「昨年秋に麻薬取締法違反で逮捕されたマークパンサーの妻・酒井薫子や事務所を解雇された小向美奈子が足立の経営するサパークラブに頻繁に出入りしていたんですよ。
そこでマトリが『ここから芸能界にドラッグが流出している』と興味を示したんです」(当局関係者)
ところが10月になって、状況は一変する。なんと足立が失踪してしまったというのだ。
「足立は中国マフィアなどのヤバい筋から5億円以上もの金を引っ張っていた。それは店の経営などとは関係なくギャンブルに突っ込んでいたみたいですね。
わざわざマカオなどにギャンブルをするためだけに飛んでいたぐらいですから。
無担保で金を貸していた芸能界のドンたちも『足立に裏切られた』『手のひらを返しやがって!』と激憤していますし、
ヤバい筋の人たちも必死になって足立を探しまくってますから。生きていても顔を出せないでしょうね。家族の元にもまで押しかけているみたいですから、もはや逃げ場はないですよ」(消費者金融業者)
「実は足立がある議員に政治献金していた、という噂が出てきているんです。それで、社会部の連中が足立に興味を示しはじめているんです」(業界事情通)
その一方で足立が失踪してしまったことを受けて、「マトリのターゲットが別ルートに移った」との情報もあり、戦々恐々としている業界人もいるとか・・・。
5億円の詐欺容疑で逮捕され大阪拘置所に収監されているミュージシャンで音楽プロデューサーの小室哲哉容疑者とマネジメント契約を結んでいた
「エンパイアプレイミュージック」の井上勇社長が、大阪地検に刑事告発する考えがあることを明らかにした。
しかも、エンパイア社は、小室容疑者ばかりではなく、原盤制作及び譲渡に関して小室と契約を結んでいた「イーミュージック」の荒木和弘元取締役についても刑事告発する方針だという。
さらに、「イーミュージック」についても業務を妨害したとして大阪地裁に提訴することを検討している。
井上社長が「二重契約」に気づいたのは昨年12月に入ってから。
「小室から、イーミュージックは宗教法人を使った黒い会社。原盤制作の契約があるが、ウチと組みたいと言ってきた。
その後、イーミュージックと話し合いが進められたが、そこに元エイベックスの木村総一郎氏が入ってきて話を混乱させ、小室は再びイーミュージックとの関係を持つようになった」。
結局、今年に入り小室に支払ったエンパイア社からの契約金を、イーミュージックが肩代わりすることで合意したが、井上社長は「まだ受け取っていない」と言う。
こういったことから、今回「二重契約を知りながら作為的に契約を結び、契約金を取ったのは詐欺行為にあたる」として、元イーミュージックの取締役だった荒木氏と小室容疑者を大阪地検に刑事告発することにしたという。
また、イーミュージックについても、マネジメント契約をしていないにも拘らず、小室容疑者のプロジェクトを立ち上げるなどして、本来、エンパイア社に権限があるはずの業務を妨害したとして大阪地裁に訴訟を起こすことを検討している。