☆★プリティフェイスで801★☆

このエントリーをはてなブックマークに追加
195コギャルとHな出会い:02/08/07 15:57 ID:KePwjkdR
http://kado7.ug.to/net/

 朝までから騒ぎ!!
   小中高生
   
   メル友
  i/j/PC/対応

女性の子もたくさん来てね
良いこと必ず有りますよ!
[email protected]

日本最大のコギャルサイト
                  
女の子とHや3Pしたいならここ!!

おこずかいの欲しい女の子もたくさん来てね!!
196風と木の名無しさん:02/08/07 23:52 ID:VJ1A3PF6
良いですね〜。顔がニヤケてしまいました。
ほほえましいなあ、こいつら。
197風と木の名無しさん:02/08/08 20:28 ID:z5YNHg9D
>>187
ほぼ、男性向けの方が数が多そうですよ。
で、大半が理奈たんその他ではなく、由奈(=乱堂)萌えという辺りに兄貴達の
益荒男ぶりを感じられ、大変按配が宜しゅう御座居ます。

参照スレ
プリティフェイス Part24(少年漫画板現行スレ)
http://comic.2ch.net/test/read.cgi/ymag/1027923369/l50
少年漫画スレ過去ログ倉庫
http://www.geocities.co.jp/AnimeComic-Name/5324/
プリティフェイスで(2゜Д゚ )ハァッハァッ
http://comic.2ch.net/test/read.cgi/ymag/1025698441/
198風と木の名無しさん:02/08/08 22:07 ID:E1bjMJwx
   l       \    ヽ
   l|, 、  、 |iヽ, ヽ \.   ヽ
 l  i ! | i  | |l'、ト ヽ iヽ ヽ  ',
 |  / | |. i  |.|| i.|ヽ |、 | ',   i  i
 ! / |_| | |i  ,;トi‐トi、! l  .i|  i
,.|!,.+''"^| |` | |i}  ' ュノェ|i,`i  l.| i
l |/;:=ニ|i  l |   /rj:ヽ\ i  l i l
' '/ iニ)ヽ,ヽ |!.   ' {::::::;、! 〉iー | | |  
;〈 !:::::::c!      `'ー'' ' }i | i.| |    
 ` `''"    、  //// /;:i | | !. |    真鍋にだったら・・
、////      '     /,ノi,   i. |    あげてもいいよ・・
、,ゝ、    --−'    /   i |  |. i
 | lヽ、        /    | i  | !
i |l l| |`''‐ 、   , イ | |    | i  |. !
| ||i,| |    ` ''"  | /l| l  |i  |l l  ! i
| l|!,>‐!          |〃i:|'i i | |.i |i | |i
i l iヽ.,!        |メ,/ | /ノi i. ! il i |i
/' |.:.:.:.``''ー-、     !  〉,|/ |/i' l |i l |ヽ
; r'.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.``''ー-'、ノ:|、_ ノ '  i,| l i|. l
/、、__.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:i.:.:ヽ   | |.i |. |
.:.:.:\`'ー-、___:.:.:ー'";/|:\  ' ト;| |
:.:.:.:.:.:\:.:.:.:.::..:.:.:.:.:.:.:.: ̄.:.:.:.:.:|.:.:.:.`ヽ、|.i
199風と木の名無しさん:02/08/09 01:02 ID:hyZivCa8
>198
ユ、ユナタン(;´Д`)ハァハァ
200風と木の名無しさん:02/08/12 03:09 ID:rpJjppt0
ageとく
夏祭り…行きたかった
201風と木の名無しさん:02/08/13 23:36 ID:iFRsRlxT
hoshu
202風と木の名無しさん:02/08/14 01:44 ID:zucjR2tf
正直なところ夏祭りではプリフェ本ってどれだけあったんですか?
203風と木の名無しさん:02/08/15 22:43 ID:NX68AWm6
赤丸の予告がちびっとばかし気になります。
204風と木の名無しさん:02/08/18 23:58 ID:VzqRwiKh
夏祭りでプリフェ本、一冊だけゲト!
真鍋→乱堂ぽいやつ。
「女の子になったら、俺の初めて貰ってv」
とか妄想する真鍋とか。
やはり真鍋は由奈を女にしたいのか。
なんかつまらん。そのままでいいじゃん〜。
そっちの道に目覚める真鍋希望。
205風と木の名無しさん:02/08/19 17:55 ID:EGKMgVxE
やっぱ夏祭りじゃまだプリフェ本は多くは出てないんでしょうか…
インテは、180さんと182さんだけってことはないでしょうけど。
プリフェ801同人の皆さん、がんがれ〜w
206風と木の名無しさん:02/08/20 23:49 ID:1S7VcHaT
赤マルがちょっと真鍋×乱堂だった。
立ち読みで済まそうと思ったけど買ってしまった。
207風と木の名無しさん:02/08/23 02:43 ID:NlxdNXyT
保守点検。
208風と木の名無しさん:02/08/24 07:04 ID:8FF0hdxY
あげてみる
209風と木の名無しさん:02/08/24 08:13 ID:8o34ZJCU
>208


    きさま・・・。
210風と木の名無しさん:02/08/24 12:07 ID:Vz5FZRBV
最近ヂャンプ見てねえなァ・・・(*´Д`)ホゥ…
211風と木の名無しさん:02/08/25 00:11 ID:VXl6J8QL
インテ終わったら収穫情報をきぼんぬ…。
212風と木の名無しさん:02/08/27 08:54 ID:eUXqRLai
真鍋の白衣をかぶってるって考えたら(;´Д`)ハァハァ?
213風と木の名無しさん:02/08/27 14:50 ID:MWIKfxv3
真鍋のカホリに胸キュン。
214風と木の名無しさん:02/08/27 21:27 ID:tR6+eZOp
 そろそろホームページのために新しい写真を撮ろうか、と真鍋が言うので由奈は制服のまま、
真鍋医院の中庭へ出た。
 流石に路上で写真撮影は恥ずかしいし目立つ。ここなら診療時間外は誰かに見られる心配も
ないし、由奈も安心して撮影に臨むことができる。
「なるべく可愛くして写ってよ?本物の由奈ちゃんらしくしなきゃならないんだからね」
「わぁってるって……」
 ブロックが敷き詰められた中庭にぺたんと足を投げ出して座るとたちまち真鍋のチェックが入る。
「あぁもぅダメダメっ、『由奈ちゃん』はそんなことしちゃ駄目だよ。ほら、足は閉じて。
女の子だろ?君は」
「オレは男だっつーの……」
 ぼやきながら足を閉じ、デジタルカメラを持つ真鍋に向かってにーっと笑って見せる。
 だが、真鍋は眉間にしわを寄せた。
「うーん。違う」
 唸ってカメラを下げる。
「オイオイ、こっちはちゃんと笑ってるだろーが。何が悪いんだよ」
「悪いね。全部なっちゃいないよ」
「何ィッ!?」
 いきり立つ由奈の前に屈み込むと、突然真鍋が由奈の左腿を撫で上げた。
「ひゃっ!」
 が、真鍋は足を撫でたのではなく、そのまま少し右に重心をずらした辺りで両膝の位置を決め、
きちんと足を閉じさせた上で今度は足首を持って軽く開かせる。
「あっ……」
 足首を軽く掴まれただけだというのに、由奈の体は一瞬バランスを失い、姿勢が崩れた。
「おっと」
 由奈の体を白衣の腕が抱きとめる。
 白衣に包まれた真鍋の体には殆ど臭いがなく、それでも少しの消毒薬の匂いが沁んでいた。
(……真鍋……)
 ほんの僅かな時間だけ、真鍋の胸の中で由奈は目を伏せる。
215風と木の名無しさん:02/08/27 21:29 ID:tR6+eZOp
「大丈夫かい?」
「あ、あぁ…」
 すぐに真鍋は由奈を先程のように座り直らせて、また由奈のポーズ付けに戻った。
「そうだね〜、手はこっちにこう、ここにこうして……はい、顔をこっちに傾けて」
「は、恥ずかしいぞコレは……」
 首を傾げるポーズというのは、やってみると非常にぶりっ子くさく感じられて乱堂の精神が
受け付けてくれない。ポーズをとるところまではできても、顔が引きつってしまうのだ。
「オレ、こ、これ…できねーカモ……」
 顔面神経痛になりそうな引きつり笑顔のまま由奈が訴えても真鍋は聞く耳持たない。
「何を言ってるんだいこのくらい。君は可愛いんだから写真を撮っても可愛くなる方が当然だろう?
こうした方が絶対君の魅力を引き出すんだからね」
「で、でもよー……」
 少し離れたところまで歩いていった真鍋がくるっと振り返り、真っ直ぐに由奈を指差す。
「君は可愛い!」
「へ?」
 目を丸くする由奈に、真鍋は真剣な顔できっぱりと言い切った。
「大丈夫だよ、君は本当に、普通にしてるだけでとっても可愛いんだから。絶対可愛い写真が
撮れるよ。ボクが保証する」
 あまりにきっぱりした態度に由奈が戸惑い、訊ね返す。
「……オ、オレが……可愛い?」
「うん!」
 数秒間、二人の間に沈黙が下りた。

216風と木の名無しさん:02/08/27 21:30 ID:tR6+eZOp

「ぷわーっはっはっはー!」
 突如として由奈が爆笑する。
「えっ?な、なんだい乱堂クン、ボク何か変なことを言ったかい?」
 ブロック床の上に両足を投げ出し、腹を抱えて笑い続けながら由奈は思う。
 もし自分が由奈ではなく乱堂政の姿のままだったなら、真鍋は間違っても可愛いなどとは
言わなかっただろう。
 あのバス事故があって、真鍋が乱堂を由奈の姿にしたからこそ、真鍋は乱堂を――いや、
由奈を可愛いと言い、女になれと言うのだ。
(真鍋が見てるのは……本当のオレじゃねーんだもんな……)
 胸のどこかがきゅんと痛んだ。
 でも、それでも。
 それでもいい。
 それでも真鍋は由奈が本当は男であることを知り、由奈を「乱堂君」と呼び、理奈への想いを
知ったうえで由奈の行動に協力してくれる。
217風と木の名無しさん:02/08/27 21:31 ID:tR6+eZOp
「はー、苦しー」
 起き上がって笑いすぎたためか両目の縁に滲んだ涙を左右とも指先で拭い、由奈は先程真鍋が
付けたとおりのポーズを取り直すとニコッと微笑む。
「可愛く撮れよ。由奈ちゃんの写真なんだからな」
 だから、それでいいのだ。
「え……あ、うん。そ、そうだ…ね……」
 逆に真鍋の方がどこかぎこちない表情になり、デジカメを構えてシャッターを押した。
「どーだ?ちゃんと撮れたのか?」
「勿論、そうだけど……」
 何故か口ごもる真鍋の様子にはかまわず、由奈は立ち上がってスカートの埃を払う。
 それから真鍋の傍へ行って手元のデジカメを覗き込み、画面を見て頷く。
「しっかり可愛く撮れてんな!これならオレじゃなくて本物の由奈ちゃんっぽいよな?」
 じゃあさっさと更新してくれよ、と由奈は先に立って病院の中へ戻ろうとする。
「…乱堂君!」
 真鍋が声をかけた。
「ん?」
 振り返ると、半ば手を差し伸べたような形で中途半端に真鍋が固まっている。
「何だよ」
「あのね、乱堂君……さっきボクが君を可愛いって言ったのは……」
 身軽い妖精のように由奈は数歩で真鍋の元へ戻り、出された腕を取ると小脇に引き込むように
して強引に腕を組んだ。
「解ってるよ。解ってるから、言うんじゃねーよ、いちいち」
 真鍋の顔を見上げて笑う。
 そして目を伏せると、真鍋と腕を組んだまま病院へ戻った。
 真鍋が言おうとした言葉を知ることもなく、自分自身の隠された想いに気付くこともなく。
 それでもいいと、由奈はまだ思っていた。
218風と木の名無しさん:02/08/27 21:34 ID:tR6+eZOp
 すみません、今週は萌えまくってあと1本書き途中なんですが…
やっぱここに書くのは駄目でしょうか……。
219風と木の名無しさん:02/08/27 23:43 ID:PVVIEQo7
いいや、ぜんっぜんOKです!!
張り切って書き込んでください。いやむしろ書き込んで!w

>214-217
は>218さん作ですか?
私はもう萌え死にそうでつw
ああっ、真鍋のほのぼのした恋心、イイ!!
218さん、もうどんどん萌えまくってください。

今週号のジャンプ読んでても、もう真鍋→由奈(乱堂)
にしか見えんくなってきた…。
わざと強力接着剤で取れなくして困らせてる真鍋。
胸の時も自ら確信犯だって認めてくれたしw
もう真鍋って乱堂のことを構いたくて仕方ないんだよね〜。
それで乱堂に何度怒られたって嬉しいからまたやってしまう。
あぁ萌え!!
そういえば今週号の最後に乱堂が顔半分蚊に刺されて
腫れ上がってたあれも、きっと真鍋に診てもらってるんでしょうよ。
なんだかんだ言っても頼れるのは真鍋な乱堂。いや、頼っちゃう。

…長文スマソ。もう萌えすぎて本当死にそう。
220風と木の名無しさん:02/08/28 01:24 ID:u1t7su/I
>>214-217
キタ━━━━━(゚∀゚)━━━━━!!
イイ! 擦れ違いとか医者のヘタレ加減とかもー堪りません。
221風と木の名無しさん:02/08/28 19:14 ID:Bb2ogdwR
本スレ487にて801風味SSハケーン!

……まだ書き終わらない218でつ……。・゚・(ノД`)・゚・。
感想ありがとうございます、
がんがるでつ!o(゚Д゚)o
222風と木の名無しさん:02/08/28 19:33 ID:wKW5A04k
>221
素朴な疑問なんだけど、なんでサイト作ってやらないの?
あ、「ここで書くな」と言っているのではないです。気に障ったらゴメソ。
223風と木の名無しさん:02/08/28 20:56 ID:kWpaS6Kc
>222
中途半端なもの作っても見に来てくれる人に失礼だと思うので。
ここなら変なしがらみもなく好きなものが好きなだけ書けるとも思いましたし。
もしサイトを作っても、SS1本書いてそれで終わりになったとしたら
あんまりだよな〜……と。
甘えと言ってしまえばそれまでですが。

とりあえず許して頂いてるようなのでコソーリ。
224風と木の名無しさん:02/08/28 20:57 ID:kWpaS6Kc
 学校で一晩寝たせいでひどく蚊に刺されてしまった顔の右半分は、家に帰って薬をつけて、
1日経っても顔の腫れが引かなかった。
 だから仕方なく、由奈は今日も真鍋医院へ足を向ける。

「あ〜キミはもぅっ!一体何度こんな風に顔をひどくして来れば気が済むんだい〜!」
 半ば以上は諦めのこもった悲嘆を聞き流し、治療を受ける。
 蚊に刺されたと言ってもただの蚊ではなく、普通より腫れが大きくなるヤブ蚊に刺されたものを
さらに寝ている間、無意識に掻きまくってしまって状態を悪化させてしまったらしい。
「大体虫刺されと言ってもね、蚊は伝染病の媒体にもなるんだからね。有名どころで日本脳炎、
マラリア、フィラリア、他にも黄熱病だのデング熱だのなんていう感染症もあるんだから。
油断できないものなんだよ?」
 薬をつけながら真鍋が説教をくれるのを由奈は顔をしかめて遮る。
「うるせーな、ごたくはいらねーって言ってんだろ!元はと言えばお前のせいなんだからな!」
「そ、それは悪かったけど……でも、だから僕の部屋で泊まっていけばよかったんだよ」
 真鍋の一言に由奈の頬が上気した。
225風と木の名無しさん:02/08/28 20:57 ID:kWpaS6Kc
 本当はあの夜、これじゃ家まで帰れねーと騒ぐ由奈を自宅へ泊めようかという真鍋からの提案が
あったのだ。
 それを「外泊してくるなんて理奈も両親も心配するだろうから」と断ったのは由奈自身だ。
 実際そのときは由奈も家まで帰ることができれば何とか朝までは平気だろうと甘い見通しを
立てていたし、真鍋が着ていた白衣を奪った時点で、ひとまず顔は隠せると安心していたのだ。
 しかし何よりも。
 真鍋が使う寝室で、真鍋が眠るベッドに寝て一晩を過ごす、ということを想像しただけで
(そんなコトできるか!)
 と強く思った。
 寝ている間に真鍋に何をされるか判らないという単純な理由のためだけではない。
 由奈は真鍋のプライベートな側面を全くと言っていいほど知らない。殆どが医者と元患者としての
付き合いだ(多少範囲を超えているかもしれないが)。
 そこに突然、真鍋の寝室、というプライベートの代表が飛び込んできたとき、もしかすると由奈は
怯えたのかもしれない。自分の知らない真鍋の姿を余計に知ってしまうことに。
226風と木の名無しさん:02/08/28 20:58 ID:kWpaS6Kc
「オレはっ…、そっちに気を使ってやったんだよ!悪いのは接着剤間違えたそっちだろ!」
 赤くなった顔をどうすることもできないまま由奈が主張すると、
「悪いことは全部ボクの所為かい?困ったコだねぇ…」
 真鍋が苦笑して頬杖を突く。そんな仕草が真鍋を遥かに成熟した大人のように見せて、由奈は
甘い痛みにも似た切なさを訴える胸元を、思わずぎゅっと強く掴んだ。
 真鍋と由奈は医者と元患者の関係で、加害者と被害者で、だが共犯者のような関係でもある。
だからこその親しみもあるのかもしれないが、けれど時折、所詮それだけの関係でしかないのだと
由奈に痛感させるような素っ気無さを真鍋は持ってもいる。
「ま、いいや。あぁそうだ、ついでだからホームページの方も確認していくかい?」
 こくんと頷きながら、由奈の手はシャツの胸元を掴んだままだった。
227風と木の名無しさん:02/08/28 20:59 ID:kWpaS6Kc
 BBSへの書き込みは増えていなかったが、新しくメールが一通届いていたようだった。
「ん〜……残念。これも違ったよ。HPを見て君に一目惚れしました、メル友からでいいので是非
お付き合いしてくださいってさ」
 どこか楽しそうにメールの内容を説明する真鍋に由奈がげんなりとする。
「……だから、そんなくだらねぇメールはとっとと捨てろよ……」
「え〜なんで?いいじゃないか、だってこれは真剣に君を好きだって言ってきてるメールなんだよ?」
「だから気持ち悪いんだろーが!オレは男じゃねーか、そんなもん来たってどうしようもねーだろ!」
 怒る由奈に対し、真鍋は肩を竦めてみせた。
「気持ちは判らないでもないけどさ。でも、これは君がどんなに可愛いかっていう証明なんだよ。
僕に限った話じゃない、男だったら誰だって……」
 由奈の頬に手を伸ばし、そのまま髪を指にさらりと通す。
「君に恋をしてしまうと思うけど?」
 眼鏡の奥の瞳は真っ直ぐ由奈の目を見詰めていた。
 かぁぁっと由奈の顔が赤く染まっていく。
「〜〜〜っ、なっ、ンなこたァ知るかーーーっ!」
 思わず由奈は真鍋を殴り飛ばしていた。
228風と木の名無しさん:02/08/28 21:00 ID:kWpaS6Kc
「何も殴らなくたって〜」
 愁訴する真鍋に由奈は凶暴に唸りかかる。
「るせぇっ!気色悪い話する方が悪いだろーがっ!」
「またボクが悪いのかい〜?」
「たりめーだッ!」
 まだ熱を持っている頬をぐいっと拳で擦り上げ、由奈は乱暴に言い放った。
「大体なー、なんでオレが男にモテて嬉しがるんだよ!おまえ、オレのこと何だと思ってんだ!」
 真鍋は苦笑する。
「だって君に恋する男が多いってことは、それだけ僕の技術がすごいってことでもあるんだよ。
君自身、自分の体に少しでも火傷の跡や縫合の跡が残っているのを見たことがあるかい?
ないだろう?僕は君の体を完璧に治療したんだ、顔が違ってたってことを除けばね」
 一番の問題点はそこだと思うのだが、この医者にとっては関係ないらしい。
 乱堂が由奈になったために、こんな非常識で不自然な事態になってしまっているのに。
 疼くような苛立ちを抑えもせず、由奈は真鍋に向かって精一杯喚いた。
「けっ、要するにオレはモルモット候補でしかないってことだろ!だからオレがそういう男どもに
どんな目で見られてたって、てめーには関係ねーってことなんだろ!?」
229風と木の名無しさん:02/08/28 21:00 ID:kWpaS6Kc
 こんなことで声を張り上げる必要などないのに。
「てめーはオレのことなんか何とも思っちゃいねーんだ、そーゆー奴なんだよ!」
 肩で息をする。由奈自身、言っている間に自分がなぜこんなことを主張する必要があるのか、
なぜこんなにも涙が溢れてしまいそうなのか、解らないままだった。
 ただ、(こいつは何にも解っちゃいない)という思いだけが強く激しい声になっていた。
 沈黙に耐え切れず俯いた由奈の前に、微かに笑いを含んだ声が静かに流れる。
「何とも……思ってない、か……」
 顔を上げる。真鍋の眼鏡が冷たく光を放った。
230風と木の名無しさん:02/08/28 21:01 ID:kWpaS6Kc
「じゃあサ、乱堂君。……もしボクがこのまま君をここに閉じ込めたら、君はどう思う?」
 やや痛いくらいの力で腕を取って抱き寄せ、けれど左の掌で由奈の頬にそっと触れる。
 優しく、大切な宝物を撫でるかのように。
「――まな…」
「今の君は紛れもなく男で、理奈ちゃんって娘を好きでいる。だから、例え誰が君に恋をしても
君はそいつには何の関心も持たないだろう。ボクはそれを知っているから、どんなに君への
ファンレターがメールボックスに溜まってたって何とも思わない。君はそんな連中じゃなく
理奈ちゃんだけが好きなんだからね」
 いつもとは違う真鍋を縋る目で見上げる。
 確かに自分が好きなのは理奈だけだ。けれど――
「それに君は強いから、例えどんな男に襲われたって逆に相手を投げ飛ばせるだろう?ボクが君の
ことを心配しなきゃいけない理由なんてどこにもない。そう……多分、君は不愉快だろうけどね。
231風と木の名無しさん:02/08/28 21:02 ID:kWpaS6Kc
だけど、もしボクが君をここに閉じ込めたら。ボクが君のことを、本当に好きにしたら……。
……君は、もっと不愉快で……もっと怒るだろう?」
 初めは冷たく見えた真鍋の眼差しが、その実ひどく哀しげに見えて由奈は言葉に詰まる。
 当たり前だ、真鍋は自分のことを好きにしたいと言う。要するに由奈にモルモットになれと
言っている。そんなことを受け入れられるわけがない。
 けれど由奈は気付いていない。
 真鍋は由奈を本物の女の子にしたがっていた、それは事実としてもその先それ以上にどんなこと
を望んでいるのか。
「まな…べ……」
 当たり前のことをこんなにも哀しげに尋ねる真鍋の真意を測りかね、戸惑っていると、ふぅっと
溜息をついて真鍋が由奈から離れた。
232風と木の名無しさん:02/08/28 21:03 ID:kWpaS6Kc
「ごめんよ、乱堂君。……ちょっと疲れてるのかもしれない」
 さっきの寂しそうな様子が嘘であるかのように真鍋はにこっと笑ってみせる。
「大丈夫だよ、ボクだって医者だからね、きちんと患者の同意は得てから好きにするから!」
 ぐっと握りこぶしをつくって笑顔を向けてくるところも、もう普段と何の変わりもない。
「やだな〜、ボクもトシなのかな〜。ちょっと札幌まで出るだけでも意外に疲れちゃっててね、
いやーもう大変だよ」
 あっけらかんとした口調に、由奈もようやくぎこちなくも笑顔を取り戻す。
「そっか…。疲れてる……のか……。いや、オレの方こそ悪かったな、そんなときにばっかり
来ちまっててよ……」
「いや、それは全然構わないから。だって君の体はボクの予約済みなんだからね?怪我でも
病気でも何でも綺麗に治してあげるから、好きなときに来てくれればいいよ」
「……てめーはまだそーゆーコトを抜かすか……」
「そんなことより、昨日ボクから剥ぎ取っていった白衣、返して欲しいんだけど」
 ギク。露骨に表情の変わった由奈を見て真鍋が眉間にしわを寄せる。
「え〜?まさか汚したり破いたりしてないよね〜?」
「まままさか、まさかなっ!そんなことはしてねーけど……そっ、それはまた今度ってことで!」
 慌てて由奈は踵を返した。まさか思いっきり破きまくってオバケの衣装にしたとは言えない。
233風と木の名無しさん:02/08/28 21:04 ID:kWpaS6Kc
「あぁそうだ乱堂君、それからね」
「へ?」
 まだ何かあるのかと振り向こうとしたとき、不意に由奈は後ろから二本の腕に抱きしめられた。
(!)
 真鍋に抱きしめられた、と認識するより先に自分の股間がさわっと撫で上げられ。
「〜〜〜!?」
 真っ赤になって硬直する由奈に、手を外してその前へ回った真鍋が明るく笑いかけた。
「こういうセクハラ男には気をつけないといけないからね。触られちゃったらアウトでしょ?」
 ネ!と両手をわきわき動かしてみせる男に対して殺意が芽生えるのはそう困難なことではない。
「……てめーは、一遍死んでこ〜いッ!」
「わ〜っ、死んだら二度と死ねないヨ〜〜〜!」
 白衣の襟を掴んで真鍋の首を絞めつつも、心のどこかでほっとしている自分がいることに、
由奈は気付いていなかった。
234風と木の名無しさん:02/08/29 01:20 ID:H2wBQ4T9
深夜のプリフェ本スレが801寄りな感じになっております。
真鍋×由奈(乱堂)な方は、いちどお越しください( ´∀`)
235風と木の名無しさん:02/08/29 12:05 ID:OnOcob92
(*´Д`)イイ・・・
236風と木の名無しさん:02/08/29 12:28 ID:OWwX4Z+t
>234たんサンクス!
本スレもほとんど雰囲気変わんないジャン〜。
そっちもブクマしときマスタ。
なぁんだ、男も真鍋×由奈に萌えてんじゃん♪
237風と木の名無しさん:02/08/29 23:04 ID:j6+UkLuK
職人たん、スンバラシイSSいつもありがとう。
今回も萌え萌えでしたよ…(;´Д`)ハァハァ …(;´Д`)ハァハァ


チョトヒトリゴトデスガ、モウソロソロ801イタラシク,チョピーリエロイテンカイキボンデス…
238風と木の名無しさん:02/08/29 23:04 ID:capnv7bS
いや。
て言うか、兄貴達の間で一番人気は由奈たん(=乱堂)だし。
239180:02/08/30 00:47 ID:IdAoq/Jt
遅くなりましたが、報告させて下さい。
インテでプリフェコピー本を出した所、30冊全て完売致しました。
皆の反応が面白くてしかも一緒でワラタ。
絶対「おお、プリフェ本だ」は言われる。
「あー、プリフェだ!凄い凄い!これ下さい!」と表紙買いして下さった
オサレでユナリナ似な可愛いお嬢さんにも買って頂けて満足です。
エロが苦手なので微エロに走ってしまったけど、これを機にまた作りたいと思います。
ここの人も是非出して下さいね…。
私はインテで1冊もゲット出来なかったよ…。
240風と木の名無しさん:02/08/31 09:32 ID:uVmKMYNV
239>
完売オメデd!
ジャソプでのマイナーってのは燃えるものがあるよね。知名度は高いし。
自分も出したいyo…もう明日イベントだけど…
241風と木の名無しさん:02/09/01 18:20 ID:3g7Auf2A
明日はジャンプが出るぞ〜♪
242風と木の名無しさん:02/09/02 16:44 ID:VE/A89R+
アンケ出しました。
243風と木の名無しさん:02/09/04 11:07 ID:7EU6DtfJ
本出しました。
244風と木の名無しさん
液出しました。