hey!三戦板からのお願い---トーナメントで萌えpart3
<前回までのあらすじ>
801姉さんに会うために「大人の時間」に半角かなと行っていたことを、
少年漫画に目撃されていた少女漫画。
翌日の朝そのことで二人は口論になり、
少女漫画を泣かせてしまった少年漫画は自己嫌悪に陥る。
微妙にスレちがって行く二人の心。
健子(プ)「少女漫画ちゃん、どうしたの。高等部に何か用なの?」
少女漫画「あ、健子(プ)…うん、ちょっと…」
健子(プ)「わかった、半角かなさんでしょ。ほんと、ウラヤマシイなぁ」
少女漫画「そ、そんなんじゃないよ…」
健子(プ)「隠さない、隠さない♪
だけどいいなぁ、半角かなさんて大人だしかっこいいし…」
少女漫画「からかわないでよ、もぉ…」
高等部の入口から801姐さん登場
801「邪魔だよ、どきな…。出入り口ではしゃぐんじゃないよ」
少女漫画「あ…っ」
健子(プ)「す、すみませんっ」
あたふたと脇に寄る二人。
一瞬目があう少女漫画と801姐さん。しかし801姐さんはすぐにそっぽをむくと立ち去ってしまう
801「……ふん」
少女漫画「……」
健子(プ)「…ふぅ、怖かったぁ。あながち噂もデマばかりじゃなさそうね」
少女漫画「え、噂って…?」
健子(プ)「知らないの?高等部の801姐さんにまつわる噂。
年齢不詳、ほんとは2年くらいダブってるんじゃないかとか
実は2ちゃん学園の影の最強実力者とか言われてるらしいよ」
少女漫画「……」
健子(プ)「だけど、801姐さんが本当に恐れられてる理由はそこじゃないのよ。
学園でも手のつけられない煽りや荒らしがこれまで何人も
801姐さんにちょっかい出してことごとく返り打ちにあったって。
瞬殺シカトなんてまだマシ。いいようにあしらわれて弄ばれて、
心の傷を負って泣いてる人もいるらしいよ…」
少女漫画「そんな…」
健子(プ)「最近じゃ煽りや荒らしだけじゃくて、健全な生徒にまで手を出してるって話だよ。
ほら、curry組の三戦くん。真面目そうな子なのに801姐さんにたぶらかされて
手下になってるとか…」
少女漫画「う、嘘だよ、そんな…噂は噂にきまってるよ!
お姉…801姐さんはただちょっと話しかけにくいだけで、
みんなに誤解されてるだけだよ!」
健子(プ)「少女漫画ちゃん…?」
少女漫画「あ……怒鳴ったりしてごめん、健子(プ)…」
健子(プ)「ううん…こっちこそごめん…そんなに気を悪くさせるなんて思ってなくて…」
少女漫画「うん…」
健子(プ)「……」
気まずい雰囲気と沈黙。
健子(プ)「あの…ね、少女漫画ちゃん。あの…少年漫画くん…のこと、どう思ってる?」
少女漫画「え、少年漫画(よびすて)…?」
健子(プ)「うん…えへへ、実はわたし少年漫画くんのこと、前から気になってて…」
少女漫画「そうなの!?…へー、そうだったんだー。
少年漫画(よびすて)、昔っからモテたことないから
自分の事好きな女の子がいるって知ったらきっとよろこぶよ。
うん、わたし健子(プ)のこと応援する。がんばりなよ」
健子(プ)「ありがとう、少女漫画ちゃん。
わたしてっきり少女漫画ちゃんて少年漫画くんのこと…」
少女漫画「えー、なにソレっ。そんなわけないよ!
あいつとは単なる幼馴染みで腐れ縁なだけだってば!」
健子(プ)「ほんとに?よかったー…
…あ、早く戻らないと昼休み終わっちゃうよ」
少女漫画「う、うん」
駆け出す二人。
しかし少女漫画の胸は自分でもわからない思いにしめつけられていた。
少女漫画(ほんとだよ…わたし、少年漫画(よびすて)のことなんてなんとも思ってない。
…思ってない…のに…。どうしてこんなに胸が苦しいんだろう?)
彼女が自分の本当の気持ちに気がつくのはまだまだ先のことだった。
>少女漫画板住人さま
231=249-250です。
231のアレを使ってのAA、拝見させていただきました。
おもしろかったです。勝手に話が進んでしまってますが、
お祭りということで拙い部分は目をつぶっていただけると幸いです。
とりあえず日陰の身なので、こちらだけでもお礼を…