【ざわ…】賭博黙示録カイジで801…!!キボンヌ…!!
74 :
47:
<1>
其の夜、大槻班長のイカサマを逆手に取り、大勝を手にしたカイジはなかなか寝つけられずにいた。
班長の溜め込んでいた全財産を奪ったものの、義侠心の強いカイジはそれを自分の仲間45(ヨンゴー)組みと公平に分け合った。
---これじゃ、外出には届かねぇが、このペリカをもとに、もうひと財産つくる!!
そして、1日外出を果たし、俺は自由を手にする!!
興奮で、眠りにつけないカイジの耳に、仲間達のいびきがうるさく響く。
---いつもは疲れきってバタンキューだが、たまんねぇな!
五段ベッドに虫けらのように這わされる自分達・・・
こんな生活からも、もうすぐおさらばだ、カイジはそう思っていた。
「カイジはいるか?」
突如、タコ部屋のドアが開かれ、男達数人が入ってきた。
逆光でその姿はシルエットしか分からなかったが、どうやら黒服の男達らしい。
「なんだよ?あんたら?就寝時間はとっくにすぎてるぜ!用があるんなら出直せよ!」
まだ、眠りに就くことが出来なかったカイジがいきり立って答えた。
「いつも電気代けちって、就寝時間厳守のくせに、なんだよ!」
今日の勝利で気負っているカイジはまくしたてる。
「黒崎様がお呼びだ」
男達はいきがるカイジにはなんの感情もしめさず、淡々と言った。
「黒崎」の言葉を耳にし、カイジはたじろぐ。
黒崎---この地下での最高権力者、王国のナンバー2。絶大な力をもつ男・・・
---一体なんだってんだ?まさか今日の勝負のペリカ、全部没収とか?
大槻班長は、黒崎の信認あつい男だ。
その男をイカサマで闇に葬った報復?
カイジの頭に不吉な考えがよぎった。
カイジはびくつき、黒服たちのあとに従うよりなかった。
75 :
47:02/11/02 20:37 ID:JeyzT0fW
<2>
「カイジ君、よく来てくれた」
革張りのソファにくつろぎ、ワインを片手にガウン姿の黒崎は、カイジの心配をよそに、優しげな声でカイジを出迎えた。
その横には忠実な犬のように数人の黒服の男達が、直立で従えている。
黒崎のリラックスした様子に幾分、安堵したカイジであったが、油断はままならない。
「今日の勝負、大変楽しく拝見させて貰った。まぁ、かけたまえ、カイジ君」
黒崎は自分の対面のソファをしめし、カイジに座るよう指示した。
カイジがおずおずと従う。
黒崎は笑みを浮かべながら言った。
「実は今日はカイジ君にお礼がしたくってな」
「お礼?」
カイジは、けげんそうに、聞き返す。
この男に礼など言われる覚えはなかった。
「利根川・・・覚えているな?」
「ああ」
カイジは短く答えた。忌まわしいエスポワール船、ブレイブ・メン・ロード(勇者の道)の最高責任者。
カイジがこんなところへ、たどり着いた原因ともいえる男。
だが、カイジは彼に勝利し、彼は過酷な罰をうけ、沈んだ。
「利根川の失脚により、私は今、王国のナンバー2の座にいる。その、立役者のカイジ君に礼を言うのを忘れておった」
ワインをゆらゆら揺らしながら、黒崎は続けた。
76 :
47:02/11/02 20:38 ID:JeyzT0fW
<3>
「正直、カイジ君の事を知らなかった訳ではない。実際王国で有名な男だよ、君は。ただ、利根川を倒したとはいえ、会長に無謀な賭けを挑み、敗れた。ながれながれて今は地下に囚われの身のおろかな男」
「一体何が言いたいんだ?」
黒崎の真意がわからず、カイジはいらついた。
「私は、カイジ君のことを少しみくびっていたようだ。馬鹿な男に私は興味はない、そう思っていた。どうやら、カイジ君は単なる馬鹿ではないようだ・・・それを今日確信した」
黒崎はワインを飲み干すと、いやらしく笑った。
「カイジ君は、女を何人知っている?」
「?」
思いもよらない事を黒崎は問いかける。
「せいぜい片手に収まるくらい、ってところかな?」
図星をつかれたが、カイジはひるまなかった。
「それが、なんだよ?」
「若いカイジ君の事だ、昼間の労働に疲れたとはいえ、その精、女のいない地下でもてあました事はないのかな?」
そのとおりであった。労働に疲れたとはいえ、カイジはおのが精を時々もてあましていた。
77 :
47:02/11/02 20:39 ID:JeyzT0fW
<4>
タコ部屋の連中と共同購入し、回し読みしたエロ本の中の女達の媚態を思う浮かべ、暗闇の中、5段ベッドの一番下で、惨めに自分の精を慰める。
地下に入ってからは、女という生き物さえ見た事がない。
「まさか、女を抱かせてくれるのか?」
カイジはソファから立ち上がり、激情的に叫んでしまっていた。
今日は、ただでさえ、勝利に精神がたかぶっている。
こんな夜は、女の中に精を放ち、安らかに眠りたかった。
「正直!正直!!大いに結構!」
黒崎は手を叩き笑った。
「英雄色を好むと、昔からいう。勝利者の第一条件は精がある事、そう私は考えておる。精の無い者には覇気がない。それでは勝てんよなぁ・・・」
「カイジ君はどうやら条件をみたしているようだ」
黒崎はソファから立ちあがり、カイジに目配せした。
「ついてきなさい」
78 :
47:02/11/02 20:39 ID:JeyzT0fW
<5>
カイジは黒崎から、寝室らしき部屋に案内された。
上質な調度品。カイジ達の5段ベッドの横幅10倍はある、広々としたベッドには、ご大層に天蓋がついていた。
ここで、女が抱ける・・・。
この広さだ、もしかしたら、女は複数?!
カイジは興奮した。
「どうだね、いい部屋だろう」
「あ・・・ああ」
カイジは妄想たくましく、黒崎の質問におざなりに答える。
その視線は広いベッドに釘付けだった。
黒崎はそんなカイジの様子を満足そうに見て言った。
「カイジ君、悪いが腕をだしてくれ、渡したいものがある」
避妊具を渡すのだと思い、カイジは視線をベッドにむけたまま腕を差し出した。
「女は?女は、いつくるんだ?」
興奮したカイジだったが、腕にチクリとした痛みを感じた。
「!」
カイジは振り向いたが、遅かった。
黒服の一人がカイジの腕に、注射しをしていた。
「な?何?」
その瞬間、カイジの体から力がぬけ、へなへなとへたり込んだ。
「な、何をするんだ!」
力の抜けたカイジの体は、黒服の男達によってベッドに運びこまれた。
79 :
47:02/11/02 20:40 ID:JeyzT0fW
<6>
「声は出るだろう?え?元気、元気!」
黒崎がベッドの端にこしかけて笑った。
「安心したまえ、何、ほんの1時間、関節と筋肉を弛緩させる薬」
「カイジ君にお礼がしたいといったよな」
黒崎はガウンを脱ぎながら、卑猥な笑みをカイジにむけた。
「やめろ!やめてくれ!」
とっさに何をされるのか察し、カイジは叫んだ。
「おや?さっきまでとは随分様子がちがうね」
「当たり前だ!このど変態!そんなに男が欲しけりゃ、大槻でも抱いてろよ!」
カイジは黒崎を罵る。
黒崎は一向に気にかけた様子もなく、一糸まとわぬ姿となり、今度はカイジの衣服に手をかけ始めた。
「最初に、言ったんだがね・・・私は馬鹿な男には興味がない。それがカイジ君に礼を言うのを、今までおろそかにしていた原因なんだ。カイジ君を単なる馬鹿と見くびってしまい、申し訳ないと思ってる。さぁ、十分にお礼をするから、君も楽しんでくれたまえ」
関節と筋肉の自由を奪われたカイジが、黒崎に抵抗できるはずもなく、生まれたままの姿にされてしまったが、それでもひるまずに言った。
80 :
47:02/11/02 20:41 ID:JeyzT0fW
<7>
「だから、女、世話してくれんだろ?!おっさんには興味ねぇ!!女に代わってくれ!」
「カイジ君、私もこれでもかつては女好きでね。千人はくだらないだろうね、今まで抱いたのは」
「せ、せんにん!」
圧倒的な数に驚いてカイジは鸚鵡返した。
「だから、知っている。もう女は抱いていない」
黒崎はそういうと、カイジの男をその口に含んだ。
「!」
黒崎の舌は、的確にカイジの快感を導きはじめた。
その感触に、たまらずカイジが声をあげる。
「んんん!」
「そうだろう?ここがいいのだろう?」
黒崎は満足げに言い、カイジの物を口から離した。
「もっと、刺激が欲しいんだろ?」
カイジの心を見透かすように黒崎は言い、そして笑った。
「女にやって貰った事はあるのかい?いや、なさそうだな」
図星だった。カイジは2〜3人女を知っていたが、口で男を受け入れてもらった事はなかった。
「女を知らない男は、幻想を抱く。女こそが、われをもっとも快楽に導いてくれる存在、とね」
黒崎は得意げに続ける。
81 :
47:02/11/02 20:41 ID:JeyzT0fW
<8>
「ばかげた話さ、実際。カイジ君もやって貰えばわかる。いや、この地下では無理な話、済まなかったね」
「男と女じゃ、体が違う。女に口で奉仕させるむなしさ・・・そこは違う!何度いっても女には理解できない」
長々と続ける黒崎に、カイジは理性を取り戻し、反撃した。
「あんたに問題あるんじゃねーの?」
「くっくくく!かわいいねぇ!カイジ君!」
カイジの胸をさすりながら、黒崎は笑った。
「さっき、ちょっと私が弄んだだけで、切なげだったのにねぇ・・・」
「私も女に幻想を抱いていた。だから毎晩違う女をためしたものだったよ」
「さぁ、前置きが長くなってしまったようだ。何を言ってもそれを証明できなければ、たんなる言葉の羅列だ。私が体で証明してあげよう。それがカイジ君に対する、ささやかなお礼だと思っている」
黒崎はそう言い、カイジの足をおし広げた。
屈辱的な姿勢を取らされ、自分ですら見た事のない後庭が、外気に晒されたが、カイジはひるまなかった。
カイジにとって後庭は単なる排泄のための器官でしかない。
「ばか?てめぇ?」
「ひっ!」
悪態をつく間もなく、カイジは叫んでしまっていた。
黒崎が後庭の周りを舌で舐めている。その舌は、カイジの内部に侵入してきた。
丹念に、解きほぐすように内部がえぐられる。
82 :
47:02/11/02 20:42 ID:JeyzT0fW
<9>
「・・・・んんっ!」
微妙な刺激に思わずカイジの口から声がもれた。
「本来ならこんな事、私はしないんだよ。自分の精を受け入れさせる時には、クリームをつかう。その方が手っ取り早いからね。くくく、今日は初めてのカイジ君にサービスだ」
カイジの顔が羞恥に歪んだ。
「頼む!やめてくれ!!」
「ペリカなら返す!返すからっ!!」
カイジは懇願したが、黒崎は一向に構う様子もなく、今度はカイジの内部に指を侵入させた。
「ひっ!」
内部への異物感にカイジは思わず叫び声をあげた。
「まだまだ、こんなもんじゃないよ・・・随分とまぁ、カイジ君は反応が好い・・・」
黒崎は深く指を侵入させると、間接を使い、えぐるように内部を掻き回し、カイジの反応をうかがう。
「はぁ・・・っ!」
カイジが切なげな声をあげた。
「ここかね?」
黒崎はさらに、そのポイントをえぐる。
「んんっ・・・」
えぐられている内部から、未知の感覚が沸き起こり、全身へ広がっていく。
83 :
47:02/11/02 20:43 ID:JeyzT0fW
<10>
「ふふふ・・・ここがカイジ君のストライクゾーンと云う訳だ。どうだね?気分は?」
黒崎はそのポイントをストライクゾーンと揶揄し、楽しげにカイジの反応をうかがう。
指を出し入れし、入れるたびに的確にストライクゾーンを攻める。
「はぁ・・ん!」
「うぁっ!」
カイジは下腹部が熱くなり、たまらずに声をあげてしまう。
「好いだろ?な?ここに・・この内側に・・」
と、カイジのストライクゾーンをえぐりあげ、
「カイジ君の前立腺がある。ここを攻められると男はたまらない。そういう生き物なんだ」
「はぁぁぁ・・・ん!!」
えぐられているゾーンから、かつてない快楽がカイジに与えられる。
黒崎は、そんなカイジの様子に満足し、挿入していた指を一気に引き抜く。
「ひぃ・・っ!」
「おや、おや、カイジ君は未練たらたらだ。私の指に吸付いてきた」
「もっと、太いのが欲しいだろ?な?どうなんだ?」
カイジは涙ぐみ、黒崎に頷く。もはや何も考える事が出来なかった。
「さぁ、カイジ君がかわいい声で啼いてくれるから、私のもこんなになってしまった。カイジ君に慰めてもらおう」
黒崎は黒々と隆起したおのがモノを自慢げにカイジにみせ、言った。
「!」
カイジが目を見張った。
84 :
47:02/11/02 20:44 ID:JeyzT0fW
<11>
「どうだい?立派だろ?わくわくしてきたろ?」
そう言い、黒崎はカイジの体を四つん這いにし、一気に突き入れた。
「ぐぁっ!」
さっきまでの、指とは比べ物にならない圧迫感だった。
カイジは歯を食い縛った。
「随分と締め付けてくれるねぇ・・・さぁ、ストライクゾーンはここら辺だったかな?」
黒崎の男がカイジのポイントを捕らえた。
「はぁぁぁ・・・ん!」
カイジが絶叫する。
カイジの内部すべてが黒崎によって満たされ、ストライクゾーンを中心に甘美な痺れ
が全身に広がっていく。
「ん!んはぁっ!もう・・ダメ・・はぁ・・ん!」
カイジはわれ知らず、喘いでいる。
黒崎が腰を使い始めた。
「んんん!」
更なる刺激にカイジの頭は真っ白になり、カイジは放出していた。
「おやおや、カイジ君、フライングかね?」
カイジの放出に気付き、黒崎がからかったが、その声はカイジには届かない。
「まぁ、いいさ、まだ私は楽しませてもらうよ。カイジ君の肉襞が吸い付いてきて、たまらない感触だ」
黒崎は恍惚とした表情で、さらにカイジを攻め続けた。
85 :
47:02/11/02 20:44 ID:JeyzT0fW
<12>
いつ、行為が終わったのか、カイジには分からなかった。
最初の放出から、意識が朦朧として、記憶がとんでいる。
気が付くとカイジはいつもの5段ベッドの一番下に寝かされていた。
汗と体液で、ぐちゃぐちゃだったはずの体も清潔になっている。
おそらく、意識を失ったカイジの体を、黒服達が洗い、その後ここまで運んだのだろう。
「・・・」
カイジは先ほどの痴態を思い出し、羞恥にいたたまれなくなったが、ある考えが思い浮かんだ。
自分の内部に侵入した黒崎は確かに快楽を得ていた。黒崎は女より、好いって言ってた。
・・・三好で実験でもしてみるか?
カイジは深い眠りに就いた。 エンド