創作のための意識改革術

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・書けないから才能がないのではない。才能は書くことで開花する。大事なのは、
いま、その才能を信じることだ。
・だれ一人信じない自分の才能を、本気で信じ切ることも、一種の才能である。
・「書けない」と信じているから書けない。
・「時間のある日曜日に書こう」「あした書こう」「あとで書こう」では永久に書
けない。毎日、2時間以上書くルールを厳守すること。いま書くこと。時間のす
き間を見つけて書くこと。
・もう準備はやめる。そして書くこと。資料を集めるにも限度がある。十分に書く
準備をしてから書かれた本などない。

・人はどんな精神状態でもふつうに書くことができる。落ち込んでいても、怒って
いても、絶望していても、歯が痛くても、なんとか書けるものなのである。「気
がのらないから」という理由で書かない人は、愚か者である。
・落ち込んで、まったく書く気になれない時でも、ふてくされて寝てはいけない。
憂鬱なときに書いたところが、最高の場面になることもある。
・孤独、経済的困難、人間関係、時間がない、など自分の環境や境遇を嘆いて、そ
れを書けない理由にしてはいけない。そこから逃げ出すことは考えず、乗り切っ
て書くこと。(艱難汝を玉にす)
・書く時間がないなら、遊びや睡眠をけずるしかない。やはりある程度ストイック
でなければ書けない。
・雑事は「さっさと片づける」あるいは「書いてからやる」の二つしかない。基本
的にイヤなことや面倒なことは、先に片づけるほうが精神衛生上よい。
・書くことで憤りを抑えることができる。感情を書くエネルギーに変えることがで
きる。
・書くことは修練になる。地道に書いていれば、必ず価値ある作品が書けるように
なる。(ただし、それまでに何年かかるのか、誰にもわからない)
・書くことは作家の精神を救う。書くことで作家自身も成長する。