翌々日の昼でした。
彼の方は拘束の跡が全身に及んでいて、まるで赤い、虎かシマウマのようになってすやすや眠っていました。
新聞を開いてみると、彼の主人の教団が解散し、教祖が海外逃亡したという記事がありました。
…彼は、捨てられちゃったんですね。……
生き別れになった家族の消息は不明。住んでいた所も不明。確かなのは御陵ヒズルという名前だけ。(調べてみると、彼の本名ではないようでした)
野良猫や野良犬なら僕も放っておきますが、しかし僕にとっての彼は、失いたくない大切な人でした。
この先何があっても、ふりかかるモノは甘んじて受けようと僕は、
「僕のものに、なってくれますよね」
気持ちを込めて、意識を取り戻した彼に言いました。
422黒木柳介の恋人・完結:04/03/08 12:15 ID:8mp1GcOe
すると彼は、一瞬顔をひきつらせましたが、新聞を見て、僕を見返し、微笑んでくれました。

…それから、御陵君との共同生活が始まって…一年が過ぎました。
アシスタントとしてはさておき、恋人として、御陵君は僕にとって今では無くてはならない存在になっています。
まあ、ちょっと精神的束縛がキツいかなぁというのが難ですがね…一回でも携帯を無視すると、三日は口をきいてくれません。
そして大抵…許してくれるのは、セックスの後。
最近では、多忙な僕にかまって欲しいがためにコトをけしかけてくるような気がしないでも、無いんですが…彼は放置プレイは好みではないようで。

そんなこんなである日、僕は三日振りに、事務所に戻りました。
さる人に憑いた淫魔のヨダカヘビを捕獲するために、奈良まで出張し、その足で仕事を済ませた所で……ヘトヘトでしたが、御陵君に会えることを思えば平気でした。
両手には、奈良漬と御陵君の大好物のカップそば。そして、ポケットにはスペシャルなお土産もあります。
御陵君、喜んでくれるかなあ。
いや、先に電話を途中で切っちゃったことを謝りましょうか?
…それなら、顔を見るなり犯しちゃった方がいいですねぇ。
立ったまま犯ったこと、まだなかったですからね…。
事務所のドアの前でどさり、と荷物を落とすと、僕は扉を開け放ちました。
「御陵くーん。ただいま〜」

END
423風と木の名無しさん:04/03/08 13:17 ID:C3nghSlH
キタワァ*・゜゚・*:.。..。.:*・゜(n‘∀‘)η゚・*:.。. .。.:*・゜゚・* !!!!!
霊媒師さんGJ!GJ!!!
激しく萌えさせていただきますた(*´Д`*)
424風と木の名無しさん:04/03/08 15:00 ID:58Q6tcJ4
霊媒師タン…!!GJすぎてますー!!
もう、どうしていいか分かんないほど激しく萌えもだえますた!!!!
今まで俺様受けって???だったんだけど、完全に目覚めちゃいました!
もはや米さえいらない…この萌えだけで生きて行けそうな気がする。
イイ萌えありがとう、姐さん!!
425風と木の名無しさん:04/03/08 17:07 ID:zA898DMU
乙でした(*´Д`*) ウヘア
なんかこういうのを読んで初めて「漫画化してほしい・・・」とか思ってしまいました。なんでだろ??
でも文章もめちゃくちゃ好きです。キスの表現が特にエロくて・・・・
426風と木の名無しさん:04/03/08 19:25 ID:oW1GTy5a
霊媒師タン絶好調ですな(*´∀`)GJ!
他の職人さんの続きも気になる〜!!!
427風と木の名無しさん:04/03/08 19:55 ID:NPlzgtCa
黒木タンキテタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━!!
な、なんかいいとこで終わってる……放置プレイの気分(;´Д`)ハァハァ
もっと読んでみたい。他の職人さんもマターリ待っております。
428風と木の名無しさん:04/03/08 20:53 ID:KPHZ0DIL
黒木タンGJ

21Daysタンも不良タンも待ってます(´∀`)
429風と木の名無しさん:04/03/08 22:01 ID:5kUwCPzH
激しくキティク━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━!!
いやー萌えさせていただきました。
430風と木の名無しさん:04/03/08 22:18 ID:qqDTX/Ae
(*^ー゚)b グッジョブ!! でした。
笑いあり、鬼畜あり。美味しかったです。
431風と木の名無しさん:04/03/08 22:50 ID:QZPiYzy9
読ませてくれてありがとー
ホント萌えたし、面白かったぁ。
登場人物がみんな、愛らしいわぁ
432風と木の名無しさん:04/03/08 23:19 ID:8mp1GcOe
>読み手の皆様
こちらこそ読んでくださって!ありがとうございました。
黒木の作者です。
皆様の言葉についウルッと来ちゃったりして、投下して本当によかったですわ…。
また何かあれば投下させてくださいませ。

>>425タン
鋭いっす。
人物はみんな絵を描いて考えておるでつ。
漫画、描いてみたいっすよ〜

433風と木の名無しさん:04/03/08 23:37 ID:0LKRZlj5
>>432
是非みてみたいです。
ハァハァ…
434風と木の名無しさん:04/03/09 00:17 ID:A+ISNEz5
>432
乙!萌えたし、なにより面白かった!
また新たなネタを思い付いたら投下してくだちい。
435風と木の名無しさん:04/03/09 00:25 ID:njWp3pEq
>432
先の予測がつかない展開で面白かった。
アリガトン。
436風と木の名無しさん:04/03/09 01:39 ID:dG6htq6d
霊媒師タン、本当に乙オツでした。
面白くて笑える上にエロ表現も極上で、本当にウマーでした(゜∀゜)
キャラが皆愛らしいってのにも同意。
気が向いたらまたキフネタンも出して頂きたい!
437風と木の名無しさん:04/03/09 02:52 ID:sUlb92A5
私の脳内には、黒木タソ初回投稿時から各キャラの絵が出来上がっています。。
サイコーです。。
438風と木の名無しさん:04/03/09 12:21 ID:6cE60EAn
霊媒師タン乙ですた!
じっとりとヲチってたのですがお土産に連れられて書き込んでしまった(*´д`)
使うんですか、使うんですよね。
(*´д`*)ハァハァ

他の作者サンもがんがってくだたい!
439風と木の名無しさん:04/03/09 22:56 ID:CBrkqz/9
亀レスだけど、黒木タン乙!グッジョブでした。
つ、次は「キフネさん分割払い編」とか「教祖の愛人調教編」とか…
期待しちまっていいですかい?(;´Д`)ハァハァ
440風と木の名無しさん:04/03/09 23:34 ID:AllufN9E
恋人編、やべー!
おもしろすぎる・・

俺様受けって興味なかったけど、私が間違ってました。
強気な美形が泣きながら・・ てシュチュがこんなに萌えだとは!!
441風と木の名無しさん:04/03/09 23:46 ID:q1V3ykup
「教祖の愛人調教編」は漏れも読んでみたいです(*´д`)
442風と木の名無しさん:04/03/10 00:08 ID:G5tDRd8D
439タソの考えた題名萌えーーー 是非、読みたい(´Δ`)ハアハア
443風と木の名無しさん:04/03/10 00:28 ID:08bpCrrJ
ここ数日、霊媒師タンの投下を待つのが楽しかった!
禿上がるほど萌えて吐きたくなって絵版に妄想タレ流しちゃいました。
少しスッキリした……こんな衝動ハジメテ……
>439,441-442姐さんに同じく愛人調教の様を妄想するだけで頭皮から血を
吹きそうっす…
444風と木の名無しさん:04/03/10 16:35 ID:KtP2fypN
>443タン
うぉぉーーーーー!ハアハアハアハア(´Д`#)
!!!
ありがとうですた!
乙でつた!!

つか、イメージがまさにジャスト!でびつくりしますた。
感激…

黒木作者ですた。
445風と木の名無しさん:04/03/11 03:44 ID:JCD/nnwf
霊媒師タソに質問です〜。以前にもここで作品を投下されたことはありますか?
それとも初投下ですか?
446444:04/03/11 11:48 ID:cGXEef0E
>445タン
うい。何回か投下しとるでし。
霊媒師が予想外に反響大きかったので、恥ずかしくてどれがそうなのかは言えry
…すいませんねもう。氏んできます。
447風と木の名無しさん:04/03/11 13:35 ID:FXHasQvL
霊媒師タン、もうそろそろここらですっと引いたほうがいいとオモ
あまり出張りすぎるとよくないよ
せっかくおもしろい作品だったんだから、引き際も心得て
448風と木の名無しさん:04/03/11 14:41 ID:Q8T/1En/
ここは謙虚を知るスレですね。
いやいい意味で。。
449風と木の名無しさん:04/03/11 14:42 ID:s045G1HR
まあ先のは質問者に答えただけだし

でもソロソロ、次の作者タンの出番かしらのー
続き物も新作も待ってます。щ(*´∀`*)
450風と木の名無しさん:04/03/11 14:46 ID:SYow90ju
>447
近頃は他の作家さんが充填中なだけで、自分はそれほど
出張ってるとは全然思わないよ。
連続投下嬉しいじゃないですか。
445じゃないけど、私も他がどの作品かは知りたいけど
予想してむるのも乙ですな〜。
451風と木の名無しさん:04/03/11 17:54 ID:Hnu5L9yW
職人さんが聞かれてもいないのに自分語りしたり、作品語りしたり
感想にハイテンションなレスするのはスレが荒れる原因になると思うよ、と呟いてみるテスト。
漏れも霊媒師たんの話は好きだよ。
でも、このスレ住人と何度も交流を図るのはお勧めしない。
霊媒師たんはサイトを作ってそこで発表した方が良いんじゃないかって気がする・・・
2ちゃん向きじゃないっていうか・・・うまく言えないんだけど。
452風と木の名無しさん:04/03/11 18:20 ID:qAX+s3II
漏れはあんまり心配してないYO
賑わう→荒れる→沈静化→次のSS又は伯爵様→…
みたいにずっと流れてきてるじゃん。もう自然現象みたいに思えてきた。
人大杉のところに投下してくれた姐さんだもん、わかってるよ、大丈夫だよ。
>394
亀ですが自分も「闇の…」購入、ニヤリとしてます。背中を押して下さって
ありがとうです。
そしてまた待つです。やっぱこのスレ面白いもん。
453風と木の名無しさん:04/03/11 18:53 ID:JCD/nnwf
私の質問に霊媒師タソが答えて下さっただけなのに…
霊媒師タソの他に投下された作品が気になるます脳。
文句書き込みするより藻前ら新作投下汁!おながいします
454風と木の名無しさん:04/03/11 18:57 ID:JCD/nnwf
ここも貼っておきます。

http://ren.bbsnow.net/801/play/index_i.html
455風と木の名無しさん:04/03/11 19:26 ID:oQMCfWTX
>452
又は伯爵様ワロタ
456風と木の名無しさん:04/03/11 19:46 ID:yapA0ur+
最初読んだときからずーっと、
犬神さんが戻ってきたんだと思ってたんだけど。違うかな。
エロパロから擬音を取った感じだったから。
457風と木の名無しさん:04/03/11 21:01 ID:qzY1RNy0
>>456
どう考えてもそりゃ違うべ
458風と木の名無しさん:04/03/11 21:05 ID:wZK1xlBD
>>451
せっかく良質な作品を投下してくれたのに、サイトつくってやってほしいってのはなぁ(´・ω・`)
だったらこのスレの存在意義は?って話になる。
個人の主観をはさんだ愚痴は書かなくてもいいでしょ。

賑わうのは悪いことでもないと思うよ。馴れ合いっぽいのは勘弁だが。
459風と木の名無しさん:04/03/11 21:29 ID:tCWQ1150
次の作品が投下されるまでだらだらしてもいいんじゃネーノ?
もしくは保管所の方で雑談するとかさ。
460風と木の名無しさん:04/03/11 21:43 ID:vNVaVgwF
>>451
言い換えれば、おいしいネタだけ投下してくれるマッスィーンが欲しいってことか。
背後が見えると萎えってことだろ。わがまま過ぎやしねぇ?
461風と木の名無しさん:04/03/11 21:52 ID:tCWQ1150
誰かそろそろ伯爵様召喚してほしいですよ。。。


エロエロエロッサイム!!!
462風と木の名無しさん:04/03/11 23:07 ID:Q8T/1En/
実は黒木作者は伯爵様ではないかと睨んでいる(・ω・)ノイヒ
463風と木の名無しさん:04/03/11 23:10 ID:yapA0ur+
>460
>451は、背後が見えると萎えって事じゃなくて
作品を書いた人の自分語りや作品語り、感想へのレスがいつも荒しを呼んでたから、
ここでは控えた方がいいんじゃないかっていいたかったんじゃないのかな。

いままでマンセーレスが多くつく話には必ず妬みか僻みかしらないけど
荒しが出没してたから。で、荒しは話の内容には突っ込みようがないから話以外の
事で煽りたがるんだよね。だからレスのやりとりしたいならここは止めて
サイト作った方がいいよって451は言いたかったんじゃないかな。
464風と木の名無しさん:04/03/11 23:19 ID:C5h4sqsW
ま、とりあえず、結局この流れがいつもどーりの流れですよね
そんなことほっといて職人さん方マンセー(・∀・)ノ
465風と木の名無しさん:04/03/11 23:41 ID:0+SGg4YF
伯爵様の執事でございます。
この度は我が主(あるじ)がかように歓迎され、
私、影ながら大変うれしく思っております。
主は先の召還以来、出番を待ちわびておられましたが、霊媒師作者殿の
ご尽力によるスレの盛り上がりを大変お喜びでございます。
以前はスレ保守のため、>>216,290,291様をもてあそんでいらした
のですが、今では「今日は黒木君の恋人がな」などと楽しそうに
語られるのであります。
どうか皆様、我が主のみでなく、スレ住人の皆様を暖かく
迎え入れてくださるようお願い申し上げます。
466風と木の名無しさん:04/03/12 00:07 ID:Ca8vEzTU
伯爵様、このスレを見守ってくれてるんだ…むしろ視姦し(ry

伯爵様が萌えると、片方めがねが
ピンクに発光するというのは本当ですか?
467風と木の名無しさん:04/03/12 01:25 ID:o6tVsZw+
21daysタソはどうなったんかな?いいとこで終ったから続きが気になる木
468風と木の名無しさん:04/03/12 01:42 ID:ghZAY73U
ピンク…まさに色メガネの伯爵様に……(ry







イマナライケル!! 
タイトルは伏せての投下。
469風と木の名無しさん:04/03/12 01:57 ID:ghZAY73U


それを僕は偶然見つけた。
中学校三年生の春休み。
卒業式を終えて遊ぶ時間を持て余した僕と友達は、今流行りのアニメビデオを借りに行くことにした。
自宅から自転車で行ける距離の行きつけのレンタルビデオ店に到着すると、平日の昼間なのに日曜よりも人が多くて混雑していた。
いつも気になっていた成人向けのAVが置いている棚のあるコーナーに友達二人と興味津々で近づいていって僕はそのビデオを見つけた。
友達は巨乳のお姉さんの写真のパッケージとかを眺めながら色々言っていたけれど、そのビデオのパッケージを見ていた僕の耳にはちゃんと届いていなかった。
そっと友達に見つからないようにそのビデオを手にしてパッケージを眺める。
僕はどうしてもそのビデオが見たくなった。
けれど、僕はまだ十五歳でそのビデオを借りることが出来無くて、やっぱり友達に見つからないようにもと合ったところにビデオを返したけれど、ずっと気にはなっていた。
いつか借りよう。
十八才になって僕が借りることが出来るようになるまでそれが無くならないことを祈っていた。



そして今日、やっと俺は18歳になって漸くそのビデオを借りることが出来るようになった。
470メール欄参照願います:04/03/12 02:00 ID:ghZAY73U
「おら、入れよ!」
 背中を押された勢いのまま、中年の男性が畳の上へと転がった。
 シャツにネクタイ、スラックスとどこにでもいそうな服装の中年男性は身体の前で手首をロープか何かで縛られている両手で何とか身体を支えて、顔から畳へと転がるのを堪えていた。
 男性を囲むように数人の若い男達が叢がり始める。
 畳の他に障子も映っているのでどこかのマンションの一室のような感じがした。
「え〜〜、女とちゃうん?」
「俺も女、いうて聞いてたのによ〜〜。おっさんは勘弁やわ」
「そういうなって。ダメならカメラ交代しろよ」
「俺は楽しみ〜〜。一遍男ってやってみたかったんやよな」
 何人いるのかはわからない若い男達の中には不満を言ったり、揶揄ったり、ガムを噛んでいたりしてる者も数人いて、どうやらまともな連中じゃないようだった。
「……わ、私をどうする気…………だねっ」
 虚勢を張っているのだろう中年男性は語尾を強めるように言っているけれど、若い男達には全然効き目はなかった。
 そのうちのリーダー格らしい男が、畳の上に転がっている中年男性の前へと、脚を開いて座り込みニヤニヤと笑った。
「あんな、アンタ、自分で何したかわかってるやろ? わざわざそれ、説明せなあかんの?」
「わ、私の……。しかし、それは君達が相手では無いっ」
「俺ら相手やなくても、俺ら頼まれたんやし。しゃーないやん。ほな、どうやって借金返すんよ?」
「だから、働いて返すと……」
「待ってられてへんから、使えるアンタの身体で払うて貰おうってことなんやんか。いい加減諦めいや」
 手首を縛られている中年男性は借金のかたに……という、AVではお決まりのパターンのようだった。
 そこでビデオは一度暗転した。
471その3:04/03/12 02:05 ID:ghZAY73U
 再び画像が出てきたときには中年の男性はシャツは袖に引っかかっているだけの状態で殆ど裸も同然の格好で仰向けにさせられていた。
 膝を曲げて立てた状態で大きく開かされている脚を閉じないようにか、それぞれ男達に押さえられていて、縛られている両手首も頭の上へと上げさせられていた。
「止めないか! こんな、……っ……」
「口ではなんだかんだ言うても、おっさんも好きなんやん? ちゃんと勃ってるし」
「こんなのはおかしいっ、止めてくれ! 金なら働いて、……ッ、あ……」
 脚の間に座り込んでいた男が中年男性のそれを握り込んで上下に扱いている部分がアップになる。その動きに合わせて、中年男性の声も時々詰まったように途切れた。
 若い男性のモノよりも色黒くて太い感じに見える中年男性の性器は、扱かれてどんどんと硬くなっていって、先端から透明の液体を滲ませ始め出した。
「心配しぃなって。このビデオが売れたら借金帳消しやん。アンタもこんなんこれで終わりに出来るし、俺らの仕事も上手くいくし、エエことばっかりやで?」
「そ、…で、…もっ! ………止め、……変態ッ、……」
「おっちゃん、そんなん言うテモアカンで? おっちゃんのめっちゃ硬なってるやん、ガチガチやし」
「変態の男に触られてガチガチにしてたらアカンやろ〜〜」
 若い男達のからかう笑い声に画面が。中年男性の性器から硬そうな黒い叢を映して、下腹部を舐め上げるように胸へと移動していった。
 シャツのボタンは引き千切られて無くなっていたり残っていたり。
 腕を上げさせられて晒されている胸肌を映していた画面の中央に赤い色の突起が映し出された。
「はーい、オッチャンの乳首〜〜。硬くなってるみたい〜〜」
「止めろと、……く、……ッ、あ……」
 カメラの男がそう言いながら指を伸ばして突起を突付くと、中年男性の突起は窄まるように硬くなっていく。突付いていた指先が突起を撫で始めると吐息が小さく聞こえた。
472世にも奇妙な20:04/03/12 02:21 ID:ENg9I6KI
>213

本気で逃げないと…
頭で考えていても身体は動かない。
電話を終えた1人が自分のベルトを外し俺の腕を掴み上げ、それを巻いてきた。
「若くてかなりの淫乱そうだって言ったら、絶対行くから捕まえとけだって。やる気満々だぜアイツ」
「良かったなぁ嬉しいだろ?こんな所でオナニーしてたんだ、相手探してたんだろ」
首を振って否定しようにも、顔を捕まれ口を犯されているのだから無理だ。男は唾液にまみれたモノを奥に押し込んだまま、いきなり果てた。
「…かはッ!ぁっ…」
熱くて苦い液体が喉を伝う。たまらず、出来るだけ吐き出そうと咳込んだが後ろから髪を掴まれ上を向かされた。
「てめぇ何吐いてんだよ」
ガッ…と頬を殴られて血の味が広がる。
抵抗しても無駄だとわかっていたが無意識に相手を睨み付けた。しかし苦痛に歪んだ顔では迫力なんか全く無い。

「おい、俺がヤル前からキズもんにするなよ」
暗闇から新たに数人の男達が現れた。さっき電話で呼び出された奴だろう。
「コウジ、早かったな」
コウジと呼ばれた男は二人と少し言葉を交わすと、俺の腕を掴み公園の中のしげみに突き飛ばした。
俺は闇に突き落とされた気がしたがすぐに背中と地面がぶつかる。
「痛…っ」
胸ぐらを捕まれ、持ち上げられる。品定めでもするように顔を近づけ、そのまま口を塞がれた。
「ぅん…っ…」
473世にも奇妙な21:04/03/12 02:22 ID:ENg9I6KI
長いキスだった。そして乱暴な態度とは裏腹に、意外なほど甘い…。
抵抗を忘れてしまうほどその舌に翻弄された。唾液を流し込まれたのを思わず飲み込む。
「…ふ、ぅ…」
口を離し、ニヤリと笑った男は俺の服を剥ぎながら嬉しそうに言った。
「淫乱って言ってたけど、こいつあんまり慣れてないな。俺好みに仕込んでやるか。おい、手伝えよ」
男は仲間を呼び俺を両脇から囲ませた。最初の二人とは別の二人、全員で5人いるのか。
「…ぅあっ…ぁ、止め…!」
二人は一斉に俺の両耳を嘗め始めた。耳たぶを噛んだり奥まで舌を入れたり…。ぞわぞわと舌の動きが騒音と快感になって襲う。
たまらずに首を振ったが、二人がかりで腕を絡め固定されてしまった。
そして真正面の男は乳首を攻めてきた。歯でキリキリ挟んでは舌で敏感な先をトントン叩き、俺は快感に振るえあがった。
しかもそれだけではない、体内には忙しく動き回る蔦まで居るのだ。
「あ、あああぁ…っんッ…」
触れられてもいないそこから、トロトロと白いものが溢れた。
「…早いな。まだ何もしてないぜ?」
コウジはそのぬめる液体をすくい、入り口に擦りつけ指を埋めてきた。
「…ぅくッ…!」
入り口付近を刺激する指と、奥で蠢く蔦。
「なんだ、何か入れてたのか?中がもうトロトロだ」
もちろん蔦のせいだ。だがこいつらにも見えないらしい。
474世にも奇妙な21:04/03/12 02:24 ID:ENg9I6KI
こんなにも体内で存在を主張しているのに、それを感じているのは俺だけ。指を入れているコウジも気づかない。
本当に蔦は存在するのか…?

「お前らも参加しろよ」
コウジが最初の二人に声をかけた。二人はずっと、携帯でカメラや動画を撮っていた。
「は…ぁっ…ッ」
今度は両脇から両乳首を攻められ、コウジは俺の足を持ち上げ入り口を嘗め始める。両耳もずっと嘗め続けられていた。
「ひっ…ああ、ぁ…!イッ…!」
乳首をちぎらそうなほど強く噛まれ、入り口は舌が出入りを始める。
中の壁を蔦が擦り、まるで長い舌に中を嘗めまわされている錯覚をおこした。
475奇妙です:04/03/12 02:29 ID:ENg9I6KI
前回からかなり間があいてしまってスミマセンです。
最後まで書ききってから一気に書き込もうと思ってたんですが…なかなか書きたまらないので。
いつになるかわかりませんが次回は最後まで書いて投稿しますね。
476風と木の名無しさん:04/03/12 02:36 ID:/7hRy0oL
リアルタイムで二人もキテター!
お二方ともGJでした(*´Д`)ハァハァ
477視姦もの1:04/03/12 12:17 ID:FT/7z9IK
「今日のお客様から『すぐ入れられるように』と」
執事が僕に今日のお客様の写真を渡しながら言いました。
僕は黙ってそれを受け取って、お客様用のベッドルームに入ります。
天蓋つきの、大人が楽に二人寝られる大きなベッドが中央にあって、
そのベッドの向かいの壁にはある有名な聖者の殉教の絵の模写が掛けられています。
大きな絵で、腹部に突き刺さった矢、そこから流れる血、
どこかうっとりとした聖者の表情は、なぜかひどく扇情的です。
聖者の周囲を飛び回っているのは、原画では天使のはずですが、
ここにあるのはご主人様の趣味で悪魔に描きかえられています。
僕はその悪魔を見て急激に体が熱くなります。
あの向こうにご主人様がいらっしゃるのです。
あの悪魔の漆黒の翼は、実はそこだけ油絵がくり抜かれて
薄い黒い布が替わりに貼られており、その向こうの部屋、ご主人様のお部屋からは
この部屋の、ベッドの様子がすっかり見えるのです。
僕は一度その覗き穴からこの部屋の様子を見せてもらったことがあります。
ご主人様は今日もあの向こうから、僕がベッドの上で痴態を演じるのを
ご覧になっているのです。
478視姦もの2:04/03/12 12:18 ID:FT/7z9IK
ご主人様は月に何度かご友人をお招きしておもてなしなさいます。
僕はそのたびにご主人様のお客様の夜のお相手をします。
ご主人様はそのご様子をあの絵の向こうからお楽しみになるのです。
今ごろご主人様は絵の向こう側に居られるはずです。
お客様もまもなく入浴を終えられてこちらにお着きになるでしょう。
僕はそっと先ほど執事から渡された写真を見ます。
金髪の男が写っています。今日のお客様、ルノウ公爵です。
30半ばくらいに見えます。貧弱な顔。
なまずのような髭がとても滑稽です。
しかしこのお客様がどうであれ、そんなことはどうでもいいのです。
僕は絵を意識しながら服を全部脱ぎ、ベッドのサイドテーブルにある
クリームをたっぷりと両手に載せると、
丁寧に指に塗り付けていきます。
どうしても目が絵のほうに行ってしまう。
でもあまり絵を意識しすぎると、後でご主人様が不機嫌になられるので
気をつけなくてはなりません。
今はまだお客様が来ていらっしゃらないからいいけれど。
僕は絵に向かって大きく足を開いて見せます。
479視姦もの3:04/03/12 12:20 ID:FT/7z9IK
僕のものはすでに少し熱を持ち始めている。
ご主人様の視線を感じます。体がさらに熱くなります。
クリームでべたべたの指でご主人様がおっしゃる所の『いやらしい場所』を
そっと慣らしていきます。少しずつ、できるだけ卑猥に指を動かします。
体がびくびく震えてしまいます。
僕のものも完全に起ち上がりました。
「ああっ…」
奥まで指を入れ、本数を増やします。反射的に足を閉じそうになりますが
そうするわけにはいきません。ご主人様にお見せしなければ。
ご主人様のことを思うだけで透明な液が溢れます。
ご主人様はどう思っておられるでしょうか。
僕はサイドテーブルの引出しからディルドーを取り出します。
ご主人様のものと比べれば本当にただの玩具です。
それでも僕はそれを腰を浮かせてご主人様によく見えるように
ゆっくりと体に埋めこみます。
ご主人様がお喜びだといいと思います。僕はいやらしくできているでしょうか。
一呼吸置いて自分で出し入れを始めます。
ご主人様のものを思い描きながら精一杯自分の中をこすりあげます。
ご主人様は僕のいい所をよくご存知で、いつも的確にそこを突いてくださるのです。
「あ…はぁ…ご…」
ご主人様、と僕は言いたいのです。でも必死で唇を噛んでこらえます。
だって僕はこれからルノウ公爵様のものになるからです。
ご主人様はお客様をないがしろにするような事をするととてもお怒りになるのです。
それにそろそろお客様がおいでになってしまう。
480視姦もの4:04/03/12 12:20 ID:FT/7z9IK
僕は手の動きを早めました。
人の気配が近づいてきます。僕は上手い具合にいくことができそうです。
「あんっ…あ…」
執事がドアを開け放ちます。あの写真の男が続いて入ってきます。
せわしなくディルドーを動かしている僕を凝視しています。
執事が一礼して部屋を後にし、ドアが静かに閉ざされます。
男がごくりと唾を飲み込む。僕は頃合を見計らいます。そして
「ル…ルノウ様…」
僕は勢いよく射精して見せます。もちろんこの見知らぬ男の名前を
わざと呼んでやります。
飛び出た精子は僕の胸の上に落ち、僕は眉根を寄せて男を見上げます。
ああ。僕はいやらしくできたでしょうか。
後でご主人様にお褒めいただけるでしょうか。
481視姦もの5:04/03/12 17:14 ID:FT/7z9IK
「いいつけをちゃんと守ったんだネ」
男は息が上がっています。僕はそっとディルドーを引き抜きました。
鼻にかかった声が口から漏れます。僕の目は潤んでいることでしょう。
その目で男を見上げてこくりと頷くと、男は着ていた物をかなぐり捨てて
ベッドの上に登り、すっかりと勃ち上がったものを
いきなり僕の中に突き入れました。
「あぁっ!そ、そんな急に…あっ」
男のものは本人同様貧弱でした。先ほどまで入れていたディルドーよりも
さらに一回り細いようです。
僕は心の中でひどく落胆します。しかしそれが顔に出ないように細心の注意を払います。
「もうすっかりいい具合になっているよ…ああ、最高だ…
 どうかね、気持ちいいかね ん?」
全然気持よくなどない。男にはどうやら自信があるようですが
その自信がどこから来ているものなのかは全くわかりません。
他の男よりも少しはものが長めなようだというのはわかりますが、
それだけです。それでも僕は男の体にしがみつき
甘く途切れない喘ぎ声を出します。後でこの気持を
ご主人様にお話しようと思います。
「ふふふ、そんなに気持いいのかね…素直ないい子だ…」
男は正常位で突いていた腰を一旦離すと、僕を四つんばいにさせて
後ろから犯し始めました。
482風と木の名無しさん:04/03/12 18:01 ID:Pynt++jD
いいねえ視姦もの。伯爵の眼鏡発光中?
483風と木の名無しさん:04/03/13 00:05 ID:S3QgFYe2
視姦、いいなぁ。萌え。
っていう漏れたちも伯爵様にされてるんだけどさ
ハァハァ伯爵様
484風と木の名無しさん:04/03/13 02:30 ID:3+KZdn2v
奇妙タン待ってました!GJです(*´д`)ハァハァ
そして、視姦もの(・∀・)イイ!
485風と木の名無しさん:04/03/13 03:11 ID:9DfOWSB/
若い男達にいたぶられそうな中男タソにドギマギ
486風と木の名無しさん:04/03/13 13:23 ID:VYhrJjkm
いっぱい作品キタ━━━━ヽ(゚∀゚ )ノ━━━━!!!!
どの作品もいいですねー。続きを楽しみにしています。
487少年M:04/03/14 19:56 ID:95xuDAz5
その日の僕はいろんな意味で最悪な状況だった。
まず、とうとう「出て行け」と本気で言われたこと。今までも言われ続けてきたけど、今日のは本気中の本気だった。
それからメチャメチャマジに殴られたこと。今までは服を着たときに隠れる所だけを殴られていたけど、
今日はところ構わず殴りつけられた。血が出るまで殴られた。血が出ると目立つから、いつもは手加減
あるのにな…。手近に角材があったのもいけなかった。背中の肉がパックリいってる気がする…。
胸の方もナナメに袈裟懸けみたいになっている。ほかにもいろいろ…全身痛い。
閉め出されてみたら、外は土砂降りだった。真冬だし…。
僕はこういうときに避難する、僕だけの場所に行くことにした。一番近いのは公園のはじっこの屋根付きベンチ。
そこまで行けば、雨はしのげるし。
夕飯時で暗くなってきて、おまけにこの雨だから、僕の様子に気づく人が少ないことを祈ろう。
幸いさっきから、誰ともすれ違わない。2分も歩くと下着までびちょぬれになるほど雨がしみてしまって、
体温が急速に奪われていくのがわかる。裸足だしね…。僕はあっというまに震えることもできなくなった。
背中や脇腹のあったかく感じるところが、血が出ているところなんだな…と思えるだけ。
でも雨が洗い流してくれるから、血が出てることがわからないといいな…。
目がチカチカしてきた。ヤバイな…早く着かないと、うまく歩けなくなっちゃうよ。
こんなところを誰かに見つかったら、大変だ…。
488少年M2:04/03/14 19:57 ID:95xuDAz5
今日が最悪の日っていうのは本当だな。悪いことは重なるな。
前から歩いてきた人が僕に気づいてしまった。
「…ちょっと、エム君…!?」
あぁ…しかも顔見知りだ…。質問責めにされて連れ戻されてしまう…。
顔を上げて、誰が僕に声をかけたのか見てみた。
公園で仲良くなった近所のお兄さん、霧生(きりゅう)さんじゃないか。
隣のおばさんとかじゃなくて、まだ良かった…。まだ言い訳がきくかも…。
「どうしたのつ、その体!ケンカしたのかい!?」
傘に雨の音を弾かせながら駆け寄ってくるよ…。こなくていいのに。
「なんでもないんです、ホントに。ジョギングです」
嘘丸出しだけど、僕にも余裕がなかった。そんなわけないだろぅ、と言う声が遠くなって聞こえて、
霧生さんの顔を見なくちゃいけないのに地面が目の前いっぱいに広がってきた。
霧生さんに僕の家を教えてなくてよかった…速攻で連れ戻されることだけは避けられそう…
そんなことを考えながら、僕をのぞき込む霧生さんの顔が霞んでいくのをぼんやり感じていた。
489少年M3:04/03/15 00:01 ID:ylz8F2AK
体が引っ張られる激痛で気がつくと、僕は着のままどこかの風呂場で服を脱がされていた。
シャワーを持った霧生さんが僕の上にかがみ込んでいる。
「大丈夫かい? 今見たけどこのケガはひどいよ。病院に行こう」
「行きません…!平気です…」
この体を医者に見られたら、みんせいいんとかいう人たちに知らされてしまう。
そしたら施設に連れて行かれて、その後また連れ戻されてしまうんだ。
「でも…」
「大丈夫です…、ほんとに。ジョギング中に転んだだけ…なんです。」
霧生さんの顔つきが変わった。しまった…。この言い訳はカンのいい人には逆効果なんだった…。
「おうちの人に」
「いいんです、大丈夫です!ちゃんと出かけるって言ってきてあるから、心配いりません…」
霧生さんは困ったようにうつむいたけど、もう一度僕を見たときには複雑な表情をしていた。
「できるだけの手当はしてあげる。でもひどくなったら、病院に連れていくからね」
そう言って、シャワーを出そうと蛇口に手をのばす。
「お湯を、かけないで…」
こんな感じに殴られた後にお湯で暖めてしまうと、次の日最低2倍以上に腫れ上がってしまうんだ。
「…わかってるよ…。水で流してあげる。冷たくてつらいけど、我慢して」
(わかってる……?どうしてわかる……?)
お湯を使わない風呂場はタイルが氷のように冷たくて、冷水をかけられるとますます体温が奪われて
僕はまた気が遠くなってきた…。

それからしばらくは朦朧として、はっきりとしたことは覚えてない。
次に気がついたら今まで見たこともないような、いい布団に寝ていた。
けど体はそこらじゅうメチャクチャに痛いままだし、頭が熱いのに手先や背筋はものすごく寒かった。
ただ、体には手当がされていて、包帯されるやらバンソーコーが貼られるやらされている。
自分が何を着ているのかとか、ここはどこなのかとか、確かめるために寝返りを打つのさえ苦しかった。
布団なかで一人のたうっていると、部屋が明るくなって霧生さんが入ってきた。
僕の顔をのぞき込むとおデコに手を当てた。
「ああ、もう熱が出てきてる…」
490風と木の名無しさん:04/03/15 08:28 ID:Qf76LIhm
虐待されて弱りきった少年Mに萌え〜〜続きが楽しみ
491少年M4:04/03/15 22:10 ID:Xorn+nEf
「眠る前にキミの苗字を教えてよ。おうちの電話番号も。」
僕はタヌキ寝入りした。教えたくない。迷惑だろうけど、今夜はこのままここで眠ってしまいたかった。
朦朧としてるフリをした。霧生さんは声をかけたり揺すったりしたけど、反応がないのを見るとあきらめたみたいだ。
「仕方ないなあ…今夜はここで休んでいきなさい。おうちの人には僕からあとで言ってあげるから」
よかった…。ホッとして肩で息を吐いてしまった。頭をくしゃっとなでられた。お見通しかもしれないな…。
霧生さんが無言で静かに出ていって、一人になると猛烈な不快感が襲ってきた。まず、じっとしていられないほど
全身が痛い。頭が熱くて割れるように痛い。吐き気がする。のどが乾く。体は死ぬほど寒い。肘やひざ、かかとなんかの
関節は氷のように冷たくなってしまってる。背中を丸めても全然あたたまってこない。気分が悪すぎて眠れなかった。
トロトロすると痛みや吐き気で意識が戻ってしまう…。
布団のなかで転々と浅く寝返っていると、布団をそっとはがされた。しっかりした手が伸びてきて、
脇の下に冷たい物をはさまれた。続いて首にもひんやりとしたタオルのようなものが巻かれる感触。
ものすごく気持ちいい…。楽になる…。
布団が体の上に戻されると、横を向いた僕の背後がずしっと沈み込んだ。霧生さんが横に入ってきたんだな…。
「眠っちゃったかい?」
また寝たフリをしてると腕が伸びてきた。今は誰にも触られたくない…。どこを触られても痛いし、
もともと誰か他人に触られるのは好きじゃない…。
ゴロン、と大きな体が後ろで半回転する感覚があって、僕の背中が霧生さんの胸にくっついた。
首のすぐ後ろに霧生さんの顔がある。小さな声でこう言われた。
「せっかく冷たい水で頑張ったけど、この傷は腫れるよ…。明日の方がもっとつらいよ」
わかってる、と胸のなかでつぶやいた。明日は右目も開かない予感がする。
492少年M5:04/03/15 22:11 ID:Xorn+nEf
それから腕がまわされて、肘を包まれた。大きなてのひらが温かく、優しく肘をさすってくれる。
気持ちいい…。はあっと少し力が抜けたら、くっつけたひざの間に後ろから霧生さんの片ひざが入ってきた。
僕の冷たいひざの方を感じてしまうほど、霧生さんの体温はありがたかった。思わずカチンカチンに冷えたつま先を
霧生さんのスネに巻き付けてしまう。霧生さんは嫌がらないで、僕を抱き込んでくれた。
体が内側から溶かされていくようで、痛みが少しずつ軽くなって、気持ちよくなって…僕は本当に眠ることができた。

次の日のことはほとんど何も覚えていない。予想以上に高熱が出てしまい、前後不覚状態だった。
時々気がつくと、霧生さんが手当してくれていた。何か聞かれたような気がするけど、
自分が答えたことさえほとんど覚えていない。ぼんやりと思い出せるのは、着替える、スポーツ
ドリンクを飲まされる、着替える…の繰り返し。

かつぎこまれて3日目にしてようやく、僕はなんとか体を起こせるようになっていた。
そしてピンチに見舞われていた。

「いっててててえーーーっ!!」
頭がはっきりしてきただけに、手当の痛さが3倍増しになってしまった…。
自分の苗字を教えないのも、電話番号を言わないのも、百回聞かれて答えなかったら、なかばあきらめたように聞いてこない霧生さん。
「病院に行かないっていうんなら、我慢しなさい」
背中と胸の傷がやっぱり少し膿み始めてしまって、包帯をほどくだけでも生皮をはがされるように痛い…。
そんなに痛がるなら病院に連れていく、と言われると歯を食いしばって我慢するしかなかった。
声でも出さないと耐えられない…。上半身が露出したところで、僕は早くも疲労困憊していた。
背中に当てた枕にタオルを敷いて、胸の傷にオキシフルをつけられたとき、痺れるような激痛に絶叫してしまった。
無意識に体が逃げてしまうので、霧生さんの両脚で、僕の腰は正面からガッチリ固定されている。
赤むけの傷をまんべんなく消毒する事に、霧生さんは専念している。
…まずい。僕は…こういう痛みに……弱い……
493少年M6:04/03/15 22:44 ID:Xorn+nEf
下は霧生さんに借りたトランクス一枚だ。まずいぞ…本当に。歯を食いしばりながら下を向いた霧生さんのハンサムな顔を盗み見た。
…大丈夫…気づいてない…
せめて横を向こうとして体をよじったら、
「こらこらー」
と上半身もホールディングされた。痛い。よけい危機的状況になった…。
トランクスの下で僕自身が頭をもたげ始めている。僕はなぜか…痛いと…そうなってしまうんだ…。
いっそ一瞬で気絶してしまうほど痛ければいいのに…。
ここは大人しくしていよう。じっとしていれば霧生さんも気づかない…かも。
状況はよくならなかった。全身をつっぱってこらえているのに、胸の消毒が終わると
「はい、横向いて」
とナナメに転がされてしまった。
「いたたたたあーーーーー!!!」
横に退いた霧生さんの方に僕の体が向いている。僕は芋虫のように体をくねらせて距離をとった。
くねっている間中脂汗が出た。霧生さんは僕の焦りには気づかずにオキシフルを塗りやすいように
僕を固定すると脇と背中の消毒を続ける…。
包帯が巻き直されるまで、12時間くらいかかったように感じられるほど、きつかった。
霧生さんが包帯の端を留め具で押さえたとき、僕は心底ホッとして、…油断してしまった…。
霧生さんが、ふとつかんだ肩のその場所が、痛みのストライクゾーンだったってのもあったけど。
あまりに痛くて息をのんだ。はずみでトランクスの前が、霧生さんの手に押しつけられた。
霧生さんはすぐに気がつき…真顔で僕を見下ろした。当たった左手がそろりと股間を包んでいる。
肩をつかんだ右手にギュッと力を入れられた。僕がまた、うっ、と息をのむ。
たちまち反応する股間の緊張を、左手が確かめるようにまさぐった。
僕は自分の恥ずかしい性分を知られた動揺と衝撃で、言い訳も思いつかなかった。
それになぜ、霧生さんは、不思議な物でも確認するように、何度も同じ事をするのかな…。
繰り返し痛くされるたびに、僕は霧生さんの左手の中で、布越しに硬くなってしまう…。
絶望的な思いで霧生さんの顔を見ると、不思議なことに目がキラキラしている…。
494風と木の名無しさん:04/03/16 03:02 ID:nLNDg4EM
目がキラキラー!!!
495風と木の名無しさん:04/03/16 05:15 ID:Z5SWoyCs
.*。(・∀・)*.。*キラキラッ!
496風と木の名無しさん:04/03/16 14:31 ID:QvgFrmEY
絵板キター!
497少年M7:04/03/16 22:12 ID:3wQ5Su0F
その目に見つめられると、なぜか僕は蛇ににらまれたカエルのようになって、固まってしまった。
さらにもう一度、肩を握られる。今度は確信的にツメが立っている。
痛い!…ものすごく!
「…痛い…?」
「痛いです!」
聞かなくてもわかるのはずなのに…。左手で硬くなった僕の形をなぞられた。
「……気持ちいい…?」
今度は恥ずかしくて答えられなかった。その通りだけど…。それは霧生さんがそうやって
痛くすると同時に煽ってるからでもあるんだけど…。
僕はある意味で痛みにも弱いけど、気持ちいいのにはもっと弱い。普段気持ちいいことが
少ないから、免疫がないんだと思う。
答えないでいたら、肩を握る、下をなでるをずっと繰り返された。もう、やめてもらわないと…!
霧生さんのトランクスは僕には大きすぎるので、もともとブカブカなんだけど、余裕のある
布地の中で僕は完全に勃ちあがってしまった。…どうしよう。
「うわ」
布の上で動いていた手が、いきなりスソから中に滑り込んできて、僕を直に触った。
さすがに驚いて霧生さんを見返すと、そこにいたのはもう、僕の知ってるいつもの霧生さんじゃなかった。
妙な雰囲気になってるよ…。慌てたけどすでに遅い。僕は霧生さんのしなやかな
筋肉で押さえつけられてしまった。トランクスはひざまで下ろされて、脚を使って四の字固め風に
キメられた。根本は左手にガッチリ捕まえられたままだし…。そのままその手が滑らかな動きで
僕を上下にしごき始める。あまりのことに僕は抵抗を試みたが、ちょっと無理な方に
体を向けるだけで目から星が出るほどもともと体が痛い。抵抗空しく、しごかれながら布団の上で
もんどりうった。
「…抜いてあげるから…」
まるで親切事のように言って、手を休めない霧生さん。
498少年M8:04/03/16 22:14 ID:3wQ5Su0F
「ふっ、ふぁっ!」
恥ずかしいやら痛いやら、気持ちいいやらで、僕はもがいた。
「やめっ…て、ください、霧生さんっ」
「じゃあ、キミの名前を教えるかい?電話番号も」
この期に及んで我ながら往生際が悪かった…けど…
「教えたじゃない…ですか、エムですっ、て」
「下の名前はね。…でもそれも本当かな…どういう字を書くのか言ってごらん」
「だ…か…ら…、『笑う』のしょうの字で、エムって読むんだ、って言ったじゃないですかっ…」
「聞いたよ。だから、苗字だよ、今聞いてるのは」
…話にならない…。霧生さんはひたすら僕の下半身に集中している。だけど霧生さんはどうして
僕の体のことをこんなに知っているんだろう?傷の手当をしてくれたのは霧生さんなんだから
当たり前と言えばそうなんだけど、人間の体のツボを知っているとしか思えない手際の良さだった。
どうすれば気持ちがいいのか、僕のケガのどこを押さえれば僕が苦しいのか、恐ろしいほど
熟知していた。僕はほとんど効果のある抵抗ができない。
しごかれて気持ち良くなると、傷のどれかを痛くされる。痛みを感じると、ますます勃起する…。
そのタイミングが絶妙すぎて怖い…。
「どど、どうして、こんなこと、する、んです、か!」
僕はもう、時間の問題だった。霧生さんはなにか勝ち誇ったような笑顔だ…。
「朝勃ち防止のため」
聞くと同時にイッてしまった…。
イッてみると、体の痛みだけが残った。
「イッツツツ…」
ギクシャクと手足を動かすと、またもやホールド。
「もう一度」
「イヤですっ」
僕が言い返しても、霧生さんは涼しい顔だ。おとといの夜、ここにいてもいいと言ってくれた人と
同じ人とは思えない…。
「どうせ洗濯するのも介抱するのもボクなんだよ。朝の支度を楽にさせてほしいな」
499少年M9:04/03/16 22:15 ID:3wQ5Su0F
そう言われると返す言葉がない。
「じゃあ僕、自分でしますから…っ!」
「できないだろう?」
僕の手はダメージ大だった。右手は親指の付け根が腫れていて、コップのような太いものしか
握れない。左手は明らかにツメが2枚ははがれてる。指先が三本まとめてグルグル巻きだった。
「…………………」
「明日の朝、お互いに楽だから」
そんな理屈ってあるだろうか…。抵抗するにも体格差があるすぎる。今度はされることが
わかってるから、最初から身構えたけど、何の意味もなかった。あっという間にチョーク。
いい大人がそんな真面目な技を、なんでこんなケガ人にキメるかな…。
僕の歳を倍にしたよりは4つか5つくらいは若くて、しかもちょっと鍛えたような
ビシッとしつつも柔らかい筋肉。脇腹をひじで小突いても、ビクともしない…。
「いたたたたぁーーーーー!!!」
…痛いことは火が出るほど痛かったけど、…下の方はすぐ気持ちよくなってしまう。
…そんな自分がイヤだ…。
散々痛くされて、合計3回、抜かれてしまった…。

僕は敗北感いっぱいで布団の上に体を起こした。
シーツの上に僕の精液が飛び散っている。身軽に起きあがった霧生さんは、実に手際よく
それを新しい物に敷き替えた。いまいちどういう態度をとっていいかわからない僕を
座らせると、汗をかいた体を拭いてくれた。新しいTシャツとトランクスを着せてくれると
いろんな技でキメられた僕の関節を伸ばしたり押さえたりした。そうされると
痛かったところが驚くほど楽になる。
僕を再び寝かせて、「おやすみ」と言ったときには、いつもの霧生さんに戻っていた。
布団は一組しかないらしく、あとからゴソゴソもぐり込んできて、やっぱり僕を温めてくれる
霧生さんは、さっきの凶暴さのカケラもないほど優しい人だった。
500風と木の名無しさん:04/03/17 04:58 ID:wOuior+7
キャー('∀`)ー 精神的鬼畜はあったけど肉体的鬼畜(さらに甘)は初めてかもです。
職人さん頑張って下さい!
501風と木の名無しさん:04/03/17 07:50 ID:Q92mksnb
霧生さんがたまらなく(・∀・)イイ!!
502視姦もの6:04/03/17 14:49 ID:D0qEIgog
「奥まで入るだろう?」
「ええ…と、とっても…お…奥まで…」
確かに深く突き刺さります。でもちっとも気持よくはない。
僕のいい所を全く素通りするのです。おまけに絵に背中を向けて
僕に覆い被さるので、ご主人様には僕の表情や繋がっている様子が
充分にご覧頂けていないのではないかと気が気ではありません。
体の位置を動かそうと僕は必死に体をねじります。
「どうしたの…わかった、ここもいじって欲しいんだね」
男は僕の胸に手を伸ばすと、そのまま乳首を触り始めました。
「いっ…」
僕は言葉を飲み込みます。男がいきなり僕の乳首を力任せにつまんだのです。
気持いいなんて思えるはずもありません。勘違いにも程がある。
男は僕の体がびくりと動いたのが快感のためだと思ったのか、
なおもしつこく捏ね回します。
「体がヒクヒクしているよ…感じやすい子だね…」
僕はご主人様に抱いて頂いているときだったなら、
そこはシーツが軽く触れるだけで気が狂いそうになって、
ご主人様にいじられると泣き出してしまうほど切なくなるのに、
こんなに加減のわからない触り方をされるとむず痒さばかりあって
不快で仕方がない。僕は表情をうまく取り繕うこともできません。
少しだけ今、絵のほうを向いていないことに感謝します。
503視姦もの7:04/03/17 14:50 ID:D0qEIgog
仕方なく適当に喘いでいると、男がより激しく腰を使い始めました。終わりが近いのでしょう
僕は少し安堵して、盛大に声をあげてやります。
「むおお!イクよっ!い、イク…う!」
どくんどくんと中で男のものが脈を打ちます。僕は嫌悪感で身震いする。
それと同時に、後でこの一連の行為をご主人様になぞって頂けるのを思って
顔がほころぶのです。男はそれを見て満足したようです。
貧弱な男はそのままベッドに仰向けに寝転んでしまいました。
男のものもだらしなくしぼみかけています。
このまま終わられるわけにはいきません。後でご主人様から
一度しか抱いてもらえないなんて。
「奇麗にいたしますね」
僕は壁に掛けられた絵に頭を向けて大の字に寝ている男の上に、
男の目の前に僕のものがくるように体を載せると、
たった今発せられた精液と僕自身が塗りこめたクリームでてかてかしている
男のものを口に含みました。男はまだ硬いままの僕のものを
手で弄び始めます。僕はその指技にさも感じているかのように
腰をくねらせ、ため息をつきながら男のものをしゃぶります。
504視姦もの8:04/03/17 14:50 ID:D0qEIgog
僕はこの状況に満足します。だって絵の向こうのご主人様には
僕の『いやらしい場所』から他人の精液を太ももまで垂らしながら
男の股間に顔をうずめてはしたなく腰を揺らす僕の姿が
見えているはずだからです。
僕は音を立ててくわえ込みます。ご主人様に聞こえるように。
男のものはすっかりと硬度を取り戻しました。
それでも男は自分から動く気配はありません。
僕にとってはそのほうが好都合です。
「ルノウ様、僕、もう一度頂きたくなってしまいました…
 ご迷惑はおかけしませんから、だから…」
僕は体をひねって男の顔を眺めます。
一度終えた後の男の顔は、目が充血して口がだらしなく開いていて、
余計に見苦しい。甘えたような顔をするのも一苦労です。
男は僕のおねだりを聞いて猿のような顔をして笑いました。
「しゃぶっていたら入れたくなってしまったの?
 本当にいやらしい子だね。」
僕は躊躇いがちに頷きます。
「それじゃあ
 『僕のいやらしい所にご主人様のものを入れさせてください』と言いなさい」
505視姦もの9:04/03/17 14:51 ID:D0qEIgog
ああ!僕はその言葉にぞくぞくします。なんということでしょう、
お客様のお相手をしながらご主人様をお呼びできるなんて!
この男の指す「ご主人様」とは自分のことでしょうが、
そんなことはどうでもいいのです。僕は眩暈がするような喜びに襲われ、
僕のものがそれに対して傍目からもわかるほどにびくりと反応してしまいます。
「僕の、い いやらしい所に…ご主人様のものを…入れさせてください」
僕の目は思わず絵のほうへ行ってしまいます。ご主人様はお聞きでしょうか。
「よくできたね、いい子だ、おいで」
僕は絵に対面して男のものを先ほど注ぎ込まれたばかりの場所に咥えこみながら
ゆっくりと腰を落としました。ご主人様から繋がっている所が見えているでしょうか?
「ううっ…」
男が顎をのけぞらせて低くうめきます。男の長いものがすっかり入ってしまうと
僕は腰を使い始めました。
僕は僕のいい所をよく知っています。ご主人様が何度も教えてくださったからです。
だから自分で自分のよい所を男のものでこすり上げます。
男が死体のように動かないので大変都合がいい。僕は夢中になってしまう
「ご主人様…き、気持いいです…」
この男が自分から「ご主人様」と言ったのを免罪符に
僕はご主人様をお呼びします。後で叱られるでしょうか。
それともご主人様もご満足しておられるでしょうか。
506視姦もの10:04/03/17 14:52 ID:D0qEIgog
男は目を硬くつぶってただ途切れ途切れに喘いでいます。
僕はいっそう激しく腰を使いながらそっと絵を見上げます。
自分で自分の乳首に触れ、一方の手を後ろにつきます。
ご主人様には反り返った僕のものも、出し入れする様子も全部見えるはず。
瞬間、ご主人様と目が合ったような錯覚に囚われて
僕は痛いほどに視線と快感とを感じます。
「はあ、ご、ご主人様ぁ…ごしゅじん…さま」
一気に体が熱くなり、体ががくがくと痙攣して、僕はお客様の上に
射精してしまいました。その瞬間、男も僕の中に2度目の吐精をしたようです。
僕は我に返って男がタイミングよくいってくれたことに感謝します。
お客様をほったらかしにして自分だけがイクことを
ご主人様はお喜びにならないと思います。
「ああ、すごくよかったよ…君、上手だね…」
「ご主人様にお喜びいただけたらと思って」
僕は男の腹の上の自分が出した精液を舐め取り、再び男のものを口に含みます。
僕の今の言葉をご主人様はどうお聞きでしょうか。
男はというと殊更に満足したようです。
「本当にいい子だ…」
僕は後で2回ご主人様に抱いてもらえることになったことと、
「ご主人様」と今言えることが嬉しくて
感謝の気持を込めて丁寧に舌を這わせます。
507視姦もの11:04/03/17 14:54 ID:D0qEIgog
口の中でむくむくと男のものが膨張する。
ご主人様ほどではないにしても、意外と数はこなす方なのかもしれません。
僕は3回目を、正確にいうとご主人様との3回目を期待して
より熱っぽくしゃぶります。鈴口を割って舌を絡めます。
裏筋を舐め上げます。男の体がぶるりと震えます。
僕は中に入れてくれるようねだろうと思って
少し口を離しました。
すると予想外にも男は僕の頭を押さえつけ、そのまま口に押し入ってきたのです。
僕は突然のことで驚き、また急に奥を突かれて吐きそうになりました。
しかし男はお構いなしにぐいぐいと僕の喉の奥めがけて
腰を突き上げてきます。僕はえづくことも咳き込むこともできず
ただ涙を流しました。体は苦しさに強張ります。
この男のものは人より長いので、まともに奥を突かれて息もできません。
「ああ、いい…すごくいいよ…君は口もいいね…
 ご主人様のものはどうだい…おいしいかい…」
僕はこれが早く終わることを心の中で願いながら、
それでもこの言葉に喜んでしまいます。
508視姦もの12(ラスト):04/03/17 14:57 ID:D0qEIgog
ご主人様にこんな風に後で繰り返して頂くのです。
動かすのを忘れていた舌を男の幹に絡めます。
「うわっ…ああ…」
男は僕の口の中に3度目の液体を吐き出しました。
飲み下して顔を上げると、男は青い顔を腕で覆い
肩で息をしていました。限界のようです。
僕は男に今夜の行為に感謝の言葉とおやすみなさいを言います。
感謝の言葉はもちろん心からのものです。
僕はこれから奇麗に体を洗ってご主人様のお部屋にいくのです。
ご主人様は僕が今夜お客様にされたことを
僕に報告させながら詳細に正確になぞってくださる筈です。
僕の感じる所を間違いなく辿りながら。
「ああ。とってもよかったよ。君も楽しんでくれてよかった
 おやすみ」
僕はなんとか行儀よく部屋を出ると、駆け足で浴室に向かいました。
509少年M10:04/03/17 21:58 ID:cIxx8vnl
>499
4日目、僕はちゃんと朝に目覚めることができた。お陰様で朝から前屈みにならずに
済んでいる。霧生さんはすでに起きていて、こざっぱりしたスーツを着込んで、髪を整えていた。
「行ってきます」
朗らかにほほえみ、僕に必要な説明と指示を与えると出て行った。
…4日目にして初めて一人になって、やっと僕は霧生さんや、自分のことを考えることができた。
夕べ上も下も乱暴にされたのもあって、微熱が下がらず少しぼーっとしてたけど…。

……僕と霧生さんが出会ったのは、半年ほど前だった。
僕は家に入れないときや、学校からすぐに帰りたくないとき、町のいろんなところに確保してある
僕だけの場所で過ごす日々だった。町の中には、人が一人すっぽり隠れられて、雨や風が来なくて、
誰にも見つからない居心地のいい場所が、がんばって探せば、ちょっとある。
僕はそういう場所を、気分や用途に合わせて使い分けていたんだけど…
半年前からその特等席に現れるようになった先客が、霧生さんだった。
それも一カ所や二カ所じゃない。僕の避難所のほとんどに霧生さんは現れた。
ある時は僕より先に、ある時は後から。大人には絶対に見つからない場所なのに…。
狭い所にひざを抱えてうずくまっている霧生さんを初めて見たとき、泣いているのかと思った。
僕を見るとニッコリして立ち上がり
「キミの場所だったのかい」
と、すぐに行ってしまった。場所を変えても、そんなことが何回かあった。4回続くと偶然じゃない。
「いいよ、行かなくて。僕の事と、ここを誰にも言わないなら」
僕がそう言うと、霧生さんはとてもうれしそうにニヤッとした。
「どうして僕の場所にばっかり来るかな、大人なのに」
「…わざとじゃないよ。ボクが休みたいなと思う場所が、たいていキミの場所なんだ、たまたま」
霧生さんは死にそうな顔の日もあり、うまそうに煙草をふかす日あり、だったけど、いつでも
ごく穏やかな人だったし、お腹が空いて死にそうな僕に、さりげなく何かわけてくれたりして
僕たちは静かな友情を育んでいる…はずだった。
510少年M11:04/03/17 22:00 ID:cIxx8vnl
それなのに…。

僕は身震いしてウトウトしていたことに気がついた。昼になったらお粥を温めて食べるように言われている。
きれいに片づいた台所までのろのろ歩いていって、食事の用意を整える。
御飯はおいしかった。物を噛むと口の中がまだ血の味だったけど、僕は数日振りのまともな御飯を
味わった。コンビニ袋を両手にはめて、皿を洗うとすることがなくなった。
僕は部屋の中をゆっくりと見渡した。殺風景で必要最小限のものしかない部屋。テレビもない。
電話もない。クローゼットもない。新品と思われる服が、たくさんゴミ袋に詰められている。
…霧生さんって、何をしている人なんだろう?…
素朴な疑問がわいた。平日なのに、僕の看病で二日は家に居た。ビニール袋に詰まっている
洋服を透かしてみる。
…ホスト…?
そういえば、同じ服を着た霧生さんに2回と会ったことがない。ここではジャージしか着てないけど。
ゴミ袋の谷間に本があった。退屈しのぎになると思って見てみると般若心経と聖書だった。
…?????????…
霧生さんの趣味がわからない…。
それでも聖書の方を持って、布団に戻った。
脚に上掛けをかけて、ページを開くと眠気が襲ってきた。適度な満腹感と気持ちのいい布団。
静かな午後。つまんない本。ズキズキ痛んでダルい体。午睡の条件は整っている。
僕はそのまま溶けるように眠ってしまった…。

ガチャガチャッドドン!
眠りが妨げられたのは、騒々しい玄関の音だった。
僕が目を開けると布団の部屋に霧生さんが飛び込んで来るところだった。
…珍しいなあ…。霧生さんが慌てているところを見たのは初めてだ…。
頭を上げようとしたら、重さ二倍になっている。肩から上を出したまま寝たのがまずかったかも…。
「エム君っ、大変だ!…キミの家がなくなってるよ!」
511少年M12:04/03/17 22:01 ID:cIxx8vnl
だしぬけにそう言われても、現実感がなかった。事情がのみ込めなかった。
…霧生さんは、僕の家なんかとっくにどこにあるか知ってたというわけ…?
霧生さんは上着を脱ぐと、だらんとした僕を抱き起こした。
「連れていってあげるよ。何か心当たりはないかい?」
…ない……というか、もう、何を考えたらいいのかわからない…
霧生さんは手早く僕を負ぶうと、僕ごと上からビニールのポンチョをかぶった。
窓の外を見ると、もう暗くなっていて、また雨が降っていた。
「急ぐよ。まだ何か手がかりがあるかもしれないから」
と、言ったか言わないうちに、ものすごい勢いで駆け出した。エレベーターも使わずに、僕を背負ってよく
こんなに早く走れるかと思うほどだった。僕は何も考えられず、見た目よりずっとがっしりして
厚い霧生さんの背中に必死でしがみついていた。
脚が止まったとき、僕と霧生さんは半壊した僕の家の前に立っていた。
ポンチョを雨が叩く音だけがしている。肩越しにのぞくと、家は重機で引き倒されていた。
家の中が丸見えだったけど、家具がほとんどない。
……夜逃げだ……
…僕は……………
「ボクとしたことが抜かったよ…すまないね……」
霧生さんのサビサビした声でそう言われると、体中の力が抜けていきそうになった。
「降りるかい?……持ち出したい物は……?」
ずるん、と背中から滑り落ちそうになって、抱きとめられた。全身がワナワナ震えてしまって
何もしゃべれなかった。
「……帰ろう……」
霧生さんの部屋に戻ると、僕は涙が枯れるまで泣くことしかできなかった。
いつかこんなことになる気がしていたけど、いざそうなってみると、どうしてこんなに胸が騒ぐのか
想像してみたこともなかった。なりふり構わず泣きじゃくる僕を、霧生さんはただ抱きしめて
なだめてくれた。霧生さんの低い声が、こんなにも優しく聞こえたことはなかった気がする…。
512風と木の名無しさん:04/03/17 22:15 ID:klwbGl9Q
(*´Д`)ハァン
513風と木の名無しさん:04/03/17 22:57 ID:J1dLe6P4
(*´Д`)アァン
514風と木の名無しさん:04/03/17 23:08 ID:vx0Alupt
視姦もの様>
お疲れさまでした。
終わりなのが残念。「ご主人様」って言えたくだりの描写が
萌えてしょうがなかったです。
ありがとー
515風と木の名無しさん:04/03/18 01:11 ID:QUThTcPR
視姦ものタン、乙です。GJ!

少年M、イイヨイイヨー。
続きが気になる(*´д`)
霧生さんが気になる(*´д`)
516風と木の名無しさん:04/03/18 01:16 ID:UYoxjxPb
職人さん方乙です。,
視姦様禿萌でした!,終わってしまうのが心底残念です。,御主人様とのエチーも気になる!,気が向いたら是非また書いて下さい。,とにかく乙でした。
517516:04/03/18 01:22 ID:9pSFt4Cx
うわごめん、携帯から書き込んだら滅茶苦茶になった…_| ̄|○
スレ汚しすいません…
職人さん乙でした。
518リーマンK その1:04/03/18 03:31 ID:MS9tZ4/F
>>197から数ヶ月後


だだっ広い無人のロビーを抜け、重厚な黒のドアの前に立つ。
約束の時間を確認して、木村は静かにドアを開いた。
まず目に飛び込んでくるのは、ガラス張りの正面に広がるビル群だった。
室内の広さはそれほどでもないが、その迫力は木村を圧倒させる。
「いい部屋だろう」
ふと問いかける御影の声にはっとした。
見れば、やはり正面に置いたマホガニーのデスクで、キーボードを叩く御影の姿があった。
その目は、木村ではなく、ひたすら画面に向けられている。
あれから御影はまた出世した。
新社屋のオフィスを与えられたせいで、木村のいる旧社屋ではもう顔を合わすことはなくなると思っていた。
しかし今また、こうして呼び出された。

木村は、室内の温度に次第に息苦しさを覚えた。
呼び出された理由は、わかっている。
ただこの目の前の男の言うなりになりさえすればいい。
…だが、そうやって開き直ろうとすればするほど、気分は重くなった。
「服を脱ぎなさい」
画面から目を上げず、威厳に満ちた声が飛ぶ。
木村は黙って大人しく従った。
昼間の上司のオフィスで、素っ裸になる。裸足の裏が、真新しいカーペットを踏むと、ふたたび御影が命令する。
「そこの椅子を私の目の前に……そう。置くんだ……座りなさい。…足を開いて……よく見えるように…いい子だね」
そうして木村は、マホガニーの机を挟んで御影と向かい合い、応接用の一人掛けソファーで大股を開く。
ペニスも、その下も、すべてが晒される。
正面はガラス張りだ。
519リーマンK その2:04/03/18 03:37 ID:MS9tZ4/F
向かいのビルの室内の様子も子細にわかる。
だから、木村の恥ずかしい姿も…
「いじりなさい」
御影の声が、夢のような響きに聞こえた。
「見られるのが好きなんだろうあんたは。ほら、握って…丁寧にしごきなさい。……そうだ……いいよ……良くなったら、声を出しなさい」
御影はこちらを見ているのか、いないのか、羞恥と自棄に汚れた木村の目にはわからない。
手の中で燃え立ち、こわばる肉塊をいたぶるのに夢中になるしかないのだ。
「…………ンっ」
唇を舐めるはずみで、のどの奥からあ、とも、う、ともとれない喘ぎがこぼれる。
もっと、もっとはやく。激しく。強く。
何かが木村を追い立てはじめる。
薄目を開けてみると、御影の二つの目が自分を見ていた。
「……ぁ」
革製の肘掛けを掴む左手に汗が滲む。
「穴もほぐしなさい」
「………ン…っ!」
左の中指を、下からくぐらせて差し入れた。痛みが来る前に、かき回して奥をつつく。
「はぁ…っ」
途端に、尻の中がとろけていく。指はズブズブと肉の壷に飲み込まれていくようだった。
右手の中の塊はますます硬くなり、より強い刺激を欲した。
「あ、…あ……」
木村は壊れた玩具のように内と外を擦り続ける。
520リーマンK その3:04/03/18 03:40 ID:MS9tZ4/F
気がつけば、目の前にズボンの前を開けた御影が立っていた。
勃起している。
「立ちなさい」
そう言って、木村の自慰に耽る右手を乱暴に引いて立たせる。
そして訳も分からぬまま、正面のガラスの前に連れて行かれた。
右手の平をガラスにつかされ、左手も、同じようにされる。
「腰を屈めて。息を抜きなさい」
「ぅ……っ!」
尻を抱き寄せられ、一気に突き刺された。
連続した動きが、木村の内部を熱の海に変えていく。
手のひらをついた厚いガラスの壁が、心なしかカタカタ震えた。
「あぁ…」
硬い、熱い塊が、木村の背筋に痺れをおこす。尻の中が男に占領されている。
鞭打たれるような衝撃とともに、すべてが飲み込まれていく解放が生まれる。
「うっ…く…っっ」
男の高ぶりが、爆発した。
木村は尻の中にすべて受け入れ、たっぷりとした汚辱に震えた。
舌の先まで痺れる感覚。熱い吐息が、ガラスを曇らせた。
御影は木村のペニスを握り、己は木村の尻におさめたままでしごき始める。
木村の足下がふらつくのを、背後から抱き寄せる。
「あっ……嫌だっ…」
パシャッ
ガラスに白濁が散り、どろどろと下へ落ちていく。
「あとできれいにしなさい」
木村の中でこわばりを取り戻した御影は、2ラウンドを始めていた。

おわり
521風と木の名無しさん:04/03/18 11:28 ID:eytmZu3F
最後の「2ラウンド」でちょっと吹いた。
乙です。
522少年M13:04/03/18 21:39 ID:MCz/ou3h
>511
泣くだけ泣いて声が出なくなったら、見計らったように霧生さんが励ましてくれた。
「とりあえず、しばらくここに居ていいから、少し落ち着きなさい」
僕の肩をポンとたたくと部屋を出ていった。
…でも…最終的に帰るところのなくなった僕は、居候ではなくてお荷物だ…。
呼吸を整えて立ち上がり、向こうの様子をうかがった。低いボソボソした話し声がする。
きっと携帯か何かで話をしているんだな。このスキにと足音を忍ばせてそろそろと玄関へ向かった。
真っ暗な靴脱ぎで、悪いけど拝借していけそうな、僕にも履ける靴を物色してみたけど
どれも大きすぎてだめだった。手探りをあきらめて立とうとしたとき、頭の真上で声がした。
「…で、裸足で行くのかい?」
「き、りゅうさん」
僕は驚いて尻餅をついてしまった。アホな事にツメが逝ってる方の手をついてしまった。
痛くて支えきれず、土間に転がると、傘立てが倒れてきて痛みの相乗効果が倍々に…。
「あだだだだ…」
「なにをやってるんだ、キミは…」
僕を助け起こそうとする大きな手をつかんで、霧生さんの顔を見た。
「いいから、…とりあえず、今夜くらいは居ときなさい。遅いし、雨だよ、外は…」
自分のふがいなさに口を引き結んだら、パリッ、と音でもしそうな勢いで、下唇の真ん中が
パックリ割れてしまった。いちいち、間抜けだな、僕は…。
イテッ、と反射的に舐めようとしたら、それより早く霧生さんの口が寄ってきて、その裂け目を舐められた。
下唇を霧生さんの唇で包まれ、柔らかい舌がカサカサの僕の唇を湿らせていく。舌の先が傷の溝をなぞって、
ペロペロと血が舐められていった。口の中で舌が触れたら、僕の血の味だった。
引き寄せられて、すっかり痛くなくなるまで舐め続けられた。もう大丈夫ですから、と口を離したら、
抱き戻されてまた唇を舐められた。今度は下唇を素通りして、舌が口の奥にどんどん入ってくる。
…………んんん!?……こ……れは…キス……か、な……!?
ようやく僕は体を強ばらせた。目を開いて、霧生さんを見ると…………霧生さんの、様子が、おかしい……
…………やばい………霧生さん、夕べと同じスイッチが入ってるかも…!………
523少年M14:04/03/18 21:41 ID:MCz/ou3h
「わっ」
口の中を強く吸ったまま、霧生さんが立ち上がった。僕は両手で軽々と持ち上げられて、姿勢を
全然変えないまま、部屋の中に戻された。歩きながらキスはかなり執拗になってきて、僕が顔を
振って逃れようともがいたら、Tシャツのエリを引きのばされて首筋に吸いつかれた。
包帯からはみ出した小さな生傷に弱く歯を立てられると、かゆいようなこそばゆいような
ムズムズ感がする。布団の上に着地して、いったん体が離された。自分のYシャツを引きむしっている。
裸になった、おうとつの綺麗な上半身を僕の上にかぶせてきた。
「わわッ……霧生さん……!」
押しつぶされたら胸と背中が同時に焼けついちゃう………!……と思ったけど、衝撃は来なかった。
そのかわりに顔が近づいてきて、抑揚のない声でこう言った……。
「モウ…………イイ………ンダ……」
………ええッ!?……何が!?………どういう、意味…………!?
Tシャツの胸の真ん中を両手でむしられると、パツパツ、パツツッ……と裂けてしまった。
首根っこを押さえつけられて、トランクスも抜き取られる。あっというまに素肌に包帯だけになった。
夕べ、いたぶられながら三回抜かれたのなんか、羽毛でなでられていたようなもんに思えてきた。
今、僕の体を乱暴に転がしている霧生さんは、それに比べたらかなりケダモノだった。
「イタ……!!痛い……ッ!!」
なんて言ってられたのも最初の内だけ。体中の傷を、引っかいたり押されたり、こすられたりして
僕は総毛立った。赤くなった体をかばおうとすると、関節をひねってくる。一番痛い方向に…!。
なすすべもなく、勃起させられた。仰向け、大股開き状態でカチコチに勃った僕自身をしごかれる…。
恥ずかしすぎる………!なんて思ってられたのも、最初の内だけ……。
顔を横にそむけると、首筋の一点を二本の指で押さえられた。軽く押さえられただけなのに
「ひゃっ……!」
目から星が出る系の痛み。どうしても真っ直ぐ上を向かざるを得なくなる。なんでだ……!と思って
霧生さんを見ると、あの、キラキラした黒い目で僕の痴態を見つめている。
何か言おうとして、途端にイッてしまった。
524少年M15:04/03/18 21:44 ID:MCz/ou3h
「うっ…………クク……」
イッても続けてしごかれる。解放してもらえない……。
その間にも脇や首、脚の傷をグリグリ痛められ、息が止まりそうになる。………そしてまた、僕は勃起する。
自分の性分が恨めしかった……これじゃ霧生さんのオモチャだ……。
抵抗しようとして体を動かすと、その動きを利用されて、別の方向に転がされた。
今度は横向きに倒されて、肩やら脇やらを絞られながら、手早くしごかれる。
「あ……あ!」
こらえきれなくて、すぐイッた。霧生さんの手が浮いたスキに、横向いた体を丸くかがめ、ひざをしめる。
「あっ…ハァ……」
息をつく。…尻をなでられる感触にチラ見すると、2回分の精液のついた手で尻の割れ目をなぞってる……。
体を硬くしても、後ろから境目を広げられて後ろの孔を直に触られた。初めての感触に、ゾクッとした。
肩を押され、また仰向けにされると、ほとんど抵抗が意味をなさないまま脚を大きく開かされる。
霧生さんがズボンを脱ぐスキに、反転できるかと思ったが、甘かった。あっという間に腰を定位置に
戻すと、完全に勃ちあがった霧生さんのモノを、尻の谷間にあてがった。
グッと押しつけられると、その硬さと大きさが伝わってくる。その先の痛みを想像するだけで
僕の勃起が促進される感触だ……。
「うっ……!!」
下は押しつけたままで、霧生さんの上半身が僕にかぶさってくる。霧生さんは荒い息をしながら、
僕の耳や唇をねっとり口でなぞっていった。脇に舌を這わされたとき、くすぐったくて息が抜けた。
その途端、それを待ってたかのように、霧生さんがすぼまりを割って侵入してきた。
「ああっ………つうう!!………!!!」
ここで、霧生さんが完全にケダモノだったほうが、いっそ楽だったかもしれない……。
それ以上は限界、というところまで挿れると侵入を止め、痛みにうめく僕の髪をなでたり、手を差し入れて
勃起した僕をいじったりして、息が治まるまでいいようになだめられた。
落ち着くとまた気持ちのいい場所、痛い場所を交互に探られ、わずかなスキに、力づくで埋められる。
何回も繰り返されて、僕の下腹が笑い出すころに、根本まで流血なしに突っ込んだ霧生さんが、
またしても潤んだ目で、上から僕を見つめていた。
525風と木の名無しさん:04/03/18 22:34 ID:E+N+UCvU
真っ裸に白い包帯……(;´Д`)ハァハァ(;´Д`)ハァハァ
526風と木の名無しさん:04/03/18 23:21 ID:d3GxZqKt
霧生さん(・∀・)モエッ 鬼畜(*^ー゚)b グッジョブ!!
527風と木の名無しさん:04/03/19 02:32 ID:dLyaMOOn
素肌に包帯(*´д`)ハァハァ
霧生さんキティク(*´д`)ハァハァ
528風と木の名無しさん:04/03/19 02:45 ID:wQrdBoHa
リーマンモノ、続編が読めて最高に嬉しいっす。
今回も萌えをありがとう
529風と木の名無しさん:04/03/19 03:02 ID:HvAZzx7g
霧生さんの中の人は霊媒師さんの中の人と一緒のひと?
なんか雰囲気が似ている気が。違ってたらごめん。

何にせよ面白くて幸せー。ハァハァ。
ごちそうさま。ありがとう。ウマ―。
530風と木の名無しさん:04/03/19 04:53 ID:KvYEC/zX
作者を一々勘繰るなよ…
霊媒士たんのまた明日…が読みたかったのに(ノ∀T)
もう書いてくれないんだろうな。

書き手さん方、いつも楽しませてもらってまつ。何も気にせずどんどん投下してくだちい
531少年M16:04/03/19 22:22 ID:vL+aBwIu
>524
「………っき、り…う…」
「んはっ」
僕が言いかけるのと、霧生さんがイッてしまうのとが、同時だった。
「………ぅ………ぁ」
キチキチに痛かった、つながっている部分がちょっとだけ楽になる。霧生さんが息を吐いたら
トプッ…と、あったかい液体があふれた感触がして、そこが濡れたのがわかった。
滑りが良くなった感じで、動かれても目から星が出なくなる。
「………痛かった………?」
………答える気はないけど……イタ…気持ちイイ……?
黙っていたら、手を入れて僕のモノを触ってきた。また勃起している…。
僕は、わかりやすすぎるな……!
僕をいじりながら、霧生さんの腰から下が、卑猥な動きで前後し始めた。
「……あっ……ぁ」
これ以上は、と思っていた先へ、押し込まれる。楽になる。押し込まれる…。
背中がシーツにこすれにこすれて、そっちの方も違う種類だけど、同じくらい痛い。
「う……うっぅ」
霧生さんは両手を僕の両脇下について、手首で脇を絞めた。僕の上体がズレなくなって、少しマシになる。
下の動きは弱まらない…。これ以上オモチャにされないように、僕は両拳をふりあげて、霧生さんの
肩口に打ち下ろした。意にも介してもらえないけど、抵抗したかった。トス、トス、トス……と
打ち続けると、右手をつかまえられた。
「…こっちの手はそうでもないけど」
腰を動かしながら、器用に両掌でヒジを包まれる。力を入れられた……と思った途端に不思議な
感覚がヒジを駆け抜けた。痺れたような、痛いような………?ビリッ!!としたのは一瞬だった。
「あ、あっ………!」
ヒジから先に、力が入らない……!だらんとわきに投げ出されたまま、自由を失った。
関節を外された……そうわかったときには、左ヒジにも同じ衝撃を受けていた。
532少年M17:04/03/19 22:23 ID:vL+aBwIu
「…ツメが痛い方の手は、ぶつけたりしないほうが、いいんだ……」
両腕ともに、体の横にタランと転がった。
すぐに両腕で、また脇を絞められて腰の動きを続けられる。抵抗できないと、下の方ばかりに
意識が集中してしまう……。動きがだんだん速くなり、霧生さんの汗がパタッ、と僕の上に飛んだ。
「あっ……う………」
体の内側の痛みの中に、不思議な衝動が混ざっている。そこを圧迫してほしいような、そんな感覚…。
なぜだろう……と思ったとき、そこが霧生さんのモノで圧迫され、僕はわけのわからない悲鳴をあげた。
霧生さんは、そこばかり押し上げると、さらに動きを速めた上に、すでにパンパンな僕のモノを
手でしごきだした。
僕は小刻みに息を吐いたり吸ったりすることしかできず、痛みのような快感のような、二つの混ざった
感覚で頭の中が真っ白になった。
「んぁあ!」
イッてしまった……。今まで一度も感じたことがないほど、気持ちがイイ。今まで感じたことがない
ところがものすごく痛い。ハァハァしながら目を開けると、霧生さんが腰から下をビクビク震わせていた。
僕の脚の間はさらに濡れ、下腹部を濡らしたモノの中に自分の精液も混ざっていることがわかった…。
霧生さんが油断しているスキに起きあがりたかったけど、ヒジをつけないので、素早く起きるのは
無理だった。
まごまごしていると、ちょっと赤くなった霧生さんに布団からすくい上げられて、抱きしめられた。
下がまだつながったままで、上半身を起させられて霧生さんにまたがらせられると、くっついた股間に
空気が入るような、チク…という音がして、太ももがすべった。
「霧生さん………僕の、…手っ……」
「…痛くない、でしょ?」
「…動かない……よ…!」
霧生さんは何も言わずに僕の頭を胸に押し当てると、僕の背中をかきむしった。
「ふわぁああああああ!!」
悲鳴も胸板でくぐもってしまう。クラクラするほど衝撃がでかい……。
じわっ…と背中が熱くなる。傷がかきこわされたみたいだ…。
533少年M18:04/03/19 22:25 ID:vL+aBwIu
痛すぎる……。
今の緊張で、僕の中の霧生さんが、また硬くなっていた。背中を抱かれたまま、僕はまた上に
揺すられた。腕に力が入らないので、体を突き離そうとすることすらままならない。
霧生さんの好きなときにキスされて、好きなときに傷を痛められる。……悔しい……。
なんとか、抵抗したい……。けど、霧生さんに動かれれば動かれるほど、痛みと気持ちよさの
比重が、気持ちよさの方に傾いていく。僕は、気持ちいい方に、弱い……。そこまでいくと逆らえない……。
僕の中の比重が気持ちいい方に傾き始めたとき、霧生さんは、僕の脇腹のカットバンに手をのばしてきた。
粘着地の端をチロチロとはがし始める。大きくないけど、深い傷なんだ……!触らないで……!!
言うより先にやめさせたくて、二の腕を脇に引きつけたけど、手首を後ろ手に回されると全くガラ開きに
あいてしまった。僕の必死のあがきを楽しむように、霧生さんが僕の肩に歯をあて、キュウッと噛む。
「…キミは、痛いときには、泣かないね……いい傾向だ…」
脇腹を上下にスーッとなでさすると、またはがし始める。僕が体を引きつらせてもがいていると、
半分顔を出した患部をツメでひっかいた。
「うンッ………!!ッ」
痛みは痙攣に近かった。全身がビクビクッ……とのたうってしまう…。
そしてまた、しつこいほど僕自身をいじられた。執拗ないじり方と、脇の傷のせいで、僕は股間に
熱を持つ。逆らう余裕のなくなってきた僕を見計らって、一気にカットバンを引き剥がされた。
ビッ!!
霧生さんの手の中で勃起を完了した僕は、そのショックにビクビク震えてしまった。
外気にさらされた生傷を、霧生さんの指がもてあそんだ。ツバをつけて優しく撫でられたと思うと
ギュウッ…としぼられる。僕はもう、されるがままに感じたりうめいたりするほかなくて、霧生さんの
思うツボだった。
限界いっぱいで、それでも顔は見られたくなくて、自分から霧生さんの胸に顔を埋め、
射精の衝動を待った。忘れていた頃に、また背中に思いっきりツメを立てられて、僕は結局上を向いた
まま、イッてしまった……。
534風と木の名無しさん:04/03/19 23:38 ID:yfKGMjK9
き・・・鬼畜(;´Д`)スバラスィ ...ハァハァ
535風と木の名無しさん:04/03/20 01:12 ID:JtTEOJnq
エロいよ、痛そうだよ、鬼畜だよ、萌えだよ(;´Д`)ハァハァ
というかきりゅーさん、何者なんだ……関節外し……
536風と木の名無しさん:04/03/20 15:04 ID:uIKnA+8d
関節外してまでやるんか、そうか......ぁぁぁ
生傷いじり、萌えポインツ中の最上位だ
ありがとー!!!もっとやっちゃって下さい!
537風と木の名無しさん:04/03/20 19:35 ID:A2cpuVi8
きりゅうさん…(*´Д`) ハァハァハァ
538風と木の名無しさん:04/03/21 00:08 ID:bS0L4H+b
久々に鬼畜エロが読めてうれすぃ(; ´Д`)ハァハァ
きりうさんもっと…もっと……!
539少年M19:04/03/21 02:10 ID:sBUQ6AdZ
>533
僕は全然、休ませてもらえなかった。寝かせてもらえなかった。気絶もさせられなかった。
全身、何かを確かめるように貪られ、失神しない程度に痛みを加えられる…。
包帯だけはほどかれなかったけど、あっちこっちのカットバンは、ジリジリ遊ばれながら
ほとんどひっぺがされてしまった。ジクジクした生傷が、シーツや肌にこすれると、
それだけでも数が多いから、かなりつらい……。
その度にイくまでヤられたり、悲鳴が出るまで傷を引っかかれたりした。
時々霧生さんが力を入れすぎて、フッと気が遠くなる瞬間があったけど、目が覚めるように
ビンタされる。背中に渇を入れられる。僕は、僕なりに格闘した。
今や霧生さんの手が、僕の体を楽しんでいることは明らかで、僕は、言うなりになるだけじゃないんだ
という意思表示を何としてもしたかった。どんな些細なことでも……。目つきだけでも……。
霧生さんが、両手の利かないままの僕を座らせて、顔の前に股間を据えたときには、さすがに
僕にも何をされるのか、わかった。がっちり両手で両頬をはさまれていたけど、むしろこれは、
最後の反撃のチャンス………。
「……噛む気だね」
図星で、僕はギクッと霧生さんを上目づかいに見上げた。押さえられていて、顔が上がらない。
「最後まで、あきらめないね……抵抗する気をなくさない……いい、傾向……」
途端に顔の脇の両手に力が入る。コクッ……という妙な感じの後、下アゴがしまらなくなった。
……アゴを、外された………。
すぐに勃起した霧生さんを、のどの奥までねじこまれた。苦しい……!!僕は激しくえづいた。
ヨダレが半端なく出てしまって、唇がクッチャクッチャいっている。
間もなく、霧生さんは射精した。すぐに口から抜かれたので大丈夫だったけど、あやうく精液で
窒息するところだ……。
僕は開いた口から白いヨダレをダラダラ垂らしながら、霧生さんをにらみつけた。
ひどい………。ひどすぎる………!
540少年M20:04/03/21 02:11 ID:sBUQ6AdZ
もう、手なんか変な方向にねじれてもいいから、メチャクチャに暴れてやろうと思って、
ひざをついて立とうとすると、顔をそっとつかまれて、コクン!とアゴを元に戻された。
「きり……!」
せっかくしゃべれるようになった口を、またしてもキスでふさがれる。
口の中に残る苦みを、舌で丹念に舐めとられてしまった。
もう、霧生さんはそれから何にも言わなかった。今度は傷や体が全く痛くないように、
僕の体を気持ちよくなで始める。
まだじいんとするアゴを、ゆっくりマッサージするようにさすって、体中の生傷を、
血が止まるまで舌で舐めた。包帯はすっかり汗を吸ってしまって、しっとり重く、
今は僕の体の滑り止めの役しか果たしてないみたいだ……。
僕はいつ、霧生さんがツメを立ててくるのか、内心ビクビクしてたけど、今度は一向に
その様子がないので、どうしていいかわからずに、反抗の機会を失った。
それでも僕は、眠ることを許されなかった。ソクソクと沸いてくる快楽を感じると、
やっぱり霧生さんのいいようにされた。今度はもう、僕が疲れ切ってしまってうまく抵抗できない…。
まるで疲労をいたわるかのように撫でられ、抱きしめられる。芯が抜けたように、体を
起こすのに手間取っている僕を支えると、両ヒジを元通りに入れてくれた。
やっと力が入るようになった両手で、霧生さんの胸を突っぱると、肩を抜いて僕の両腕を首に回させる。
そのまま下から突き上げられた………。
………もう、何回ヤられたのか、何回イッたのか、わからなくなった……。
背中の、早くかきこわされた部分が、一度出血して血が止まり、包帯とくっついてイヤな
引きつれ感がある。腹の周りの包帯の巻きが、ゆるんで少しはだけてしまった。
そのほかは、むき出しになった生傷があちこち、霧生さんの唾液でヌルッとしている。
霧生さんは座った僕を後ろから抱きかかえて、下から動いていたけど、イくと同時に僕の肩をキュッと
抱き、つながりを抜いて、…やっと体を離した。
僕の後ろから肩に片手を置いて、もう一方の手は包帯のゆるみにもぐり込ませると、低く穏やかな声がした。
「……キミは、……自分のことが、嫌いかい……?」
霧生さんがゆっくり、僕の後ろで横になったのがわかった。
541少年M21:04/03/21 02:13 ID:sBUQ6AdZ
……どうだろう………?
僕は………
座ったまま動かない僕の体を巻き込むように、霧生さんが横向きに身をのばしていた。
「キミは嫌いだろうけどね、……その素質はある一定条件の下ではむしろ、……有利な素質と……いえ…」
訳のわからない理屈をブツブツ言うのが、小さくなって、お終いまで言わないうちに聞こえなくなった。
「……霧生さん……?」
肩越しに振り向いたら、霧生さんは目をつむっていた。
「…………眠ったの………?」
突っついてみたけど、反応がない。……寝息になっている……。
揺すってみたけど反応ナシ。オチてしまった横顔は、かなりスッキリした感じだった。
僕は悔しくて、その横顔にビンタした。一応助言は聞き入れて、ツメの痛くない方の掌で。
全く反応ナシ。くそっと思って、腕やら脇やら、手の届くところは全部ビンタしてやった。
……それでもまったく反応ナシ。
僕は動こうとして、まだ霧生さんにつかまえられていることに気がついた。僕の背中の包帯の中に
掌を入れて、指をからめて握りこんでいる。もう一方の手は僕の腹を抱きこんでいる。
握った指を引きはがそうとしてみたけど、彫刻のように固くて、開かせられなかった。
前に出ようとすると、腹にまわされた腕が、無意識的に抱き戻してくる。
僕は疲れていても、横になることもできなかった。窓の外がうっすら明るくなってきている。
そのまままんじりともせずにいると、肩から冷えてくるのがわかったけど、もうヘトヘトで、
動けない……。背中と腹の、霧生さんの掌だけが、あったかく感じられる。
そのまま、目を閉じた。じんわりした疲労感が沸き上がってきて、体の重さを感じなくなる。
トロトロしてもう意識が薄くなってきたころ、玄関のドアにパランパラン…、と軽い小石が
当たったような音がした……と、思う。その途端に背中の霧生さんがむっくり起きあがったような
感じがしたけど……本当に眠ってしまって、はっきりとは覚えていない………。
542少年M22:04/03/21 02:14 ID:sBUQ6AdZ
目が覚めたら、僕は、すでにラフで格好の良いスーツで身支度を整えた、霧生さんのひざの間で
包帯を巻き直されていた。
「…もう少しだから、動かないで」
今度の手当はずいぶん丁寧だった。傷がほとんどヒリヒリしない。何かスーッとする薬を塗られた上に、
とても丁寧に包帯されていた。カットバンも全部貼り直されて、心なしか体も軽い。体中きれいに拭かれて
いて、なんかイイ匂いがする……。
霧生さんは作業を続けながら気軽な調子で僕に言った。
「謝らないよ」
今さらなにを……
「僕はね……、キミのような人じゃないと、ダメなんだ……」
何を言っているのかな、この人は……
「……だからね……2年振りくらいで……ね……ソノ」
そこでそんな、はにかんだような顔をされたら、僕の方がどうしていいか、わからないし………!
「…はい、おわり」
ちょっとうろたえている僕には構わずに、背中をポンとたたいて立ち上がり、呆然とした僕の前にガサガサと紙袋を広げた。
「キミの服。合うはずだから」
僕の体にぴったりだった。ボタンがとめられないでいると、霧生さんの手がスッとのびてきて、とめてくれる……。
「……あと、コレ飲んで」
「……なに?コレ」
「抗生物質。痛み止めと化膿止め」
言われるままにプチプチッとカプセルをはじき出して、口に入れた……。
「……霧生さんは、お医者……?僕の、手当……」
「違うよ。免許持ってるけどね。薬は本物だよ」
?????
「これでもちょっとはエリートなんだよ」
543少年M23:04/03/21 02:15 ID:sBUQ6AdZ
靴もあるから、と言って、霧生さんと僕は玄関に出た。ちょうどよさそうな靴が一足、揃えてある。
履いた。ぴったりだった。不思議だった。昨日はなかったよ、こんな靴……
「エム君、…僕が、何をしてる人か、聞いたよね……」
その時、カツン!!パンッ!という破裂するような音がして、玄関のドアに小さな穴が、一つ開いた。
驚いて足下を見ると、小さく光る銀色の丸いモノが、土間の床にめり込んでいる。ドアに開いた穴から
朝の光が一筋、クッキリ差し込んでいた。
霧生さんは当たり前の事のように腕時計を見た。
「合図が来たから、時間は10分しかないよ。手短にいこう」
「霧生さん、霧生さんは………なんなの?……何してる人なの?」
「難しく言うと、長くなる……」
舌を噛みそうなことをゴチョゴチョ言った。……いまいち、わかりづらい……
「簡単に、言って下さい」
「簡単に言うとね……」
霧生さんは内ポケットに手を入れて、僕を見た。
「コロシ屋」
僕は固まった。もう、僕の胸に、ポケットから出した黒い銃で照準をつけている……。カッコイイんだけど……。
「超長距離狙撃とか、得意だよ」
冗談みたいだ。でも………… 霧生さんは構わずに続けた。
「すぐのみこまなくてもいいよ。ただ、キミには二つ、選択肢がある」
銃の引き金に、指がかかってるんだよな……。冗談にしても、いい気分じゃない……。
「一つ。ここを一人で出ていく。家族を捜すのもいいだろうし、キミの自由……」
すぐには考えられなかった。
「一つ。ボクと一緒に行く……このまま、ボクと一緒に……」
そう言ってる霧生さんの顔は大真面目だった……。
どっちを言ったら、撃たれないのかな……そう考えたけどその観点から答を選ぶのは、無意味な気がした…。
今の、僕は…………
544少年M24:04/03/21 02:17 ID:sBUQ6AdZ
「一緒に、行くほう…………」
…………言ってしまった……。そして、撃たれなかった……と思ったのに………
銃を持った手が、スーッと下に降りてきて、土間を狙ったな、と思ったら………すごい衝撃を受けていた。
パスッ!!
僕の太ももの外側のスレスレを、撃ち抜かれていた。
「あああああ!!」
立ったまま衝撃で身動きできない僕にかがみこみ、手品のように取り出した三角巾で僕の脚を素早く止血した。
「音がしないだろう?一人で行く方ならともかく、一緒に行くにはね、キミを一人消すのにいろいろと…」
……失神級の衝撃なんだけど………!!痛いと言うより、最初から熱い感じがする………!
「キミの血液と組織片の一部くらいはないと……ね」
そんな、理屈は、どうでもいいから………なぜ、そこでまた僕の股間をさわるのかな………
「よし」
なにが、よし!?……
「銃創デビューだ……。着弾と同時に勃起するようだと、ボクの手にも負えないかと………でも大丈夫」
大丈夫じゃ、ない……痛くてしゃべれない………!そういう痛みじゃ、ないんだよ………!!
ぶるぶる震えながら仁王立ちの僕を見上げた霧生さんは、今まで見たことがないほど嬉しそうに笑っていた。
「痛みのわりには浅いよ。ちぎれた肉も、小径一発分だから心配ない。」
ほんと、……かな!?…………
「キミは痛みのエキスパートだろう?そういう人材は、意外と少ないんだよね………」
そんな、エキスパートに、なった覚えは、ないんですけど………!!
一歩も歩けなくなった僕を、霧生さんは片手で横抱きにして、ドアを開けた。
「じゃあ、行こう」
そのまま、すごい早さで走り出した。後ろで霧生さんの部屋がものすごい騒音を立て始めた。
証拠隠滅担当が、仕事をしただけ…と後で教えてくれたけど………
……この人といたら生傷が絶えないな……と思った。それ以前に生きていけるのかな………と。
「空港に着いたら、スーツケースに入ってもらうからね」
そう言われて、僕はちょっと、気を失った。

●おしまい●
545風と木の名無しさん:04/03/21 02:26 ID:nJ7I6fqq
おつかれさぁっした!!!(体育会系に)
こんなコメディな鬼畜M作品は見たこと無く楽しめました。
次回も期待してますv
546風と木の名無しさん:04/03/21 03:15 ID:bS0L4H+b
医師免許を持ってる殺し屋でサド…なんて素敵なんだきりうさん。
うっとりしてしまいました。乙です。
54721 Days 54:04/03/21 11:11 ID:vQFkwgOm
中断していてすみませんでした。
家族のPCなんで、専用ブラウザ導入できず辿り着くのが遅くなりました。
では・・・

>>280つづき

 ひとり目覚めたブラトは、横たわったまま暫くの間ぼんやりと宙を見つめていた。
寄り添う者のない身体は心許なくそれだけで不安が募ったが、その寂しさにも不安にも奇妙な違和感を覚える。
そうだ、既に一度この不安に飲み込まれ自分を失いかけたのではなかったか・・・と思い出した途端、不意に優しい愛撫の感触が蘇った。
それがひどく懐かしく、掌が知れず肌を探り始める。
この身体は優しかった頃のロイを懐かしんでいるのだとブラトは思った。
が、汗ばみ始めた掌が自身に届いた瞬間、脳裏に浮かんだのはアガンの叱咤だった。
「ブラト、しっかりしろ!」
真剣な眼差しに見つめられたような気がして、ビクリと手を引っ込める。
ブラトは起きあがり辺りを見回したが、アガンの姿はなかった。
「アガン・・・」
ブラトの中で切れ切れに漂っていた記憶が形を取り戻し始めた。
優しい愛撫の感触は、この身体を労るように抱いてくれたのはアガンだ。
ブラトは素早い動きでベッドを下りると、数日ぶりにローブを身に纏った。
左肩から細いチェーンで吊り止められた光線銃を外し、簡単に点検する。
飾り同然の代物だが、脅しぐらいには使えるだろう。
とにかく身体がまた辛くならないうちに、医師の処置が間に合ううちに、何としてもアガンを探し出しここから抜け出さなければならない。
ブラトは決死の表情で銃を握った。
54821 Days 55:04/03/21 11:13 ID:vQFkwgOm
 いつの間にか息を詰め、身を固くしていることにアガンは気付いた。
とうに枯れ果てたこの身に何ができると悠然と構えていたはずなのに、ふと気が付くと、動じるものか、感じるものかと必死に唱えている。
僅かな身動ぎ、呼吸の乱れひとつも見せてはならぬと戒めている。
飽きもせず繰り返される軽口にイライラが募る。
「いいかげんにしろ」と叫びそうになったとき、不意に愛撫の手を止められ、アガンは大きな溜息を漏らした。
「随分辛そうだな」
鼻先でロイが笑っていた。
「突っ込まれて終わりだと思ったんだろう。まったくお前達ときたら呆れるほど即物的だからな。セックスイコール結合、いや子作りか。」
「遊びにしている愚か者よりはましだ」
「それはどうかな?」
ロイはアガンの胸元から身体の中心線に沿ってツツと爪先を滑らせた。
途端身体が強ばるのは否定しようもない。
「肝心のモノが役に立たなくともこうして楽しめるんだ。坊主になって寺に籠もるより余程いいと思わないか?」
「楽しんでなどっ・・・」
「押し殺すのに必死のくせに何を言う。素直じゃないな。」
ばかげた軽口に乗ればますます分が悪くなるだけだ。
アガンは反論をやめ口を噤んだ。
「そういやまだ聞いてなかったな。なんだってまたコイツは役に立たなくなったんだ? あ?」
主導権を握ったロイはいかにも楽しげだ。
腰の横に頬杖を付いてアガンのものを弄り回す。
アガンが無言で手を払いのければ今度はその手を捕らえ手指に舌を這わせる。
「だらしないヤツめ、これ位でまともに話もできなくなってるのか?」
小馬鹿にした口調にアガンもさすがに重々しく口を開いた。
「ごく若い頃、身体の弱い伴侶を顧みず無茶をさせて死なせてしまった。そのショックから発情期が狂いだして・・・仕舞にはどんな薬を使っても結実月を迎えることができなくなった。」
「おやおや、死んだ女に純情捧げているのか、お前の息子は。」
ロイは軽口を叩きながらアガンのものを弄ぶ。
「ひとを小馬鹿にするのもいい加減にしろっ!」
ついにアガンも大声で怒鳴り、ロイの手を払いのけた。
54921 Days 56:04/03/21 11:15 ID:vQFkwgOm
払いのけたつもりだった。が、ロイの手はまだそこにあってアガンのものをがしりと握り込んでいた。
「そのムウナに免じてコイツはそっとしといてやるよ。」
ロイがパッと手を離し、大袈裟に両手を広げて見せる。
「その代わり、今からお前がムウナだ。いいな、取り引きだからな、大人しくしてろよ。」
突然両の脚をすくい上げられ、アガンは震えを押さえることができなかった。
ロイの指が襞の周りを円を描くように撫でまわし、呼吸を読むように隙をついてグリと体内に押し入ってきた。
「ああ、薬が溶けてよい具合になっているな。」
ぐるりと壁をなぞって内部を探られ、苦しさに思わず呻きを洩らしそうになる。
「おや? こっちなら少しは感じるのか?」
秘所をしげしげと眺めながら鼻で笑われ、ふざけるなと言いかけたとき、目の前にロイの胸が迫ってきた。
次の瞬間、身体を突き通すような激痛が走る。
「くっ・・・ぐ・・・」
決して声は上げるものか。アガンはギリギリと奥歯を噛みしめた。
急な展開に、アガンが対処できたのはそれだけだった。が、あまりの痛みに力んだ頭がふるふると震えだす。
「ほら、力抜けよ」
尻を2度叩かれたが、アガンにはどうすればよいかもわからないし、どのみち言う通りになどするつもりも毛頭ない。
するとロイは構わず硬く緊張した入口の肉を削るように抜き刺しを始めた。
激しい動きに体ごと揺さぶられ、息を詰めたアガンの顔面はたちまち赤く鬱血した。
「声出した方が楽だぞ。」
散々いたぶった挙げ句、アガンの耳元でロイが囁く。
「まあいい、そうやってがんばっていろ。ああ、この締め付け・・・最高だ。だから必死に抵抗してくれるヤツはいいんだよ。」
ロイが恍惚として目を閉じ、これ見よがしに息を荒くする。
「ああ、いい、いい・・・もうイッちまいそうだ。」
いやらしい喘ぎとともにロイの動きはますます切迫していった。
突然動きが止まる。アガンの中でロイがビクリとはねた。
「ん・・・はぁあああ・・・・・・・・・」
長い吐息を聞かせながら、ロイがアガンの中で弾けた。
「アガン、あんたの中・・・最高だよ。」
悔し涙を浮かべる目を覗き込み、ロイが楽しそうに笑いかけたそのときだった。
シュンと微かな音と共にドアが開いた。現れたのは銃を構えたブラトだった。
55021 Days 57:04/03/21 11:17 ID:vQFkwgOm
 ドアが開いた途端、目に飛び込んできた情景にブラトは一瞬で理性を失った。
ロイの本性を見たと思った。
こんな男の誘惑に乗り結実の誓いまで結んでしまったのは全て自分の落ち度なのに、そのためにアガンまで・・・。
そう思った途端ブラトの銃はロイに狙いを定めていた。
「アガンから離れろっ!」
アガンを組み敷いていたロイが身体を起こし両手を上げる。
「ロイ、3つ数える内にアガンから離れるんだ。」
そのロイとブラトとを見くらべながら、アガンがロイの下から這い出そうと苦しげに身を捩る。
「ひとつ・・・アガン、早くこちらへ」
しかし、ブラトが手を差し伸べれば、アガンの口から意外な言葉が飛び出した。
「ブラト・・・やめろ・・・ロイはお前の伴侶だぞ。」
「ふたつ・・・とにかくこちらへ、急いで。」
ここで動揺を見せるわけにはいかない。
ブラトはアガンの言葉を無視し、ロイに照準を合わせたままじりじりと合間を詰めた。
「ブラト、だめだ。伴侶に銃を向けるなど自殺と一緒だ。」
アガンがよろよろと立ち上がり、ブラトの前に立ち塞がろうとする。
視界からロイの姿が消えたほんの一瞬、慌ててロイを捉え直したとき、ロイはソファの後の方から銃を取り上げたところだった。
「ブラトッ!」
アガンの叫びと同時にブラトの銃が発射された。
目も眩むような細い光線が一瞬宙を走って消えた。


――おわり――

どうなったかは、それぞれの妄想のままにW
55121 Days:04/03/21 11:21 ID:vQFkwgOm
緩くてチャチくて失礼しました。
登場人物全員いたぶってやろうとして全部緩く・・・
また、勉強してきます。
552風と木の名無しさん:04/03/21 12:31 ID:4pmX+1B5
>> 21days作者さま乙!でした。
投下ストップの間、元ネタを読んでいた>>394です。
個人的には「チャレンジャー」ロイには生き残って、
生き恥をさらしていただきたかったりするのですが、
そのへんは妄想させていただきます。
SFの名作を読むきっかけも作っていただき、本当にありがとうございました。
553風と木の名無しさん:04/03/21 14:19 ID:zYAq//pM
少年M&21days、2作品ともお疲れ様でした!!
(*^ー゚)b グッジョブ!!
また楽しませてください!!
554風と木の名無しさん:04/03/21 19:57 ID:lMLA9BAW
少年Mめちゃくちゃよかったです!その後とかも読んでみたい… 21Daysさん、お疲れ様でした!
555風と木の名無しさん:04/03/21 22:15 ID:P+sXrMv9
少年M様、お疲れさまでした。
ほんと、書き込みが待ち遠く、楽しませてもらいました。
ありがとう。
「2年振りくらいで....」のセリフに禿萌えました。
やることスゴイのにゴニョゴニョ喋るとこがイイ!
終わっちゃったのが残念でショボーン.....
556風と木の名無しさん:04/03/22 00:08 ID:MxBAHFGS
少年Mタンお疲れです。エロいわキャラもいいわで大好きでした。
最近面白いのが多くてうれすぃ。
557異母兄弟戦国風味1:04/03/22 01:34 ID:O9NwSGYb
「殿のお渡りにございます」
そう告げる声を聞いて、「ああ、また新しい小姓だ」とぼんやり考えた。
大きな足音が近づいてくる。あれは激怒している足音だ。
先導の小姓も間に合わなかったらしく、障子が勢いよく開け放たれた。
「花夜、菊池殿がそなたをご所望だそうだ」
いきなり頭の上から浴びせられる言葉を礼をとったまま黙して聞く。
余計な質問は許されていない。
「いかがいたす。菊池殿のお床に上がるか?」
「殿のお心のままに」
質問には間を置かず答えねばならない。
「花夜、そなたいつから余の家臣になった。」
しかし返ってきたのは静かな恫喝。
「申し訳ございませぬ、兄上様」
私は慌てて言葉を正す。二人の時は「兄上」と呼ぶ。これも絶対の決まり事。
「戦の最中にまで色目を使いおって、見下げ果てた奴だ。」
衿を捕まれ立たされた。かぶりを振って否定したが無駄なことはわかっている。
「そなたの一生は余のものだ。まだ分かっておらぬようだな。」
そのまま奥に引きずって行かれた。
558異母兄弟戦国風味2:04/03/22 01:35 ID:O9NwSGYb
兄は腰の刀を乱暴に引き抜き床に投げ捨てる。
それを拾い上げようと近づくと「触れるでない!」と一括された。
「帯を解け」
私は後ろ手に帯を解く。
この屋敷で私に与えられるのは女物の衣だ。袴を付けることも下帯さえも許されていない。
高い衣擦れの音を立てて引き抜かれた帯は、そのまま首に回された。
「花夜、あのような醜男に色目を使うてまで余から逃れたいか」
「私は何も…」
「偽りを申すな」
帯が首に食い込む。
「ま…真にございます。菊池殿がどの御方かも…存じま…せぬ。」
気紛れに連れて行かれる戦場で、敵方も味方の武将も自陣を固める将兵さえ私には何の関わりもない。
どこにあっても私はただ兄に侍るだけだ。
しかし、鎧はおろか刀を差してもおらぬ女衣や稚児姿の私が衆目を引くのは当然で、始終いやらしい視線に晒されているのは兄も知っているはずだ。
だが、それも兄には通じぬ言い訳だった。
「あくまでしらを切るか」
帯が後ろに引かれる。私は後ろ向きに転倒したが、帯は弛まない。
私はそこで気を失ったらしい。
559風と木の名無しさん:04/03/22 01:38 ID:AOw/XsP4
戦国風キタ━━━━━(゚(゚∀(゚∀゚(☆∀☆)゚∀゚)∀゚)゚)━━━━━!!
ホント最近は良作大漁(;´Д`)ハァハァ
560異母兄弟戦国風味3:04/03/22 07:56 ID:d/IfWvfd
私は鋭い痛みに意識を呼び戻された。
眼を開けると、薄ら笑いを浮かべた兄が今まさに鞭を振り上げ次の一撃を振るおうとているところだった。
身につけていたものは既に全て剥ぎ取られていた。
ひゅんと空を切って胸に、腕に幾度となく鞭が振り下ろされる。
「あぁーっ、あぁーっ」
容赦ない細鞭に皮膚が破れ鮮血が飛び散る。
逃れようにも首を帯で柱に括り付けられ、頭を上げることすらできない。
「己の罪深きを思い知れ。余の恨みの深さを思い知れ。そなたは生涯逃れることはできぬのだ。」
もはや反論も謝罪も用を為さない。
私は身を縮めて、ただひたすら兄の気が済むのを待つしかない。

戦場を駆ける馬とてこれほど打たれまいと思う程に私の素肌を打ち据え、兄はようやく鞭を手放した。
「思い出したか」
「は…い、兄上…様」
「逃れたい、縋りたいと思う心が目に宿り誰構わず引きつける。慎めぬのは血筋であろうが身の程をわきまえろ。」
「はい、兄上様」
兄の眼から悪鬼の如き怒りが消えた。
しかし、私の従順は兄をまた別の鬼へと変える。
「用意いたせ」
首の帯を解きながらそう命ぜられる。
「はい、兄上様」
準備させて貰えるだけよしとせねばなるまい。
私は痛む身体を引きずって部屋の隅に置かれた化粧道具の箱を開けた。
唯一手元に残った母の形見だが、これを私が用いていると知ったら母も浮かばれまい。
乱れた髪を梳き、白粉をはたき、紅をさす。
最後に髪油入れを持って兄の元に戻ると、次の間へ招き入れた。
561異母兄弟戦国風味4:04/03/22 07:58 ID:d/IfWvfd
そこは布団が一枚敷いてあるだけの小間だ。
兄が布団の上に胡座をかく。
私は兄の前に座って髪油入れの蓋を取る。
今、中に入っているのは髪油ではなく麝香の香油だ。
「早くしろ」
「はい、兄上様」
即座に脚を開き、香油に浸した指で菊門を割る。
鞭打たれた身体の痛みに難儀しながら身を屈め奥まで塗り込める。
兄が立ち上がった。着物の上からもありありと覗える高ぶり。
激怒したあとの兄は殊更に猛る。
臆して後退りそうになったが、幸い兄には悟られずに済んだ。
「這え」
兄に菊を晒して犬の如く這う。
布団に手が着くか付つぬかの内に大きく猛った一物がこじ入れられる。
息を整える間さえ与えられない。
腰が砕けるかと思うほど激しく穿たれ、支える手足が崩れそうになる。
勿論許しなく命ぜられた姿勢を崩すことはできない。
しかし、力を振り絞って踏ん張れば、兄を銜えた菊門にも力が入り奥室の柔肉は容赦なく削られる。
布団を汚す紅い滴は鞭で破れた肌からか、それとも張り裂けそうな菊門からか。
もはや身体のどこがどう痛むのかもわからぬ有り様だ。
「あああぁ………ああああああぁぁぁ」
声を限りに泣き叫ぶ。
悲鳴が少なからず兄を満足させ、責めの手が弛むこともあるからだ。
ようやく兄が私の中で達したとき、私は朦朧としてその場に崩れ落ちたが、そんなことで兄は容赦するはずもなかった。
身体を返された私は、ふたつに畳まれ再び穿たれた。
562異母兄弟戦国風味5:04/03/22 08:00 ID:d/IfWvfd
息もできぬほどの責め苦にどれほど耐えたろうか。
「花夜」
呼ばれて目を開けると、兄の厳しい目に捕らえられる。
「そなた今何を思うておった。女子の蜜壺か。」
「滅相もございません」
「ではこれは何だ」
示されたのは僅かに首を擡げた私の魔羅。
「茎を痼らせるは何の為ぞ。女子の中に埋めたいと望んでであろう。」
「いいえ、決してそのような」
必死に弁明する傍から、私のものは私を裏切り更に勃ち上がろうとする。
「ではなにか。そなたは虜の分際でこの兄に欲情し、その見窄らしきものを大きうしておるのか。」
「いいえ、いいえ、お許し下さい。口惜しきは意のままにならぬ未熟な我が身。本意ではございませぬ。」
私は慌てて己の茎を強く握り込み、自ら欲望を封じた。
私は自身の欲望を満たすことを許されていない。
その意味では私は未だ童の身だ。
兄がいる限り、恐らく生涯私は男になることはないだろう。
いつの頃からか兄の前では欲望の欠片を見せることさえ禁忌であった。
まして兄が事を終えぬ内に吐精するなど以ての外のこと。
しかし、手酷く痛めつけられた後には、往々にしてこの様な事態になった。
苦痛に耐えきれず恐らくは快感に逃げようとしているのであろう我が身を恨みながら、私は刻々と高まりゆく吐精の欲求に耐え続けた。
兄が満足するまで、「よし」と言ってくれるまで、この地獄の苦しみを今日はどれ程耐えればよいのだろうか。
563異母兄弟戦国風味6:04/03/22 08:00 ID:d/IfWvfd
私が辛そうにしているのを見て、兄の動きが変わった。
私の身体を故意に揺らし、必死に封じているものを刺激する。
私の苦しむ様を眺め楽しもういうのだ。
歯を食いしばり涙を流しながら耐える私を、兄は笑いながら弄び続けた。
もはや悲鳴を上げることもできない。
ふっと目の前が白く霞んだと思った。
次の瞬間我に返り慌てて封じる手に力を込めたが遅かった。
駄目だ、耐えきれない…。
手の中のものが大きく脈打ち、爆ぜて手を腹を濡らす。
「不埒者っ!!」
途端、顔に兄の鉄拳がとんだ。
火花が飛び目が眩む。力の抜けた身体を深く穿たれ息が詰まった。
兄は私を殴りつけながら、暴力に酔うように身を震わせ私の中で達した。
兄の身体が離れていく。腰が布団に落とされる。
身体の中から漏れだしたものが尻の下に広がっていく感覚に、私はようやく安堵を覚えていた。

目覚めたのは夜だった。
房事のあともそのままに、精にまみれ裸で横たわっていた身体は冷え切っていた。
痛みを堪えながらようやく身体を起こす。
明かりを点けようと火打ち石を探したが、すぐに諦めてしまった。
わざわざ惨めな姿を見ることはない。
どのみち今は湯浴みはおろか、身を清める気力もありはしない。
私は部屋の隅に放り出されていた夜着を手探りで引き寄せ、汚れた身体を包んだ。
不覚にも零してしまった涙が止まらなくなる。
私は頭まで夜着を被り、泣いた。
564風と木の名無しさん:04/03/22 09:45 ID:DAlfFfsQ
ムハー(・∀・)=3
ちょっと来ないうちに神々の降臨が!
皆様GJです
565風と木の名無しさん:04/03/22 23:05 ID:87ZNJQla
唐突に失礼しますが、少年Mを書きました者です。
読んで下さった皆様ありがとうございます。
ドロ甘でイタイタしくて、引かれると思ったけど、気に入ってくれたお嬢さん方がいてくれて
大変うれしかったです。
なお、黒木さんシリーズの作者様とは、残念ながら別人です。
似た感じの雰囲気になってしまって、お嬢さん方や、黒木さん作者様が
胸にモヤモヤしたものを感じてしまったら、ほんとにごめんなさい。
このスレの皆様、どうもありがとう。名無しに戻ります〜そして皆様の投下を楽しみに待ちます〜
566風と木の名無しさん:04/03/23 07:55 ID:t4mhChHN
21daysタソ、本当に乙でした。ブラトとアガンが真っ直ぐでせつない感じで、ロイは最高に鬼畜だしものすごく楽しませて頂きますた。
最後、どうなってしまったのかは読み手の想像におまかせコースってとこもまたいろいろ妄想出来て良かったです。

少年Mタソ、大変乙でした。
霧生さんが殺し屋だったというのがものすごい萌えでした。
関節はずしまくったり、優しく愛撫したりとアメと鞭を使いわけ、エム君を上手く仕込むところなんか最高ですた。


読み終えたばかりで今物凄く興奮状態で訳わからん感想スマソです…
567風と木の名無しさん:04/03/23 08:14 ID:t4mhChHN
戦国風味、ただ今激しく萌えさせて頂きますた。
もう史上最大の鬼畜SMっすね!鞭が(・∀・)イイ!!
続きが禿げ楽しみです。
568異母兄弟戦国風味7:04/03/23 08:47 ID:+j6ErOg5
 私は、先代城主の次男としてこの城に生まれた。
母は、他家へ輿入れ間近のところを無理矢理召され側室となった人だった。
その殿のご執心故に御正室様の恨みを買い、私達はいつも物陰に隠れるように暮らしていたが、思えばその頃は幸せな時代だったのだ。
私が十二になった年、家中で謀反騒動があった。
捕らえられた首謀者の中に、母の父兄とかつての許婚がいたのだ。
親兄弟と許婚だった男を目前で処刑された母は、女の細腕で先代を刺し殺し仇討ちを成し遂げると、自身もまたその場で惨殺されたのだという。
密かに乳母の里に逃れていた私は、結局捕らえられ、城内の屋敷に幽閉され今に至っている。

 七つ上の兄、杜通は生来異常な性癖の持ち主で、私は父母が亡くなるずっと以前から既に兄の慰み者であった。
兄にとっては、虫けらも小鳥も侍女や小姓も勿論私も等しく軽んじるべきものだった。
兄は小鳥の羽根をむしり、蛇の頭を切り落とすと同じように侍女の髪を切り、小姓を鞭打ち、仕舞いには犯し、手討ちにした。
それを先代に咎められて後、その矛先が向いたのが私だ。
嫡男が憎き側女の子の弟をいたぶるのは正当なことと、兄はそう明言していた。
兄はまだ八つかそこらの私に女の成りをさせ、化粧を施し、そしてその衣装も化粧も跡形もなくなるほど犯し、折檻した。
それでも私達母子への嫌がらせで済んでいたその頃はまだよかったのだ。
父が死んで家督を継いだ兄は、私にとって悪鬼に等しき存在となった。
兄は、父を殺した女の子は許せぬと言う。
夫を永遠に奪われた御正室様が正気を失われたのも全て私が追うべき咎だと言う。
若くして家を背負わねばならなくなった兄は、その戸惑いと不安を全て母と私への恨みに転嫁したのだ。
569異母兄弟戦国風味8:04/03/23 08:48 ID:+j6ErOg5
この屋敷に幽閉された私は、身も心も兄の所有物になった。
そのときから、暴力と陵辱が私の日常となったのである。
当初私を苛んだのは身体の負担だった。
日々成熟していく兄に、まだ子供の身体が耐え切れなかったのだ。
しかし、身体が成長すると次に待っていたのは心を蝕まれる地獄だった。
あれは兄が正室を迎えた年だった。
丁度子供を脱する時期を迎えていた私は、身の回りの世話をする侍女に淡い恋心を抱いていた。
しかしそれは目敏く見抜いた兄によって無惨に打ち砕かれた。
罪もない侍女は私の面前で兄に犯され、事が済むとその場で斬り殺された。
そしてその日から私の周りからは使用人が消えた。
不便は耐えられたが、それで私は完全に孤独の身となったのだった。
日に二度の食事と暮らしに必要なものは一応届けられたが、以来、兄以外の者とは全く口をきくこともなくなった。
兄は私への支配欲に取り付かれ、心身の全てを捧げることを要求するようになった。
この頃から私は、ただ一心に死のみを望んでいたのだと思う。
しかし「何があっても生き抜くように」という母の遺言が私の最後の逃げ場を塞いでいた。
一族郎党死に絶えてしまった母の里にとって私は最後の生き残りだった。
私が一族の恨みを晴らすことも、後世に血を残すことも望みは薄かったが、母を思えば死ぬわけにはいかなかった。
生きて延々と兄の恨みを受け続けることが私の運命なのだった。
570風と木の名無しさん:04/03/23 10:17 ID:BNX299oU
神キテタ―――――(・∀・)―――――!!
兄上…鬼や(´д`*)ハァハァ
571風と木の名無しさん:04/03/23 20:15 ID:foWMA2FF
ハァハァ
572異母兄弟戦国風味9:04/03/24 01:50 ID:qxAL3ExM
 結局兄は菊池殿の要求を呑まざるを得なかったらしい。
非礼無きようお相手申し上げるようにと言い渡された数日後、私は国境の桔梗院という寺に連れて来られ菊池殿に引き合わされた。
菊池殿は兄の言うような醜男ではなかったが、まさに剛の者と呼ぶに相応しき面相の持ち主であった。
体躯もまた然りで熊の如く。
誰だろうと兄よりはましという気休めは早くも砕け散った。
「お初にお目にかかります。苑部杜通が弟花夜にございます。」
事前に命じられていた通り挨拶を申し上げる。
「菊池剛基じゃ。杜通殿ご執心の君を某も相伴に与りたいと戯れ言を申したところ快くご承諾頂いたのでな、のこのこと参った次第じゃ」
顔を伏せていても舐めるような視線を感じる。
「それにしても花夜とはまた変わった名をお持ちよ。そのお名も、未だ前髪を落とされぬのも、すべて美しき稚児姿故ですかな。」
いやらしく探りを入れられる菊池殿に兄は平然としたものだった。
「この者は先代を弑逆せし大罪人の子。兄の情けにて打ち首は免じましたが、生涯幽閉にて身分も名も取り上げの身にございます。花夜とは単なる通り名。勿論元服もありません。」
そう、私には名がない。
幼名はあったが、母が亡くなって以来誰ひとりその名を呼ぶ者はない。
カヤというのは兄が戯れに呼び始めた通り名だ。
曰く「かやの如く無用の身にはカヤの名こそ相応しかろう」と。
「花夜」という如何にもな字を充てたのも勿論兄である。
「成る程、もはや人にあらず、杜通殿の持ち物というわけですな。」
菊池殿が私を見る。その目は兄のそれと同じものに見えた。
573異母兄弟戦国風味10:04/03/24 01:57 ID:qxAL3ExM
「では、ごゆるりと」
酒のもてなしも程々に兄は去って行った。
去り際の一瞥が私を凍らせる。私の身体はガクガクと震えだした。
菊池殿のお相手も恐ろしかったが、その後の兄の仕打ちはもっと恐ろしかった。
「震えておるのか」
菊池殿の太い腕が私を抱きしめる。
「案ずることはない。兄上より余程優しく可愛がってやろう。」
そのまま用意されていた奥の間へと連れて行かれた。
「着物を取ってこちらへ参れ」
さっさと下帯姿になった菊池殿が布団の上から招かれる。
私は言われた通りに着物を全て足下に落とし一糸纏わぬ姿で菊池殿の前に立つ。
「その傷は…杜通殿のご趣向かな? それともそなたの?」
「………………」
「答えられぬか。まあよい。では、そなたの歳は聞いてよいのか?」
「十六にございます」
「成る程、食べ頃だな」
腕を引かれ分厚い胸の上に落とされる。そのまま身体を入れ替えて組み敷きながら、菊池殿は下帯を外された。
巨大な陰茎が私のものと摺り合わされる。太く濃い陰毛がざりざりと音を立てる。
ずしりと重い一物は私の細茎などへし折ってしまいそうだ。
しかし一瞬覚えた恐怖はどこへやら、どんどん猛りゆく巨根の感触に引きずられるように私のものもむくむくと育ち始める。
「うぬぅ…」
菊池殿は低く微かに唸られると、気をお鎮めになるように一旦腰を引かれた。
しかし、ほっとしたのも束の間。痼り始めた二本の茎を手で操りながら再び身体が合わされると、今度は裏筋と陰嚢が直に触れる。
「ぅあ…ああ…」
僅かに擦られただけで、私は堪らず声を上げた。
574異母兄弟戦国風味11:04/03/24 01:58 ID:qxAL3ExM
咄嗟に浮かんだのは兄に仕込まれた自戒。私は夢中で茎の元を握りしめた。
「何をいたしておる」
菊池殿がその手を掴まれる。
「お許し下さい。浅ましきはこの身にて、私は決して…」
「興醒めな。わからぬことを申すでない。」
菊池殿は厳しい表情で私の手を振りほどかれた。
「そなたは余計なことを考えず、存分に乱れて見せてくれればよいのだ。」
このとき私には「乱れる」ということがわかってはいなかった。

封じる手を解かれても、私は必死に吐精を堪え続けていた。
しかし、どちらからともなく漏れだした露をぬめらせながら裏筋と陰嚢とを擦られ、今にも気を吐いてしまいそうになる。
「何をその様に顔をしかめておる。好い貌と好い声を所望と申したはずだ。」
「お許し下さい」
どうしてよいのやらわからず、ただ詫びるだけの私に菊池殿は深く溜息を漏らされた。
「もうよい。そなた兄上の他には決して心を許さぬ所存なのであろう。それともそれも杜通殿のご命令か? とにかく人形を抱く気はないのでな。」
菊池殿の身体が離れていく。
跳ね上がった茎が冷気に晒され、ひどく心許ない。
「何卒お戻りを…お願いにございます。いま一度のご猶予を。」
私は夢中で叫んでいた。
ここで菊池殿を帰らせてしまっては兄の怒りを買う。
常ならばそればかりが気がかりであるのに、何故かこのときの私はそのことを微塵も案じてはいなかった。
ただ、途中で放り出された身体が内から私を突き動かしていた。
575風と木の名無しさん:04/03/24 13:20 ID:hQeyCcL7
戦国タンに続き失礼しますね。

オークション

“それ”は真夜中に、街外れの地下劇場で行われた。
真っ暗な観客席には、人々のさざめき。
年齢は様々ながら全員が正装していたが、何故か女はひとりもいない。
ふと、ざわめきが止んだ。
深い青の幕を降ろしたステージに、上品なスーツ姿の黒人男が現れて慇懃に頭を下げ、良く通る低音で語り始める。
「皆様、ようこそ。ここには音楽はありません。役者もおりません。……あるのはただの商品です。お芝居をご覧になりたいお客様は、どうか速やかにお帰りください。…そうでないお客様は、そのまま、お待ちください。」
黒人男がさがると、ベルベットの幕が強くライトアップされ、するすると持ち上がった。
黒人男の声が、今度は劇場のスピーカーから流れてくる。
「さあ、今宵の商品…まず一品目。東洋産の黒猫…どうぞご覧ください」
次の瞬間、観客席から息を呑む呻きがどよめきのように起こった。
現れたのは、天井から太い鎖に手錠をかけ、両腕を吊り上げられた全裸の青年だった。
スポットライトに照らされて、顔は眩しに俯いているが、滑らかな肌と筋肉、引き締まった腹と腰、若々しい彼自身を覆う髪の色と同じ柔らかな絨毛、弓形に沿った背筋の下の尻の形に、観衆の視線が絡みつく。
視界に慣れ、ようやく持ち上がった顔は、意志の強そうな眉と、憂いを含んだ瞳が共存する、どちらかといえばあどけない顔立ちである。
…青年は、自分の置かれている状況が分からないようで、暫く視線を泳がせていたが、そのうちに舞台の袖からもう一人、今度は黒皮のマスクで顔を隠した筋肉質の巨漢の男が出てくるのを観て、怯えるような素振りを始めた。
青年を吊るす鎖が、不快な音を立ててねじれた。
マスクの男は青年の背後に回ると、両脇からその腰を抱き、腿の下に手を滑らせたかと思うと、ぐっと膝を持ち上げた。
「ぁうっ…」
青年が呻き声をあげる。
膝裏を高々と抱えられ、青年の足の間の奥が、観客の前に晒された。
ヒクヒクと震える、肉の襞。
青年の羞恥に燃える顔色。
ライトはその肌に浮き出す汗の粒までを淫薇に映し出す。
舞台の青年の知らぬところでは、観客達による熾烈な競りがすでに始まっていた。
576風と木の名無しさん:04/03/24 17:01 ID:b6yYbIV/
最近は良作が大量で(;´Д`)ハァハァ
どの作品も萌えです!
職人さんたちマンセー!
577風と木の名無しさん:04/03/24 18:17 ID:7uFZuSjk
オークション(*´Д`)ハァハァ
578風と木の名無しさん:04/03/24 22:40 ID:UANyv/dd
ムハー(゜∀゜)=3タマラン!
579風と木の名無しさん:04/03/24 23:54 ID:H3Dyjp7P
ハヤクツヅキガヨミタイヨー
580異母兄弟戦国風味12:04/03/25 09:00 ID:ZF8q/3wy
「さればその手で己を擦り鳴いて見せい」
私は即座に菊池殿に向けて脚を割り、幾分萎みかけたものに手を絡めた。
「急くでない。ゆるりといたせ。」
命ぜられる通りに添わせた掌をゆっくりと上下させる。
布団に戻ってきた菊池殿は私の顎を捕らえ、灯りに顔をかざした。
「兄上のお渡り無き夜は、そうして千擦りいたしておるのであろう。ひとり寝の床で鳴いておるのであろう。その声を所望じゃ。」
ようやく菊池殿の求めを理解した私は、引き結んでいた唇の力を抜いた。
「ぁ…ふぅ」
途端にその隙間から声が零れ出る。
「はぁっ、はあぁっ、ああぁぁ………………」
「そうだ、決して急くでないぞ」
「んんっ、んあぁっ、はぁぁん、ぁん………………」
「ああ、好い貌になってきた」
「あっ、あっ、あっ、あっ、あああぁぁ………………」
もはや制御は利かず、意志に反して強く速くなっていく手を止められない。
いつもながら前触れの涙がしとしとと流れ落ちる。
涙を振り払うように激しく首を振りながら私は達した。
菊池殿はもう何も申されなかった。
精に濡れた私の手を取ると、指を一本一本啜り、指の股にも舌を這わせ一滴洩らさず舐めとってしまわれた。
それから点々とこぼれ落ちた腹にも舌を這わせ、仕舞には私の魔羅をも丸ごとに頬張り啜り上げなさる。
「ぁぅん…んんんぁ」
思わず己のものとも思えぬ声が漏れ、私は恥ずかしさに顔を覆った。
ぷんと蓬を噛んだような匂いがする。その匂いのもとを口にされているのが堪らなくなった。
「何故斯様なものをお口になされます」
「若く美しき少人の精は古来長寿と勝運の素と言うを知らぬのか」
ようやく私のものからお口を離され、菊池殿が申される。
私のものはまたも勃ち上がりかけていた。
581異母兄弟戦国風味13:04/03/25 09:03 ID:ZF8q/3wy
「さあて、その菊花の綻び具合は如何かな」
間を置かず、菊池殿は私の脚を抱え上げ菊門を眺めながらお指を舐められた。
御手ずから門を解くおつもりなのか。
「左様なことは私が己でいたします。暫しお待ち下さい」
慌ててそう申し上げると、拙きを見てはおれぬと仰せられる。
それでは香油をと言えば、これも香りを損ねると申され断られた。
「そなたは何も考えず存分に乱れて見せよと申したはず。もはや隠し立て致すでないぞ。」
私は黙って頷いた。
唾をたっぷりと絡ませた太く節立った指が門を割った。
まるで刃物を突き立てるようにぶすりと一気に差し込まれる。
「そら、歴戦の武者の指は如何か。長年太刀を握り弓を引いてきた指ぞ。」
菊池殿はその力を見せんとばかりに力を込め、ぐいと指の腹で内室の天井を持ち上げた。
「ひいぃぃ…」
私は堪らず悲鳴を上げた。
指で押された内壁の切羽詰まった鼓脈が下腹全体に伝わってくる。
菊池殿は尚も指に力を込めると、次には押し上げた内壁をゴリゴリと擦り始めた。
「あああぁ…あ、あ、あ、ああっ…」
それは一瞬で茎を跳ね上がらせるほどの衝撃だった。
「はぁっ…ぁん、んんんんーーーーーーっ!!」
衝撃に耐えかね菊池殿の太い腕を両手で掴む。
ところが、私はその腕を除けるどころか、しがみついて浅ましく腰を振っていたのだ。
渇いたばかりの頬をまた涙が伝う。
あっと思ったときにはまたも吐精していた。
582異母兄弟戦国風味14:04/03/25 09:04 ID:ZF8q/3wy
菊池殿は私の中に指を埋めたまま、先程より更に多量に噴き出したものを今度もまた啜り舐めとってしまわれた。
私にはもうそれを厭う余裕はない。
凶暴なほどに猛った弓削が門を破ろうと迫り来たときさえ、私は恐怖を覚えることも忘れていた。
あの巨大な一物に穿たれれば尋常な痛みではなかったはずだ。
しかし、私はその痛みをすべて意識の外に追いやり、ただ禁断の快楽を貪っていた。
菊池殿は気の果てることなどないのではと思えるほどに、幾度も幾度も私の中に精を注がれた。
激しく、力強く、そして快感のツボを心得た巧みな動きは、私の身体を切り刻まんばかり、精神を打ち砕かんばかりであった。
私は身体の限界も顧みず、乱れた。
その夜の私は、兄に痛めつけられたよりも疲れ果て、一寸も動けぬ有り様だった。
事を終えて後は即座に始末をいたすようにと兄に厳しく命じられていたにも関わらず、私は菊池殿のお身体を清めて差し上げることさえできなかった。
菊池殿は用意してあった美濃紙で雑に前だけを拭うと、着物を着けてさっさとお帰りになってしまわれた。
私には菊池殿が満足されたのかどうかさえわからない。
ただ力の入らぬ身体を布団に横たえていた。

 気が付くと傍に小坊主が座っていた。甲斐甲斐しく桶の湯で私の身体を清めてくれていた。
房事のあともさることながら、他人に世話を受けるのも久方ぶりだから、その恥ずかしさはただ事ではない。
顔を背ける私の心情を察してくれたのか、小坊主はひと言も話さず黙々と私の身体を拭き布団を代えると、最後に新しい単衣を着せ掛けてくれ去っていった。
583異母兄弟戦国風味15:04/03/25 09:07 ID:ZF8q/3wy
 兄がやって来たのは夜明け頃だった。
大きな足音はそれだけで私を縮み上がらせた。
私は慌てて布団を出ると床に平伏した。
「花夜、粗相はなかったであろうな」
「すべて仰せの通りにいたしました」
「菊池殿はご満足のご様子であったか」
「しかとは伺いませんでしたが、ご不興ではなかったと…」
「ふん、誰構わず媚び諂うは得手であったな」
そう言うと兄は私の頭を床に擦りつけ「這え」と命じた。
恐怖に震えながら尻を上げれば、単衣の裾をまくり上げられる。
「随分と荒っぽく使ったらしいな。」
菊門を検め、兄はいやらしい笑い声を上げた。
「あの菊池殿はな、細く雅な稚児がお好みでな、鬼の棍棒が如き持ち物でその細身を攻め立てるのがご趣味なのだ。やり殺した稚児も数多ときく。鬼の棍棒はいかがであった?」
兄の問いには即座に答えなければならない。しかし、どう答えよと言うのだ。
「どうだったのかと訊いておる。幾度相交えた。四度か。五度か。」
兄は語気を荒くして私に迫る。
「よく覚えておりませぬ」
咄嗟に口をついて出た誤魔化しは当然通用しなかった。
「おのれ、余を愚弄するか!」
兄の足が私の脇腹を蹴り上げた。
無様に床に転がった私に兄が馬乗りになる。
「申せ、如何様に交わったのだ。そなた泣き叫んだのか。それとも浅ましく好がりしか。全て有り体に申せ。」
「覚えておりませぬ。お許し下さい。」
「まだ申すか。なれば、その身体に訊かずばなるまいな。」
兄は単衣の腰ひもを引き抜き、それで私の両手を縛り付けるといつもの鞭を取り出す。
584風と木の名無しさん:04/03/25 15:31 ID:Od75HVgP
'`ァ '`ァ '`ァ '`ァ(;´Д`)'`ァ '`ァ '`ァ '`ァ
585オークション2:04/03/25 18:42 ID:SI+9EjDe
>>575
観客席では、座席に備え付けた小型モニターが競りの熱狂を静かに伝えていた。
この時点でかなりの高額の値がつけられたのを目の当たりにして、“大佐”は溜息を漏らした。
この秘密のオークションに限られた、彼の呼び名である。
案外、本当に軍事関係の人間なのかも知れなかったが、詳しい素性は互いに干渉しないのが、ここの暗黙のルールだった。
そうでなくても、オークションに参加するには会員となって、莫大な会費を毎月支払うことが義務つけられている上、その会員になるためにも、身分や実績、資産などについて厳しい審査が行われ、通過しなければ会員になることは不可能だった。
大佐は、さりげなく辺りに目を配る。
暗闇の中で、人々の頭が蠢いている。
オークションのセクレタリーが呼ばれ、何事かを囁かれている。
セクレタリーが下がると、すぐさまステージに新たな展開が起こった。
今し方のセクレタリーが皮の拘束具を持って現れ、巨漢に抱えあげられた青年の膝と臑を重ねて、錨付きベルトできつく締め始めた。
青年の顔が苦悶に歪む。
その両足を広げたまま固定すると、セクレタリーは消え、背後の巨漢が片手だけで青年の尻を支える。
青年の足の間の、敏感な薄い皮膚のラインを無骨な指先がなぞる。
青年は切なく体を仰け反らせた。
間髪入れず、青年自身がもう片方の手に握られる。
ビク!と体がわなないた。
初々しい淡い肉色の青年自身が、ゴツゴツとした毛むくじゃらの手指に包まれ、緩やかにしごかれると、
「やっ…!!……ハァっ、アッ!」
青年は大声をあげ取り乱した。
しかし途端に自身を力強く握りつぶされ、声が詰まる。
586オークション3:04/03/25 18:46 ID:SI+9EjDe
「ンッ…」
下唇を前歯で噛みしめている。固く閉じた瞼まで、うっすらと赤く染まる。
男の手は青年の鈴口を指先で広げ、青年の快感を観衆にとっくりとさらけ出す。
痛みに耐えきれず、青年は呻いた。
青年の声は、快楽のよがりにしては固くぎこちなく、いまだに抵抗の意志が窺える。
「あれは…初物かね」
大佐の隣の席から、ふいにそんな声が聞こえてきた。
見れば、このクラブではかなりの古株である。
セクレタリーが傍らに控えており、彼の質問に無言で頷く。すると彼は鼻で笑った。
「なるほど…」
モニター上では、落札者の座を巡ってわずか数人が競っていた。
ところが、青年が男の手の中で瑞々しく張りつめ、顔から緊張が弛緩していくのを見て、その数は一気に増加した。
青年は目の端に涙を浮かべ、首を反らせて息を吐いた。
…と同時に、自身が白濁を噴き出した。
そして観衆がその光景に心を奪われた一瞬の隙に、突如何者かが、落札候補者を大きく引き離す金額をたたき出した。

闇の観客席にどよめきが起こる。
青年の落札は決定した。
騒ぎの中、大佐は静かに席を立った。
そこに、隣の古株が声をかけた。
「君も狙っていたのかね。残念だったな」
大佐は背中を向けながら、答えた。
「ええ…本当に。他の方はお気の毒です」
「………!?」
古株の、呆気にとられた表情は見ずに、大佐は出口へ向かって歩みを進めた。
舞台は再び幕が降り、次の商品の紹介が始まっていた…
587風と木の名無しさん:04/03/25 18:50 ID:j/sgBGDf
リアルタイムキタ━━━━(Д゚(○=(゚∀゚)=○)Д゚)━━━━━!!
グッジョブ!!
588風と木の名無しさん:04/03/25 19:59 ID:ZPzrVwVL
 
589風と木の名無しさん:04/03/25 23:14 ID:kZ8k7WEH
職人様方!!また素敵な鬼畜をありがとうです!!
興奮がとまりませぬぅぅぅ。(*´д`*)ハァハァハァアハァ
590異母兄弟戦国風味16:04/03/26 00:16 ID:ndJUxCtp
打たれる…と身構えた途端、兄の手が宙で止まった。
そのまま部屋を出て行く兄を不思議に思いながらも私は少しほっとしていた。
今日ばかりはどれだけ打たれようとも答える言葉がない。
しかしそれは束の間の安堵だった。
またも大きな足音を響かせて戻ってきた兄の手には、本堂から持ってきたのであろう馨子の撥が握られていた。
兄がそれをどう用いるつもりなのか聞くまでもない。私は震え上がり部屋の隅に逃れた。
「ここに這え」
兄が大声を張り上げる。
「お許し下さい。何卒お許し下さい。」
「ならぬ、這え。」
兄は私の髪を掴み俯せに引きずると、背に跨り押さえつけた。
縛られた両手では身体を支えることもならず、私は床を舐めるように突っ伏した。
兄が尻を持ち上げる。
懸命に許しを請う私の声など一顧だにもされない。
「ああああああああああーーーーーーーーーーーっ………………」
兄は狂ったように革張りの撥で私の菊門をざくざくと突き続けた。
身体が割り避けてしまいそうだ。
「どうだ、思い出したか。こうして幾度棍棒を打ち込まれた。申せ。」
ああ、そうか…と私はようやく納得した。
兄は私が一見何事もなかったが如く身ぎれいにして迎えたのが気に入らなかったのだ。
私が陵辱のあとにまみれ哀れな姿を晒しておれば満足であったのだろう。
ならば兄は私が哀れな姿となるまで折檻を止めないだろう。
そうして諦めが私の心を鎮めたときだった。
私は己の半身に苦痛とは別の感覚が存在しているのに気が付いた。
見えずとも茎が勃ち上がりだしているのがわかる。
それは、いつものような苦痛からの逃避ではない。
紛れもなく内室を穿つ撥がもたらす快感からだった。
意識も遠退きそうな痛みの中、徐々に快感が明確になってくる。
いつしか悲鳴は菊池殿に求められた色めいた声に変わっていた。
591異母兄弟戦国風味17:04/03/26 00:18 ID:ndJUxCtp
その変化を兄が見逃すはずがない。
「ああそうか、そなた悦んでおったのだな。おなごの如き声で好がっておったのだな。菊池殿の棍棒はそれほどに好かったか。」
私が兄の仕打ちに悦びを感じていると思ったのか、折檻が止んだ。
撥が引き抜かれ、仰に返される。
「菊池殿はそなたのものも面倒をみて下されたらしいな。それとも己で千摺りして見せたのか? 幾度気を吐いた? え? どうなのだ。」
兄ははっきりと勃ち上がった茎に凶悪な視線を投げ、血の滴る撥で弄ぶようにつつきだした。
「淫乱な質とは思うておったが、兄の客にまで色欲を抱くとは慎みを知らぬにも程があろう。のう、花夜。」
「菊池殿が…」
兄の揶揄に、つい口が滑る。
「菊池殿が如何致したと?」
兄は私のものを力任せに握りしめた。
「申さねばへし折るぞ」
「菊池殿は私が乱れる姿を所望と申されまして」
口を割ってしまった。確かにそれが真実だが兄が望む答えではない。
兄が望まぬことは口にしてはならぬ。しかし、もはや手遅れだった。
「声を惜しむなら要らぬと…」
私はもうどうなっても構わないという捨て鉢な考えになっていた。
「そうか」
兄の声は不気味なほどに静かだった。
「ならばその声余も所望じゃ」
言うやいなや、兄は立ち上がり袴を取った。着物の前を広げ、既に十分に猛った自身を取り出す。
「菊池殿に求められた通り相手いたせ」
片脚を高く持ち上げられる。
兄はやけにゆっくりと、まるで私を労るかのように入ってきた。
592異母兄弟戦国風味18:04/03/26 00:20 ID:ndJUxCtp
痛めつけられた内壁を擦られる痛みは確かに尋常ならぬものだったが、快感はその比ではなかった。
刮ぎ落とされた粘膜の分、壁全体が過敏になっているかのようだ。
内壁を擦る細かな振動が、ざわざわと背を伝い脳髄を震わす。
痛みと快感と戸惑いの狭間で自分を保てなくなりそうだ。
私は雪崩落ちるように快感に身を委ねるその瞬間を迎えた。
「はあぁっ…はあぁっ…はぁっ…あっ…あっ…あっ………………」
気が付けば自分でも聞いたこともないような甲高い声を上げていた。
自ら腰を揺らし、菊池殿に教えられたツボを兄に擦りつけていた。
「はぁ…ぁ…」
達してしまって初めて耐えようとさえしていなかったことに気付く。
「花夜、好いか?」
脱力した私の耳に思いも寄らぬ兄の優しい声が吹き込まれた。
先に吐精してしまったことも咎められない。
私は耳を疑った。
「あ…兄上様…」
生まれて初めて兄から与えられた優しさに私は狂喜し、夢中で兄にしがみついた。
しかし私がしがみついていたのは、あろうはずもない妄想だったのだ。
その手を乱暴に薙ぎ払われ、ふと目を上げると、兄の冷ややかな眼が見下ろしていた。
「これがそなたの正体か」
兄が私の中から去っていく。
私はそれに縋るように締め付け、その感触にさえ淫らな声を上げていた。
「汚らわしい淫魔めが。恥を知れっ!」
兄は憎々しげに私に唾を吐きかけると、狂ったように鞭をふるった。
折檻は私が気を失うまで延々と止むことはなかった。
私は頭から水を浴びせられ、朦朧としたままほとんど裸で城に戻された。
593異母兄弟戦国風味19:04/03/26 00:24 ID:ndJUxCtp
 その後、菊池殿は幾度か私をお求めになり桔梗院に足を運ばれた。
私は間もなく菊池殿の為さり様に慣れ、菊池殿をして「花の如き美兒」と言わしめるまでになったが、それは当然ながら兄の望むところではなかった。
菊池殿との交わりに熱く熟れた身体は、必ず兄によって“矯正”された。
目上の者の前で己の快楽を貪るは以ての外の浅ましき行い…と、それが兄の理論だったが、情交の快楽を教え込まれた身体では、もはや兄の命に従うのは不可能だった。
尤も無理な命令に私が苦しむ様こそ兄の目的なのだから、そこはもとより承知の上。
毎度毎度私は兄の命に死ぬ思いで身体の疼きを押さえては結局は情欲の波に呑まれ、兄の罵りと折檻を受けるのだった。
そのことは菊池殿に悟られぬよう兄に厳命されていたが、無論菊池殿はお見通しだった。
兄を恨み己を蔑むことなく強く生きよと、とくとくと言い含められた夜を最後に、菊池殿のお越しはバタリとなくなった。


 菊池殿のお越しがなくなって暫くした頃、兄が妙なことを始めた。
ある日、小姓をひとり伴って現れた兄は、「あとは任せる」とひとこと言うと、珍しく落ち着いて腰を下ろしたのだ。
「殿のご命令です。当家の作法を教授致します。」
手を取って立たされ、帯を解かれるのを、私は惚けたように見守っていた。
彼の言う作法というのは、殿のお床に上がる作法のことには違いない。
しかし今更私にそれを仕込んでどうしようというのだろう。
思いを巡らす間に小姓は私の着物の前を開き、懐から懐紙を取り出した。
「よくご覧になって覚えて下さい」
そう言って懐紙で私の魔羅を包むと、先端に唇を寄せる。
彼の舌が音を立てながらそこを刺激し出すと、懐紙に包まれたものは早速むくりと反応を示す。
切ないような疼きが体中に広がっていく。
それを凝視し続けるのは至難の業に思えた。
このままでは遠からずこの様な場で吐精しかねない。そんなことになったら…
しかし、そう考えただけで逆にますます熱があがるようだ。
594風と木の名無しさん:04/03/26 04:41 ID:owN3rhQx
ハァハァ(*´Д`)
最近は良作が多いですなぁ
嬉しい限りですじゃ

自分も書いてみようかな…
595風と木の名無しさん:04/03/26 07:50 ID:TLNXdrCJ
オークションって題名だけで妄想膨らみすでに昇天。
東洋の黒猫少年タソがいじられるシーンたまらんし、大佐殿に落札され今後の展開が楽しみ。

戦国風味の兄様の鬼畜ぶりは素敵だし、花夜タソ健気でたまらん。
しかし、ひたすら快楽を与える菊池殿に激萌え中。


ほんまに最近は素晴らしい作品がイパーイ投下されて嬉すぃ……
596オークション4:04/03/26 13:31 ID:E0N+il63
>>586
場面は地下劇場から離れた高級ホテルに移る。
二つは互いに同じ都市に存在したが、過去の空爆の損壊が未だに残る地下劇場の周辺と、政府が舗装したホテルの建つ周辺は、まったくの異世界同士に見えた。
まばらな夜景を見下ろす瀟洒な部屋の巨大な寝台。
劇場を後にした“大佐”はそれから二時間後のいま、荒々しい息をあげながら腰を波打たせていた。ギシ、ギシ、と頑丈な分厚いマットレスが軋むほど、そこでは激しい律動が行われていた。
「ああっ、あっ、…くぅっ、はあ、ああ、あ!あ!!」
快感の度合いが強まり、大佐は自分の奥に埋め込んだ熱い若者をさらに奥に誘い込むよう、尻を激しく擦りつける。
シーツの海が荒れ狂っている。
大佐の銀髪はもつれ、額に滲む汗を含んでいた。
瞳は恍惚となり、自分の下で呻いている青年を見下ろしていた。
「ぁあっ…」
下からふいに突きあげられ、目眩が襲う。
背筋を昇ってくる震えをじっと迎え入れた。
大佐は白人だったが、引き締まった体躯には人種独特の“滲”も、年相応のたるみも見あたらない。
身体的ではなく、彼の鋭い眼光や振る舞いといった総体的なオーラが、じき四十を迎える彼の経験と実績を語るのだ。
597オークション5:04/03/26 13:36 ID:E0N+il63
そして…これは彼自身かすかにしか自覚していないことだったが、彼の年齢に不相応な容姿は時に、その性別すらを妖しく見せた。
地獄の訓練をこなし、前線での戦歴も多く、義勇兵と認められもした。
“男”としては一般的な水準より余程逞しい。
それが、薄緑の儚げな瞳の形のせいか、あるいは細く伸びた項、括れた腰、繊細な指先のせいか。
これまで彼は同性からの執心を数多く受けてきた。
軍学校時代に上級生達から強姦されて以来、事ある毎に体を狙われ、その都度相手に報復してきたことが、彼の殺戮者としての素質をひそかに育んだ。
しかし何人の犠牲者を出そうと、彼を狙う男達は後を絶たなかった。
つまり、彼との行為はそれほどの価値を持っていたのである。
内戦が終わり、退役してから公の場に出なくなった今は、そうした誘惑もいつしか影をひそめたが、しかし今はその反動のようにこうして自ら非合法の人身売買クラブに通い、しばしば男を買っているのだった。
彼は自分を浅ましく思っていた。
そうして自分を痛めつけるつもりで男根をなるだけ鋼のように勃たせて己に埋め込み、乱暴にえぐりつけた。
しかし自傷のつもりは結局、彼を淫らに陥れてしまう。
…今、彼が跨っている若い東洋人は、そんな彼の弱さを見抜いて、下からこね回すような突き上げを始めていた。
「アァッ、ん、…っ」
荒馬の背に乗るように、揺さぶられる。予想外の動きに、大佐は声を抑制できなくなった。
598風と木の名無しさん:04/03/26 14:45 ID:WT5arR3a
むはっ大佐のが突っ込まれてる!?
なんか良い意味で期待を
裏切られた感じで続きが
禿しく気になる。GJ!

戦国風味タンはかなり好み
禿萌。ありがとう職人さん!
599風と木の名無しさん:04/03/26 15:23 ID:5v3EHd5D
オークション、おみそれしました。まさかこう来るとは。
アメコミ調の絵柄で想像したらすごい萌え。
600風と木の名無しさん:04/03/26 18:54 ID:sbzYOdHV
オークションそう来たか!
萌え!
601風と木の名無しさん:04/03/26 22:44 ID:j236xlOZ
戦国タンの文章スキ…
602風と木の名無しさん:04/03/26 23:34 ID:OMLSn+N3
ここは文章を楽しむとこじゃなくて萌えを楽しむとこじゃ…
603風と木の名無しさん:04/03/27 00:01 ID:Xjnhor+p
>>602
楽しければなんでもいいでーす。
604異母兄弟戦国風味20:04/03/27 01:07 ID:o0FcWJcP
「ん…ぁ」
「ご教授中です。お控えなされ。」
僅かに漏れた声も咎められる。
「頃合いが肝心です。殿をお待たせしたり、恥を掻かせるようなことのなきよう。」
小姓はすっかり勃ち上がった私のものを手にとったまま、講釈を続ける。
「準備が整いましたらあとは殿の思し召しのままに。勿論、己の準備は床入りの前に済ませておかねばなりません。いつ何時お召しがあってもいいように、常々準備を怠らぬのが私共のたしなみです。」
小姓は、先端に溜まり始めた玉露を懐紙で拭いながら手を離すと、すくと立ち上がった。
「では、ただ今の通りに、今度はそなた様が。」
そう言って目の前に立たれても、すぐにできるものではない。
まして、兄の前であのようなことをしてよいものか。
「さあ、お早く」
急かされて私は思わず兄を振り仰いだ。
「芙蓉丸、そちはもうよい。控えておれ。」
兄が立ち上がり近づいてくる。
小姓がちらりと私を見やった。言われずともわかっている。兄の行動は私が誘ってしまったのだ。
私は奥の間へと引きずって行かれた。
部屋に放り込まれ慌てて身を起こすと、兄は布団の上で胡座をかいていた。
一瞬迷い、それでも兄を怒らせる前に行動に移したのは正解だった。
私は礼をとって布団に上がると、兄の帯を解き下帯を緩めた。
既に幾分大きさを増している兄のものを懐紙にて捧げ持ち、教えられたように唇と舌とで先端を擦る。
兄のものは忽ちドクドクと脈打ちながら膨張した。
その感触は私に次に来るものを予感させ、恐怖と期待との入り交じった訳のわからない高まりを呼び覚ます。
「それほど欲しいか」
兄に言われ気付けば、私は浅ましくもむずむずと尻を揺すっていた。
「お許しくだ…」
謝罪などもとより無意味だ。
「寄るな、汚らわしいっ!」
兄は立ち上がりざま私の顔を蹴り上げ、頭を踏みつけにした。
605異母兄弟戦国風味21:04/03/27 01:09 ID:o0FcWJcP
「芙蓉丸、芙蓉丸っ!」
呼ばれて駆けつけた小姓が私の様を見て明らかに嘲笑の眼差しを向けた。
「芙蓉丸」
兄の一声で、万事心得た小姓は直ちに着物をとり白い裸身を優雅に折って平伏す。
「そこに控えよ。一寸たりとも動くでないぞ。」
兄は私にそう命じ、小姓の身体を引き寄せた。
目配せひとつで跪かせ、小さな尻を鷲掴みにすると猛ったものを突き刺していく。
小姓は慣れた様子でそれを滑らかに飲み込んだ。
兄はすぐに激しい抜き差しを始めたが、それは私の目にはひどく優しく見えた。
小姓は一切声を上げない。そして次第に上がる呼吸を全身で示す。
なるほどこれが正当な兄への接し方なのかと妙に感心する。
兄が動きを止めたとき、大きく息を吐きながら何故か小姓の顔がこちらを向いた。
その眼が意地悪く光った様に思えたのは気のせいではないはずだ。
兄の寵愛が自慢なのか、兄を満足させられる技量が自慢なのか。
いずれにしても私にそれを誇るのは見当違いだ。
兄が私に向けるのは憎悪だけだ。そしてそれは私がどれ程の技量を身につけようと変わりはしない。
もとより、この疼く身体が求めているのは兄などではない。断じてあろうはずがない。
私は菊池殿との情交を思い出し、心の内で涙した。

 その後、私は数度に渡ってその小姓・芙蓉丸から床の作法の手解きを受けた。
身体の手入れ、お出迎え、言葉遣い、接待、事を終えて後の後始末に到るまで事細かに教授された。
最初のときを除いて兄の同席はなかった。
芙蓉丸は兄の目がないとあからさまに私を敵視し、意地の悪い態度をとり続けた。
教授と称して私に幾度も気を吐かせ嘲笑ったり、口にするのを憚られる様な事を態と答えさせたり…。
仕舞いには「こんな特段の扱いがいつまでも続くと思うな」などと面と向かってそんなことまで言ってくる。
私の立場を知らないのだろうか。
どうやら私が特別にこの屋敷に囲われていて、殿の寵愛を独占していると思われているらしかった。
しかし、私は何も言わなかった。
いわれのない嫉妬には幼い頃から慣れている。
そんなことのために自分の惨めな境遇を語る必要はない。
606異母兄弟戦国風味22:04/03/27 01:10 ID:o0FcWJcP
それを不服に思い私を陥れようとしたのか、あるいは無反応に諦め態度を変えたのか定かではないが、芙蓉丸の次の言葉は何と誘惑だった。
勿論私には彼への興味など微塵もなかった。
そんなことは百も承知で彼はこう言ったのだ。
「男のものを使ったことがありますか?」
正直にかぶりを振った私に、彼は更に畳みかける。
「私は一度だけ…やはりこうして作法を手解きした13,4の見習い小姓でした。いかがです? 交換条件と言うことで…」
彼の手が私の前を探る。
「無論殿に知れれば命はありませぬ。小姓同士通じた者はその場でこれと頸とを切り落とされます。」
恐ろしげな顔で、芙蓉丸は私のものを強く握った。
「しかし、折良く本日殿は客人のお出迎えるためお出かけのはず。今日をおいて機会はありますまい。」
これは大きな誘惑だった。私の心は揺れた。
どのみち二人ともひとりになった途端熱を含んだ身体を己の手で慰めねばならないのだ。
「初めてのそなた様から…大丈夫私に任せて…」
私の答えを待たず、芙蓉丸は私のものを口に含む。
忽ち大きさを増す魔羅は正直だ。
私は芙蓉丸になされるがまま欲望を滾らせていった。
手慣れた芙蓉丸は頃合いを見て手を止めると、膝をつき私の前に菊門を晒す。
私はまるで敵城の門の前にいるかのように立ちすくみ生唾を飲み込んだ。
「さあ」
芙蓉丸の尻が揺れて誘う。
私は意を決して茎に手を添えると門にあてがった。
途端、芙蓉丸は巧みに腰を揺すり、私のものを体内に飲み込んでしまった。
初めて分け入るひとの身体の中は不思議な感触だった。
しかし、もっと不思議なのはそれがなんら快感を伴わぬことだ。
私はただ不思議な感覚に馴染もうと必死になっていた。
そして、私は結局芙蓉丸の中で達することなく男になる最後の機会を逸してしまったのだった。
なぜか見計らった様に兄の大きな足音が響いてきたからだ。
607異母兄弟戦国風味23:04/03/27 01:11 ID:o0FcWJcP
私達は慌てて身体を離し単衣を纏って繕ったが、そんなことで誤魔化せる兄ではなかった。
始終無言の兄に恐怖しながら、私はここで頸を斬られるのも本望と覚悟を決めていた。
芙蓉丸の誘惑は機を得たものだったのかもしれない。
しかし、たっぷりと時間をかけて二人を見くらべた兄は、やがて私ではなく芙蓉丸の襟首に手をかけたのだ。
私が驚いたのも無論だが、もっと驚いたであろう芙蓉丸は信じられないという顔をして必死に許しを請い泣き叫んだ。
「花夜、よく見よ。これはそなたの罪ぞ。」
そう言うと兄は一刀のもとに芙蓉丸を斬首し、その頸を私に投げ寄越した。
私はただガクガクと震えながら芙蓉丸の頸を抱え、白い単衣が血に染まっていくのを呆然と見つめていた。
誘惑がが芙蓉丸の策略だったのか本心からのものだったのか今となっては確かめる術もない。
もし策略だとしたら、彼は自らの首を絞めたととになる。
兄の処分はかつて思いを寄せた侍女のときと同じだった。
私が求めるものは尽く取り上げずたずたに引き裂く。それが兄のやり方だ。

 不思議なことに、兄は私を直接処罰することはしなかった。
「今宵客が来る」
芙蓉丸の亡骸もそのままに、何事もなかったかのようにそう告げられ、ようやく納得する。
処分も折檻も免れたのは、床の接待を控えていたからだった。作法を仕込まれたのも恐らくこのためなのだろう。
「藍海僧正と申される大切な盟約の仲立ちをお願い致した御方だ。粗相致せば如何相為るか分かっておろうな。」
「はい、兄上様」
私は即座に答えた。
「女断の御身故もてなしには苦慮致しておったが、先方より饗応の役にはそなたをとの指名があった。菊池殿が通われていたのをどこぞより漏れ聞いたらしい。」
兄の手が襟元を掴み、顔に唾を吐きつけられる。
「まことの魔とは虫も殺さぬような姿をいたしておるのものなのだな。国の行く末を決する大事をそなたなどに委ねることになろうとは…」
怒りと悔しさに兄の手はぶるぶると震えていた。
「よいか、その魔物の如き色香でお聖人様のお心を捕らえるのだ。何としても仲介の労をご承諾頂くのだ。わかったな。」
「はい、兄上様」
私ごときにその様なことができるはずもない。
しかし、私にはそれ以外の返答はありえなかった。
608風と木の名無しさん:04/03/27 01:13 ID:Y2fJQtN6
今宵も(*^ー゚)b グッジョブ!!
609風と木の名無しさん:04/03/27 01:19 ID:Le1vlZkH
>戦国殿
続きが気になります。面白すぎでつ。
幸せになって欲しいけど、やっぱり鬼畜で終わると思うと切ない…(*´д`)
610風と木の名無しさん:04/03/27 02:14 ID:GgbiSqYJ
なんてエロの溢れた文章でしょう。
一文一文に興奮します。
611風と木の名無しさん:04/03/27 02:20 ID:1V3WchHv
>>610
その言い回しでビフォーアフター思い出してワラタよ
こっちのも匠の技だとは思うけど
612異母兄弟戦国風味24:04/03/27 23:57 ID:1Q7OVmue
 入念に支度をさせられ連れて行かれた先はまたも桔梗院だった。
道すがら、菊池殿のお相手をするために通った日々を思い出す。
同じ道を今日は政治の餌として、あろう事か御仏にお仕えする御方を色で惑わさんと辿っているのだ。
この身の内には確かに魔が潜んでいるのかもしれないとふと思う。
この運命が魔に操られてものでなければ何だというのだ。


「これはこれは…」
私が御前に上がるなり、お聖人様はそう言ってあからさまに舌なめずりをされた。
御仏の影など微塵もないその陰湿な目は恐怖であったが、私は正直安堵を覚えていた。
お聖人様といえど、つまるところ兄と何ら変わらぬではないか。
しかし、次の間へと招かれた途端、私は己の浅はかさを知ったのだった。
そこには当然あるはずの布団がない。代わりに床には白い紙が置かれ、目も眩むほどの沢山の灯台が灯されていた。
私はこうこうと灯りに照らされた部屋の中央に立ち着物をとるように命じられた。
「ああ、思うた通りまことに良い具合じゃ。年の頃といい、身の丈といい、器量といい言うことなしよ。」
蛇の様な視線はそれだけで居心地悪く、凝視されれば次第に身体が震え出すのがわかる。
お聖人様は周りを幾度も回ってしげしげと私の裸体を眺めながら髪や身体を撫ぜられた。
「ささ、拙僧がもそっと色を添えて進ぜよう。」
最後に肩を抱かれ、座るようにと促される。
お聖人様は私を後から抱きかかえるように腰を下ろされ、少し冷たいお手で尚も私の身体を撫でられた。
613異母兄弟戦国風味25:04/03/27 23:58 ID:1Q7OVmue
「般若湯じゃ。さあ、一献…」
不意に目の前に杯が差し出される。
私は即座に杯に口を付けたが、ひと口呑んだだけで咽せてしまった。
喉がじりじりと焼けるようだ。
「そのお歳で初めてか? 追々お教え致さねばなるまいの。まずは舐める様に頂きなされ」
お聖人様は楽しげにそう仰せになると、再び私の口元に杯を運ばれた。
言われた通り今度は唇を湿すほどにとどめ、それを舌で舐めとる。
不思議なことに、辛いと思っていたささは驚くほど甘かった。
杯を突き付けられ、続けてもう三口舐め啜る。
「いかがじゃな」
「美味しうございます」
素直に答えると、お聖人様は「そうかそうか」と仰せになりご自分も召し上がった。
その後勧められるままささを頂き、私は酔いというものを初めて経験した。
お聖人様は紅色に染まった私の身体をたいそう愛でられ、隅々まで撫でられた。
私はいつの間にかお聖人様に寄りかかるように手足を投げ出し、大きく身体を開かされていた。
ふと見ると、お聖人様は私を抱きかかえたまま横に広げた紙にさらさらと私の裸体をお写しになっておられる。
その画は春画と見まごうばかりの艶やかなもので、横目で盗み見るだけでも頬が染まっていくのがわかる。
薄く掃いた薄紅色が私自身の身体をも染めていくかのようだ。
「色めいたおのが姿はいかがかな」とその画を見せられ、私は「お戯れを」と目を背けたが、それは決して戯れなどではなかったのだ。
私の身体をお離しになったお聖人様は、衣の袖に襷を掛け、新しい紙に向かわれる。
灯台を私の周りに寄せながら、私には左手に念珠を握せ、右手は魔羅へと導く。
「さあ、恋しいどなたかを思うて濡れてご覧なされ。」
お聖人様のお心が読めず戸惑いながらも、私は取り合えず握らされた己のものを扱き始めた。
異様な状況に臆してかなかなか勃ち上がってこぬものを何とか煽り立てようやく達するまでに漕ぎ着ける。
しかし、お聖人様はお顔も上げずにひと言「さあ、もう一度」と申されるのだった。
614異母兄弟戦国風味26:04/03/28 00:00 ID:ouOu/kNL
「深草物語を存じておるかな?」
濡れ手を再び茎へ絡めれば、今度は突然その場にそぐわぬお尋ね。
知りませぬと申し上げると、お聖人様は絵筆を走らせながら、この物語の稚児、深草を描いているのだと仰せられる。
「深草はな、一夜の情を結んだ旅の僧を慕い夜ごと泣き濡れるのじゃ。もののけをも惹き付けたその艶姿を描きたい。」
まさに艶姿の私を描き出しながらお聖人様が申される。
「泣き濡れなされ。全身で泣き濡れなされ。」
そうして私は立て続けに三度気を吐かされた。
次々と描き出される画は次第に淫色を増していき、もはや見るに堪えないものになっていた。
絵姿の私は、若柳の如く勃ち上がった魔羅を晒してしどけなく四肢を投げ出し、あるいは髪を乱し、しとどに涙に濡れながら一心に己のものを千摺っていた。
しかしお聖人様は絵姿が床を埋めるほどになっても満足なさらない。
「だめじゃ、だめじゃ。色が足らぬ。まだまだ色が足らぬ。」
お聖人様は描きかけの紙をふたつに引き裂きかなぐり捨てられた。
「そなた…まだ情人の肌が恋しうならぬか。身体が疼かぬか。」
そうして筆の穂先を舐め舐め私の身体をなぞられる。痼り始めた茎の先端を探り、菊門を擽られる。
しかし、もともと恋しく思う念者などおらぬのだから無理な注文というものだ。
私が思う様にならぬので、ついにはお聖人様も御手ずから私のものに手をかけられた。
幾度も幾度も私を絶頂に追い上げてはその姿を紙に写し取られる。
しかし、幾度描いてもお聖人様は首をひねられ、また私の身体に手を伸ばし煽り立てられるのだった。
正直、一夜の内にこれほど幾度も気を吐いたことなどいまだかつてない。
間を置かず達することがこれほどに辛いものだということを、このとき私は初めて知った。
汗も涙も精も出尽くした身体には、快感はもはや責め苦と同じだった。
「お許し下さい…も、もう、何卒…」
ついにお聖人様の腕に縋り懇願した私に、お聖人様は鬼の様なお顔で激怒させた。
「恋しい念者を思うてみよ言うたはず。ええい、雛者めが焦れることじゃ。これほど揃うておりながらなんたること。ああ、どうしてくれよう。」
お聖人様の念珠が数度肌を強打し、はじけ飛んだ。
615風と木の名無しさん:04/03/28 04:47 ID:GRB5q605
思わぬ展開。GJ!
艶めいた文章に酔いしれそうです。
616風と木の名無しさん:04/03/28 04:51 ID:pE6NZTVg
花夜タン(・∀・)イイ!!
617オークション6:04/03/28 11:50 ID:+heOzKiV
>>596
「ァアッ!…ハァッ、ぅあぁッ」
若者の突きは大佐の内側を削り肉を溶かすようだった。
体の中心が、火のように熱い。
若者と大佐とが繋がった隙間からいやらしい音が漏れている。
大佐の尻は若者のいいように扱われていた。
…東洋人のこの青年は、この国の言葉はおろか英語すら話せないようだった。
しかし艶やかな黒髪を丹念に整え、上等のスーツに身を包んでこの部屋にやって来た彼は、オークションの舞台で見た印象とは違った魅力で、大佐をひきつけた。
背は大佐を下回っていたが、裸にしてみると、強い雄の匂いが全身から漂ってきた。
凛々しい眉の下の、細い切れ長の目。
少しも臆せずに大佐を見据える表情は、買われた身でありながら、自分を買った男に対する好奇心を剥き出していた。
(そうだ。こういう男を私は求めている…)
大佐は青年の手で服を脱がされながら、確信していた。
(余計なことに干渉せず、私をただの肉として扱える男…)
下を脱がされ、握られ、くわえようとした青年を制し、大佐は青年を立たせてベッドに押し倒した。
そして有無を云わさず、青年を口に含み、しゃぶりはじめた。
青年自身の側面に唾液をたっぷりすり付け、喉の奥に深く飲み込ませる。
(無理矢理、強いられた事もあったのだがな)
咥内で徐々に膨らんでいく青年を感じながら大佐は自嘲した。
いつの間にやら身に付いた、男を喜ばす術。
やがて青年が鋼の如くはちきれそうになる。
大佐は唇を離すと、固くなったそれを掴み、青年の上に跨った。
618オークション7:04/03/28 11:55 ID:+heOzKiV
青年の目にはあきらかな動揺があったが、きつい締め付けを受け入れ、中におさまってしまうと、甘い鼻息をあげた。
そして大佐が揺さぶりをかけ、五分もしないうちに内部で射精した。
大佐はそれを受け止めたまま、揺さぶりを続けた。
再び青年は士気を取り戻し、中の白濁をかき回しながら、大佐を犯していった。
大佐は腰を使って青年を受け入れた。
揺れる視界で確認する青年の表情は、完璧な雄のけものとなっていた。
突き上げる快楽のほとばしりが、若者の喉仏や胸の筋肉をびくびくと蠢かせる。
蹂躙しているという優越感が大佐を楽しませたが、それもつかの間だった。

青年は形勢を逆転させようと、大佐の腰を下から抱き、尻ごと突きまくる。
絶え間なく背筋を走る電流に、大佐は息をすることすらままならない。
「あッ……き、貴様」
あえぎにまみれながら、ようやく伸ばされた抑制の手を捕まれ、指を絡めとられた。
そのまま腕を引かれたかと思うと、青年は起き上がり、繋がったままで大佐を仰向けに組み敷いた。
気を許した隙に、両手に指を絡まれ、押さえつけられた。
青年の顔が、大佐の顔に被さってくる。
青年の吐息を間近に感じて、大佐は顔を背けた。
「やめろ…!」
横目で睨みつけた。
しかしそこで襲ってくる大きなうねり。
大佐は半身を痙攣させる。
その顎を掴まれ、引き寄せられ、若者に唇を吸われた。
大佐は唇を噛み、抵抗を示したが、若者は腰を淫らにぶつけて大佐をひるませ、衝撃のたびに唇が割られ、舌をねじ込まれ、歯を舐め回された。
「ンぅっ」
口の中を犯され、そこからも快感が広がってきた。
大佐は、視界がふいにかすむのを知った。

涙だった。
619オークション8:04/03/28 11:59 ID:+heOzKiV
現役時代は、血も涙もない男だと、周囲から非難されていた。
厳しい訓練や、生死を分ける戦闘を無表情で切り抜け、敵地の壊滅のためには容赦ない攻撃を実行できた。
誤射による民間人の死や味方の死に、躊躇することもなかった。

…しかし、そんな彼はこうした快感にだけは脆かったのである。
普段流すことのない涙が、こういう場に限ってとめどなく流れた。
そしてそんな彼の姿は、彼を犯す男を狂わせるのだった。
唇を離した青年が、大佐の顔をのぞき込む。
二十歳の美しい顔が、みるみる嗜虐に染まってきた。
赤い口元にうっすらと笑みが浮かぶ。
その表情のまま、膝を抱えられ、ぐっと奥を突かれる。
仰け反る大佐の両目から、涙の粒が飛んだ。
立て続けに数回突かれ、ゆっくり腰をまわされる。
そして再び速く。
大佐は、だんだん自分の腰の感覚をなくしていくようだった。
力が入らなくなる。
「アァ………!」
もはや、言葉を繰り出すことはできなかった。
620風と木の名無しさん:04/03/28 12:58 ID:WliNj3Dl
大佐のケツにぶちこみたくて仕方がありません
621風と木の名無しさん:04/03/28 16:58 ID:wYuNAVu9
イエス、サー!私もです!
622風と木の名無しさん:04/03/28 19:32 ID:ezQ36bZM
サー!イエス、サー!(W
623風と木の名無しさん:04/03/28 20:46 ID:Nd4HY+pO
>>620-622
君達つっこむもの持ってるのかい?
624風と木の名無しさん:04/03/28 21:41 ID:W77N4mHd
心に憑いてますが何か?
625風と木の名無しさん:04/03/28 22:31 ID:Ax7bDUpt
サー、心の大砲は暴発すれすれですサー!
626風と木の名無しさん:04/03/28 22:38 ID:xhZBFkB2
「つっこまれたいのかね、こんなところにまで来て」
優しい微笑みを浮かべながら、伯爵は>>623のおとがいをつかんだ。
きつい目つきで、>>623は伯爵をにらみつけた。
くやしそうに唇をかみしめた表情が伯爵とスレ住人を喜ばせる事に
彼はまだ気づいていない。
しかし、硬いベッドに仰向けに拘束されていては、にらみつけるのが関の山だ。
その視線が不意に揺れた。
「う・・・あ」
唇からかすかに声が漏れる。
後ろに埋め込まれたバイブレーターが、伯爵の隠し持ったコントローラーで
振動を始めたのだ。
627風と木の名無しさん:04/03/28 23:49 ID:yQAst1kc
ハァハァ(*´Д`)
628風と木の名無しさん:04/03/29 00:02 ID:FdGmL9Kj
伯爵様がいらっしゃった!!!(*´Д`)ハァハァ
629風と木の名無しさん:04/03/29 11:37 ID:ZCgaq3To
伯爵様キタ━━━━━(☆∀☆)━━━━━!!
630異母兄弟戦国風味27:04/03/29 15:13 ID:hFAJjTQy
そうして初めて身体の内を探られる。
「この熱き肉壺が男を求めておらぬなどあるものか。どこのどなたに突き刺して欲しうて斯様に熟れておるのか。さあ、言うてみよ。」
既に門は弛みきって何者の侵入も拒まず、中はじゅくじゅくと汁音を立てるほどになっていた。
「お聖人様でございます。何卒…お情けを賜りませ。私は…その為に侍る者にございます。」
私は高く上げた尻を揺らし、中を探る指を男のものに見立てて喘いだ。
「お情け…を……後生に…ございま………す」
もう終わりにして欲しいと、解放されたいと、そう望んで……
しかし、内室の感覚が悲しい現実を突き付ける。
高められたこの身体が求めるのは犯し欲望を吐き出すことではない。犯され注がれることをこそ望んでいるのだ。
「そうじゃ、もっともっと求めなされ。泣いて悶えて求めなされ。されば望みのものを授けて進ぜようほどに。」
菊門を犯していた指はするりと抜き去られた。
お聖人様は再び取り憑かれたように絵筆を振るわれる。
私の哀願などもはや忘れ去られているかのようだ。
私はそろそろと手を後に回し、静かに脈打つ菊門を指でなぞった。
そこはまだ柔らかく濡れていて、指はいつの間にか内室へと誘い込まれていた。
途端、侵入の感触を求めて入口の肉がむずむずと蠢き始める。
いけない、いけないと必死に言い聞かせても指を引き抜くことはできなかった。
引き抜くどころかズルズルと奥へ奥へと進み、真っ直ぐに身体が覚えているツボを目指す。
「あっ…」
入れた指では今少しでそこに届かぬとわかって私は思わす声を上げてしまった。
お聖人様が顔を上げて私をご覧なさる。
恐怖と羞恥とで私は胆が縮んだが、お聖人様は何も申されなかった。
何事もなかったかのように再び紙に向かわれた。
631異母兄弟戦国風味28:04/03/29 15:15 ID:hFAJjTQy
私は己を犯す悲しい行為にふけ、お聖人様はこの悲しき者を写し描くことにふけ…
肉を擦る音と紙を擦る音だけが微かに響く部屋は、まさに異境、魔境に迷い込んだが如く。
ようやくうつし世に還ったのは、最後の灯台が光を失ったときだった。
「ああ、灯りがのうなったか…」
暗闇の中でお聖人様が筆を置かれる。
「ご苦労であった。下がって休むがよい。」
私は朦朧として、それでも無意識にお言葉に従い、着物を身につけると礼をとって退出した。
「そなたは深草ではなかった」
最後にひと言お聖人様が洩らされる。
私はお聖人様のご希望に添うことが出来なかったのだ。
兄のもとに戻ってどう弁明すればよいのだろう。
そもそも今宵は朝まであの部屋でお聖人様にお仕えするはずであったのだから、戻ろうにも戻るところもない。
私は本堂の隅に疲れ切った身体を横たえた。
もはや仏の前に汚れた身体を晒すのにもなんら抵抗は覚えなかった。


 この不首尾に兄が烈火の如く怒ったのは言うまでもない。
「この盟約ならねばいかが致す! 全てそなたの罪ぞ! 磔にして晒してくれる!」
私は両手を梁に吊され、芙蓉丸とのこともここぞとばかりに、殴られ、蹴られ、鞭打たれた。
「ああそうか、謀反人の血がまた騒ぎ出したのだな。そなたこの兄を恨み陥れようと企てておるのであろう。盟約を阻みやがては国をも滅ぼすつもりか!?」
「滅相もございません。ただ…力及ばず……お許し下さい。何卒お許し下さい。」
「五体満足で力及ばずなどとおめおめと…おのれ、この不忠者めが! この役立たずめが!」
今度は刀で殴りつけられる。
背を、脇を、腹を力任せに打ちのめされ、最後には鳩尾に一発突きを入れられた。
胃の腑から上がってきたものが口から噴き出した。
632異母兄弟戦国風味29:04/03/29 15:16 ID:hFAJjTQy
「許さぬぞ。断じて許さぬぞ。」
咳き込む私の胸ぐらを掴み激しく揺すぶりながら、兄の眼は狂気の色を増していく。
許せぬのなら死を賜りませ…心の中でそっと唱える。しかし、言葉を口にすることはできなかった。
正気とは思えぬほど支離滅裂な罵りと暴力を繰り返し、ようやく兄は激昂を鞘に収めた。
「この失態はきっとそなたが償いいたせ。わかったな。」
「はい…兄上…様」
唐突に踵を返し去っていく背中に力を振り絞って答える。
崩れそうになるが、吊られた両手に力がかかると息ができぬほど胸に激痛が走る。
肋が折れていた。
その傷が癒えるのにひと月あまり、その間にまたも私の運命が大きく動いていたことなど私は知るよしもなかった。


 どうやらお聖人様は辛うじて兄の願いを聞き届け下さり、先方へ盟約の益を説く書状をお送り下されたらしい。
晴れて盟約の交渉に臨んだ兄に先方から出された条件の第一が、何と人質として私を差し出せというものだったのだ。
謀反人故、国を出すことはできぬと突っぱねたものの、盟約成立の祝いに互いの城を訪問する際、饗応役として私を侍らせることは譲らざるを得なかった。
兄は菊池殿のことが知れたのだろうと言ったが、私は別の恐ろしい推測に震え上がっていた。
633風と木の名無しさん:04/03/29 16:20 ID:xe3KPY7E
兄上様…鬼畜すぎて素敵です!!!もっ、萌え…
634風と木の名無しさん:04/03/29 18:34 ID:x+RAsc3H
花夜タン(;´Д`)ハァハァ(;´Д`)ハァハァ(;´Д`)ハァハァ
635風と木の名無しさん:04/03/30 08:27 ID:CmndMe9E
すげないお聖人様萌え…(*´Д`)ハァハァ
636オークション7:04/03/30 11:41 ID:b/UoS9oJ
>>619
若者の責めは余りの勢いに大佐の体を押し進め、とうとう頭の先がベッドの縁に追いやられた。
大佐はそれを食い止めるかのように、思わず両手でシーツを鷲掴みにする。
泣き顔を激しく振りながらのその仕草は、青年の欲情を煽った。
ふいに青年は大佐の膝を抱えたまま、膝立ちの姿勢になる。
「ハぁ…ッ、う…ク!」
腰骨から下が宙に持ち上がり、大佐は錯乱した。
「…やめ…っ」
首を曲げて青年を見上げる。
両腿を肩に担がれているせいで、自分の襞が引き伸ばされ、怒張した青年を根本まで呑み込んでいるのが見えた。
粘膜がめくれ、微弱な抜き差しでそこが収縮し、抜かれると同時に白い粘液が青年自身にまとわりついて溢れ出てくる。
タラリと垂れたその一筋が、逆さまに反り返る己の自身をツ…、となぞった。
大佐は、猛烈な羞恥に襲われ目を背けた。
けれども、一瞬にして目に焼き付いた光景は、大佐の体の中に埋まった存在を、より鮮明に大佐の性感に訴え始めた。
「ぃああッ、アア…ッ、ハァ、ハァア、ふ、ぁああッ」
目を閉じても、感覚は鋭くなるばかりだった。
青年は、持ち上げた大佐の腰に全体を寄り掛けてグッと突き刺した。
すさまじい衝動が喉奥からせり上がり、大佐はとっさに握りしめたシーツに噛みつく。
「ぅ…ぐッ!ふ…!」
くぐもった呻き。
突きは機関銃のように大佐の中に降り注いだ。
そして大佐の喘ぎがしゃくりあげるような呼吸に変わる頃、行為はようやく緩慢になり、痺れるような熱が大佐の下半身を包み込んだ。
637オークション10:04/03/30 11:48 ID:b/UoS9oJ
白濁を吐き出され、ただ受け入れる。
自由のきかない下半身が、ガクガクと震えている。
胃の辺りに、液体が押し寄せ、ぶつかるような気がした。
大佐は全身の力が抜けたように、唇からシーツを離し、両手をだらりと投げ出した。
大佐の中から青年が引き抜かれる。
両足を自由にされた途端に、大きな息を吐いた。
大佐の両目は充血し、腫れ上がった目の周りを新たな涙が濡らしていた。
息を整えながら、目をやると、横から青年が腕をのばしてきた。
手のひらで腰を撫でられる。
くすぐるような感触に大佐が身じろくと、青年は大佐の体を横に倒し、尻の間に自身を滑り込ませてきた。
横向きに片足を上げさせられ、青年が尻を割って侵入してくる。
「!…やめて、くれ、もう」
首筋を強く吸う青年の唇に向かって懇願する。
「ゥ…!」
しかしお構いなしに、青年は大佐を貫いた。
わずかな間に再び固く尖った雄がむしゃぶりついてきて、大佐の胸を反らせる。
大佐の体は、まるで皮膚が透き通っているかのように過敏になっていた。
背後から青年の歯と舌が首筋を責め、耳をなぶるのを、熱い吐息で応じた。
足を絡めながら、青年は卑猥な腰つきを始める。
突きながら、汗でぬめった大佐の腹を撫でた。
その手が徐々に胸に上ってきて、乳首に触れる。
「っ」
突起をつねられ、すぐさま指の腹でさすられる。
それを何度も繰り返され、大佐は胸の先端からも快感を与えられた。
638風と木の名無しさん:04/03/30 11:53 ID:b/UoS9oJ
7じゃなくて9でした〜。
639風と木の名無しさん:04/03/30 11:59 ID:i5GVffwt
オークション管理人さん、乙でつ(*´Д`)ハァハァ
640風と木の名無しさん:04/03/30 21:54 ID:zaF7yrtY
失礼します。
少年Mの続きのようなものを書いてしまったので、投下させて下さい。
641情報屋とコロシ屋の一番長い日1:04/03/30 21:55 ID:zaF7yrtY
「あっ……あ、ああああああ!!」
こらえきれず、オレは何度目かももう、わからないままにイッた。
オレは自分の店の作業台の上に転がされ、商品のチェーンで手足をまとめられ、狙撃手独特のスナップの
利いた手で、高速でオレのモノをしごかれていた。
……頭がおかしくなりそうだし……!もう、いっそコロシてくれ……!!
オレは十分の一くらいのすがる気持ちを抑えきれず、オレの脚の間で猛り狂っているコロシ屋…霧生を見た…。

…オレは通称『金物屋』。オレの『情報屋』としての仕事の手際の良さは、自他共に認めるところで、
こんなドジを踏むわけがない……信じられなかった。

ヤツが隠している上物を巻き上げた……というメッセージをヤツの手元に送ってから、たったの一時間半で、
ヤツはここ、オレの店に踏み込んできた。いちコロシ屋の仕事としては、水際だった手並みと言わざるを
得ない。オレは用心して、その一時間半の間に居場所を3回変えていたのに………。
ヤツが店に飛び込んできたとき、正直オレは、心底驚いた。
霧生(きりゅう)、という名前だけで、滅多に姿を現さないという噂の男…腕は一流…という話だけが
伝わっている…が、こんなに若い男前だとは思わなかった。オレとほとんど同い年くらいにしか見えねえじゃねえか……。
それに、オレはこんなにも取り乱している人間にお目にかかったことがなかった。ホントに髪が逆立っている。
目は凶暴につり上がり、コロす気満々。全身、引きつけたように、ブルブル震わせている。歯の根も合わない
ようで、奥歯をガチガチさせながら、荒い息をゼエハアさせていた。火でも噴きそうな勢いで……。
(き、狂犬………)
と、思ったか思わないうちに、オレは初動で吹っ飛ばされていた。コロシ屋としては、百点満点の動き……。
「エ、エム君を、どこへやった!!!?」
人間とは思えないような絶叫だった。オレはここで、全ての災厄を自分で招き寄せてしまったんだ……。
「エム君!?随分カワイイ名前つけてるなオイ。フン、さぁなあー!!とっくに旦那のところだよ!」
642情報屋とコロシ屋の一番長い日2:04/03/30 21:55 ID:zaF7yrtY
コロシ屋がビクッとしたのがわかった。
「お前がひと仕事して、のんきに街ン中フラついてる間に手配してやったんだよ〜、旦那はよォ〜、
ああいうのスキだからサ、今ごろこってり舐め回して、お楽しみだろうよ」
ヤツは銃を握り直した。オレは…バカな事に、まだイキがっていた。
「旦那のことだからサ〜、自分好みに改造しちゃうかもねえ〜。後ろに彫り物とか入れるの、趣味なんだ…
さすがにバラしゃしないだろうけどサ」
この煽り文句が、ヤツを完全にキレさしてしまったんだ……。
「うわああああああ!!!」
もう、何もかも、遅い……。文字通り、目にもとまらぬ速さで、オレは四肢を砕かれていた。
発砲されなかったのは僥倖と言わねばなるまい…。正確に手足の腱を傷つけられ、作業台にねじ伏せられた。
「言え!!旦那はいま、どこに居る!?」
「……いっ、言えねえよっ!!これでもな…」
あとはもう、お決まりの地獄行きコース…。言うまで拷問だ。いやもう、ソッチの方が、マシだったよ……。
ヤツはナイフを一丁取り出すと、作業台に縛り上げたオレの服を引き裂いた。肉が一緒に少しずつ切れて、
血がにじむ。思い切り苦しめてから、コロす気だ…。
オレも裏社会人の端くれとして、一応の覚悟は出来ている………つもりだった。
ヤツは震える手で、ナイフをオレの尻から背中から、体中に這わせ、ツツ、ツツツ…と皮一枚を傷つけ
ながら、うわ言のように何事かつぶやいていた。
「エ……エム……エム…」
ヤツは悪鬼のような形相で、オレの体いっぱいに、ミミズ腫れで罵詈雑言を刻みつけた。
バカ、アホ、シネ、ウンコ……等々。
「あとで、この文字の通りに全部えぐり取ってやるからな……嫌だったら、旦那の居場所を……」
言わない……と、オレが言う前に勝手にヤツはキレ、オレの顔を殴りつけた。ヤツはだくだくと泣いている。
そんなに大切なんだったら、もっと大事に隠しとけ!…
オレはそのまま、口の中に布を詰められ、ボッコボコにされた。実に的を得た打撃、打擲にムダがない。
感心してる場合じゃないが……。オレがガンとして口を割らないと、ヤツは路線を変更した……。
サイレンサーを確かめ、銃をチャッキリ構え直すと、発砲した。
643情報屋とコロシ屋の一番長い日3:04/03/30 21:56 ID:zaF7yrtY
バス!、バス!、バス!、バス!バス!
……この発砲で、人としてのオレは、もう死んでたのかもしれない……。
もっとも、店に踏み込まれた時点で、情報屋としてのオレはもう、死んでるんだけどな…。
こんなに至近距離からの発砲は、経験がなかった。死ぬ!…マジでそう思った。
…そこで、死んでれば、よかったんだ……!!
コロシ屋の脅しだった。オレの体キワキワ、作業台に5発撃ち込まれていた。撃たれたキワの皮膚が、
はっきり弾道と熱を感じるほどに……。
「……はあっ!はあっ!」
オレは全身が笑ってしまって、震えながらヤツを見た。ヤツはむしろ無表情になって、銃口でオレの体を
つつき回している。太ももの途中で引っかかっているツナギを、邪魔そうに銃で突っつくと、おもむろに
服地のまとまりに銃口を潜らせて、また発砲した。
「ヒッ……!!」
もちろん、体のどこにも触れなかったけれど、わかりやすく乱射されるより、はるかに恐怖感があった。
……次にヤツは、直接、オレの体に狙いをつけ始めた。目、頭、首…生きた心地もしなかった。
銃口が、胴体で止まる。……中心がふくらんでいる……オレが欲情しないでこうなるとき………
それは、今みたいに生命の危機、死の恐怖を感じるときに他ならない…。
…オレが裏社会人として職分を選ばなくてはならなくなったとき、情報屋を選んだのも、元はと言えば、
この体質が致命的だったからだ。本当はオレも、コロシ屋になりたかったんだ…!
何しろ、裏社会人の中でも所得はダントツだし、オレはコロシもできる。
しかしいざ現場に出てみて、コロす側ながらコロされる恐怖をも味わってみると…オレは勃起に快感が
強く伴いすぎて、一歩も動けず、自滅を招く(幸い未遂に終わったが)、ハメになりかかった。
情報屋はその点、自分の努力次第で、こういうハメに陥ることを、極端に減らせる職分だった……。

コロシ屋は、表情を失ったような顔で、何を考えてるのかさっぱりわからない。
おもむろに虚空に狙いを定めると、また発砲……向かいの壁のネジの箱が吹っ飛んだ。
オレにとっては最大の衝撃だった。弾道を、半脱げの下着越し、亀頭スレスレに感じたからだ。
布が微かに、弾丸で撫でられた感触さえする…。
「うわあああああっ!!」
恐怖と快感の中、オレは射精していた。
644情報屋とコロシ屋の一番長い日4:04/03/30 21:57 ID:zaF7yrtY
頭の中が真っ白になる…こんなときなのに、死ぬほど気持ちイイ。…情けない…。
理性が一瞬、吹っ飛んだ。目の焦点が戻って、コロシ屋を見ると、ヤツは人のものとも思えない
残忍な笑みを浮かべて、再びオレに銃口を向けていた。
…なんだコイツ!?
恐ろしい顔でニヤニヤ笑いながら、オレの股間を狙う。引き金を絞り……やめる。それを繰り返す。
く……狂ってる……のか!?
オレは震えながら勃起していた。引き金が今引かれるか、今引かれるかと思うと、体の内圧が上がって
股間が緊張しちまう……!制御不能のヘンな声が出ちまう…。
「ぅ……ぁ……はぁ……っふ」
体の震えが極まって、もう……!と思うと殺気が薄らぐ。
またすぐ目がギラつき始める。射精寸前感を何回も味わわされて、オレはおかしくなりそうだった。
これがヤツのやり方なのか…!?コイツは……
裏社会人には、オレのような体質のヤツはあまり居ない。長生きできないからだ。居たとしてもオレのように
ひた隠しに隠している。稀に大成するヤツがいるが、そう言うヤツはなぜか伝説級の大物になっちまう。
圧倒的に多いのは、コイツのようなタイプのヤツだ……!
コロシ屋は、クスクス笑いながら内ポケットに手を入れた。笑いながらあっちこっちのポケットから、
……出るわ出るわ、理解不能なオトナのオモチャが……。
コロシ屋という奴らが理解できねえ…コロシ屋ってのは、いつもこんな、正札がついたような新品同様の
オトナのオモチャを、ポケットいっぱい詰め込んで歩いてるような商売なのか!?

銃を脇に置いて、オレの上にかがみ込んだコロシ屋は、完全に目が逝っていた。
オレは恐ろしさと、下半身から上がってくる腰が砕けるような震えで、ブルブルしていた。
あの時のヤツの目を、オレは今でも忘れられねえ……!どんな悪夢も、現実にはかなわねえ…。
ヤツはコロシ用の手袋をはめたまま、ねっとりとオレの体をなで回し始めた。コイツが怖くて仕方がないのに、
オレは下をビンビンに勃てていた。
「クス………」
革手袋のスベスベした感触を、オレ自身がじかに感じる。いきなり握られて、下着を取っ払われた。
「うわあああ!」
ヤツが歯を剥いて、オレにかじりつこうとしている………!!
645情報屋とコロシ屋の一番長い日5:04/03/30 21:58 ID:zaF7yrtY
勃起したチンコを噛まれるなんて………!!
一瞬で涙がちょちょぎれそうになった。悲しいことに、コロシ屋の手袋をから飛び出す勢いで、オレは
ビクついている。
「は…わぁ!」
予期せぬだけに衝撃はでかかった。コロシ屋がオレのモノに吸いついて、しごきながら吸っている…!
中で舌が先端に触れるか触れないうちに、オレはあっけなくイッていた。
イッたと同時に口が離され、空中でオレはブルッと射精していた。出し終えてチンコ越しにヤツを見ると…
デジカメで激写を終了したところだった。
「ま……なに…を…」
詰められた布がうまく吐き出せなくて、言いたいことがサクッと言えない…。
画像の使い道を想像しただけで、オレは気を失いそうだった。
「やめてくれぇええ!」
やっと布を吐き出して、オレは絶叫した。コロシ屋は、ニヤリとしたままオモチャの中から猿ぐつわを
取り上げると、素早くオレに噛ませた。
「んんん〜!!んん〜!!!!」
万事休す……とっくにそうだけど…
それからヤツは、商品棚からチェーンを出して、オレを作業台にガッチリ固定すると、悶えるオレを
物のように、しごき倒し始めたのだ……。

オレはイかされ続け、出るモノも出なくなってきた。それでも続けられている。ヤツの殺気は全然衰えて
いない。冷や汗、脂汗びっしょりで、霞む目をヤツに向けると、勃ちの鈍くなったオレの先端を持ちながら、
オモチャの中からスプレーをつかんだ。
「んあああああ!!!」
その、スプレー、今は、違法、じゃねえかよ!!どっから手に入れたんだ!?
オレは、勃起した先端にスプレーされて、もどかしいモノが吹っ切れたようにイッた。コロシ屋の前で、
こんなにひっくり返って喘ぎまくっていいのかってくらいに……正に頭が真っ白……
これでこの殺気も忘れることができたら、ヤツに飽きられて、サックリコロシてもらえるのに………。
646情報屋とコロシ屋の一番長い日6:04/03/30 21:59 ID:zaF7yrtY
下半身を統制不能な卑猥な動きで、ビクビク波打たせてハアハアしているオレを、ヤツは両手離しでデジカメに納めている…。
それからまた、オニのようにしごかれた。オレはもう、さすがに、恥も外聞もなく、泣き叫んだ。
「んんんんん〜〜!!!んんんんああああ〜〜!!」
……言葉にならなかったけど……
しごき、勃てられ、そのまま生殺し状態でいじられて、ナイフで傷をなぞられたり、殴られたりした挙げ句、
媚薬を使われる。そして、根本を握られて射精阻止……。それが何回も、何回も、続く。死にたい……。
ほんとにそう思った。
「んあああ〜!!んんんん〜!!」
実は何回か、旦那の居場所を言うから!とわめいていた。だけど、猿ぐつわのせいで、日本語にならない…。
畜生!!
チラッと目を横にやると、未使用のオトナのオモチャがごっそり固まってるのが見える。
それを選ぶセンスを疑いたくなるような、ごっついバイブ、アヌスビーズ、得体の知れないボトル、
チューブ、クリップ、とか……。よせばいいのに、それを使われることを一瞬、想像してしまって、
オレは勃起を速めてしまった。
ヤツは変化に気づき、オレの目線の先のオモチャの山に手を付いた。わしづかみに握りしめると、ブルブル
震えながら意味不明のつぶやきを漏らす。エム、と言っているように聞こえる……。なんなんだ、もう……。
向き直りざま、渾身の一撃で顔をぶっとばされた。意識が飛ぶほどキマったが、おかげで猿ぐつわがずれ、
少し余裕ができた…。
オレが言いたいことを言おうとするより早く、ヤツは極太バイブを握りしめていた。
「や…めッ……」
すでに、垂れた精液でドロンドロンな肛門に、スプレーをスパスパ浴びせられて、グッサリ突き挿された。
「ぐ…うわあああああ!!」
スプレーじゃなくて、ジェルかなんかを使って下さい!とお願いしたいところだった……。
もう、下がどうなっているかはオレには、不明…。前をしごかれながらバイブをガッツガッツ動かされ、
オレは喘いでるんだか、泣いてるんだかわからないほど、イッたと思う……。
647情報屋とコロシ屋の一番長い日7:04/03/30 22:00 ID:zaF7yrtY
下半身を支配していた怒濤の射精感が過ぎ去って、殺気が遠のいたので、フト頭をもたげてみると、
コロシ屋がオレのPCをいじっている。……隠しておいたのに……!
「な…なにして…る…?」
やっとそれだけ声をしぼり出すと、肉体的打撃と同じくらいショッキングな答えが返ってきた。
「添付メールによる、しゃかいてきさつじん」
メール送信終了のアラートが鳴った。……まさか………いや、やっぱり……?
「●●板金、■■工業…」
送り先を言ってるとしたら……そいつらは、裏社会人の間でも有名なその筋のスキモノ……。
オレの名は、死してなお、汚された……。
「やめろぉぉぉ!!」
つっと戻ってきたヤツに、飛び出しているバイブの先を指で弾かれ、腰が砕けた。またあの、逝ってる目……。
オレは悔しくて、不覚にも泣いてしまった。また乱暴にバイブをグリグリさせ、スイッチを入れられる。
オレの体は意思とは関係なく跳ね上がり、しばらく忘れていた勃起を始めてしまう…。
「コロス……お前のようなヤツは……」
ヤツの目的はもう、すり替わってしまってるのか!?オレはどうあがいても、旦那を売っても助かる見込みは
ないのか………!?
ヤツの手は執拗だった。オレは悲しいくらい、ビリビリ感じている。危機的すぎるんだよ……!
勃起が完全に済んだとき、ヤツはナイフを右手に持った。体の脇をツーッとなぞりながら下に降りてくると、
勃ち上がったオレのモノの先に、切っ先が止まった。
それを見ただけで、オレの勃起は勢いを持続した。ツッ!と力を入れられると、皮一枚の頼りない自分が、
刃物の冷たさをはっきり感じる…。カリの根本を刃先でくすぐられると、いろんな意味で発狂しそうだった。
「な……なぁ…やめて……くれよ……」
ヤツの目の逝き方はもはやMAXに達していた。その、笑顔が、何よりも怖い……!!
このまま力をちょっと入れられたら、亀頭から先を切り飛ばされる………!!!
ここで萎えない自分が心底呪わしかった。震えるオレを、目でコロス勢いで、ヤツは力を入れ始めた。
オレはもう、耐えきれずに絶叫した。
「やめろ!!お前おかしいよ!!なんで、たかが、銃一丁のために、こんなこと……人間じゃねえッ!
この、変態!!旦那の居場所なら言ってやる!!やめてくれ!!」
648情報屋とコロシ屋の一番長い日8:04/03/30 22:01 ID:zaF7yrtY
突然、コロシ屋の、全ての力が抜けたのがわかった。ナイフと一緒に握られたオレのモノのわきを、
ナイフが滑り落ちていく。落ちていくときにまさに皮一枚、表皮をスッと切っていった。
それで、オレはイッた……。ほんとうに、もう……自分でもイヤになるくらい、最高の絶頂感だった。
意識が数分なかったと思う。
…オレはコロシ屋の狂ったような笑い声で呪わしい現世に引き戻された。オレはこんなに笑い転げている
人間に、やっぱりお目にかかったことがない。涙を流し、腹を抱え、店中を転げ回って笑い続けている。
ヒィヒィしながら、涙をぬぐい、コロシ屋はオレの方に来た。もはや条件反射で、ビクッとする自分がイヤだ…。
「もう、その必要は、ない」
「…………え?」
「もう、どうでもいい」
「あ……アレだぞ、お前が旦那と争って盗ったっていう話の、あの隠し金庫の……」
「…わかった…。でも、もういいんだ……」
言うが早いか、コロシ屋は作業台の上に上がると突っ立って、火煙探知機の真下でライターを擦った。
「わあああああ!!」
オレの、店が………!!ヤツが不用意に残したかもしない指紋や証拠も……スプリンクラーの水流で、
流れていく……。オレもヤツも頭からずぶ濡れだったが、ヤツはオレを素早く自由にするとツナギを腰まで
上げ、ソデで縛ると、裸の上半身に自分のコートを着せかけ、おぶった。
「捕まりたくないだろう?」
それはそうだ……。ヤツは恐ろしい勢いで走り出し、夜になった街に出た。外も大降りの雨……。
「……お前、雨男だってな」
オレが得た情報ではそうだった。それに……!バイブを抜いてないので、まだオレは腰が抜けていた。
「どこまで知っている……?」
あ……また……殺気がする…。ヤツが走る振動で、ツナギの中が熱くなってくるし……。
オレの挙動不審は、すぐ悟られた。
「取り引きしよう……」
649情報屋とコロシ屋の一番長い日9:04/03/30 22:02 ID:zaF7yrtY
「取り引き……?」
「ボクはお前が旦那を売りかけた事を、黙っていてやる。お前を旦那のシマまで運んでやる」
「……オレ……は……?」
「ボクが必要なとき、ボクのための情報屋になってほしい…これから必要になる……」
「………」
「…今、ここでお前を降ろして行くだけで、お前は破滅だぞ。●●工業がお前を捜すだろう…」
「……ぅ……」
「旦那のシマで、旦那に直接、保護してもらえ。お前が口を割らずに逃げ延びたことで、旦那は買ってくれるだろう?」
オレが答えないでいると、背中から殺気が押し寄せてきて、冗談めかした凶悪な声が聞こえる。
「ノらないと……スキップするぞ」
わかっててやってるよ……!チクショウ……!!

ヤツは旦那のシマに入る前にといって、携帯で一本、どこかに連絡を入れた。オレは這ってでも別行動に
したかったが、ヤツはオレの自由を完全に奪っている。

さみしい空き地で雨に打たれながら、待つこと約十分、暗闇の中から、じわりと白い影がにじみ出した。
手荷物一つを下げた、小さな体…どっからどう見ても、堅気にしか見えない、ほそっこくて色の薄い、
見たところ中坊くらいのガキだった。深夜にも関わらず、平然とここまでやって来るあたり……怪しいけど。
コロシ屋は、その姿を見ただけでガタガタ震えだした。オレはおぶわれたまま、事情がわからずに沈黙していた。
ものも言わずに駆け寄ると、ガキのビニ傘をはねのけてガッシと抱きしめた。オレは両手を離されて、
腿をしめてしがみつくしかなかったわけだが、そうすると、バイブを余計にしめつけてしまい、コロシ屋の
背中で射精しかねない勢いだ……。
「どうしたの……霧生さん」
「……なんでも、ない……ただ、ね……今日は、もう、次のことろに行って、寝なさい…エム君…」
「…わかった…」
650情報屋とコロシ屋の一番長い日10:04/03/30 22:04 ID:zaF7yrtY
…………エム君!?…………コレが、エム君……エム君は……銃じゃ、ない……そうですか……
コロシ屋はガキを離さなかった。コロシ屋の肩越しに、ガキとオレの目が合った。
オレのボコボコの顔を見ると、……心配そうに目を曇らせ、左手の指で、オレの切れた顔にそっとさわった。
………こんな、実のこもった優しい目で見られたのは、何年ぶりだろう………
コロシ屋が立ち上がったので、少年が遠くなる。
「その人は……?」
「か、……金屋さん。大丈夫、ボクが安全なトコロまで運んであげるから。エム君も、もう行きなさい」

エム君だかなんだか知らないが、イイ子じゃないか……!
オレは言ってやりたかった。コイツは今、キミの前で、オレが見たこともないような聖人君子みたいな顔して
いやがるが、推定キミに使うために、とんでもないオトナのオモチャを買ってくるような、変態だ!
そのバイブが今、オレの尻に挿さってるんだぞ!オレをボコッたのも、この男!
オレの言いたいことは、コロシ屋にはお見通しのようだった。オレが何か言う前に、少年の死角方向の脇を、
イヤと言うほどヒジ鉄された。
「ぐ……フッ…」
「この人、早く運んだ方がいいから…さあ、行って、エム君…」
少年が遠ざかる。オレは微妙に揺すられながら旦那のシマへ向かっておぶわれていった。
「お前、あの子な!……」
オレが何か言おとすると、ワザとオレを揺する。オレは背中でもがきながら、何も言えなかった。

「あの子な、指にバンソコ巻いてたぞ?…お前…あの子に…」
もうすぐシマ、という所まで来て、やっとそう言えたとき、オレはまたコロシ屋の様子が
おかしくなったのに気がついた。なぜにまた、目が逝ってるんだ……??
細い裏路地の、ビールケースの山の上に、乱暴に振り下ろされた。
また、震え始めている……!
「キョウハ……ホウタイ……ガ……ゼンブ……トレルヒ……ダッタ……ノニ……」
651情報屋とコロシ屋の一番長い日11:04/03/30 22:06 ID:zaF7yrtY
なんの、ことだ……!?
乱暴にバイブが引き抜かれ、ツナギもむしられた。丸裸の脚を、ガッと開かされる…。
ソッチかよ……オレは……ほんとに、ついてない……!
「お前、さっき、感じてただろう……?ムリヤリじゃなく……自分から」
痛いところをつかれる……。コレをばらさないと言う取引は、まだしていない……。
コロシ屋は、死の恐怖とは別のモノを漂わせ始めた……。
「黙っていて、やるよ……あと●●板金たちのシメと……ただし……」
ヤツは手袋を外して、オレの体をまさぐり始めた。全身から、オレを怯えさせ、すくませ、
なぜか言うなりになってみたい…という信じられないような気にさせる何かを放っている。
オレは……情報屋として、やってけるのか……!?
考えていることとは裏腹に、下半身が熱く、震えが止まらない。
素手の指を、肛門に入れられて、同時にモノを握られると、もう……逆らえなかった。
なぜだ!?
「フ……フタリ……メ………」
??????
「い……いやああああああああ!!」

オレ……今日中に旦那のシマにつけるのかな……
…猛獣のようになって、オレに襲いかかってくるコロシ屋を見上げながら……
…オレはかなり、死にたくなった。

●おしまい●
652風と木の名無しさん:04/03/30 22:53 ID:DBTAQrLY
二人目キタ━━(゚∀゚)━( ゚∀)━(  ゚)━(  )━(  )━(゚  )━(∀゚ )━(゚∀゚)━━!!!!!
エム君も情報屋タンも激しくハアハア
乙!
653風と木の名無しさん:04/03/30 23:46 ID:+nQc7RIQ
少年M作者タン、乙!!!またしても面白かった!
なんか漫画で読んでみたくなったyo
654風と木の名無しさん:04/03/31 01:19 ID:+dNLmKfO
禿しくSな霧生サンと
これまたMな情報屋タンに禿萌え(*´Д`*)
ウマーですた!
655風と木の名無しさん:04/03/31 01:46 ID:9Soc8af6
少年Mタソ続編キター!!
やばい、おもしろすぎw
GJです(*´д`)ハァハァ
656オークション11:04/03/31 03:00 ID:ISjmX8P4
>>637
大佐の額にかかる髪を青年の指が梳き、肩越しから瞼に口づけされる。
乳首を弄んでいた手が、大佐の自身に降りていった。
大佐のそこは、勃ち上がってはいたものの、吐精には未だ一度も至っていない。
過去に受けた強姦の体験が、彼の体質を歪めてしまったのだった。
性行為は彼にとって恐怖そのものであり、性的興奮はその恐怖を逃れるための自己防衛であった。
…いっそ男に抱かれて潔く射精できるならば、せめて気休めになったかもしれない、と大佐は幾度となく思った。
青年に自身を握られ、その体温となめらかだが男らしい掌の感触に皮肉めいた笑みをこぼし、大佐は目を閉じた。
首筋に口づけされながら片手を背後に回し、青年の襟足を寄せると、その唇を食む。
薄目を開けると、青年の深い琥珀色の眼が見つめていた。
大佐も同じように見つめ返した。
すると次の瞬間、開かれた足の間に埋まった熱塊が弾け飛んだ。
結合部分がブルブルと震え、注がれる白濁が漏れてくる。
関節が軋むほど足を開かされていたが、大佐はさらに力を込めた。
そうして青年を受け入れながら、眼は見開いたまま、舌の絡め合いに熱中した。
口づけは青年の脈動がおさまるまで続き、大佐はやっと安堵の息をついた。
唇を濡らした青年はとろけた瞳で大佐を見つめ、大佐の体をうつ伏せにすると尻を引き寄せた。
(またか…)
若者の体力に辟易しながら、大佐はされるがままに従う。
(そうやって…)
中を擦られて、誘導するように自ら腰を振る。
(もっと私を汚すがいい)
657オークション12:04/03/31 03:06 ID:ISjmX8P4
一時間後。
大佐は浴室に居た。
バスタブに熱い湯を満たし、静かに体を沈めると熱い湯が体を包み、痛みと疲労を和らげていく。
しかしようやく落ち着いたのもつかの間、溢れ返る湯の中に白濁の渦を見つけて、大佐は小さく舌打ちした。
湯の中で尻の間に指を差し込み、力を入れながら掻き出す。
みるみる湯の表面に白濁が浮かびあがってきた。
そのおびただしさは、若者の匂いを強烈に蘇らせる。
…一方の青年は、欲望をすべて吐き尽くして、ベッドで眠っている。
大佐は濁った湯から出ると、シャワーを浴びることにした。
さっき洗ったばかりだったが、石鹸の泡を念入りに体にこすりつける。
(…あの黒猫、どうしようか)
大佐はこれまで、オークションで手に入れた商品は殆ど一晩限りで手放してきた。
勿論、オークションにそんな制限は設けられていない。
一生飼い殺すのも自由だった。
しかし会員の多くが長期間手元に置くとしても、せいぜい“食べごろ”が過ぎる直前までであった。
そうしてお払い箱となった商品達が、行く末どうなるのかはわからなかったが、地位のある人間にとっては長生きするほど人生にとって悪性の腫瘍でしかない存在である。
658オークション13:04/03/31 03:11 ID:ISjmX8P4
ある結論に至って、その無情に思わず鼻白んだ。
熱いシャワーを勢い良く浴び、泡を落とす。
ふいに背後の浴室のドアが開かれた気配がして、振り返った。
裸の青年が近付いてくるのを、無言で見つめる。
青年はシャワーの中に入ってくると、黒髪を濡らしながら顔を上げ、真正面から大佐の唇にキスした。
深く口づけ合いながら、大佐は背を壁に追いつめられる。
腰を抱いて裏返しにされると、肩に咬みつかれた。
熱いしぶきが二人の体を打つ。
青年の手は大佐の筋肉質の肩から繊細な背骨のラインをなでていく。
尻の肉を掴まれ、大佐が身をすくませるのにも構わず、固く冷たい物体が、ねじ込んできた。
「あ…」
ぞくぞくするような振動が走る。
青年を振り返った。
が、振り返る前に、大佐の視界は暗闇に覆われてしまった。
足元から力が抜け、崩れ落ちる寸前で、青年に抱きとめられる。

記憶は、そこで途切れた。



闇に、甘いジャズ・ヴォーカルがかすかな音量で漂っていた。
紺青のベルベットのカーテンが壁面を覆う正方形の部屋。
その中央に、ダークスーツに身を包んだ異形の老人が居た。
659オークション14:04/03/31 03:20 ID:ISjmX8P4
車椅子に腰掛けているのだが、椅子の右手に巨大なタンクと蒸気口の付いた機器類が備え付けられ、そこから伸びたチューブが老人の喉の小さな金属製の錠前に通されている。
それに加え、四肢は鋼鉄製の義足と義手である上、両目の義眼が赤いランプを点滅させていた。
…彼の名は、この国では過去のものとして抹消されている。
数年前の反政府運動の最中、無差別テロで爆死したと報道された、かつての軍事政権に存在した陰の指導者。
今は“ドミナ”と呼ばれていた。
…彼こそが、闇のオークションの主催者であった。
ドミナは、鉄の眼でモニターを凝視していた。
映っているのは、昨晩売り出した初物の、初日の働きぶりである。
しかしそこでは、目的の初物ではない者の姿が、ドミナを魅了していた。
「いかがです」
ふいに音楽が遮られ、室内に音声が響いた。
初物の隠しカメラによる監視を手配した、エージェントであった。
ドミナが眼を上げると、ガラスの壁越しに直立していた。
『この男は』
ドミナは口を閉じたまま、尋ねた。
彼の言葉は喉に埋めたチューブが咥内の動きを察知し、コンピュータが言語を認識するようだった。
「旧国連軍の英雄、ヴィンセント・ブラッドリー“少佐”です」
『ほう…』
「現役中には蔑称で“ナイチンゲール”と」
『夜の兵舎を巡回していたというわけか』
抑揚の無い、機械の声が笑いを含んだ。
画面では、そのナイチンゲールが涙を流しあられもない声を上げ、乱れていた。
いささか年増だが、プラチナブロンドと翡翠の瞳、何より白人種は稀少価値が高い。ましてやこれほどの美貌である。
ドミナはわずかな杞憂を断ち切ると、命じた。
『では今夜にでも』
「かしこまりました」
エージェントが慇懃に頭を下げると、ガラスの壁が暗転した。

再び音楽が流れ出す。
660オークション15:04/03/31 03:23 ID:ISjmX8P4
大佐、否、ヴィンセント・ブラッドリーは長い昏睡から眼を醒ました。
見開いた視界にまず飛び込んできたのは、紺青のベルベット。
それから自分が一糸纏わぬ姿であること、両手首に分厚い手錠がかけられ、頑丈な鎖で吊り下げられていることを知った。
ベルベットの向こう側から伝わってくる独特のざわめき。
ブラッドリーは逃れようのない恐怖に蝕まれ、全身がガタガタ震え始めた。
右を見ても左を見ても、あるのは闇。そしてベルベットだけだった。
そのうちに、聞き慣れた黒人男のアナウンスが聞こえてきた。

「ここには希望はありません。救済もありません。あるのは闇ばかりです。未来をお望みのお客様は速やかにお帰りください…」


おわり
661風と木の名無しさん:04/03/31 10:34 ID:CxKPluNM
ソウキタカ━━━━━(´д`*)━━━━━!!
乙です!
662風と木の名無しさん:04/03/31 11:58 ID:dBQPYL/U
いっそ、漏れが大佐を競り落としたいです(*´Д`)ハァハァ
ともあれ、禿しく乙でした!!
663風と木の名無しさん:04/03/31 14:00 ID:ZAzFgd8T
春休み0.5日に荒んだ心が癒されました……
お疲れさまです。
664風と木の名無しさん:04/03/31 14:45 ID:uph05Ya4
春休みて…
665風と木の名無しさん:04/03/31 15:52 ID:fSydx8oT
真夜中のナイチンゲール大佐(;´Д`)ハァハァ
666AV その4:04/03/31 21:14 ID:Z7H0znKJ
>469-471

「はーい、オッチャンは乳首が感じるんやって〜〜」
「乳首感じてんの? 摘んだれよ」
「リクエストが出たから摘んでみるわな〜?」
 ヒッ、と息を飲むような声が聞こえて胸が大きく揺れる。摘まれた突起を引っ張られて中年男性が暴れたようで押さえ込まれたようだった。
「オッチャン、痛いことも好きみたいやで?」
 カメラの男がそう言いながらぐりぐりと摘んでいる突起を捻っていた。捻られるたびに身体を捩って抵抗しているそうだった。
「カメラ、こっち映したって。見てみて」
「オッチャンが変態って言うてる俺らの手でこんなんされて、ガチガチにしてたらおっちゃんも変態やん」
「うるさいっ。こんな年齢の私を襲って、楽しいわけ、がっ、無………」
「おっちゃん、言うてることとやってることちゃうし〜〜」
 若者の声でカメラが呼ばれて、画面が突起から戻されて局部がアップになる。扱かれていた中年男性の自身が先走りで濡れて光り震えていて、若者の手に弄られていた。
 扱いている手が自身の根元へと移動して、昂ぶっている先端がはっきりと画面の中央へと映し出される。滑る先端へと若者の誰かの唇が吸い付いた。
「……ゥ、…ッ……いい加、減ッ……に……!?……」
 先端に触れた唇から逃げようとして身体を捻ろうとしているのに動かせないまま、中年男性の自身が唇の中へと飲み込まれていく。一瞬だけ、中年男性の腰が突き上げられたように見えた。
 腰の動きは逃げるというよりは自分から腰を突き揺らしているようにしか見えなかった。
 飲み込まれたままの自身が再び画面に映し出されたときには、舌と唇が絡みついていて、手の動きに合わせるようにして煽られていた次第に周りの若者の下卑た笑い声や興奮しているような息遣いも混じり始める。
「……止めろっ!……頼、ッ……――ッ、……」
「どうよ? オッチャン。変態にこんなんされて感じてるやん? ほんまは気持ちエエんやろ?」
「うわー、めっちゃやらしいわ〜。ちゃんとカメラ撮っといてや?」
「乳首引っ張ったれ、乳首」
 画面が引かれてアップで口でされている部分が遠くなって中年男性の身体が映り始める。誰かの言葉のままに中年男性の乳首が引っ張られたようで声が上がって身体が大きく跳ねた。
667AV その5:04/03/31 21:15 ID:Z7H0znKJ
「うわっ!! …………ッ、かけられた〜〜」
「変態、変態〜〜」
「オッチャン、やめてや。もう……」
 口で弄っていた男性が顔を上げて、文句を言いながら顔に吐き散らされた白濁を手の甲で拭き取っていた。若者の言葉に中年男性の肌が赤く染まっていく。
 拭き取られた白濁が付着している指先が中年男性の頬へと触れる。白濁を塗りつけた指先が滑り、まだ残っている分を唇から中へねじ込ませようとしていたが、中年男性がそれに逆らって口を開かなかった。
「お前が出したやつとちゃうんかい! 舐めてみぃや!」
 怒鳴られても口を開こうとしない中年男性の鼻を摘み呼吸が出来無いようにして、更に乳首まで摘み捻り上げられる。痛みと苦しさに揺らんだ口を捕まれて、開かされたままの口内へと指がねじ込まれた。
 舐めさせるというよりは塗りつけるような乱暴な指の動きに中年男性が咽せこむ。
「ウ、ッ! ぐっ……え、ッ、……ゴ、……」
「素直になってたら痛い目見やんで済んだのに、アホやなぁ?」
 やっと指が出されたときには唇の端から口内に湧いたものが少しだけ溢れていた。 
 咳き込んでいる様子にげらげらと笑っていた若者の一人が画面の中へと新しく参入する。
 その手には透明のビンが握られていた。
「ほな、そろそろ本番いきましょうか〜〜?」
 そう言いながらビンの蓋を開けて、一度吐き出し、咽せかえって到底その気にはなっていない中年男性の自身の上へと、透明の液体を滴り落としていった。
 滴り落ちていく液体が肌の熱よりも冷たかったのか、中年男性の身体が竦む。
 そこで、また暗転した。
668風と木の名無しさん:04/03/31 21:55 ID:jYT2nB7v
!!(゚∀゚*)
669風と木の名無しさん:04/03/31 22:09 ID:CxKPluNM
!!(´∀`*)
670風と木の名無しさん:04/03/31 22:10 ID:Qykw578E
おじさん受けってこんなにもいいものだとは!禿萌え
671風と木の名無しさん:04/03/31 22:15 ID:Z7H0znKJ
>469からのSSに仮タイトルが無かったので
ざっと今までの分をみて重なっていないと思いつつ
【AV】と入れました。
もし見落としで被っていたらすみません。


タイトルでネタばれしてしまいますので
本当のタイトルは一番最後に入れます〜。
672風と木の名無しさん:04/03/31 22:51 ID:k4UGXH+N
リアルっぽいというか、ちゃんと音で再現できてる関西弁の言葉責めイイ(・∀・)!!
ドラマのだと、どこの方言でも悶絶死しそうなくらいうそっぽいから(w
673風と木の名無しさん:04/03/31 23:42 ID:Bix8Gruj
ぷち亀ですが、コロシ屋&情報屋様、乙です!
今回も激しく萌えさせていただきました。
コロシ屋さんのこれでもかっていう鬼畜ぶりに悶絶死しそう.......!
ありがとー なんか元気でた(*´Д`)
674風と木の名無しさん:04/04/02 01:17 ID:Al7thA0i
戦国タン、続きを…。萌餓死します。
675風と木の名無しさん:04/04/02 22:59 ID:OTdYgN6w
調教もの

かなり妄想の世界です。ありえへん世界です。ダメな方はスルーして下さい。


今日からの分のカルテを見る。

■タイプノーマル

◎アナル
◎フェラチオ
○自慰
△薬物
×SM
△拘束器具類
△放置

……等々。

とりあえずざっと目を通す。
出荷日時が近い。
「ほとんど仕上がってるじゃないか?何を付け加えたいんだ?」
「もうひと味、腰の『フリ』らしいですよ」
「じゃあもう、仕上げなんだな?」
「そっすね」

ガラガラとストレッチャーに乗せられて、被献体が搬入される。
仰向けに、物憂げな目を天井に向けている。
まだ眠いような顔である。
676風と木の名無しさん:04/04/02 23:42 ID:mNHT2SfV
>675
…ん?いきなり「続く」なのか?
677此処カラ始マル:04/04/03 00:51 ID:ysgmeDAw
 リーマンモノ

朝、それはまるで決まった日常の様に繰り返させられる。
俺は、鞄を抱き締めると会社の回転扉に歩みを進めた。 
早朝の会社には、まだ誰も出勤して来てるわけが無くがらんと静まり返っていた。
それを、打ち破るかの様に背後に気配を感じて思わず振り返ると同じ課で新人の杉田だった。
「おはようございます。朝、お早いんですね。」
にっこり微笑みながら、挨拶をされた。
「おはよう…杉田くんこそ早いじゃないか。」
「そうでもないですよ。今日実は、先輩にお話があって…」
杉田は、去年の新卒で入った新入社員で仕事も同期の中ではトップを意地している。
所謂、期待の新人って奴だ。
この時期、話と言えば辞めたいとかその系統のに決まっていた。
「ん?なんだ?」
「ここでは、ちょっと・・・」
(ほらほら、おいでなすった・・・)
思った通りの、話の予感は的中したようだ。
「なら、会議室でいいか?」
「はい・・・すいません。」
少し俯き加減に、杉田が答えた。
 そのまま、会議室のセキュリティーを開け中に入る。
こういう類の話は、苦手だ。
しかも、今日は朝からやらないといけない仕事があるから早朝出勤してきたのにこんな目に合うなら遅らせて来るべきだった。
後悔に苛まれながら俺は、口を開いた。
「で、どうしたんだ?」
「はい。実は…」
そう聞いた所で、俺の視界は暗転した。
678異母兄弟戦国風味30:04/04/03 00:53 ID:+P/43BY5
>>632の後

 藍海僧正の仲立ちで兄が盟約を結んだ相手は櫻井宗也殿と申されるまだ三十路ほどの御方だった。
見たこともないほど機嫌の良い兄に引き替え、私は表情に薄い少し面長のお顔と品のよい小袖をちらと伺ったきり顔も上げられず全身冷や汗を纏っていた。
そして、この饗応のお役目を告げられてからこの日まで私を苛んできた不安は、残酷なほどの確実さで現実のものとなったのだった。
床に侍るべく寝所に赴いた私の目を真っ先に捕らえたのは、布団の横に置かれた紙筒だった。
微かに震える手をついて仰せを待てば、案の定目の前に紙が広げられる。
「これはそなたであろう?」
目を覆いたくなるような淫画は紛れもない藍海僧正の御手なるものであった。
「答えがないが、いかがいたした? 過日、藍海僧正よりお譲り頂いた。そなたを写したものと伺うたが。」
さあと更に目の前に突き付けられ、仕方なく「はい」と答える。
「今宵はこの濃艶な姿を見せてくれるのであろうな?」
ぐいと迫られ私は思わず身を引いた。
「それは…それはお聖人様の才が為せる技、雛の身の私などこの絵姿には遠く及びませぬ。」
「そうかな? 僧正殿は左様に申してはおられなんだぞ。」
櫻井殿のお手が私の顎を掴み眼を合わされる。
「精一杯お仕えさせて頂きます。それで…お許し下さい。」
「ならぬ。この絵姿のそなたを手に入れるためにこの盟約承知致したのだ。」
その言葉とともに帯を解かれる。
「お戯れを…」
着物が一度に剥ぎ取られる。
「まことじゃ」
肩を掴まれ絵姿の上に寝かされる。
「画が…」
「構わぬ、生身がここにおる。」
素肌が重なる。生暖かいものに耳の後をなぞられ私は一瞬身を縮めた。
「甘美な肌だ」
首筋を舌が這い回る。まるで私を味わうかのように丹念に肌を舐めまわされる。
舌が肩から胸へと降りてくると、舐められたところからサワサワと総毛立つが如き感覚が起こり始めた。
679異母兄弟戦国風味31:04/04/03 00:54 ID:+P/43BY5
為されるがままになっているのが辛くなってくる。
飾りほどの乳首を舌先で弄ばれれば、更に募る違和なむずきに背筋が凍る思いだ。
「どうじゃ?」
「…心地好うございます」
不意に言葉をかけられ、僅かに答えが滞る。
「嘘を申すな」
櫻井殿は笑いながらそう仰せられ、私の魔羅を掴まれた。
「胆が縮んでおる。恐れておるのは儂か?兄上か?」
「滅相もございません」
今度は淀みなく答えたものの、私は己の言に確信が持てなかった。
恐れている…その言葉に脳裏を過ぎったのは先程の絵姿だった。
あのようなものが私であろうはずがない。あれは…あれは深草だ。お聖人様の思われる深草の姿だ。
それが私なのだと言う櫻井殿が怖い。兄の眼に触れたらと思うともっと怖い。あの画はきっと私の運命を狂わせる。それが恐ろしいのだ。
櫻井殿は相変わらず私の身体を隅々まで舌で味わっておられる。絵姿の私をお望みと申されながら、まるで私など欲しておらぬが如きお振る舞い。
私は木偶人形のようにただ横たわっているのみ。床のお相手をいたすことが私のお役目であったはずなのに、正直どうしてよいのかわからない。
もどかしい…とそんな言葉がふと浮かんで私は益々気が沈んでいく。
「何をいたしておる」
またも突然に声をかけられ、振り仰げば櫻井殿のお顔が目の前にあり、切れ長の眼が私を覗き込んでおられた。
680異母兄弟戦国風味32:04/04/03 00:55 ID:+P/43BY5
「そなた、兄上に何と命ぜられて参った? 杜通殿はただ寝ておればよいと申されたのか? 盟約の祝いを斯様にお考えとあらば儂も考えを改めねばなるまいな。」
「いいえ、いいえ、至らぬのはこの私。申し訳ございませぬ。」
慌てて身を起こそうとすれば、肩を押さえて戻される。
「絵姿の如き艶美を見せよと申したはずだな。そなたは出し惜しんでか逆ろうてか色の欠片さえ見せようともせぬ。」
「お許し下さい。改めまする。ただ今より改めまする。」
「そればかりか先程は儂に嘘の口をきいたな。儂を謀りそなたは何をいたしておった。許せぬ怠け者よ。」
武家の者とは思えぬ細く長い指が首に掛かる。押さえられた身体が細かく震えだした。
「如何いたせば…。お…お教え…下さい。仰せ…の通りに…いたします。」
「それはこちらの申すこと。藍海僧正は何と申しておられたかな? そうだ、男を求め男に求められる身体と…そなた、何を欲しておる? 何を与えれば艶やかに花を咲かせる? 申してみよ。」
何かを言わねばならない。何かを。嘘や誤魔化しは通用せぬ。
「お情けを…」
「はっきり申せ」
「この身を犯して下さりませ。非道く非道く犯して下さりませ。狂うほどに…浅ましき姿を曝すほどに…」
私は大声で喚き立た。
「よかろう」
瞬く間に私は俯せに返されていた。両手は背の上で一括りに掴まれ、膝と顔とで身体を支える。
目の前には絵姿の私が涙を流し喘いでいた。
681風と木の名無しさん:04/04/03 01:09 ID:P+v549Ou
戦国キターー!!待ってたよ!!花夜タン!(*゚∀゚)
てかリーマンものも禿萌で、ああん幸せ。
682風と木の名無しさん:04/04/03 06:18 ID:eC30uQpn
戦国タンリロってなかったか?w リーマンタンとほとんど同時刻とはすごいな。
とにかくグッジョブ!!

新作二つも予告で禿萌の予感がしたのでがんがってくれぇ・・・
あまり焦らさないでくだちい。
683風と木の名無しさん:04/04/03 12:48 ID:8wRFp1H5
キタワァ(´∀`*)
684異母兄弟戦国風味33:04/04/03 16:41 ID:PJB41WNH
悲しく恐ろしい、しかしどこかで待ち望んでいた衝撃が来る。
入念な準備とすっかり慣れた息遣いとで性急な挿入も難なく受け入れたものの、そのまま一気に奥を突かれ息が止まりそうになった。
櫻井殿は更に後ろ手を捻り上げるように引いて奥を奥をと攻められる。
辛い。苦しい。しかし、此度の御方はそれに黙って耐えておればよい御仁ではないのだ。
私は串刺しにされほとんど身動きの取れぬ身体を必死に捩り、腰をくねらせ、己のツボを刺激しようと試みた。
内壁が櫻井殿に媚び諂うようにまとわり絡みつく様が目に浮かぶようだ。
「あぁっ…」
一瞬そこを強く擦られ歓喜の声が漏れた。
「ここか。ここが好いのか。」
途端、櫻井殿は急所を突くが如く的確にそこを攻められる。
「はぁ…いぃぃ……そこ……ああっ……」
「聞いておるのだぞ」
「そこで…ございま、す…」
「いかな心地か」
「ごく…ら…く……に…」
「極楽か」
否、地獄を這う思いだ。
この浅ましき身体は、ツボを数度攻められただけで制御も利かぬほど燃え盛っている。
間もなく涙が止め処なく流れだし、更なる快楽を希う身体は内も外も暴れ馬の如き有り様だ。
いつの間にか解かれていた手は、気が付けば無心に己のものを千摺っている。
「はぁっ、はぁっ、はあぁっ、ああぁぁ……」
霞む視界に絵姿が映る。もはや自分ではないと思うことはできなかった。
苦しくて、辛くて、悲しくて、恥ずかしくて、情けなくて………しかし、それでも尚欲して止まぬ快楽。
ひと言、何も思わず溺れてしまえと唱え快楽に身を任せてしまえば、私はもう深草と同じなのだった。
685異母兄弟戦国風味34:04/04/03 16:42 ID:PJB41WNH
突然、浮かれ踊る腰を突き飛ばすように解放された。
「喉が渇いた。ひと休みじゃ。」
櫻井殿はそそり立ったご自身もそのままに胡座をかくと、ささの載った盆に手を伸ばされる。
「私が…」
慌てて酌に立とうとすれば「いらぬ」との仰せ。
「そなたはそのまま極楽に居るがよい。わかるな。休むことあいならぬ。」
一瞬迷い、私は恐る恐る菊門に手を伸ばした。
じゅくじゅくと熟れて開いた入口に入る限りの指を差し入れる。
あとはもう止めることなどできようはずもない。
私は精を湛えた内室を掻き回し、だらだらと脚に床に残滓を洩らしながら、再び快楽の中に身を沈めた。
指では足らぬものを求めて眼は櫻井殿のものへと吸い寄せられたまま。そこに向けて門を割り晒し、まるで快楽の神の神前に身体ごと捧げ奉るが如く。
櫻井殿は私の痴態を眺められながら、ゆるりと杯を傾けておられた。
「欲しいか?」
問われ、夢中で「はい」と答えれば、口移しにささを飲まされる。
そんなことを数度繰り返した後、ようやく腰を上げられた櫻井殿を、私は自らねだるように菊門を差し出し、尻を寄せて迎え入れた。
そして、私は完全に絵姿と同じ者になった。
686鬼畜研究所・少年課2:04/04/03 17:41 ID:sXYyA7Y5
>675の続きです。タイトルつけてみますた

扉を閉めて、顔をのぞき込む。
「よく眠れた?」
「ハイ」
かがみ込んでキスする。教習室で唇にキスしていいのは一日が始まるこのとき一回だけである。
挨拶として重要視しない指導員も多いが、私は被験体の仕上がり具合と健康状態を視るのに重要な行為だと思っている。加えて担当初日である。
顔を近づけてフッと息をかけ、目がこちらに注意したら、ゆっくりと唇をふさぐ。そろそろと舌を入れてゆき、被験体の舌と接触。
特に抵抗や反発はない。頭をつかまえて本格的に試す。えづく寸前まで深く舌を入れる。えづく。涌いた唾液が口腔を満たすように、口と口は離さず、上顎の天井をなでる。息苦しくなったことを示す鼻息が感じられる。
舌で舌をすりつぶすように吸い上げて、アゴが上がってきたら大量に唾液を流す、と同時に少しだけ口を離す。被験体の舌が、私の舌を追おうとするときに、反射でコクッと唾液を飲み下すのを確認。
再度よく舌を吸ってやり、遠慮なく舌をもてあそべるようになったら、キスは終了。
「っはぁ…」
「目が覚めた?」
「ハイ」
「じゃあ、始めよう」
よだれが垂れた口を拭いてやる。上着を胸までたくし上げ、ズボンと下着は膝下まで下ろす。
これは指導員の手で行わなくてはならない。他人の手で行われるという認識を徹底させるためである。
体を視る。キスで感情が少しほどけ、いきなり触っても緊張しない。やはり最初のキスは重要だと再認識。片手で撫でてやりながらカルテを再度確認。
「自分で動けるんだよね」
「ハイ」
「じゃあ、なにか…あ、これか」
メモあり。陰茎を握ったとき、腰振できるようにしてほしい旨。
687鬼畜研究所・少年課3:04/04/03 22:54 ID:mbXUGgvu
「なるほど」
体を撫でている手を這わせ、陰茎をゆるく触る。大きさ、形を確かめるべく両手でなで回す。キレイな色をしている。
握ってやる。
「これでできないかな」
促してみるが、仰向けのままモジモジと要領を得ない動き。感覚がつかめないらしい。
「そうか。じゃあ下向いてみよう」
いったん起こしてストレッチャーの上で四つん這いにさせる。体の下から手を入れて陰茎を握る。
まったく反応しない。
ローションを使う。行為に嫌悪感が伴わないようしなくてはならない。肉体的苦痛は最小限に、行為は快楽であることを第一に教授したい。
アナルと陰茎からしたたるほどローション塗布。ぬめりは性感を引き出すのに効果的である。
チュルチュルした陰茎を再び握り、もう一方の手はアナル付近に当てる。
「これだとどうかな」
陰茎をゆっくり、規則的にしごいてやる。同時にアナルにも指をゆっくり入れ、入り口付近を刺激。
規則的な刺激に誘導されて、陰茎に勃起の兆候。少々時間がかかりすぎるので、陰茎の刺激の速度を上げる。
「っあ」
勃起。陰茎への刺激を中断するが、手は握ったままにする。刺激をアナルだけにして、言葉で誘導。
「これで、自分の気持ちのいいように動いてごらん」
ぎこちなく慣れない動きで腰振開始。うまくない。動かしても意味のない方向に尻を出さないように、アナルで矯正する。
辛抱強く観察。手の輪の中にこすりつけるような動きをすればいいのに、経験がないためにコツを得ない。
アナルの指を深く差し入れ、グルッと矯正。
「っは」
一瞬陰茎に性感があったようだ。5回に一回くらいは当たりを突く動きをするようになる。
オスはこの姿勢で誘導した方が体得しやすい生き物である。
688此処カラ始マル2:04/04/03 23:09 ID:ysgmeDAw
長い間寝ていたような気がするが実際にはそれ程経っていないようだった。
「せ…先輩、起きてください。」
 目の前には、杉田が俺を覗き込んでいた。
まだ、ぼんやりとする頭を無理やり起こそうとした瞬間俺は自分の体が身動き取れない。
会議室の机に、寝かせらせしかも両手を縛られいた。
「な、なんだ!!!杉田くん冗談はよしたまえ!」
「冗談ではありませよ。寧ろ、本気ですよ先輩…」
そう言って、俺に微笑むとネクタイを掴み顔が近づいてくる。
「やめ…」
言葉は、途中でかき消され変わりに杉田の口が合わさる。
無理矢理押し付けられた唇。
数分もしないうちに、今度は口をこじ開けられ中に舌を突っ込んでこられた。
舌が、奥の方に逃げても滑り込まれた舌が探し出し激しく絡め取られてゆく。
「むぐ…んっ…」
沢山の唾液が、送り込まれ苦しさのあまりそれを必死で飲み込んでいた。
やっとの事で、口を離される。しかし、まだネクタイは掴まれたままで逃げる事は無理な様子だ。
「先輩。俺、前から先輩の事が欲しかったんです。だから、申し訳ないんですが俺を受け入れて頂きます。」
「な、何故なんだ…杉田くん…俺は、男なんだぞ!」
 俺は、必死で抵抗しようと心みる。
だがそれは、虚しく失敗し杉田が少し鼻で笑った様に感じた。
先輩が、悪いんです。俺に、優しくなんてするから…」
「優しく?」
掴まれたネクタイを勢い良く解かれ、有無も言わない内に口の中に突っ込まれ呼吸さえ困難になった。
「むぐ!ふぐっ…んんんんっ…!」
「コレだったら、他の人に先輩の声聞こえません…大人しくしててださい。」
微笑みながら言った台詞は、今の俺には唯の音にしか聞こえなかった。
689異母兄弟戦国風味35:04/04/04 01:01 ID:OVmM84KW
「僧正殿のお目は確かであったな」
夜明け間近、櫻井殿のお声に目を覚ます。私はその腕の中で微睡んでいたらしい。
「しかし…私は深草にはなれぬと、お聖人様は申されました。」
「深草か。確かに深草にはなれぬな。」
ぐいと引き寄せられ、いまだ十分に猛ったものが尻に触れる。
思わず身を縮めれば、むくむくと疼きだすのを尻の狭間で感ぜよと押しつけられる。
つい今し方まで体内に深く銜え込んで好がっていたものなのに、もう私は戸惑い、恐れさえ抱き始めている。
「そなたは肉の交わりを厭うておろう。肉に溺れる己の身体を厭うておろう。」
櫻井殿はそんな私を笑い飛ばすようにそう申された。
「身も心も激しく男を欲し溺れる深草とは違う。深草になれぬとはそういうことだ。」
私何も言えなかった。
「だが……厭うても厭うてもこの身体は感じる。意に逆ろうて溺れていくのであろう。」
片膝を持ち上げられ、穿たれる。
櫻井殿は私を押さえ込み、ひたすら奥を突くと、放つと同時に去ってしまわれた。
「あっ………」
抜き去られて初めて声が漏れた。
一瞬何かを期待してしまった身体が物足りなさを訴えている。
「もっと欲しかったのか?」
そう申されながら、櫻井殿は既に立ち上がり身支度を始めておられる。
「もはやこちらから与えてなぞやらぬぞ。欲しければ次はそなたが我が元に参れ。」
その様なこと出来ようはずもない。
「兄上にお願いいたすなり、逃げ出すなり、寝首をかいて国主の座を奪うなり……」
私は震え上がった。その私に楽しげな笑みを残し、櫻井殿は国へ戻って行かれたのだった。
690異母兄弟戦国風味36:04/04/04 01:03 ID:OVmM84KW
 結局、私はこの夜限り櫻井殿に二度とお目にかかることはなかった。
私には言い当てられた己の内実を認めることができなかったし、もとより兄から逃れて他の御方の元に参るなど考えられぬ。
尤もこの盟約は何故かすぐに手切れとなってしまったから、私はこれ幸いと心惑わす事々を忘れ去ることにしたのだった。

 代わり…と言うべきか、その後私は次々と盟約の道具として用いられるようになった。
隣国と盟約を結ぶにも婚姻の具となる娘も親族も持たない兄は、櫻井殿のことに味をしめてか、せめてもの手土産代わりに私を使ったのである。
何があっても先方のご機嫌を損ねてはならぬと、仕舞にはあらゆる手練手管を用いて武将達の心を虜にせよと厳命され、先方が僅かでも難色を示せば怠慢と責められた。
ここに至っては私ももはや己の性を認めざるを得なかった。
私は瞬く間に遊び女のようになっていった。

 その頃の私は3日に上げず武将達の床に上がる生活だった。
いつ迎えが来るかわからぬから、毎朝起床するとすぐに身体を清め菊門を解いておく。
長く伸びた髪をせめて頭の後できつく結わき、与えられた女物の着物を纏うと母の化粧道具で貌を塗り飾るのだ。
化粧をした私は驚くほど母に似ていた。
この姿で幾人もの男達に自ら身体を差し出すのは許されぬ冒涜に思えた。
初めの頃は鏡を見る度あまりの惨めさに泣き崩れ、幾度も幾度も化粧を直したものだ。
しかし、一旦床に上がれば私はまさに淫らな奴隷であった。
身に付いた甘い声で誘い、すっかり慣れた手と口とで相手を煽り立てる。
僅かな愛撫にも敏感に感じ、全身を反応させられるようにもなった。
武将達は皆、私を貪るように抱き、激しく犯した。
名などひとりとして覚えてはいない。私の目には、彼らは皆一様に映った。
ある意味兄と同類。弱者を貶めることで己の弱さを被覆しているような、そんな者達ばかりだった。
彼らは残虐とさえ思える攻撃性を誇りとし、失神するほど非道く攻め立てては自慢げに「好かろう」などと繰り返すのだった。
そんな彼らを満足させることを強いられた私は、非道の中に快楽を求めるようになっていった。
苦痛の中の一点の快感を貪欲に追い求め、涙ながらに喘ぎ、血を流しながら好がった。
691風と木の名無しさん:04/04/04 21:29 ID:4bSLUEMo
トリプルで(*´д`*)ハァハァ
692此処カラ始マル3:04/04/04 23:09 ID:dxwSRHNG
>688の続きでつ

 スーツのジャケットを脱がされ、Yシャツのボタンが弾け飛んだ。
その瞬間、涙が零れ俺の頬に伝う。
「先輩…。」
首筋から、胸に掛けあっちこっちに椿の様に紅い花を咲かせていく。
胸の突起に到達した時、頭の裏側が弾けたかの様に何か電流が流れ込んできた。
杉田は、俺の乳首を口に含むと優しく舐め上げたかと思った瞬間カリっと噛みながらもう片方の手で左の乳首を摘んだりねじったりしている。
頭では、男だと分かっていても体の熱が自分でも抑えられないようになってきていた。
「くふ…んんっ…ん……」
「色っぽいです…いい顔。」
呼吸が苦しくて、どうにかなりそうだ。
「苦しいですか?先輩。」
無言で、何度も涙しながら必死で頷く事しか出来ない。
「なら、懇願してみせてくださいませんか?誠意って、よく部長が言ってますよね。」
 掛けていた眼鏡を、外され殆ど視界がぼんやりとしか見えなくなってしまう。
眼鏡を、外されると俺の視界は物の片鱗がなんとか分かる程度にまで落ちてしまう。
「ほら…どうしましょうか?先輩…」
 さっきまで、撫で回していた手をいきなり離される。
どうしていいかも分からず、俺はとっさに土下座しか思いつかなかった。
両手は、まだ縛られたまま何とか立ち上がるとそのまま膝を下ろし土下座をした、
「そうではないんですよ。脱いで、俺に向かって腰を浮かしてお尻を突き出してください。」
酸素が、足りなくて呼吸困難を起こしている俺はふらふらしながら立ち上がると。
手を縛られたネクタイを、解かれ俺は下半身を自らさらけ出すと床に膝ま付き腰を浮かせあられもない格好で体の熱は寄りいっそう増していく
「ふふ。感じてるんですか?男でも?でも、俺より先に行かないでください。」
さっきまで、手首を縛っていたであろうネクタイで今度は立ち上がっている自身を縛り上げた。
「!!!!!」
693此処カラ始マル4:04/04/04 23:19 ID:dxwSRHNG
 声にならない痛みで、涙が幾度と無く流れる。
「さ…これからが本番なんですしっかりしてください。」
「んんんっ!!!!」
 首を振り必死で逃げようとしてみてもがっしりと腰を掴まれ身動きが取れない。
杉田は、微笑みながら俺の口に入ったネクタイを抜き取る。
ネクタイは、飲みきれなかった唾液がネクタイに糸を作り出し伸びていった。
「ほら、濡らさないと…痛いのは、先輩ですよ。」
その濡れたネクタイの先端を、俺の汚い所に先を無理矢理突っ込んだ。
「痛!やめないか…!!!こんな…こと…しても…いい…と思って…るのかっ…ん…」
「大丈夫です。」
(何が大丈夫なんだ!早朝とはいっても、いつ何時人が入ってくるとも限らないじゃないか。)
そこを、少し濡らしながらネクタイを抜き変わりに指が入ってくる。
ネクタイは、そのまま俺の視界を完全に断った。
暗闇の中、指の潜入が段々と増えていくのが分かる。
そこからは、痛み以外何も生まれない。
必死で、何も感じないように何も考えないようにしていても痛みが変わる事はなかった。
指が、等々3本位入った時。
「先輩…何故、何も言わないんですか?…これでも?」
 指が、突然中の何かを擦った瞬間自分でも信じがたい声が出ていた。
「やぁ…」
「何か、お嫌でしたか?」
そこを、中心に刺激され下半身がどくどくと脈打つのがわかった。
「っぅ……ん、ん……っ、ひ……ぁんっ……」
「凄い綺麗です。先輩…先輩入れますが宜しいですよね?」
「やめないか…ッ」
指が抜かれ、代わりに熱を帯びたのもが当てがえられると一気に奥まで貫かれた。
694此処カラ始マル5:04/04/04 23:34 ID:dxwSRHNG
「────ッ!!!」
 痛さで、頭が真っ白になり俺は意識を手放そうとした瞬間に腰を持たれ激しく揺り動かされる。
手放しそうになった意識が無理矢理引き戻される。
そこは、初めての痛みに耐えかね油分代わりに切れた皮膚からは出血し潤滑となって濡らしていく。
「はぁはぁ…気持ちいいですよ。ほら、こんなに締め付けて…綺麗…」
「止め…っ…」
「お嫌なん…ですか?」
 いきなり、さっきまで入っていたものが抜き取られ目の視界を奪っていた布が引っ張られた。
そのまま、無理矢理立たされると机に手を置くようにし尻を再び向ける無様な格好をさせられた。
「もう、いい加減に…してくれ…なんなんだ…くっ。」
「おしゃる意味は、分かるのですが。先輩のここは、違う様ですよ。」
 皮肉っぽく言うと、欲望を締め付けていたネクタイが解かれそこを握り締められる。
「ほら?いいんですか?そのままでも?」
 手の動きが、段々と早くなると俺は頭の奥で目覚めた何かが動き始め杉田の手に欲望をはきだしていた。
呼吸を整える暇も無く、さっきのように一気に貫かれる。
今度は、さっきの出血によりすんなりと飲み込むと今度は奥でむず痒い何かがあってそこを必死で刺激してほしくて自ら腰を揺らし始めていた。
「先輩が好きです…前から…ずっと…好きなんです…」
「ひっ、うっ…んんんっ…はぁんっ…」
その動きは、激しさを増して静かな会議室内に肉のぶつかりあう淫らな音がよりいっそう激しくなっていく。
「…すいません…出します…う…っ…!」
「ぁぁぁぁぁ────!!!!!!」
 欲望が、全て注ぎ込まれた瞬間俺も達していた。
自信欲望が、床にしたたれ雫が足を伝う。
695異母兄弟戦国風味37:04/04/05 17:37 ID:/OnHLwHY
 盟約の交渉が多くなるにつれ、兄は益々感情の起伏が激しくなったように思われた。
盟約が成ったときなどは私に笑顔を見せるほど上機嫌のこともあったが、床の接待に上がった後は大抵不機嫌で以前にも増して私に辛く当たった。
兄の命に従い、我が身を丸ごと投げ出して猛る男達のご機嫌を懸命に取り結べば、それを望んでいたはずの兄は私を詰り罵倒し折檻を加えた。
事を終えた朝、兄が検分にやって来る。
まず菊門を検め、房中の事を細々と問いただす。
隠しだてしたり誤魔化しが知れれば、まず無事ではいられない。
私ももはや幾度交わったも、己が幾度達したも、臆面もなく口にするようになっていた。
兄は決まって「犬畜生にも劣る薄汚れた淫乱」と、「男の床に上るしか能のない役立たず」と私を罵倒した。
機嫌が良ければこれだけで許されることもあったが、大抵は接待に手抜きがあったとか、あるいは兄以外の男になびき謀反を企んでいると折檻され、兄のものであることを身体に刻み込まれた。
これで納まらなければ、更に情事に汚れた身体を城の大柱に晒されたり、一晩中水垢離をさせられたこともあった。
そして兄の機嫌は確実に悪化し苛立ちは日々確実に増幅していたが、私には政治向きの問題なのだろうとしか予想がつかなかった。
696異母兄弟戦国風味38:04/04/05 17:38 ID:/OnHLwHY
 その日、兄はたいそうな剣幕で私のもとにやって来た。
部屋に入るなりいきなり私を足蹴にし、臓腑が千切れるかと思うほど踏みつけると、着物を剥ぎ取って素肌に鞭をふるった。
「この謀反人めが、ついにこの兄を国を売りおったな!?」
「何の事やら…」
「黙れ、売国奴がっ! 全て露見致しておるぞ。」
兄はそう言うと、汚い文字を書き散らした安紙を投げて寄越した。

南関桔梗のお山には許り美兒のござるか
通はす文に書ける名も無き野のかやなれど
隠れたる花の麗しき
数多念者のあらはすなり
拝むれば鬼の心も忽ち惑はす
観音菩薩のにほひたつ芳し芳し
いかでねぶらでおらりょか

読んで私は赤くなりそしてすぐに青くなった。それは明らかに私のことを詠った戯歌だった。しかもあの絵姿の写しと思しき画まで添えられている。
「先頃、市の門に出された落書だ。」
「鬼も惑わす手練手管で何をした?」
兄の手が私の首を締め上げる。声も上げられず必死に首を振ったが、兄の手は弛まなかった。
「余の盟友を尽く籠絡し何を企む? この兄に取って代わろうとてか?」
紅く染まった視界の中、まさに鬼の形相の兄の顔が迫ってくると同時に股間に鋭い痛みが走る。
兄が私のものを踏みつけにしているのだった。
驚いたことに、この状況にあって私のものは見事に反応していた。
「成る程観音菩薩とはようも言うたものよ。折檻も悦びに変えるか。」
足裏でいたぶられ、凶悪な眼に射抜かれながら私は吐精した。
697風と木の名無しさん:04/04/05 18:44 ID:Sxy20UsE
花夜タン…!!(*´д`*)ハァハァ (*´д`*)ハァハァ
読んでて非常に萌えるんですけど、なぜか花夜タンを応援したくなる。
ガンガレ花夜タン!エロいよ花夜タン!
698風と木の名無しさん:04/04/05 19:51 ID:IqN0sZ2C
戦国風味タン(・∀・)イイ!
毎回続きが楽しみで(*´Д`)ハァハァ
699風と木の名無しさん:04/04/05 20:07 ID:rU7tzckK
戦国風味タンGJ(*´Д`)ハァハァ
花夜タンがんがって(*´Д`)ハァハァ
700風と木の名無しさん:04/04/05 21:27 ID:IiSnufYs
戦国タソ、花夜タソを漏れにください。(*´Д`)ハァハァ
701風と木の名無しさん:04/04/05 21:32 ID:dRbLuuHG
花夜タンは漏れのものだ!(;´Д`)ハァハァハァハァ
702鬼畜研究所・少年課4:04/04/05 21:42 ID:Fv5e25Ak
>687

まだ快感にならず、ぎこちないので陰茎をしごいて誘導。
「ほら、もっと手の中に集中して、ね」
うつむいてストレッチャーに目を落としている被験体の顔のそばで話しかけ、耳朶を舌で愛撫。
当惑している表情が露見。握る圧を上げ、アナルの刺激を一時だけ規則的にしてやる。
「あ…あ…」
「顔下向けちゃダメ。こっち向いて」
顔を見ながら観察。目を見つめてやると、頬が紅潮。急かされたように腰振速度向上。
「…んぅ…」
「気持ちいい?」
「は…い…気持ち、いい…」
「いいよ。そのままもっとやって」
やっとコツを得た。私の顔を見たまま本能的な腰つきで手の輪の中に規則的に出し入れするようになる。
アナルでの矯正回数が減ってくる。
「いいよ…」
顔を横向けていられないほど快感を獲得。下向き乃至はやや斜め上に顔を振る動作を確認。
正面を向いたまま股間のみに意識が集中、視線を一点で止めたまま焦点を放棄、腰振に勢いがつく。
つたないながらも格好がついてきた。勢いが止まらず、アナルから指を抜いても動揺ナシ。
「上手になってきたよ」
耳朶、首筋を唇で刺激。うなじから背にかけて肌の粟立ちを視認。体温やや上昇。
テンションを維持させる。腰、太ももの内側、胸などを撫でる。反応あり。
「あ、はぁっ」
持続力に難あり。反応後、腰が引け、勢いに少々の衰え。
「もう疲れちゃったの?」
鎖骨、乳首なども刺激。嫌がるように首を振る。
「ね、もう一度、ちゃんと振ってごらん」
陰茎再度刺激。肩を突っ張らせながらの腰振。今度は上首尾。無心に動きを追い始める。
経過観察。私が顔を寄せると首根に鼻面を埋めたがる。頭を支え切れなくなってきたらしい。上々。
髪を撫でてやる。手を置いただけでカックリ首が傾ぐ。
「じゃあ、楽にしよう」
703鬼畜研究所・少年課5:04/04/05 21:43 ID:Fv5e25Ak
ここで仰向けに返すとき、テンションの低下を招かぬよう細心の注意が必要である。
膝で立たせると陰茎への刺激を失って、不安そうにキョロキョロする。肩や頬、腹などをまんべんなく
愛撫しながら尻をつかせ、上半身をストレッチャーに倒す。自然に足がしまり、閉じて腹につけようと
丸くなる。乳首など、性感を得やすい部位を刺激、まずは横に倒して陰茎を確保、その後仰臥姿勢。
「あ…」
「膝、立ててもいいよ」
膝を立てさせる。力が入りやすくてよい。導入には適した姿勢である。
「今度は、仰向けで上に振ってごらん」
さっき出来なかったことを今やれと言うのは難しいものである。誘導のために陰茎刺激。
釣られて腰振再開。上に腰を突き上げるような動作は更にテンションの持続が難しい。特に最初は。
しばらく愛撫で誘導を続ける。腰振したら首から上、耳や鎖骨などの皮膚の薄い部位を唇で愛撫。
持続してきたら、アオリを加える。しばし目を閉じて愛撫を感受するのが見受けられる。
「あ……あ……」
集中させるため、刺激を乳首だけに限定。唇で片乳をふさぎ込み、舌をつけたまま吸う、唾液を垂らすを
繰り返す。脇に唾液が伝っただけで陰茎が反応するようになった。
「あっあぁっは」
ビクッとしたとき、強い性感があったようだ。目を天井に据えて腰から下だけをビクつかせるようになった。
そのまま本格的な腰振になるまで乳首を吸いながら観察続行。
顔面さらに紅潮。発汗あり。心拍、脈拍共に上昇。陰茎はこのとき、決して規則的にしごいてはならない。
腰振で快感を得る直前と直後、2、3度素早く不規則に快楽を与えてやらねばならない。
不規則な波を追ううちに腰振動作を体で覚えさせること。疲労で動きが鈍くなったときにも
新たな快楽を与えてやる。事実、被験体はつま先立ちで、両手はストレッチャーのカバーを握り、
痙攣に近い腰振を繰り返すようになってきた。顔をのぞいても、私の視線に反応しない。
下半身の快楽に没頭している証左である。非常に好ましい。
乳首を甘噛み。反応は即あり。
「っきゃっ」
私の存在に今気づいたように、潤んだ目で視線をよこした。
704風と木の名無しさん:04/04/05 22:45 ID:7hJhjyuH
>腰振速度向上
って所で喰ってたミネストローネを吹き出してしまったw
705風と木の名無しさん:04/04/06 00:32 ID:66l+iE3C
ミネストローネを食いながら801を読むつわものがおるとは…
706風と木の名無しさん:04/04/06 02:44 ID:Ux/ptwOx
辛みの効いたメンマをつまみにビールを呑みつつ戦国タソを読んで、
萌えのあまり吹いて鼻が大変なことになったことがある。
707風と木の名無しさん:04/04/06 06:52 ID:bmFkXEZU
>>706
ちなみにどこで?
708風と木の名無しさん:04/04/06 11:14 ID:Ux/ptwOx
>707
↓確かこのへん
>690 私は瞬く間に遊び女のようになっていった。

笑えるって訳じゃなく、端的で萌えなのはすごいなあ、と。
「ウホッ」と思った瞬間、ビールに乗って鼻に「穂先メンマやわらぎ」が詰まった。
709異母兄弟戦国風味39:04/04/06 15:23 ID:7uduYwO7
>>696 続き

「おのれ、余を愚弄し国を愚弄するか!」
兄の鉄拳がとぶ。いまだ痙攣の納まらぬものを力任せに踏み付けられる。
私はただ涙ながらに許しを乞う。
それで許されることなどないとわかっていても、私にはそれしかしようがない。
「その涙も人を惑わす毒液か? その眼で誘うて幾人味方に引き入れた?」
「皆兄上様のお味方にございます。」
「もはや騙されぬぞ。己には何の邪心もないと、いかな境遇にも清く慎ましく耐えておると清貧を装い、余を悪に仕立てたな? 哀れを誘うその眼が一番の罪じゃ。」
殺気を感じた。しかし、仮にも一軍の大将たる兄に適うはずもない。
危ういと思ったときには、視界が真っ赤に染まっていた。
「あああああああああーーーーーーーっ!」
痛い。熱い。ドクドクと血が溢れる目を押さえのたうちまわる。
兄の嘲笑う声が頭の中にけたたましく木霊する。
「ならばご成敗を! ひと思いにこの馘はねて下さりませ!」
これまで何としても口にできなかったことを私はついに叫んだ。
何故にこれまで耐えに耐えて生きてきたのだろう。
その年月が悔やまれる。こうして手を拱く間にすっかり変わってしまった我が身が悲しい。
しかし、そんな心からの叫びも兄を微塵も動すことはなかった。
血を見て猛った兄の行動は常と何ら変わらない。
兄は笑いながら私の髪を掴んで引き摺り、仰に転がすと脚を抱え上げた。
710異母兄弟戦国風味40:04/04/06 15:24 ID:7uduYwO7
「いやだあぁー! いやだ、いやだ、はなせぇぇー!!」
私は初めて兄に抵抗した。童のように脚をばたつかせ、めくら滅法に暴れた。
怒った兄の刀が体中に振り下ろされる。鞘尻で喉を突かれ、胸を突かれ、急所を突かれる。
「ころ…せ。も、う…いや…だ。ころせぇぇーーっ」
これほど憎いのなら、何故生かしておくのだ。国を売ったと言いながら何故成敗しないのだ。
私が暴れる力をなくすと、兄はガダンと刀を投げ捨てた。
脚を捕られ身体を折られるのにもはや跳ね返すことも叫ぶこともできない。
穿たれ擦られ這い上がってくる快感にだけは何としても抗いたかった。
嫌だ、嫌だ、嫌だ、嫌だ、感じたくない、感じるものか…私は懸命に身を制した。
「いや………だ……あ、あ、あぁ………はぁ……」
しかし、いつしか耳に届くのは感じきった甘く切ない声。それに兄の高笑いが被る。
「死んで終わりになどさせぬぞ。余は父とは違う。そなた如きの恨み辛みなど、この兄には無に等しいのだと思い知るがよい。余の力とくと見るがよい。」
兄は己の欲望を存分に吐き出し、快楽に負けた私を散々に嘲笑って去っていった。
これが、私が見た最後の兄の姿だった。


 その後、2日ほどを私はほとんど床の中で過ごした。
身体の痛みもさることながら盲いた目では身動きもとれず、汚れた身体をろくに清めることさえできなかった。
死のうにも、どのみちこの屋敷には武具どころか剃刀ほどの刃物もない。
兄の怒りからか食事も届けられなかったので、私はこのまま干からびて死ぬつもりでじっと横になっていたのだった。
だから、城内を包む張り詰めた緊張感に薄々感付いてはいた。
訳のわからない不安を感じてはいたのだ。
711異母兄弟戦国風味41:04/04/06 15:26 ID:7uduYwO7
 その朝、夜も明けきらぬ城内に突然太鼓や法螺貝の音が鳴り響いた。
兵の走り回る足音もひっきりなしに聞こえてくる。
戦だということはすぐにわかったが、いつもの出陣ではなく籠城戦だと気付いたのは、愚かにも敵方の鬨の声を聞いたときだった。
そう、城は囲まれていたのだ。
――負ける
それは確かな予感だった。
兄は私を差し出して盟約を結んだ武将達に尽く裏切られたのだ。
その失態を私に転嫁し、不安を払うために私を折檻したのだ。
そんな兄に勝ち目のあろうはずがない。
城門が破られ敵の軍勢が雪崩れ込む音を、私は薄ら笑みさえ浮かべ聞いていた。
兄が慌てふためき、ただ無意味に叫き散らしている様が目に浮かぶ様だ。
暫くすると、風に乗って焦臭い匂いが漂ってきた。城に火が放たれたのだ。
炎の気配が近づくにつれ、逆に戦の音は遠ざかっていった。
戦は終息に近づいたいる様だ。
兄は討ち死にしたか、あるいは自害して果てたのだろうか。
こんな片隅の屋敷に忘れ去られた私にはもはや関わりのないことだ。
この刹那、私を見捨てず救いの手を差し伸べてくれるのはもはや炎だけだった。
火の手は確実に迫ってきていた。
私は祈る様な気持ちで全てを焼き尽くしてくれる炎が届くのを待っていた。
炎はこの惨めな姿を消し去ってくれるだろう。そうして私はあらゆる苦しみから解放されるのだ。
屋敷の裏手からパチパチという音が聞こえてくる。間もなく煙が流れ込んできた。
いよいよ…と思ったそのときだった。
712異母兄弟戦国風味42:04/04/06 15:28 ID:7uduYwO7
「名を名乗れ」
不意に降り注いだ声に立ち上がろうとすると、胸に切っ先が突き付けられていた。
「某は柚木政親が家臣、柿崎籐兵衛。お味方か敵か即、名乗られよ。」
人の気配は四方を囲んでいる。もとよりこの目では逃げるも戦うも叶わぬ。
「花夜…苑部杜通が弟…」
次の瞬間刀が振り下ろされ全てが終わる…と思ったのは全くの予想はずれだった。
いやな間が過ぎる。
やがて、くすくすと下卑た笑いが漏れ聞こえてくる。
カサリと微かな紙音を聞いて私は寒気立ち、震えだした。
「なるほどなぁ」
あからさまな舌なめずりが聞こえる。
兄が置いていった戯歌の写しを見られたのだ。
「殺せ! 私は城主の弟だ! 殺して頸を持って行けっ!」
私は狂ったように叫き散らしたが無駄だった。
この惨めな姿を見て城主の弟などと誰が信じるだろう。
この兵共にとって私の頸など何の価値もない。生かしておいてこそ戦利品にもなろうというものだ。
私は兄の呪言を聞いた様な気がした。


 終
713風と木の名無しさん:04/04/06 15:55 ID:jQrUgmxz
花夜タンーーーーーー!!。・゚・(ノД`)・゚・。。・゚・(ノД`)・゚・。。・゚・(ノД`)・゚・。
泣かせてくだちい…
714風と木の名無しさん:04/04/06 16:23 ID:NEp6VTiv
戦国風味タン乙可憐でつた・゚・(ノД`)・゚・
GJ!!!(*´Д`)ハァハァ
他の職人タソもがんがって_| ̄|○ノ
715風と木の名無しさん:04/04/06 16:30 ID:EMNqwUiy
戦国風味タン乙です…。
ナミダガトマラナイヨ。・゚・(ノД`)・゚・。。・゚・(ノД`)・゚・。。
716風と木の名無しさん:04/04/06 19:55 ID:66l+iE3C
花夜…、かやーーー!あんたを抱き締めてあげたいよ!!!なんかもう愛しいよ!!
そんな気持ちにさせてくれた戦国タン、ほんとにありがとう。次回作もまた書いて欲しいです。
717風と木の名無しさん:04/04/06 21:20 ID:omP7wRoo
戦国風味(;´Д`)スバラスィ ...ハァハァ
萌えました。アリガト!(´▽`)
718鬼畜研究所・少年課6:04/04/06 22:08 ID:mp3r3W+Z
>703

「あ…ぅ…ハァ」
「わかってきた?」
「ん…ん…」
続けさせる。アナルへの挿入無しに自分の動きだけで、自慰とは違う快感を得られることに夢中だ。
もうしごいてやらなくても動きが止まらない。不規則なしごきを与えると、即射精しそうな勢いでビクつく。
この感覚を刻みつけるために、なるべく長時間持続させたい。注意の分散も兼ねフェラチオさせる。
顔を横向けさせ、私の陰茎をくわえさせる。トロンとした目で意識も散漫。
しなさい、と促すと勢いよくしゃぶりだした。この若さだと射精衝動が極まっている時に、別の部分をゆっくり動かすなどということは出来ない。
腰と同じ勢いで舌がむしゃぶりついてくる。唾液が垂れるのにも注意を払っていない。もともとフェラチオの評価は高いのだが、かなり良く仕上がっている。口内に射精。精飲させる。
「っはっ、っはっ」
呼吸のために一度抜く。
「上手だったね、もう一回」
思考力はかなり低下している模様。返事もせずすぐまたしゃぶり始める。しゃぶりながらの腰振が様になってきた。
私が勃起したところで少し後ろに下がると、口と舌が追ってくる。何回か下がる距離を広げると顔ごと吸いつこうとして、舌が空を掻く。一度深く挿れ直し、えづかせてから抜く。
「っはあっ」
苦しかったのか涙目。足側に回り込み、注意を再び下半身に誘導。
手の圧を上げる。
「ああっあっ!」
全身で性感を示す。陰茎が充血して血管の脈動がはっきり感じられる。
「どう?もうイキたい?」
「っいき、た、…い!」
719鬼畜研究所・少年課7:04/04/06 22:10 ID:mp3r3W+Z
基本的に自慰以外で被験体が独りでイくことはここでは許されていない。
「イかせて…く…ださい…」
「ほんとにもういいの?」
焦らすと背中がストレッチャーから浮くほど激しく下肢を振るう。
「出しやすくしてあげようか」
足をさらに開かせ、私の陰茎をアナルに挿入。快感によると思われる痙攣。陰茎を強く圧迫して射精阻止。
快感は他人から与えられるものだということを常に意識させる。内部の収縮が強くて状態はかなり良い。
すばやく突き上げる。被験体の口は開いたままだが声が出ない。極まっているとき声が出ない個体は
3P用に仕上げても面白かったのではないか…とふと疑問を感じる。
アナル内で射精。被験体のあえぎはもはや痙攣との区別がつかない。手の中の陰茎にかなりの熱を感じる。
顔をのぞくと目の焦点を失っている。呼びかける。
「イッていいよ」
「んあぁっ!」
手を緩め一回上下しないうちに射精。勢いを避けきれずに私の眼鏡に付着。全身を震わせての射精の後、ほとんど意識を失った様相。覚醒させる。
覚醒しても目がトロンとしたまま。まだ息が治まらず、言葉は引き出せない。落ち着くのを待つ。
「気持ちよかった?」
かなり強い快感だったのだろう、ろれつが回っていないが回答。
「…きもちよかった、です…」
「そう…だんだん上手くなっていこうね」
新しい項目の習得では1セット3回が基本だ。
「じゃあ、もう一回」
精液のまだ温かい陰茎を握ってやると、一瞬ビクッとするが、今度は自分から腰振を始める。
2度目は私の陰茎を挿入せず、指だけで刺激してやるともどかしいのか激しく暴れ、射精までに時間がかかってしまった。
3度目は最初から高いテンションで性感を獲得、かなり良い動きを示すようになった。
「はぁ…はぁ…あ…」
流れるほど発汗した頬を撫でてやると、うっとりしたような目を開けた。
720風と木の名無しさん:04/04/07 00:00 ID:B5+jT+5V

 君の為にやったのに、何故なんだ君は僕から離れてしまうのは。
こんなにも、愛しいのに君は離れていく。
 そう。いっそ僕のものにしてしまおう。
僕の、モノだけのモノに…


「沖先生、さようなら〜」
「気よ付けて帰るんだよ〜」
「は〜い。」 
 部活も、終わり最後の生徒を送り出した先生は最後まで生徒を見送ると門錠を掛けたのを確認してこっそりと後をつけた。
時計を、確認すると時刻は8時に近づいていた。
先生は、そのまま職員室に入ると直ぐに出てきて隣にある職員専用のロッカーに入ると僕はこっそりドァに近づこうとした瞬間に後から先生と同じ学年の中藤先生が入っていった。
あのまま、入っていたらかなりやばかったのかもと思うと背筋が少しひんやりとした。
そのまま、かなりの時間が経っただろう中々出てこない。
少しならいいだろうと、ドァに耳を傾ける。
中からは、微かにだけど聞き取れる程度の声が聞こえた。

「中藤先生…駄目です…まだ、生徒が居ないか点検しないと…」
「もう、こんな時間まで残ってる生徒なんていませんよ。それより、帰りまで我慢出来るんですか?」
「ん…ここでは…駄目です…」
 二人の会話を聞いていると、体の奥が熱くなっていくのがわかる。
思わず、入り込みそうになりながらぐっと堪えもう少し様子を聞くことにした。
 
721風と木の名無しさん:04/04/07 00:33 ID:HfSk2lhT
>>720
あえて野暮な突っ込みを入れさせていただくと
「気よつける」 → 「気をつける」
「耳を傾ける」 → 「(ex)そっと耳を近づけた」

耳を傾けるというのはプールで耳に水が入った時にトントンする場合か、
誰かが誰かの話を(対面などの会話で)意識して聞くという描写でこのバアイ(盗み聞き)
には正しくないと思われ









っつか、これまでもが仕掛けネタだったら漏れはこの場で腹かっさばいて詫びる
722720:04/04/07 00:53 ID:B5+jT+5V
>721
仕掛けだったんでつが_| ̄|○
就業の旅にいってきまつ_| ̄|○

お目汚しスイマセン…_| ̄|○スイマセン…スイマセン
723風と木の名無しさん:04/04/07 00:59 ID:HfSk2lhT
ごめん、じゃ腹かっさばいてくる。
ニワトリ仕込みにいくからちょっと待ってて…_/ ̄|○ il||li
724風と木の名無しさん:04/04/07 01:16 ID:+bta4N5J
>720=>722タソ
就業してもいいが、続きヨロ。気になるじゃねーか!!
725風と木の名無しさん:04/04/07 09:45 ID:MCymw6Fc
ほんとだよ。気長に待ってるぜ!
726風と木の名無しさん:04/04/07 11:18 ID:qcCBBsts
>戦国風味
兄と花夜が決して心通わすことはないと思っていても、
それを望まずにはいられなかったです。・゚・(ノд`)・゚・。

>研究所
淡々と進んでいく調教(;´Д`)ハァハァ

>720
いい、いいんだよ。(;´Д`)ハァハァさせてくれれば…。
727風と木の名無しさん:04/04/07 11:20 ID:+HAPitn7
待ってる待ってる
まるっと>>721は記憶から消しておくから
戻っておいでー
728風と木の名無しさん:04/04/07 12:32 ID:T7GprJk2
中世タン…
729風と木の名無しさん:04/04/07 13:17 ID:Zz+5FOU5
>>728
中世タソはこっちで連載中っすよ
http://ren.bbspink.net/801/play/index_i.html
730風と木の名無しさん:04/04/07 13:19 ID:Zz+5FOU5
間違えましたこちらです↓
http://ren.bbsnow.net/801/play/index_i.html
731風と木の名無しさん:04/04/07 16:55 ID:cxwo+ABv
見れない………(´д`;)
732鬼畜研究所・少年課8:04/04/07 22:18 ID:aCBaQa3v
>719

「休もうか」
肩を起こしてストレッチャーから降ろす。てのひらが滑るほど多量の発汗。かなりふらついているが支えて研究室へ誘導。
研究室は教習室とつながった指導員の準備室兼私室である。書類作成に必要なもの一式、簡易ベッド、ユニットバスなどから成る。
基本的にはプライベートルームである。ここでは教習室の制約は及ばない。私語しても良い。唇へのキスも、軽い食事も、基本的に何をしても構わない。
被験体に水を飲ませ汗をふかせる。呼吸が平素に戻り背筋に力が入るようになる。肩胛骨の浮いた背を撫でてやると振り向いた。
「こっちおいで」
簡易ベッドに並んで腰掛け、ニックネームを訊ねる。この少年達の名前は伏せられていて、呼び名として花の名前があてがわれている。使い回しなのでもう何代目の花かもわからない。
この子は『ラン』だと答えた。
水を飲み干したところで中途半端に抜けている服を全部取り、全裸にする。心細そうにすくむので、ゆっくり押し倒す。体をすっぽり包んでやるとホッとしたのか力を抜いた。
研究室は休憩場所だと言ってあるがそれは建前で、実際はここでの行為も教習項目に入っている。
直前まで教習室で学習させたことを実地で試みるのが本当だ。要は、どれだけ身に付いたか、実際に自然に(見えるように)セックスしてやって確認する。それは被験体には伏せてある。
時間はなるべくおかない方が良い。ある程度のリラックスも必要だ。
疲れたのか顔をそむけるが、唇にキスしてやる。実際いつも研究室では求められることがわかっているので、それほど抵抗はない。立て続けに激しくイッたばかりなので、疲れているのか敏感になっているのか、鳩尾や肩が震えている。
力の入った腕をやわやわと押し戻すと、今度は体を滑らせて逃げるような仕草をする。もう一度唇にキス。
私よりは一回りは小さな唇を、完全に塞ぐように執拗に舌でなめ続けると、頬を赤らめて私を見つめ返してきた。
733鬼畜研究所・少年課9:04/04/07 22:21 ID:aCBaQa3v
「せんせい…」
「なに?」
「僕はどうなるの?…」
研究室でただ一つしてはいけないことは、将来に関する会話である。下手な希望や絶望をいたずらに与えないためだ。ただし、近い将来を不安に思わない被験体はいない。
「気持ちよくなるだけだよ」
そのまま押さえつけて首筋から鎖骨、脇腹、下腹部へと舌を這わせ、陰茎には触れずにそのまわりをなめた。
「う…はぁ」
なにも考えさせないようにしなくては…とカルテの注意書きを思い出しながら、特に好むという場所を重点的に愛撫した。『ラン』はほどなく、例の極まりすぎて声が出ない状態になってしまった。
「感じるの、早いね」
「あ…はぁ…んんっ…ぁあああ!」
勃ちあがった陰茎の先を指で撫でただけで、腰を引いた。
「私を脱がしてくれないかな」
自分で陰茎をこすらないように、両手を使わせる。ブルブル震える両手でネクタイを解かせ、Yシャツを脱がさせる。
Yシャツを肘まで抜くと、私に抱きつくような形になる。ちょっと体を前に出すと胸と顔がついた。顔が熱い。
「あっ」
手をほどいてやや乱暴に足払いをかけ引き倒す。素早く転がして腰をとらえ、私の陰茎を挿れる。と同時にランの陰茎を握る。
ビクンとすると、私の手の中に腰を振った。反射的なもので数十秒しか保たなかったが、学習した動きであった。弱々しくて滑稽なほどだったが、回数を重ねさせればいけるだろう。
それよりも予想外にランの体内が熱く、教習室の比ではない締めつけを示すので、私は夢中でランの中を突いた。
ランはビクビクと意志では制しきれない痙攣をし、私を肩越しに2度ほど振り返ったが、射精時はほとんど我を忘れた様子でもう一度、私の手の輪の中に陰茎をすりつけた。
734風と木の名無しさん:04/04/07 22:42 ID:Jhm6QCIL
少年課様>淡々とした描写にものすごくハァハァさせられます.....
735風と木の名無しさん:04/04/08 00:13 ID:w55qCqUA
ランの「せんせい…」に萌えですよ。従順なランに萌え萌えですよ。
736720:04/04/08 00:49 ID:RhLf8kyt
>723
漏れの修行不足が至らずスマソ_| ̄|○

>724-727
ありがd
こんな、修行不足な漏れですが_| ̄|○
最後まで書いてみます…
お目汚しですが…_| ̄|●スイマセン スイマセン
737学校の先生2:04/04/08 01:57 ID:RhLf8kyt
>720
色っぽい声で先生が
「駄目ですって…」
「先生のそこは、絶えられないみたいですけどね?」
「ぐっ……」
 中の様子が、気になって気になってやきもきしていると突然にドァは開かれそのままの勢いでその場に倒れ込んだ。
「濱口君!!!」
 うっすら目を開けると、先生が蒼白な顔をして僕を見ている。中藤が、薄っすら笑みを浮かべ見下げながら
「どうしたの?もう、とっくに帰宅してないといけない時間でしょ?」
 倒れたままの、僕の腕を掴むと勢いよく立たせられる。
何も、答える事が出来なくてただただ突っ立ていると
「濱口君…?一人で、帰れる?」
 先生が、心配そうな顔で覗き込んだ瞬間に中藤が先生の髪をひっぱり唇に合わる。
余りの、突然の出来事に僕は目を見開いたままただ見てる事しか出来なかった。
舌が絡み、呼吸が荒くなっているのが手に取るようにわかる。ようやく、キスの呪縛から解かれた先生の顔はコレまで見たことが無いくらい色っぽくて艶っぽくて下半身が反応しそうなのを必死で堪えていた。
「な…何するんですか!濱口君がいるのに!!!」
「だって、濱口は先生が好きなんだもんな?」
「!!!」
「濱口…君…?」
 中藤が、くすっと笑った。どうにもならない気持ちで、この場から脱兎したいのに余りの衝撃で動けない。
体が、小刻みに震えているのが自分でもわかる程だった。
「濱口君の、気持ちかなえてあげる…ほら…」
 指を示され、先生を見るとロッカーにもたれ込むようにして座り込んでいる姿があった。
そこで、ようやく口がひらいた。
「先生!!」
 いても立ってもいられず、先生に走り寄ると肩を揺すぶってみるが反応は全くない。
「大丈夫。ただ、眠ってるだけだからね。」
「中藤!先生に、何したんだよ!!」
 怒りが、込み上げ胸ぐらを掴むとそのままロッカーに押し付けて殴ろうとした途端に体勢を翻され気がつくと中藤が僕の上に乗っかっている状態になっていた。
738学校の先生3:04/04/08 03:01 ID:RhLf8kyt
「何やってんだよ!」
「何って、濱中君の上に乗っかってますが何か。」
 済ました顔が、益々苛々する。
「重いから、どけよ!」
「どきますけど、ちょっとすいません…よっと。」
 そう言うなり、重い体が離れたと思ったが手首を掴まれ今度は押し倒されているよな体勢にさせられていた。
「なんなんだよ!」
「なんでもないですよ。おとなしくしててください。愛しの、沖先生がどうなってもいいんですか?」
「う゛…」
 逆らうと、先生に迷惑がかかる。そう思うと、僕は抵抗するのを諦めた。
「そうそう。そう、力を抜いててくださいね。」


 言った矢先に、中藤の唇が僕の唇が合る。
「ん…」
 殴られると思っていた。
 だけど、予想外の行動に、驚きを隠せないでいると合わさった唇から無理矢理舌が押し込まれ脳が回らなくりはじめていた。
そのまま何十分も、キスの呪縛が解かれる事は無かった。
押し寄せる唾液が飲み込めずに、首筋に伝い制服を濡らしていく。
どれぐらい経ったのか分からない。ただ、いつの間にか僕から中藤の舌を絡ませていた。
「んっ…良く出来ました。才能あるのかもね。」
「はぁ…はぁ…はぁっ…」
 乱れた呼吸を、整えようとしていると今度は制服を脱がし始めた。
「何…やんだ…よ…!」
「セックスです。」
「!!!!!」
 声にならない驚で、中藤を見つめた。
もはや、僕はこの状態から抜け出すのは不可能だと溜息をつくとなにもかも夢と思えるように目を閉じた。
739鬼畜研究所・少年課10:04/04/09 06:13 ID:Q/eZyICA
>733

射精した後も動けないらしく、背を丸めた前かがみで震えている。
そのままでいられてはこちらも動けないので、背や脇を撫でてやりながらゆっくり陰茎を抜くと、抜いた刺激だけでまたうめいた。かなり敏感になっている。
今なら上手く誘導できる気がして騎乗位を試す。またがらせてしばらくは支えてやったが、手を離すと傾いてしまい、アナルの内壁を不用意に刺激しては震える。
「手ェついてもいいし、ゆっくりでもいいから、自分で動いてごらん」
これは取得済みなだけあって、始めはふらついて頼りなかったが、慣れた動きで無心に快感を貪り始めた。
勃起が進んで腰が弱くなってしまう前に陰茎をなで、注意を払わないのを確認してそっと握る。
最初はラン自身の動きに合わせて流してやり、陰茎が硬さを増してきてからキュッと力をこめて締めてみた。
「っぁ…く」
自分の今までの動きの延長のような要領で深く腰を振りだす。うまくいきそうな気がしたが、新しい感覚に体が慣れていなさすぎた。
アナルの私の陰茎への締め付けが急に強くなったと思ったら、またがったまま震えて動かなくなってしまった。腰が抜けてしまったらしい。
ちょっとでも揺すってやればすぐに絶頂に達するが、自分できっかけを作れないほど力が入らなくなってしまったようだ。どうにもならなくて泣きそうな顔をしている。言葉も出ないようだ。
やむを得ないので腰を引き寄せて突き上げてやると、イッてから数分明らかに失神した。敏感すぎる。
これでは効果的に続けられないので、ゆっくりなだめて時間いっぱいまで落ち着かせてやった。

タオルにくるまれてストレッチャーで運ばれていくのを見送りながら、初日にしてはまあ順調に運んだのではないかと思うことにする。出荷まで今日を入れてあと一週間しかない。

翌日は最初のキスの時、自分で少しだけ口を開いた。順応が早くてやりがいがある。
教習室ではやや必死になってしまうところがあるが、研究室では気をつけてやれば、失神で無駄な時間を取られることもなく、目的の動作による快感を得られるようになってきた。
740鬼畜研究所・少年課11:04/04/09 06:14 ID:Q/eZyICA
ただ、感じやすすぎる…。これで器具や薬物、アルコールに耐性がなく出荷するタイプなので、それらを解禁したらどうなるのかと、余計なことを考えたくなる。
カルテで過去を見る限りでは順調なので、仕上がりの良さを確かめるのが楽しい。
教習室で1セット三回目の最中でも、相変わらず発汗と紅潮は激しいが、呼びかけると目で私を追えるようになってきたし、動きも要領を得てきた。
研究室では騎乗位以外を試している。対面座位で試すと、陰茎に触れただけで腰に反応があった。

正常位で陰茎が見えない状態にして、触覚だけに頼らせるとより快感が深いようだった。私の下で首を振るので肩を抱いてやると、しがみついてきて下半身を震わせている。
かなりよい感じなので突き上げを弱めたりして焦らしてやると、唾液を垂らすほどあえいでしまった。
さっき挿れる前の準備にフェラチオさせたが、今でも上手くなっているような気がする。
ランの舌は薄く、柔軟なので唾液を溜めさせると…と考える目の前にその唇があえいでいるので、イくときその舌がどんな動きをするのか試したくて、キスしたままイかせることにした。
「ラン…」
はっきり呼ばなくても反応する。ゆすられながら顔が上がったところで口を塞いでしまった。そのまま舌を絡めた後引こうとするが、追っていって捕まえたまま、突き上げた。
溺れたようにむせそうになるが、口をずらして吸ってやり、また塞ぐ。合わせて突き上げる。
頬の紅潮がますます激しくなり、腕で顔を離そうとする力を感じるが、抱きすくめて少し体重をかけながら突くと、抵抗しきれずに息をのむ。私の唾液と一緒に…。
体が浮かせて陰茎をいじると、握られたくないのか不器用に逃げる腰の動きが私を刺激する。
繰り返したら涙目になったので、もうそのまま突き上げた。
私の口の中で、苦しくなって逃げ場のない舌が暴れている。苦しそうなときは吸ってやり、ゆるんだら塞ぎ直す。
イくときは、震えていた。口を離すときまだ唾液がこぼれ、ランがかなりあえいでいたことがわかった。
動悸が治まらないので枕をあててやり、足をのばしてやる。ランは目を閉じて息をついていた。
あまりに無防備な様子なのでからかい半分フェラチオしてやると、腰を抜かしてしまった。
私に抗議して起きあがりたい様子なのだが、下半身の芯が抜けている。
741鬼畜研究所・少年課12:04/04/09 06:45 ID:Q/eZyICA
「せ、せんせい…、」
そばに添ってやると体ごともたれてきてやっと自分を支えた。
「…そんなに弱いとは思わなくて」
そう言うと、ランは決まり悪そうに私の首に鼻を埋めた。肩を支えてやると、手をのばしてきて私にしがみついた。
しばらくそうしている。ランは足が震えたままだが、そろそろ時間になりそうだった。
「ラン、支度しよう」
促しても手をゆるめない。そっとほどこうとしても抵抗感がある。そのまま放り出されるのが不安なのだろう。しかしここでは許されない。
「ラン、もう行こう。ほら…」
ランは明らかに私にしがみついていた。なだめても離れようとしない。
「だめだよ、いけない。わかるだろう?…」
ランが震えながら抱きついてくるところを、ストレッチャーを押してきた同僚に見られてしまった。
同僚と私は暗い目を見合わせた。

翌日、ランは再調整に出された。
被験体に快楽を与えるのが、特定の指導員に限定されてはならないということを認識させるため…
過去にランを指導した指導員の元で、自分の感じる快感は誰に与えられたものなのかを再確認、というのが書面だが、実行されるのは輪姦である。
無論指導員の手の空いた時間に『調整』されるので数人がかりでされることはないが、待ち時間も合わせて丸一日、被験体はベッドに拘束されて、指導員を一巡しなくてはならない。
出荷三日前で再調整に出すことを私は反対した。仕上がりが良かっただけに、何もここでしなくても大して問題ではないという主張は通らなかった。

問題が起きた指導員が『再調整』に向かうのは一番最後である。
ランは簡易ベッドの上で、精液と汗、唾液や体液にまみれて意識を失っていた。
私にとっての救いは、ランが快楽を貪った後の浅い寝息を立てていたことであった。
742風と木の名無しさん:04/04/09 17:26 ID:6Lx0Z7DG
続きキタワァ*・゜゚・*:.。..。.:*・゜(n‘∀‘)η゚・*:.。. .。.:*・゜゚・* !!!!!
ランタソが可愛い(*´д`*)
も、萌え(*´Д`)ハァハァ
743風と木の名無しさん:04/04/09 21:01 ID:XMOwnaln
(*´д`)ハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァ
744風と木の名無しさん:04/04/09 23:41 ID:KlKQdAtf
_
745風と木の名無しさん:04/04/10 06:16 ID:fB/fCKq7
絵板管理人です。最近、大量投下が続いてますねー(*´∀`)

>>730-731
ずっと気づいてませんでした。
ブラウザと携帯からのアクセスで、エラーが発生してました。
修正したので、今は見られると思います。

中世さんは、ご要望により保管庫から削除しました。
他にも、保管して欲しくない作者様は、絵板BBSの方にでもお知らせください。
746風と木の名無しさん:04/04/10 14:43 ID:tC6AFitO
>745
ありがd!
これで見れる……(*´Д`)ハァハァ
747風と木の名無しさん:04/04/11 00:06 ID:2guaJQQO
中世タンも霊媒士タンもお気に入りだったよ…
中世は続きが気になる…(ノД`)ドッカニサイトアルノカナ…
748風と木の名無しさん:04/04/11 01:33 ID:aGBoSBZ0
検索サイトやwebリングなどからとんだ801サイトの小説の中に
このスレや評価スレの作品を見つける事があります。
ああ、こちらが本宅ですか?と言う気持ちになります。
中世さんの作品にもいつかどこかでめぐり合うかもしれませんね。
749風と木の名無しさん:04/04/11 01:37 ID:lkbZo7Qp
中世さんも霊媒師さんも他の未完作品も番外編も、自サイト作ってくれたら絶対読むぜ!
というかもっと読ませてくださいおながいします
750鬼畜研究所・少年課13:04/04/11 10:40 ID:27dAibDQ
>741

最終日、最初のキスの時、ランは目を閉じなかった。
対人不安なのかと思って頸動脈を両手で包んでみたが、動悸はしていない。
「いいかな?」
促してみると大人しく横になる。
服を抜いて体を視るが、傷はついていない。
さすがにランを仕込んだ指導員達の手による輪姦で、体を知り尽くされている。
二日無駄にしてしまったし、最終日には休憩がない。
急ぐために愛撫を繰り返した。

一昨日、ランは私の呼びかけにも目を覚まさないほど陵辱されていた。ランにとっては初めての、一日中連続して与えられた快楽であっただろう。体の汚され方とは裏腹に、絶頂のまま眠ってしまったような寝顔だった。
翌日は教習休止。ランの眠りはかなり深かったようだ。

「…あ」
紅潮が始まり、呼吸が速い。三日前より敏感かもしれない。二日の空白のせいだとしたら皮肉だと思う。
もう自分の動きで快感を得ている。ローションを多めに使ったが、ぬめりすぎて陰茎を握る力を過分に入れなければならないほどだった。
クチュクチュと音をたてながら無心で腰を振る様子がどのような卑猥さを持っているか、きっと自分ではわかっていないのだと思う。
すぐに声が出なくなりそうだった。早めに促してやる。
「ラン…」
「…ぁ…ハイ…イかせ…て、く…!」
焦らさず力を加えてやると、それだけで射精した。
自分でも感じ方の変化にとまどっているようで、ストレッチャーのカバーを握りしめながら瞬きしている。
751鬼畜研究所・少年課14:04/04/11 10:41 ID:27dAibDQ
「どう?」
声をかけながらもう一度握ってやった。即座に反応し始め、それに自分でうろたえている。
私を見上げながら腰から下は震え出している。
「…あ…あ…」
そのまま途切れないように、急いで服を取り、私はアナルに挿入した。
「んぅっ…」
キュッと丸まって息を詰めたが、下肢が勝手に動いている感じで、動きがアナルの陰茎を締めつけラン自身の絶頂を促している。もう上出来なのでそのままイかせてやり、私はランから自分を抜いた。
「びっくりした?」
ぼうっとしている顔を撫でてやると、不安そうにうなずいた。
「大丈夫だよ。それでいいから」
半勃ちの私をフェラチオさせ、極上の奉仕を楽しみながら私は安堵していた。

最終日は、教習後から出荷まで被験体は自由に過ごすことができる。
食べたいもの、読みたいもの、見たいもの、したいこと、希望は基本的に無条件にかなえられる。
指導員は要望をかなえるために待機する。最終指導員の仕事だ。ランが何を望むのか興味があった。
カロリーの高い食事、ゲーム、私は今まで所望されてきたものをぼんやりと思い出していた。

夜になるまでランは何も言って寄こさなかった。いつも通りの食事をし、寝る支度をするような時間になって、やっと連絡があった。
待っていると研究室のドアがノックされ、戸口にパジャマを着たランが立っており、一晩の宿を所望されたときには冗談にしたかった。
「そんなのつまらないな」
もっと思うままに考えればいいから、と言っても聞き分けず、どんどん部屋に入ってきて簡易ベッドに横になろうとする。
「犯すよ」
半分本気で言っても、起きあがろうとしない。
752鬼畜研究所・少年課15:04/04/11 10:43 ID:27dAibDQ
言ってしまってから、そうしようと思った。誘っているようにしか受け取れない。
「本気だからね」
「今日は僕の言うことを何でも聞いてくれるんでしょう?」
「そんなのは、子供の理屈だ」
かがみ込んで上から押さえつけた。
「ほら、動けないだろう」
「い…や」
ランには珍しく本気で暴れた。弾けるような反発を無理矢理押さえつけているうちに、出荷のことなどどうでもいいという考えが頭をかすめる。
今までは出荷される先のことを考えて扱ってきた。でも今はもう、再調整の心配さえない。傷さえ作らなければ。
押さえたまま馬乗りになって体で押しつぶした。苦しがってもがいているのをかわしながら、ボタンを飛ばさないようにパジャマを脱がす。犯すと思っただけで血が沸き立った。
むき出された肌にキスマークをつけられないのが悔しいと思ったのは久しぶりだ。こうしたいと思うままに首や耳をなめていた。
人が変わったようにランの抵抗は激しく、私が自分の上半身をはだけると胸に力いっぱい爪を立ててきた。
じわっと血が出るほど引っかかれ、一瞬カッとなった私はランの腕をひねり上げていた。
かなり痛かったらしく、動きが止まる。
「大人をからかうような真似するから」
そのまま後ろからガッチリ拘束して下も脱がし、大した準備もしないまま自分の唾液を塗りつけただけで、勃起した私を強引に挿入した。
「うンッ…ンン!」
痛かったのだろう、全身が突っ張った。つながったアナルに触れ、血が出ていないのを確かめるとランが悲鳴をあげるのにも構わずに突き上げた。ランの中は熱く、早急な射精は痺れるような快感だった。
抜かずにうつぶせに突き倒すと、今度は横向きにして犯す。ランは必死で抵抗してくるが、それが楽しくもある。顔や腕をかなり引っかかれながら、私は犯す悦びに浸っていた。
753鬼畜研究所・少年課16:04/04/11 11:01 ID:27dAibDQ
力づくで犯しても犯しても、ランは抵抗をやめない。引っかいたりたたいたりをやめさせたくて、私はランの弱い部分を執拗に攻めた。手をふりほどきながら苦労して乳首を吸ってやると、押さえるより簡単に力が抜けていく。
ランは心底悔しそうにうめいていたが、逆らい切れなくなって震えだした。研究室でも見せたことのない種類の大粒の涙を、今にもこぼしそうに溜めている。
私はランを快感で支配して体の自由を奪った。逃げる腰を両手でがっちり押さえ、手の力が入らなくなるほど体内の性感帯をこすり上げ、陰茎を刺激した。握って腰を振らすなどという悠長なことはしない。
震える声を楽しみながら、精液でねっとりさせた手で突き上げながらしごいた。
「あ…!あ…」
快感で力が抜けるのと戦っている様子は見ている私を興奮させる。
腰に手をのばすと、逃げたいのだが、すぐにまさぐられて違う動きに変えられていく。
ランは私の手の中で私の意のままに動くことしかできなくなり、涙をポロポロこぼしながら何度もイッた。
そういうランを見るのは私を非常に満足させ、底なしに犯したい衝動を呼んだ。
対面座位で突き上げながら首筋、耳の穴の中に唾液を入れると、ゾクッとしたようにもがく。
「んハ…ァ…っ」
嫌がるのをふりほどきながら陰茎をしごいてやった。
顔をとらえてなめ回す。涙をふり飛ばしながら首を振って逃げようとするのを、性感の震えで動けなくしてつかまえるのが楽しい。
ガシガシ髪の毛を引っ張られながらだったが、足を割ってフェラチオしてやると、完全に陥落した。
髪をつかむ力がフッと抜け、両腿が震えっぱなしになり、胸が起きなくなって、そうなったら私の人形同然だった。
イかせる前に今まで触らせようとしなかった脇や唇をなめ回し、ビクつく腰を十二分に焦らして楽しんでからイかせてやった。
やはり腰が抜けてしまい、もはや抵抗できない。弱々しいうごめきでしかなかった。
私はそれでやっといったん衝動が落ち着き、自分が性欲のままに犯して汚した小さな肩を引き寄せた。
当然嫌がるかと思ったが、意外に抵抗感がなくて拍子抜けした。力が入らないだけかもしれないが、抱き寄せると寄せられるままにコロリと私の胸板に転がってきた。
754風と木の名無しさん:04/04/11 12:34 ID:2j8yHzgv
ランタソ(*´д`*)ハァハァハァアハァ
755風と木の名無しさん:04/04/11 22:00 ID:+L18F1NJ
>666-667


 所々で画面が暗転するのは、わざと素人ぽさを出しているのか、それとも本当に素人で上手く出来ていないのかは俺には判断出来なかった。
 ほんの数秒の暗転からすぐに画面が映し出される。
 画面一杯に映し出されているそこは、透明の液体で濡れていて、指を三本も飲み込んでいた。
 手首を返されて埋められている指がぐりぐりと回る。
 指を締め付けているような蕾の動きが、殆どかかっていないモザイクからでもわかった。 
 手の手の動きに合わせてグチュグチュと淫猥な音が響き始める。
「うわ、締め付けてきたで。好きもんなんやなぁ」
「カメラアップ、アップ〜〜。おいしいところやで?」
 画面がズームアップしていくのに合わせて、あちこちからも手指が伸びだしてきた。
ある指先は先に入っている指の間へと割り込むようにして蕾の中へと入れられていき、また別の指先は二つの嚢を転がすようにして揉み始めた。
「も〜、そんな一杯指入れたら切れるって」
「何言うてんな。一杯入れて広げとかんと入れへんやろ?」
「なんやそれ、コイツのんでかいって言うてんのか〜?」
「おお〜俺のん、デカイでぇ。もっと広げたりぃ」
 画面が揺れて、穿いているジーンズとトランクスを脱いで用意しているデカイと話に上がった若者の下半身が人だかりの向こう側に映った。
 半分ほど昂ぶっているように見えたアレを入れられるために、と話していたはずなのに、中年男性のそこはすっかり玩具にされていた。
 感じさせるというよりは本当に弄んでいる。
 限界まで入れられている多数の指が縦横無尽に動いて、音を立てている。
「ほんまや、ほんまや。マジで締め付けてるわ。おっちゃん、ホンマはやりたかったんやなぁ?」
「止めッ!……、う……ぁ、あ……裂け……ッ………ヒ、ぃ……」
「あー、泣きそうな顔してる〜〜。おっちゃーん、泣くのはまだ早いでぇ」
「こんなん本物入れたらもっときっついで」
 本当は暴れているのかもしれない中年男性の下腹や脚が時々大きく揺れている。最初はちゃんと出ていた中年男性の声はだんだんと悲鳴へと変わっていた。
756AV その7:04/04/11 22:05 ID:+L18F1NJ
 すすり泣いているようにも聞こえたけれど、周りの若者の笑い声や話し声で掻き消されて、はっきりとは聞こえなかった。
 中年男性の声が完全に聞こえなくなると、弄っていた指が各々引かれていき、本当にひくついているように見える少し開いた蕾へと先端が宛がわれる。
 腰を上げさせて脚を大きく開かされてアップで映し出されている蕾へと入り始める先端に、中年男性の腰が上へと少しだけずり上がった。
「ちょ〜〜、ちゃんと持っとけや。逃げてるやん」
「何言うてんねん。そのくらい自分でなんとかせいや」
「ほんまや。自分、一番美味しいとこ持っていくんやから我侭言いな」
 ずり上がっていた身体がそれ以上、上がらなくなったのは腰を掴まれたようで、画面に映っている若者の先端が少しずつ挿入されていく。
 先端の大きな部分が飲み込まれるまで少し腰を進めては引き出し、また少し進める動きに合わせて、中年男性の下腹と開かされている脚の内腿の肉がひくん、ひくんと震えていた。
「き、……っつぅ……あ〜〜でも、めっちゃ気持ちエエわ」
 そう言いながら若者の腰が止まる。自身の根元まで全てが中へと埋められていた。
 暴れる気も無くなったらしい中年男性の両脚を押さえ込んでいた手が離れて自由を与えられると画面が引き伸ばされていった。
 中年男性の身体と脚の間にいる若者が画面の中央になる。
 中年男性は唇を震わせながら、眉をきつく寄せて苦苦しい顔をつきをして堪えているように見えた。
「おっちゃん、どうよ? 感想は」
 聞かれて、中年男性は震えている唇を一文字に閉じて答えようとしない。眼も既に閉じられていた。
757AV その8:04/04/11 22:12 ID:+L18F1NJ
「感想言うて欲しいわ〜〜」
 揶揄いながら若者が腰を揺らし始める。
 やはり、初めてで痛いのだろう。
 一文字に閉じていた唇がほんの少しだけ開いたがすぐに閉じられた。
「このおっちゃんも、ほんま諦め悪いわ……もう勝手にしたり」
「ちゃんとカメラで撮ってたらそのうち声も入るやろ。やりーや」
 誰かの一言で若者の腰が大きく動き始める。
 先に塗りつけられていた透明の液体で濡れていた蕾から抜き差しされる場面は見えなくてもはっきりと聞こえてくる粘着質な音が、見えない分聞いている此方の想像を掻き立てていくようだった。
 若者の手が中年男性の腰を掴んで強引に腰を打ち付けると、中年男性がカメラから顔を隠すように向こう側へと倒す。
 途端に倒した顔を捕まれてカメラの方へと向けられるその顔の頬が薄く赤色に染まり始めていた。
「見たって、見たって〜〜。おっちゃんの顔〜〜」
 顔を掴んでいる若者の言葉に、他の若者達が此方側へと倒された顔を交互に覗き込む。
「おっちゃん、顔赤いで? その気になってきた?」
「俺のんがエエんやって……ほら、ほらっ」
「自分とちゃうって。さっきのヤツが効いてきたんやって〜〜」
 言いながら腰を打ちつける若者にゲラゲラと他の若者が笑い出す。
 自分の顔を見ることが出来無い中年男性でもこの若者達の嘲笑と嫌でも上がっていく肌の温度で、それが本当のことなんだとわかっているようで、真一文字の唇が噛み締められていた。
「ここも勃ってきたしなぁ、痛いだけとちゃうんやろ?」
 若者の一人が中年男性の昂ぶりを握り込む。
758風と木の名無しさん:04/04/11 22:15 ID:+L18F1NJ
最初にタイトル入れ忘れてしまいました。
ゴメンナサイ。
759風と木の名無しさん:04/04/12 00:02 ID:odwoZFoW
>753
「底なしに犯したい」って.........!
なんてイイ日本語だ.....うはー
760風と木の名無しさん:04/04/12 09:09 ID:3O3NO7Lf
ランタソどうなっちゃうんですか!?
漏、漏れのランタソ……(*´Д`)ハァハァ
761風と木の名無しさん:04/04/12 14:12 ID:thQIED0X
AVやばい…。
若者達のやりとりがかわいいよ…!
関西弁がたまらん!
おっちゃんにも若者達にも(;´Д`)ハァハァ
762風と木の名無しさん:04/04/13 01:29 ID:C3ksPqXm
>>760 火つけてテントの中に吊すのを思い出してしまったランタソ
763鬼畜研究所・少年課17・激甘注意:04/04/13 13:58 ID:fJcZeVAC
>753

力の抜けた体を抱きとめて、抱きしめた。
「君の方が考え無しなんだよ、ラン。こうしてほしいと言ってるようにしか見えないよ」
「ち、がう、ちがう、」
「ちがうかな」
背中からかぶさって、体の前をなでてやる。腕があらがってくるが、受け流して愛撫すると動きが鈍くなる。
「ほらね」
首筋にキスしながら下腹部に手を伸ばすと、麻痺したように足がすくんだ。
「言ってるじゃないか」
腰を浮かせてランを下敷きにすると、舌と手で溶かすようになめた。
「ン…ン……」
私の下で、ランの胸が鼓動を速めている。
「どうちがうのかな…」
逃れようとする首をとらえて、耳にキスしながら片ひざを立てさせた。私は完全ではなかったが、ゆるんだアナルにじりじり挿入するとランが絞めてきて、じっとしていても硬さを増した。
そのままゆっくりゆすってやった。揺れるたびにランがうめき、徐々に体が熱くなってくる。
ランは眉をしかめながら自分を否定している。
「あ…」
自分も私もさっきのように熱くなっていくのを感じて、ランはとまどっていた。
私が突くのをやめて、ゆるやかに腰をまわすようにすると、つながったランの体がついてくる。ついてくるのを確かめながら動きを深くしていった。
「ン……ぁ…」
私と一緒に動きながら、ランはうずきをとめられないようだった。腑抜けた足を引きつるようにシーツの上に滑らせる。ランが目を閉じて息を荒げたころ、肩を押さえて一突きしてやった。
「っんっ」
もう一突きすると、衝動に備えるように息を詰める。三度目は与えてやらないと、ビクッと体を震わせた。
764鬼畜研究所・少年課18・激甘注意:04/04/13 13:59 ID:fJcZeVAC
そうやってもてあそぶのを繰り返すと、空振りのたびにランの腰が私の体に押しつけられてくる。
少し焦らしてやると、下肢を振る動きになる。それが自分でとめられなくなってしまうように、弱くなったら突き上げ、突き上げに慣れたらやめた。
ほどなくランは顔を真っ赤にしながら自分のオスの動きを速めていた。しがみつかせてやると息を荒げながら深く動こうとする。
私はそのランの中で次第に硬くなっていった。それがランをこすりあげて、ますます熱くなる。
自分のしていることが自分の言葉と違うことで、ランは混乱を深めていた。しかしもう何も言えない。
目をギュッとつぶって自分から目をそらそうとしている。
「ラン…、」
答えは体に聞くことにした。膝をついて体を浮かすと、耐えかねるように腰が追ってくる。ランの背がベッドから浮くほど離してしまうと、支えられなくなってビクビクする。それを見計らって戻すと、貪るようにすりつけてくる。
ランは唇を噛みしめながら、あえぎをとめられなくなっているのに、眉間にしわを寄せて抵抗を示していた。言葉はかけず、ランの目に聞くように繰り返す。
腰をつり上げた状態から戻してやらなかった。
「…ぁ…ぁ…ぁ」
衝動の方が正直で、もう思い切りすがりついてきた。それでも深い部分には届かなくて、足を引きつらせてもどかしい部分を埋めようとする。背伸びしても追いつかず、引きつりを繰り返す。
助けてやらずにランにまかせていると、思った通り自分の動きで絶頂寸前になるまでやめなかった。
自分がどんなに淫らな動きをしているのか、私の目から見ることがあったならきっとランは泣くだろう。
頭の中も、体もはちきれそうになっているランを見つめながら、私は与える立場を楽しんだ。
浮かせた腰を一気に深く突き下ろすと、ランは例の声の出せない状態で、激しく震えた。
体の熱さは先程の比ではなく、乱れ方も今までにないほど激しかった。ひと突きごとにあえぐ顔を眺めながら、溶けるように熱い体中を深く突いた。
私は夢中で射精した。ランは私の下で意識を失い、汗で滑る体を波打たせている。

つながったまま目を開けたランは、自分を否定できなくなっていた。
765鬼畜研究所・少年課19・激甘注意:04/04/13 14:01 ID:fJcZeVAC
私が優しく抱きしめてやると、首に手を回してきて体を寄せ、抱きつき返してくる。
もう私はランを支えてやるだけでよかった。ランは私の中で体をほてらせ、私を包む。
後背位で胸を支えると、足が立たなくなるまで卑猥な動きをした。
ランにはそういう自分が見えておらず、ただ快楽を追い求めているだけのようだった。教えてしまった私も疲労するほど貪欲だった。
「気持ちいいだろう?」
聞いてみると肯定するように目を閉じる。
お互いに力を入れていないと滑ってしまうが、ランはそれもまた刺激に感じて、敏感にあえいだ。

先に動けなくなってランが転がった。体を離してみると、急に体温が下がるような気がする。私もそばに肘をついた。
目を閉じて息をついている横顔は、今までのランと変わりない。目を開けないのではないかと思って、汗びっしょりの髪をなでると、こっちを向いた。
「せんせい…僕は、」
「でも、私と話をしに来たんでもなかったんだろう?」
ランは何とも言えない顔をした。何か言いかけたがさえぎった。
「明日ね、君を迎えに来る人は、とってもいい人だ。ハンサムで若くて金持ちだ。君は可愛がってもらえるよ」
「そうじゃ…、」
「私が君のために探したんだ。明日の話をしたことは内緒だよ」
汗が冷えると寒気がするので、ブランケットをかけた。ランはコロリコロリと寝返りをうちながら寄ってきて、何か言いたそうにする。
何故か、何も言ってほしくなかった。口を塞いでしまおうと思って胸下に頭を抱え込んだ。
「せんせい…」
動けなくしたのに指だけパタパタ動かしている。
指の動きが私の鼓動を追っているのだと気づいて、ランをのぞき込んだ。さすがに疲れて眠い顔になってきているが、トロリとしそうな目をがまんして開けている。
766鬼畜研究所・少年課20・激甘注意:04/04/13 14:04 ID:fJcZeVAC
「あの…」
このまま眠らせてしまったほうがいい。見ていると、指の動きは最後の抵抗のようだった。
目を開けたまま私の鼓動に集中し、トロッとしそうになると動きを思い出す。
「寝ない気か?」
抵抗を示すので懐柔策を採ることにした。
「目が腫れるから、寝なさい」
もうカックリしかけている肩と首に手を回し、手は握ってしまって、今までの拍子を背に打ってやった。
今度は抵抗できる相手ではない。何か言おうとしながら船を漕ぎ、頭が落ちると目を覚ます。
かなりがんばっている様子だったが、私の手の中でランの手だけがぼうっと温かくなっていく。
何度も誘われて眠りに落ちる瞬間の顔は、どんな絶頂とも違った柔らかい表情だった。
それを促しながら見ているうちに、ランが所望したものがなんだったのか、わかったような気がした。

私は翌早朝、支度に迎えに来た係りに、パジャマを着せた眠ったままのランを引き渡した。


出荷は一斉に行われる。
引き渡しの前一時間、客と個体は対面する。客が個体を確かめるためである。ごくまれに相性が合わないことがあるので、その一時間で個体の様子を見せるのだ。
それぞれの個室で客は個体に要望を出して良い。ほとんどの客は何をしても良いことになっている。
薬物や拘束具、複数人数の場合は制限があるが、ノーマルを求める客はフィッティングルームを使う。
それで考えを変える客はまずいないが、そこで出荷直前の個体に客がすることは様々だ。
ただ話を聞くだけの者、肌合いを確かめる者、好きな髪型にカットし直す者…。
もちろんセックスする客も多い。
私は研究室でモニターしながら客が来るのを待っていた。
モニタの中で、タオルガウン一枚のランが寝台に腰掛けている。若くて精悍な極道風のこしらえの男が入ってきた。
顔を上げたランの表情はわからない。入ってきた男はすでにランの本当の名前を知っている。
向こうからつながないと通話できないが、ランは名を呼ばれたようだった。
767風と木の名無しさん:04/04/13 19:51 ID:yjOFO3B0
う――ん GJ! GJ!
せんせいにも惚れそうだ
切ないねぇ 続き舞ってます。
768鬼畜研究所・少年課21:04/04/14 19:41 ID:+/4bEV1k
>766

極道は個体の肩からガウンを抜き、体を品定めするように一瞥、一通り撫でた。顔を左右に傾ける。
寝台に腰掛けたランの膝元にかがみ込み、膝を割って股間にローションを塗り、指示したらしく個体が自分の手で陰茎をしごくのを少し離れて見た。寄ってみて手を止めさせ、自分でも試す。
人の手による刺激でランの肩に鎖骨が浮くのが見える。極道は顔の近くで話しかけ、ランの手でベルトをとかせるとその手で準備させ、ゆっくりと挿入した。
極道の満足な様子よりも、抵抗のないランに私は安堵した。極道が突き上げを始めても、固くならない。
体の相性がかなり良さそうなのを確認して、私はモニタをつけたまま業務の準備に戻った。

長く経たないうちに向こうからの通話で呼び出された。画面を見ると曇っている。音を入れるとランのあえぎが聞こえてきた。
「あっ、もう」
手のひらがキュッと画面を拭いて曇りが取られると、壁面のカメラのそばからつながったままの体を離す極道が見えた。体の前のランを寝台にしがみつかせて極道がこっちを向いた。
「先生、この子買うわ。手続きしといて」
「わかりました」
「それからこの部屋、時間いっぱいまで使うわ。連れ達にもそう言っといて」
「では、時間までどうぞ」
通話を切り際の様子からするともう心配ないようだ。
時間を知らせると、もう一度通話してきた。
「この子の担当、あんたかい?」
寝台の上で足を大きく開かされ、震えているランのアナルに持参のバイブを入れながら極道が聞いてきた。
「だったらちょっと出てきてよ」
そのまま毛布でくるんだランを軽々と抱きかかえながら、極道が促してくる。
外に出てみると、固まっているランを抱えてホクホクした顔の極道が近づいてきた。車の中の人間に大事そうにランを渡すと並んできた。
769鬼畜研究所・少年課22
「よくできてるね、気に入ったよ」
「どうも」
「書類だとまだるっこしいから聞くけどさ、あの子の好きなものって何?」
服装の趣味は個性的だが、人物と経済力は問題ない。
「してやるんならフェラチオですね」
「へぇ、あれでクスリも道具もまだなんだろう?仕込むのが楽しいよ」
「なら褒美にしてやると言えば、たいていの言うことは聞くと思いますよ」
「ふぅん、どうも」
「コツはね、こんな感じ」
極道の人差し指を陰茎に見立ててデモしてやると、意外と人の良さそうな顔を似つかわしくなく赤らめた。
「…それなら俺でも言うこと聞くかな」
私は彼らの車の列を見送った。どこから来たのかわからない、書類でしか知りようのない顧客達が帰っていく。

私は仕事に戻った。天気がいい日は一度課外授業にでもしたくなる。
ストレッチャーが近づいてくる音を聞きながら、今日の分のカルテをめくった。