lt;lt;押忍gt;gt;國士舘と我が闘争lt;lt;並木gt;gt;
>>914の続き
「うん、三郎兄貴にヤキを入れられたくねえからな」。
「俺は、上の兄貴たちとは違うだろうが、まあいい、支度しろや」と細身の男が笑う、
志郎の直ぐ上の兄の智三郎だ。
ポマードで固めたリーゼントヘアーに細面の優しい顔だちをしている。
志郎は蛇腹の制服を脱ぐ、下には胸に國士と書かれた黒い長袖Tシャツを着ている。
>>912 ブルーススプリングスティーンのボーンインザUSAか。
とすると時代は昭和60年だな。
西麻布にマハラジャがオープンした年だな。JJやらCanCamのデルモが日がな踊ってたな。
車は赤のプレリュードか白のソアラだな。六本木だったら白のBMW318i2ドアだな。
白とピンクの日よけの横の坂を下ったところか。
ニコルがまだあったよな。アルピナ置いてあったな。
>>919 当時の六本木に出入りされていた方のようですねw
マハラジャは、白とピンクの日除けの横の坂を下っていった先にありましたね。
車もおっしゃる通りの車種がベースで、赤のプレリュードは女子大生に人気でした。
私は当時MG-Bが欲しくて中古車を探しましたが、イギリス車に詳しい人から
止めた方がいい、と言われてあきらめました。
服装は、女はワンレン・ボディコン、男はソフトスーツが標準でしたけど、男のソフトスーツは
長い袖から中指の先をチョコンと出しているニワカがいたりして、思い出しても笑いが
こみ上げてきます。
もっとも、J.アルマーニのスーツを着こなしている人も少なからずいて、六本木が
華やかだった、バブル経済真っただ中の時代でした。
ところで、ここでの短編は創作ということで、時代考証は結構いい加減なことを
了解してください 。では、そのうちにまた続きを書きます(日程未定)w
夜の花
作詞・唄 安藤昇
1.街のネオンが瞬くかげに
今日もちるちる夜の花
散った花なら忘れもしよう
どうせこの世はままならぬ
2.昨日今日明日あなたを待って
恋に身をやく夜の花
咲いた花なら散らしもしよう
うるむネオンの銀座裏
3.燃ゆる想いをあなたの胸に
すがりつきたい夜の花
遠いあの夜の想い出だけを
忘れさりたい胸の傷
白とピンクの日よけか。アマンドって言えばいいのにw
アマンドあたりで声かけてぇ〜 1本 2本 3本目
六本木交差点からちょっとだけ溜池方面に下った大通り沿いの2階にあった
Qというディスコは国士舘の溜まり場だったよ
国士舘主催のパーティに2度ほど行ったことがある
>>918の続き
ズボンは、ベルトの位置が高い股上ズボンだ。
智三郎はスツールから立ち上がり、カウンターの内側に入った。
カウンターの背後にしつらえてある、酒棚の脇の黒いドアから裏側に廻る。
出てきた智三郎は、白いドレスシャツを志郎に渡した、
「俺んのだけど、入るか」。
志郎はシャツを着た。
シャツを着た志郎の姿を眼にした智三郎は、楽しそうに笑い声を上げた。
緩やかに仕立てられているドレスシャツは、志郎の肩幅やウエストの
サイズをなんとかクリアーしていた。
しかし、178センチ63キロの智三郎のシャツは、185センチ80キロの志郎には、
袖が短か過ぎた。
あと、ヨロ。
ところでさ この板どうすんの?
永遠に不滅です!
930 :
押忍:2005/06/03(金) 14:53:28
押忍さん!
お疲れ様です!
ってか、新スレ立てる意義があるようなスレじゃないだろうw
新スレの削除依頼を出せ。
933 :
名無番長:2005/06/03(金) 19:51:40
自分でしろ。
934 :
名無番長:2005/06/03(金) 19:53:31
人に頼らんで自分でしなさい!僕ちゃ〜ん
935 :
名無番長:2005/06/03(金) 19:54:04
押忍!
すまん、すまん、ちょっと言葉が過ぎた。
新スレを立てる意義があるのかどうか、疑問に思ったものだから。
937 :
名無番長:2005/06/03(金) 20:03:08
確かに疑問は残るな!
938 :
名無番長:2005/06/03(金) 20:14:48
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>>926の続き
「袖は折っておけ、それからズボンを少し下げろ」
志郎は、兄の指示通りにする、なんとか格好がついたように見える。
「ようし、店は9時からだ、朝までだぞ」と智三郎の鋭い気合がかかった。
その声を聞いて、志郎はバイト代を聞くことをやめた。
店内にはカウンターを照らすスポットライトだけが輝き、音楽は
リン・アンダーソンが軽快に歌うRodeo cowboyに代わっていた。
940 :
939:2005/06/03(金) 20:21:42
↑
あっ、これはいつ止めてもいいからね。
>>939の続き
明るい店内には、スリードッグナイトのJust an old fashioned love songが
物憂げに低く響いていた。タバコの煙とアルコールに弾んだ遊び人たちの
体臭がほのかに漂っている。
「ねえ、ちょっとあんた、男っぽい顔しているじゃん」とカウンターで
ヘネシーの水割りを飲んでいる女が言った、酔いが深まった眼をしている。
志郎も女の顔は、雑誌のグラビアで見たことがある。
942 :
名無番長:2005/06/04(土) 14:08:47
見たことが有ると言うよりも、毎晩そのグラビアアイドルにお世話になっていた志郎であった・・・
>>941の続き
「なぁにが……、お前はガタイがいい男を見ると、いつもそれだな」
女の隣に座っている連れの男が言う。こちらはヘネシーをロックで何杯も飲んでいた。
細い眼から、嫉妬と我がままを織り交ぜた光が鋭く放たれている。
有名なコメディアンを父親にもつ俳優だ、新宿で泥酔したあげくに暴力事件を起こして、
話題になったことがある。
「ん?」エントランスの扉が開くと同時、物凄いオーラを放ちながら
スーベニアジャケットをはおった男が一人入ってきた。
この街には不似合いな風貌。ジャケットの背中には「チーム剣菱」
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チーム剣菱参上!
剣菱隊長・・トヨエツ似の元朝高生恐妻家、妻はチェジウ似の元ミス大阪、
父は朝鮮総連の偉人、友人は泣く子もだまる極悪OB七生報国
947 :
名無番長:2005/06/05(日) 19:42:40
>>943の続き
男は、志郎に眼を移した。
サウンドは、ビルヘイリー&ヒズコメッツのRock Around the Clock に代わった。
「おう、オメーはセイガクのバイトか? ズボンが変じゃねえかよ」と
志郎の股上ズボンを見て言う。
「ええそうス、よろしくお願いします」と志郎は笑顔を浮かべた。後は余計なことを言わない。
穏やかに接した志郎の眼差しを酔眼に捉えたのか、
男は、「まあ、確かに男前だな」とメンツをとりつくろうように言った。
そおですねっ
950 :
名無番長:2005/06/09(木) 04:08:02
押忍
>>948の続き
「で、どこの学校なの?」女が訊いた。
「國士舘です」
「士舘か、学部はどこだ?」
「高校のほうです」
「なんだまだ高校かよ、ツラつきがしっかりしているから大学かと思ったぜ」。
まだ自分と女を争う年齢ではないと思ったのか、男の目つきがいくらか穏やかになった。
「よろしくお願いします」と智三郎が間に入り、店からですと言いながら
ヘネシーのロックと水割りのグラスを二人の前に置く。
「ああ、じゃあもらうか」と男は手にしていたグラスを飲み干して、新しい方に手を伸ばす。
「私もいただくわ」と女も同じようにした。今度は、智三郎の優男ぶりに惹かれたかのように
見る眼が虹色に輝いている。男は気づかない。志郎は、しょうがない女だと思った。
虹といえば・・・
たまげた
すでに女は・・・
>>951の続き
午前2時の店内には、ニルソンのEverybody's Talking が流れていた。
客は5人ほどになっている。
「志郎、一服入れてきていいぞ」。
土曜日に日付が替わった深夜の芋洗阪は、行き交う若者たちで溢れていた。
志郎は、阪を下ったところにある薄暗い駐車場で、マルボロに火をつけ、
智三郎が持たせた缶ビールを口にする。
そのとき、西麻布方面から来た三人連れが、すれ違おうとしていた二人に向かって
荒々しい声を上げた。
954 :
名無番長:2005/06/12(日) 20:32:05
押忍の精神教えて下さい。
>>953の続き
三人連れは二十歳くらいだろうか、そのうちの一人が二人連れに向かって喚いている。
どうやら肩が触れ合ったらしい。そいつの連れも騒ぎ立てている。
二人連れの方は白人だった、二人ともガッチリとした体格にジャケットを着て、
チノパンを履いている。頭はてっぺんのあたりまで髪を刈り上げている短髪だ。
肩をすくめている様子は、二人が弁解しているようにも見えた。
しかし、なおも居丈高になった三人連れの一人が、上着の内ポケットから
ナイフを取り出して開いた。
>>955の続き
その途端、白人二人の体が膨れたように見えた。
次の瞬間、一人はナイフを持った男の手首を左手で握り、太い右腕を廻して肘をロックし、
そのまま躊躇することなく右腕で相手の肘を逆方向に押し上げた。肘の関節が砕ける音が鈍く響く。
もう一人は、自分の正面にいた男の金的を蹴り上げ、残りの一人の片眼に指を二本突き入れた。
肘をへし折られた男は、ナイフを落とし肘をかかえることもできずに転がりまわる。
金的を蹴られた男は失神したようだ、ズボンの股間のあたりに染みが出ている。
眼を突いた白人は、抜いた二本の指で眼球を挟みだし、片眼を押さえてしゃがんだ
男の金的を蹴る。
957 :
名無番長:2005/06/13(月) 06:35:33
お前ら国士のくせに押忍の精神もいえないのか?このスレ偽か?
958 :
名無番長:2005/06/13(月) 10:29:03
つまらん
押さえがたきを押さえ
耐えがたきを耐え
忍びがたきを忍
是いわゆる自己減却、押忍の精神
是いわゆる精神の至極なり
押忍
>>956の続き
志郎は、彼らの壊しぶりに感心した。
スピードとパワーでは劣らない自信がある、夜目に彼らの動きを正確に捉えることもできた。
しかし、相手を不具にすることを厭わない非情な精神を自分は持っているだろうか、
俺がやってきたのは、文字通りガキの喧嘩だ。
天敵とも言える朝高生との乱闘でも、知らず知らずの内に自制心が働いていたようだ。
意図的に相手の骨を砕こうとしたことはない、金的を蹴りつぶそうとしたこともなかった。
乱闘の最中に、チョウパンをくらって鼻骨が折れた仲間もいたし、逆に倒れたところを
数人に蹴られ、折れた肋骨が肺に刺さって血を吐いて転げ回った朝高生もいた。
しかし、どれも当初から壊しを意図していなかったと思う、少なくとも自分は意図して
やったことはなかった。
倒れた三人連れを打ち捨てて、麻布十番方向に向かう二人の姿を見送りながら、
志郎は、心臓が高鳴り、臍下丹田から肛門にかけて身体が引き締まるのを感じた。
※編集部からの訂正とお詫び
>>953内の「西麻布方面から来た三人連れ」は「麻布十番方面から来た三人連れ」に
訂正致します。戸惑われたみなさんにはお詫びいたします。
「荒らし及び日本脳炎野郎の特徴」
このバカはサゲナイでアゲル…テメー一人アゲテル事に気付いてない
まず流れを見てくれ
>>942で自分も参加するが
…相手にされずスルーされるこの辺がセンスのないところ、痛すぎ
>>947いきなり切れて登場
…相手にされないから切れている。辛抱も足らん
>>950でも仲間に入れて欲しいから愁傷にも「押忍」だとww(激藁
で、またもや、スルーされる
>>954…脳みそ使おうと下手にまわるフリをする…低脳なるしるし…ここで様子を伺い
一気に大上段に躍り出ようとする田舎者ちゃん
>>957はい、ここでお決まりの
「お前ら国士のくせに押忍の精神もいえないのか?このスレ偽か?」
これさえ入れとけばシラケルと確証していても、不安が残るので
>>958の「つまらん」
以上が「ルンペン・ウスラ」の流れね。
でもここのスレのみなさん見事にスルー…たいしたもんだ。
このバカのレス可哀想にもなるな。「第二の電車男」目指せよ。
もう二度と来ないから安心してくれ日本脳炎野郎よ
>>960の続き
志郎が缶ビールを飲み終えたころ、緊急を告げられた救急車と警察官が来た。
二人の警察官のうちの一人に見覚えがあった。志郎が気づくのとほぼ同時に
その警察官も志郎を認めた。
「君は、志郎君か」
「遠藤さん……」
遠藤は、次兄の礼二郎の國士舘高時代の友人だ。志郎が小学生の頃は頻繁に
自宅に遊びに来ていた。高校を卒業後は警視庁に奉職している。
「智三郎の店の手伝いか」
「はい」
志郎は、遠藤に見たままを話した。
被疑者の風体を聞いた遠藤はメモをとりながら言った、「マル被は、横須賀の海兵隊かもしれんな」
志郎もアメリカ海軍の海兵隊員の戦闘力については耳にしていた。
あの非情なぶち壊しにも納得できる。
「で、どうだった、海兵の連中は」、遠藤の眼が光っている。
>>962の続き
店のドアが開いた。カウンターの中にいた智三郎は、志郎と一緒に入って来た制服警察官の顔を確認した。
「押忍、遠藤先輩、押忍」。
遠藤が在学中に、既に士舘中生であった智三郎との間には、厳格な上下関係が存在している。
もっとも、店内にはまだ客がいるから、押忍の声は低い。
遠藤は、智三郎の押忍を制するように手をあげた。
「おう、智三郎、儲かってるか」と遠藤の方も智三郎には呼び捨てだ。
「救急車が来ていたようですが」
「うん、志郎君から事情を聴取したところだ」
「志郎、何かやったのか」、智三郎の眼が厳しく光った。
「いや、目撃情報だ」
続き待ってます。押忍
965 :
全狂連:2005/06/16(木) 16:14:03
遠藤が帰ったあと、志郎は海兵隊らしい壊し屋連中のことを智三郎に話した。
「命のやりとりをする連中と同じ厳しさを備えることは、難しいだろうな」
「兄貴は、どうなんだ、やればできるのか?」
「俺は、その必要がないからな」
智三郎の答えに半ば納得しながらも、絶対に自信があるのか、と志郎は問うた。
続きくん。