<山|健>四代目山健組 PART42

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554名無番長
宅見と邦尽の者に知りあいおるから聞いてみた。
龍馬伝香川照之風にお楽しみください。

馬田貴起は確かに実在しちょる。
邦尽会に一歩もひかなんだのもホンマやったがじゃ。
事の次第はこうじゃ。

馬田が日本橋で気弱なオタクを食い物にする、悪質なキャッチセールスの店をやっとったがじゃ。
そのキャッチセールスが他所の店の前まで来てやりおる。
他店にしてみたら客が来なくなる。
その時、住民の中に邦尽会と親しい人物がおったがじゃ。
邦尽会は義勇軍として偵心実業排除に名乗りをあげたがじゃ。
邦尽会からは代表として井上と岡林など数名が、偵心実業からは元邦尽会の平田と馬田と巽など数名が交渉の場につく事になっとたそうじゃ。
ところが偵心実業は急遽交渉を拒否。
邦尽会側は再三交渉を持ちかけるが、偵心実業側は全て交渉をつっぱねた。
このままではラチがあかんと思った邦尽会側は、禎心実業対策として同じように日本橋に店舗を構える事になったがじゃ。
その店舗にカチコミをかけたのが、偵心実業の巽と中谷じゃ。
周りの屋台村は宅見がしきっとるシマじゃ。
後から進出してきた邦尽会にしては分が悪すぎた。
結局なんもできんまま邦尽会は日本橋からの撤退を余議なくされるがじゃ。
邦尽会の恐ろしさは警察が一番ようしちゅう。
報復行動があるかもしれんと思った大阪府警がついに動き出したがじゃ。
このころ府警は山口組総本部長の入江を摘発にむけて追い込んどった。
その流れで日本橋に陣をひいとった、偵心実業の巽と中谷を著作権法違反で摘発に追い込んだがじゃ。
偵心実業に邦尽会が負けたのは事実かもしれんけんど、おんしらがおもちゅーように、けして邦尽会が警察にチンコロを入れたわけではないぞ。
織田氏は負けたが義あるお人じゃ。
かたや馬田は業界では名を売ったかもしれんけんど、人としては終わちょる。
邦尽会はなんちゃ悪い事はしとらん。
悪いのは全て偵心実業の方ぜよ。
勝てば官軍負ければ賊軍というかも知れんけんど、今回ばかりは負けて尚、義の為に動いた織田氏の方が官軍という事ぜよ。