彼が・・・クジャが、晩餐会の会場で気を失ってから小一時間は経つだろうか。
クジャは今、「私」が彼の為に特別に設えた部屋のベッドの上に、幾分荒い寝息をたてながら横たわっている。
未だに媚薬の効果は続いているらしく、その性器は己の精液を吸い込んだ面積の狭いビキニを押し上げ、布越しでもはっきりその形を誇示している。
今すぐにでもその小さな布を剥ぎ取って、直接眼に焼き付けたくて仕方が無い。しかし、彼が起きあがるまでは我慢するとしよう。
そうでなくては陵辱の意味が無い。「私」は召使に入れさせた紅茶を飲みながら、先ほどのビキニ越しに感じた、クジャの男性器の熱く脈動する感触を思い出して
一人ほくそ笑む。
「う・・んン・・・」
気が付いたようだ。寝ぼけたような声の後、長い睫毛に縁取られた大きな瞳がゆっくり開かれる。そして、怪訝そうな顔で部屋を見渡していたが、「私」の姿を捉えた刹那、キッと眼を吊り上げ
「貴様・・・一体なにを企んでいる!この僕に、あんな場所で、よくも下劣なことを・・・!」と声を荒げ、罵る。
「まあ、許してください。こういう機会でないと、なにかとお忙しいあなたとは接触がとれませんからね・・・ああ、心配しなくてもここへ運んでくる時は、あなたの蜜でぐちゃぐちゃに濡れた下半身を
皆さんに見られないように、毛布をかけて来ましたから大丈夫ですよ。」
「な・・・!」聞いた途端、彼の顔がみるみる朱に染まるのが解った。あからさまに羞恥の表情である。
「とても良かったんでしょうねえ・・・貴方はとても気持ちよさそうな顔をして、失神したんですよ?いやらしい液も沢山出て・・・そうそう、貴方を召使いに抱えさせて運ぶ途中、掛けた毛布の下から
ぽたぽたと床に零れ落ちたんですが、あれに気付いた人がいなければいいんですがねえ・・・」
「黙れ!」彼は猛烈な勢いで起き上がり、私に詰め寄ろうとした・・・が、その途端「ガキン!」という金属音と共にその動きが止まる。
「く・・・どこまでもふざけた真似を・・・!」彼は、自分の両手首に嵌められた、銀色の鎖の付いた手枷
に気が付き、ますます怒りを募らせた表情で「私」を睨み付ける。もちろん、手首どころか両足首にも足枷は嵌まっており、
その四つは鎖でベッドの四隅に立てられたポールに繋がっている。
「ちょっと可哀想ですが、拘束させてもらいましたよ。逃げられては困るのでね・・・完璧に『私』のものになって頂くまでは、
このままでいてもらわないと」
「な・・・何だと?何を・・・言って・・・ハア・・う・・」再び媚薬による快楽の発作が蘇ってきたのか、彼の言葉は荒くなってきた吐息に
呑まれてしまう。眉根を寄せ、切なげな表情で喘ぎ始める彼のもとへと近づきながら、「私」はゆっくりと告げる。
「どれくらい前になるでしょうか・・・初めて貴方を見たときから、すっかり虜になってしまいましてね。
寝ても醒めても、貴方を手に入れたくて仕方が無くなったのですよ。貴方はとても美しく扇情的だ・・・貴方の魅力が、今まで何の生きがいも無く、
流されるまま生きてきた『私』を狂わせたのです。気の毒ですが、ここでこのまま『私』だけの貴方になって頂きますよ・・・。一生ね」
「何だと・・・・!?」「私」の言葉に、彼の眼が驚愕に見開かれる。
「本気ですよ。さ、もう話は抜きにして・・・ほら、あんなに出したのにもうまた立派になっているじゃないですか・・・気持ちいいでしょう?
ここに居れば、いくらでもこのような快楽の中に身を浸していられるんですよ?」
「ふざ・・けるな・・・いい加減に・・・」
蕩けそうに乱れ始めた彼の艶声を聞きながら「私」は、乾いた精液の染みに塗れたビキニをゆっくり引き下ろした。
クジャ…肉奴隷に…(;´Д`)ハァハァ
凄い文才ですね!もう(;´Д`)ハァハァしっぱなしです・・・!
私もクジャを一生・・・ゲフンゲフン
銀色の鎖(;´Д`)ハァハァ