1 :
風と木の名無しさん:
帰宅時、駅のボックス状待合室で電車を待っていた。
生暖かい空気が淀んでいる。
暫くすると、男子中学生二人組が入ってきた。
白い開襟シャツと、青いズボンの学生服。
仮にA君、B君としよう。二人共、黒髪。
B君が私の隣に座る。
小柄な、逆立ったヘア少年A君。
そして痩せ型で、前髪をおろしている少年B君。
他にも席は空いていたのだが、B君はA君の前に立つ。
A君:「座れよ」
B君:「いいよ。立ってるから」
A君がB君の前にスポーツバックを降ろす。
部活の帰りなのだろうか。
B君がため息をついてから。
A君の膝に両手を置く。
それはあまりに自然な行動で。
A君はじっと、俯くB君を見つめる。
B君の汗に濡れた前髪が揺れた。
そのまま背筋を伸ばしてから、B君はA君の足から手を離した。
A君:「膝、置いておけよ」
B君:「いや、いい…」
電車が迫っている、とのアナウンスがホームに響き、サラリーマンが席を立った。
ちょうど、二人分の席が空き、彼らはそこに座る。
当たり前の如く、隣同士で…。
2 :
風と木の名無しさん:02/09/04 11:20 ID:2n8zhC6+
で?
3 :
風と木の名無しさん:02/09/04 11:58 ID:2n8zhC6+
何年か前に、雪の降り頻る街の中を、互いの手をしっかりと握りあって全力疾走してる男子高校生を見た。ナニガアッタノカスィラ?