未刊、既完、没ネタ等は関係なく、
とにかく自分の創作ものの内容をネタバレしてみるスレ
サークル名、ペンネーム等を暴露するのは、もちろんNGなので書き込まないように注意
あと、即売会前の宣伝等もできればしない方向で・・・・・
(あくまで「できれば」だが・・・・まぁ、したければご自由に・・・責任は取らんので)
2 :
スペースNo.な-74:2005/08/23(火) 22:31:01
このスレの存在意義がわからない
>>1 つまり自分のオリジナル作品を自分でここにネタバレさせるってことか?
5 :
スペースNo.な-74:2005/08/23(火) 22:35:21
http://www.freepe.com/ii.cgi?freeman01 11:たくぴ〜
男性
えぇ!?かっこいい人いるの??(爆)いいなぁ、どっかにいい出会いが転がってないかな・・・(爆)
温泉はどうだった??
(PC)
8/7 22:29
[HP][削除]
--------------------------------------------------------------------------------
12:たくぴ〜
男性
いいなぁ、いきたいなぁ(>_<)カッコいい人は何処へ(爆)
昨日は友達(ノンケだけどワケ知り)とご飯食べに行ってきました♪おごってもらっちゃった☆
(PC)
8/9 22:05
[HP][削除]
1がやりたいだけじゃね?
創作ジャンルの人そのものが多くなさそうだし
誰の作品かもわからないものをネタバレしてもらっても・・・
なぁ。このスレ、『没ネタ投下スレ』でいいんじゃね?
soregaいいんじゃないか・・
単にコミティアが近いから何となく立てただけだろ?w
主人公が自殺する
>>9 え?コミティアが近い?
俺はそんなこと知らんかったwww
ネタバレ
犯人はヤス
月の裏の巨大チンぽから射精された精子がプラント本国を直撃。
多くの人が受精
ルナマリはキラがチンアスカのチンポを破壊しようとしたところ
にルナマリがチンをカバって受精。
ディアッカはチンアスカからイザークをカバって夢精。
次回 SHASEI-1687「恐怖の孕ませ転校生」
世界中の女を孕ませろ!スレッガー大佐!!
まったくの僕のオリジナルなんですが
舞台が昭和後期の田舎で
毎年ある祭りのあと人が死ぬんですよ。
で、キャラの指がみんな四本なんですよ。
売れると思います?
15 :
スペースNo.な-74:2005/08/25(木) 16:24:21
駄目だなそりゃ。
16 :
スペースNo.な-74:2005/08/25(木) 16:25:09
駄目だなそりゃ。
17 :
スペースNo.な-74:2005/08/25(木) 16:54:13
意味がわからないのですが
ねたばれ
結局啓介は死ねないんですよ
死神がいらんことしたから
まあ皆も余裕で解ってましたよね…主人公死んだらどうにもならんしね
最後はみんな滅びます
主人公が死んだ直後気合で生き返ります
気合かよ!
>14
そういうの好き!!ガンガレ!!
ネタバレ
第四話で打ち切りになる。
主人公が死んだ後、天国と地獄の狭間で
「俺はまだ死ぬわけにはいかねぇんだ!生き返らせろ!」
と死神とガチで殴り合って、無理やり生き返るんだお。
なにその幽幽白書
26 :
スペースNo.な-74:2005/09/10(土) 03:02:04
主人公の親父が実は死神でした。
27 :
スペースNo.な-74:2005/09/10(土) 03:38:45
ヘタレオリジナルのネタばれなんかに興味ない
今までの漫画は全部世界が繋がってました
死んだ彼氏が彼女だった人に好き故に、ずっと付きまとって結局彼女は自殺するって話。
で彼氏だけ生まれ変わっちゃって、25年後彼氏が結婚するって時に幽霊の彼女が姿を現す。
けど彼女はまた彼氏の事を愛してしまって彼氏の方も前世の事は思い出せないけど幽霊の彼女の事を愛してしまう。
二人でよく行った喫茶店に行き色んな話をする。
男が人間の前は虫だったとか。
彼女は何十年も彼氏と話すのを夢見ていた事。
ネタバレ
二人で山小屋に火を付けて死ぬ。
今度は一緒に産まれてこようね。ずっと仲良しでいたいね。
そしてどちらかが幽霊になるとかなく2人で成仏する。
だが嫁さんになるはずだった女が死んだ男の子を身篭ってる事が判明。
死んでも男を愛していた女はその後結婚をするつもりもなく子供を産むが産まれてきたのは男女の双子。
ここまで書けば…分かるな?
32 :
スペースNo.な-74:2006/05/30(火) 13:58:55
都会が嫌い町から離れた所に暮らす魔法使いがいました。社会から、自分を切り離すために老人の姿をしています。彼の生活は、都会の人と比べると質素でしたが彼は、満ち足りてました。家の庭にわ木や花を沢山植えて、それをのんびりと眺めることが好きでした。
遊びにきた子供たちと触れ合う
↓
昔の幼なじみがくる
↓
パパのように慕われる
↓
正体がわかる
↓
ラブコメ
↓
街に行く事を進められる↓
お城で(未確認人物)と出会って飾りずけを手伝う↓
パレード
↓
戦闘
↓
死
↓
完
母に洗脳されていて
敵だと思っていた父王が実は味方だった
ゆがんだ愛だったが母は主人公を本当に愛していた
あれ本当は捨て子で一度死んでた。
後で出てくる人は売春させられてた。
やっぱりやめよう。
35 :
スペースNo.な-74:2007/01/05(金) 22:37:43
実はあいつ女なんだよね
実は大統領が元大統領暗殺に関与していた
37 :
スペースNo.な-74:2007/01/06(土) 15:58:10
支持率がどんどん下がり
やっぱ前の人の方が良かったね
ってゆうはなし
38 :
スペースNo.な-74:2007/01/06(土) 21:32:15
キャラRは実は前作主人公の子孫(ひ孫)で、受け継いだ力を解放してラスボスを倒す
その後、ヒロインと恋愛関係にするかどうか決め兼ねてるんだが…
ここのネタをパクるのはありですか?
40 :
スペースNo.な-74:2007/01/10(水) 11:07:54
チガウヨチガウヨ、ユタは田舎じゃないヨ〜
41 :
スペースNo.な-74:2007/01/10(水) 16:03:10
王位継承権を巡って争うのだが、最終的に正義が勝つ・・・みたいな。
でも悪にも事情はあって、だが今までの行いがいきすぎていたため処刑に。
悪役に焦点当てた話は好きだが、
あまり人気が出るタイプではないのだろうか。
43 :
スペースNo.な-74:2007/01/10(水) 20:33:48
主人公が連続殺人を犯すのは、自分と幼なじみを嘲笑っていた者達への復讐だけではなく、自身が高額の賞金首になり、幼なじみに自分を捕らえさせ、その賞金を与えるためでもあった。
44 :
スペースNo.な-74:2007/01/10(水) 20:44:40
あ、それいいわ。泣けた。
45 :
スペースNo.な-74:2007/01/10(水) 20:58:26
>>44マジか
漫画とか描けないからよかったら誰か作品化して
46 :
スペースNo.な-74:2007/01/10(水) 22:21:32
でも欠陥がある。現代の話だったら連続殺人を犯したとしてもそんな賞金首にはならないと思ふ。
ファンタジックになってしまうが、そしたらどこか現実味がないような気もする。
人の死相(人の死にそうな時期が近づくにつれて姿が黒く見え始め真っ黒になると死ぬ)が見える孤独な主人公。ひょんな事から一人の孤独な女の子と知り合い交流を深めているうちにいじめを受けている事などを知る。恋仲に発展し始めるやいなや、女の子の姿が黒く見え始めた。
つづく
まさかいじめを苦にして自殺するつもりか!?と思いきや、実は自分は死相が見えるのではなく自分と深く接してしまうとその人を死に至らしめてしまう(いままで死相が見えた人は本当は自分のせいで死んでいた)悪魔みたいな感じのやつである事を知る。
つづく
女の子を想うがゆえにその娘とは別れ、それぞれひとときの甘い思い出を胸に孤独な生活に戻る。
終わり?
名家でありながら才能がなく勘当された青年が主人公。それでも組織ないではある程度の戦果を収めていた。そんな彼が自分より10も下の少女に出会う。
その時点で彼よりも強い才能に溢れていた。主人公は彼女に嫉妬しつつも信頼し一緒に任務を共にしていた。だが、自分よりも弱い相手としか戦った事がない彼女は、同等の相手に苦戦してしまう。
そこで主人公が助ける。才能のない彼は自分よりも強い敵と戦うのが当たり前だから、少女が破れた相手を苦戦しつつも打ち勝つ。その姿を見て少女は主人公に惚れる。
しかし、戦いが激しくなると二人ではどうにもならず、別の国から援軍を一人連れてきた。主人公よりも二歳年上の女性だった。年齢が近い事もあり、任務をこなしつつ惹かれ合う。
休暇の時、主人公と少女、女性で海に向かう。その時期はまだ三人とも仲がよかったが、夜の旅館で少女が主人公と女性の性交を目撃してから激変する。
自分が子供だからだめなのか、と思いつつ主人公に告白する。だが、主人公は子供の勘違いだろうと思い軽く流す。10の歳がつくる感覚の溝に愕然とする少女。
続く
女性をまともに見られなくなる少女。そんな状態のまま任務を命じられる。
二手に分かれ、主人公は一人、少女と女性は一緒になった。戦いの中、仲間が死に、頭がぼんやりとする少女。そのまま死体を見ると、女性をああすれば主人公が自分のものになるのではないか、という妄想に囚われる。
無意識に剣を突き、女性の頭を貫く少女。だが間の悪い事にその瞬間を主人公が目撃してしまう。
後日、あまりの事に何も考えられない主人公。たが、彼の上司が少女の処遇を告げると、凄まじい勢いで怒り狂う。その罪が軽すぎたからだ。
他国の、それも名家の者をこちら側の少女が殺したとなれば連携に亀裂が入る。だから敵が女性を殺したのだと報告した。
そしてこれ以上才能のある者を減らすわけにはいかない、という事。
呆然自失の主人公に敵のリーダーが接触、主人公は復讐のために敵対組織に入ってエンド。
ちなみに彼は前作、少女がヒロインのこれから二年後の話でラスボスとして登場。けれど前作主人公に殺されてしまう。
長々とごめん。
>>47-49 主人公が初めに、自分と深く接する人が、いつもすぐ死相が出て死んでしまうことに疑問を持つ方が自然じゃない?
>>51-52 前作の中にそのエピソードを組み込んで一つの話にした方が面白そう
>>53そのへんの細かい話しは練り中です。
でもやっぱいろいろ矛盾がでてきますねW
皆死にネタ書きすぎ
ヒロインは異生物でもなく遺伝子操作もされてない、隔世遺伝したただの人間
なんて強靭なスレッドなんだ
冒頭に出て来る賢者は主人公の成れの果て。
賢者の使い魔のドラゴンゾンビは作中で死ぬ、主人公の育ての親のドラゴンの老夫婦。
ヒロインは実は主人公の娘。
いつ形になるのやら。
イカだと思ったらタコだった話。
主人公である新宿の某ホストクラブのトップ6は、何でも屋も兼任していてホストの客の悩み事を解決してくれる。
しかし実は主人公達は893の特殊部隊の面子も兼任。依頼に他の893が絡んでいたら相手をフルボッコ。
ちなみに主人公達の一人(主人公A)はとあるウィルスによって人間離れした体力の持ち主になってしまっている。
同じような特異体質餅が主人公の先輩達にかつていたが、現在は組織に逆らって失踪している。
ネタバレ
主人公Aの感染したウィルスは主人公の属する893が関連企業に研究を委託しており、後々には改良したウィルスを
テ□リストなどに売りさばこうとたくらんでおり、失踪した先輩は研究所を襲ったりしてこれを阻止しようとしていた。
戦いの末に先輩の真意を知り、その考えに共感した主人公Aは先輩と共に組織に歯向かう事を決意する。
残りの5人もそれぞれなりにそれぞれの道を歩んでいく。
ネタバレ
実は拾った奴が捨てられてた奴の両親を殺した犯人で
捨てられてた奴が殺したのが拾った奴の両親なんだ
ネタバレ
兄は事故
いつまでも犯人探しだのしてたジジイどもが癌
叔父はタカ派じゃなく前を見てるだけ
ヒロインと黒幕は双子
主人公は異世界の女子高生。ファンタジー。
ネタバレ
魔族にレイーぷand妊娠and悪堕ち
とか考えてしまった俺はエロゲ大好き脳
65 :
スペースNo.な-74:2008/09/10(水) 15:48:34
>>2−1000
__ _/ ヽゝ,
_ _,.r--、_r'´___iァ'___ |(__
)「 `>'::::::::::::::::::::::`ヽ、 \;`ヽ
ノi_/ ....::::::::::::::::::ヽ」(:::ハ
}y'::::::::::/:::::i:::::::i:::::::::i::::::ヽ、::::iヽ;:!
/:::::::::/:::i:::ハ:::::ハ:_,ニ_ハ:::::ハ::::| \
/:::/::::ハ-ェ:;! V'´{ ,ハ!、!:::|:::::ト、 ,.イ(
イ::::i::::::!Y'{ ハ `ー''´ 「_i:::::::i、_/(|
L.へレ:::i 'ー' . "" ト┤イ:::::´ハ やだ、この子
L.ヘ." - ,.イ|::7、:::|::::::::|::|
. |:::|::`7'ァ‐--r''´ .i/レ'⌒ヽ;:::!::|
\ |:::|ヘ.|::::::!イ7 .//:::/ ハ::i:::i
\.\ ,..、 |/ !::::::ヽiY[]、__/,./ /|::::|:::|
\./ /ヽ._ ハ:::::|/i/ .ハ::i^ヽ、__ /、|:|::ハ::|
! ' r !__Y:::!/ム__」/ ` - `ヽ7:ノ| |/
`ヽ、イ \'li/7::ハ,. '"-‐ ヽ `>'
| !::\,へ、/::/ /!
', ヽ.,__>、 >'´ヽ、ヽ ..::: ,'」
ヽ、___ Y ,ハ_ l i:ハ
//>ヽ,__rへ! /::::ヽ.
/:::/::::7 \ >、. /:::::!:::::ヽ、
それ、おもしろいと思ってるんですか
66 :
スペースNo.な-74:2008/09/14(日) 19:28:50
絶望や自分に降りかかる理不尽を取り込み力にする魔神少女(まこう少女)の素質が根暗で目立たない主人公にあったのは、幼少期に実の兄に強姦されたからでその理不尽さを軸に主人公は力を発揮してる。
機関に所属する兄は主人公に偏愛を抱いてる訳でもなんでもなく。只、強大な戦力、機関への献上品にするために主人公に強姦して理不尽を植え付けた。
67 :
スペースNo.な-74:2008/12/10(水) 08:30:33
親友が死ぬ
主人公も死ぬ
親友がぬいぐるみ
主人公は復活
復活した主人公は暴走族に入る
十年前魔王を倒し世界を救った勇者は落ちぶれていた!
飲んだくれて潰れていた所で出会った少年と蘇った魔王を再び倒すためおっさんとお子さんは旅立つのであった
69 :
スペースNo.な-74:2008/12/12(金) 13:11:17
没ねた
主人公とヒロイン以外の脇役が全員ホモかレズかロリコンかショタコン。複合性癖もあり。
70 :
スペースNo.な-74:2008/12/12(金) 20:07:05
隆也はナツキを守って死ぬ
今はほのぼのだが奴は手首切って悪魔と取引するんだぜ
んでめちゃんこグロい展開になってから、また元のほのぼのに戻るんだぜ
このスレは創作意欲があがる
今度の仲間は黄色ガチムチと肌黒少女
ヒロインの一人は下肢欠損のインド人(ドラヴィダ系)。
かたわ少女? しらんがな。
10人に一人が魔法使いの世界。その中でもひときわ強い力を持った攻撃系魔法使いの主人公。
魔法使いだけが通う高校に入学する直前の春休み、主人公は異世界へと旅立つ。
異世界では世界の崩壊とかそういうもののために巫女が狙われ、主人公も巫女を守るために参戦する。
自分と同等かそれ以上の力を持った敵と戦いながら、所々で人間ドラマも織り交ぜ物語は架橋へ。
実は悪い奴が敵メンバーを騙していて、それを知った敵メンバーも皆味方になる。
お前なんかに私たちは負けない。くらえ、みんなの思いを固めた波動弾を!!
↓
全部解決して目覚めると入学式直前。
急いで向かった学校の体育館、舞台の上では教師紹介。
あれ?教師達って向こうで一緒に戦ってた人たちじゃないか。どういうこと?
「ごめんね、あれは実は試験だったんだ」
案出してからもう5年以上。
書いてたら描きなおしたくなってきた。ちょっと頑張るわ……。
76 :
スペースNo.な-74:2008/12/19(金) 13:29:16
ネタバレ
お互い自分の気持ちにも相手の気持ちにも気づいている
狂おしいほど相手を愛しているのにも気づいている
でも国のために一生仮面夫婦を演じ続ける
子どもは作らなかった
以外にもファンタジー多いのな
自分を作ったヤクザの親分が失踪してしまい、機械人形の主人公が大東亜共栄圏を巡り探し求める
実は全部誕生日への伏線
ラスボスだと思ってたやつは実は真のラスボスの被害者。
ラスボスは褌こーりん
主人公は被害者のようだが実は加害者
黒幕を倒したら自害するつもり
ヒロインと主人公はくっつかない。ヒロインは主人公の親友と、主人公は準ヒロインとくっつく
主人公のじい様は死ぬ。先生も死ぬ。パートナーも死ぬけど復活する。
主人公死ぬ。
あのキャラは子供っぽいけど非処女
金のためならどうぞどうぞ
本心では昔の客が忘れられない でも大事な思い出になってる
主人公とラスボスが男をめぐって壮絶なキャットファイトを始める。
ヒロイン1は主人公をフる。ヒロイン2は死ぬ。ヒロイン3は彼氏と別れる。主人公は相変わらず喪男。
主人公死ぬ
戦乱で死ななくてもその後病気かなんかで死ぬ
ヒロインのみ、聖○伝説2のポポイのように消える。
主人公は人外で王子
ラスボス倒して自殺する
その後ヒロインは女王になる
ヒロインの兄は死んだけど
その後ゾンビ化する。
主人公と兄は腹違いの兄弟
主人公に気がある幼女が父親でラスボス
お前らの漫画登場人物死んでばっかだなw
94 :
スペースNo.な-74:2009/08/28(金) 13:48:22
ラストで衝撃の事実が明らかになる
801ネタ注意
主人公とAは高校時代、男同士だが付き合っていた。が、両親にバレて破局。
主人公は数年後、Aの事を忘れようとホストの仕事に打ち込む。
一方Aは、主人公の事を忘れるために好きでもない女Bと付き合う。
しかし女BはAに秘密でホストクラブに通い、主人公を気に入っていた。
なんやかんやあって、店先で主人公とAとBが鉢合わせの修羅場。
Aは勢い余って主人公を殺してしまうも、主人公の指には
高校時代に自分が送った安物の指輪が未だに填っているのを発見。
ずっと自分の事を好きで居てくれたのだと知ったAは、自責の念にかられ
Bと別れて自室でひっそりと自殺してEND。
と見せかけて、実はまだ話は続きます。
続きはWebで!!!
801注意
お互い親友同士だったAとB。しかし話の中盤くらいからBはAに友情を越えた片思いをする
Aはノンケだから結ばれるわきゃねーよ、って思ってBは好きだってことをひたすら隠すがひょんなきっかけでバレる
最初は拒否反応を示していたAにBは諦めてたけど、ある日Bは人外の生物に拉致強姦?される。二週間くらい行方不明
見つかった時、飯も与えられてないし精神的、肉体的にボロボロだったBはすぐ入院
Aは見舞いに行っても好きな人であるAにすら怖がるBを見て心がズキン
そんで最初は同情でBを甲斐甲斐しく世話してやっていたA、しかし同情で俺に近付くな、勘違いするからって突っぱねるB
だからお前のことは好きじゃないよって意思表示で、Aは彼女であるCを連れて見舞いに来る。酷い勘違い野郎だなA
Cを見て泣き出すBはAにもう来るな!って面会謝絶
こっから色々とあって、AとCを結婚させて読者を裏切るか、Cと離れてAとBをくっつけて感動のハピエンにするか迷う迷うウヒヒ
まあ前者だったらBはDに出逢うんですけどね!しかし出逢っても一波乱では済まないことが起きますがw
主人公の兄は実は生きていて、華麗に活躍する。
事件が落ち着いた後、遠く離れた地で主人公とひっそりと暮らす。
主人公のオカンがラスボス
おおこんなスレあったんだ...
ちなみにオイラはSimoHayhaがもし少女だったらってのを冬までに描いてみるわ。
100 :
スペースNo.な-74:2009/08/28(金) 20:52:55
主人公がヒロインを助けて来たのは昔の自分を重ね見ていたから
ヒロインが主人公に助けを求めたのは彼を父親の代理として見ていたから
お互いに自分のエゴで相手と向き合っていた
一悶着あってお互いと向き合って
付き合う、かもしれない
命令で無理やり恋人にした部下に
最期は心を開いてハッピーエンド
「Bは自分に惚れてる」と勘違いしたAの強引さから、付き合う事になったAとB
付き合ううちにBはAを本当に愛するようになっていく。
その矢先Aは自分の勘違いに気付いてしまう。
ショックを受けたAはBの今の気持ちを確かめもせず、別れてしまう
記憶喪失の主人公を叱ったり、いろいろと厳しいところがある仲間の少女は、実は主人公の双子の姉。
弟を心配して厳しくも優しくしているのだが
姉であることを明かすつもりはない。
主人公も姉ではないかと薄々感づくが
はっきりと思い出す訳ではないので、訊くに訊けない。
104 :
スペースNo.な-74:2009/08/29(土) 10:03:21
ヒロインを取り合ってるように見える男二人のうち片方は実はヒロインの父親。
悪役は本当は悪い人じゃない。
本当に悪い奴は別にいるけどそいつもヒロインが頑張って助ける。
みんな怪我しまくり血流しまくりの今にも誰か死にそうな展開だけど全員幸せにしてやるんだ!
105 :
スペースNo.な-74:2009/08/29(土) 14:11:26
主人公を追いかけまわしたドS殺人鬼の幻想は実は主人公の親友。
つらい現実から逃れるために、親友の思い出を捨てたから、中盤まで傷だらけで主人公を助けようとする親友を思い出すことができない。
殺人鬼として幻想で現れるのは、=自分の都合の悪い現実とセット、ということ。
親友を思い出したら、最悪の現実も思い出してしまう。
そしてそれを親友と乗り越えて黒幕と立ち向かうのが萌え&燃えポイント
106 :
スペースNo.な-74:2009/08/29(土) 14:35:07
主人公は平凡な高校生で、
ある日世界の時間が止まり
友と共に異次元へとばされる。そこで波動なるものを使い
異次元のモンスターと戦いながら元の世界へ戻る方法を探す。
ぶっちゃけどうよ?
>>106 ファンタジー好きだから読んでみたい。っつか、ぶっちゃけ書いてみたい
ただ、私は数字者なので、私が書くと主人公と友達の数字物になるな
だから是非、純粋なファンタジーとして書いて下さい
運が良ければ、そのサイトと巡り逢えるかもしれないし
>>106 簡単な説明だけだと、ベタベタな展開だな、と感じる
平凡な高校生がある日異世界にトリップしたらどうなる?知らない場所に突然送り込まれたら驚いて錯乱するよな
そして主人公と友は常に元の世界を軸に考えるだろ
「こんなの俺達の世界には無い」「合気道みたいな戦い方だな」ってね
異世界と元の世界の違いはどう考えてる?
言語は違う?服装は?種族は?通貨は?その世界での常識は何?思いつく限り考えとくと吉。
例えばその世界に魔法が存在するなら医術は余り発展しない。回復魔法で治しちゃうから。
モンスターがいるなら街の警備は堅く、主人公達は入れないからこっそり忍び込むかもな。
それかお助けキャラみたいな奴が登場して、交換条件で偽造した旅券を作ってくれるかも。
>>106の『普通』が一切通じないのが異世界だ。
とりあえず自分がいきなりバイオハザードや零、サイレントヒルの世界に送り込まれたとでも思って書くといいよ
俺の創作ネタバレ
最後のオチが冒頭の話と繋がっていないように見える
しかし物語の中盤を読み返すとゾッとする仕上がり
オチは主人公がヒロインを殺しているが、冒頭を読むと主人公はヒロインに殺されている
そっからはご想像にお任せしますの不親切ストーリー
主人公が綺麗だ素敵だ麗しいと散々もてはやしているAと、主人公にちょいちょいアドバイスをくれるBは付き合っている。
後々結婚してお互い別々の仕事をしながらも仲睦まじく生きていく
主人公は知らないし公開する予定もない
異世界トリップもの
ただし、主人公はもうすぐ三十路のおば……お姉さん
彼氏いない暦2年
僕っ子な巫女(もちろん美少女)に「まあいいや、あなたでも」と言われ、キレながら旅立つ
「オバサン」と言う言葉に敏感で、やけくそになって「女は度胸!」と叫びつつ魔物を吹っ飛ばす柔道空手の段持ち
15歳の仲間と同じレベルで喧嘩しちゃう
そんなドタバタときどきシリアスなファンタジーが書きたい
実際書いてるのは
・名前を知ったのが一週間前
・顔を見たのが式の朝
というある意味王道な政略結婚話です
ラスボスは主人公の中。
今の主人公の人格は昔の主人公をラスボスが
乗っとろうとした時に生まれた副産物。
よってラスボスが消えると主人公の人格も消えてしまう。
主人公の回りの人を殺さないのは、自分を主人公ごと殺されないため。
ラスボスが主人公を選んだのは、
主人公が英雄の血筋でラスボスが昔の英雄だったから。
ラスボスが今まで姿を見せなかったのは、
ラスボスを唯一倒せるヒーローが
主人公への好意を自覚するのを待っていたから。
もちろん最後はハッピーエンドだけどね!
ジャンル:時空トラベル系
オタ系で引っ込み思案の女の子が主人公(慢研所属、隅っこに居る)
色々あって高層マンションから飛降り自殺するも別の時空に落下
ちょっと恐い感じの女性にキャッチされ命拾い(すぐさま地面に落とされるけど)
落ちた時空は戦場で助けてくれた(?)女性はいわゆる女戦士
目の前に超巨大兵器出現(球体、直径300mくらい、ていうか敵)
女戦士、一撃で殲滅。女の子を抱えて緊急離脱
女の子、飛行しながら色々女戦士から説明を受ける
どうやら女の子も戦士として召還されたらしい(んで、その女戦士も同様に以前召還されたクチ)
で、敵というのは全時空を占領しようとしているみたい(で、この時空は最後の砦らしい)
女の子大ショック「そんな!わたし無理です!(アタフタ)別にそんなつもりで飛び降りたわけじゃ!
女戦士「え?」と、そこへ先ほどの超巨大兵器が突如現れる(殲滅できてない件)
攻撃を受けて地表へ二人して落下。女戦士、女の子を庇ったためダウン。意識なし
女の子、女戦士の持っていた武器(見た感じメカメカしい魔法の杖風?)を構える
震えながらも勇気を振り絞る女の子に声をかける女戦士
女の子に女戦士指示1「自分の戦士としての姿をイメージしろ><」
女の子必死にイメージ→魔法使い風の姿に(※アニオタ)
敵さらにグングン迫る、ヤバイ(※砲門バタバタ解放ヤバイヤバイ)
女戦士、女の子に攻撃を指示
でも女の子は撃ち方を知らない(アタフタアタフタガクガクブルブル)
女の子に女戦士指示2「自分にとっての最強をイメージしろ><」
女の子、目を瞑りイメージ・・・イメージ・・・
敵、一斉に砲撃
女の子、カッと目を見開き呪文(?)を突然唱える
「デ ◯ インバスターァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ><」
敵、一撃で完全殲滅(ていうか地平線まで火の海w)
しゃがみ込んで放心状態の女の子 唖然とする女戦士
女戦士「お前、名前は」
女の子「えっと・・・・な◯は!な◯はです!」
完(なんという脳内妄想)
ギャグ入り格闘物
師匠が豹変して悪の王者に
師と決別してトーナメントで師匠と戦う
師匠は全大会で優勝してから世を憂いていた所で
歪んだ思考を植えつけられた
師を変えた黒幕は大会主催でレフェリー
Gガンダム的な物から何か生み出せないかと考えてた若かりしあの頃
三人称の章と一人称の章が交互にくる小説だけど
主人公と見せかけて、それ、主人公じゃないよ
主人公の親父の話
親子だから名字一緒なの
ちなみに主人公のライバルもそう見せかけて、実はライバルの叔父
叔父のコネで入ったから職業も同じなの
こんな糞みたいな叙述トリック今時ネーヨ、と思っていたら
最近プロもやっておりました、まだ使えるかなー
Ever17思いだした
>>105 ヒントだけでもくれ、いや下さい
自分のネタバレ。801注意
主人公が愛するヒロインは死ぬ。
主人公はヒロインの父親とくっつく。
主人公が助けたい親友は腐って死ぬ。
かわいいAが運命の相手に会う
周りの皆から優しくされる様はまるで逆ハーのようw
しかし色んなチヤホヤ状態はA親が好かれていたのが根源なだけで
A自身を純粋に見ているのは女友達のみだったりするというオチw
ファンタジーな世界の物語
クールで強い典型的すぎる主人公の兄
ちょくちょく現れては主人公と敵対したり、助けたり
でも既に死んでる
直接触れることがなければまず気付かない
だから誰も本人すらも気付いてない
表向き
世の中に数個しかない強い力を持つ魔法石と喋る剣を持つ男
その魔法石をねらう少年と喋る杖の冒険のお話
何らかの理由で過去幼なじみ兼恋人を失ったらしい男
病気にかかって彼女を亡くしたように見えて
男は生まれながらに右目にその魔法石を何故かもって生まれ
(実はその魔法石の正体は偉大な力を持つ竜の目で普通は火の鳥的な生殖方法だが男は竜と人間のハーフ)
初めは人間だったがその影響で長寿になってしまい彼女は老衰で亡くなっていた
少年と思わせて(旅は物騒なので男装していて)実は女だった少年は
清い人生を全うししかし男との心残りが現れた魂の時に
妖精の女王に次代の長候補として転生させてもらった
魔法石を持ってくることが魂の憂いを振るい女王になるテストになっている
剣と杖は、杖が忘れられない人がいる剣に片思いしてたり
中学の頃考え書いていた話なんで厨二病半端ねぇな!!
世界滅亡の遠因は痴話げんか
神様は神様じゃなくて異世界からの侵略者
逆ハーは最後魔物とくっつく
やべーネタバレ部分並べてたらすげーおもんないつーか陳腐
こここういうふうにも使えるのねプロット練り直そう
主人公は所属組織を潰すことに成功
その過程でヒロインの正体が異形の化け物だと判明するが
それでも彼女を受け入れる仲間たち
恩人は爆発の中彼らを守って生死不明
でもきっとあの人なら生きている…!という一同
最後はヒロインと主人公が結ばれて
人じゃない子供が生まれて終わり
人間×人外が好きだったばかりに
途中で化け物設定つけてしまったヒロインに謝りたい
遺伝子に爆弾抱えた母と若い頃に無茶しすぎた父から産まれたせいか
息子はド近眼では効かないレベルで視力が低かった。
彼のかけているメガネが物語舞台の産業レベルを逸脱して高精度なのは異種族の技術の賜物。
皆両親(特に母)へ恩があるのでノリノリで作ってくれました。
息子の目に関しては両親ともに負い目がある。
父が出奔した団体へ舞い戻ったのは権力目当てというより妻子へのとばっちりを防ぐため。
母が息子に自分の後を継ぐように言わなかったのは目の酷使が逃れられない職だったため。
手伝いに行っては入り浸っている店が有り、ほとんど第二の自宅状態。
そこの娘とは幼馴染で事あるごとに適当な文句と共に求婚するが、
店乗っ取りの野望も普段から公言してるので完全にネタ。
最終的には外部の大学へ通う事を決めた幼馴染と一悶着した後に婚約。
自分も視力の事が枷になり自らの可能性を狭めていた事を自覚して、
故郷を出て商業地で本格的な商人の修業を始める事を決める。
様々な要因から生まれ故郷を出ずに一生を終えることを決めた母と、
ごく当たり前の暖かい家庭はとうとう築けなかった父の遺恨をある意味晴らす形でエンド。
こないだ懐妊ネタ書いたカップルの子供が主役だよー…
流石にこれをジャンルの二次創作として出す度胸は無いのでここに埋めておく。
広大な土地を有する北国。
厳しい気候、貧しい大地、溢れる魔物。
凍てつく海と険しい鉱山の占めるこの国には外交の為の港すらない。
主人公の王女は幼い頃から王となるべく育てられてきたものの、
優しく愛しい異母弟と継承争いになるのを避ける為、自ら継承権を放棄、尼となる。
しかしある日、異母弟王の頼みで交戦中の南の隣国へ休戦使者として赴く事に。
温暖な気候、豊かな大地、滅多に見ない魔物、貿易で栄える港。
北が欲して止まない物を南は全て持っていた。
しかし南は土地が狭く、人が溢れ、権力は腐敗し、格差は激しかった。
広大な土地、新たな仕事、北を手に入れれば得られるそれらが、南は喉から手が出る程欲しかった。
祖国の戦争継続派の追手を交わしながら漸く南へ入る事の出来た主人公。
温暖で豊か、安全で利便性の良い恵まれた土地。
そして、それを牛耳る腐敗の激しい王侯貴族達。
豊かさを求めてその為に戦って死んでいった民と父王の事を考えると、戦争をやめたくなかった主人公。
日々の魔物からの防衛で北の民達の戦闘能力は高い。
しかし、兵の数が少ない。彼等を養う為の食料も少ない。魔物からの防衛で南との戦争以外にも戦力を割かなければならない。
だが均衡はしている。もう少しで勝てるかも知れないのだ。それなのに属国とならねばならないのか。
一体、何の為に彼等が死んで行ったというのか。
南への嫌悪と共に、心優しく愛しい弟王に対しても不満を募らせる主人公。
そんな折、ある機会で出会った一匹の悪魔にそそのかされてしまう。
自分と契約を結べば人を殺さなければならない。
しかし、殺した命の価値だけお前を誰よりも強くしてやる。
お前が望むなら、お前が応えるのなら、お前一人で国一つ簡単に滅ぼせる程に。
心の何処かで王権への未練が合った主人公は、その甘い誘惑に乗ってしまう。
人を守る為に人を殺した。敵も、仲間も、赤の他人も、弟と母をも殺して自ら王位についた。
相手が大切な人である程、何の罪もない善良な者である程、そしてその殺し方が残虐である程、悪魔は大きな力をくれた。
主人公は次第に、人の命を数字で考える様になる。
何かを選ぶ事は何かを捨てる事なのだと思うようになる。
いつしか、彼女は魔女と呼ばれるように――。
…ってのが北編。これと同時に南編が有り、こちらは南の国の闘技奴隷(男)が主人公。
南には南の理由があり、人が多い分色々な問題に囲まれているらしく、
男主人公は陰謀に巻き込まれながら、沢山の人々に出会い、沢山の成長を遂げ、人の輪を築き、
徐々に北との戦争に巻き込まれていく――という、まさに王道なRPGゲームの主人公キャラ。勿論、勇者的存在にもなる。
北の魔女は終盤になるにつれて壊れて行くが、
度々対峙する南の勇者の人柄に次第に惹かれて行き、苦悩しながら助けを求める。
まぁ、最後的には彼に心身共に救われて無事にENDするんですが。
媒体は漫画よりはゲームか。
中二病気味の自分は北の魔女編の構想ばかりにかまけて、南の勇者編が疎かになってしまいがちなので、
作品化する事はきっとない…んじゃないかなぁ…。
いつか作りたいとは常々思っているんだがね。
>>124 かなり自分好みだw
すごくおもしろいと思う
南の話も気になるのでぜひ書いてほしい
ありがとう、そう言って貰えると凄く嬉しい。
テンション上がってきたwww
だが、ホントにぼんやりとしか考えてないんだよ。南編は。申し訳ない。
疎かってレベルじゃねーぞって感じ。
正統派主人公の心の葛藤とそれの乗り越え方って言うのがイマイチ思い浮かばんでね。
今の所、
主人公は両親無し、盲目の妹と二人暮らし。
人が溢れすぎて仕事が無い(=貧困層)為、闘技奴隷として金を稼ぐ日々。
皇帝ネロのコロシアム?みたいな感じかな?あまりよく調べてないから分からないが。
剣の腕は中々のもので、偶然にもヒロイン候補の一人である南の王女様とも知り合っている。
主人公の設定はまだこれくらいしか決まっていな。(しかも本決定でもないという…)
他には、
上記した南の王女様がヒロイン候補の一人。
この子は、蝶よ花よと何不自由なく育てられた世間知らずな王女様だったが、
主人公に誘拐事件から助けられて以降、彼に付いて実際に城下に降りて旅をしている内に、
国の現状を目の当たりにし、南王の、父親としての優しさと国王としての愚かさのギャップに苦しむ。
しかし、それを乗り越えて王族としての自らの責任を認識する――と、そんなテーマが有る。
また、南王は北主人公に殺されてしまう為、最終的に彼女が北主人公を許せるか否かでもまた葛藤させたいな、と思ってる。
南王に関しては…。
気が弱く周囲の貴族達の言いなり状態 or 娘を溺愛しているが傲慢で身勝手 …かで、未だ迷ってる。
前回省略したけど、南王は休戦協定の条件として北主人公に「伝説の秘宝」の入手を提示。
その直後、南主人公には北主人公の邪魔をさせる様(南主人公は多少騙されている感じで)に命じる。
南主人公は北主人公の足取りを追うが、何故かいつもタイミングが悪く、誤解とすれ違いが繰り返されてしまう。
例1:凶悪な盗賊団(人売りや殺人は当然レベル)の検挙を北主人公達が邪魔して、南の自警団側に被害を齎す。
←正体がどうであれ、北主人公は南への入国など何だかんだで盗賊団の世話になっていた為、助けた。
例2:南主人公が世話になったある村人を故郷まで送ると、故郷の村が北主人公によって火責め+虐殺にあっていた。
←北主人公がその村に滞在時にゾンビ化の伝染病(仮)が村に蔓延し、
村長らによって村の処理を頼まれ、不本意ながらも北主人公らはそれに従う事になった。
例3:突然街中に響いた女性の悲鳴に南主人公が駆け付けると、北主人公一行と血まみれの女性遺体。
←上記のように数度に渡って凶悪な事件での目撃証言が有り、御用状態となってしまった北主人公。
ひょんな事から街で正体をばらされそうになり、慌てて口封じしようとするも(誤って?)住民を殺害してしまった所を目撃される。
……みたいな感じで考えてるが、まだまだ未定。
一つ一つのすれ違いネタを、どう一つの流れで結ぶかなぁと試行錯誤中。
折角色んな人種の集まる国なのだから、色んな勢力を纏める立場に立たせたいなとは考えてるんだが、
北主人公追ってるだけじゃ、そんな機会ないよなぁ…とも思うし、全体的な構成から練り直しするべきかもね。
以下補足。
南王の要求した伝説の秘宝が、悪魔の核…というのかな。
その悪魔が古代にかなりの悪さをして封印されていたもので、
南に魔物が少ないのも、悪魔の核と一緒に魔物の出現を抑える結界を張っていたものだから、
北主人公が伝説の秘宝(悪魔の核)入手 = 結界破壊 → 魔物出現 → 対魔に関しての備えが無い南側はウワァー状態。
→南国民「北の魔女が休戦協定とか言いながら、魔物引連れて攻めてきやがった!許せん!」
…みたいな。
主人公2人はすれ違い対峙以外にも少しだけ会話できる機会が何度かある為、
御互いだけは、決して相容れない立場だとは思いつつも妙な信頼関係を築く、と。
ぶっちゃけ、ホント、全然纏まって無い。
もしある程度構成が完成したとして、最終的には全くの別ストーリーになってしまいそうな感もプンプンする。
北編と比べてやる気の無さもプンプン…我ながらorzだ。
こうね、人の壊れていく話は作り易いんだが、王道パターンって難しいね。本当に。
最初にも書いたけど、そもそも南主人公にさせたい「主人公らしい」葛藤ってのが思い付かんのよ。
何を以てくじけ、何を以て立ち直らせるかが、ね。全然思い付かん。
テーマが無くちゃ、事件も起こせないし、舞台も用意出来ないし。
何か良い案有ったら欲しいよ。心底欲しいよ。
誰か、何か有ればアドバイスくれると嬉しいよ。
主人公の葛藤についてでも良いし、南の国の情勢から出て来る問題とかでも良いし。
こういう経緯でこういう集団(機関)とのコネが手に入ると後々こう…とか、
こういうキャラ出して、その人にこういう葛藤させて、それに主人公を関わらせてよとか、
この展開は正直頂けないよ、練り直しなよ、でもおkおk。何でもウェルカム。
南編だけでなく勿論北編もね。
ここでこういう質問するべきでないのだったらすまない。
以上、長々と失礼した。
>>128 そこまで出来ているなら北の魔女編の
導入部だけでも描いてしまったらどうだろうか。
描いてみるとキャラが立ってきて
ストーリーが動きそうな気もする。
南主人公の方はどちらかと言えば
最初から一つに話を纏めるのが難しいなら
短編連作にしてみるとか。
> 折角色んな人種の集まる国なのだから、色んな勢力を纏める立場に立たせたいなとは考えてるんだが、
王道なら、たいていその場合南北以外の国の
勢力(国レベルでなくてもいい)が南主人公の
バックにつく…というところかなあ。
129続き
>最初にも書いたけど、そもそも南主人公にさせたい「主人公らしい」葛藤ってのが思い付かんのよ。
>何を以てくじけ、何を以て立ち直らせるかが、ね。全然思い付かん。
南主人公のキャラクター(性格)が良く分からないから何とも…
主人公が動くためのモチベーションがあればいいと思う。
ベタですまんが、盲目の妹がいるなら妹の目を治してやりたいとか
闘技奴隷なら金とか権力が欲しいとか、自分の力を試したい、
あるいはもっと強い存在になりたいとか。
逆にそういうのがないのに、流されるままに戦いを強いられる、とかでも
葛藤とか生まれるんじゃないだろうか?
それをある程度「伝説の秘宝」なり北主人公なりに絡めると
やりやすいかも。
勝手な感想や戯言でスレ違いすまん。
もし描く気があるなら是非世に送り出して読ませてくれ。
主人公の能力は最後なくなる
でもその描写は作中にはない
(ヒントはある、というより前例をラスボスがさりげな〜く呟く
正義ぽかった主人公は実は中二
ラスボスこそまともな奴
仲間にもバレてしまうがすでに後に引けなくなっていたので、全員で「勝てば官軍」理論で中二を貫く
主人公Aが黒幕 いまみんなが主人公と思ってるキャラは主人公じゃない
嫌な性格で追っ手っぽく見えてる彼は実は味方、主人公を逃がすためにいろいろ画策していた
ついでに暗黒微笑系のイケメン風だが重度のシスコン
八歳の妹を溺愛していて、妹が主人公を気に入ったのが大変気にくわない
チンピラにしか見えない兄ちゃんは実は探していた○○(職業)
他にいかにも○○風なキャラを出しておいてミスリード
というか、どう見ても○○には見えない…という外見を追求したらチンピラになっちゃっただけだw
どっちも読み返すとそれなりに伏線はある仕様
一回目と二回目で見え方が変わってるといいなあ
135 :
スペースNo.な-74:2010/05/09(日) 16:23:08
この間落としたコピ本の中身を晒してみる
ちなみにサイトで書いているものの過去編
ヒロインがテロリスト
彼女は主人公の友人の兄貴が召喚したカニに食われてend
『生まれ変わったら男になる』的な事を吐いて絶命
その遺言のせいで主人公がショタコンへ転がり落ちる
最終的に自分の娘と同い歳の部下に手を出す無差別セクハラオヤジ
しかしだ。主人公がそうならないと本編と話が繋がらない恐怖www
今描いてる、描こうとしている話の主人公全員死ぬ
鳩が首相になって無茶苦茶な政策を執る
138 :
スペースNo.な-74:2010/06/30(水) 00:37:26
主人公は魔女で乗り合い馬車に乗る
三人の乗客のうち、異端尋問官は一番ショタ
最初の襲撃は盗賊で馬車の運転手と馬。馬は半獣。最初から馬車には六人いた
途中の襲撃は隣国の兵士で、乗客の一人である帰る途中の隣国の王位継承者を狙ったもの。お家騒動。
でもその王子はもう死体。ネクロマンサーが乗り移り操作しているだけ
隣国に付け入る隙を与えたくない王が、本国で死んだ事実を隠蔽するために「公にしないまま隣国の土地で兵士に殺される」シナリオを作った
最後は国境付近でのピンチにマーマンに連れられネクロマンサー本人がでてくる。誘きだした平原の上で過去の戦場の死者を呼び出し勝利する
そして乗客の最後の一人は本当にただ乗ってただけの一般人
ヒロインが敵襲を受け死亡。
姉の身体を元に改造手術を受け新たな身体を得るが姉妹でただひとり記憶を失う。
かつてのパートナーである主人公と再会するも抜け落ちた記憶と変わり果てた姿に主人公は秘かに心を痛める。
そのまま戦闘突入、主人公と息の合った連携を難なくこなす自らに戸惑うヒロイン。
身勝手な部下をかばい瀕死の重傷を負う主人公。
呆然とする部下に対しヒロインは淡々と告げる。
「貴方を責めたりはしない。かつてその場所に、私がいた」
全ての記憶を取り戻したヒロインは倒れた主人公に駆け寄りすがり付く。
主人公こそが行方不明になった妹である。
捕まって離れ離れになる
誰でも魔法が使える架空の世界
そこに暮らす主人公・妹・弟
しかしその妹と弟は、赤ん坊の頃の主人公が無意識にかけた魔法のせいで
過ぎ行く時間とおなじだけ体が幼くなっていった姿…つまりは妹弟じゃなくて両親
主人公のその魔法は生命力を分け与えるって類のもので
両親の生命力を糧に一人の少女の命を救った(多分ヒロイン)
ってのは序章で、すでに両親の退化は解決済み
本編は主人公の通う魔法系の学校の生活が主
素直で活発な主人公、超能力国の落ちこぼれ少年(魔法は使える)、クリエイト大好き少年
あまのじゃく過ぎて超ヘンなお嬢さま、生き延びたヒロイン…がメインキャラ
気付いたんだけど、主人公&友3人→12歳・ヒロイン→15歳・父→見た目7歳・母→見た目8歳
ほとんどロリとショタしかいねえじゃねえか…
143 :
ぼたんゆき:2010/07/07(水) 22:43:12
大津未来と楠ゆずるが結ばれます
貞子みたいな見た目と中二な本読むせいでクラスメートからメンヘラのレッテル貼られた女の子が、
周囲の変わり者達のおかげでクラスに馴染んでいく。
しかし、
何故か他人から見た自分と実際の自分とのギャップを埋めようと頑張った結果疲れて、
最終的に「私は普通でした、ごめんなさい」みたいな遺書書いて死ぬ。
変人達がいくら庇っても、クラスメートに「何だコイツやっぱりメンヘラじゃん」と迷惑がられる。
祖父?をボッコボコにした後共犯者を探し出して
こんなはずじゃない!の絶叫で目覚める夢オチ
あの眼鏡っ子が主人公の親父を殺す。理由は妹を襲ったから。んでもって選択肢ミスると主人公も死ぬ。
唯一主人公だけが諸悪の根源に気付いて、説得して和解しまさかの全員で仲良くハッピーエンド。
801注意
北海道的な雪国で、おっさん一人で馬専門の小さい牧場を営んでいる
牧場は父親から継いだもので幼馴染だった奥さんと死別してからずっと一人でやっている
そろそろ他の縁談を…と周囲は言って来るがおっさん聞く耳持たず
とある日、獣医(か装蹄師)を頼むと来たのは馴染みの爺さんじゃなくて、童顔の青年
じいちゃん動けないから、代わりに僕が来ましたと青年
仕方なく青年に馬を任せる
吹雪で帰れず青年を家に泊める
↓
紆余曲折有って住み込み…という名の同棲
絡みは人間に限らず人と牡馬、牡馬同士と入り乱れでカオス(ドタバタギャグでエロ無し)
馬はサラブレッド(体育会系)、アラブ(クーデレ)、ポニー(腹黒ショタ)、ばん馬(無口不器用)
昔どっかのチラシの裏に書いたネタに蛇足してみた
需要も仕上げる画力も無いからしまって置く
なにそのカオス好き
150 :
スペースNo.な-74:2010/08/03(火) 23:13:51
Aは龍神の末裔で、先祖還りを起こしたため雨を呼ぶ事が出来る。
しかしAにはその力が制御できないため、雨を止める事が出来ない。
雨を止めるためAは閉じ込められていた。
そこに、晴れ男の主人公が現れAを助け出す。
ってのが今書いてる話の過去編。
本編は能力をそこそこ制御出来るようになり、
雨乞いを生業にしつつもちょっと能力を暴走させてるAを鎮めに
主人公がAの元へ向かっている。
主人公はぼやきつつも、昔を思い出してどこか感慨深く見守ってる。
お父さんだなあ、主人公。
私が今描こうとしてるジャンルは
リョナ、擬人化のごとく一大ジャンルを築く。
パクられ必須なのでバラせない。
ラスト
背景がパリンッと割れてキャラ勢揃い
んでオメデト連呼
154 :
スペースNo.な-74:2010/10/05(火) 00:21:59
主人公っぽい奴と一緒にいるマスコットキャラが本体、本当の主人公
仲良さそうにしていたが、自分の本当の体を好き勝手されたらかなわないってことで監視してただけ
一応情がないわけではないが、その体と名前で生きていけるのは一人だけ
決別してからが本番
155 :
スペースNo.な-74:2010/10/05(火) 00:43:06
にゃ??/
>>154 なにそれ気になる
自バレ
アイツ実は味方だよ!
表面的には悪役だけど、よく読むと主人公側に利することやってると気付くはず
あとシスコンすぎてガッカリキャラだよ
暗黒微笑系を装ってるだけで演技
腹黒好きな人にはご愁傷様だが最近腹黒キャラ嫌いなんだw
157 :
スペースNo.な-74:2010/10/05(火) 13:40:24
158 :
スペースNo.な-74:2010/10/05(火) 22:46:48
>>175 マジか
その作品は読んだことないけど、やっぱりありがち設定なのか
もっと練ろう…
釣りじゃないなら赤マルのそいつもどっかからパクったんだろうな
主人公が実は未来人な上に記憶喪失
恋人がひき逃げにあって死亡、男が彼女の墓参りに行くと自らを「神様」と名乗る女性が現れる
神様だから何でも願い事を叶えてくれる、男は彼女を生き返らせて幸せな日々を送る
彼女の死で傷ついた男をずっと慰めてくれていた幼なじみの親友の男が、実は夢を食べる獏で、男の夢=彼女を狙うが神様の協力の下それを阻止する
最終的には、彼女と喧嘩→自暴自棄になった男が車で暴走、途中人を轢いてしまうが逃げてしまう→それは実は彼女だった、男はまた神様に頼んで彼女を生き返らせてもらう…
みたいなバッドエンドの無限ループにしたい
>>159 なんでそんなに絡むのかよく分からんけど、パクってはないぞ
せっかく創作するのに、パクりなんかしたら何も楽しくないじゃないか…
163 :
スペースNo.な-74:2010/10/07(木) 21:06:48
楽しい雰囲気で書いてますが、ぶっちゃけ超バッドエンド
夢オチ
夢オチじゃなくて夢”オチ”
三角関係で付かず離れずを繰り返してたけど、主人公は誰ともくっつきません。
実は役になりきってるって設定です
研究者は確かに追われてるんだけど、実際は上司と喧嘩してストライキ中だから
変身アイテム関係がブリブリなのは、ギリギリな年齢の女の子に着せたら楽しいだろうなーと思ってのこと
あと別に呪文もいらない
奥さん残して戦地へ行くカメラマン
ちなみに陥落寸前で軍隊による略奪や暴力も見てみぬフリの無法地帯
世話をしてくれた軍隊が「楽しいことをしようぜ…お前もすぐに気に入るだろうよ」と夜連れ出す
とある小屋に入ると、そこには多数の少女が軍隊の慰み者にされていた
時を同じくして、帰りを待つ妻のもとに夫の兄(奥さんにとっては義兄ね)が尋ねてくる
「兄さんの代わりにに慰めてあげましょうか?w」と無理矢理ソファに押し倒される
すると複数の男が部屋に入ってくる。夫の会社の上役達であった…
同じ時間軸で夫は少女を犯し、妻は犯されてどちらも最終的には堕ちる
それから夫は取材した戦地の女子供を犯すようになり、その間妻は上役の期間限定肉便器となったとさ 救いはないね!
引っ張ってるネタは別に話のきっかけでしか無くて
それ自体に大きな意味は無い
実はあの癒し系な友人は敵方にあたるラスボス
おまけが本編
それからまさか読み手にそんなにも発言を深読みされると思ってなくて
焦って事情を話半ばで付け加えてるキャラが何人かいる
強力な魔力を持つ悪逆の民、我々人間は自らが生きるため彼らとの戦いを決意した――
…と、いうのは建前で実は彼らはただ差別されて狩られていただけだった。
そのお陰でその民族もほぼ壊滅するが、しかし彼らは滅んでなどいなかった!
目覚めてしまった、ただ一人の生き残りの少女と、彼らを滅亡の淵にまで追い込んだ勇者の末裔の青年。
出会った二人は、旅をするうちにある真実に辿り着く。
悪逆の民、彼らこそ我々人間を作りだした創造主であるということに。
遊び相手が欲しい。
3人の幼い子供の願いから生まれた人間たちは、やがて弱さから自分の創造主をも恐れるようになり
やがて反抗し、駆逐していったのであった。
この恐るべき真実は、やがて世界を激震に導いく!
……多分ちゃんと書けないからお焚き上げ。一部設定は現在活用中。
復讐のためある組織に所属して戦う主人公
途中敵組織から自分を殺害するために送られた少女をぼこぼこにして仲間にする
途中で幼馴染に会ったりたくさん組織がでてきていろんな属性の少女が身の回りに増えていく
なんだードタバタラブコメかーと思ったら少女達の立場が悪くなっていろいろやばいので味方組織から離れ裏の世界に身を落とす主人公
最後は元味方と熱い戦いを繰り広げたりしながら天使化したりしちゃって敵組織の陰謀を潰すため自爆
でも実は死んでなくてもう一つ構想してる小説のほうの世界に出てきてなんやかんやあって助かって元の世界に戻ってみんなと和解
実は居場所が欲しかったんだよーみたいなこと言っちゃう主人公
で、世界をどうこうしようとする組織と戦う
ラノべのいいとこもってきて神話の語句とそこにたくさんの厨スパイスをぶちまけてごった煮にしたような感じ
中学生でもこんな陳腐なストーリー考えないよなと思ってしまった、ありがとうお前ら!ちょっと吊ってくる!
ジャンル:ガールミーツボーイな異世界迷い込みFT
テーマ:挫折・成長・厨二・友情
主人公1:兄妹喧嘩したはずみで異世界に迷い込んだ少女
主人公2:その少女を拾った辺鄙な国に住む少年(厨二設定てんこ盛り)
ストーリー:少女は元の世界に戻りたいがその国には戻る術がない。
その頃丁度少年も他の国へ行く理由があったため少年の保護者と少女3人で旅に出る。
世間知らずで素直すぎる少女と利発だが猜疑心強い少年は始め反発していたが
旅をする内に打ち解けていく
少女にとっての成果は無いが順調に目的の国へ近づいていた。しかし途中で保護者が死んでしまい
少年はショックで少女に八つ当たり、旅は停滞
少女も悲しかったが我慢して死にそうな少年の世話をしたり滞在費を捻出したりする中で
いかに自分が今まで人に甘えていたかを痛感する
保護者のためにも落ち込んでいられないと決着が着いた少年は再び少女と目的地へ向かう
最終的には少年は実は目的地の国の正統な王位後継者で政局に巻き込まれて
暫定的に王となっている唯一の血縁者と対立するはめになる
少女は元の世界へ帰る方法が判りキリのいい所で強制送還
別れのタイミングは対決の準備を始める前or暫定的な王が死んで少年が後継者として担ぎ出される前
少し明るい兆しが見えそうな所で切るつもり
以上がプロット
前半はアッパーで世界観とキャラを押し出すように考えるのはまだ楽しいが
後半がダウナーになると思うと指が進まない
あと鬱展開って少年系でどこまで許されるのかわからない
>>172 それ、描き方によっちゃ最後の方も
成長物+燃え展開になるんじゃないか?
通りすがりがなんとなく昔描いてた漫画のストーリーを書き逃げする
獣医志望の日本人の大学生がヨーロッパ留学中に地中海で人魚を拾う話。
とりあえずアパートのバスタブで飼うことになり、最初は会話もままならないけど世話してるうちにだんだん可愛く見えてきちゃって〜…っなかんじのほのぼのラブ崖の上じゃない人魚姫ストーリー。
人魚も人魚でTVとか雑誌とか見てるうちにスイーツ()になってきてオシャレとかに興味持つんだけどなんてったって下半身魚類だから挫折。でも夢はファッション雑誌に載ってるモデルみたいにペディキュア塗ってサンダル履くことってちょっと切なくなりながらも思ってる
自分、子供の頃は海洋生物学者になりたいって思ってたぐらい海獣が好きだったから中途半端な知識ではあるけど、人魚の生態とか物凄く凝って考えてた。
海洋魚だから浸透圧が〜とか地上にいる時の呼吸法とか下半身は乾くとやばいからイルカの目見たく粘膜が〜とか。
受験を機に漫画描かなくなって何年か立つんだけど最近なんか思い出しちゃって構想考えてた当時も結構気に入ってたから描き始めようかな、と思ってる
世界が1〜9の数字と方角で区切られている世界
数字が小さいほど太陽の光が当たって大きいほど極寒の地
その一番遠い町で生まれたただ一人の子供がゼロポイントを目指して冒険
話は既に旅立っているところから始まる
主人公は何故自分が旅をしているのかわからないけど
途中で出会う人に自分の過去の話をしていくことで理由を思い出していく
最終的に主人公は人間じゃなくて一番遠い町で育った人が思いをこめて作った機械で
ゼロポイントに何があるのか見てくるという約束を思い出す。
世界観ばかり考えてて主人公とか人物はほとんど考えてない
ありきたりだろうかと思いつついつか書きたいなと思ってる
>>175 遅レスにも程があるけどそれ読みたい!どこに行けば買えますか?
>175
ロープレみたいだな
やってみたい
本編は剣と魔法のファンタジーもので、魔物と人間の異種族ラブコメ
登場人物全員、役職で呼ばれていて名前が全く出ない
これは本編が、登場人物のうちの一人の手記を元に作られた、この世界に伝わる“お伽噺”であるため
一応史実を元にしているが絵本、小説、歌劇など様々な媒体で作品化されていてそれぞれに脚色がついていてどこまで本当かわからない状態
種族を越えた愛だと感動作にしていたり、政略結婚の末いやいや嫁いだ悲劇だとされていたり、嫁いだのは主人公だけど子供を産んだのは別の女だという説があったり、もうめちゃくちゃ
本当にあったことは脚色とされ、脚色部分が本当にありえそうだと学者が言うレベル
外伝で本名が出るのは本編が(もちろんその世界での)史実だという証拠
もちろん主人公夫婦は幸せな家庭を築くし、子供の一人は次回作(話の内容としては全く関係ない)の主人公の相棒として登場させるつもり
>>175-179 おお!もうここに書いたことすら忘れてた!レスありがとう!
コンセプトばかり増えて、いまの自分じゃ
すべて書ききれないんじゃないかと思って
まだ書き始めてすらいないんだ
時間はかかるが必ず書くよ!
182 :
スペースNo.な-74:2012/03/17(土) 14:51:02.96
ギャグ入り格闘物
師匠が豹変して悪の王者に
師と決別してトーナメントで師匠と戦う
師匠は全大会で優勝してから世を憂いていた所で
歪んだ思考を植えつけられた
師を変えた黒幕は大会主催でレフェリー
Gガンダム的な物から何か生み出せないかと考えてた若かりしあの頃
ある大帝国で、皇帝の治世に反発する諸侯たちが大乱を起こす。
皇帝は配下の将軍と共に軍を率いて鎮圧に赴くが、奸計にはまって暗殺されてしまう。
逃げ延びた将軍は砦に籠り、命を捨てて奮戦、諸侯の軍に大打撃を与えるも、砦は陥落した。
残るは帝都のみとなり、残された姫の元に書状が届く。姫を諸侯の妻とすることで降伏を認めるという。
これに姫は憤慨、父の遺志を継いで皇帝となり、反乱軍を征伐することを宣言したのであった。
184 :
スペースNo.な-74:2012/10/18(木) 21:47:54.83
ネタバレじゃなくてTwitterで「設定だけ」呟く自称作り手の集まるスレみたいだぞ
魔神:まど○ギでいうQBみたいなもの。人間を見下す、実態を持たない生命体。
契約:人間と魔神の間で交わされる。人間は魔神に「強い意志」を示す。
魔神はその強い意志(=人間の持つ可能性)に惹かれ、共同体となる。
人間側の契約のメリット:身体能力の向上。
人間側の契約のデメリット:意志が揺らぐと魔神に体を乗っ取られる。
魔神側のメリット:人間の意志が揺らいだ時、相手の人間の身体を乗っ取ることができる(人間の可能性なんて信じてないから最初からそれが目的)
魔神側のデメリット:見下している人間と共生しなくてはならない。
女主人公(以下、主人公):17歳の少女。礼儀正しく明るい子。
男主人公(以下、ヒーロー):22歳の青年。無愛想。流れの剣士だが、かつては名門貴族の子息であった。
幼少時代、「魔神に支配された人間の成れの果て」に家族を殺され、自信も瀕死の重傷を負うが、
その時の「絶対に許さない」という強い復讐心が魔神を惹きつけ、なし崩し的に契約を交わしてしまう。
その契約の際、傷は全快。幼かった彼は当時の出来事をよく覚えておらず、おぼろげな復讐相手を追い求めて今日も剣を振るう。
その相手が自身のすぐそばにいるとも知らずに。
亡き妹はちょうど5つ下で、主人公を見ては面影を重ねる。
魔神♀:ヒーローの契約相手。精神体としては妖艶な美女。ヒーローの家族殺したのもこいつ。
中盤あたり、仲間にも恵まれたヒーローは「復讐なんて空しいものだな」と漏らす。その途端苦しみだし、魔神♀に乗っ取られる。
主人公達、一か八かで「神殺しの剣」でヒーローを刺す。ヒーロー動かなくなるが、主人公にだけ魔神♀の声が聞こえる。
「この男はずっと苦しんできた」「ここで楽にしてやるのも優しさだ」「私ならこの男を助けてやることもできるがどうする?」と主人公に持ちかける。
主人公、ヒーローを助けたいと宣言。その強い意志(=ヒーローへの愛情)に惹かれた魔神♀はヒーローを解放すると、主人公と新たに契約を交わす。
ヒーロー助かったし距離も近付いたが、主人公への試練は続く。
「ヒーローには実は恋人がいた」「ヒーローは間もなく死んでしまう」という事実に直面。しかしそれでもヒーローへの想い(意志)は揺るがない。
ヒーロー、最後の戦いの前に主人公を呼び出し、亡き妹とお揃いの大事なスカーフを主人公に託す。
結果、ヒーローは死亡。しかし主人公が魔神に乗っ取られることはなく、彼に託されたスカーフで髪を結わえてend
ここまで妄想したが肉付けができない
「設定だけ」っていうタグ付けてくれないとマイナス検索できないから迷惑
現代ファンタジーもの。
色々はしょってるけど大筋はこんな感じ。
↓本編↓
主人公の元に、魔法使い(人間ではない。ランプの魔人みたいなイメージ。以下魔法男)が現れる。
しかし魔法男は、「魔法を使う能力を持っているが魔力を持たない」。
じゃあどうやって魔法を使うの? というと、
人間の寿命を貰い、それを魔力に変換することで魔法を使えるのだ。
主人公はそのことを承諾の上、魔法男と契約を結ぶ。
ヒロインは、不幸を呼び寄せる性質だった。
主人公は、魔法男の力を借り、魔法を使ってヒロインの多数のピンチを助ける。
しかしそれらは全てヒロインにバレないようこっそり行っていたものなので、
ヒロインは主人公が自分を何度も救ってくれていたことに気づくことはない。
なんやかんやで主人公とヒロインは惹かれあっていく。
だが、思いが通じ合ったころには、
主人公は魔法の使いすぎによって寿命を完全に失い、死んでしまうのであった。
魔法男に、「俺の変わりにヒロインを守ってくれ」と言い残して。
↓続編↓
魔法男は、主人公の死に際の「ヒロインを守れ」という願いを守っていた。
しかし魔法男は、相変わらず魔法を使う能力は持っているが、魔力をもっていない。
ならば人間から魔力の元を貰わなくてはならない。
しかし、ヒロインの寿命を奪ってしまっては、主人公との約束を破ることになる。
そこで魔法男は、ヒロインの記憶を奪って、ヒロインを守る魔法を使うことにした。
実は、魔力の元となるのは寿命じゃなくてもよかったのだ。
「その人にとって大切な何か」なら、魔力にすることができた。
お金、寿命、記憶、人、信頼とかもうなんでもよかった。
魔法男は本編では、一番生きるにあたってややこしくならなさそうな寿命を提示していただけだった。
で、今回魔法男が選んだのは、ヒロインの主人公に関する記憶だった。
死んだ人間のことを覚えていても辛いだろうなと考えたからだ。
ちなみに魔法男は、契約者にしか姿が見えないので、
当然ヒロインはそんなことに気づいていない。
ヒロインを守り続ける日々の中、魔法男は、自分と同じような存在:魔法女に出会う。
魔法女は、本編の主人公と魔法男のように、ある人間と契約していた。
魔法女は、記憶を魔力にする契約を結んでいた。
そして、魔法女は、魔法男に記憶を失うことで、
自分の契約者にどんな悲しいことが起きたかを教えてあげた。
魔法男は魔法女の言葉を気にしつつも、
記憶以外のものを奪うと主人公との約束はやはり守れないと再認識する。
そうして、ヒロインの記憶をもとに魔法を使い続ける魔法男。
いずれ、ヒロインは主人公のことを完全に忘れてしまう。
魔法男はこう思う。
主人公はヒロインのために寿命を失ったのに、ヒロインは主人公のことを忘れてしまった。
主人公の人生とは何だったのだろう? 無駄死にじゃないのか?
結局誰も幸せになれなかったのでは? 魔法なんて最初から必要なかったんだ。
そして、ヒロインが主人公のことを忘れてしまったため、
魔法男は、別の魔力の元になるものを考える。
次に魔法男が魔法を使うために選んだ、魔力の元は・・・・・・。
↓その他の設定↓
魔法男は過去にも大勢の人間と契約していた。
昔は寿命というかけがえのないものを使って魔法を使うのを嫌っていたが、
とある出来事により、寿命を率先して使うべきだという考えに至る。(本編)
主人公のオトンも、実は魔法男と過去に契約していて、寿命を魔力にしすぎて死んだ。
主人公が献身的すぎて、自分で読んでてもたまにイラつくww
192 :
見ろ!あれが北川謙二だ!!:2012/12/04(火) 21:00:10.76
ツンデレ萌えを
茶道+俳句のような対戦形式で
粋な鑑賞者のナンバーワンを競う大会が開かれる
優勝者への報酬は
彼が押すツンデレヒロインが
殿堂入りする事。
主人公は最愛のツンデレな俺の嫁を殿堂入りさせるべく、
猛者たちと戦いを
繰り広げる。
なお、闘いの方法は大画面に写し出された
名作アニメ、ゲームの、はやまわしのなかから
これぞ、ツンデレ萌え!なシーンを見つけ
先に親指を高く挙げて「ナイス!ツンデレ!」
と宣言したら、いちポイント先取
引っ掛けとしてツンドラ時代の戦場ヶ原ひたぎがでてくる。
更に引っ掛けの引っ掛けとして
単なるツンデレに成り下がった戦場ヶ原ひたぎもでてくる。
主人公の最後の対戦相手は
フェリス女子大英文学部教授
彼の嫁(脳内)はアリス-リデル。
大多数の人間と少数の異種族(獣や竜)と、
草や風みたいな自然事象をそれぞれ司る精霊がいるファンタジー世界。
はるか昔、人間が文明を発達させていたら突如魔物が出現し人間を襲撃。
その凶悪さに歯が立たない人間は精霊と対話し力を貸して欲しいと懇願。
その祈りに答えたふたつの精霊は、ふたりの英雄の武器となり魔物を追い払うことに成功。
かくして人間は国をつくり社会をつくり、生活を営むことが出来るようになった...
時は流れ、再び魔物が出現し人間を襲うようになった。
さらにかつての英雄の武器をベースに悪用武器が生み出され、裏社会からそれらが入手出来るようになる。
そんな不穏な空気を察した姫君は、ふたりの英雄の末裔にふたつの精霊の宿った武器を託し、世界に平穏を取り戻すようにと命じる。
『魔物の討伐』と『悪用武器の破壊』。
末裔である主人公が各地で奮闘していくうちに、悪用武器や魔物の正体に直面する。
自分たちは本当に正しいことをしているのか?
そんな葛藤と戦いながら成長する物語をいつか描いてみたい
いつも話が壮大になりすぎてまとまらなくなるんだよな
194 :
スペースNo.な74:2012/12/17(月) 01:28:37.11
引きこもりが、
裏表ありすぎる変人イケメンに
強制的に巨大ロボットに乗せられ
わけわからん敵から
仙台市を守る話
サポートする眼鏡の元生徒会長だけが
イケメンがなんでそんなことやったのか解ってる
基本、ラブストーリ。
勉強のため、一杯ロボットアニメ見てる
ラストに登場人物が主人公も含め全員死ぬ
いつか書くつもりだけはある話のオチネタバレ
・黒幕は副官
・最終的にメイン三人は同級生として再会する
・サブの二人はこのシリーズ中では再会しない
上とは別の話のネタバレ
・彼女はホムンクルス
・ヒロインが使ってる武器は、上の話の世界から放逐されたもの
・主人公のじい様が晩年魔術を使わないのは、
自分の系譜の権力を全て、物理的に潰して回って疲れたから
色々あって結局世界崩壊する
世界かヒロインの命かの選択を迫られて
結局ヒロインを選ぶ
そして世界は滅んでヒロインも主人公も死ぬ
199 :
スペースNo.な74:2012/12/19(水) 00:47:11.09
崩壊した地球
たったひとつ残ったシェルターで暮らしてる人達が一万人弱
彼らもそろそろ伝染病で
静かに死に始める。
指導者はその危機を隠したまま
もうすぐ地表で暮らせると喧伝を続ける。
イメージはマクロスとタイタニック足したかんじ
タイタニックが沈む瞬間まで演奏して乗客を勇気づけた
管弦楽団みたいに
シェルター住民の不安を払う(つまり、騙す)
劇を上演する青年たちが主要人物。
真実を求めるテロリストとの攻防をかいくぐり
ショウマストゴーオン!に必死になる話
高校の頃受験勉強の息抜きにこさえた設定。
だからあちこち中二病全開だ。(笑)
ヒロインは綾波より、ギルクラのいのりにすっげえにてたイメージ
歌わない。代わりに周囲の人間の思考力を鈍らせる
二百年前になくなったはずの、香りを放つ
バイオロイド
もう一人ヒロインが必要だったけど当時思い付かなかった。
200 :
スペースNo.な74:2012/12/19(水) 15:59:01.70
主人公は平凡な中二の男子。
転校先のクラスには
好き!と、嫌い!の評価がまっぷたつに別れる
女子がいた。
周りの好き!嫌い!の反応が尋常ではなく
好き!派は、彼女に会いたくて
引きこもりやめただの、二十四時間邪魔にならないストーキング続けるだの、
一方の嫌い!派は、同じ空気吸うと本当に具合が悪くなるだの
毎日暗殺しようとするだの
あまりに異常なクラスの空気に反発し
主人公は彼女の隣の席に座り
彼女とまっとうなクラスメートになろうとする。
おかげで日々彼女を巡る周囲の騒動に
振り回される。
スクールランブルみたいなショートエピソード連作が描きたくて
考えたもの
話を聞いてもらった知人も
ヒロインは八雲で天満なイメージが浮かぶと言ってくれた。
ただ、いざ描くとなると、ヒロインの顔描かないほうがいいと、じゃ、描けない!
と、挫折。
ヒロインのネーミングが上手いの思い付いただけに悔しかった。
ヒロイン、裃(かみしも)あやか
主人公、鈴井梅吉。
201 :
スペースNo.な74:2012/12/20(木) 22:19:59.19
武力で大陸の周辺諸国を支配し
一代で巨大帝国を築いた皇帝が死亡する。
国内は後継者争いと属国の反乱の兆しなどで不穏な空気に満ちる。
皇帝の側室に自ら志願し、紛れもなく皇帝を父とする男子を出産した
小さな海上の都市国家の国王の息女だった女は
母国の自治権を与えられ
女領主となり、その海上都市を収めていた。
しかし皇帝の死により
彼女の息子は帝国から呼ばれ
皇位継承争いに巻き込まれる事になる。
母である領主はそれを拒もうとする。
息子は実は、九歳のとき奇病にかかっていて成長が止まっていた。
これが帝国側に知れれば、都市の自治権も、奪われる。
彼女は帝国の支配から唯一逃れた
強力な神通力で国を守る巫女たちに支えられている
国の第一巫女に、
息子の成長を促進させる術をかけてくれるよう要請する。
巫女は引き換え条件として、
現在の帝国中枢に、自分たちの密偵を送り込む
協力を求める。
主人公はこの息子。
十八歳でありながら、長く自ら九歳として振る舞っていた。
そのため、自分は周りに気を使っていると思っているが
実際は、周囲に護られていたことを理解しない甘ったれ
202 :
スペースNo.な74:2012/12/20(木) 22:58:18.89
続き
巫女から成長促進の秘術を受け取り、
領主の息子に施術するためあらわれたのが
美しく、神秘的な微笑みと言動で見るものを惑わす
性別不明の密偵。
密偵の施術は、主人公には酷く苦しいが、めちゃくちゃ心地よくもある。
(はたから見りゃ、キレーな姉ちゃんに
全身くまなくソフトに、ペッティング一晩中されてるようなもんだ)
主人公はこれにより、本来の年齢相応の肉体を得るが
急激な変化に身体も、精神も、ついていけない。
そのため、しばしば全身に激痛が走る。
その際は、巫女が用意した、九歳の主人公の姿を象った人形に
主人公は一時期に、魂を避難させ、しのぐ
つまり彼は、あまり自由は効かないが
青年の肉体と、幼い外見を時として往き来することができる。
それを利用して帝国に乗り込む主人公。
彼は後継者争いから離脱し
海上都市の自治権を守るため、
知力の限りを尽くして戦う。
協力者は、幼い頃からの彼のお目付け役の
若き(二十九歳)政治学者だけ。
巫女国の密偵は、自国のためだけにしか動かない。
密偵に冷たくあしらわれ、主人公、腹がたつし、なんだか苦しい。
ああ、自分は密偵に恋をしていると自覚する主人公。
お目付け役が止める
待て!あれは男かもしれない!と
203 :
スペースNo.な74:2012/12/20(木) 23:15:11.87
ネタバレ
密偵、女です。
でも最後までそれは明確にしないまま終わらせた。
エピローグで彼女を手に入れた主人公は
生涯妻を求めず
養子をとり、それが彼の次の領主となったと
歴史に、残されたが、実際はそれは
領主の生涯連れ添ったたった一人の側室が産んだ
彼の息子だった。と、匂わせ終わった。
確かファイブスターストリーズっぽい話が描きたくて
考えた設定。いや、どこがだ?な話とは、解ってます。
しかも何でこれ四十ページの漫画で書こうと思った?私・・・
結局大学ノートに手書きで二冊くらいでまとめた。誰にも読ませずどっかいっちゃった話、
204 :
スペースNo.な74:2012/12/22(土) 00:51:15.79
国民的ヒットメーカーの映画監督が
次回作クランクイン目前にして脳卒中で倒れ、意識不明に。
コンテと脚本はすでに完成。予定されたスタッフも
監督と何度も仕事をしたベテラン揃い。
名ばかりの監督を、プロデューサーから持ちかけられたのは
かって父と同じ道を、志し
しかし父に強固に反対され邪魔され
家を出、仲間と映画を作るが
あまりの父との才能の開きに絶望し
一般の会社に就職した息子だった。
プロデューサーに対して激怒するも、映画を撮りたい欲望が再び甦る息子。
しかし現場のスタッフとのコミュニケーションからして前途多難。
記者会見時に、父の意志をついで完成させたと言うためだけに居る自分。
煮詰まった彼は幼い頃父と行った山奥にある小屋に行き
そこで、父がよく書き付けていた、映画の構想案のノートを発見したりして、過ごす。
そこに、意識不明で病院に入院中のはずの父が現れる。
いや、その老人の言動は内気な小学生のよう。頑固で気難しい父には、とても見えない。
そして彼は父の創作ノートに厳しくも、素人離れした
的確な批評をする。
不思議なこの老人に主人公は映画の撮りかたを学んで、心も通わせていくが
彼が父の演技という不安も駆り立てられる。
老人のサポートもあり、映画に主人公はちゃんと関われ、映画自体も、本来の監督の全盛期作品と並べて恥ずかしくない出来に仕上がったが・・・・
ありきたりの、スタンダードな落とし方を探ってる最中なので
ラストは今はなし。
もし、読んでくれた人がいるなら
あれ?アイディアはあれの頂きもんじゃないか?と、
気がつくでしょうね。
はい、これはコクリコ坂からのスペシャル特番見て思い付いたものです。
205 :
スペースNo.な74:2012/12/22(土) 01:13:18.94
推理小説が存在しない世界から来た少女が
ミステリーに毒されきった大学ミステリー研究会合宿所で
起きる事件に
常識的すぎの空気読めない発言連発。周りを苛つかせる。
でも主人公だけは変な事が
気になってくる。
どうしてこの世界には、ミステリーなんてもんが存在するんだ?
何で必要なんだ?何でこんなものがみんな大好きなんだ?
無理やりの陰謀が裏にあって、
彼らと主人公の戦いはこれからだ!と、終わる。
既に誰かやってそう。
これ、大粋でSF でも行けるな。ま、そっちもとっくに
書かれて居るのだろうが。
206 :
スペースNo.な74:2012/12/23(日) 15:03:53.09
ちゃんと才能があるのに
事務所の戦略やレコード会社の被せたイメージのせいで
自分の作った曲が
ちゃんと聴いてもらえないと、
絶望したアイドル扱いされてる
アーティストが
街中で空をあおいで歌っていた少女を見つけて
こいつに自分の歌を歌わせる!と
連れ帰る。
少女はかって大規模なテロを行い
国中を騒がせた新興宗教の教祖の娘で
どこに逃げても迫害され続け、なんとか自殺をふみとどまっていた。
アーティストの要請を受け
彼女は別の人生を騙り
名前はもちろん顔も変え、シンガーとして歌い始め
注目を浴びる
しかし彼女の本当の来歴は、週刊誌により暴露される
慌ててなんとか弁明のブログ文をこねあげている
アーティストより先に
彼女はライブ会場で自分自身の言葉で自分を語り
率直な言葉と歌声で聴衆を感動させる。
アーティストは、自分こそ彼女に利用されたのではないかと
焦る・・・
この男女が反目と共闘関係をいったり来たりしながら
大衆という愚かで残酷な怪物と
闘い、ねじ伏せようと足掻く話。
後半は大衆にうけいれられる女と
社会から抹殺されかかる男、という風に
前半とは、二人の立ち居ちを反転させたい
3部作
個別の話のようで全部繋がっている
最初の話の小道具が最終回で重要アイテムに
ジャンルの常識になってる解釈全否定するから、
多分最後まで描くと多少なりジャンルが荒れる
その瞬間が楽しみで仕方ない
二次厨は帰れ
死んでしまった恋人・Aを蘇らせる為、Bは禁じられた魔術に手を出す
Aを生き返らす代償とは、「Aが持つBに関する記憶、Bが持つAに関する記憶の消去」だった
つまりAが生き返ってもAとBはお互いのことを忘れ、思い出もなくす
それでもBは「生まれ変わってもまたAと出会ってまたAを好きになるからそんなのは安い代償」と言ってその条件を飲んだ
・・・という事実が発覚するのが終盤
Aは主人公、Bは登場の遅いメインヒロイン
途中でいくつかAとBの回想シーンや、「あれ?もしかしてAって一度死んでるんじゃ?」と思わせる描写もある(生まれた年と年齢が一致しない等)
210 :
スペースNo.な74:2012/12/25(火) 01:15:13.15
神様が中二病
世界を滅亡させたくなけりゃ闘え!と
命じられ魔女っ子にされた五人の現役中学生が
どうしたらこの困った神様を説得し
大人に成長させられるか
真剣に討論したり、神様のねじまがった心を
誠心誠意セラピーしたりする話。
この女子中学生たちの担任教師が
出てくるとたちまち二次になっちゃう。
全員鈴木学級の生徒。
鈴木先生の二次やろうとしたら
結局あの変な感覚だけをオリジナルでやったほうが
一番面白く、正統二次っぽくなると気づいたので捻り出した。
211 :
スペースNo.な74:2012/12/26(水) 01:36:52.73
革命時代のフランス
王朝は実は、国内を平穏に納める力のある巫女を使って代々政をおこなってきたが
巫女の力が喪われ彼女は病死する。
国王の密命を受けた男は巫女に近い力をもつ
娘を探して、かっての魔女裁判が激しかった農村を回る。
そこで本当に、魔女を信仰する異端の宗教家が三年前までいたことを知る。
彼は、国王の巫女を呪い殺したらしい。
また、姿を消した宗教家には二人の娘がいて、
二人とも魔女らしいと教えて貰う。
それと同時進行で
父から逃れ、普通の女として生きていこうと
パリに現れた娘(宗教家の長女)は、
出会った男達に次々愛されしかし、彼女が受け入れることを決めたとたんに
彼らは急死してしまい、
自暴自棄になった彼女は娼館で働く。彼女は抱くと命を失う、呪いの娼婦と呼ばれる。
彼女はロベスピエールに発見され彼に同行する。
彼女を手にしたロベスピエールは、大変な強運をつかむことになるが
これはすべて、彼女の父の計略で・・・という
はなしが語られる。
最後は、はじめの方の男、フーシエがフランスの国内を平和にするため
宗教家と戦い、妹の魔女をフランスの人身御供、人柱にすることに成功する。
姉はそれに罪の意識にさいなまれつつ協力する。
ということだけ決めて放り出した。高校の世界史のノートに書き付けた設定。
妹魔女の性格すら考えなかった当時の自分を説教したい。
212 :
スペースNo.な74:2012/12/27(木) 01:23:16.09
イメージはイタリア辺りの港町
ずっと絵ばかり描いてる老人画家
息子は「しかたねーなww」と漁師をやって親父を食わしている。
気づけば息子独身のまま三十代
親父もさすがに良心がとがめる。
息子にこんな嫁が来たらなあという絵を描くが、こんなのプレゼントしたら怒るよなあと
親父、絵を海にぶん投げる。
その夜、漁に出た息子は、網にかかった、しゃべれない美女を
うちに連れて帰ってくる。
俺が描いた絵の女じゃねーか!と、親父仰天。
彼女は親父を目で威嚇する。ばらしたらぶっ殺す、と。
女は息子の前ではとてもしおらしい。
息子は自分の年や、収入の少なさから、今更嫁が来るなんて
まるきし期待していないらしく、大変鈍感。
女のアプローチはことごとく失敗に終わる。
さて、この三人は家族になれるのか?
というどたばたが楽しく、思ったより長くなった話。
ラストの、みんな死んじゃって、幸せそうな聖家族の絵だけが残されるという
オチが決まってそこを目指して描いたが、何だか大変ありがちな話ではある。
まあ、ラスボスは実の母親なんですけどね
214 :
スペースNo.な74:2012/12/27(木) 23:55:12.51
タイトルだけ決まってそこから書いたドロッとしたホラー。
中学入学したあたりから
ヒロイン、平凡な女の子は
自分の素足に男性をエロティックな気分にさせる
魅力があると指摘され、足タレントを始める。
顔出しはしないが足元だけのポスターが盗難続出などの
評判になる。
その現象を無邪気に面白がった彼女は、学校でも男子の反応を確かめるため
ちょこちょこ素足を見せ、女子たちの反感をかうが
体育教師に過剰に庇われる。
体育教師はだんだん感情のバランスを乱し
彼女が足タレをする事が我慢出来なくなり、
彼女を拉致監禁し、その足を手錠で繋ぎ、足のみに濃厚な愛撫を続ける。
彼女はおぞましさのあまり
彼に、「足はあげる。だから離して」と、懇願し、聞き入れられる。
タイトル「赤い靴」
215 :
スペースNo. な−74:2012/12/29(土) 01:30:11.20
津波で町のほとんどが押し流されてしまった町。
瓦礫撤去も一段落した主人公(男、フリーター、28)は広々とした跡地を見て、
衝動的に、ここに、ライブハウスを作る!と宣言する。
彼の高校の同級生で、東京で建築をやっている男が(今は、一時期ボランティアで帰省中)
引きずり込まれる。しかし、多くの人がなくなった場所で
ライブハウスなんてつくってよいのか?と、非難される
主人公は、賑やかにしてあげなきゃなくなった人が可哀想だよと、主張。
反対派の女子高生が迷惑だ。うちの死んだばーちゃんが好きだったのは氷川きよしだ、と、主張。
じゃあ演歌歌手にも歌って貰えるライブハウス目指すと、主人公。
同級生は頭を抱えるが、女子高生は、主人公を信頼し、学校帰りなどに無償で手伝う。打ち解けた女子高生は、実は、津波で亡くなった人たちが、夢のなかによく出てきてメッセージを送っていることを告白する。
しかし、そのメッセージを誰にも届けられていないのが、悩みなのだと。
じゃあそのメッセージを歌詞にして、曲をつけてライブハウスが開いた日、舞台上のミュージシャンに歌って貰えないかな?と、主人公は考える。
しかしライブハウス完成を前にして、主人公は事故にあい、昏睡状態に陥ってしまう。
彼の意識は津波直前の、町に跳んでしまう。
ショックを受ける間もなく彼は、一人でも救わなくては!と
奮戦するが
結局津波に襲われ、誰一人助からなかったスーパーの最上階に
他の非難者と閉じ込められる。
彼の手にした携帯に、この時彼が本来居た世界から着信が届く。
彼が送ったメールを受け取った同級生がかけてきたのだ。
そちらは今からライブハウスの最初の演奏が始まるという。
彼は、その場所にいた女子高生の祖母に、
氷川きよしじゃなくて申し訳ないが、といい、
そこにいる人達に演奏が伝わるように携帯を掲げ、ボリュームをあげる。
主人公は、この話のアイディアのもとをもらったSF 小説のように
帰らぬ人になるはずだったが、そうじゃない方がいいのかな?
被災跡地にライブハウスを作ったという話は、実際にあります。
面白い
217 :
スペースNo. な−74:2012/12/30(日) 03:03:47.11
そこそこ美人、そこそこ成績良し、人当たりも人気もまあまあの生徒会長(女)。
そこそこ完璧っぽい彼女の最大の特徴は
すきあらば全校生徒の前でボケたおし、失笑を買っても
めげずに今日も笑いをとろうと努力を惜しまないところだ。
成績をあげることしか興味がない傲慢さゆえに反感を買い
嫌がらせで副会長にされてしまった主人公(男)は
生徒会室でそこそこ有能な上、周りに迷惑をかけず仕事をこなす
使える生徒会長に、好感を持つが、
彼女に「自分に足りないのは的確な突っ込みだ!私の相方になって
突っ込んでくれ!」と、頼まれる。
アホか!と条件反射でつい突っ込みを入れたら、自分でもナイス!とわかる
よいテンポ。いや!巻き込まれるのはまっぴらだ!主人公は、拒絶を続ける。会長もあきらめない。
主人公は、会長が以前付き合っていた男子にあの女は何であそこまで笑いにこだわるのか尋ねる。
何でもそこそこ止まりの自分が嫌で、何かひとつでも
ナンバーワンになりたくて笑いに必死なんだと元カレ。
主人公は、全部が八十点ならそれでいいじゃないかと会長を前にキレる。
自分なんて、成績をあげるのが、苦ではない。それしか取り柄がない人間だからだ。
しかし彼女は、私はただ単に笑って貰えるのが、嬉しいだけなんだ。非難されるいわれはないと言うだけだった。
ラストは全校生徒を前にした漫才で大胆円。
これはもしドラ映画キャストが発表されたとき
本来のヒロインの峯岸みなみが可哀想だということで盛り上がり
じゃあ絶対前田敦子じゃイメージ会わない、峯岸みなみヒロインイメージの話を作ろう!と
勢いでその場口頭で完成させた話。
主題歌エブリディカチューシャの替え歌で
その場の知人と
ハゲーづらー被るきーみにみんなだーれも追いつけないー(略)
もっとーぼけたおすよーなどと歌った主題歌まである(笑)
今は前田さんも峯岸さんも好きです。
218 :
スペースNo. な−74:2012/12/31(月) 01:45:20.13
百人に一人の割合で女の子が十七歳になったとき、
性転換させられ軍部に入れられる世界。
自分の幼なじみの男勝りの女の子が選ばれてしまう。彼女は子どもの時から男になって軍に入りたいと公言していたから、周囲は彼女は喜んでいるだろうと確信してしまうが、主人公だけは、彼女の涙を見てしまう。
彼女は性転換手術を受けた先輩のすすめにより、残された短い時間、恋をして、セックスをしよう。と決めた。
始めに相手に申し込まれるものの、彼女の気持ちを思いやれず激しく拒絶した上罵倒した主人公。あわてて謝罪するが、今度は彼女の一週間限定の恋(初体験込み)の強力をするはめに陥る。
彼女が、後腐れなさそうでいいと選んだ相手は、学校中の女子が、一度は声をかけられた、男から見たらこいつだけは勘弁してほしい、評判最悪の男子だった・・・
219 :
スペースNo. な−74:2012/12/31(月) 02:16:00.13
という話を、以前絵を見てもらった人に、エロ漫画描けば上手くなるからエロ漫画描けと命じられ、考えた。
しかし、設定はOK もらったものの、彼女の最初で最後の相手は主人公だろうという私は彼に激怒され
なにがなんでもヒロインはチャラ男と一発やらせろ、主人公とは二度目、でなければ駄目だと言われた・・・
どーにも承服出来ないが、彼も頑として退かず結局コンテすら着手しないまま描く気力が萎えた話。
紙の上に一行も残していないのによく覚えてるのは、このときのやり取りのせいだろう。
自分には、エロは無理だ、つうか、もういや・・・と知った一件だが
この話のラストは自分でも気にいってるので、描きたい。普通の漫画で。
主人公はヒロインが女の子でなくなっても、彼女を追って軍に入り、
上司となった彼女(華奢で大変美しいベリーショート)に、あくまで今はじめて会ったような距離のある態度を保ちつつ
「覚えておいてください。俺はいつでもあなたのためなら喜んで死にます」
と宣言。
上司は冷たく突き放すが、背を向けたとたんに帽子のつばを下げ
涙を隠し、「バカ・・・」と呟く。
220 :
スペースNo. な−74:2013/01/01(火) 00:52:22.07
遠い未來。
主人公(若い科学者)がコールドスリープから目覚める。
彼が元居たのは2060年代。目覚めたのは1000年後らしい。
地球上には人類と酷似した外見を持つまでに進化した貝が細々とした
コミュニティを各地に作り、暮らしている。
貝達は生殖を行わない。代わりに互いの同意の元、婚姻を結び
肉体、やがて精神面でもひとつに溶け合う儀式を持っていた。
彼らは巨大かつ獰猛に進化したヤドカリにしばしばコミュニティを襲われ
殲滅された種族もあった。
そういうコミュニティから単身助かり、異種族のコミュニティに身を寄せている少女(外見のみ、彼らには性別、生殖器はない)は、自分たちのことを調査する主人公にシンパシーを一方的に感じる。
コミュニティを襲った巨大ヤドカリを捕獲した主人公はそれを解剖し、調べ、
それこそがかっての人類の慣れのはてと理解する。
221 :
スペースNo. な−74:2013/01/01(火) 02:05:24.52
続き。
主人公がコールドスリープ実験にはいってまもなく
新興宗教の教祖が地球規模のテロを起こした。まもなく荒廃し、ほとんどの生物は地上に住めなくなる。教祖は細胞のDNA を急激に進化させるナノテクノロジーで
人類を汚染された地球にも適応できるように変えると主張。
主人公の仲間は協力を無理強いされ、抵抗し、虐殺された。
彼らは主人公に全てを託し、目覚めの時間設定を千年後に変更した。
そして、研究所に冷凍保存していた人間の卵子、精子を多数無人ロケットに詰め込み宇宙に飛ばした。
巨大ヤドカリは、ナノテクノロジーに肉体変化を強制された新興宗教の信者だった。
主人公は、彼を慕う貝の少女の協力を得て、このヤドカリ達をかって遠隔操作していた人間のいる場所を突き止め、乗り込む。
新興宗教教祖は生きていた。肉体も知性もドロドロに崩壊した姿で。
しかしそこで主人公は死ぬ前に仲間が彼に残したメッセージを受けとる。
地上に人間は彼一人になるが
宇宙で人類は、彼に目覚めさせてもらうのを待っていると。
主人公はなぜ貝達が人に進化したのか理解した。
人類は、地球に見棄てられたのだ。
自分たちは宇宙に、新しい居場所を見つけるしかない。
彼は回収できるだけのヤドカリを引き連れ、
自作のロケットで宇宙に羽ばたいていく。
主人公に思いを寄せ、彼との一体化を望んでいた貝の少女は思いを吐き出すように
主人公に旅立ちを祝福する唄を捧げ、見送る。
やがてさらに千年後。
何万回も同一化を重ね、大きなマザーとなった貝は、幾億の子ども達を吐き出し、その役目を終える。
薄れゆく意識の中で、あの、かって貝の少女だった意識の破片は
散りゆく子ども達の中で、ひときわ元気に海中を泳いでゆく、かって好きだったひとそっくりの命を見て、微笑む。きっと私と彼は心だけは一体化していたのだろう、と。
222 :
スペースNo. な−74:2013/01/02(水) 01:38:45.75
タイタニック号から救助された男。
彼は事故以来、犠牲者が大勢出る事故が近々起こる場所を予知できるようになる。
彼にはそういう場所にいくと、未来の犠牲者からの
声が聴こえるからだ。
事故が起こる事を予言し、いくつかの事故を食い止めた
男は、悪魔に食い殺される夢を見るようになる。
彼は、この世界のあらかじめ決まった命運をねじ曲げているため
悪魔から警告を受けているのだと気づいている。
しかし、彼はそれを誰にも相談しない。ただ以前とはうってかわったように神経質で怒りっぽくなった。
彼の周囲から人は離れていった。
ただ一人彼を見捨てなかったのは、彼の婚約者だったがタイタニック号の事故で命を失った女性の妹だった。
イギリスの古城。年老いた老貴族が数少ない召し使いとすんでいる。
城はとても大きい。城の部屋のほとんどは、何年も誰も使っていない。
その部屋に、老貴族の養女だった少女の幽霊がいた。
彼女は、起こるはずだった事故が起こらずバランスを欠き続ける死者の世界との
バランスをとるため
この城に多くの人間を集めるよう、老貴族に命じる。
そこで、城を崩壊させるのだという。
彼女の生前、彼女を実は妻にしていた、しかも、彼女は実の孫娘であった―老貴族は、彼女に逆らえない。
老貴族の催す、宝探しを兼ねた宴。誰もが参加していい。古城のどこかにあるという
宝を見つければ、それは当人のもの。その宴に、未来からの死者の声を聞く事のできる男と、婚約者の妹が参加している。
宴が始まると同時に、出口は閉ざされ、参加者(犯罪者も少なからずいる)は、城のあちこちから出てくる悪霊に取り殺されたり、取りつかれ狂乱し、周囲の人間を惨殺してゆく。
男はこの境地を乗り切ることができるか?
223 :
スペースNo. な−74:2013/01/02(水) 01:52:51.61
できなきゃ話にならない。
かなり死にますが、八割助かる。
男は最後、少女の幽霊を自分ごと封じる。
それが、義理の妹との別れ。
主人公はここで何が起こったか話の山場まで知らない
老貴族が取引している保険会社の社長の息子。
親子共々接待で、宝探しに参加。
主人公は、義理の妹と仲良くなり、この妹が義理の兄さんに恋していることを唯一知ってる。狂言回し役だが、男とは対照的に冒険大好きなおおらか君。
224 :
スペースNo.な-74:2013/01/02(水) 06:35:31.35
225 :
スペースNo.な‐74:2013/01/03(木) 02:11:48.50
体が弱く、本来より四年下の学年で義務教育を受ける主人公。
それを知らないまま、彼と出会った少女。
彼女は主人公よりひとつ年下だが、彼を三つ下と誤解する。
彼女は、双子の弟がいた。
しかし、彼は三才で死んでしまう。
嘆き悲しむ彼女に家族は、弟は必ず産まれ変わってくると慰める。
彼女はそれを信じ、弟が生まれ変わるのを待っていた。
主人公の誕生日は、その弟の死んだ日の翌日だった。
主人公は、彼女に、弟の生まれ変わりと勘違いされてしまう。
しかし、彼女の純粋過ぎる思いにほだされ
彼女の双子の弟を演じる事にする。
周りは、二人が付き合っていると誤解している。
しかし高校生になっても彼女にとって主人公は頼りない弟のままだった。
主人公もそこから踏み出そうとは決してしなかった。
嘘がばれる日がやって来た。
彼女は、自分をバカにしたのか?と、なじる。
しかし、黙ってなじられていた主人公は、下心があったのだろう?という
問いに、いきなり激怒する。
自分の献身は純粋なもので、それを踏みにじられるのは、我慢がならなかったからだ。
結局二人は互いに他では変えられないなくてはならない存在になっていると思い知り
きょうだいの関係を続けるが
彼女は年上と知った彼を、苦しいほどに意識し始め、
主人公は、端から、誰の目から見ても美少女で、彼を何より大切にしてくれた彼女を深く愛していた。
二人の均衡は水面下で急激に、危うく崩れ始める。
題名先行。後天性双生児臨界点(エントロピー)
ハッピーエンドか否かはさておき、
一度は破局させなきゃ駄目な二人だ。
高校が舞台の群像劇
複数いるうちのヒロインの一人Aは友達はいないけど学校一の美人で兄や恋人に大事にされてる等、基本的にチヤホヤされてる
Aは特にワガママやビッチになるわけでもなくマイペースに過ごしてる
また別のヒロインBはAの兄の友人で、そこそこ可愛いけど気さくすぎて周りからあまり女扱いされてない
話が進むにつれ、Bが片思いしてる相手がAの数少ない友人で、Aに片思いしていること
Aの兄がBのことを幼少時から好きだったことがわかる
最終的にBの恋が成就する
それからAの恋人(Bの後輩でもある)が昔B憧れてたことを知って
子供の頃から周りに大事にされてるのが当たり前だったAが今まで感じたことのない嫉妬を覚えて
「私の大事な人たちをみんなあなたが盗っていく」と言ってBに掴みかかる
これがきっかけで恋人とも距離ができてしまう
その後特にフォローなしで別キャラパートに入る
AとBは元々互いの存在は知っていても面識はなかったので
何事もなかったかのようにそれぞれ学校生活を過ごす
227 :
スペースNo.な‐74:2013/01/04(金) 00:57:03.30
江戸時代。
屋敷に住み込みで働かされている少女。
ある日、店をたたむ古道具屋から、好きなものをひとつ持っていくといいと言われ
異国からの鏡をもらい、大切に持ち帰る。
その鏡は、月夜に、中世イギリスへの扉を開いてくれる。
少女は度々、鏡を抜けて冒険を楽しむ。
彼女の鏡を見て、屋敷のお嬢様は、どこで盗んだのか?と問いつめ、彼女から鏡を奪いとろうとし、
二人とも弾みで、いつもの異世界へ落ちてしまう。
ここではいつものわがままお嬢様は無力で、
もとの世界でいじめていた少女が守ってくれなくては生きていけない。
すっかり冒険なれした少女が野盗相手に剣で互角に戦うのを見て、
お嬢様は自分を恥じ、彼女を尊敬する。
しかし、もとの世界では彼女は無力な下働きの娘でしかない。
屋敷に来た客に、戯れで手込めにされかける。
逃れるため、客に怪我をさせ、その罪で手打ちにされかける。
事情を知ったお嬢様は、客と娘に対等に剣を持たせ、闘わせてやれと主張。
周りの誰もが、娘はなぶりごろされる見せ物になるだろうと思う。
娘はお嬢様から刀を受けとるとき、感謝の笑みを浮かべる。
彼女は見事に一太刀のもと、自分を犯そうとした男の右腕を切り飛ばす。
娘はそれで満足して、処刑場に引きずられていく。
お嬢様は娘の部屋から鏡を探し出し、それを抱え、あとを追いかける。
都合よく、処刑直前の彼女は、
鏡の力でいつもの異世界へ、
誰もあとを追えないよう、お嬢様は鏡を叩き壊す。
何年後か、お嬢様は長崎出島で、中世ヨーロッパを題材にした絵を見る機会を得る。
そのなかにあの娘とおぼしき女の剣士を見つける。
ただ、娘は処刑されてしまい、お嬢様は二度とこんなことを起こしてはいけないと
フェミニズム活動に目覚める、という方向性もありかな。
すでにありそうな桃太郎のパロ(鬱話)
少年になった桃太郎は、自分の姿が人間の子供と違うことに気づく。
爺と婆に聞いても「拾ってきた」としか言わない。
村の子供のいたずらを諌めると、「鬼が来たぞ」と石を投げられ逃げられた。
鬼?俺が鬼なわけがあるか。
ある日、桃太郎は自分の頭に二つのこぶが出来ている事に気づく。
婆「髪が伸びてきたね、切ってやろうか」
桃「やめろっ」手を払いのけられ、びっくりする婆。
15になった桃太郎は、巷で悪さをしているという鬼を退治に行くと言い出す。
引き止める爺婆。桃太郎の決心は揺るがない。
鬼が島に付くと、鬼たちが口々に声をかける。
「お前、人間に拾われて育てられたせいで、そんなに醜い姿になっちまったのか」
「俺たちのように人間の肉を食って棍棒を振り回せば、すぐに立派になるさ」
桃太郎は鬼に切りかかる。
鬼の姿になってしまえば、もう村には居られない。しかし俺の心は人間のものだ。
桃太郎は鬼たちと相討ちになり、村は平和になった。
っていう話〜
229 :
スペースNo.な‐74:2013/01/05(土) 02:01:15.70
産まれながらに性別のない主人公。
身体は男性性器のない華奢な少年。遺伝子は男性。
通っているのは女子高。周囲からは手術を受け、女性になるよう強く勧められている。
主人公の母親はヤクザの愛人だが、その養父がとりわけそれを迫る。
主人公の容姿が並外れて美しいせいなのだが・・・
主人公は、感情を表に出さない。どんな屈辱的なことを言われても眉ひとつ歪めない,
主人公のなかにあるのは、こんな姿で産まれてしまって、母親の重荷になって申し訳ない。せめて母親の邪魔にならないように、と息を潜めるように、生きようということだけ。
ある朝、目覚めた主人公に姿の見えない幽霊の少女がとりつく。
彼女の声は主人公にだけ聴こえる。
彼女は自分がいきなり幽霊になって他人にとりついている事にショックを受ける。
なだめる主人公に彼女は自分が記憶もなくしている事を告げる
しかし、主人公の着用している制服と、校舎には見覚えがあるという。
ほどなくして、主人公に以前から演劇部に入ってくれとしつこくしていた女教師と
彼女は同級生と解る。
彼女は、女教師の親友で、なのに卒業式前日に行方不明になったという。
女教師は今でも彼女を探している。
彼女は思い出す。自分は家族に顔向け出来ないことをしてしまい、家に返れないままよく知らぬ男に家に連れてゆかれ、そこで強姦された。
絶望し、翌日、自殺した。
彼女が首をくくった木を主人公は見にゆく。
そこには、彼女が失踪した朝着けていたマフラーが木の根本に埋まっていた。
230 :
スペースNo.な‐74:2013/01/05(土) 02:26:00.07
主人公は、彼女の欠落した記憶を埋めるため、彼女の知り合いを訪ね、話を聞く。
そのなかには、女教師の婚約者もいる。
彼は二人の共通の友人で、彼女は彼に恋をしていた。
彼女はしょげてしまい、主人公は、苛立つ。
彼女は、主人公と一緒に過ごすうち、段々主人公の置かれた異常な環境を理解し、
怯えを見せる。また、周りに言われるがままの主人公に叱咤もする。
生前かなりの奥手で潔癖症の彼女に主人公はちょこちょことセクハラまがいの
苛めを口にする。
段々それが洒落にならない、切実な求愛になってゆく。
彼女は耐えられなくなり、悲鳴を上げて終わらせる。
彼女は、こんな自分に取りつかれてしまったのに、迷惑がらず親身になって
過去探しすらかってでた主人公を、なんて好い人なんだ、申し訳ないが自分は恵まれている、と思っていたが、そうではなかったと気づく、
自分が拒絶した主人公の心を彼女は今、誰よりも理解してしまった。
そのままのあなたが大好きだと偽りなくいってくれる相手、しかも、彼がそれを望む相手は自分しかいない。
231 :
スペースNo.な‐74:2013/01/05(土) 02:57:13.62
間、すっ飛ばします。
女教師の失踪したクラスメートは別に居る。ちゃんと生きていた。
自分は孤独な主人公が産んだ、多重人格でしかないと自分を決めつけた彼女は
主人公が狂わないようにと、自ら自分の存在を否定し消滅してしまう。
悲しみのあまり主人公はそれを受け入れられない。
何とか受け入れさせてハッピーエンドにしようとそういうラストを書いたのですが
何年たっても心残りで、一寸前、思いきって、救われないラストにしました。
主人公の体を傷付け、言いなりにさせようとした養父を
主人公は、自分は男だ。愛した女性だって居る。と宣言し、
包丁で致命傷を追わせます。
泣き崩れる母親を冷たく突き放し、しかし駆けつけた女教師に母親を頼みますと深く頭をさげ、警察に連行されて行きます。
彼はそれでも、自分は、死なない。彼女がまた、舞い戻って来たとき、自分がいなけりゃ彼女が困る。だから君にまた会う日まで僕は生きるよ、と
彼は雪が舞う夜空に誓う。
おしまい。
故、中島梓さんの小説道場に感激し、自分も投稿したい!と悪戦苦闘して作ったら、ジュネ、つまりボーイズラブじゃねえじゃんと、投稿断念した話です。
主人公の名前が海原秋といいますが
一寸前ドラマ化された、似た主人公の名前が春というのには吃驚した。
そちらはとても前向きなお話しでした。
232 :
スペースNo.な‐74:2013/01/06(日) 02:57:02.17
ギリシャ神話のパロディ
女神デーメータの一人娘ペルセフォネは力強く美しい母親に溺愛される箱入り娘。ある時、冥界王ハデスに見初められ強引に冥界に連れ去られる。ハデスはペルセフォネが逃げないよう、記憶を改竄する。彼女は望んで彼の妻になったと。
かいがいしく尽くすペルセフォネに、ハデスは戸惑い罪悪感に駈られる。
だが、誠実に自分を愛してくれるハデスを、ペルセフォネは心から愛しいと確かに感じていた。ペルセフォネは母親のもとにいたときより満たされていた。
激怒し、娘を取り戻してくれと他の神々をせっつくデーメータ。しかし長年、冥界王という、人に恐れられ蔑まれる仕事をハデス一人に押し付けてきた神々は、ハデス擁護に回る。一年の内、3ヶ月だけでいいから娘をハデスに与えてやってくれと。
ゼウスに頼まれ、渋々承服するデーメータ。
デーメータのもとにペルセフォネを送り届けたハデスは、彼女の記憶をもとに戻す。
ペルセフォネはたちどころにハデスに憎しみの眼差しを向ける。
九ヶ月後迎えに来るが、嫌ならお前はそのまま母親のもとで暮らすがいいと言いのこし、ハデスはかえってゆく。
ペルセフォネは心から消えないハデスとの暖かい思い出に苦しむ。
また、彼女は、以前は気づかかった母親の傲慢さや、地上の人間、神々のハデスに対する蔑みに嫌悪感を抱く。
母親はペルセフォネに聞こえないだろうと、影であの娘は汚れてしまった。もう前のように愛しいとは思えないとこぼす。
それをペルセフォネは凍りつく心を感じつつ、耳にする。
九ヶ月後、ハデスが現れる。
共に暗い冥界でまた生活してもよいというペルセフォネに驚くハデス。「けれど、これだけは教えて欲しい。なぜあなたはあんな卑劣なやり方で私を妻にしたのですか?なぜちゃんと私に申し込んでくれなかったのですか?」
ハデスはペルセフォネの眼差しから耐えきれず、再び彼女の記憶を改竄し、以前と同じく洗脳にかけてしまう。
そうなる一瞬前、悟ったペルセフォネは一筋の涙を流す。ああ、この人は私の愛を信じてはくれないのだと。
ハデスは自分自身がそのままペルセフォネに愛されるなどあり得ないと信じこんでいる。これ以上、苦しい期待はしたくない。
意気地が無いばかりに、永遠に最愛の妻が自分を愛しているということを知ることが彼は出来ない。
233 :
スペースNo.な-74:2013/01/06(日) 10:20:50.82
なんか面白そうなスレだったので即席で作ってみた…ありきたりでスマン
交通事故で死にかけてから、人の頭の上に数字が見えるようになった。
自分の頭の上にも見えるその数字はてんでバラバラで、毎日変動している。何を表しているのか、よく分からない。
ある時、頭の上に-100の数字を持った男が目の前でトラックにはねられて即死したのを目撃。死んだ途端に数字は消えた。
またある時、宝くじに当たったという知人の頭の上の数字が87と今までで一番高い数字。
そして気付いた。この頭の上の数字は幸運の度合いを表したものではないかということに。
それからはどうすれば頭の上の数字を大きくできるか、色々調べる日々。
結果分かった事は−になれば不幸、+なら幸運。数字はその大きさ。限度は100。数字が毎日変わるのは運勢も毎日変動するから。
ただどう頑張ってもその数値を変える方法だけは分からない。
ある朝、頭の数値が-100になっている男と出会い、ひょんなことから一緒に行動することに。
あまり一緒に居たくなかったが、自分の頭の数字がまだ若干高かった事と、男の話術がなかなか楽しいものだった事もあり、次第に嫌な気分は消えていく。
互いに連絡先を交換し合い、良い友人になれそうだと笑いあい、再会を約束してから別れようとした直後…突然の突風が吹き、交換中のビルの窓ガラスが上から落ちてきた。
丁度落下個所は男の真上。自分は逃げれば助かりそうだった。けれど男を助けるために、体は無意識に男を突き飛ばす。
驚く男の顔…その頭の上の数字は突然ぶれて87へと変わった。
思わず安堵の息をもらすが、不意に目をやった頭上のガラスに映った自分の数字は-100…俺がこの世で最後に残した言葉は「ごめんなさい」だった。
234 :
スペースNo.な‐74:2013/01/06(日) 23:39:56.08
銀魂の人気投票の回を思い出しました。
話だけでなく
ビジュアル面でも面白いです。羨ましいな。
235 :
スペースNo.な‐74:2013/01/07(月) 00:21:53.24
古代ペルシア、吟遊詩人が街中に居るような埃っぽい国。移動手段はラクダ。
女王の寵愛を受けている美貌の吟遊詩人は
盗難品を扱う違法オークションに戯れで参加。
そこで、人と見間違う程の精巧な乙女の人形が出品されているのを見る。可憐な少女で、参加者は歓声を挙げる。
人形は人間の女同様に抱ける細工まで施してあると宣言され
参加者は一層盛り上がるが、吟遊詩人は一人、いたたまれず、目を背ける。
彼は一目で、人形を愛してしまったからだ。
競売に参加する吟遊詩人に、以前から女王お気に入りの彼を疎んでいた大臣が
彼に、顔を傷付け、二度と歌わないと約束し、この国から出ていくなら、
この人形をお前に譲ってもいい、と持ち掛ける。
資金が足りず絶望しかけていた吟遊詩人は感謝し、その場で建国史上最も美しい男と謳われた顔に刀傷を付ける。
仰天する周囲をよそに、彼は人形を大切に抱き抱え、家に戻る。ついつい、話しかけてしまう吟遊詩人の頬に平手がうちおろされる。
「あなたはなんて馬鹿な人になんですか!」
何と人形、光のないところでは話す事も、少しだけ動くことも出来る・・・ようになってしまった。
236 :
スペースNo.な‐74:2013/01/07(月) 00:56:17.67
約束通り人形とわずかな身の回りの品をラクダに乗せ、吟遊詩人は砂漠を越える旅をする。
わき水の出る洞穴を見つけて、一休みする二人。
人形は、寝たきりのまま早死にした少女の魂が宿っていた。
彼女が死に、嘆いた両親が彼女そのままの人形を作らせた。
しかしあまりの完成度がたたり、盗み出されてしまったという。
彼女が普通に少女の心を持っていると知り、自分が手にいれて良かったと呑気に笑う吟遊詩人はまた、彼女に怒られる。
が、二人はすっかり打ち解け、彼女は、生前床から動けぬ自分の唯一の楽しみは、
街中から流れてくる吟遊詩人の美しい唄だったという。
それは自分なのだろうか?彼はこれまで感じなかった緊張を隠して、
彼女に唄を捧げる。
彼女は、自分に感動のあまり流す涙もないのが辛いと呟く。
「私をさらってくれて有り難う。私は身も心もあなたのものになれて嬉しい」
彼は、自分の生涯の妻はこの人形だけでいいと思う。
二人は異国にたどり着く。
彼は、他の歌い手の伴奏をする事で細々と生きる。
顔を頭巾で隠した彼は、実は誰よりも優れた歌い手なのではないか?と噂されるが
彼はそれを笑って否定し、家で待つ、動けぬ妻との語らいと愛の営みを何より大切に
する、しあわせな日々を送っていた。
さて、その国の王は、他国の、美貌と名声を引き換えに、人形を妻にし、消えてしまった吟遊詩人の話を聞く。
そいつが自分の国にいまいるらしい。
王は興味深く思う。
237 :
スペースNo.な‐74:2013/01/07(月) 01:19:56.47
王は吟遊詩人の住居から人形を奪い去る。
返してくれと懇願する吟遊詩人に、人形が誰より愛しい妻だという証拠を見せれば、自分は神に誓って人形を誰の慰みものにもせず大切に扱おう。
だから、自分の前で命をかけた見世物を披露せよ。
炎のなかで命つきる瞬間まで唄って見せよ。
出来ないなら、人形を忘れてちゃんとした人間の妻をめとるがいい。という。
彼はその前に、二人きりにさせてくれと願い、聞き入れられる。
暗い部屋でまた、彼女は馬鹿な夫を平手打ちし、頼むから逃げてと懇願する。
しかし彼は、妻に謝る。恐ろしいものを見せる事になる。すまない、と。
彼は、王は、残酷ではあるが、約束は守る人間だと見抜いていた。
終わったあと、王は確かに王宮の中でも最も立派な部屋を人形にあてがい、
女官に部屋と彼女の手入れをさせる以外は誰にも人形を見せる事をしなかった。
彼自身も人形に指一本触れることはなかった。
238 :
スペースNo.な‐74:2013/01/07(月) 01:48:17.35
何年か過ぎた。
王国に、世界いちの歌い手と誉めそやされる女の歌手が入国する。
彼女は歌唱力だけでなく、表現力にも自信があった。
しかし、至上の愛の唄を王の前で披露したが、王は退屈のあまり欠伸をする。
屈辱をうけ激怒する歌手は、自分になにか不満があるのかと王に詰め寄る。
王は、炎のなかで絶命するまで妻を思って唄った吟遊詩人に比べたら
お前の唄など、自分に酔っぱらっている聞くに耐えない代物だったと言い捨て、
一応の褒美を与える。
怒り狂った歌手は、人形の部屋に忍び込み、人形を叩き壊し火を放つ。
その歌手の前に、
吟遊詩人の亡霊が現れる・・・
彼女は恐怖で発狂する。
駆けつけた王は、炎のなかで抱き合う二人を見る。
きっと自分達は、生まれる前からこうなるさだめだったのだ。
次に生まれ変わる時も、きっと人並みの幸せは望めない恋人になるのだろう。
それでも、また、あなたに恋をしたいから、
また、会いましょう。愛し合いましょう。
そう約束し、消えてゆく二人を王は見つめる。
引き裂いた張本人の自分が言えた義理ではないが、どうかあの二人が生まれ変わり、再会したときは、今度は長く愛し合えるようにと、彼は神に心から祈った。
実は、二次創作なんですが、まあ発表しても誰も読まんやろ、と脳内お蔵いりした物の蔵出し。
主人公の相棒ポジションの脇役でレギュラーキャラをストーリー上一時的に殺すことにした
240 :
スペースNo.な‐74:2013/01/08(火) 00:52:38.54
主人公、中二女子。優等生。クラス中から教師のご機嫌とりと軽蔑されている。
弁解出来ないことを寂しく想っているがどうしてよいか解らない。
彼女のクラスには、誰からも一目おかれている天才肌の男子がいた。
彼は人を寄せ付けない。
彼が美術の時間、描いた油絵は達者なものだった。しかし、主人公はその絵の中に冷えきった彼の心を見てしまったような不安を感じる。
少年は主人公だけが自分の精神状態に気づいたことを見抜き、
屋上に呼び出す。
彼女に手を伸ばし、「一緒に翔ぼう」と、誘う。
主人公は拒絶。彼は寂しい目をして、じゃあ一人でゆくといい、身を投げる。
主人公は半狂乱になり、教師を呼びにゆく。
しかし校舎内では別の騒ぎが起こっていた。
どういうわけか誰一人も校舎からでられなくなってしまったのだ。
出ようとしても、また、校舎に戻ってしまう。
生徒は全員、校舎に閉じ込められる。
そして1日はたったはずなのに、校舎内の時はとまったかのように
ずっと、青空のままだった。
職員室内の教師が対策を考えているさなか、
屋上にあの少年が降りてきた!と声が上がる。
教師とともに屋上に駆けつける主人公。
彼は、背中に羽根を生やした姿になっていた。
そして、この時が止まった校舎のなかでは、本当に強いものが弱いものを殺す事が許される。つまり、役立たずの教師を生徒から排除していいという。
一部の生徒は、早速暴力による教師狩りを始める。
241 :
スペースNo.な‐74:2013/01/08(火) 01:38:17.55
教師のリンチを強制され、拒絶する主人公は、クラスメート全員から押さえつけられ、輪姦されそうになる。
彼女を救ったのはあの少年だった。
自殺する直前の彼の妄執にこの校舎はとり込まれてしまったのだろうか?
彼は、自分達を制御しようとするこの学校という鳥籠を憎んでいた。
ここを強者の王国にしよう。永遠に時を止めたままの王国に。
彼女は頑として拒否。
嫌いだという事が暴力をふるっていい理由になんかならない。
強いという事が、人を踏みにじってよい理由になどならない。
彼女は、彼と同じ力を持てるという可能性に賭け、
屋上から身を投げる。
落下しながら、彼女は、必死で出口を望む。
242 :
スペースNo.な‐74:2013/01/08(火) 02:21:49.05
彼女は、彼と同じ羽根を持ち、自分が屋上に舞い降りた事に気づく。彼女は外部への扉を開く。
教師や、強者に怯えていた生徒たちは泣きながら脱出してゆく。
しかし、ここでこそ、生きていたい。親に会えなくてもいいという生徒も少なからずいた。主人公は説得を試みるが、あんたのような優等生に自分達の苦しみは解らないと拒絶される。
外部へ続く扉の存在する時間は限られている。
時間がもうない。主人公は立ち去る事を決める。
彼女の背中に彼がもう一度、誘う。
君も本当はこちらで生きられる人間だと、わかっているのだろう?
君が戻ろうとしている世界はがどれ程退屈か、気づいているのだろう?
こちらに残れよ。
彼のいう通りの事を、彼女は確かに感じていた。それでも
「あちらの日常が退屈だと、僅かの楽しみすら見つけられないと、
そんな風にしか思えないなら
ここに残っても、わたしきっといつか退屈でおかしくなると思うわ」
彼は、つまらない浅はかな現実から逃亡した連中と取り残される。
その、異常な王国は消えたりせず
時々、学校にいられなくなった生徒達が逃げ込む、かえってこれない場所として残った。大人達の外部からの浸入は出来ない場所だ。
彼女は近隣の学校にすぐ編入し、普通に高校受験し、今は大学入試を目前に控えている。
つい最近また、彼から誘いが来た。
しかし、彼女は彼を哀れには思うが思いきって真実を告げた。
わたしは子供の相手をする暇はないのよ。
それ以来、彼は接触して来なくなった。
自分が年老いても、彼は子供の地獄から抜け出せないのだろうか?
そう思う主人公の背中には、折り畳まれた翼がまだ、残っている。
昔、エヴァンゲリオンの同人誌を読んだとき、後書きに自殺したクラスメートの話を書いた書き手さんがいらっしゃいました。その後書きが印象づよく、ふと思い出した事と受験シーズンだというのが重なって、出来た話です。
243 :
スペースNo.な‐74:2013/01/08(火) 19:07:28.06
童話パロディ
貧しい農家に産まれたラプンツェルは口べらしのため人買いに二束三文でたたき売られる。不憫に思ってラプンツェルを買い取ったのは独り暮らしの老婆。
老婆も決して裕福ではなかったが、ラプンツェルがひもじい思いをせぬよう、畑に芋とキャベツをたくさん植えて育て、ラプンツェルにたくさん食べさせた。
すくすく育ったラプンツェルは、いつかおばあちゃんに恩返しをしたいと
思っていた。
老婆のたったひとつの宝ものは、氷川きよしのベストCD 。それは野菜蔵の天井に大事にしまってあった。
ある日、ばあちゃんが野菜を売りにゆくので、ラプンツェルは留守番をしていた。
変な流れものを引き入れないよう、ラプンツェルはばあちゃんの宝箱と、野菜蔵の屋根裏で、お気に入りのきよしのズンドコ節を唄ってばあちゃんの帰りを待っていた。
すると窓のしたから、ラプンツェルを呼ぶ声がする。
ばあちゃんだ!とラプンツェルは梯子がわりの自分の伸ばしっぱなしの髪の毛を編んだみつあみを窓から投げる。
しかし、上がってきたのは、何処のオリエンタルラジオ藤森だ!といいたくなるようなおもいっくそチャラい王子だった。
王子たるもの一人でも多くの姫の唇をゲットすべしというわけわからん武者修行の途中の王子に哀れラプンツェルは唇を奪われ、その記念品のため、髪の毛と、ばあちゃんの宝の氷川きよしのCD もうはわれてしまった。
ラプンツェルは悔しくて堪らない。ばあちゃんにも申し訳ない。
氷川きよしは諦めるから、行かないでおくれ!と叫ぶばあちゃんを振り切ってラプンツェル大切な己の誇りを取り戻すため、荒野に単身旅立った。
244 :
スペースNo.な‐74:2013/01/08(火) 19:18:32.51
旅の途中、謎の老人にあい、ジャンプ法則にのっとり修行をつけてもらい
ラプンツェルは超人的な戦闘能力を会得する。
フジモリ王子(仮名)を追い詰め、捻り殺さんと襟首を掴んだ矢先
「たぁすけてぇ!マミィ~!」
王子を溺愛する女王が現れた。
なんと強そうな敵!ラプンツェルは武者震いが止まらない。
245 :
スペースNo.な‐74:2013/01/08(火) 20:25:20.95
女王とラプンツェルの死闘は3日3晩続いた。
そして二人は拳で解りあう、強敵と書いて「とも=親友」と呼び会う仲になったのだ。
これほど気持ち良く闘えて、もう満足だと思うラプンツェルだが
これをもって行きなさいと、女王は氷川きよしのベストCD だけでなく
「きよしとこの夜」観覧チケットまでラプンツェルにゆずってくれた。
うろたえるラプンツェルに女王は
「熟女がみんな氷川きよしのファンとは限らなくてよ?」
女王が好きなのは綾小路きみまろだった。
ラプンツェルは女王とまた、闘いましょうと固い握手を交わし、ばあちゃんの待つ家に帰っていった。熱い思い出を胸に残して。
その頃フジモリ王子(仮名)は、
毒林檎を食べたばかりの白雪姫に口づけし、
毒にあたって息絶えた所だった。
246 :
スペースNo.な‐74:2013/01/09(水) 18:37:59.38
ラノベによくあるみも蓋もないタイトルをおもいついたので。
エヴァ豚の俺の身体が前田敦子
タイトル通り、AKB を糞味噌に日頃こき下ろしているエヴァヲタな主人公が
ある日目覚めたら、身体も顔も前田敦子さんになっていた。部屋も薄い本の山とすごいフィギュアで埋まった万年床の四畳半が
さっぱり整理されたワンルームマンションに変貌をとげ、ベランダでは鉢植えのトマト達が水をもらえるのを待っていた。
前田敦子は一月後に卒業公演を控えていた。
マネージャーに引きずり回され、卒業後の進路についてインタビューされ
ふらふら歌手〜?女優~?と、適当に答え、あっという間にネットで吊し上げを食う。
それまでささいな発言の粗を探していじって笑っていた自分はあっちゃんになんてひどい事をしてたんだ。と反省した主人公は、あっさり綾波レイから前田敦子に押し変する。
あっちゃんの名にこれ以上傷をつけないよう、寝る間も惜しんで振り付けを覚えようとして悪戦苦闘。
しかし、AKB メンバーのなかにいるとこれまで見えなかった嫌なものも見えてくる。やっぱりリアル女は怖い。
しかし、研究生の何人かがアニヲタってキモいという話をしている所に「絵に描いた女に負けるようなうちらが情けないって思えないなら、駄目だね」と
かっこ良く釘を射したのは篠田麻理子。
思わず押し変しそうになる主人公。
247 :
スペースNo.な‐74:2013/01/09(水) 20:13:41.90
篠田さんは前田敦子の中身が違うと気付いていた。
つうか、AKB メンバーの中に違うひとが入っているのはたまにある。熱狂的なファンがメンバーになりたいと願うあまり、中に魂を潜り込ませるらしいが、1日か2日で抜けるので、そういうときは気づいたメンバーがフォローし、事なきを得る。
主人公は、おかしいと思う。自分はこうなるまで前田さんを酷く罵倒していたし、自分はツンデレていたわけではないし・・・
悩む主人公の胸(持ち主、前田敦子)を大島優子の魔の手が容赦なく襲う。
さんざん揉みしだかれ主人公は汚れてしまった気分になり落ち込む。
前田さんが卒業を決めたのは、大島優子のセクハラ(しかもけっこうテクニシャン)のせいだ。きっとそうにがいない。
しかし薄い本で読むぶんには、抜きどころばっちりなのだが
ここで自分が抜いてしまえば誰をどう汚すことになるのか難しい問題だ。
違う。問題はそうじゃない。
主人公は自分のオタ部屋に戻った。人がいた痕跡があった。
どうやら、事の発端は、前田敦子自信が自分になりたいと強く願った結果らしい。
主人公と前田敦子は面識はないはずなのに・・・
そしてしまった前田さんに俺のオタク部屋見られたどうしよう?じゃない!
前田敦子は今何処に?
248 :
スペースNo.な‐74:2013/01/09(水) 20:42:50.24
あっちゃんのやむにやまれぬ事情は、結局回りの前田敦子像と本来の自分とのギャップに苦しんだとか、そんなんです。
事実を知り、前田敦子は健気で頑張り家の、カリスマスターでいてほしかった主人公は情けなさのあまり、
前田敦子の代役なんてやってられるか!と
卒業公演の同日新宿バルト9に向かいます。
(実際は違いますが、エヴァQ.の最速上映と前田敦子卒業公演は同日ということに、この話ではなります)
しかし、前田敦子が現れず、代わりに盛り上げようとエビぞりジャンプを決めようとした大島優子が腰を痛め
舞台続行がヤバいと、観客のツィッターを読んだ主人公はAKB 劇場に走ります。
舞台にたった時の中の人は前田敦子。
その手前のシーン。
劇場楽屋前で前田敦子の前に立ちふさがり、高圧的に見下ろす秋元康。「何をしにきた」
「舞台に立たせて下さい。
私は、AKB 48不動のセンター、前田敦子です!」
後でエヴァQ.見た主人公は、
俺、AKB のほう選んでよかった・・・と思った、と。
249 :
スペースNo.な‐74:2013/01/10(木) 18:04:20.67
学生時代そこそこ女子に相手にされ、あれ?俺、女に不自由してない勝ち組じゃんと勘違いした自惚れ君が主人公。
クラスで野暮ったいいじめられっ子に告られた。
たまたま美人で独占欲の強い女子を落とせそうなときだったので
らしくなく、手酷くみんなの前で馬鹿にしてふった。
可哀想とは思ったが、あいつ、回りの女子にもっと酷い苛めうけてるし、とさらりと忘れた。
高校卒業後、主人公は受験には失敗するし専門学校も講師とそりがあわずやめてしまう。バイトも最近は首になってばかり。まあ彼女は変な宗教にはまっているのであれよりはましと自分に言い訳していた。
そんなとき、TVで最近人気急上昇のアイドルと紹介された女が以前自分がクラスメートの前でふり、馬鹿にしたいじめられっ子だと気づく。
彼女はインタビューで、中学の頃自分は暗く、友達も少なかった。だから好きな男子にも相手にされなかった。それが悲しくて、きれいな、皆から好かれる女の子になろうと頑張った。と語る。
なんだ!俺の事じゃん!あの子ずっと俺に振り向いてほしくて頑張ったなんて、可愛い!と主人公は彼女の新曲発表を兼ねた握手会にゆく。
彼女は普通のファン対応をした。主人公は慌てて、自分の名前を叫ぶが
「えっ?・・・誰だっけ?」真顔で訊かれた。
主人公は考えた。そして理解した(気になった)。
学生時代はあんなにかっこ良くて輝いていたあなたが、なんて今はつまらない人間になってしまったの?あなたはそこで終わる人じゃない!私はあえてあなたを突き放すから、このくやしさをバネにして、立ち直ってちょうだい!と彼女は心を鬼にしたのだ!
その日から主人公の自分磨きは始まった。彼女が改めて告れる男になるために。
実は彼女が好きな相手に告白を強制されたとき、こいつならめんどくさいこともおきなそうと、その場をしのぐために選んだ相手でしかなかった。
最後は主人公がこいつアホだがかっこいいという見せ場を作って楽しく終わらせたい。アイドルとはくっつかず、新興宗教から彼女さんを奪還し、
アイドルを彼女にできるのに、元々の女を見捨てない俺ってなんてかっこいいんだ!と勘違いさせたまま終わる。
250 :
スペースNo.な‐74:2013/01/11(金) 21:11:28.70
デブで目付き悪くて無愛想な、しかも時々自分の世界に入ってにやにやする男子に女子が雪崩のように襲ってきて、争奪戦を繰り広げる話。
男子がもてる理由、彼はスイーツ男子だったから。
太っているのは彼が毎日新作スイーツの研究に余念がなく、
試作品を食べるだけでなく、よその店のケーキも買い回り、直接自分の舌で味を確かめているから。
無愛想なのも、四六時中、お菓子のことを考えていたいから。
にやにや笑いは、新作レシピをおもいついた時。
女子にキモいと言われているのは気にならなかった。
ふつうに幼なじみの彼女がいたからだ。(そもそもこいつを喜ばせようと作ったお菓子作りに、気づけば彼女ほったらかすほどにはまった)
彼女は甘いもの大好き。今では繊細な彼の作るお菓子でなければちょっと嫌なほど彼のお菓子大好き。しかし学校で彼がキモい扱い受けているので
付き合っているのは内緒にしている。
つうか、昔はさておき今は好きなのは彼の作るケーキだけ。
が、文化祭、クラスでメイドカフェやったら、
出すパンケーキのできのあまりの酷さに彼がぶちギレて
全部のパンケーキを彼が責任もって焼いた。
それが、天使のパンケーキと呼ばれるほど絶賛を受けた。
翌日から、たとえ外側があれでも中身はアイアンパティシエールと、彼に近づく女子が出てきた。彼女は学校では彼に話しかけるなといつもいっている手前、
彼女権限を振りかざす事が出来ない。
彼は急に出来た取り巻きに新作スイーツを試食してもらう。
取り巻きは「天国みたーい♪」と、次から次と出されるお菓子にうっとり。
それを聞いた甘いもの好き女子は皆、あのアイアンパティシエール様とお付き合いできるならなんでもする!と血みどろの争いを繰り広げ、
ヒロインは今更、そいつはあたしの彼よ!と言えない・・・
しかしこのままでは彼(の作る美味いお菓子)がよその女に奪われちゃう!
さぁ、どうする?
題名は、豚、でも男子(ダンゴ)かな。
251 :
スペースNo.な‐74:2013/01/12(土) 20:15:21.67
現在の人類をしのぐ超人類が出現し始める。
大体彼らは本来母親の胎内で死産するはずだった胎児にその能力ごとりつく。
第一世代は自分達が人類を支配できる超人類という自覚がなく、
ただ、疎外感を感じやすい人間だと思うだけだ。
そのようにして産まれた第一世代の少年が主人公。
彼は本来バニシングツインになるはずの胎児。
しかし母親から、双子の妹と産まれてくる。
彼は虚弱体質で小学校にも通えない。
一方双子の妹は成績も運動神経も秀でていて、学校では友達に囲まれている。
彼は妹に醜い嫉妬と独占欲を抱く自分に嫌悪を抱く。
彼のために雇われた家庭教師は、彼が十歳でありながら、大学入試レベルの数学を
暇潰しに解いてしまう事に驚愕し、天才なのではないか?というが
プライド高い妹は兄を馬鹿にしたいがため、家庭教師を追い出し、無能のやっかい者の兄という地位に彼を封じ込める。
兄の力は十一才になったある日発動する。
その時彼は妹にたいする捕食欲望を自覚する。
自分が恐ろしくなり、彼は姿を消す。
252 :
スペースNo.な‐74:2013/01/12(土) 20:39:30.25
超人類の出現は予知されていた。
第一世代の捕獲のため動く組織に彼は保護され、
来るべき第二世代が人類に仕掛けるであろう戦いにおいて
人類側を守る戦士として戦闘訓練を受ける。
彼と同じに保護された何人かは自分達が利用され同士討ちをさせられると理解して、逃げ出す。彼はその追っ手に加わり、逃げた仲間の力を暴走させたあげくの幻獣化を目撃する。
自分が人間であり続けるためには、人間を拒絶してはいけないのだと彼は理解する。
どれ程醜い感情を人間が持つと解っても。
第一世代の捕獲された子供たちの中で彼はずば抜けて戦闘能力を向上させていった。
そのうえ、指導者に最も従順であった。
組織は彼は戦いの要になるだろうと考えて、絶体寝返らないための策を打つ。
彼を孤島の学園に編入させる。
追って、妹も編入させた。
二人が離れて六年たっていた。
253 :
スペースNo.な‐74:2013/01/12(土) 21:07:39.68
彼は妹を見てショックを受け、自分の妹を捕食したいという欲望がまた目覚めたらどうしようと思い悩む。
しかし妹が自分に気づかないことのほうが彼には、よりダメージとなった。
妹にとって、踏みにじる兄の存在は大きかった。
彼が失踪したあとは、世界の半分が失われたように味気なく、妹はいつか人を寄せ付けない、気難しい少女になっていた。
彼は妹を放って置けず、彼女に打ち解けてもらおうといろいろ頑張る。正体を隠して。
妹はなぜかじぶんを構う同級生に、他の人間には感じない安らぎを覚える。何よりその心臓の音に。妹はそれを恋と錯覚してしまう。
妹に想われる事に戸惑いを感じるが彼は昔妹に馬鹿にされていた立場が逆転した気持ちよさ故に、いつしか彼女の心を弄ぶようになってゆく。
妹の想いはより深く苦しいものになり、いざ別れの時、彼女は離れては生きて行けないと泣き叫ぶ。
彼はその時、自分が妹になんて酷いことをしたのか自覚する。
彼は自分が兄であると告げ、絶望する妹を残し戦地に向かう。
妹だからか、弄んだ罪悪感故か、それとも一人の女性として自分も愛してしまったかは解らないが、彼は始めて戦う理由を見つけた。
彼女を守るためならなんだってする。それが本来自分が属する仲間たちを虐殺する事になろうとも。
254 :
スペースNo.な‐74:2013/01/12(土) 21:21:55.09
と言う話を何度か書こうとチャレンジしているが
失敗続き。
理由はこの双子のどろどろした関係と純愛が書きたいという気持ちが先走り過ぎてバランス崩してしまうから。もう少し頭冷やさなきゃだなぁ。
あ、書き忘れてたが兄ちゃん女装男子で、妹は自分はレズかと悩み、
「好きになるのに男だ女だって関係ないよね?」と彼に言って、
理解できない主人公に「・・・いや、君が男だったらそんな可愛くなってないはずだから
関係はあるでしょう?」という喜んでいいんだか泣くべきかわからんレシーブ食らうというやりとりがあったりする。
万が一この二人がくっついたら「一緒に畜生道に堕ちよう」と兄ちゃんに言わせたい。
255 :
スペースNo.な‐74:2013/01/13(日) 21:35:28.79
ちまちました犯罪を犯しているが
ばれたことがなく、自分は運がいいと勘違いした男。
一丁、強盗でもしようかと考えていた矢先、
ちまちました不運にみまわれる。
頭に鳥の糞が落ちてきたり、
通りすがりの小学生に噛んだガムなすりつけられたり、
足の小指を柱にぶつけ、いたいと飛び上がったら鴨居に頭をぶつけ、
akb の押しメンはジャカルタに行ってしまい
初恋のクラスメートだった女は子連れでスーパーに買い物にきているのを見た。デブっていた・・・
神様がどうやら今ごろになってちまちました天罰をあてはじめているらしい。
みみっちい不運だがイライラする男は、天罰あてる神様にケンカを売るように資産家の豪邸に押し入り
強盗を働こうとするが、この家には、DV を働く引きこもりの長男がいて、
暴れる長男に男は玄関先で逃げ帰ってくる。
しかし、未然に塞がれた自分の強盗より、
このままでは家の中にいた家族の命が危ないのでは?と気になる男。
運悪く、豪邸にいた、DV を受けているらしく怪我をしている女性が
彼の直球好みの高城亜紀似の美人だったのだ。
家族を柄にもなく助けようとする男にさらにちまちました不運が足を引っ張るが
長男を警察に引き渡すのに成功した男に、高城亜紀似の彼女が礼をいう。
それだけなんだけど、あ、俺の厄、今あけたわ、と男は笑う。
256 :
スペースNo.な‐74:2013/01/14(月) 18:43:12.40
図書館で発行する貸し出しレシート。
借りた本が印字されるものだが、それを小道具にしたラブストーリー。
自分がりる本によく、貸し出しレシートが挟まっていると気づく男子(高校二年生くらい)それは同一人物のものらしい。レシートの他のタイトルをみると自分と趣味が会いそう。彼は段々レシートの主が自分に直接メッセージを送っているような錯覚を覚える。
ある時、見つけたばかりのレシートとまったく同じタイトルの本を返却カウンターに出す美少女を見つけた。テンションが上がり、声をかけたら彼女は悲鳴を上げて逃げ出す。
彼はその図書館に勤務してる叔父にこっぴどく叱られ、年末の書庫整理の手伝いを強制される。
書庫で、昔好きだった古い児童文学をついつい手に取り、そこに手書きの携帯番号と、「この本を読んだひと、連絡ください」というメッセージのある紙を見つける。」
257 :
スペースNo.な‐74:2013/01/14(月) 19:03:07.71
叔父に見せると「全部回収したと思ったのに」と、この紙がきっかけで起きた事件の話を聞く。
当時小学六年生の女子が携帯電話を買って貰った嬉しさ故か、
自分の好きな本を読んだ人と話せるように、こういうメモを返却本の中に挟んだ。
最初にそれを見つけたのが変質者だった。
彼女は1日になん十回も卑猥なメールを受け取り、ノイローゼになった。
彼女の母親がそれに気付き、犯人は逮捕された。
その時彼女のメモは全部回収されたはずだった。
今でも彼女は図書館に姿をみせるが、多分当時の事はいまだに心の傷になっているだろうなあと叔父。
主人公は彼女の気持ちが解る。
本を読み終わって面白かったら、すぐ同じ本を読んだ人間と話したくなるのは自分も同じだ。
258 :
スペースNo.な‐74:2013/01/14(月) 21:30:23.25
彼はいっそう彼女と親しくなりたいという想いを強めるが
ある日、駅前で見かけた彼女に声をかけようとして、
はっと、自分のしようとしていたことはストーカーに近いと気付く。彼は申し訳ないと、離れてゆく。
一方彼女も彼に気付き、どきどきしていたが、彼が接触しないことに、あれ?変質者とは違うのかな?とは思う。
彼はその後時々レシートを本に見付ける。
ある日思いきって、好きな作家の新刊が入ったとき、本に自分のレシートを挟んでみる。
しばらくして、本が貸し出されたのを確かめる。
本が返却されたあと、レシートの有無を確かめると、なくなっていた。
また、レシートにあった本を何冊かチェックしてみた。
何冊かが借りられていた。
そんな風にして、彼はダメもとのメッセージを彼女に送った。
彼女も彼に関心を強めていた。
しかし図書館や他の場所でたまに見かけても言葉を交わさず半年すぎた。
ある日、彼女はレシートのうらに、日曜日十二時ここで待っていますというメモを見付ける。
ひどく動揺するが彼女は日曜日図書館に向かう。が、その日に限りバスが特別運行で、彼女が図書館についたのは待ち合わせの時間から三時間も過ぎていた。彼は居なかった。
彼女は酷い喪失感をおぼえるが自分のせいだと理解する。もう、彼のレシートをみて、自分の知らなかった、読めて嬉しくなるような本を知ることもないだろう。本来自分はそういうひととの出会いをもとめてレシートを既読の、とりわけ好きだった本に挟んでいたのに。
ふと、彼女は手にあるレシートの書名の中についているチェックをみる。
この人は、とりわけオススメの本にチェックをつけくれていた。
彼女はその本が納められている書棚の前にゆき、本を手にとる。
あの、と、
彼に声をかけられる。
彼女はもう、拒絶することはなかった。
259 :
スペースNo.な‐74:2013/01/16(水) 00:40:25.74
本来は二次なんだけどキャラが一人歩きしちゃってもとの面影もなくなった。
クラスメートのサッカーの上手い男の子に恋してる女の子(初めは小学生)。
彼が転校しても積極的に手紙を出しアプローチ。ある日やっと返事がきたと思ったら
「こっちで仲良くなった女の子です!僕にお弁当を作ってくれるんです!」
という文面と、その子とのツーショット写真が同封されていた・・・
その日からそのゴリラ女は(と、主人公は呼ぶ)彼女の生涯の天敵と認定された。
サッカーの全国大会で馴れ馴れしくゴリラ(普通に可愛い女の子です)と親友になりましょうとメアド交換した日から
いいでしょーこれ、彼との思い出のサッカーボール!
いいでしょーこれ、彼と体育祭で二人三脚した時の写真!と
嫌がらせだろこれ?な画像を送りつけてくる。
しかも着信拒否すると、彼女はサッカー少年を通し、どうしたの?私なにか嫌なことしちゃった?とぬけぬけとメッセージを送ってくる。
このねちこい嫌がらせを止めたのは
主人公にできた、金持ちで運動神経抜群で頭も天才クラス、ただひとつの欠点は心臓が生まれつき弱い、サッカー少年の終生のライバルになる、主人公のあらたな彼氏とターゲットに決められた少年。
全てにおいて初めのサッカー少年よりグレードが上の彼をおとしゃあ、
ゴリラ女(と呼ぶのは主人公だけ)は悔しがって転げ回るに違いない!と
何とか彼女になるのに成功。
が、彼にこっそりかけた生命保険がばれてしまい、「あんまりおいたするんじゃないよ?」と、お灸を据えられる主人公。
彼女は才色兼備のうえ、努力家で、生命保険の支払いは親まかせにせず、自分で新聞配達とスーパーのレジのバイトで捻出する女だ。
そこが面白さも込みで彼氏が気に入っているところだが彼女の、ことあるごとにゴリラと自分の幸せ差チェックをしていいでしょー、と自慢せずにはいられない悪癖は治らない。
ひょっとして彼女の一番好きなのはゴリラと呼ぶあの女の子ではないかと彼氏は思うのだ。(それでもこんな使える女他にいないので結婚するが)
連作のなかには、サッカー少年が別の男にとられそうになったとき、主人公は、ゴリラが可哀想だ。こいつを泣かしていいのは私だけだ!とゴリラの力になってホモを撃退するエピソードもある。
260 :
スペースNo.な‐74:2013/01/16(水) 21:48:44.11
高校入学前の春休み、街中で主人公はそこそこかっこいい男子二人に追い回されている女の子を助け、逃がしてやる。
彼らは互いへのライバル心を幼い頃からむき出しにしている双子。
幼なじみの彼女は現在、彼らのどちらかを彼氏にしろと、四六時中攻められている。
べつに二人とも自分のことが好きな訳ではない。
ただ、彼女が自分を選ぶことで、兄弟に勝ちたいだけなのだ。
彼女は、この双子のいさかいに巻き込まれるのはもう限界だった。
縁を切ってしまえたら・・・
ふと、彼女は主人公に嘘彼氏になってくれないかと頼む
「自分でよかったら・・・」
けど、主人公は、女だ。
261 :
スペースNo.な‐74:2013/01/16(水) 22:08:28.19
べつに主人公は心が男というわけではない。
性格はさっぱりしているし、制服の女子のスカートはなんか似合わなくて、
休日は男っぽい私服で外出するがあとは、
男子は頭が悪いし人の話を聴かないから嫌いだ。女子に生まれたことは素直に嬉しいと思っている人間だ。
そして、ふわふわした女の子が困っているのをみるとほっとけない。
彼女は写メールで、主人公を彼氏と双子に報告する。
が、主人公の入学した学校には、双子とあの女の子がいた。
どういうことだと問い詰める双子と、ばれたことに青ざめ泣きそうな彼女。
スカート姿の主人公は思わず「僕は性同一障害だ。心は男だ!」と
宣言してしまう。
書いたときは双子の兄弟が主人公のつもりだったが
この女の子大好きな男まさりの方が書いていて楽しかったので、
GL めざして書き直した話。こう書いたら、初稿のとき嫌いになりかけた
双子も可愛いと思えるのが面白かった。
262 :
スペースNo.な‐74:2013/01/17(木) 21:46:28.88
昨今の漫画の性描写の圧力と規制に業を煮やしたエロ漫画家が
エロ漫画家の必要性を証明するために
米兵の婦女強姦事件悩まされる沖縄に降り立った。
しかし自分は英語が解らんどうすべえ?
とりあえず地元の女の子に声をかけて協力を要請し、ばか野郎と殴られた。
しかしエロ漫画家は大真面目で、自分だって社会に役にたつところを見せたいのだ。
宮崎勤の時代から堂々巡りの議論なんか不毛すぎてもうやってられん!と訴える。
こいつ変なやつだが、自分からなにかを変えようと本土のやつが来るなんて珍しいので、エロ漫画のセリフの翻訳を無償で行うが
なにやってんだあたし?と空しくなる。
よくレイプ現場になるというところにエロ漫画のコピーをばらまいて、
翌日減った部数を数えて一喜一憂したり、
いじめられてる弱そうな米兵を拉致ってきて、アメリカンが抜くのはどんなだ?と意見を求めたり、
最後は無修整はあたり前だよ米軍コミケが開かれて、
別の基地に移動になる米兵のために、
主人公は同行を求め許可されるが、
沖縄ガールはお前は従軍慰安婦か!と飛びげりツッコミ入れられる
ホモの5年越しの片思いでノンケを彼氏にして、5年間はちみつのような期間を過ごしたが、次第にノンケは普通に結婚して男として普通の人生を歩む事を考え始めてしまいホモとは破局。
ノンケは嫁さんを貰って娘も出来る。
ホモと破局してから10年経ち、嫁が死去。
ホモとノンケが再開し、男手ひとつで娘を育てるノンケ生活をサポートする為にホモが同居。
しかしホモとノンケの間には現在肉体関係無し。
お互い、亡くなった嫁さんに申し訳ないって気持ちと娘の為とタイミングが合わなくて、恋人でも家族でもない奇妙な距離は縮まらないまま。
娘は「パパが二人いる」という特殊な家庭の中で世間の目や偏見に揉まれ成長する。
そんな感じ。
264 :
スペースNo.な‐74:2013/01/18(金) 19:47:39.28
日系のアメリカに在住の女、十九歳。幼い頃から表には出せないがアメリカでも、親族のいる日本にも違和感を感じている。孤独な彼女が唯一自分に近いものを感じたのは、偶然入手した本。全く無名な作家の作品だが、彼女は作家は自分のことを解ってくれるに違いないと思う。
バイトでその本をだした出発社に入り、作家の住所を見付ける。しかし訪ねた作家は既にこの世のひとではなかった。
家主に話を聞くと、完全な孤独死だった。彼は生前回りと全く交流を絶っていたという。そして、日本人だっだった、と。
パスポートはなかった。しかし彼の遺品には、日本語で打たれた小説の原案と、二十年前に出た日本人ミュージシャンのCD が数枚、
そのCD をみて、家主は言う。
この顔は、死んだ店子、つまり彼女が探している作家と同一人物だ。
265 :
スペースNo.な‐74:2013/01/18(金) 20:13:23.21
彼女は日本でレコード会社のプロモーションをしている従兄に
久しぶりに日本を見たいといい、しばらく世話になりながら、そのCD のミュージシャンを探す。
彼は日本人なら知らない人は居ないだろう、有名カリスマアーティストだった。
が、十八年前、表舞台から姿を消した。
その後時々CD をリリースするが、一切TV出演、ライヴ活動は行っていない。
小説は書いていたか?と訪ねると、記録には、残っていないとのこと。
そしてそのアーティストは近々CD をリリースする。
その先行曲は彼女が、作家の遺品の中のCD で聴いたものだった。
あのCD のうち何枚かはまだ日本では発売されていないものだ。
彼女から話を聞いた従兄は知り合いのスタジオミュージシャンに相談する。
彼は、そのカリスマアーティストは既にこの世にはいず、レコード会社がその死を隠しているという都市伝説の話をする。あれは本当だったのか。
スタジオミュージシャンはカリスマアーティストの熱心な心棒者だった。
レコード会社が、彼の死をごまかして商品
266 :
スペースNo.な‐74:2013/01/18(金) 20:52:38.74
にし続けようとするのが赦せない。
スタジオミュージシャンは彼女から遺品のCD を譲ってもらい、それを公表すべきだと迫るが、彼女はなんとなく、言う通りに出来ない。
実は、作家本人もデビュー前に事故死した弟のデモテープをただ、歌っていただけだった。デモテープのストックが切れ、自分のオリジナリティを出さなければいけなくなり、恐ろしくなって逃げたのだった。
主人公は彼の弱さも受け止め、彼というひとを理解してかえってゆく。
そんな彼女は、従兄が担当しているバンドのベーシストに惚れられたりしているが、彼女は全然気付かないままに帰国。
黒幕は狐
でも決して嫌がらせのためにやってるんじゃない
ただ大切な人が自分の嫌いなやつと一緒にいるのが気にくわないから、二人が一緒に生きる未来を潰しただけ
268 :
スペースNo.な‐74:2013/01/19(土) 22:58:40.96
狐は本物の獣?それとも人間のあだ名?
269 :
スペースNo.な‐74:2013/01/19(土) 23:23:55.86
腕のたつ料理人。
彼の作る料理は人を幸せにするが彼自身は自分の料理を心の奥で拒否している。
彼のパートナー的存在の駆け出し野菜ソムリエの女の子は彼のその自己否定に耐えられなくなり、ある日徹底的に彼を責める。美味しいとおっしゃるお客様をあなたはバカにしている!と
彼は置き手紙を残し、レストランから姿を消す。
そこには彼がこうなってしまった理由があった。
彼は母子家庭に養子として入った。
彼の事故死した父はその家庭の母親の恋人だった。
思春期の義姉は彼を毛嫌いした。
彼は家においてもらうため、彼女に気に入ってもらうために必死で
料理を作った。もともと仕事で忙しい父に代わり、幼い時から料理をしていた彼は
天性の味覚も手伝って、かなりの腕の主になっていた。
義姉は彼の料理を受け入れた。
しかも、自分の母親の料理は不味いと彼女が気付くほどに、彼の料理と義姉の味覚は相性がよかった。
彼女は気づいてしまう。母親は私の口に合わない料理を作りながら
偏食はだめだと私を攻め続けた。
悪いのは母なのに、私を悪者にした、と。
270 :
スペースNo.な‐74:2013/01/19(土) 23:49:15.00
義理の姉の怒りの矛先は無理解な愚鈍で身勝手な母親に向けられる。
それまで仲のよい、互いを思いやれる親子だった。
ただ、母親の作る料理は味付けが大雑把、油っこいものだった。
そして娘は味覚が繊細なだけでなく、油っこいものを消化しづらい胃腸を持っていた。
人知れず、母親の手料理を受け付けられずトイレで吐く自分を彼女は責め、罪の意識に苦しんでいた。
彼の手料理を義姉は喜ぶほどに、義姉と母親の仲は険悪になってゆく。
結局、義姉は母親の当て付けのように、希望した大学受験を放り出し、
自活しつつ専門学校へ入る。
母親も義姉も彼の事は悪く思っていない。しかし、彼は自分さえいなければと
苦しんだこともあった。
勿論こんな自虐は克服せねば駄目だと、敢えて料理人になったが、
彼は美味しい料理は時として、人をそれとわからず破壊してゆくことを
理解し嫌悪するようになっていた。
そしてそれでも美味しい料理を作ることに情熱を注ぐ自分を許せなくなっていた。
自分には、それでも料理を盲目的に愛する才能は欠けている。
しばらく自分を見つめ直してみるよ。
今まで迷惑をかけてすまないと、手紙はしめられていた。
271 :
スペースNo.な‐74:2013/01/20(日) 00:11:02.90
野菜ソムリエは彼の養母を訪ねた。
そして無理を承知で手料理を作って貰った。
確かに彼をは比べ物にならないが、食べる側のことを考えたのがわかる、
優しい手料理だと思った。
こんなの娘はブタの餌より酷いと言って出ていったわ。
あれ以来、人に食べさせる料理を作ってはいなかったから、
あなたが食べてくれてほっとした、と、養母は言う。
野菜ソムリエは帰り道、声を上げて泣く。
料理人の気持ちが理解出来た。しかし・・・
どうか帰ってきてほしい、あなたに謝りたいだけではない。
養母の料理はほんのすこしではあるが
あなたの作った料理の味付けを思わせるところがあるのだ。
あなたが養母に影響を与えたのか、あなたが養母の味付けをいつしか真似ていたのかは判らないが、
あなたとあなたの義理のお姉さんがそれを理解するために。
これが最終回。それまでいくつかの美味んぼエピソードが描かれる。
味覚があわず不仲になった親子の話は知人の実話をアレンジした。
味覚って、残酷で恐いと気付かされた。
272 :
スペースNo.な‐74:2013/01/20(日) 20:33:21.63
王妃が世継ぎをたった一人しか産んではいけない掟のある王国。
王妃が双子を産んだ。
王妃は一人を殺すことを拒絶し
各々を一人っ子として教育する。
二人の王子はこの国の世継ぎは自分だけだと信じて育つ。
二人は見るものが不安になるほど全く同じ人間に育つ。
王妃は王子の妻として、小国の姫ではあるが美しくおとなしいと評判の
王女を次代の王妃として求める。
彼女が選んだほうを次代の国王として、選ばれなかったほうは闇に葬らねばと
やっと王妃は覚悟を決めたのだった。
王女は個別に王子と対面する。
二人とも、落ち着いた理想的な男性で王女は好ましく思う。
また王子も王女を気に入った。相性のよい、理想的な夫婦になるのは誰の目から見ても明らかだった。
なのにどちらか選ばなければならない。選ばれなかった王子は殺される運命だ。
王女は出来ないと嘆き、国に逃げ帰る。
程なくして、王子二人から同時に文が届く。
あなた以外の妻は持つ気がない。あなたが来てくれなければ王の血統は私の代で途絶えるだろうとあった全く同じ文。
彼女は覚悟を決める。
273 :
スペースNo.な‐74:2013/01/20(日) 21:49:24.32
王子は王女と結婚する。
その日から、王子はそれぞれ日をずらして強力な睡眠剤を盛られる。起きているときは、彼は記憶が飛びやすい病にかかったのだと説明され、
彼はそれを信じて、欠けた記憶を部下と妻の説明で補強しつつがなく、政を行った。彼はよい王となり、国民に慕われた。
彼は妻の前で一人の夫にしかも見えず、彼女は時折罪の意識に苛まれる。
やがて先代の王妃が病に倒れる。王は祈祷師を求めて隠れて城を出る。
翌日、もう一人も全く同じく城をから姿を消す。
妻と家臣は不安にくれる。二人とも三日たっても帰ってこない。
おまけに嵐が森を襲い、王子は事故に捲き込まれたかも知れない。いやいや、王子はもう一人の自分を見つけたのか?二人は自分だけの居場所を死守するため戦ってしまったのか?
王は一人だけ何事もなかったように祈祷師を連れ、帰ってくる。
しかし手遅れで死の間際の先代王妃は、彼に二人の王子を一人と偽って育てたと告白。そして死ぬ。
王はとりたててショックを受けていないように見えた。
もう一人の王は帰ってくる事はなかった。
不思議がる妻に、彼は、にっこり微笑んで、
国が双子ならば、私たちは双子なのに争わなくてすむと
家臣と国民すべてをまっぷたつに裂いた。
妻には、君は子供を産むまで待とうと言った。
彼女の子供は死産だった。
彼女は何度も何度も冷たい子供をうみつづけた。
彼は残酷ではあるが、彼女に優しく接した。
死の王国がきっと向こうの国に出来たろうねと、彼は言う。彼と彼女がいる王国は彼ら二人以外は誰もいない。
そういえば、もう一人の彼はどこに行ったのか?彼は死の王国の王になっている。と、もう一人の彼は告げる。
やはりあなたたちは出あって戦ったの?と彼女。
いや、わけあっただけだよと彼は言う。 君たちが私達をわけあったようにね。
彼女は今目の前にいる夫がどちらなのか、
いや、それぞれの違いすら判らないままこうなってしまったことを情けなく思い、私も裂いてちょうだい。殺してちょうだいと頼むが、駄目だと言われた。
だって彼は王国を選んだ、と。
じゃあここにいる夫は?
・・・ともあれ、彼女は恐ろしさのあまり半ば狂っていたが、夫のことは紛れもなくあいしていた。
274 :
スペースNo.な‐74:2013/01/21(月) 19:08:44.86
泥棒などして飢えを凌いでいた孤児の少年が娼婦に拾われる。
彼女は貧乏だが、才能溢れる若き画家たちを養っていた。
少年にとって娼婦は女神になり、やがて恋愛対象となる。
娼婦は画家の
275 :
スペースNo.な‐74:2013/01/21(月) 22:06:02.98
(続き)ヌードモデルになり、ベットも共にしていた。少年は、画家たちを憎悪した。
少年は絵を描き始める。素人にしては上手かったが凡庸だと画家たちに馬鹿にされた。
しかし彼は様々な店のポスターや、女学生、婦人向けのポストカードを描いて販売した。猥褻絵画も闇市でさばいた。
画家たちは少年の稼ぐ金を前に、だんだん苛立つようになる。
これで娼婦は画家たちに愛想をつかすと少年は考えた。しかし、娼婦に出ていって、と告げられたのは少年だった。
「あいつらが口ばかりのろくでなしだなんて、あたしだってわかっている。だから、あたしはあいつらが好きなん
あたし以上にろくでもなくて、子供のままのばかだから可愛いんだ。」
少年は歯をくいしばって出てゆく。彼はそこそこに汚い仕事をこなし、大人になる。
ある日、アパートにいた画家の一人がコンクールで優勝し、評価を受けたと知る。
彼が会いにゆくと、画家も彼を覚えていた。画家は別人のように謙虚な男になっていた。彼が絵で易々と金を稼いだ姿は、画家に深く衝撃を与えた。だから故郷に帰って一から基礎的トレーニングをやり直した。結果、こうして認められた、と画家は彼に感謝した。
あの娼婦は?
画家は自分をばかにした少年はよくおぼえていたが、世話になった娼婦のことは名前すら忘れていた。彼はいてもたってもいられず、娼婦を探す。
彼女は性病におかされ、死にかけていた。彼女のそばには誰もいない。
あんたが俺を捨てて選んだ男達は、その価値があったのか?彼は物もいえないほど弱っている娼婦を散々なじったあと
彼女の枕元に座り込み、手近にある紙に娼婦を描き始める。
何枚かのスケッチをかきあげた彼は娼婦が冷たくなっていることに気づく。
その男は異端の画家として、知るひとぞ知る存在となる。聖女でも、母親でも、おろかな売女でもある、様々な顔を持つ女の絵ばかり描き続け芸術なんかじゃない、これは呪いだといい続けて。
しかし、あのアパートにいた画家の一人は、娼婦は実は彼の絵がたいそう好きで、彼が出ていったあともポストカードを大切にしていたことを覚えていた。
あの子があんたが食わせた画家のなかで一番のやつになったがあんたはこうなることを解っていたのかな?と、彼は空に、娼婦に向かいといかける
276 :
スペースNo.な‐74:2013/01/22(火) 18:51:28.83
透視を心ならずも身につけた少年。離れた家の納屋で幼女が
監禁され、殺される様を見る。
意を決し、その家に忍びこむ。しかし少年が見た犯人はそこにはいない。
代わりに母親と一人息子が暮らしている。
母親は森の獣を捕まえ、捌いて食べ、毛皮を身につけているので村人達から
魔女と呼ばれ、のけ者にされていた。
彼女はしかし明るく、失礼な少年にも腹をたてることなく、
できることなら息子の遊び相手になってくれと頼まれる。
少年は母親とその息子の家にしばしば訪れる。
そのうち彼女は、彼の透視は時として、過去に向けられていると指摘する。
では、この家は過去、幼女誘拐殺人が起こった場所なのか?
少年は家に戻り母に、昔女の子が行方不明になった事はないか尋ねる。
母は、たった今となり町の女の子が行方知れずになったと、警察が探しに来ているという。
そのとき、少年は、村外れの森に親子二人だけですんでいる
魔女なんて、母は知らないことに気づく。
母だけでなく、村の人間は誰も知らない。
277 :
スペースNo.な‐74:2013/01/22(火) 19:21:19.95
少年は気づかず時を飛び越え、あの家を訪ねていた。
そこにいる母親は誘拐された少女だった。
発見されぬまま、長年性的虐待をうけ、彼女は妊娠していた。
その子を殺そうとした犯人を、彼女は必死で殺した。
そのからくりに気づいた少年と母親。
おそらく少年の透視したのはもうひとつの世界、少女が犯人に反撃することなく
殺された、つまり彼女は罪人になっていない世界だ。
彼女はずっと苦しかった。家にも帰れない。いっそのこと殺されていればよかったと
泣く。
少年は家から飛び出し、一人悩む。
夢のなかで、僕がいなくなってもいい。おかあさんを助けてと
息子が訴える。少年は夜、今度は時を越えることなくあの屋敷へゆき、
少女を助けだし、警察に犯人の居場所を通報する。
彼の透視能力は失われてしまう。
あれでよかったのかと時折悩む彼はある日、となり町の雑貨店で買い物をしているあの母親と息子を見る。幸せそうだったのでほっとする。
少年の透視は過去だけでなく未来もみてしまう、にしなけりゃ変ですね。
次元を越える能力者が変えるのでない、あってほしくない現実から逃れようとした結果、人の意思が未来や過去を変えるという話です。
278 :
スペースNo.な‐74:2013/01/23(水) 21:53:03.93
ジェーン-オースティンが生きてた時代、イギリス。
大人しく周囲のいいなりにいきる長女と
自由奔放にいきようとして、周囲といさかいを起こしてばかりの
次女。次女は学問の道に進みたいという希望が叶わず絶望し自殺する。
次女が理解出来ず、次女に常につっかかられて閉口していた長女は
悲しいとは思わなかった。
彼女は病がちな両親の面倒と家事で婚期を逃す。
が自分が不幸とは思わなかった。
ある日、周囲に勧められ、いやいや海の見える町に旅行にゆく。
そこで化石売の少女から海ユリの化石を衝動買いする。
少女の売る化石はなくなった人の思いが
凝固し、化石のようになったものだった。
長女はその日から、次女のように学問の志を折られ、死んだ人間の
欲望にとりつかれ、
寝る間も惜しみ、本を読むようになる。
279 :
スペースNo.な‐74:2013/01/23(水) 22:33:48.56
婚期を逃したオールドミスが勉学にいそしむ姿は
異常とみなされ、彼女は、暴力で前の妻を殺したと評判の
子持ちの男との縁談を勧められる。
彼女は、本を読むのを許してくれるならと、了解する。男は金持ちで
自宅にはお飾りの世界各国の本があったからだ。
長い時間共に暮らし、男と妻はうまくいった。前の妻は孤独に耐えかねて精神を病んだ末の自殺だったとわかる。
今の妻は放って置かれるのが好きだ、読書できるからといった。彼女は話上手でもあり、男や彼の一人娘に自分の得た知識を面白おかしく話した。
しかしある日、もう自分の時間は終わりだと彼女は自覚する。
これまで化石に込められていた誰かの学習欲により勉学に溺れていた自分だが
化石の魂がもう満足したのか、以前の自分の感覚が
つまらない、自分の意志のない女の感覚が甦ってきた。
彼女は夫に頼み、あの海の見える町につれていってもらい、化石売の少女を探す。
少女が見つからないと知り、彼女は崖から身を投げる。
妻の生存を信じ、浜辺を探す夫の前に化石売の少女が現れる。
夫は海ユリの化石を買う。妻の枕元にいつもあり、彼女が身を投げた日、割れているのが見つかったものだった。
彼の夢の中に、化石の魂の主、次女が現れる。
が、夫ははっきり、お前は自分の妻ではないと理解する。
その通りだと次女。自分は学校にいけないだけで自殺したが、
学習欲に目覚めた姉は、どこにいても知識をは得られると、自分より貪欲に本をもとめたのだから。
翌日妻は発見された。あの豊かな知識は失われていた。夫は妻を受け入れるが喪失感に苛まれる。
しかし、家の書庫を前にじっと身動きしない妻に気づき、
「さあ、今日は、どの本から始めようか?」と声をかける
280 :
スペースNo.な‐74:2013/01/24(木) 20:44:48.48
一流企業に就職して間もなく上司に気に入られ、順風満帆の人生と
思っていた主人公。その会社の秘密のパーティーに参加しないかと声をかけられ
出席するが、そこは生きた少女を散々虐待して楽しんだあと、
美しく着飾らせた死体を永久保存できるように加工し皆で愛でる集まりだった。
主人公は上司に、参加したからにはお前も仲間だと脅され、
いやいや少女の虐待に加わる。
夜な夜な罪悪感故の悪夢を見るが、出世を棒にふれない・・・
ある日彼は街角で行方不明になった我が子の情報を求めて
ビラを配る男を見る。ビラの写真の少女は彼らが手にかけた女の子だった。
主人公は苦しみ抜いた末、ネットカフェからビラのメールアドレスに
真実を告げる。
自分が加害者の一人とはつたえられず、なにもできない立場の者と名乗る。
281 :
スペースNo.な‐74:2013/01/24(木) 21:32:05.94
折り返し、彼から返事がくる。
苦しみと怒りを必死で押さえたのが感じられる文面だ。彼は主人公に礼をいい、その集いが次に行われる場所と時間を教えてほしいと懇願する。
復讐するつもりだ!主人公は、そんなことで人生を棒にふってはいけない、
復讐はなにも生まないと説得しようとするが自分の言葉は薄っぺらだと、自己嫌悪に苦しむ。
上司に、こんなことして警察に捕まるのは怖くないんですか?と聞くと、
警察の上層部が毎回楽しみに参加してるから心配はない。といわれる。
ああ、なぜこんなやつらが野放しにされ、あの父親は苦しまなければならないのか?
主人公はビラにあった父親の家を訪ねていた。
父親は主人公をみて、メールの主かと気づくがなにも言わず家にあげ、
娘の写真が飾ってある客間に通す。
最近やっと線香をあげられるようになった。いままでは自分が娘は帰ってくると
意固地になっていたから、線香なんてあげなかった。こうしてやっと娘の死を悼む事だけはしてあげられる・・・と呟く父親を前に主人公は号泣する。
次の集いの夜。
主人公の協力で潜り込むのに成功した父親は、刃物で参加者を次々切り裂く。
警察に、頭のおかしい男が暴れていると通報する参加者。主人公は音声と映像をリアルタイムでネットに流す。そのときの犠牲になりかけた少女を保護し、警察ではなく、信頼のおける新聞社にいって事件の証言をしてくれと頼み、
父親が一人でも多く鉄槌を下せるように、警察の入ってくる入り口を塞ぐ。
彼は犯人側の人間とみなされ、銃を向けられる。
彼の上司は警察に向かいそいつは自分達側の人間じゃない、撃て!と叫び、
父親はあんたは逃げろ!死ぬ理由がない!と怒鳴る。
彼は、自分は許されてはいけない人間だが、けどあの連中とは違うんだと思いながら
銃に全身を撃ち抜かれて血だまりの中に沈んでゆく。
全員死ぬ
主役は十代男女で、メインは恋愛以外で、公式カプも出し、
サザエさんやムーミンのような、争いがなく
胡散臭さもない平和な日常を持続させる方法
それは・・・・・を・・・・・と・・・にすることだ
284 :
スペースNo.な-74:2013/10/10(木) 22:28:43.29
あげ
最後の敵は自分
286 :
スペースNo.な-74:2014/05/14(水) 00:45:46.09
実在バンドの二次創作なんだが
原型とどめてない話になった
ボーカルが彼女とくっついたの別れたの繰り返し
メンタルを心配した親友(ベース)が
ボーカルの顔ファンのJCから一番馬鹿っぽくてボーカルの好みのタイプになりそうなやつを
見つけて
正体隠してツイッターで絡む
信頼させ、直接会い、そのバンドのスタッフと偽り
時間をかけ、少しづつボーカルと接触させていく
彼女は夢のようだと浮き足立つが、ベースの正体はわからないまま
彼女が大学生になる頃スタッフのお兄さんが
一番好きなバンドのベースとわかる
ずっとライブに足を運んでいたのに
気がつかなかった彼女は自分に激しい嫌悪感を抱き、
バンドの曲を受け付けられなくなる
事情を知ったボーカル、ベースに喰ってかかるも
逆にすぐ関係を壊して出ていく女にいつまでもしがみついて
いないと不安定になるてめーが悪い。だから俺はあの女(ボーカルの離れられない恋人)
より扱いやすそうでてめぇがより好みだと思うような女を育てたんだよ
と、キレられる
しかし当の若紫にされかけた彼女は自分を振り切りたいあまり
海外のボランティアに大学の友人と行ってしまう
一年後、たまたま空港でベースは彼女を目撃するが
彼女は別人のように大人びた女性になっていた
彼女の関わっている地域はきな臭くなり、彼女自身も危ない
ベースはその性格上、彼女を引き止めるようなことはしない。
しかし内心酷く焦りと恐れに駆られる
その三ヶ月後、その地に内乱が起こる
ベースは特に乱れる様子はないが、バンドのメンバーはボーカルも含め
ベースが彼女のことで、かなりきつい精神状態にあると感じる
彼は深夜、上がってくる内戦の映像をあさり、彼女の姿を探し続ける
転がる死体が日本人の若い女性でないと確認するという、
傍からみたらぞっとする作業
そのうち、脱出し帰国した日本人のリストが上がる
一晩たち、彼に数年ぶりに彼女のメールが入る
察したボーカルが、ライブの打ち上げあるんだが、行ってこいやと背中を押す
彼女は一人ホテルで壊れそうな心を持て余していた
唯一、この時の自分が弱音を吐けそうな相手は、スタッフだと嘘をついたベースの男だけだった
その紛争地帯で極限状態にいた彼女はバンドの曲をまた聴けるようになった
プレイヤーに入れたままのその音楽だけが、彼女の命綱のようなものだった
かっては大好きなボーカルの歌しか聴いていなかったが
その時はギターもドラムもベースも、自分をしっかり支えて守っていてくれるように思えた
紛争地帯の惨状と、何もできなかった自分の無力さを責める彼女を彼は一晩抱きしめ、受け止める
なんてばかな女なんだろうこんな小さな体で、どうにかできるとどうして考え今まで、逃げ帰らずに耐えたのか、と
翌朝、当たり前のようにベースは彼女に籍を入れよう、お互いの両親にも会いに行こうよ、と笑う
その日は四月一日で、彼は彼女に
一目惚れだったよ君がボーカルの話しかしないのは本当に悔しかったから
自分の正体隠したりしたんだーとへらへら言う(何言ってんだ?と彼女、彼の真意を図りかねている)
その時彼女は自分の携帯が見つからないことに気付く
彼が実は早朝、まだ彼女が眠っている横で
ともにボランティアに参加した知人から安否を確かめるメールが入ったのを見つけ処分していた
彼女がまたかの危険な地に戻るきっかけになりそうなものだと判断したから潰したのだった
「携帯なら、新しいの俺に買わせてよ」と、彼は彼女の手を握りながら言った
ボーカルとその彼女の話も長くて、そのスピンオフでできた話
これだけ読む人がいるなら、どのバンドのイメージが浮かぶのやら(浮かばないってば)
実はそこのバンドの曲で彼女が海外の危険な地域に行ってしまい
国内でニュースに怯えながら、彼女にどんなに遠くても会いにいくと決意する男の歌があるので
そっから、思いつきました
小学生の頃から作曲出来る才能を持つ少年がいた
彼は小六の頃、クラスの合唱コンクールの曲を作り、
音楽教師に口頭でメロディを伝えようとするも
うまくイメージを伝えられず、自分で楽器を手にするしかないと腹を括る
学年にただ一人ギターを弾ける男子が居ると聞き、彼に弟子入りする
二人は仲良く中学に進学する
作曲出来る少年はギターの技術も習得し、曲の数も増えてゆく
彼は友人とバンドを組み、プロになると公言し始める
しかし、ギターを教えた少年は彼とは違う都内の進学高に行ってしまう。
その高校で、ずっと何かを聴いている少年に
一人の男子が声をかける
何聴いてるの?
俺の親友の作った曲なんだ。
その子、天才なんだよ
彼はその天才に興味を持つ
少年の紹介で、彼は天才と知り合う
天才は高校に入り、理解者も居なくなった為か、やや、神経質気味になり
離れた高校に行った友人だけに心を開いていて
相変わらず作った曲を彼に聴かせて感想を求めていた
友人の方は、その頃はギターを手にしなくなっていた
それが天才には不服だった
天才と友人のハイレベルな音楽談義にあこがれた彼は
自分もレンタルした洋楽などを聴き、知識を身に付ける
そのうち、友人は単車の免許を取るといい
天才の家に顔を出さなくなる
一人だけ来るよそ者に「お前かよ」と不機嫌になる天才
しかし作り貯めた曲を彼に聴かせる
天才は自分と友人は必ずバンドを組んでプロになると彼にも宣言する
彼は、「じゃあ俺に他のパートをやらせてよ」と立候補
天才は呆れて彼を邪険に扱うが
彼は本気で、ベースがいいかなと思う
そのうち彼も友人が天才を避けようとしていると勘づく
友人は彼にだけ苦しい胸のうちを告白する
友人だって初めかプロになりたいという夢を持ちギターを始めた
しかし後からついてきた天才は彼の努力を容易く凌駕した
天才の真似事で作曲をしてみるも
天才の作るはなからラジオで流れているものと遜色ないメロディラインと
確かに個性が閃く歌詞を前にして恥ずかしいばかりだ
友人は日に日に劣等感に打ちひしがれていった
せめて天才と距離を置き、自分のペースで音楽を楽しむ気持ちを取り戻せたらと思うものの
曲を作るたびに、他の理解者を得られない天才は友人に依存し続ける
友人は天才の孤独を感じ突き放せない。
憔悴しきった友人から、彼は不吉な匂いを嗅ぎとる
「何処にも行っちゃダメだよ
俺も、あいつも君のこと必要だからね!?」
彼はそう訴え、友人は疲れた顔で微笑む
もっといい言葉があったはずではないのか?
俺は友人を更に追い詰めたのか?
心配する彼に追い討ちをかけるように、友人は学校に来なくなる
友人の母親に尋ねると、友人はバイク旅行に一人で行ったと言う
これがいい気分転換になれたら、と彼は前向きに考える
ある雨の夜、彼の元に友人が旅行先で事故にあい
即死したと連絡がある
彼はショックから立ち直れないまま通夜に出る
そこで天才が友人の遺影に向かい
激高し、できた曲を聴けよと泣きわめく姿に遭遇する
周りの大人や友人の母親は、小学生の頃からの親友を失って取り乱している
天才を憐れむが
彼だけは天才をなだめながら違う!と憤っていた
こんなになるまで友人を追い詰めたくせに
この後に及んでまだ自分の事しかこいつは考えられないんだ
彼はこの場で
友人を殺したのはこいつだ、と叫びたかった
彼は眠れぬ夜を過ごし
明け方、門の前に天才が立ちすくんでいるのを見つける
こいつは俺をなくした友人の代わりにするつもりか
そんなの相手していられるか。適当に話をしたあと折を見つけてこいつを切ろう
彼はそう思いながら天才と公園にゆき
差し出された音楽プレイヤーのイヤホンを付ける
通して聴くうち、これは天国の友人に向けて作ったものだと気付く
僕はこれを何十回でも何百回でも育てよう
いつか君がこれを手にしてくれる日を信じて
彼は、この少年はこういうかたちでしか自分のほんとの感情を表現できないのだと理解する
天才は彼に向かい
どうかともにバンドを組んでくれと頭を下げる
自分の曲を褒めてくれた
自分はいつか人を幸せにする曲を発表する凄いミュージシャンになるよと言ってくれた
友人の言葉を真実にするために
俺一人じゃダメなんだ。力を貸してくれと
彼はその時ようやっとベースをちまちまいじり始めた素人でしかなかった
けれど、まだ音楽を職業にするなんてピンと来なかったけど
天才の人生のアシストをする人生をおくると決めた
あとで彼は他のバンドのメンバーに、なんであんなやつに
いつも馬鹿にされながら怒らず一緒にやってるの?と聞かれ、こう言う
「あいつが好きだからだよ
そしてあいつが一人では羽ばたけない天才だからだよ
もしあいつがオリンピック選手を目指していたら俺は
専属トレーナーやってたろうし
あいつが漫画家目指したら
俺はアシスタントか出版市潜り込んで編集目指してるし
あいつが手品師目指したら、俺はカーテンの影で眠った鳩渡す」
286からの話のベースの若い頃の出会いの話
なげえ
ああ悪い、どうせ誰も見てないだろうからいいやととばし過ぎた
この板面白くなりそうだから、誰か書き込んでくれないかな
短くていいのがきたら、それ手本にまとめの研鑽積みたい
「馬鹿野郎俺にやらせろこうすんだ」師匠カモン
高校入学を期に、勇気を出して軽音楽部を立ち上げた男子
(当初の部員は彼の幼なじみだけ)
一年ギターの練習に明け暮れ、俺ボーカルのオリジナルなども作り
楽しくやっていた。仲間も少しだけ増えた
が、翌年、部長になった彼の軽音部に
中学時代既に百曲を超えるオリジナル曲をミュージックプレイヤーに詰め込み
それ持参で新入生が入部してくる
ギターも小学生の頃からやっていて、他の部員と一緒には扱えない
何より新入生の才能は皆を圧倒し、部長を含め皆新入生に嫉妬した
部長は嫌悪感に苦しみつつ、新入生をはぶれものあつかいする側につく
新入生はどこか傍若無人な風情の男子で
勝手に他校の軽音部と交流会し、そっちで仲間を見つけて活動している。
新入生は同学年の女子達に取り囲まれ同情されていた
その取り巻きが部長派閥抗争をみっともないと嘲笑った
高校生活の二年間は部長にとって惨めなものでいつしか当初の楽しさは消えていた
部長だった男子は高校生活を振り切るために家から離れ就職した。
卒業式、屋上にエフェクターとアンプを持ち込んだあの新入生(二代目軽音部部長になる)
が、元部長に向かい
二年間の鬱憤を晴らすような悪態まみれの歌をギターをかき鳴らしながら叩きつける
元部長、自宅で部屋の整理をするうち、黒歴史、俺ボーカルのオリジナル曲デモテ発見
ひょっとしたら、今聞けば新入生の曲と同じくらいの良さがあるのかも?と、
勇気を絞り聴いてみるが
腹を抱えて笑えるくらい酷かった
作った時は、自分もミスチル桜井和寿、バンプ藤原基央クラスの天才だと思ったが
どうしてそう思えたかすら今は解らない
だけど笑いながら泣けてきた。元部長めちゃくちゃ泣いた。
そのへったくそな曲の中に、彼が無くした笑顔とか楽しい気持ちとか
確かな光に溢れた未来があったから
それはあいつに奪われたものだろうか?
そうじゃない。自分がプライドに振り回されて、手放した物だろ?
元部長、就職先で初めての休日に、楽器店行く。
音楽やる楽しさをまた取り戻すため
でも、ギターはあいつの腕を思い出すと・・・違う楽器に逃げよう
彼は小学生の頃、一度だけパレードで鼓笛隊に参加し、
リズムが正確だねと褒められたことを思い出す
それでドラムを試演させてもらった。
すじがいいわと楽器屋の店員に営業ぬきで褒められた。
何よりすっきりしたし、楽しかった。
彼は休みの度に親しくなった店員にアドバイスを受けながら
レンタルスタジオでドラムの腕を磨いた
三ヶ月もする頃には店員から、もう他のメンバー見つけていいんじゃない?
ドラムなら何処でも引っ張りだこだよと勧められ
勇気を出してメンバー募集の掲示板に書き込む
ジャンルは問わず。なんでもやる。どこにでもゆく。
帰宅途中、掲示板に書き込んで間もないのに都内でヘビメタやってるバンドから、
誘いのメールが来た。
その場で合う約束を取り付ける彼。
ヘビメタというのは不安たがこれがスタートだ。ありがたい
その彼に向かい声をかけたのが、
軽音楽部立ち上げの時、名前だけでいいからと巻き込んだ彼の幼なじみだった
久しぶり、元気そうじゃない
今はドラムやってんのか。
そのうちライブとか立てるようになったら連絡くれよ、見に行くわ
そんな会話をして、別れる
こいつが1年後、彼が身を預ける事になるバンドに彼を引きずり込むやつとなる
299 :
スペースNo.な-74:2014/05/16(金) 12:14:29.47
アメリカ犬ホワイトバンクNHK沖縄海焼きそば
アメリカ犬ホワイトバンクNHK沖縄海焼きそば
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中学時代テニス部レギュラーだったが、体育会系の人間関係にうんざりした男子
高校入学を期に、幼なじみの誘いで軽音楽部の設立メンバーの一人になる。
と言っても当初の部員は二人きり。
顧問になってくれた先生が譲ってくれたボロのアコギで練習するうち、彼はギターに本格的にのめり込む
毎晩海外の上手いギタリストの動画を繰り返し見て
自分の指がその動きをトレース出来るよう体に叩き込む。それが夜遅くまで続く
家族は怒るが相手にしない。
その内自分のちゃんとしたエレキギターが欲しくなり彼はバイトを始める。学校では寝てるだけ状態に
家族の説教ガン無視し、彼は初のバイト給料を手に、楽器店に急ぐ
が、彼が目をつけていたギター試演している、彼と同じ学校の制服の男子が居た
その男子は威嚇するように早弾きを見せつける。年の割に上手い
「もういい?」
1曲終わった頃を見計らい、彼が声をかけ、その男子は素っ気なくギターを差し出す
それで彼はずっと練習してきた曲を丁寧に演奏する
気づくとさっきの男子がじっと見ている「あんた、ギターを初めて何年?」
?「2年くらいだけど」
そこにそいつの連れらしい男子。ギターの代金の足りない分をおろして来た様子。
彼は手にしたままのギターを名残惜しいが差し出す
その男子は彼にギターを押し返す。譲ってくれるという
連れに「あいつの方が俺より上手い。
小学生からやってきたが、この辺の学生で俺より上手いやつなんて初めて見た」と、小声で説明した
彼は礼を言い、走り幼なじみの家に向かう
初めて買ったギターで幼なじみの前で弾いてやる
ああそうだ、俺たちバンド組めるじゃん、まだ二人だけだが
幼なじみがボーカルギターで、俺はリードギターだな
だけど「あ、いやもう俺、ミュージシャン目指すとか夢見てないから」
そう、幼なじみは疲れた顔に自嘲の笑を浮かべて言った
彼はほとんど部室に顔を出さず、自宅にこもり1人トレーニングに明け暮れていたから分からなかった。
「新入生に化け物みたいなやつがいるんだよ。もう百曲以上のオリジナル曲を作ってて
それがまた、センス良くてさ、自分が嫌になったわ
あんなやつじゃなきゃ、プロになるなんて思っちゃいけないんだな」
なんだそりゃ。
高校で初めて作曲し、二十歳すぎでようやく人前に出せるオリジナル曲を作れたと言うアーティストなんて、
ざらにいるだろ?
でもこいつは俺がテニス部辞めると言い出した時
ろくに事情も説明しなかったから「根性なし、見損なった、お前それじゃ負け犬だろ」
と、総スカン食ったとき(その押し付けがましい周囲に心底辟易していた)
ただ一人、「きっとこいつは説明できないほど疲れているんだ
休ませてやろう。こいつは根性なしなんかじゃない」と、弁護してくれたんだ・・・
幼なじみは他の新入生にのんびりギターを教える方が俺にはあってるなとうそぶく。
彼は自宅にこもり、ギターいじりに明け暮れた。彼一人になるがそれでもギターを引くのは、弾ける曲が増えるのは楽しかった
バイトを続け、さらに高いエフェクターやギターを購入した
いい加減にしろ、お父さんがお怒りだと母とうざい姉たち
しかし父は彼に「専門学校の学費なら出してやる、だけどそれだけだ」
このままだと進学も就職もできないだろうし、今はギターしかしたくないんだろう
そんなにギターが好きなら、ギターと心中してしまえ。家を出ていき、生活費と住居費はお前一人でなんとかしろ
家の女たちがぎゃあぎゃあ喚くなか、彼は親父に感謝しつつ幼なじみの元へ。も一度一緒にプロミュージシャン目指さないか?
しかし、幼なじみは離れた就職先で自活すると言う
「どうしてもまたやる気にならないか?お前、綺麗な声してるのに」
しかし幼なじみはもういいんだというばかり
彼は一人、音楽の専門学校に通う
彼の技術は頭一つ抜けていた
いつまでも幼なじみを引きずっていては、自分だって路頭に迷う
彼は専門学校繋がりのあるアマチュアバンドからの誘いを片端から受け
助っ人ギタリストでライブハウスに立つようになるが
ミュージシャンを目指すやつなんか自意識とプライドが強すぎて
なんだかげんなり。バンドのお誘いもあるがどうも今ひとつ乗り気になれない。
スタジオミュージシャンの方が俺には向いているかもとか思っている矢先
彼に、母校の制服を来た男子が突撃をかけてくる
彼の腕が評判になり、それを聞き、一緒に組むため来たと言う
「俺と世界を制覇しよう」
うわあ、こいつ馬鹿だわ。
彼はその男子、しかも彼が在籍した軽音部の今の部長に組めない理由を説明する
「あのな、お前が乗っ取った軽音部、俺あそこの初代副部長」
(たまに彼が来ていても、部室の隅で爆睡していたので、
その男子彼が同じ軽音部の先輩とわからなかった)
「んで、お前と嫌悪だった初代部長とは小学生の頃からの付き合い」
男子は標準を固くする「だったら謝る。先輩に無礼な態度だったのは確かだから」
「謝らなくていいわ、あいつも自分に非があるって俺の前ではずっと言ってた
でも、理由はそれじゃないよ」
彼は率直に言う「お前、ボーカルとるつもりだろ?
でも、自覚あるのか?お前の声、割れてるじゃないか
お前、知ってたか?あいつの声(幼なじみの声)
喋り声だけじゃなく歌声もちょっとないほどきれいだそ?
あいつより魅力ない声のやつとバンド組んでギター弾きたくないわ、俺は」
嫌がらせでもなんでもなく、彼の思った通りの言葉だった。
黙り込む後輩を前に彼はざまみろとも、気の毒だとも思わなかった
言葉通り、興味が持てなかった。それだけだった。
プロを目指して軽音楽部に入っているだけでは飽き足らず近場のライブハウスに出してもらったり
卒業後バンドを組む仲間を探しているボーカル(ギターも弾けるよ)
これぞと思ったギタリストに突撃をかけるが
ボーカルの軽音楽部の先輩でもあったギタリストに「声が良くないから」と一刀両断される(イマココ)
実際ボーカルも、自分の声が自分の理想のアーティストの歌声と程遠い事は
気にしないと頑張っていたがやはり、気にやんでいた。
一週間落ち込み、考えた挙句
たまたま流れた流星に
「今度生まれ変わった時はスピッツの草野マサムネさんみたいな歌声を下さい」と3回祈って
吹っ切ることにした。
親友というか下僕のベース(ボーカルより偏差値高い進学校に行っているのには腹が立つが)
と相談した結果
だみ声で歌う味のあるシンガーなんて沢山プロにいる。それで行こうとなった。
曲をそういう方向で作り
歌も自己流のトレーニングを集中して行った
で、だいぶ歌が変化したので再び同じギタリストに突撃をかけた
「随分歌声変わったな。上手くなっただけじゃなく」
「味のある声になるかなと思って、煙草と酒はじめてみた」
あっけらかんと犯罪行為を告白するボーカル
馬鹿だが努力家なんだなとギタリストは見直す、が
「やはりお前とやる気はしないわ」
ボーカルは食い下がる「だったらいい声のやつ連れてくる
そいつがボーカルとして気に入ったら組んでくれるか?」
するとそれまで横でヘラヘラしていたベースが顔色を変えて「それをやったら俺が降りる」といい出す
「この人上手いけど、この人くらいの腕のギタリストこの辺に居るアマチュアに全く居ない訳じゃないでしょう?この人にこれ以上こだわる事ないよ」
「いないと思う」とボーカル。「あんた、高校でギター始めたんだろ?三年半くらいでそこまでうまくなれたやつは
俺は他にいないと思う」
ボーカルとベースが去ったあと、幼なじみとギタリストは偶然道で出くわす。
ギターボーカルだった幼なじみはドラムスに転向し、たった今、バンド仲間を見つけた所だと言う
とうとう幼なじみの歌う横でギターを弾くというギタリストの望みは潰えた
でも、幼なじみは楽しそうだった。ライブハウスに出るときは連絡くれよ。必ず行くわ。そう約束した。
ボーカルは結局高校卒業まで、軽音楽部の仲間とバンドを組んでいたが
ベース以外のメンバーはボーカルとの実力の差に段々活動に消極的になり
卒業式後の記念ライブin音楽室が終わったら、音楽活動は辞めることにするとボーカルに話していた。
なんか、何もかもが上手くいかないもんだな。
ボーカルはもやもやを一旦忘れて楽しんで演奏することに集中する
音楽室はかなりの数の在校生ですし詰め状態に。ライブは暖かい空気の流れる良い感触のまま、アンコールに
ボーカルは教室の隅に、ギタリストが居る事に気づく
その場の仲間に打ち合わせと違う事をさせてくれと頼みアコギを抱え、一人でギタリストに向かい挑むように歌う
確かに今の俺についてきてくれるのは、同情で付き合ってくれているベースの親友だけだ
これが今の自分の現状だ。だけど見ていろ、このままで終わってたまるかよ。
歌に込められた憤りに、声に出さないまでも客は不安な何かを感じ取る。
演奏終了後、後片付けしているボーカルにギタリストが声をかける「今更なんだと思うだろうが、俺と組んでもらえないか?」
なんでまた?ボーカルそんなに劇的に美声になったりしてないぞ?
「上手くなってたから」とギタリスト「まさかあれからここまで上手くなるなんて想像出来なかったわ。
こいつ、いったいどこまで上手くなるんだろ?それを考えたらわくわくしてきた。
んで、お前とやれたらきっと楽しいんじゃないかなと思った」
その頃
幼なじみのドラマーは、参加したバンドがどれもこれも3ヶ月足らずで解散するという
悲運に見舞われていた
今いるバンドはボーカルが負けん気が強いがいい曲を書く。
ギタリスト美形のテクニシャンだ。ファンだって多い
今度こそ、ここに骨を埋めさせてくれ神様!
その祈りを込め、頭をモヒカンにしていた。
四月、ボーカルは、家を出て、アパートで一人暮らしを始めてた。
ベースは、大学をちゃんと受けてた。
四年で卒業する事が家族のバンド活動を続ける条件だったので
まず合格した大学の軽音楽部に潜り込みでドラマー見っけなければね。
ギタリストは一人暮らし二年目。
最近の悩み、実はかなりの寂しがりやのボーカルが、一人でいるのに慣れない、と
毎晩酒持って押しかけてくる
うざい、俺にギターを弾かせろ。
「なあなあ、じゃセッションしよーぜ」
二人は川原なんかで向かい合わせてアコギのセッションをする
「自分が手加減無くバトれる仲間とやるのって、めちゃめちゃ楽しいなあ」
ギタリストもいつしか口元に笑いを浮かべていた「だな」
モヒカンにしたドラマーのその後
ライブ中にメンバーが大ゲンカした。その場で解散宣言が行われた。
美形ギタリストのほうが声援多い事にブチ切れたボーカルが(そのほかにもファンに
実は曲をほとんど作ったのは自分だとか
ボーカルの女を寝とって妊娠させたあと
父親はボーカルだろうがと言い出し逃げ回ったとか
いろいろ理由があった)
人間関係が最悪なことを除けば、人気になった見合う実力もあるいいバンドだった
なんとかボーカルとギターの仲を修復しようとしたベースが
入ったばかりだか頑張ったドラマーに謝った
「また再開出来そうになったら連絡くれよ」
「いや、今回ばかりはもう無理だわ」ベースはむしろせいせいした顔をしてた
「俺、明日ハロワ行く」
あ、バンドももう辞めるのか。ドラマーはわびしい気持ちになる
「俺はまた掲示板で仲間探しからだな」
肩を落として歩く帰り道。前のバンドも似たような理由で消滅してしまった。
どこにあるんだ、安住の地は、と溜息をついたドラマー
「よー、酷い目にあったなあ」声をかけられた
「ありゃ」軽音部の立ち上げに協力してくれた幼なじみじゃないか
「酷い目にあわせたのは俺らだろ?チケット代払わせ他お客さんに誤りもしないでさ」
そう言った途端、また気分が下を向く
幼なじみは少しいいか?と聞く
許可を取らなくて済まないが、と幼なじみは「さっきのライブ音源もらった」録音機を差し出される
自分が了承するものではない気もするが、もうメンバー間で連絡も取れないしなあ「いいよ、でも何すんの?」
「俺が今いるバンド、ドラマーが決まらなくてさ」
幼なじみは、じゃあ後で連絡入れるかもしれないから、その時は宜しくと言い残し別れる
「で、ぶっちゃけどうだ?」
何度か音声をリピートし、ドラムのリズム感、力量を脳内で測るため目をつむり、邪魔な音を洗った。そして、現在そこのバンドのリーダーは
「こいつ、ほんと今、フリーなのか?」
「この音録ったすぐあとバンドが空中分解したわ、ちなみにそれ、今から三時間前」
同席しているメンバーが「ヘビメタだよね、このジャンルでしかやりたくないって言いそう?」
「解らん、俺はただこいつの腕、どうなのかお前らに聴かせるの先決だと思ったからな」
そのリーダーは「音だけなら、こっちから頭下げて、お願いしたい」
そこまで言うかあ「後は人柄だねえ、こっちのが重要だよね。うちらのこと、気に入ってくれるといいけど」
「合わせるわ」と、リーダー。残りふたりは「は?」
「多分、出来ると思う、こいつあまり自己主張しないやつみたいだから」
「お前エスパー?なんで解る?」
リーダーは何かいいかけたが、面倒くさくなったのかなんとなく、と呟いた
翌日ドラマーはアパートまで来た幼なじみに、幼なじみのバンドがよく利用するという都内の安いスタジオ近くのミスドまで連れ出された。
「ショックは少しづつの方がいいからな」「え?何?」
「俺的にはお前が一番助かるメンツなんだが、問題はまずお前だからなあ」「なあ、話が全然読めんぞ!?」
「お待たせしましたあ!」
入ってきた見るからに人が良さそうな柔和な笑顔のやつをさして
「こいつが今俺とやってるベース」と幼なじみが紹介する「そして俺がリードギター」
どもども、とベース担当ドラマーの正面席を陣取り「お話は、いろいろ伺っています」と、深く一礼する
少しおいてベースはドラマーのフルネームを読んだ。幼なじみが教えたんだなと普通にドラマーは考えた
ベースが自分の名前を告げた時、どこかで聞いた名前だとわかったが
どこできいたか、情けないことにドラマーは思い出せなかった
昔はMr.Childrenなどにあがれて軽音楽部を設立した男だった。
やっと人前で演奏出来る技術(「お前の場合、どっちかっつーと開き直る図々しさ?」と、幼なじみのいまギタリスト評)
身につけた男は、その時求めてくれたのがヘビメタだった。それでやっているが
「こだわりはないよ。叩かせてくれるなら、どこでもありがたく受ける」
つうか、ヘビメタお前には似合わないわ、モヒカンにしときながら
自分で周りに嫌な思いさせてないかなんて萎縮してんだからな、とギター。
「だってお前が帽子かヅラ被る間もなく引っ張って来るから」
泣き言を言うドラマー
「じゃあ後は上手くやっていけるか、ですねえ」この日初めてあったベース担当
何も説明しないギターの代わりに、自分たちが今やっているバンドの方向性とかが
どんなものなのか、話す。
分かり易い説明出来るやつだなあ。頭良さそうだ。
メンバーの中でベース担当だけ大学生だという。「四年ちゃんと学業やる約束家族としましたから。
就職間近に脱退するなんてことしませんよ。音楽で食ってく覚悟は着いてます」
「どこ大学?」「バカボンのパパの母校の隣の大学です。
バカボンパパの後輩になりたかったなあー」
あ、こいつとは上手くやって行けそう。気さくだし、腹くくってる感じだし。
人見知りがちのドラマーはホッとした。
ギタリストに、いい話を持ってきてくれて恩に着るよと伝えた。
ギターがなぜ目を逸らすのか、あまり考えなかった。
ベース担当がしっかりドラマーの手を握り
おねがいします、うちのリーダー誤解されやすいけど
悪い奴じゃないんてす。ただ、普通の人の気持ちがわからないというか、いろいろずれてるんです
と、繰り返し言うのに、ああ、一生懸命だなあ
そのリーダーとだって上手くやれるだろうなとしか、楽観的にしか、考えられなかった
「あー!?」
男性向だけど最後までセックスしません
(308続き)
ドラマーはリーダーでボーカルギター担当見て逃亡した
ドラマーの幼なじみギタリスト、追いかける
ベースはボーカルにしばかれた。「なんで黙ってた!?」
だってこのドラマーがいいって言ってたじゃん、
それにドラマーがお前の高校時代めっちゃ嫌悪だった初代軽音部の部長って、俺も今朝聞いたばっかりだよお
いたいいたい赦して、つか
「今でも顔見るの嫌なの?初代部長さん」
「あっちが俺の事とことん嫌ってた。俺にどうしろってんだ?」
「嫌ってたんじゃなくて嫉妬だって」ドラマーに会う前、ギターに話をされた。それをそのままベースはボーカルに伝えた。
嫉妬?何を?あ、俺に学校中の女子が味方についた事か?
「曲、たくさん作ったの初代部長さんの前に出しちゃったでしょ?」
ボーカル訳がわからないよという顔「だったら作りゃいいじゃないか。1日1曲ノルマ作れば一年で追いつくだろ」
英単語の暗記かよ・・・
その頃昔取った杵柄、テニス部で県ベスト8に残った経歴のあるギター、、、ドラマーをとっ捕まえていた。
「お前の意志なんか俺はどうでもいい。お前がいれば、俺が楽なんだ。黙って言う通りにしろ」強硬な態度で押し切られていた
ドラマーは思い出す。どうしてこいつをいい奴だと今まで誤解していたのか?
小学校の時夏休み明け、しょっちゅう夏休みの友やアサガオ観察記録日誌やラジオ体操カードをちょろまかし、
俺の名前を消してこいつ、自分の名前書いて提出してたじゃないか?
連れ戻されたドラマーを、腕組みしたボーカルがじろ、とにらみ
「言っとくが、ここのリーダーは俺だ。俺の下につくなら、俺に絶対服従だ、覚悟してんだろうな?」
ベースが青ざめ、おろおろし出す。チッ、と舌打ちしたギタリストが拳を握る。どこまでこいつ馬鹿なんだ?状況理解する気あるのか?
(810続き)因縁のボーカルを目の前にして、
ドラマーの暗黒の高校時代が脳でフラッシュバックし始めた。
廊下で通りすがりの女子が「新入生の才能が凄いからって
はぶったりパシらせたり、虐めててダッさ。嫉妬と嫌がらせしかする事がないなんて」
と聞こえよがしに言葉を投げつけたこと。
下級生の部員があいつをたたき出しましょうよと訴えた、それだけは無視したが
本当は誰よりこいつに怯えていたのは自分だということ
あの時の、今も全く同じこいつの目が言う
お前のやってることは昔も今も
プロのミュージシャンの真似事、ごっこ遊びじゃないか
なのに一丁前にプライドにはしがみつく。何もないのに外側を守る殻の中で
傷つけられたと俺に的外れの恨みを抱いてる
ドラマーは、自分の両頬を両の手のひらで力一杯叩いた
「お前に会えて良かったわ
昔いいたくて言えなかった事、言えるな。今ここで」
ボーカルはドラマーを睨んだままだ。
「お前が初めて軽音部のに現れた時出したMD、それに入ってた曲全部聴いて、
すげえ、と思った」
言ったら嘘みたいに全身が軽くなった。「俺とほとんど違わない歳のやつがこんな事できるなんて
ショックだった。でも、こういう奴がプロになるんだな
俺が今更言ってもあれだけど、頑張ってくれ、応援する」
「恰好いいじゃないですか初代部長さん!?」とベース。横のギターも
「いや、俺も、コイツのこんなとこ始めてみたわ
ああでも昔から誰かのせいにする事は嫌うし、基本、人に褒められるの大好きなクソ正直な奴だった」
だがしかし、「ふ、ふざけんな!!」ボーカルは憎々しげに喚いた「てめえ一人大人ぶった事言って
俺の立場ねえじゃねえか!」
しばらくして、ボーカルがさっきまで殴り書いていた、が
ドラマーの一皮むけた瞬間に立会い、悔しそうに丸めてゴミ箱に突っ込んだレポート用紙を三人は開いてみた
初日、まず挨拶、舐められないよう一発かます
二日目、音合わせ、いいと思った所は褒める
三日目、そろそろ臨界点、拳と拳でぶつかり合う
四日目、川原で寝転がりながら、お互いの夢を語り明かす
五日目、一緒に銭湯にゆき、裸と裸の付き合い
この辺で過去の自分の生意気な言動を謝る
六日目、バンドの結成記念日、メンバー全員で呑みにゆく
「な、なんじゃあこれはっ?」
ギターも呆れた顔「スケジュールがタイトすぎる。一週間で生まれて死んだ男の歌思い出すわ」
「ごめん!リーダーせっかちだから」とベース。
そこにボーカルが戻ってくる。アマチュアミュージシャンのコンテストに今、申し込んできたと告げる
「二カ月後だから」
リーダーはドラマーの背中を叩く「今から曲合わせに行くぞ。行きつけのスタジオ連絡したら
今、丁度使えるとさ。ラッキーだな」
俺があんなに憧れ、嫉妬し、劣等感から音楽からも逃げる原因となったやつが
こんな奴なんて・・・ドラマーは絶望のあまり、天を仰ぎうめいた
そして二カ月、ドラマーはボーカルリーダーにめちゃくちゃしごかれた。
前に何人かのドラム候補がいたが、ボーカルと衝突して
遂には皆、腹を立てて出ていった。
「だろうなあ」裏話をベースから聞き、ドラマーは納得する。
どうやら曲ができると同時にボーカルの脳内にかなり明確なアレンジのイメージが
出来ているみたいで
そのイメージに近づけるため何度でもやり直しを求める
「でも、初代部長さんは今までで一番やりやすいみたいですねえ」
ボーカルにとって、だって?まさか
「これまでのドラムさん、みんな上手い人って評判の人が組んでくれたんですが」
ベースはドラマーの隣に座り、モスバーガーの袋を空け、分厚いテリヤキバーガーを頬張りながら
「入ってすぐ、下手くそってリーダー文句を影で言い出すんです
んで、我慢出来なくなるとすっごい細々と叩き方指示し始める」
つまり今、ドラマーがさまよっている地獄を見たのかそいつらは
「あいつ、少しは他人の気持ち考えろよ・・・」
「長くやってくんなら、早めにリーダーの言う通りにした方がいいんですが、
なかなか、皆わかんないのな」
まあ、素人クラスなのに組んだメンバーが良すぎたとか、
上手くルックうスうけたってだけでプロ続けてるやつ沢山いるからなあ
と独りごちた後、慌ててモス袋からポテトとクラムチャウダー差し出す「すいません俺ばっか食って」
「いいよ、お前が金だしてんだから」
「あ、じゃあ近いうち、俺の個人練習付き合ってくれません?いいですか?
じゃ、これ代償前払い」
「前に辞めたドラマーの共通の欠点が、初代部長さんにはない」
と、練習につきあったあとベースが言った
「早くして突出する人は、大抵手癖をすぐに身に付けちゃうんです。で、それを自分のオリジナリティだと思い込む。
確かに、あ、あのギターだ、とか聴いてる人が反応しやすいのはその手癖」
「だったら個性だろ、それは」それを矯正しろと言われたら、出ていくわ。ましてや自分の腕に自身のあるやつなら
「でもほっとくと、限られた曲しか出来なくなる。自分の可能性を狭めてるんです」
「あいつは?」ドラマーの幼なじみの腕利きギタリストは?
「あの人はほんと、理想的。ちょっともう、リーダーは他のギタリストとは組めないでしょうね」
だよな。大抵少しの指示でギターはOKが出る。
「うまいけどそれ以上に正確無比な弾き方しますよね。俺はこう弾きたいんだっていうのが無い。それがありがたいんですって、リーダー」
「師匠が良かったからだって言いますねギターさん。
初めに自分にギターを教えてくれた人間が、教本を丸暗記するくらい読み込んで
上手いプロギタリストのDVDにあわせてトレーニングして、とにかく基礎ほぼ一年潰してやるやつだった、って
ドラムに移ってもそういうの変わらないですね
うちのリーダーがあなたがいいって決めた理由は、とことん基礎を重視するとこと、手癖がないところ。押し付けがましくないところでしょうね」
コンテスト、頑張りましょうね」
ベースと別れてドラマーは、ボーカルにメールを出す
そういえばこっちから出すのはこれが初めてだ。
コンテストまではここに厄介になる。全力を尽くす
そんで、お前らはコンテストでうまいことうまいドラム見つけてくれ
その夜の日付が変わった少しあと返信が来た
お前の気持ちはわかった。当日までお前はここの一員だから
俺は遠慮はしない。それまで
よろしく頼む。
そのコンテストは昔から若手ミュージシャンの登竜門として
長く知られてきたものだった
数年前など、今、オリコンの上位に当たり前のように食い込む
ふた組の女性シンガーが頂上決戦で火花を散らしたことが
業界では語り草になっている
そして今年。残念ながら最後の開催となることがアナウンスされていた。
一次予選、関西関東ブロック分けされた二次予選。
年齢上限二十歳の素人ミュージシャン三千組が既に落とされていた
審査員席の近くに関係者席が固められ、出場者の名前と
略歴が印字されている用紙が回された。
この時既に今年の優勝者となる少女の名前の真下には
赤い線が引かれてあった
全国規模を誇るボーカルスクールが十三歳の頃から丁寧に育てた豊かな声量と音域を持つ高校生。
自分の実力の自信ゆえの、しゃんと伸びた背と堂々とした眼差しが、只者ではないと周囲に気づかせる
カリスマ性を漂わせる。
この時点で彼女は事務所、レコード会社が決定していた。
毎年そうとは限らないが、この年は彼女の箔付けのための出来レースの年、になるはずだった、が
「なんでこういう年に化け物が集中してぶっこんでくるんだ?」
審査員席の音楽出版編集者は呻く「去年なら皆優勝してるレベルばっかり残っちゃってる」
しかし、彼女の優勝は決定事項な訳である
「彼女がグランプリとった時、場内は納得してくれるか。
そこで歌姫の真価が問われるわけだから」後ろの席の音楽ライターの女性が「楽しみじゃないですか」
実際のところ、デモ音源と二次のパフォーマンスでは、超ハイレベルの猛者が集まったその年でも
彼女がボーカルを務めるガールズバンドが頭一つ抜けていた。
他の出場者も、別口のコンテストで名前を見たものばかりだ。
ただひと組のバンドだけ、審査員席、関係者席のだれもが見たことない名を持っていた
「インディーズの新人に詳しい人、こいつらの名前聞いたことある?」
この年の最終選考に残るならプロデビューさせる価値はある、そんな連中しかここにはいない。
一人、眉を潜めてじっと考え込んでる関係者がいた「このボーカルくんの名字」おかしいわけでも難読なわけでもないが
珍しく、一度目にしたらちょっと忘れられなくなりそうな姓だった。「もう居なくなっちゃったバンドの
ギターと同じなんだわ」
「有名なバンド?」「いや、バンドブームの真っ只中でデビューした泡沫バンドの一つだよ。
ギター君は上手かったし、ボーカルのお姉さんも美人でセンスが良かったんだか」
あの時代は元気がいい可愛い若いシンプルな兄ちゃん達のバンドか
あからさまに変なバンドでなけりゃ目立てなかったからな。今思えば惜しかったかも
その発言が引き金になり、その場はやれホコ天だイカ天だナゴムレコードが江戸アケミは素晴らしかった
ところで爆風はコミックバンド時代と売れ線時代とどっち派ですか?すいません私小室哲哉がやはり至高かと・・
と、自分が十代の頃耳にして人生変えた頃の音楽談義と言う名の私がたりがいくつも勃発した。
「両親が音楽で食ってただぁ?」
控え室で、「お前の才能すごいよな、どんな親から生まれたんだ?」と、ドラマーがボーカルに話しかけたら
よく考えなくても出てきそうな答えが帰ってきた。しかし、ドラマーの奇声は速攻で訂正された
「食っていこうとしたが、誰にも相手にされず、誰にも憶えてもらえずに
二年とかそこらで地元で就職した。おふくろがボーカルで親父がギター」
おじいちゃんもフォークソングでレコード出してたんだって、とベース「ちげえよ、フォークシンガーの声だけ裏方でやらせてもらってたんだよ」
ドラマーは溜息だか、うめき声だかしらん音を口から漏らした
あれ、そうすると?「お前、両親とじいちゃんのリベンジのためこんなことやってんの?」
ボーカルは即座に首を横に振った「逆」
あいつら俺をこんなんにしたくせに音楽で食ってくっつったら、殺そうとした「つか、殺しだ、あれは」
え?
ベースがいたたまれなそうな表情をする。
ボーカルは「だから今のとこ俺からも、親、捨ててる」
おい!?
ギターが声をかける。リハーサルの時間だ。使えるのは三十分しかねえぞ、急げ。
君達がー一番好きなーキャラはー
もうすぐ死にますよー
(316続き)
リハーサルが終わり、彼らは舞台裏で最後のパフォーマンスの順番を待っていた
その間ベースが小声で、ボーカルがミュージシャンを目指すと公言してから、両親との仲が嫌悪になった事を説明した。とりわけ高校時代母親との間に出来た亀裂はたまにボーカルの家に遊びにゆくベースにもひしひし伝わる程だった、と。
「殺したっていうのは、リーダーのお母さんがリーダーのギターを壊しちゃった事を言ってると思います」お昼を抜いて貯めたお金で買った初めての自分自身のギターだったから
ドラマーは胃に重い痛みを感じた。自分が同じ目に合わされたら・・・
「あの」ドラマーはパイプ椅子に腰掛け、じっと瞑想し集中しているボーカルに声をかけた「なんか、全然知らなくてすまん」
「謝ることじゃないだろが」
俺に興味がなかったし、今も好きじゃないんだろ。それはお前が悪いって言う話じゃない。
何と言って良いやら・・・ドラマーはうすら笑いをつい浮かべ、そしてそんな自分がださいと苦く思った。
「イメージが浮かばなかったんだ。俺がプロになるイメージが。
お前らにははっきりある。一緒にやってて嫌っつー程痛感した。
だから俺がこんなとこに居たら足手まといだな、と・・・」
そんなあ、と声をあげたベースをギターが制止する。
「それでか」
「そうだ」
「これ終わってどうんだ?」
「就職活動またはじめるわ」彼は腹をくくってモヒカンにした時に、努めていた工場にも辞表を出していた。
「ドラムは?」
まだどうするか解らない。
ボーカルは目をあけ低い声で「今だけはそんな甘ったれた感情捨ててけ」と命じた
ここには俺らだけじゃなく、参加者全員がプロになる気で自分の人生掛けて居るんだ。そんな奴らを生半可なやつが負かしたら失礼だろうが。今だけは、死に物狂いでてっぺん取るつもりになれ!
ボーカルの気迫にドラマーはつられて頷いた。が、舞台上でドラムセット組み立てている時に
あれ?と気づく。こいつまじでグランプリ狙ってるの?
だって俺ら、四人揃ってまだ二ヶ月じゃないか。
曲はスタンダードな奴と変速的で激しいやつ。どちらもボーカルがちゃっちゃと作り
イメージ通りのアレンジに近づけるためドラマーに艱難辛苦を強いた。結果贔屓目じゃなくても完成度の高いデモができたとドラマーも思った。
だが、二次のパフォーマンスで四人のグルーヴ感は正直今ひとつだった。
何年も一緒にやっているのが解る他の息のあったバンドを見てドラマーは痛感した。やっぱ、早すぎたよ。
勿論、出てみて人前でこの四人でやるのはいい経験だったが。
そして幼なじみのギターはやはり正確かつ安定した演奏で、コイツは間違いなくギターで食っていくんだと思わせてくれて、
さみしい反面不思議な嬉しさもあった訳だか。
グランプリは無理だろう?ひとつ前にアコギ一本で影のある伸びやかな歌をやりきった男見て、
あ、敵わんと思わなかったのか?
・・・いや、そんなこと考えたらあかんわ。ドラマーは組み上げたドラムセットの傾きや高さが間違いない事を確かめる。俺も最善をつくす事だけ考えろ。
あいつ、二ヵ月だけの同じバンドの仲間でリーダーが、プロになれる手伝いをきちんとできるようにな。
そう、自分の感情を良い方向へもって行こうとした矢先
審査員席から「ドラマーがモヒカンなんですね」「二次の時はモヒカンじゃなかったけど?」
そのざわつきで気がついた。俺、ヅラどこにやったっけえ!?
ここには俺らだけじゃなく、参加者全員がプロになる気で自分の人生掛けて居るんだ。そんな奴らを生半可なやつが負かしたら失礼だろうが。今だけは、死に物狂いでてっぺん取るつもりになれ!
ボーカルの気迫にドラマーはつられて頷いた。が、舞台上でドラムセット組み立てている時に
あれ?と気づく。こいつまじでグランプリ狙ってるの?
だって俺ら、四人揃ってまだ二ヶ月じゃないか。
曲はスタンダードな奴と変速的で激しいやつ。どちらもボーカルがちゃっちゃと作り
イメージ通りのアレンジに近づけるためドラマーに艱難辛苦を強いた。結果贔屓目じゃなくても完成度の高いデモができたとドラマーも思った。
だが、二次のパフォーマンスで四人のグルーヴ感は正直今ひとつだった。
何年も一緒にやっているのが解る他の息のあったバンドを見てドラマーは痛感した。やっぱ、早すぎたよ。
勿論、出てみて人前でこの四人でやるのはいい経験だったが。
そして幼なじみのギターはやはり正確かつ安定した演奏で、コイツは間違いなくギターで食っていくんだと思わせてくれて、
さみしい反面不思議な嬉しさもあった訳だか。
グランプリは無理だろう?ひとつ前にアコギ一本で影のある伸びやかな歌をやりきった男見て、
あ、敵わんと思わなかったのか?
・・・いや、そんなこと考えたらあかんわ。ドラマーは組み上げたドラムセットの傾きや高さが間違いない事を確かめる。俺も最善をつくす事だけ考えろ。
あいつ、二ヵ月だけの同じバンドの仲間でリーダーが、プロになれる手伝いをきちんとできるようにな。
そう、自分の感情を良い方向へもって行こうとした矢先
審査員席から「ドラマーがモヒカンなんですね」「二次の時はモヒカンじゃなかったけど?」
そのざわつきで気がついた。俺、ヅラどこにやったっけえ!?
321 :
320:2014/05/25(日) 21:54:19.48
ごめんね、ダブっちゃった。320はなしです。
322 :
320:2014/05/26(月) 21:58:06.54
青ざめ震え出すドラマーに気づくベース「どうしました?」
気合入れるため洗面所で頭から水かぶった時外してそのまんま「ヅラがねえ」
「わざとじゃなかったんですか?」
「この頭はメタルモードになるときだけだよ!第一俺らが今からやる曲に似合わねえし」
しかし探してくる時間はない「すまん、忘れてくれや」とベースに痩せ我慢の笑いを見せるも膝が笑い出す。
メタルバンドにいた時はそういうキャラを演じるため無くてはならない外見パーツだったがこっちのバンドの時は曲のイメージに自分を寄せるため鬘着用していなければ落ち着かない。
なのになぜ今、しかも人前、さらに最終選考!?
「どうせ誰もてめえなんか見ねえわ!」気休めのギターの一声、が、ボーカルはドラマーの様子を一瞥し
さっと舞台袖に走る。
二つ前のガールズバンドのメンバー二人が残っていた。どうやら今からやる彼らが「かっこよくない?イケメンじゃない?」
と気になったらしく、舞台袖からパフォーマンスを見るつもりでいたらしい。ボーカルが目前に来たのできゃーと奇声をあげる。
ボーカルが上着と帽子を「貸して」と頼む。二人はきゃあきゃあ言いながら上着を脱ぎ、ノースリーブスに。
ボーカルはごめんねといい、袖を通す「嘘おぉ!入った!キツキツじゃない!あなたどんだけ細いの!?」
体質的に太れなくて、それもコンプレックスの一つだよといいボーカルは帽子を目深に被る。
「やばぁぁぁい!女の子にしか見えないぃ!?」
「何やってんだあいつは?」ギターが不審がり、様子を見に行きかけた時「わりい、ちょっとだけなら、合わせる時間残ってんな」
「・・・おまっ、なんのつもりだ!?」
「言ったろ?審査員はバックより俺を見るって」
音合わせの最中審査員はここのボーカル男じゃなかった?いや、さっき立ってた男子が女の子っぽい帽子と上着にしただけだろ?とざわつき出す。
「小柄なんだねぇボーカルくん。ああいう中性的なカッコで可愛い歌を歌わせたら
グランプリの女の子より売れそうじゃない?」
「いやあ、それは無理だ」
その言葉はボーカルが歌い出した途端、納得された。透明感だの柔らかさだのとは無縁の太いシャウトはそれでもその時流行った喉も裂くかと言わんばかりの力ずくだけの唄い方とは違う聴きやすさがあった。
音程はやや不安定、声質はあまり魅力的ではない。
「変なボーカルだよね。ど素人みたいな新鮮なとことやたら慣れた器用なとこ両方ある。普通はどっちかじゃない?」
と審査員らの小声の感想が交わされる。「二次の時も思ったけど、この子ら演奏はうまいのに勢いがないんだよ、優等生過ぎる。おまけに楽しそうに見えないのが致命的」
デモ音源が最高近く、それで点数を稼いだがファイナリストの中で二次のパフォーマンスは最低点がついた。
「息があってないよね。急ごしらえのバンドなんだね。惜しいな、来年が楽しみと言えたらいいのに」
「なんか特別賞上げられません?曲は今回一番好き。渋いのよ」「あ、確かにあなたが好きそな懐かしい曲調」
じゃ、こいつらに優秀楽曲賞上げようかと空気がまとまり出した時「ピッチ、早くなり過ぎてない?」
舞台の上でもメンバーが走りすぎ出したドラムにメンバー全員が内心絶叫していた。
執筆作品以外の設定語りしたい
非執筆作品の設定語りは、卵子と精子のようなものorz
(323続き)
いま自分がモヒカンでいる事は考えないと必死で言い聞かせているうちに、なんでテンポが?
しかし今更テンポ戻すなんて余計駄目?いや、ボーカルはデモ通りの正確なテンポでやる方がのぞみなんじゃ?
半泣きでパニクっているドラムに一瞬振り返るボーカルが小さく頷いた
俺について来い
そう言っているようにしか見えない
そしてボーカルはドラムをさらに煽るようにピッチを上げた
ばかやろー!?
ギターが、そしてベースが歯を食いしばってついて行く
専門学校で何勉強したんだと怒鳴りつけたくなる下手くそどもと合わせた経験が
まだベースをもちはじめの頃
ボーカルに散々どやされ訳もわからないままとにかく合わせた初期の地獄体験が
ギターとベースをその時覚醒させた
しかし、悪魔に首に縄くくられて引き摺られてく感覚か?
それなのに
大サビ近くでは目眩に似た恍惚感が全身を貫いた
やばい、女と初めてやれた時より気持ちいいとすらギターは思った
それは審査員らにも伝わった
演奏は完璧じゃなくなったが、荒削りな魅力と一体感が今回出演したどのバンドより感じられた。
「面白いなあ、この子達」
一人の関係者がつぶやく
彼は国内有数の大手レコード会社に勤めていた。ボーカルと同じ姓を持つギターを有する
短い期間しか活動できなかった無名バンドの曲が好きで、今でも覚えていた。
だけど今見た連中のパフォーマンスには、そのバンドの端正で通ごのみのセンスを魅力とした個性以上に
追い詰められた獣みたいな狂気を肌に感じた。
アウトロと、その場でボーカルがとっさに被せた本来はない遠吠えが消えた
曲が終わった
んで
「俺らも終わった」ガクッとドラムは頭を垂れた
と、拍手がひとつ前からおこる
ボーカルが苦笑いしながら手を叩いてドラムを見ていた
ついでギターとベースも拍手しだした。
何やってんの、馬鹿じゃね?
言おうとした途端、ドラムの目から涙がぼたぼた落ちる
ドラムを隠すように肩に腕を回し、ボーカルは退場した。
ギターとベースがドラムセットを外し,片付けた
舞台袖で待ってた女の子達は帽子と上着を返された時「すっごい良かった。うちのリーダーがいなけりゃあなたたちが優勝してたよ」と興奮している。
実際一般客がいる客席でも、「今の連中すげえよ、なんか怖かった、鳥肌がたったわ」とか、ざわめかれていた。
しかし、メンバー全員思っていた
終わったな、と
控え室に戻り、濡れタオルを顔に被せてパイプ椅子に深く座り込んだドラムは
横にいるボーカルに改めて謝った
自分が乱れなきゃ、上位入賞出来。グランプリだって手が届いたかも知れない
「阿保、お前が居なかったらここには来られてないじゃないか」
ありがとな。
ドラムはそう言われて改めて情けなくなる
んで、新しいドラム候補の目星はついたか?
若いバンドマンがコンテストに出るときは、グランプリを取る、レコード会社にアピールする、
そのほかの目的として
新しいメンバー探しというのがある
一人だけ技術が突出しているが、ほかのメンバーが稚拙すぎて困っていたり
メンバー脱退が確定し、新メンバーを探さなければいけないバンド等が
新しい仲間を探すために参加したりもする。
だからドラム、ここにこいつらを送るのも大切な仕事だと頑張った。
「あー、他の連中のパフォーマンスあんま見なかったわ」
ボーカルが声上げる。馬鹿か、これからどうすんだよ?
「とりあえず帰って酒飲んで寝る。
先のことは目を覚ましてから考える」
お前は?と聞かれたドラム「同じだわ」二人は同時に声をあげて笑った「馬鹿野郎てめえはまだ18歳じゃねえか」
「そういう細いとこねちねち言うのは高校の時と変わんねえな」
ボーカルは笑うのを止めた。「お前はこれでもう、辞めちまうのか?なんかそれじゃつまんないな。俺はやだ」
考えさせてくれや、と言いかけてドラムは混乱する。あんなにきっぱり辞めると言っておきながら、コイツともうちょっと一緒にやりたい気持ちになっている。
ベースとギターがばらしたドラムセットを持ち込んだ。ドラムは恐縮し、「お前らにもなんか、その、俺がやらかして・・・」
すまん、といいかけるとギターに背中を叩かれた。「いや、楽しかったわあ、てめえのせいで」
「うんうん、大変だったけど、ランナーズ・ハイ起こしたみたいな感じなのかな?気持ちよかったです」
「それにお前が悪いなら、さらに飛ばしたこいつは何よ」ギターがボーカルを指さす
「そう!あの曲、あんとき気がついたけど、テンポ思いっきり上げた方が良くね?
このあと曲作り直すから明日集まってちょっとみんなで合わせ・・・」はっ、とボーカルは言葉を濁す
ギターが眉間にシワを寄せため息をつく
ベースは少しおいて、思い切ったようにドラムを見つめる。残ってください。あなたが俺らにとって一番有難いドラマーなんです。そう、訴える。
今だ、前言撤回するのは今しかない!みんな、こんな無様な俺を必要としてくれて有難う!
とドラムが腹をくくった時
ドアの向こうからノックがして、彼らのバンド名が呼ばれた。返事をすると、声の主は彼らが準グランプリに決定したと知らせた
歓声を誰かが上げるより先に
「待てよ、なんで俺らがグランプリじゃないんだ?」ボーカルリーダーがぶち切れたように叫んだ
残りのメンバーがあっけにとられている前で、ボーカルは訴える。
デモとはあまりに違うという点なら最低評価だろうが、演奏力と勢いは今回あきらかに自分達が突出していた
最低か最高評価か、そのどちらかでしかないはずだ。
つうか、自分たちの何がいけなかった?
「黙れ馬鹿!」
ギターがボーカルを殴り、ベースが失礼を必死で詫びる。
「うん、その話はね、表彰式のあとで説明できるかも。
でも、一位逃したからって悲観しなくてもいい
そう、思ってもらえるんじゃないかな?」
その男、レコード会社のプロフィールなどを担当していると名刺を渡す
ベースが受け取り、妙な声出す。ドラムは回ってきた名刺を見て
より奇天烈な悲鳴を上げ、震え出す。
そのくらい有名なレコード会社だった。
「でもここ、最近バンドミュージシャンにアニメのタイアップばっかりつけてるとこだろ?
俺漫画もアニメも見ないし」
黙れ、とボーカルは再度ギターに張り倒される
(訂正、プロフィールじゃなくプロモーションでした)
グランプリは当初の打ち合わせ通り,ガールズバンドが受賞した
彼らは準グランプリの副賞にキットカット一年分を贈呈された
「どうするよ、これ」
と途方にくれたボーカルは、ギターが早速封を切り、菓子を食べ始めるのを目撃する
キットカット問題はケリがついた。
さて、レコード会社のプロモーション担当者はデビューさせてくれるかと思いきや
「ううん、今僕が担当しているデビュー候補の新人のひと組として
様子を見させてもらう
君らもライブハウスにたってるんでしょ?
申し訳ないが、僕は知らなかった
もっと本数を重ねて知名度を上げてもらいたい
この一年、どれだけ動員数を伸ばせるかでデビューの時期や待遇が決まる」
「ライブハウスはほとんど出てません。レコーディングした曲をインディーズで出すつもりです」
ライブしなきゃインディーズCDなんて売れるわけないよ、とスカウトは呆れた
自分がインディーズも面倒を見ている事務所を紹介する。手順がわからなければ事務所に聞いてみて
その日のうちに契約書が四人の前に置かれた
自然、3人はドラムを見る。
ドラムは席を外す
遂にボーカルしびれを切らし、あいつをどんな卑怯な手を使っても引き止める案募集!と叫ぶ
腕、くそ真面目な性格、リズムセンス、曲のイメージを掴む勘の良さ
手放したくない、何より
「あいつ俺より身長ない!
俺の小ささが集合写真の時ごまかせる」
「あ、バカ!」
ドラムは戻ってきていた。しっかり聞いていた表情だ
冷たい目でボーカルを見た。その三秒前にボーカル凍りついているんだが。
ドラムは聞こえよがしに音を立てて椅子を引くと、テーブルの真ん中にある契約書の名前記入の一番したに
自分のフルネームをキリリとした楷書で記入した
「今電話で親に当分バイトで食ってく事説明してきた。さあ、煮るなり焼くなり好きにしろ
俺の人生はてめえらにかけるわ」
ボーカルは途端泣き出してドラムの腕にすがり有難うを連発した。
二人を放置してベースが丁寧に契約書を確認しながら必要なことを記入していった。
ギターは突然頭を掻きむしり「なあ、
俺、ライブやるの苦手なんだが、これでもう来月からライブハウス立たなきゃダメなわけか?」
ボーカルは涙をぬぐい
「俺もだ!何だ、嫌なの俺だけじゃないのか」
ドラムはぎょっとする。こいつらあんなに達者にやってたじゃないか
「客がうざい」とギター。そういやこいつ最近人気の若手俳優と顔立ち似てる
いくつか参加したバンドで人前で演奏すると必ず
件の俳優の名前を呼ばれイケメンだイケメンだと騒がれた。
おかげでバンド内の空気はその都度最悪になった。
ボーカルがライブ苦手な理由は
「客は所詮俺のオリジナルより流行ってる曲カバーした方が喜ぶもんなあ
あいつらにどうやって曲を聴かせればいいんだ?」
仕方ないよ。力付けるしかない、とベース。はい、ここに記入して判子押せば俺達
あの人に身を預けることになる。
「だな。あの女に負けたのは、何故かわからないが、事実なんだ
俺、まだまだだよな?」
頑張るわ、みんなの人生預かったんだから、頑張らねえと
ボーカルが自分に言い聞かせる
おい、お前一人でしょい込むつもりか?ドラムはベースを見る。ベースと目が合う。
ベースはちら、と、ドラムを見たが苦笑いして首をすくめた
なんだか、酷く嫌な予感がドラムはした
時をほんの少しだけ戻す。
あの最終選考の客席に、彼らのパフォーマンスでざわつく人達の中に
一際青ざめた顔でそれでもじっとステージの上のボーカルを目に焼きつけようと
端整な顔を上げている青年がいた。
ステージの上にいないのがおかしくなるレベルの容姿の彼は、それでもその時選ばれる場にすら立てなかった。
このコンテストに申し込んでいたが、二次審査で落とされていたバンドの彼もまた、ボーカルだった。
彼は関西から来ていた
今、舞台でパフォーマンスしたボーカルは自分と同じくらいだろう。ほかのメンバーも。
彼は高校の軽音部で幼なじみ三人と組み、バンドを始めた。楽しかった
文化祭のライブでは一番の動員を記録した
当たり前のようにプロになれると考えた
なのに、今、彼は大学と掛け持ちでライブハウスに立っていたが
知人以外の客が付いてくれなかった
彼は焦った。何かが自分たちには足りないらしい。何だろう?
申し込んだコンテストで、彼を抜いて選ばれた連中を、彼は見に来た。答えを探しに
当たり前過ぎて途方にくれる。彼らは下手くそだった
歌唱も、三人の演奏力も、曲の歌詞、メロディ、アレンジセンス
個性
今のバンドと比べて、あまりにも自分らには何もないと気付かされた。
彼は結果を見ずに席を立つ。(あのバンドが優勝だ、目が離せなかった。と思う)
落ち込む気持ちを直視すると心が折れそうだったから
次に自分たちが何が出来るか考えた
自分がライブで金を取るなんてまだ早い。路上でやろう。無料の音源を足を止めてくれた人に渡して
外の世界の人達に自分たちがいることを見てもらおう
バイト、もっとやらなきゃな。曲も考え直さなきゃ
外は雨が降っていた
会場の横の植え込みは紫陽花で、深い青の丸い花の塊が小雨に打たれていた。
ふと見ると、花の爽やかな色を汚すような汚い鍋牛が葉の上でもぞもぞたくっていた
華がある容姿だから、バンドのボーカルにうってつけだ。声も透明感があって女子ウケする
そう、ちやほやされて思い上がって本気になったが、自分は花なんかじゃない
今の自分は・・・
彼はいつしか歌い出す
こんなに声を上げたのは初めてかもしれない
今まで綺麗な表情で、綺麗な声で歌っていたからな。けど今は誰も見ていない
違う、見る価値、足を止める価値が自分にはない。
今の自分には
喉が張り裂けるかと思う声を鈍色の分厚い雲が覆う空に向かって放つ
その重たい雨雲にわずかでも針穴でも、穿つことができたなら、今の自分が変えられる気がした
彼の声はその時やはり外に出た一人の男の耳に届く。
男は見た感じは気さくな田舎のおじさんと行った風情だ。けど名のある芸能プロダクションの社長だった
今、演奏した若いバンドが気に入ったが、先にレコード会社のプロモーターに取られた
そのプロモーターは男の事務所とは違う事務所に現在出向している
残念、悔しいなあ、そう思っていた気持ちを
澄んだ、けどがむしゃらな歌声は貫いた
男は二次予選に参加させてもらっていた
その中に、まだ未熟だがこれは売れそうな声だと印象に残ったバンドがあった
写真を見ると、うお!と声が出るほどの爽やかな美青年。
ただ、惜しい、歌と声を生かす曲でもなかった
だか、男にその時のボーカルだと思い出させるほどのものを残していた。
男は五年後、あの時の青年がその時立っていたライブハウスに足をはこぶ。
青年の表情は険しくなっていた。バンドは達者なドラムを迎えることができたというのに客数は伸び悩み続けていた
ドラムに昔なじみのアマチュアから引き抜きの誘いが来ていた。プロになれそうだからと
ドラムは義理堅い男だか、引き留めたら可哀想じゃないか?とほかのメンバーが思っているのが解っていた
そうなったら自分たちは解散だ、ふざけるな。
ベースにポツリと言われた。最近のお前、起こってばかりだ。一緒にいるの嫌だわ
ふざけるなよ!
つい、辛く当たってしまうギターは見た目にたがわぬ大らかな、人に対する度量の大きい男でボーカルの理不尽な叱責も
だな、すまないわ、頑張るよ、うん。
そんな風に話もちゃんと聞いて誤ってくれた。
自分が情けなくて、夜中一人でずっと自分に憤っていた。畜生、畜生!変わらなきゃダメだ、このままじゃダメだ
だけど近づく破滅の足音が、伝えたい音楽より頭に反響し続ける
もうダメだ
そんなさなかだった「良かったらうちと契約してデビューしてくれないか?
僕が音源を持ち込んだレコード会社も君らのルックスとボーカルくんの声が気に入ってくれて、
ぜひと言っているんだ」
ボーカルは胡散臭そうな目で社長を値踏みしていた。そして「なんでもします。どんな裏があっても
話が違うと逃げたりしません」表情とは逆の、自分をとことん下に引きずりおろした言葉だった。
おそらくプライドは決して低くはないだろうに「話題作りのために脱げと言われても拒否しません」
同席しているギターが慌てて止めようとするが「できないとか言える立場じゃないだろう、俺たちは!
年寄り相手に枕だってやってやる」
社長、ううん、と唸る「君には僕がそんな極悪人か変態に見えるのかい?君を不幸にするためにだったらここには来やしないんだがなあ」
ですよねえ?とギター。他のメンバーは話がちゃんとできそうだ。
とりあえずこちらからの提示できる条件を並べるとボーカル以外のメンバーが青ざめ震え出す。
うますぎる!?裏がなきゃおかしい、でも自分たちなんぞ騙しても一銭にもならないと思うが?
「なんでなんですか?一体俺達のどこにそんな・・・三十人の客すら最近はキープ出来ていないのに」
そこでボーカルの鶴の一声「馬鹿じゃないか?こんなチャンス二度とない!」
一年後、彼らは大々的に流れるCMで全国にお披露目された。
FM、AM片端からパワープレイになった彼らのデビュー曲は女子中高生やOL、主婦層に受け入れられた。
それは外部のミュージシャンによるものだった。曲をいくつもギターと作り上げていたボーカルは、悲しかった。だったらここにいるのは自分じゃなくていいじゃないか。
いや、自分たちは申し訳ないほどの身に余るチャンスをもらった。
テレビに出演して、またファンが増えた。恋人にしたいアーティストのベストテンに入った。おかげで同世代の男性にはネットの上でフルボッコされ、同じ頃デビューしているミュージシャンからも距離を置かれた。
ある日、持たされたラジオの収録が終わってボーカルがスタッフにお疲れ様でしたと頭を下げると、スタッフの一人がもうすぐ別の番組にゲスト出演するバンドに何かコメントが欲しいのですが、という。
彼はそのバンドの名前を聞くと、知っています。アマチュアの頃から伝説になったコンテストで準グランプリをとっていますよね。と言った。
「そうなの?人気アニメのOPに抜擢されて注目を集めている事しか聞いてないわ」
彼はそのバンドのプロモーションパンフレットを見つめる。
やっとあの日のこいつらに、いま自分は追いついている。そう思うのは彼だけだったろう。
デビューシングル、ファーストアルバムの売上、チャートアクション、ライブ動員数。デビューして一年足らずで彼らは、あの時の準グランプリバンドよりはるかに先を走っていた。
たとえそれがファン以外の人間、彼自身にとっても張りぼての人形にしか思えないとしても。
ひどい文章
目が滑るし一生懸命読んでもつまらなくて読み続けられない
>>339 ありがとう
文章は評価されたことなくて、酷いんだろうなとわかっていたから
はっきり言ってもらって助かりました
どう勉強したら良くなるか今もって分からないけど
今後、意識的に矯正します。
間違えた
>>337
でした。失礼
(コンテストで準グランプリとったバンド、その後)
彼らはレコード会社の言う通り
定期的に都心のライブハウスに立った。
各々人前で演奏することは慣れていたし
客は速いペースで埋まっていった。
だけど半年くらい続けているうち、薄々気がつくことがあった。
彼らと契約した事務所の担当者が指摘した
「お客さんが楽しそうな顔してないの解ってる?」
やっぱりな。
ボーカルは一人で煙草をふかしながら
どうしたらいいか考えた。
原因は解っている。必ずチケットがはける人気のバンドのライブにゆくと
大抵は、似たような激しい単調なタテノリの曲ばかりやっている。
客はそれに合わせ一同に跳ねる。
曲を聴きに来たのではなくこいつらは
同じリズムに合わせ狂ったように飛び跳ねたいだけなんだ。
ボーカルは、ライブハウスに集まるのはこんな奴らばかりじゃないと信じたかった。
目の前でいい曲を丁寧に演奏されることを楽しむ人間は多いはずだと思っていたが
さあ、どうするよ俺
「うちのリーダー、原因が解っているとしても変われないかも」
あまり心配していないようなのんびりした様子のベースが
この問題を相談に来たドラムを前に言い放つ
「リーダー、頭硬いから」
ベースいわく
リーダーは自分が作る曲を大切にしすぎるんですよ。
頭の中で鳴っている曲を、余計なものをつけず、ありのまま人前でやって
受け入れられたいって欲求が強すぎる
ドラム「確かにあいつ、客の事気にかけないよな。後ろから見てて、それも気になってた」
ベース「それも、って、他に何か?」
ドラム「あいつ自身が楽しそうじゃない」
いや、はっきり言ってしまわないと駄目だ
「俺達四人とも楽しくライブやれてない、だろ?」
「なんだ、やっぱりそうか」部屋の隅でジャケットを被って
うたた寝していたと思ってたギターがいきなり言うので
ドラムはぎょっとして振り返る「起きてるならそう言え!んでちゃんと話し合いに参加しろ!」
ギター「俺は頭悪いからろくな考え出せねえ
お前らに任す。んで決まった事には文句言わず従う」
ベース「俺は楽しいですよ。三人とも好きだから。いい仲間が集まったなあ
ライブのほうもそのうちなんとかなりますよ。
だって一度すごく楽しかった事あったじゃない」
準グランプリとってキットカット山程もらったコンテストの事かぁ?
「あの時出来たことがなんで出来ない?」
やたら盛り上がっていた今のライブを頭の中で反芻しながらボーカルは自問自答する。
くやしいが今の俺達は、客にあんな顔させられない
それどころか、自分たちだって、あんな満足した顔して演奏出来ていない。
どうすればコンテストの時みたいに、気持ちいい、息のあった演奏ができるんだ?
どうしよう、バンド物はTOKIOで脳内再生される件
ましてやリーダーいるしw
>>338 このスレ荒らすより、ブログかなんかに貼り付けて
評価スレで評価してもらえば?
ネタバレスレじゃあなくて
フェイク入りの設定語りスレはないのん?
主人公である男は20歳前半という若さで難病にかかり、余命1年と宣告される
その日の夜、夢で神様から啓示を受け、時間を渡る力を手に入れる
男は、その力で何がしたいか想像を膨らませる
しかしいろいろ考えた末、両親に一人旅へ出ると告げ、病気を隠し通すことにする
そして一年後ずつ時間を渡って親に顔を見せ、最期をきっちり看取って男は満足した
おわり
暗い気分になったからボツ
最初2行くらいの設定は多分星新○のショートショートからぱくった
バッドエンドになると思った?
残念、ハッピーエンドになります!
ただし、恋愛的矢印は誰も成就しませんが!!
そんなのイヤ〜ン!
時代に合わせて、女ばっかの内容を選んだけど
実は男ばっかの内容(腐)も描きたいんじゃ
主要メンバーが初期からずっと変わりません
代わりに、パラレルで死んだり、公式軸で輪廻転生したり、異世界トリップしたりします
「高校生活が終っても、カプ、グループが一緒なのおかしくね?」と突っ込み防止に
「時間が経つにつれて、レギュラー対レギュラーより、レギュラー対モブの会話が増えていく」
「みんな同じ場所にいるようで、それぞれ違う場所にいる(カメラトリック)」
「定期的に、レギュラーを回想したり、ベッタリしてない接点を持ったりする」という表現を使います
シリアスではなくギャグで
殺人事件の犯人はヒロイン?って話が進みますが、
私的にもヒロインがそいつを殺してるかどうか決めてないです
というか
人間不信で信頼なんてないと思ってたヒロインに「私を信じて」って言わせる事と、
疑り深い主人公に「殺してないとヒロインに言われたらそれを信じる」
って言わせるのがテーマなので、実際に殺してるかどうかは永遠に闇の中です
最後は主要キャラ三人で家買ってみんなでそこに住みます
そんで主要キャラの一人Aの夢だった店を始めます
幸せハッピーエンドで終わります
歴史を改ざんして
女は全員湯文字の下にマエバリ貼ってる設定にしてます
ツンデレがヒロインをお姫様抱っこするまでの話を描かなくて良かった
どうせなら、もっと進展する話を見たいよね
糖度低めのハーレムを描かなくて良かった
完全ハーレムか、ハーレム妄想もできる硬派な話のほうが
潔いよね(ちょっとスレチ?)