儲かる事なら友人を丸め込む友との友やめ
フェイクあり
数年前
まだ、BTO等がほとんど無く
メーカー製のPCが普通であり
そうでないのなら自分で組むか友達に製作を依頼するような時代
相性問題が今よりはるかに深刻だったりで
普通に組むだけでも知識が必要だった時代
とあるイベントで知り合ったA
同じPC方面の分野に明るいと言う事で、あっという間に仲良くなった
AはPCの知識を持つ為、PC製作の依頼を良くされている人だった
Aは依頼を受けると、まず予算全額先払いをさせる
それは全く問題ない
むしろ、よほど無い限り追加で請求しなかったので素晴しい事だと思う
お金を受け取りPCを作り、OSをインストールをし
完成品として若干の手数料か本とかグッズとかと交換する
その時期、割とA宅にお邪魔してたのだが
何度も別の新しいPCを複数使用しているのを目にしビックリしていた
良いなぁとしげしげ眺めていると
Aは高らかに自慢を始め真実を知った
そのPCは、依頼されたPC
いわば他人のPCだったのだ
Aに言わせると
「必死の要求の電話が来てから渡せば良いじゃん、納期決めてないし」
だそうだ
長いものでは4ヶ月になるそうだ
また他にも、AはPCの有料貸し出しまでしていた
当然そのPCは依頼品
当時、ネットゲームが出てき始めた時期で
皆が皆一定以上のスペックのPCを欲してた
先ほど「追加料金は取らない」と書いたが
実は、○○と言うゲームが動くように作ってくれ
と言う依頼に対しても限界ギリギリのスペックで組んで
時には自分のPCから入れ替えたり中古パーツも混ぜていた
ひたすらに余ったお金を懐に入れていたのだ
そりゃ料金については極力触れたくないだろう
まだ、皆に知識が無い時代
知識ある人に作ってもらったのなら間違いないと思い込ませ
かなり稼いでると言われた
自分にはその事自体も自慢もに我慢できず
口を出したのだが
「俺の食い扶持をなくす気か?」
「この事を言ったら同人界からはじくぞ」と脅されてしまい
ちょうど電車の時間になったのもありその日は帰った
幸か不幸か、その時期で周辺にPCが行き渡ってしまったようで依頼は激減し
自分もA宅にお邪魔する機会が無くなっていて
それ以上の摩擦は起こらなかった