370 :
名無番長:
犯人独白23 :
テレビで19歳の時に4人を殺してしまった永山規夫さんのその後のことをやっていました。
学校にも行けなかった人なのに、書くこともしっかりしているし、字もとても上手なので驚きました。
私にとってこの番組はとても重たかったのです。
というのは、罪を償うとは何なのだろうと思いながら、
この番組を見ていたからです。
永山さんは初め死刑になれば罪を償えると考えたようです。
その後の永山さんが罪を償うとはどういうことと考えていたのか、
番組からはよくわかりませんでした。
罪を償うとよく言いますが、これはどういうことなのでしょう。
私も以前は考えたことがありませんでしたし、
番組を作った方もそれほど深く考えていなかったのかも知れません。
たぶん、普通の人生を歩んでいるときには、
突き詰めて考えないことではないでしょうか。
永山さんは罪を償うことについてきっと誰よりも深く考えていたのだろうと思うのです。
私が全然反省してなかったとして、
死をもって罪を償わせるしかないとして死刑になったとします。
反省してない人を死刑にしたとしても、
犯人本人は罪を償った気持ちはないわけです。
それでも罪を償ったことになるのでしょうか。
もし心から反省していて、何年かの懲役刑になって、
何年かを刑務所で過ごせば罪を償ったことになるのでしょうか。
昔の自分なら、それで罪を償ったことになると思ったでしょう。
でも、今の自分は死でも懲役でも反省でも罪は消えないと思うし、
それで罪を償ったことにならない気がするのです。
自首しても死刑にはならないだろう私ですが、
自分で自分に死刑を科したら罪を償ったことになりますか。