【hey!】トーナメントで萌えpart32【三戦!】

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960風と木の名無しさん
烏龍茶の入ったグラスを2つ手にしたザクは、思わず目を見張って足を止めた。

蛍光灯が白々しいほどの光で照らす室内。
その中程に置かれたテーブルに突っ伏すようにして、テンプレ屋が眠っていた───


夜半過ぎ、部屋を訪れた彼に「何か冷たい物でも」と、席を立ったのはつい先程。
いくら多目に見積もってみても、5分ほどしか経っていないはずだ。

それなのに。

わざわざ近づいてみなくてもわかるほど彼は熟睡していた。

これ程までに彼は疲れていたのだろうか?
僅かな時間に眠り込んでしまうほど?

───そう、なのだろう。
事実、彼は自分が席を外した5分ほどの間に眠っているのだから。