同人友達をやめるとき@59

本人にはバレてもいいや友やめ。生ジャンル。フェイクあり。



自分は二次でＡは三次。
元々学校が同じで仲良くなり、なんとなく続いていた仲だった。
そんなＡは声優のＢが大好きで、Ｂ受けやドリーム好き。
自分は生に全く興味が無く、アニメ好きだが声優にもものすごく疎い。
だからお互い会ったりするときは、ジャンルの話よりリアル話が多かった。
Ａとは家も近いので、年越しも一緒に過ごした。それが問題だった。

私宛に、仲の良い従兄弟から子供が生まれたと封筒入りの写真付き年賀状が届いた。
毎年年賀状は貰っていたが、写真付きなのは結婚以来。
それがＡの目にとまったかと思うと、正月早々奇声をあげた。
どうも私の従兄弟がＡが熱中していた声優のＢだと言う。
だが私は従兄弟は役者で頑張っていると聞いていたので、そんなことは知らない。
他人の空似だろうと言ったが、興奮したＡは聞く耳もたず、
「横の女は誰？Ｂは結婚してないはず。子供なんて嘘。Ｂに電話して。」とぐずりだした。
すると最悪のタイミングで母がやってきて、Ｂは最近声優もやり始めたと言う。
私は一応しがない物書き、Ｂは役者ということで、
お互いのＰＮやら仕事状況は気恥ずかしさから教えないし聞かないのがルールだった。

私の従兄弟がＢである確証を得たため、Ａはますますヒートアップ。
今まで聞いたことも無い猫なで声で、「Ｂに会いたい。大好きなの。」と言い続け。
そんなのが１時間ほど続いてうんざりしたのでＡには帰ってもらった。
ら、Ａは家に着いた途端ブログを更新していた。
私のＨＮもＢの名前も伏せもなく書いて、
「大親友の（私）の従兄弟がなんとＢだった！しかも結婚して子供も居るなんてショック！
でも私はそこらのキチな声優ヲタとは違うから妻子が居たって永遠に応援するよ♪
大親友と一緒に今度Ｂとお茶してきます★ミ２０１０年最高！（要約）」
といった内容を、丁寧な文面で書いてあった。
発見後、すぐ消してくれと頼んで消してもらったが、見ず知らずのＡ側の人間から、
「私はＡの大親友なのであなたとも仲良くなりたい。私もＢ様とのお茶会に呼んで！（要約）」
という内容のとても丁寧な文のメールが受信フォルダに溜まった。
Ａにこのことを告げると、「これだからマナーのなってない生ジャンル者は。」と、pgr。
いやいやいやいや。お前も同類だよ。

ＡにはＢに迷惑がかかりそうだから、残念だがＣＯさせてもらう。と連絡した。
電話の向こうで泣き喚いてたけどもう知らね。
そもそも友達続けてたとしても会わせるわけがないじゃないか。
今Ａのブログは「（私）がＢを独り占めしている！」と大文字の嵐になった。
それに伴ってＡの仲間？から「Ｂはみんなのもの。分け合うのは当然。」と、説教メールが着だした。
丁寧で落ち着いた文面はどこいった。

日頃、Ａは自分はいかに生ジャンルでのマナーに厳しいかを語っていた。
その内容はごくまともなもので、私は色々あって生ジャンル者が苦手だったが、
Ａの意見を聞いて「Ａみたいに色々配慮してたら生も悪くないな。」って思っていた。
今回でまた考え方を覆すことになってしまった。

とりあえず、口の軽い母にはことの重大さを理解してもらうべく、
キチじみたメールやＡのブログを見てもらった。
Ａが家に来ても、母が口を噤めばＢの個人情報が漏れることはないと思う。
私も携帯からＢの個人情報を削除することにした。
あまりにも酷かったら、Ａ親に連絡することになると思う。
Ａ親はＡがいい年してアイドル（声優だけど）にハマっているのを快く思っていないようなので、
少しはストッパーになってくれるかもしれない。

だが一番はＡのことより、Ｂ側に何か変なものがいかないかが心配だ。
とりあえず新年の挨拶と共にＢに状況を説明して平謝りした。
よくあることだから問題ないと笑っていたが、新年早々申し訳なくて泣いた。