>>117 >1色刷で背景広範囲に渡ってベタを塗ると、ムラ状になった印刷物がかなりの割合で
混ざってきます(グラデーション状態)
よくあります。腕のいい職人さんでもこうなってしまうことが多いのです。
そもそも印刷機のローラーは同一方向に並んでおり、実質印刷のドラムに
当るローラーも一本だけです。『一部分だけインクを多くする』
というのはほぼ不可能に近いのです。
特に同人誌印刷は部数が少ないですから、インクの調整だけで100部の発注に対し
100枚近くインク調整用のためし刷りが必要になったり、インク調整をしても
一度機械を止めるとまた元のインク量に戻るまでに2・30枚はかかってしまうのです。
『裏写りしない限界』を求めていくと、グラデ状になってしまうのも
しかたないのです。しかもベタが広範囲に及ぶとさらに調整が難しく…。
フルカラーの場合でもムラは起こっていますがローラーを4回かけるので
ムラが判りにくいのと、そもそも機械のクオリティが格段に違います。
あとは118さんの説明通りです。
同人印刷で一般に『オフ』といわれているものは『軽オフセット』と
言われるものであり、フルカラー印刷にくらべて簡易的な印刷ですので
クオリティはある程度限界があると思ってください。
あと、ここでも言ってますが基本的に『ベタは少なめ』のほうが綺麗に仕上がります。
それから、印刷所によって得意な色が違うケースもあるんですが
ムラになりやすい色と、そうでない色があるんです。
皆さんが普通に絵の具でムラが起きやすいなぁと思っている濃い色は
印刷でもムラになりやすいですし、黄色など明るい色はムラになりにくいです。
(インク成分により例外あり)