hey!三戦板からのお願い---トーナメントで萌えpart3
<前回までのあらずじ>
ついに生き別れの姉に会えた少女漫画。
しかし姉801は冷たい言葉で少女漫画を突き放す。
それは少女漫画のことを思った801の姉心からだった。
半角かなに抱かれ、落胆の思いで「大人の時間」を出る少女漫画。
だがその二人の姿を驚愕の目で見ていた人物がいた…
朝、少年漫画と少女漫画が共に登校中。
少年漫画「…おまえ昨日どこに行ってたんだよ」
少女漫画「え……な、なによ、イキナリ…
あ、あんたなんかに関係ないじゃない」
そっぽをむきながら、黙ってもくもくと歩く二人。
重い沈黙に耐えられず、少女漫画が先に口を開く。
少女漫画「……ファッション先生のところ…だよ。
ちょっと勉強でわからないところがあって…」
少年漫画「…なんで俺に嘘つくんだよ」
少女漫画「う、嘘なんて…」
少年漫画「俺、昨日見たんだからな。
半角かなの野郎といっしょにおまえが「大人の時間」から出てくるとこ」
少女漫画「!」
少年漫画「あいつといっしょにいて…それで俺になんで嘘つくんだよ」
少女漫画「そ、それは…だって…」
(モノローグ:はっ、少年漫画に801お姉ちゃんのこと言っちゃだめだ…
言ったらきっと801お姉ちゃんに迷惑がかかる…)
少年漫画「どうせあいつにいいこと言われてホイホイついてったんだろ。
おまえみてーなかわいくない女、大人が本気で相手にするわけ…」
パン!(ビンタ)
ちょっぴり涙ぐんで少年漫画を睨み付ける少女漫画。
少女漫画「どうしてそんなこと言うのよ。
半角かなさんは少年漫画なんかよりよっぽど大人なんだからっ。昨日だって…」
言いかけ、何かをぐっとこらえると少女漫画は学校の方向へ走っていった。
後に残された少年漫画。
少年漫画「………なんだってんだよ…
かっこ悪ぃ……俺…」
足下の空き缶を思いっきり蹴飛ばした。
少女漫画風を目指してわけがわからなく。
果たして「大人の時間」とは一体なんなのか?
少年漫画はそんなところで一体何をしていたのか?