小説・文章の評価をするスレ Part10【本人限定】
159 :
1/2:
・表現面
目に映る色の描写に意図を込めてるんだろうなとは思うけど、読む側には狙ってるほど伝わってない
と言うのも、色の対比って色の名前を羅列するだけじゃ、よほど上手くない限り効果ないと思うんだわ
例えば「車のテールランプが黒い瞳の中に規則正しく並んでいる」と書けば読み手の頭の中では黒と赤の対比が自然に出来上がる
それプラス、二人の周りの風景も同時に思い浮かべることができる
今のままだと詩的ではあるけど、どんな二人がどういうところを歩いてて何の光が目に映ってるのか
読んでて全く思い浮かばないから、小説表現としては不適格かな
夢の中とか、そういう場面だったらありだと思うけど
独りよがりにならず、あくまでも読む側が自然に情景として思い描けるように、意識して書いたらいいんじゃないかな
あと、街が変だなと思った
トラックがやたら通って郊外の国道みたいだし、ネオンいっぱいらしいから歓楽街かと思うし、でも一本入れば静かな住宅街だし、
最終的には駅前だし、駅前がそんな状態なんて田舎なのかと思ったら人通り多いし、
人通り多いのに駅までの近道には誰もいないし、なんか、最後まで不自然な街だった
自分の中でもしっかり設定ができていないんじゃないかな、と思った
よくある町並みを書いたつもりだろうけど、断片的イメージのつぎはぎになっててしまってない?
あと、キャラの描写も足りてない
辛口に書いたけど、文章としては読みやすいし、端々の描写は丁寧で雰囲気のあるところもあって好きです
たぶんこのレベルを要求できる人だと思ったから書きました
160 :
2/2:2010/09/07(火) 20:04:57
・ストーリー面
斎藤は進行性の難病と思って読んだんだけど、それが二人の間でどう認識されてるのかがわからなかった
一馬がここで初めて知ったんならそのわりに驚きも戸惑いもないし、知ってたんなら暗い道を選ぶなんて性格悪いし
歩いてるだけで動きのない平坦な話なんだから、心理描写にもっと説得力と強いインパクトがないと起承転結にならない
今は起承承承って感じで、転を待ってたら終わったという印象
それから、「コレしかない」のコレって?
二次とか長編の一部ならスルーするけど、一次短編でこの読み手置き去りっぷりはなしだと思う
自分でも短編じゃ伝わらないってわかると思うんだけど、どうしてこれを評価の材料にしようと思ったのか謎なレベル
何にしろ、雰囲気で書いたんじゃなくて、もう一度しっかり設定を練り直して書き直してみてほしい
短編集の一つにすればいいとかのレベルじゃなくて、おかしなところが山ほど出てくると思うから