909 :
風と木の名無しさん:02/07/17 21:12 ID:zRpjB5yh
キタ━━(゚∀゚)━━( ゚∀)━━( ゚)━━( )━━(゚ )━━(∀゚ )━━(゚∀゚)━━!!!
どれほどの時が過ぎたのか。
荒れ狂う嵐が過ぎ去り身体がやっと少し落ち着きを取り戻してきた。
ゆっくりと深い呼吸を繰り返し息を整える。
「薬もそろそろ切れる頃だね。最後にもう一度だけいかせてあげようか」
増田は手首を固定していたタオルをほどいた。
(かなわなくともせめて一発殴ってやる。騒ぎになってもかまうものか)
新人は解放された腕を増田に向かって振り上げた。
しかし、振り下ろす前に増田にかわされる。
「まだそれだけの元気が残ってるとは驚きだね」
増田は呆れたように言うとそのままガラステーブルに新人の上体を俯せに押しつけた。
「でも、まだ薬は効いてるんだから無理はよくない」
「ちっ…くしょ……」
増田は浴衣の裾を捲り上げると下着を新人の足から抜いた。
露わになった谷間にローションを垂らす。
「…な…ん…?」
わけの解らない薬を使われた気がして、顔だけで振り返った。
「そんなに怯えなくてもただのローションだよ」
増田は笑う。
「だ…誰が…おびえ…て…!」
「じゃあ、じっとしてるんだね」
新人の頭を押さえつけた。
「初めてじゃないよね」
決めつけるように確認すると増田はいきなり指を奥まで突っ込んだ。
「うあっ!」
息が詰まりそうになる。
「だから、声は出さない方がいいって」
そう言いながらも刺激は止めない。
さっきまでは声すら出なかったが身体が落ち着いてくると今度は喘ぎ声が抑えられなくなる。
新人は指を口に入れ声を押し殺した。
「せっかく寝てる青柳君、起こしちゃ可哀相だろ」
もしも青柳が起きてきて、この障子が開けられたとしても増田は眉一つ動かさないでこの行為を続行するのだろう。
増田は指を引き抜くと、封を切った見覚えのある薄っぺらい小さなパッケージを目の前に放ってよこした。
これから犯すことを宣言するかのように。
どこまでもどこまでも嫌な男だ。
空のパッケージを振り落とす間もなく増田が侵入してきた。
(う…ああぁっ)
圧倒的な充足感に声が出そうになり、握りしめた拳を噛む。
ゆっくりと出し入れを繰り返されると神経が焼き切れてしまいそうな程の快感に気が狂いそうになる。
増田が視界に入らないことがただ一つの救いと言えば救いだった。
「これだと君からは僕が見えないからね。まだマシだろう」
増田はそれすらも奪っていく。
一瞬新人は増田に殺意さえ覚えた。
増田の動き似合わせ腰を動かしている自分を新人は最悪な気分で自覚した。
増田が身体から出ていった後、新人はずるずると床に落ちてしばらく動くことができなかった。
ぐったりと身体を投げ出し肩で息をする。
「立てるかい?」
増田の伸ばした手を新人は乱暴に振り払った。
「それだけ動ければ上出来」
ぼろ布のようになった身体を引きずり起こしてなんとか立ち上がる。
「もう少し休んでもいいんだよ」
一分一秒でもこんな男のそばにはいたくない。
「温泉にでも入って薬を完全に抜いておくんだね。その前にシャワーを浴びた方がいい。僕の分の浴衣使っていいからね、僕は使わないから」
親切ごかした増田の声を背中で聞きながら、ふらふらとおぼつかない足許で新人は部屋に備え付けのシャワールームに入った。
喫煙所のソファで新人は空になったタバコの箱を捻り捨てた。
朝食の時に持ってきたときにはまだ半分ほど残っていた。
吸い殻が灰皿に山になっている。
夕べは悔しさと、身体に燻る薬の余韻でほとんど眠れなかった。
体力の限界で、明け方うつらうつらしたところを青柳に朝食だと起こされた。
新人は自販機に向かいフロンティア・ライトのボタンを押す。
新しい箱から一本をくわえライターで火を点けようとするがつかない。ガスがなくなったらしい。いらいらと幾度か試して諦める。
「チッ!」
忌々しげに舌打ちしたところに手が伸びてきた。
「ほら、火」
新人は驚いて振り返り、思わずその手を振り払おうとする。
「……あ、山村…さん」
山村がライターを差し出ていたのを見てほうっと息を吐いた。
「どうした?幽霊でも見たような顔だな」
「いえ…」
振り返った拍子に落としたタバコを拾う。
「ほら」
「どうも……」
山村のライターに顔を寄せてタバコに火を点けた。
新人に火を貸した山村はその手で自分のタバコにも点けた。
「部屋で吸うと奥瀬が嫌うんだよ」
山村はぼやく。
「喫煙者には肩身の狭い世の中だよなあ」
吸い終えると山村は『やるよ』と100円ライターを新人に投げて部屋に戻っていった。
新人はソファに腰をおろすと二本目のタバコに火を点けた。
そろそろ時間だよと奥瀬が呼びに来た頃には吸い殻の山が二倍になっていた。
「奥に座らせてもらっていいですか?」
帰りの新幹線で新人は青柳に言った。
青柳と新人が並びの席で、他の三人は通路を挟んで隣の四人掛けに座っている。
「ああ、構わないけど」
珍しいこともあるものだと青柳は思った。
こんな風に新人が自分の希望を言うことなど滅多にない。
「すいません」
青柳が何か話しかけようとする前に新人は腕を組み、窓際に頭をもたせかけると早々に目を閉じた。
十分もしないうちに新人からは静かな寝息が聞こえてきた。
人の寝顔は眠気を誘う物らしい。
青柳はあくびを一つするといつしか眠りに落ちた。
「何をやった」
山村は新人を視線で示した。
「何って?」
増田は雑誌から目を離さずに聞き返す。
「とぼけんなよ。あんなにピリピリしてるあいつは初めてだ。それに明らかにお前を避けてるだろ」
「あの子が僕を嫌ってるのは今に始まった事じゃないし、不愛想なのも最初からだろ」
「今朝、後ろから話しかけたら過剰反応されたぜ」
「過剰反応ねえ…」
「何をやったんだ?」
「別に、ちょっとからかっただけだよ」
(からかっただけでアレかよ)
山村は新人のくわえたタバコが小刻みに震えていたことを思い出した。
しかし”増田は”からかっただけの”つもり”なのかもしれない。
山村は新人に少し同情した。
「何の話?」
席を立っていた奥瀬が戻って来た。
「いや、旅行が楽しかったって話」
増田は雑誌を閉じて窓外に目をやった。
遠くにビルの林が見えてくる。
自分たちはそこに帰るのだ。
「そうですね」
何も知らない奥瀬が同意し、同じように窓に目を移した。
のどかな自然を離れ都会の喧噪の中に戻っていく。
休暇は終わりだ。
自分でageてしまった(恥ずかしい
これで温泉in業者おわりです
長々と失礼しました。
新人君がかわいそうなまま救いもなく終わってしまった…
ごめんなさい
どなたか新人君に救いの手を(w
|)彡サッ
>916タン、アリガトー。
なんだか高原の温泉にでも行きたくなったよ。
918 :
916:02/07/18 17:05 ID:5AOtYdqf
間違い
×温泉in業者
○業者in温泉
今度こそ逝きます
>916タン
鬼畜な増田タン、サイコー!
間違いの温泉in業者 も(・∀・)イイ!と思うでつよ!
業者タンのなかの温泉・・・温泉カンチョウ〜(;´Д`)ハァハァ
新人タン、更なるクツジョク(w
太郎ちゃん(;´Д`) ハァハァ━━━━━━(;´Д`)━━━━━━(;´Д`) ハァハァ !!!!!
921 :
風と木の名無しさん:02/07/21 03:59 ID:CkPgr4wd
下がりすぎage
922 :
風と木の名無しさん:02/07/21 11:25 ID:GC4nFFrq
ホントいいかげんにしてほしい
>922
業者さんでつか……?
奥瀬サンか新人クンかなー。
924 :
風と木の名無しさん:02/07/21 20:33 ID:i705/cs9
業者さんがめざわりってことなのかな?
でもここは業者さんを歓迎するスレなんで・・・
ヽ / /⌒\ \ | /
/ヽヽ|/⌒\ii|\ \ /
/ /ヾゞ///\\| ―― (´∀`) ―
|/ |;;;;;;| \| / \
|;;;;;| / |
|;;;;;|
|;;;;;| ∧∧ 夏休み 海でマターリ
|;;;;;| (,,゚Д゚) 職人さんガンガレ〜!
|;;;;;| ι_つ 。
|;;;;;| (___) __/
..../......\....,,,,,..U U.....,,,,[iii◎[].......,,,
ヽゞ〜〜〜〜〜〜〜〜〜
夏休みsage保守
927 :
風と木の名無しさん:02/07/22 16:49 ID:U6CwBBYs
>926
夏らしいAAだね
>>927 業者さんのグラビアもこの際解禁しちゃってください!
一日一保守
. .
・ . .+.
+ . 。 .
. ・ o . . . o +
・ : : :
・ . : . .: ・
夏祭でガンバル職人さんたちを
ぼくらで見守っていこうね!
∧∧ ∧∧
r( )( )
し |(| |)
| |. | |〜
∪∪ ∪∪
夏祭までガンガレ職人さん保守sage
業者さん降臨期待age
933 :
風と木の名無しさん:02/07/28 14:33 ID:nAUzPf6B
保守age
934 :
風と木の名無しさん:02/07/29 11:46 ID:DrWKuVuz
今更でつが…。
太郎ちゃん(;´Д`) ハァハァ
こんなぎすぎすした二人でも、実は純愛だったらどーしよう?と言ってみる罠
>934
純愛!!!(w
太郎ちゃん、好きだから反撥しちゃうのですね。
てゆーか、それ以前に、自分の気持ちがわかっていなかったり・・・
でも、もしそうなら、太郎ちゃんの片想いが(・∀・)イイ!
マスダさんは孤高であってほしいです・・・。
純愛太郎ちゃんage
広告業者ぐらい嘲笑して軽く流すくらい出来ないのか・・。
どうせ直ぐに規制情報に晒される運命だしな。
938 :
風と木の名無しさん:02/07/30 22:19 ID:Xp/wR3LY
939 :
風と木の名無しさん:02/07/31 10:15 ID:qVwTldOo
業者タン、いらっしゃい。
940 :
風と木の名無しさん:02/07/31 15:40 ID:w7vwCWam
業者たん、降臨中
ageとくよ
保守だー。
業者さんキテキテage
下がってるからageときます。
職人さんたちはきっと夏コミで忙しいのね。ぐっすん。
945 :
風と木の名無しさん:02/08/06 07:18 ID:qeOisGVi
だから、留守はしっかり守りましょー。
そろそろお引っ越し?
そろそろです。
======
\ \ \ \
\_\_\_\_\
|| | 海ノ家 |
|| |______| ___
|| // /
|| // ギ /
|| ∧ ∧ // コ /
|| (*゚Д゚) // 氷 /
|| /つ つ▽~ //__/
||〜( つつ //
:: * ::: * ::: *
:: * :: * :: *
暑いので職人さん達に氷の差し入れです
950踏むのがこわいチキンのsage保守
948 :
風と木の名無しさん:02/08/08 21:11 ID:KcvZaaej
下がりすぎage
ついでに保守
,,,人_,,,人人_人人_,,人人
< >
< 今だ!949番ゲットォォォォ! > _ _
∠ > ____/_//_/
 ̄Y''' ̄Y ̄Y '''Y'' ̄YY ̄Y''' /____ / ___________________ _ _ _
∨ _____/ / /___________________/ /_//_// /
゜ /______/ /_/
゜ ゜ 。
/゛////_.. 〃 ゜
く ∧∧ ) ゛゛゛\,,_______ _,, _ ...,,
ゝ⊂(Д゜ 〇 _`つ ......... ............................. .............. ・…∵...・・ ・
く ....... .......... :::::::/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄'' ̄ ~"
゜ \,|'\゛∨  ̄゛ ~ ゜
゜ 。 ゜ 。
950を踏まないようにsage保守
スレたて、初挑戦してもいいでつか?
951 :
950:02/08/10 01:56 ID:My/OM52m
952 :
950:02/08/10 01:58 ID:My/OM52m
さげ忘れ。
USBケーブルに巻かれて逝ってきまつ。
「何やお前ら、えっらい寒ぅ……こらたまらんわ。外に出たら溶けてなくなるんやないか?」
威勢の良い声とともに入って来た男は、広い肩を縮こまらせてぶるりと身体を震わせた。
見慣れない顔だ、と、新人は珍しく興味を抱いた風に、今まで作業をしていたパソコン
のモニターから視線を外し、オフィスの出入り口の方へと肩越しに視線を送る。
白いワイシャツが汗を吸って肌に張り付いている。長い足を包むスラックスも、どこか
皺を浮かべて大儀そうな雰囲気だった。そういえば、夏だ。そう考えてみれば、ビルの中
に居る自分がガンガン冷やされた空気に慣れてしまっているだけで、外から来た者にとっ
ては、ここは冬とも見間違う程の寒気が渦巻いているのだろう。
昼日中、酷暑という言葉に相応しい日差しに照りつけられた熱いコンクリートの上を歩
いてきた男は、窮屈そうに締められたネクタイを緩め、襟首をくつろげると、やっと安ら
いだように男らしい眉を緩めた。
「……はー、やっと落ち着いたわ。今度は風邪引きそうやけど」
一人でも、よく回る口だ。口数の少ない青年には聞くだけで疲れてしまいそうな程に。
呆れ混じりの緩い視線で、新人は男の姿をその目に捕らえ続ける。きっちりと固められ
梳かれた頭髪が、僅かながら乱れて額に張り付いているのを男は鬱陶しげに掻き上げる。
(……あ)
驚きの込められた瞳が、大きく見開かれる。長い指先が長めの前髪を梳く、その手に巻
かれているのは、ブレゲのアエロナバル。カタログで見た限りだが、九十万は下らない筈
だ。少々羨ましくなり、しみじみと逞しい腕を注視してしまう。……そんな風に見ていれ
ば気付かれるもので、視線が合ってしまった。慌てる間もなく、男は大きな口を緩ませて
笑う。好事家同士の混ぜ合いといったような、青年の視線の意味を、はっきりと理解した
微笑みだった。『これだろ?』と言わんばかりに時計の表面を長い指が叩く。何の疑問も
なくこくこくと頷いた自分に、青年自身が驚く。
(大型犬って、感じだな)
見かけのいかつさにはよらず、穏和な性格をした男のようだ。すこし垂れ気味の眦が余
計にそう感じさせるのかも知れないが、少なくとも警戒心を抱かせないタイプの人間では
ある。……青柳のような、どこか無知(というか無垢というか)な警戒心の無いタイプと
はまた違った意味での、評価だが。
「福井さん、珍しいですね」
そんな声の無い交流を遮って、どこかおっとりと話し掛けたのは、薄手のカーディガン
を羽織った奥瀬だった。その優しい造作に見合わない堅物そうなイメージは、太い
フレームに縁取られた野暮ったい眼鏡のせいだろうか。しなやかな背はすっきりと伸び、
たたずまいは良家の子息を思わせる。細く繊細な指を持つその手には、湯気を立てる
コーヒーの入った紙コップが握られていた。
「おぉ、奥瀬ちゃん久しぶりやなぁ。なんや、別嬪さんがもう一人増えてるやないか」
二人の視線が、こちらを向く。振り向きざまの姿勢で男を見遣っていた青年は、斜め後
ろから届く奥瀬の視線に押され、どこか気まずそうに軽く頭を下げた。ひょろりと縦方向
にばかり伸びた背と、長い手足がいかにも今時の青年という感じだ。色素の薄い髪と、夏
場にも変わらず生白い肌はどこか季節外れな涼しさを見る者に与える。やたらとベルトや
らバンド系の装飾の多い、ボンデージ風の白い上下が、怠惰な表情にやたら似合って危う
げに見えてしまうのは、見る者の職業柄なのか嗜好の問題なのか、はなはだ疑わしい。
福井の興味深げな表情に気付いてか、困惑気味の新人の様子を気遣ってか。微妙な間の
横たわる二人をフォローするように、奥瀬が新人に声を掛ける。
「……そういえば、太郎は初めてだったかな。こちらはうちのお得意様で、福井 敏さん」
「なんや君、太郎ちゃんて言うん? 今風な格好やのに、古風な名前やなぁ」
感心したような声を上げる男に、何となく嫌そうな顔をして、新人は一応の訂正を試み
る。
「……ほんとは違うんですけど、名前」
「ほな、何でそう呼ばれてるん?」
「さぁ……?」
本当は分かっているが、己から申告するのは余りに情けない内容なので、それとなく
誤魔化した返答になってしまう。
流石に、『変態太郎』なんて阿呆な言葉を、説明とはいえ初対面の人間相手に言うのは
不味かろう。
「……まぁ、君が納得しとるんなら俺が気にせんでもえぇやろうけど。宜しゅうな、太郎
ちゃん」
「……はぁ、こちらこそ」
やや引きつりつつも、どうにか笑みを浮かべた新人の様子に、奥瀬の目も和む。いつも
の調子でつんけんと対応されるかと内心肝を冷やしていたが、流石に顧客を相手に絡む程
には子供では無かったようだ。
「大阪来た時には遠慮なく俺の事呼んだり。えぇとこ連れてってやるし。ほんだら、今度
ゆっくりとな」
これ名刺な、と半端な笑みを浮かべたままの青年の手に紙片を押しやり、大きな手で頭
を乱暴に撫でる。セットが崩れるなぁ、など、暢気な感想を頭に浮かべつつも、突然の
接触を嫌がらない自分に、内心首を捻る。
鬱陶しいとか、邪魔臭いとか。そんないつもの反応を忘れた自分は何なのか。
(……まぁ、どうでもいいけど)
芽生えた感情を押さえ込むように、新人はそれ以上の追求を止めた。
面倒なんていつだって抱えたくない。それが、彼の信条だからこそ。
とりあえずのぼせ上がった頭の冷えるまで、問題は放っておこうと、そう思ったのだ。
前スレ読んでキタ━━━(゚∀゚)━━━!!
>15の職人さんありがとー。
関西弁萌えーですた。
職人さんコミケいかがでしたかー
つづき楽しみ応援保守