>>145 辛口です。
雰囲気を出したいのはわかるけど、描写がくどい。
> 空気が動いて風が吹いた。ぬるい風と一緒に
この辺とか「風」が続いてるので、どうしてもゆったりした描写にしたいなら
字面や音に変化があったほうがいい。音読するとくどさがわかるはず。
他の人も言ってるようにちょっと女々しさが目立つ。個人的感覚では
> 綺麗。
> けれど触れたら歪んで消えてしまいそうな鮮やかな透明感。
これに類する名詞・形容詞等に句点がついてるものは、少女マンガ的モノローグ=女性的と感じる。
地の文の『俺』と喋ってる『俺』のキャライメージが全然違うので、最初の
> 「斉藤こっちー、こっち近道だよー!」
という軽いセリフが一体誰のものか混乱した。
内面と外面が違うキャラはありだけど、もう少し地の文に軽いモノローグを
混ぜ込むなどしておいた方がわかりやすいんじゃないかと思う。
> 俺には、コレしか無いんだ
斉藤のこの言葉相当強い表現だと思う。目が見えるってのは一般人にとっても
勿論大事なんだけど、この言い方だと絵描き・写真家等見ることが生きることに
直結してる人のセリフに見える。なのに斉藤のそういった事情に一切触れてないので
非常に二次っぽい作品・もしくは連作SSのひとつ、といった印象になってる。
本文に出さない部分(年代・職業等)設定してますか?
一馬が喋るまではリーマン仕事帰りに見え、一馬が喋った途端、中高生に年齢が下がり
鳥目のくだりのいきなりの深刻さでカメラマンとその友人か?と浮かび
非常に辛かったです。
評価する、という目的がなければ、最初の風の描写のあたりで投げていました。
以上です。