★すいか→カラスを永遠に繰り返すしりとりVol.24★

すいません、幼い時からずっと探している絵本があるんです。
で、どなたかが折り良く、その本の復刊希望投票所を「復刊.com」に設けてくれました。

「あまんちゅうのまち」（別役実・作／スズキコージ・絵）（旺文社・１９７８）
http://www.fukkan.com/vote.php3?no=13281

「行きたい」と思っている限り絶対に辿り着くことができないという伝説の世界があり、
一人の若者が、不思議な人々に出会いながらそこを目指します。最後に若者は、自分が
そこへ行きたいのか行きたくないのか分からなくなった中で思いがけずその世界へ辿り
着いてしまうのですが、思いがけず人間の訪問を受けてしまったためにその世界は脆くも
崩れ去り消えてしまう・・・という物語です。（もっと面白いんだけど、説明が・・・）

別役実は、ちょっと不可思議な世界を描く作風で有名な劇作家で、随筆や犯罪論はじめ
他分野にも広範に著作をものする人です。
スズキコージは、怪奇・サイケな雰囲気の中にも明るさや楽しさをちりばめた、これまた
不思議な作風で有名な画家です。
この二人が組んだ絵本、というのは今考えてみればそれだけで物凄い事だ！と感じます。
小学校の時分、図書室でこの本に出会いました。以来、その不思議な世界に惹き込まれて、
高学年になっても何度も何度も図書室へ通いました。
絵本ゆえ、本の分類としては児童書ですが、とてつもない精神世界を秘めた作品です。
以来、今まで、ずっと探してるんです。
今復刊されたら、おとなの絵本というジャンルが支持を得ている現在、きっと大きな
反響があると本気で信じています。

もし御興味をお持ち下さったら、是非みなさま、投票をお願いできませんでしょうか！！！
投票に伴う登録はすぐ終わりますし、邪魔にもならないものですから。
機会があれば、他所でもお勧め下されば、なお幸甚です。

・・・ぐはっ、長過ぎか。。。