〜801で学ぼう国際情勢Part11〜

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943風と木の名無しさん
>>942のつづき
この事を聞いた中国と日本はとてつもなくあせりました。
ロシアはシベリア鉄道計画を立てており、極東方面への進出が噂されているのです。

日本は、中国とロシアの二重苦状態をさらに悪化させるような、どうしようもない
朝鮮の状態に絶望を感じていました。
あれだけ自立が出来るように援助したのに。そして中国とともに一旦手を引くことにもしたのに。
期待していた自分が馬鹿だったのか?、という思いが心のなかに沸き起こっていました。
そして、リフォームが破談になったときに朝鮮が中国に見せた顔が、よりいっそう
朝鮮に対する複雑な気持ちを掻き立てるのでした。

中国はロシアと膠着状態だったのですが、朝鮮がこんな調子だといつ均衡が崩れるかわかりません。
自分に懐いているはずの朝鮮がこういう行動に出たのも気に入りません。
また、日本が我が物顔で朝鮮のことに口出ししてくるのも気に入りません。

日本と中国はそれぞれの理由で朝鮮を本格的に狙うことになっていったのです。
そしてお互いに朝鮮についての決着をつけなければ、と思い始めていました。