【愛知】
役目終えた仏壇供養 大須観音で焼く
長年使い、役目を果たした仏壇の供養祭が二十七日、名古屋市中区大須の大須観音で営まれた。
天武天皇が六八五年の三月二十七日に、家庭に仏壇を置くよう命じたとの記録にちなみ、仏壇業界はこの日を「仏壇の日」に定めている。供養祭は名古屋仏壇商工協同組合が開いた。
三十回目の今回は大小約三十個の仏壇が集められた。住職らがお経を唱えた後、仏壇の持ち主が順番に焼香。護摩木をたき上げた火を仏壇に移した。
境内では、職人による仏壇づくりの実演やぜんざいの振る舞いもあった。同組合の稲葉洋一理事長(57)は「自宅に仏壇を置き、大切な先祖を供養する習慣を守っていきたい」と話していた。
(鈴木龍司)
http://www.chunichi.co.jp/article/aichi/20140328/CK2014032802000053.html