1 :
スペースNo.な-74:
けもくず的クソスレ
早く寝ろ
で、これをどうしろと
5 :
スペースNo.な-74:05/01/11 10:34:55
つまりこれを実践しろということか。
ちょっと一通り読んで要点まとめてみるよ。
どうでもいいけど要点まとめとかは
>>1がやるもんなんだよボケクズやろうが。
俺様が上流階級ニートで良かったな。
ネタだろうけど、燃料としてはイマイチだな。
と思ったけど、スクロールバーの短さに辟易して断念したよ。
読むのマンドクセ('A`)
文章長いな
流石ニート様。諦めが早すぎる。
眠い
とりあえず段落ごとにコピペしてみる。
>>1は俺様の手を煩わせたのであとで体育館裏に来るように。
.●やる気を起こす方法(1) 心から楽しんで書く
・「心から楽しんで書くこと」。それが上達するための、ただ一つの秘訣である。
・書くことが楽しければ「やる気」や「集中力」や「持続力」は自然についてくる。
・書くことにコミットメント(没頭)すれば、その作品世界で「遊ぶ」ことができ
る。書く時間が楽しくなる。
・創作を好きになるには、作品を完成させるにかぎる。作品を完成させたときほど
うれしいことはない。(らしい)
・書いた原稿の枚数をチェックする。一日に何枚書けるのかを把握することは自信
につながる。
・ワンダーライフ・スペシャル「藤子・F・不二雄の世界」より。
描くぼくが楽しみ、
読んでくれる人も楽しむ、
そんな漫画がずっと
ぼくの理想なんだ。
(藤子・F・不二雄)
.●やる気を起こす方法(2) プロフェッショナル魂(プロ意識)
・「心から楽しんで書くこと」は、プロになると難しくなる。骨は折れるし、孤独
だし。いくら好きではじめたことでも、仕事となるとつらい。作家になってから
書くのがキライになるケースも多い。それでも、いったん書きはじめたら夢中に
なって書けるのは、創作が「心から打ち込める仕事」であるからだ。
・直木賞作家、大沢在昌氏いわく。「仕事するのが好きな奴なんかいないよ」
・「書くこと」=「仕事」という認識は必要。
・「プロフェッショナル魂」とは、自分一人のために書くのではなく「読者のため
に書く」ということ。作品に「責任」を持つということ。
・夢や希望だけでは続けられない。「この仕事は自分にしかできない」という自負
や責任が自分を突き動かす。
・「責任」は強制される「義務」とは異なる。義務感でいやいや仕事をするなんて
バカらしい。「責任」はやる気を向上させるひとつの要素である。
.●やる気を起こす方法(3) とにかく書き始める
・どんなときでも1日、最低2時間以上はかならず書く。(習慣づける)
・年中無休で毎日書く。(旅行中でも入院中でも関係なし)
・「○○字書く」というノルマを課し、達成するまで他のことはしない。
・書きはじめたら、しばらくは考え込むのをやめる。書くことと考えることは両立
しない。考え込まず、意識して手を動かす。
・書かないことは「停滞」である。人生の蕩尽である。作家は書いているときだけ
生きている。
・アイデアがいくら湧いて出ても、書かなければ意味がない。
・夢があると言いながら、行動しない人は多い。いま書かない人は、夢が夢で終わ
る人である。
・多くの作家が、最初は書けずにもがき苦しみながら、それを乗りこえて作品を書
いた。理屈ではない。乗りこえるしかない。
・「書かなければ」とあせっている人が怠慢で書かないでいると、その心理的エネ
ルギーは毒に変わり危険である。書く以外に安心感を得る方法はない。
・「自分には才能がないのではないか?」と考える必要はまったくない。作品の評
価は読者がするものだ。まず作品を書かなければ才能も、評価もない。
・書けないから才能がないのではない。才能は書くことで開花する。大事なのは、
いま、その才能を信じることだ。
・だれ一人信じない自分の才能を、本気で信じ切ることも、一種の才能である。
・「書けない」と信じているから書けない。
・「時間のある日曜日に書こう」「あした書こう」「あとで書こう」では永久に書
けない。毎日、2時間以上書くルールを厳守すること。いま書くこと。時間のす
き間を見つけて書くこと。
・もう準備はやめる。そして書くこと。資料を集めるにも限度がある。十分に書く
準備をしてから書かれた本などない。
・人はどんな精神状態でもふつうに書くことができる。落ち込んでいても、怒って
いても、絶望していても、歯が痛くても、なんとか書けるものなのである。「気
がのらないから」という理由で書かない人は、愚か者である。
・落ち込んで、まったく書く気になれない時でも、ふてくされて寝てはいけない。
憂鬱なときに書いたところが、最高の場面になることもある。
・孤独、経済的困難、人間関係、時間がない、など自分の環境や境遇を嘆いて、そ
れを書けない理由にしてはいけない。そこから逃げ出すことは考えず、乗り切っ
て書くこと。(艱難汝を玉にす)
・書く時間がないなら、遊びや睡眠をけずるしかない。やはりある程度ストイック
でなければ書けない。
・雑事は「さっさと片づける」あるいは「書いてからやる」の二つしかない。基本
的にイヤなことや面倒なことは、先に片づけるほうが精神衛生上よい。
・書くことで憤りを抑えることができる。感情を書くエネルギーに変えることがで
きる。
・書くことは修練になる。地道に書いていれば、必ず価値ある作品が書けるように
なる。(ただし、それまでに何年かかるのか、誰にもわからない)
・書くことは作家の精神を救う。書くことで作家自身も成長する。
《いつ書くか?》
(1)イマジネーションの湧く「早朝」から書く。
(2)「早く書かなくては」と追いつめられるのを待って「夕方」書く。
(3)集中できる「深夜」から書く。
(4)多忙なので、時間の「すき間」を見つけて書く。
(5)3、4日徹夜して書く。
・好みや条件によって人それぞれ違うが(1)の早朝がもっとも合理的で望ましい。
人間の生態にもっとも適した活動時間帯であり、早朝から創作すれば、夕方に遊
ぶことができる。(2)は創作するまでに疲労してしまい、創作の時間は短くな
る。仕事のスピードが早い人には向いている。(3)不健康ではあるが若い人に
は向いている。過度の集中が得られる。(4)働きながら創作する人は、時間の
すきまを見つけて書くしかない。(5)不健康である。
.●やる気を起こす方法(4) 正しい目的をもつ
・「目的」のない意志決定は失敗する。
(悪例)「なんでもいいからとりあえず人気のジャンルを書こう」
・「いい目的さえ見つかれば、結果はあとからついてくる」(本田宗一郎)
・「思想が先、技術があと」(本田宗一郎)
・あなたの「目的」はなにか? たとえば「作家になりたい」「マンガ家になりた
い」「映画監督になりたい」「アニメの演出家になりたい」「ゲーム作家になり
たい」――これらは自己顕示欲からくる「願望」にすぎない。願望を「目的」と
勘違いすることは、創作の大きな障害になる。
・読者(観客)は「おもしろい作品を読みたい」のであって、「○○になりたい人」
の作品を読みたいわけではない。
・「目的」は、読者の「ニーズ」(要求、必要、需要)や「ウォンツ」(欲しいも
の)に沿ったものでなければならない。読者を無視した目的は失敗する。
・しかし同時に「目的」は「自分の書きたいもの」「自分がいちばんおもしろいも
の」でなければならない。自分の「本当の欲求」や「意志」を犠牲にしてまで、
読者のニーズに応えてはならない。それではつまらないものしか書けないし、読
者にもいずれ飽きられる。
・自分の「長所」を生かした作品を書くこと。
・目先の流行にとらわれて、二番煎じのキワモノ作品を書いてはいけない。作品に
は、第一に「オリジナリティ」(独創性)が必要である。
・モチベーション(やる気)は、欲求(動因)と目標(誘因)という二つの条件か
ら成り立つ。エンターテインメントにおいて、欲求は「自分が書きたいものを書
きたい」であり、目標は「読者を楽しませる作品」である。
・「自己実現」と「社会への貢献」のベクトルが一致する「目的」は成功する。反
社会的な目的は成功しない。
・「主観的」(芸術)であると同時に「客観的」(娯楽)な作品は成功する。すな
わち「中庸」であること。
・「主観」(芸術)でも「客観」(娯楽)でもない「第三の意向」も存在する。そ
れは「編集部の意向」「スポンサーの意向」「クライアントの意向」などである。
成功するためには、企画の段階で、企業と作家の双方が納得できる「交渉」や
「打ち合わせ」をして、信頼関係を築かねばならない。
《結論》
・「作家」「読者」「企業」「社会」。この4者の目的がバランスよく満
たされている作品は成功する。
・「創作の目的」とは「自分が書きたいものを書き」「読者を楽しませ」
「出版業界に貢献し」「社会の発展に貢献する」ことである。
(ちょっと大風呂敷を広げすぎか?)
..◆【目的の設定方法】
(1)自分のやりたいことを列挙する。
(2)自分の意志を確認する。
(それはほんとうにやりたいことか?)
(3)やりたいことを絞り込む。
(一番やりたいことはなにか?)
(4)状況を分析する。
(それは実現可能か? 自分に実力はあるか?)
(自分、読者、企業、社会にとって意味のある目的か?)
.●やる気を起こす方法(5) 意志(Will)をもつ
・すべては「意志」からはじまる。たった一人の強い意志が世界を動かす。
・夢や願望だけでは今後の展望に期待できない。「明確な意志」が必要である。明
確な意志なくて成功はない。
・夢を持つのはよいことだ。しかし夢が夢であるうちは、夢は実現しない。夢とは
決意するに至らない、意志の未発達な状態である。
・「書きたい」ではなく「書くぞ!」と思うこと。つまり「願望」ではなく「決意」
すること。
・「書くぞ!」と思っているだけでも書けない。とにかく実際に書き始めること。
・ほんとうに書きたいのかよく考えてみることも必要。(正しい目的か?)
・書きたいことが自分の「関心事」(興味のあること、気になること)であること。
自分の「好きなこと」を「楽しんで」やらなければ「意志」を貫けない。
・どんなに強い精神力や意志力があっても、「才能」がなければ成功はしない。論
理的に考えて、努力すれば達成できる目標を選択すること。勝算のない勝負はし
ないこと。
・一番いけないのは、ただ漠然と「オレには才能がないのかもしれない」とか「失
敗するかもしれない」と考えてしまうことである。意志を弱くする原因はこうし
た「不安」にある。失敗や非難を恐れていたら、できることすら達成できない。
・才能は育つものである。いまはなくてあたりまえなのだ。
・だれかの励ましや、援助を期待してはいけない。こうした「甘え」も達成動機を
弱くする。「意志」とは、一人で貫くものである。
.●やる気を起こす方法(6) 具体的な方法いろいろ
・執筆を習慣化する。よい習慣、よいくせをつけて自分をしつける。
・毎日、一定の時間を創作にあてる。
・「タイムリミット」「締め切り」をつくる。人は土壇場に追い込まれると密度の
高い集中力を発揮できる。いわゆる「背水の陣」。
・人と約束する。
・「早く書け!」と怒鳴ってくれる友人をつくる。
・具体的な目標。ムリのない目標。現実を直視し、実現不可能な夢は見ない。
・ホテルに泊まって執筆。金がかかっているので必死になる。(カンヅメ)
・執筆用の賃貸マンションを借りて、毎朝決まった時間に出社して執筆。
・共同のオフィスを借りて、定時に出社して執筆。
・他人に見られるところで執筆。喫茶店やファミレスでモバイルとか。「みえ」を
利用して自分を駆り立てる。
・日がな一日、部屋に引きこもり、机にかじりついているのは、精神衛生上たいへ
ん危険である。買い物などをかねて「一日一回」は外に出ることを心がけよう。
・BGMを流す。BGMには雑音を消して集中力を高める作用と、単調感を少なく
して、やる気を向上させる作用がある。軽めの音楽で、音量は小さく。
・激しい音楽には気持ちを奮い立たせ、心をリフレッシュさせる効果がある。ただ
し、過度の刺激は創作の妨害でしかない。テンションが上がってウォーミングア
ップがすんだら、すみやかに静かなBGMに替えよう。
・ドレスアップしてから執筆する。(気合いを入れるためである。リラクゼーショ
ン効果を考えると、寝間着などのゆったりした服のほうがよい)
・努力の結果をグラフなど、目に見える形にするとはげみになる。たとえば、毎日
書いた枚数を表計算ソフトなどでグラフ化する。
・引っ越す。生活をあらためることで心持ちが変わる。
まとまってないんだけど
・グライダー方式。はじめだけ、だれかに引っぱってもらう方法。ダメおやじなら、
オニババに「早く書け!」としばいてもらうとか。
・目の前にスローガンを掲げる。ただし「努力」などという抽象的なスローガンで
はなく「具体的な目標」かつ「ムリのない目標」にする。たとえば「夜9時から
深夜2時までは必ず机の前に座る」とか「仕事のない週末は、朝7時から深夜2
時まで創作に専念。休憩は合計3時間とる」など。
・自分の誕生から死までを一望できるカレンダーを用意し、現在までを塗りつぶす。
自分の人生がビジュアルに認識でき、残りの人生がわずかであることを認識でき
る。「あせり」があるから創作に駆り立てられる。
・三島由紀夫は、就寝前にきょうの出来事を思い返し、あしたの行動を確認した。
それにより、規律のある行動をした。
・人に評価されるとやる気がでる。ただし、他人に評価されることを目的にしては
いけない。「奴隷根性」で創作はできない。
・評価は期待するものではなく、仕事に自然についてくるものだ。
・評価は遅れてやってくる。評価されないことを不満に思ったり、泣き言をいって、
マイナス思考に陥ってはいけない。
・「単調な作業」は、やる気を低下させる。リフレッシュしたり、視点を切り替え
たり、つねに新鮮な気持ちで創作できるよう工夫する。
・努力した割に報われないとやる気がなくなる。黙っていないで、適正な評価をも
らえるように「交渉」しよう。黙って我慢しているのは知的な態度ではない。
・他の人と比較して「公平」でなければやる気がなくなる。「比較しない」という
方法もあるが、度を超して不公平であれば公平になるように「交渉」しよう。
・人間どうしの支え合い(ソーシャルサポート)のネットワークが広く、社交的な
人ほど、やる気が旺盛である。この場合、仕事関係の人脈でなく、利害の絡まな
い友人がよい。ただし、創作には社交を遮断する時間も必要である。知的孤立
(インテレクチュアル・アイソレイション)がなければ創造はありえない。
・仕事全体が見渡せて、はじめから終わりまで、すべての工程を一人でおこなえれ
ば、やる気は向上する。
・ライン工程(チャップリンのモダンタイムズ)よりも、セル(細胞)方式(全工
程をおこなう複数のチーム編成)のほうが、仕事がおもしろい。
・自分が必要とされていればやる気がでる。大事なのは、必要とされなくなったと
きに、がむしゃらにしがみついて、再び必要とされるように努力することだ。
・仕事が「自分にしかできない仕事」であればやる気がでる。
・人に与えられた目標ではやる気がでない。自分で目標を見つけるからやる気が出
る。
・やる気を高めるには「ライバル」の存在が有効。ライバルは自分より少しだけ優
れている人を選ぶとよい。
・ライバルを他人とせず、自分自身におくことによってやる気を高めることができ
る。(過去の自分の仕事に挑戦するということ)(J・S・ブルックナー)
・成功すれば一層自信がつき、続けたいと願い、もっと難しい仕事がしたくなる。
・賞罰、競争、成功感。これらは「外発的動機づけ」である。心から楽しんで書く
気持ち(内発的動機づけ)にはおよばない。
.●やる気を起こす方法(7) 自己顕示
◇《自己顕示欲はもろ刃の剣である》
・「目立ちたい」「注目されたい」「自分の存在をしめしたい」「歴史に名を残し
たい」――このような気持ちを「自己顕示欲」という。自己顕示欲は、創作を始
めるキッカケにはなるが「達成動機」(やる気)を低くして成功を阻害する。
・「目立ちたい」気持ちの裏には「人にほめられたい」「人に期待されたい」とい
う願望がある。この「願望」(期待)が「達成動機」を低くする。同様に「励ま
し」や「援助」を期待することも達成動機を低くする。たとえは悪いが「主人に
ほめて欲しい。エサがほしい」と期待している「犬」の精神状態に近い。
・自己顕示そのものを目的にしてはならない。
◇《自己顕示欲ではなく自己顕示をする》
・「目立とう」「注目されよう」「自分の存在をしめそう」「歴史に名を残すぞ」
――さきほどの気持ちと、どう違うかおわかりだろうか。まず、受け身(受動)
から働きかけ(能動)になっている。そして、期待や願望だったものが「目的」
を達成するための手段に変わっている。
◇《自己顕示とエンターテインメント》
・「人の目を引くこと」は、エンターテインメントに、なくてはならない要素であ
る。作家の場合は、自己顕示ではなく「作品顕示」が必要である。
・たとえば、お笑い芸人が懸命に目立とうとする姿勢は見ていて気持ちがよい。逆
に、客に気おくれして「逃げだしたい」と考えているような芸人は不快である。
・目立ちたがり屋には、見る人を元気にする「パワー」がある。「積極的」で「前
向き」な姿勢が見る人に共感を与える。
・エンターテインメント作品は「表現」である。「書きたい」「伝えたい」「読ま
せたい」「表現したい」という「自己表現」の欲求が必要である。しかし、それ
だけでは成功しない。
・エンターテインメント作品は「商品」である。だから「人を楽しませたい」「尽
くしたい」「読んでほしい」という「サービス精神」が必要である。
・【結論】エンターテインメントには「自己顕示」「自己表現」「サービス精神」
の3つが必要。
・「どんなもんだい」「まいったか」「すごいだろ」という「自己顕示」だけを目
的とするなら、プロになろうとはせず「趣味」として楽しむとよい。そうした作
品でも、同人誌などの自主流通メディアの世界では十分に需要がある。
◇《自己顕示とやる気》
・人に期待されたり、注目されたり、ほめられたりすると、脳内にドーパミンが分
泌され、うれしいと感じて「やる気」が出る。これにより成績が向上したり、心
の成長が促進される。これを「ピグマリオン効果」という。
・「賞罰」「競争」「成功感」など、人に評価されると、たしかにピグマリオン効
果でやる気は出る。しかし、これらは「外発的動機づけ」にすぎない。「内発的
動機づけ」(心から楽しんで書く気持ち)にはおよばない。
・期待されたりほめられたりすると、人にはどうしても「驕り」が出る。「驕り」
はある日突然、自分を地獄に突き落とす。つねに「謙虚」で「ひたむき」である
こと。
.●やる気を起こす方法(8) アイデンティティの獲得
・一番大切な「創作意欲」が湧かず、不安と焦燥に駆られながらも、いつまでたっ
ても他のことにかまけている。そんなあまのじゃくな精神状態におちいる原因と
して「アイデンティティ・クライシス」(自己同一性の危機)が考えられる。
・「自分とはなにか」「自分はなにがしたいのか」「なにができるのか」「自分の
個性とはなにか」――これらの問いかけに答え、乗り越えることが、アイデンティ
ティの獲得である。
..◆【症状】
(1)一番大事なこと(自己実現)をしないで、安易な目標に「寄り道」する。
(2)一番大事なこと(自己実現)に「猶予」を求めて先延ばしする。
(3)「無為」……何かしなくてはならないのに、何もしないでいる。
(4)「アパシー」……無気力。現実からの逃避。
..◆【原因】
(1)なまけ心。……自己実現するより、遊んだり寝たりするほうがラクだなぁ。
(2)自立を恐れている。……独立して一人で戦って生きていくのは怖いなぁ。
(3)結果を恐れている。……自分には才能がないかも。失敗するかも。
(4)自分に甘えている。……どうせ自分の人生だからどーでもいいや。へっ。
(5)劣等コンプレックス。……オレって才能がないのかも。
(6)あきらめ。……自己実現なんて、無理にきまってるよ。なれるわけない。
(7)低レベルな悟り。……いいんだ。これがオレの人生なんだ。満足なんだ。
・これらをまとめて解釈すると、「マイナス思考」の裏に「自分と向き合えない」
「自分を見失っている」という原因がうかがえる。ダメな自分が、自己実現したい
自分をジャマしているのだ。
連投規制引っかかりそうだから
俺と同じく暇な奴は煽ったりして支援頼む。
..◆【解決方法】
・アイデンティティを獲得するには、自分が心底から実現したいことはなにかとい
う、自分の心の奥底にあるかすかな欲求(自己実現の欲求)を、まず見つけるこ
とが重要である。そのかすかな欲求を見落とす人は自己実現にはほど遠い。
・自分の欲求にすなおであること。自分をいつわらないこと。
・自分の欲求が見つかったら、それを目的として具体的な目標を立てる。そして自
分の現在の立場や、今後の展望やリスクを論理的に分析する。自分に才能がある
かないか、あるいは今後、才能が伸びる可能性はあるのか見極める。リスクが大
きすぎたり勝算がまったくなければ、その目標は無益である。勝算がないなら、
目標(手段)を変えるか、あきらめて平凡に生きるほうが幸福である。
・「やれそうだ」と思えればしめたものだ。あとは「やるぞ!」という「意志」を
持てばよい。
・とにかくやりはじめること。「やるぞ!」と思っているだけではしかたがない。
やってみることで「やるぞ!」と思えるようになる。
・自分の作品と、自分自身の目標のベクトルを一致させること。
・自分を信じること。信念を持ち続けること。親が反対しようが、誰一人信じてく
れなかろうが関係ない。自分を信じていれば、決してくじけることはない。「い
つか必ず自分のなりたいものになれる」という「思いこみ」が「自信」である。
・自分と向き合うこと。「これまでの人生の経験や知識、すべての出来事が、今の
自分を作ってきたのだ」と理解すること。
・「オレは○○なんだ」と決めること。(パラノイア、成功すれば、偉い人)
・鏡を見れば自分を客観視できる。「鏡を見たくない」と思う人は現実を直視でき
ない人だ。不細工を気にしてもしかたがない。男は「身だしなみ」で、女は「化
粧」でどうにでもなる。大事なのは「どうにかしよう」という「前向きな姿勢」
である。
・プロボクサーの辰吉丈一郎さんの言葉。(健康上のリスクが少ない早い時期に引
退した方がいいと言われている事に反論して)「自信とかじゃないんですよ。そ
れぐらい自分に惚れなあかんのや。自分に惚れん限りその自分自身は絶対成長せ
えへんから」
32 :
スペースNo.な-74:05/01/11 11:00:11
まとめろよ
..◆【アイデンティティを確立できないまま作家になると】(仮説)
・デビュー後に潰れて消えてしまう。
・なまけグセがつく。筆が遅く、ノリの悪い作家になる。
・パッとしない時期が長く続く。(ジミな作品の作家が、デビューの十数年後に大
バケしてヒットを飛ばすことがある。この変化は、アイデンティティの確立によ
るものではないだろうか?)
..◆【注意】
・アイデンティティを確立しないまま一生を無事に終える人も多い。
・アイデンティティを早い時期に確立しすぎるのもよくない。なぜなら、自分を確
立することは、それ以外の可能性を捨てることでもあるからだ。青春時代は「生
きる目的」を見つけることが「目的」である。「生きる目的=創作」と思い込む
には時期尚早であろう。夢は変化する。小中学生時代の夢を実現する人間はほと
んどいないように。
..◆【青い鳥症候群】
・「青い鳥症候群」……今の自分は「仮の姿」であり、「本物の自分」は別にある
はずだと思いこみ「もっと自分に適した仕事」を求めて、転職や離職を繰り返す
心理。
・より高い理想を追求するのはよい。しかし、もしかするとそれは「現実逃避」や
「ないものねだり」かもしれない。
・創作でなんとか食べていけるメドがつくまでは、今の仕事を辞めてはいけない。
経済的自立なくして創作活動はできない。
..◆【モラトリアム】
・「モラトリアム」……アイデンティティを獲得するまでの猶予期間。この期間に
心が迷うことで、人はさまざまな未来へ可能性をひろげる。「迷い」は向上のモ
トなのだ。しかし、モラトリアムに甘えて無益に時間を蕩尽していると、やがて
寿命のほうが先にきてしまう。自分の肉体や脳の働き盛りの時期を計算に入れて
計画的に生きなければ、無為に人生を蕩尽するだけである。
・明確な目標が決まって、すでにモラトリアムは終わっているのに「鳴かず飛ばず」
の売れない日々が続いている人は、いまが「下積み」の時期なのだ。苦しみあが
きなら努力し続けるしか方法はない。あせってマイナス思考におちいるのはよく
ない。「自分は大器晩成なのだ」と楽観しよう。
・「書けない理由」が「書かない理由」である場合もある。たとえば「まだ表現す
るだけの力がない」「もっと文章や絵が円熟してから書(描)きたい」「まだ機
が熟していない」「ある程度自分の方法論を確立してから書きたい」と感じる場
合である。弁解ともとれるが、書き出さないであたためておくほうがよい場合も
ある。こればかりは本人にしか判断できないことで、第三者が「とにかく書け」
とは言い切れない。いま書けば失敗作で終わる作品も、十年後にならミリオンセ
ラーになるかもしれない。あるピアニストは、気が向かないときコンサートその
ものを中止してしまう。たくさんの人に迷惑をかけるが、ダメだとわかっている
演奏を聴衆に聴かせるよりは、誠実な決断といえるのかもしれない。
.●やる気を起こす方法(9) プラス思考
・クヨクヨしない。
・イライラしない。
・過去の反省はしない。
・将来に不安を持たない。楽天的に考える。
・自分の才能を信じる。
・よろこぶ習慣。
・悩まない。
・前向きに考える。
.●やる気を起こす方法(10) 挑戦思考
・「できない理由」を探して自己弁護をするのではなく、「可能にするにはどうす
るか」と考える。
・奴隷根性を捨てる。われわれは誰かに仕事をやらされているわけではない。自分
のために仕事をしている人は、泣きごとやグチをこぼさない。
・高い目的、目標をもつ。困難だからこそ挑戦しがいがある。
・敵は自分だけである。
・困難にぶつかったとき「もっとゆっくりやればできるだろう」「むずかしくなっ
てきた。もっとがんばろう」などと自分自身を励まし、よりいっそう創作に集中
すること。これがすなわち「努力」である。
・「言いわけ」「泣きごと」などは「甘え」であり、集中力や意欲を低下させるだ
けだ。だまって行動すること。
.●やる気を起こす方法(11) 自己暗示
・「今に見ていろ」「今になんとかなるさ」「なるようになる」「オレにできない
はずはない」「よし、やるぞ〜!」「やればできる」「そのうちよくなる」など、
こうしたかけ声はかなり有効である。
・逆に「しんどいなぁ」「疲れたなぁ」「やりたくないなぁ」「ダメだ」「書けな
い」「時間がない」「いそがしい」などの泣きごとはマイナスの自己暗示で、マ
イナス思考に拍車をかける。
・「きょうは調子が悪いなぁ……」と感じたら、そのままではマイナス暗示になっ
て調子がますます悪くなる。なぜ調子が悪いのか、その原因を論理的に考察して、
調子よくするにはどうすればよいか、その方法を見つけよう。あらかた「なまけ
心」が原因である。
・自己暗示の生兵法は危険である。効果が正反対に作用してしまう可能性がとても
高い。たとえば、地上の板の上は歩けるのに、ビルの高さにある板を歩けないの
は、いくら「落ちないで歩くぞ」と暗示をかけても、「落ちるかもしれない」と
いう無意識的自己暗示が強く作用してしまうためである。経験によって無意識に
「決して落ちない」と思えてはじめて、暗示の効果はプラスに作用する。つまり
「道理にかなわない暗示」では意味がないばかりか逆効果だ。(もっとも、暗示に
成功しても、足をすべらせれば落ちてしまう)
37 :
スペースNo.な-74:05/01/11 11:03:13
お前ら本当に努力してんのか?
寸暇を惜しんで絵を描きまくってもまだ修行が足りないと思ってる人もいるんだぜ。
休日に数時間ちょこちょこっと描いてる程度で上手にならないとか抜かすなよ。
寸暇を惜しんで最低でも5年間は描いて描いて描きまくって、
それでも上手に描けなくて初めて四の五の御託並べろや。
甘っちょろい女々しい軟派野郎が多くてヘドが出るぜ。
..◆【クーエの一般暗示】
(エミール・クーエ (1858-1926)……フランス人。自己暗示法の創始者)
・「日に日に、あらゆる面で、わたしはますますよくなってゆく」と朝と晩20回ず
つ唱える。子供のようなすなおな気持ちになって、目は閉じ、全身の力を抜いて、
耳に聞こえるぐらいの声で唱えること。この暗示の中でもっとも重要なのは「あ
らゆる面で」ということばである。
・この暗示を試してみたが、はじめのうちはかなりの効果があった。しかし、不愉
快なことがあって気分が落ち込んでいるときには、セリフが空々しく感じられて
逆効果のようだ。調子が悪いときには、自己暗示はやめて、原因を論理的に分析
するほうがよい。
.●やる気を起こす方法(12) 達成動機
・達成動機の低い人(やる気のない人)は、失敗や非難を恐れて、だれにでもでき
る安易で無難な仕事をしようとする。(志が低い、あるいは志がない人)
・逆に、自分にはとてもできそうもない困難な仕事をしようとする人も、達成動機
の低い人(夢見がちな人)である。リスクを無視して夢を見るので、現実に夢を
達成する見込みはほとんどない。夢だけを見て、行き当たりばったりの人生をお
くってしまう。(マンガ家志望、作家志望などに多い)
・達成動機の高い人は、努力すれば達成できそうな、困難度が中程度の仕事をしよ
うとする。リスクを理解した上で失敗を恐れず「チャレンジ精神」があり「ゲー
ム感覚」「遊び心」そして「明確なビジョン」をもっている。
・仕事をやり向く傾向の強さは、接近の傾向(達成しようとするやる気)と回避の
傾向(失敗に対する不安)との合成力で決定される。(J・W・アトキンソン)
・ようするに「失敗したらどうしょう」とか「成功しても食っていけるだろうか」
などの不安(マイナス思考)は行動を抑制し、「オレの作品はおもしろい!」な
どのプラス思考は作家を創作に没頭させ上達させる。
..◆【D・C・マクランドの達成動機の基準】
(1)卓越した水準で物事をやろうとする。(志が高い)
(2)独自なやり方でやろうとする。(オリジナリティ)
(3)長期間かかることでも根気よくやろうとする。(粘り強さ)
.●やる気を起こす方法(13) TRH
・好奇心を持つ。
・目標を決定し、勝つことを意識する。
・十分な報酬を得る。(報酬は金とはかぎらない)
以上の3要素がそろえば、やる気を起こすホルモン TRH(甲状腺刺激ホルモン放
出ホルモン)が脳内に分泌され、積極的な行動意欲が生み出される。そのほか、
・堅いものを噛む。
・足を動かす。(散歩) などでも、TRHが分泌される。
(参考番組「ファー・イースト・リサーチ」日本テレビ)
.●論理的思考(Mr.スポックになろう)
・論理的思考とは「大人の考え方」である。かんたんにいうと「思慮深く」なるこ
と。物事を注意深く考え、慎重に判断すること。感情的な自分を見つめる「もう
一人の冷静な自分」をもつということ。
・論理的思考とは、道理にかなう、筋道の通った思考である。「主張」「根拠」
「前提」の三点が明確な思考である。
・論理的思考は、感情をコントロールし精神を健全にする。
・論理的思考は、作家を「常識ある人間」にする。
・論理的思考は、心の危機管理(リスクマネージメント【risk management】)で
ある。論理的思考で、創作活動にともなうさまざまな精神的危機を最小限に抑え
ることができる。
ちゃんとまとめてよ
.●新人作家が陥りやすい非論理的思考の例
..◆【どうせ思考】(なげやり、思慮が浅い)
・「どうせ自分の人生だからどうでもいいや」「どうせ誰にも理解されない」「ど
うせ自分には才能がない」「どうせメジャーでは仕事ができない」――このよう
な「なげやり」な思考を「どうせ思考」という。このような考え方に根拠はない。
自分はダメだという「思い込み」にすぎない。
・「どうせ思考」は建設的な努力の放棄であり、論理的思考の放棄であり、向上意
欲の放棄である。つまり「思考のなまけ」である。
・「どうせ思考」は「自分の可能性を自分で奪ってしまう考え方」であり、発展す
ると最終的には「自殺」に結びつく。このような思考の悪習は早く断ち切らねば
ならない。
・「どうせ思考」を断ち切るには「論理的思考」をするしかない。論理的に考える
習慣をつければ、自分で自分の首を絞めるような思考はしなくなる。
《解決方法》
・ただ、あきらめるのではなく「なぜできないのか?」「なぜわかっても
らえないのか?」と考える。主張に根拠がなければそれは「思い込み」
である。
・「自分が本当にやりたいことはこれだ」という主張を持つ。(意志)
・障害になっている「原因」を取り除く努力をする。
..◆【マイナス思考】(泣きごと)
・「なにもかもうまくいかない」「新人賞の予選に落ちた」「書く時間がない」
「もうダメだ」――このような泣きごとを「マイナス思考」という。
・「マイナス思考」は「暗示」により、不幸な気持ちを増幅させる。
・「マイナス思考」は、ただの不幸な気持ちを「絶望」にすり替えている。
・「マイナス思考」の裏には「成功しなければならない」「認められるべきだ」な
どの非論理的な「前提」がある。これらの前提はただの「願望」であり「根拠」
を欠いた、不当な「思い込み」にすぎない。
・伊藤順康著「自己変革の心理学」によれば、「〜でなければならない」「〜であ
るべきだ」などの絶対論的思考は「べき思考」とよばれる。「べき思考」は「不
幸感」を生み出す元凶であり、論理療法の治療は、この非論理的な思考をみつけ
ることからはじまるという。
・「マイナス思考」を頭の中で繰り返していると、やがては情緒障害をひきおこし、
自滅することになる。
《解決方法》
・考えてもしかたがないことを、心の中で何回もくり返さない。
・「プラス思考」をする。
・前提を「願望」から「常識」に改める。
「成功しなければならない」→「成功するには努力が必要だ」
「認められるべきだ」→「認められるには才能が必要だ」
・不幸の「原因」をみつけ、問題を解決する。
..◆【可能性を奪う思考】
・「作家にならなければ生きている意味がない」――これは、事実にもとづかない
「不当な思い込み」である。「根拠」も「前提」もない。これ以外の選択に「価
値がない」というレッテルを貼り、自分を洗脳している。
・一見「なにがなんでも作家になる」という前向きな考えに思えるが「挫折したら
死ぬ」という危険を含んでいる。これを「可能性を奪う思考」という。
・このような非論理的な信条を立ててそれに固執することは危険だ。精神分裂や自
殺につながりかねない。
《解決方法》
・筋道の通った思考をする。
(例)「作家になるために、努力してよい小説を書こう」
・現実をありのままにうけとめる。ほんとうにその道を選択することが正
しいのか、恐れず勇気を出して考えてみる。
・挫折した場合は、ほかの可能性を模索してみる。一つの道で挫折した人
が、別の道で成功したり、幸福になる例はいくらでもある。
..◆【引っ込み思案】
・「こんなことをいえば気を悪くするだろう。だから黙っていよう」――このよう
な「憶測」や「推測」が「引っ込み思案」の原因である。
・「主張」をしないで頭の中に不当な「不満」「不信感」「敵意」をため込んでい
ると、やがてコミュニケーションができなくなり「人間不信」から情緒障害をひ
きおこす。
・たとえば作家が、編集部との打ち合わせの際に、自分の考えを主張できなければ、
編集者は「この作家には主張がない」と判断して、作品内容に深く介入するよう
になる。それでもまだ、なにも口に出せないでいると、やがて「書きたいことを
書かせてもらえない」という「不満」や、「この人は創作がわかっていない」と
いう「不信感」をもち、それが高じて、編集者への「敵意」になる。
・「引っ込み思案」の人がたどる二つのプロセス。
(1)「沈黙」→「いいなり」→「爆発」(キレル)
(2)「沈黙」→「いいなり」→「奴隷化」(依存してしまう)
《解決方法》
・自分の「本音」を抑圧しない。「自分はこんな作品を書きたい」と主張
する。
・他人の反応を恐れる必要はない。「あたって砕けろ」の精神で主張を伝
える。
・相手の主張も確認する。
・おたがいが納得できるまで「交渉」する。あるいは「ディベート」する。
・理屈が通じない相手なら、怒鳴りあうのも一つの方法である。
・話し合わなければ、おたがいがますますわからなくなる。
・他人(家族も含む)に依存しない。自立する。最終的な決断は自分の意
志でおこなう。
《注意》
・「クライアントの依頼どおりの仕事をするのがプロである」と考える作
家がいれば、「他人が創作に介入することは絶対に許さない」と考える
作家もいる。いずれも作家個人のスタンスであり、他人がとやかく言う
問題ではない。
・ただ、いずれの場合にも、そのスタンスをあらかじめ編集者に伝えてお
く必要はある。
..◆【不当な思い込み】(結果論)
・「作品の収入だけでは食べていけない。現実は甘くない」
「芥川賞や直木賞を獲らなければ本は売れない」
「悪い編集者にあたると成功できない」
・これらは「結果論」にすぎない。新人が考えてもしかたがないことである。
・作品の収入だけで生活している人もいるし、賞がなくても本が売れている人もい
るし、悪い編集者にあたってもつぶされない人もいる。収入が少ない理由、本が
売れない理由、成功できない理由を、自分以外のせいにしてもしかたがない。
《解決方法》
・自分の頭で思考する。「なぜか?」「根拠はあるのか?」と考えてみる。
迷信や偏見、誤報の可能性も考える。
・「挑戦思考」をする。
・ようするに、自分が「おもしろい作品」を書けばなんの問題もない。
..◆【過去へのとらわれ】(後悔、恨みつらみ)
・「あのとき、ああしておけばよかった」(反省)
「なんであんなことをしてしまったのだろう」(後悔)
「あいつのせいで、こうなってしまった」(恨みつらみ)
・これは「ぐち」である。ぐちを心の中で何回繰り返しても思考のムダである。
・「反省」するのはよいが、そこで「停滞」してはならない。
《解決方法》
・将来同じ過ちを犯さないためにはどうするかを考え、欠点を改める。
・失敗したのはむしろラッキーだったと、あとになって思う場合は多い。
・失敗は成功のもと。
・ころんでもタダでは起きるな。
.●プロ作家が陥りやすい非論理的思考の例
..◆【他人への敵意】(上昇志向による思考のゆがみ)
・「志の低い連中はみんな敵だ」「編集者は敵だ」――これは、プライドの高い作
家がおちいる思考である。
・創作に対する思いが強くなると、周囲の人間の考え方がくだらなく思えてくる。
「なんて志の低いやつらだろう」「なんでもっとがんばらないのだろう?」そし
て最終的には「自分以外みんなバカ」となる。それが態度に現れだすと、周囲も
腫れ物をあつかうような態度になり、孤立し、人間不信になって自滅する。こう
して自分で自分を追いつめていく。
《原因》
・この作家は、次のようなことを考えているのではないだろうか。
「いまのマンガ家は堕落している」
「創作は芸術である。金儲けの手段にするな」
「編集者は批評しているだけで仕事をしていない」
・まず「○○は、〜であるべきだ」という「前提」がまちがっている。自分の信条
や主義が絶対であるという「思い込み」を捨てなければならない。「前提」がま
ちがいなら、正しい主張は得られない。
・「マイナス思考」の部分でも述べたが「〜でなければならない」「〜であるべき
だ」などの絶対論的思考は「べき思考」とよばれ「不幸感」(擬似の絶望)を生
み出す元凶である。
・気負いすぎている。俗に「てんぱってる」などともいう。自分と周囲の温度差の
違いにいらだっているのだが、自分が熱くなりすぎていることに気づいていない。
たとえるなら、周囲が日常生活をしている中で、一人だけが戦争をしているよう
な状態である。
・他人に不当なレッテルを貼っている。他人を認めようとする前向きな姿勢がない。
・相手の欠点を非難しているだけ。しかも、非難を口に出さずに頭の中で復唱して
いる。これではフラストレーションがたまるだけで、なんの問題解決にもならな
い。
・「独善主義」(ひとりよがり)の思考である。他人の立場は考えず、自分一人だ
けが正しいと思い上がっている。あるいは、他人を見下して自己満足にふけって
いる。
・「ひとまとめ主義」の思考である。多様なはずの「マンガ」「創作」「編集者」
を「十把一絡げ」に扱っている。「最近の若者はなっとらん」というオヤジと同
じ思考である。
・心の根底に、他人への「敵意」がある。← こころあたりはありませんか?
・「自分は憎まれている」と感じるのは、自分の敵意が相手に「投射」されている
ためである。
・自分の能力を過大に評価するのは「誇大妄想」で、躁状態の副産物である。
・純粋すぎる人は、もろい。(薄汚れてる奴はしぶとい)
・熱く語るタイプは、消えやすい。
《解決方法》
・「〜であるべきだ」という「虚構」や「独断」を改める。
・「絶対」「定説」「真理」という言葉を疑ってみる。
・他人を敵視する自分に気づいたら、敵意を持つ「根拠」を考える。こち
らの不当な思いこみで、相手の人格を否定していないか?
・主義の違う者に、嫌悪感や敵愾心を持ってはいけない。すべての他人は
自分とはまったく異なる存在である。知識も性格も考え方もそれぞれに
違い、それぞれに独自性を持っている。その現実を認めること。
・他人と自分を「比較」するのはナンセンスだ。
・上昇志向を持つのはよい。しかし、主張を他人に「押しつけ」てはなら
ない。
・熱くなりすぎない。熱くなりはじめている自分に気づいたら、クールに
自己分析する。(習慣をつける)
・プライドは表面に出さず作品に出す。
・他人にレッテルを貼らない。他人の気持ちになって考えてみる。
・欠点のない人間なんていない。相手の長所を見るようにする。(他人を
認める努力)
・作品内容に関して編集者と納得できるまで交渉する。おたがいに歩み寄
る姿勢がなければよい作品はできない。
・どうしても相性の合わない編集者なら、替えてもらえばよい。それが無
理なら、こちらが去るか、力関係で上になり、相手を潰すしかない。
..◆【野蛮化】(したい放題、いいたい放題)
・むやみにいばる。非常識な行動。わがまま、無分別、利己的、不機嫌、性格の極
端化、理性の歯止めがきかない。
・これは「老人性痴呆」の症状に酷似している。ただし「痴呆」はない。
《原因》
・「力関係」のある構造の中で、権威に酔って思考力が麻痺する。
・組織は人間をバカにする。
・仕事のストレス。
・「孤独」。自分のまわりに信頼できる人間がいない。本音で忠告してくれる仲間
も部下も師匠も両親もいない。ひとりぼっち。周囲は敵ばかり。
《解決方法》
・つねに「謙虚」をこころがける。
・適度なフラストレーションの発散。(遊び)
・社交的に生きる。仕事や利害の絡まない友人をつくる。人間どうしの支
え合い。ソーシャルサポート。(オンジにはハイジ、スーさんにはハマ
ちゃん)
・「帝王学」などを修養するか、あるいは「信仰」をもつ。
..◆【完全主義】(完璧主義)
・「100パーセントの仕事をしなければ満足できない」――これは完全主義の思
考である。やる気をおこさせる反面、心にねばりがなくなる。
・究極を追求するタイプはもろい。
・妥協をしらないということは「中庸」ではないということだ。
・創作に「完全」はない。どこかで妥協しないときりがない。
《原因》
・パターンに乗るとラクなのに、それを壊そうとした。
・リアリティを追求しすぎた。(書き込みすぎ)
・単純化を追求しすぎた。
・遅筆、寡作(かさく)、スピードが遅い。
・まじめすぎた。
・自分を追いつめるタイプ。
・自己満足の部分がある。(作品を客観視できない)
《解決方法》
・「完璧」を求めるのではなく「なるべくうまく」やる。
・心に「ゆとり」をもつ。
・少しは「我慢」する。
・作品をパターン化する。
・締め切りのギリギリまでひっぱらない。
・作品のクオリティの「基準」を設ける。
・客観的になって「読者に有効ではないこだわり」を捨てる。(エンター
テインメント作品は「芸術」ではない)
・ときどき仕事を「さぼる」。そして「遊ぶ」。
・「駄作を絶対に書かない」ことにエネルギーを使うのではなく、毎回コ
ンスタントに書きながら、作品のクオリティを高める努力をする。
・過去の駄作を気にせず、新作のことだけを考える。
・こだわり過ぎず、手を抜かず、あくまで「中庸」。
・パレトの法則(80/20の法則)
・最も重要な20パーセントをやれば、80パーセントは満足できる。
・ようするに「大事なことを先にやる」。
・完全主義の人は、残り20パーセントの満足のために80パーセン
トのエネルギーを使う。
《注意》
・クオリティの「手抜き」をしてはいけない。
・作者の「こだわり」は必要である。
・「7割の力で仕事をしなさい」と、他人が口出しすることはまちがって
いる。全力を尽くして5年後に死のうが、80パーセントの力で20年間仕
事を続けようが、作家本人の勝手である。
・燃え尽きるのも一つの人生である。
..◆【感情の暴走】
...◇「怒り」(われを忘れる、キレる)
《解決方法》
・怒りがこみ上げてきたら、主張しないこと。(しゃべらないこと)。論理的思考
ができないときの発言は、たとえ自分の発言であっても信用してはならない。
・怒りの感情に支配された動物としての自分を、冷静な目でながめるもう一人の自
分が必要。
・怒りを静める特効薬は、自分の「驕り」に気づいて恥じ入ることである。
・相手の「無礼」に腹が立つとき、「相手は礼儀正しくするべきだ」という「べき
思考」に陥っている。つまり、自分にも「驕り」がある。
・できれば相手を怒らせず、洞察力をもって接する。(冷静に観察する)
・釈迦やキリスト、神父や牧師など、おだやかなキャラになりきってみる。
・相手が知的な人物であれば、時間をおいて双方が冷静になってから、ディベート
する。
・相手が理屈の通じない人物であれば「黙殺」する。諭してもムダである。しゃべっ
てはいけない。
・「わたしは悪くない」「わたしが正義」と考えないこと。相手もそう思っている。
水かけ論は無意味である。
・「勝つ」ことにとらわれず「正しい」ことを見つける。
・怒っているときは、自分につごうのいい判断をしやすい。自分を疑うこと。
・自分は「偏見」を持っていないか?
・自分は「憶測」で相手を判断していないか?
・相手はなぜその行為におよんだのか。相手の立場で考える。
・相手の短所をさがすのではなく、長所をさがす。(人によって難しい場合もある)
・自分のあやまちは、すなおに認める。
・「復讐」は前向きな思考ではない。理不尽は世の常である。「怒り」を原動力に
して前向きに生きるべきだ。
・理不尽な目にあったら、仏教の六波羅蜜の「忍辱」の訓練になってラッキーだと
思えばよい。
《怒りで得する方法》
・怒りをおさえて、ストレスをためないほうがよい。もっともよいストレ
ス発散法は「よい作品を書くこと」である。心理学ではこれを、自我防
衛機制の「昇華」という。
・怒りは創作のエネルギーに転換できる。(作家の特権)
・怒るときに分泌されるノルアドレナリンは、脳を覚醒させ、行動させ、
活動的にする。つまり、人を「元気」にするモトである。
・創作に没頭すれば、小さなことはどうでもよくなる。
・「いまに見とれよ。見返してやるからな」と考えるのも、ガラは悪いが
前向きな考え方である。
...◇「悲しみ、恋心、後悔」
・むかしのことが思い出されて心がかき乱されることがある。
・感情を引き起こすのは「自分の観念」であり、事物そのものではない。
(ストア派の哲学者エピクテトスの思想)
・ようするに、自分の心がイヤなことに向かうから、心がかき乱されるのであって、
イヤなこと自体は、すでに心をかき乱す原因ではない。
・泣き狂っても、あの人は戻ってこない。後悔しても、事実は変わらない。
《解決方法》
・相手をどうするかではなく、自分の受け取りかたを改善する。
・自分の不幸を悔やんでいるから、不幸は消えない。悔やむより自分がこ
れから幸福になる方法を考える。自分にとって前向きな行動をする。
・失った相手を想うのではなく、積極的に新しい関係を求める。
...◇「悪口」
・悪口に腹を立てるのは、まったくナンセンスである。なぜなら、悪口が事実なら、
自分の欠点を指摘されたのだから、すなおに反省すべきであって、腹を立てる筋
合いはない。また、悪口がまちがいなら、気の毒なのは相手であって、自分が腹
を立てる必要はない。(トルストイ・意訳)
《解決方法》
・悪口の内容をよく吟味する。
・納得できることだけを受け入れて、あとは聞き流す。
...◇「批評、批判、中傷」
・作品への「批評」は、作品の向上に役立つ情報の提供である。たとえ作品を批判
されても怒る理由はまったくない。内容が事実なら、すなおに反省する。
《注意》
・批評や、アドバイスをうのみにしないこと。アドバイスに振り回されて
作品がダメになることもある。アドバイスはだれにでもできるが、創作
は自分にしかできない。
・デビュー時の「賞賛」ほどあてにならないものはない。うぬぼれないこ
と。その後の研鑽が重要。
・プロ作家になったら、自分の作品について書かれた記事を、いちいち読
まないほうがよい。なぜなら、それらを読むと仕事が手につかなくなる
からだ。
・「中傷」されたら「黙殺」すること。
・「中傷」する人は、あんがい「批評」しているつもりかもしれない。口
は悪いが、つき合ってみると、まじめでひたむきな人だった、というこ
とはよくある。
・作品が世間に認識されず、評論家にも「黙殺」されるようなら、少しは
落ち込んだほうがよい。
.●意志決定のプロセス
・【目的】(purpose)
・なにがしたいのか?
・目指すべき方向。
・【目標】(target)
・目的を達成するために設けた目印(対象)。
・いつまでにやるか、という時間制限(基準)も含まれる。
・具体的でムリのない目標がよい。
・【案】(plan)
・目的や目標を実現するための具体的な方法。
・なにをなすか?
・数多くある案の「優先順位」も成功のカギになる。
・最も重要な案から実行する。
・【リスク予測】
・どんなリスクがあるか?
・【リスク対策】
・リスクを具体的につぶして、案を改善。
・【結論】
・計画を具体化するための正しい意志決定(修正された案)
・実践段階でも臨機応変に案を改善してゆく。
(参考文献 中島一「意志決定入門」日経文庫)
>>60 叩かれる場合よりスルーされる場合に気を配れ…と
・目的、目標、案を混同してはならない。
・「案」に執着していると目的を見失いやすくなる。目的はつねに明確にしておく
とよい。
・正しい意志決定には、ふだんの「情報収集」が必須。
・経験主義は捨てる。経験はデータのごく一部にすぎない。経験則にあぐらをかい
て情報収集をおこたると作品が「時代遅れ」になる。
・つねに「なぜ?」と考える。物事を疑ってかかる。あるいは逆に物事を素直に考
えること。
・失敗を「運」のせいにしない。失敗の原因を認識できなければ成長しない。
・「決断力」のある人は「直感力」に優れている。しかし、直感に固執するあまり、
「思いつき」に流され失敗しやすい。合理的に思考せねばならない。
.●基準
・目標には「基準」が必要である。
・基準とは、最低限それだけは満たされるべき条件である。
・「タイムリミット」……いつまでに執筆を成し遂げるか。(締め切り)
・「ノルマ」……期限までにどれだけの枚数をこなすか。(枚数)
・「作品のクオリティ」……つねに最高傑作をめざす。(質)
・基準を設けて自分自身をしばらないと挑戦思考や意志を失いかねない。
・基準がいつも同じでは成長がない。それまでに書いた最高傑作を基準にして、そ
れ以上をめざして挑戦するとよい。
・平均水準を狙うのが「プロ」。それを超えるののが「一流」。
.●リスク
・挑戦には必ずリスクがある。
・リスクは大きすぎても、小さすぎてもいけない。ゲームに例えるなら、難しすぎ
てほとんど勝つ見込みのないゲームはやる気がしない。(リスク大)逆に、絶対
に勝つのがわかっている簡単なゲームもまた、やる気がしない。(リスク小)
・リスクを軽視しないこと。「たいしたことはないだろう」と考えないこと。
・リスクを恐れて最初から逃げ出さないこと。リスクを回避する方法を考えること。
・リスク対応は、具体的に考えること。リスクの原因をつぶすこと。論理的に思考
すること。
・予測できないリスクもある。そんなときは、変化にすばやく冷静に対応すること。
実行段階で被害を最小限にとどめることができるはずだ。
・いざというときのために「次の手」を考えておくのもよい。ただし、次の手の用
意に手間取ってはならない。
・よい案にはかならずリスクがある。そのリスクを具体的につぶすこと。
・リスクの少ない案は捨てる。
.●マクレガーのX理論、Y理論 ダグラス・マクレガー……米国の行動科学者。
・X理論……人間は怠け者で、強制され、命令されなければ仕事をしない。
・Y理論……人間は「条件」しだいで自ら進んで仕事をするし、責任感も持つ。
・Y理論の「条件」とは
・「魅力ある目標」
・「責任」
・「自由裁量(お前にまかせる)」を与えることである。
.●F・ハーズバーグの二要因説
<衛生要因>…………低次の欲求
・原稿料、印税
・知的生活の充実(余暇)
・出版方針
・編集者との人間関係
・地位(現在の社会的名声)
・生活の安定
<動機づけ要因>…………高次の欲求
・達成感(仕事を成し遂げること)
・仕事そのもの(作品や、仕事そのものに満足できること)
・責任感(責任を持たされること)
・承認(認められて評価されること)
・昇進(威信の大きい地位につけること)
・成長(技能の成熟。作品の質の向上。よりプロフェッショナルへ)
・衛生要因(低次の欲求)はいくら手に入れても、さらに欲しくなり、いつまでも
満足することはない。逆に動機づけ要因(高次の欲求)は、簡単に手には入るも
のではないが、一度手にはいると大きな満足を得ることができる。
.●快楽主義について
《人はなぜ働くのか》
・「快」がほしい。
・金が欲しい。(報酬)
・人に認めてもらいたい。(賞賛されたい。存在を誇示したい)
・やりがいがほしい。(生きがいがほしい)
・権力や権威がほしい。(賞、役職)
・歴史に名を残したい。(名誉)
・ラクしたい。(不快を避けたい、なまけたい)
・脳にドーパミンが欲しい。(快感がほしい)
・上記の欲求は間違ってはいない。低次の欲求ではあるが、世の中のほとんどの人
はこれらの報酬のために生きている。さて、ではこれらの報酬がなくなったら、
あなたは創作を辞めるのだろうか? 不満だから辞める、金をくれないから辞め
る、人に認めてもらえないから辞める、やりがいがなくなったから辞める、権威
がないから辞める、歴史に名を残せそうもないから辞める、ちっともラクじゃな
いから辞める、ドーパミンが出ないから辞める。――あなたにとって創作はその
程度のものなのだろうか。
・社会心理学者のE・L・ディシの実験によれば「報酬が人々のもともと持ってい
るやる気や興味、集中力を低下させてしまう」という。報酬が目的になってしま
い、報酬が減ったとたんにすべての興味を失ってしまうのだ。
・報酬や評価は自律性を狂わせる。自分を見失わないように、ときどき初心に戻っ
て、自分は本当はなんのために働くのか(創作するのか)を考えてみる必要があ
る。
・金に執着することはくだらない。赤ん坊がおしゃぶりに執着するようなものだ。
金を目的にしてはならない。金は仕事に自然についてくる。
・脳にドーパミンを出すためだけに生きているなら、覚醒剤中毒患者といっしょで
ある。快楽は目的ではない。
.●ハングリー精神
・なにかが足りないという「欠乏感」があるから「欲求」が生じ「行動」に駆り立
てられる。
・もう創作で食っていくしか道がない。なにがなんでもこの仕事にしがみついて生
きてゆくしかない、という差し迫った「あせり」は有効だ。
・「才能」の欠乏感もハングリー精神を生む。人は自分の無力を思い知ってはじめ
て、それを必死になって埋めようとする。つまらない人間ほど大バケしたら強い。
・作品を完成させることでしか満たされない欲求がある。その欲求を満たそうとす
る気持ちが「創作意欲」である。
・デビューしても、そこで満たされてはいけない。成功しても、それで満たされて
はいけない。つねに書きたいものを抱えていること。
・「私は本当に自分のできる最大限のことをやっただろうか? まだだ。だから私
はいまだにハングリー精神が旺盛なんだろう」(スティーブン・スピルバーグ)
・つねにハングリーであること。これはひとつの才能である。
.●コミットメント(commitment)
・コミットメントとは、心底から本気になってなにかに没頭している状態のこと。
仕事(創作)に没頭したり、マンガやゲームに我を忘れて熱中する(ハマる)の
も「コミットしている」などという。
・コミットメント中は、モチベーション(やる気)が非常に高くなる。
・コミットメント中は、集中力が非常に高くなる。
・コミット(没頭)しなければ、創作はできない。
・イヤなことにはコミットできない。好きなことだからコミットできる。まず創作
を好きになること。
・組織では、ひとりが仕事にコミットしすぎて、まわりの同僚のモチベーションを
逆に下げてしまうことがある。組織の中では、自分がコミットするだけではなく、
周囲を自発的に動かすテクニックが必要だ。(リーダーシップ)
・一人で執筆する作家の場合も、編集者や周囲のモチベーションを考える必要があ
る。
・仕事にコミットしすぎて家庭崩壊してはなんにもならない。家庭(基盤)がなく
ては仕事に身が入らなくなる。集中しすぎず、周囲に注意を払うこと。
>>66 特殊な場合以外でも日々の練習の中等、意外と身近で関わってきそうな問題ですな。
..◆【ワーカホリック(仕事中毒)】
・コミットメントは、危険な側面をもっている。過剰にコミットし続けると、ワー
カホリック(仕事中毒)になり、「過労死」をまねく場合すらある。
・コミットすると、A10神経でドーパミンが大量に分泌されて脳が覚醒する。全身
にはノルアドレナリンが行き渡り、元気に、活動的になる。これらドーパミンや
ノルアドレナリンは覚醒性のホルモンであり、過剰に分泌され続ければ、人はエ
ネルギーを使い切って死んでしまう。それを適度に抑えてコントロールするのが
「セロトニン」である。セロトニンの分泌により「疲労」が生まれる。だから、疲
れたときは休むべきである。一回の睡眠でテンションは下がらないので、安心し
て寝るとよい。
《ワーカホリック(仕事中毒)の対策》
・ふだんから仕事(創作)にゆとりを持つ。
・仕事(創作)を楽しむ。
・趣味(遊び)と仕事(創作)のバランスをとる。
・冷静に自分の精神状態をながめて、自己コントロールする。(論理的思考)
・仕事(創作)への病的な執着はしない。仕事(創作)に逃避しない。
・適度に休息をいれる。
・ときどきサボる。
・さまざまな人々との交流を持つ。(ひとりぼっちはダメ)
・自分が本当になにをやりたいのかよく考える。(目的や目標が間違ってないか)
..◆【バーンアウト(燃え尽き症候群)】
・コミットしていた仕事が一段落して、少し気がゆるんだとき、バーンアウト(燃
え尽き症候群)におちいる場合がある。
・症状……モチベーション(やる気)の喪失、無気力、頭痛、めまい、不眠症など。
・原因……仕事への過度のコミット。目標を見失った反動。ストレス解放の反動。
・特徴……まじめでモチベーションの高い人間ほどなりやすい。
・対策……上記のワーカホリックの対策と同じ。
・一生かけてやるだけの価値ある目標(ライフワーク)であれば、バーンアウトに
なる可能性は少ない。
・漫画家の藤子不二雄A・F両氏がトキワ荘の時代、仕事が猛烈に忙しいにもかか
わらず、正月に帰郷してしまい、まったくマンガが描けなくなって数社の原稿を
落とした、という有名なエピソードがある。過度の緊張のあとの不意の気のゆる
みも一因であるが、 仕事があまりにも忙しすぎて「楽しさ」よりも「苦痛」が
大きくなりすぎたことが、最大の原因であろう。
・仕事が終わったら、次なる目標を見つけねばならない。つねに「次の手」を考え
ておこう。(次の手を考えておくのはよい。しかし次の手の準備に手間取って、
今の仕事に支障があってはならない)
.●「忍耐力」
・アルバイトで食いつなぎながらでも、毎晩、疲れて寝てしまうまでは、コツコツ
と創作に没頭しよう。創作上のストレスは「快ストレス」であり脳を鍛える。
・「創作する時間がほとんどない」とイライラしてはいけない。そうしたマイナス
思考は「不快ストレス」を増大させるだけである。
・「忍耐力」は、くりかえし「ストレス」に耐えることで自然に身につく。つまり
ストレスが「忍耐力」をつくる。(↓詳細)
・ストレスを受けると視床下部と脳下垂体を中心に、POMC(プロオピオメラノコル
チン)というホルモンが合成される。この POMC が酵素で分解されて、ベータ・
エンドルフィンや、ACTH(副腎皮質刺激ホルモン)などになる。ベータ・エンド
ルフィンは鎮痛作用と快感作用をもち「精神的ストレス」を解消させる。ACTHは
副腎皮質ホルモンを分泌させ、全身の炎症やアレルギーといった「身体的ストレ
ス」を解消させる。これらのプロセスは核酸に記憶され、同じストレスを感じた
とき、すぐにPOMCが合成されるようになる。このプロセスが「忍耐力」の正体で
ある。
・《結論》
過酷な労働の日々に耐え、自分の身体にムチ打って作品を残した者だけが
成功できる。
.●働きながら創作する方へ
・おまへの素質と力をもつてゐるものは
町と村の一萬人のなかになら
おそらく五人はあるだらう
それらのひとのどの人もまたどのひとも
五年のあひだにそれを大抵無くすのだ
生活のためにけづられたり
自分でそれをなくすのだ
すべての才や力といふものは
ひとにとゞ まるものでない
(宮沢賢治「春と修羅」第二集「告別」(作品第三八四番)より抜粋)
・「わたしは才能を売ることはしたくない」ということばこそ、独善とごう慢の見
本である。ただちょっと頭を下げさえすればものを書くことでなんとか生活して
いけるのに、彼らは才能を売りたくないばかりに、秘書、セールスマン、下水道
工事人、ドーナツスタンドのウェイターなどの職業を選ぶ。ところが、不幸なこ
とに、作家が自分の才能を売るかわりにこういった世俗的な仕事を選ぶ場合は、
生活してゆくのがやっとなのである。そして一時しのぎの仕事がいつしか定職に
なってしまい、ペンをとるのは週末か仕事を終えて帰宅したのちの夜の時間だけ
ということになってしまう。こうなると、疲れていることもあって、本来ならじゅ
うぶん楽にこなせる短編ですら、満足に仕上げられなくなってしまう。一度は、
作家として身を立てるチャンスに出会いながら、身を落とすことを恐れるあまり
に、二度と作家として道を歩めなくなってしまったケースを、わたしは数多く見
てきている。
(ディーン・R・クーンツ著/大出健 訳「ベストセラー小説の書き方」朝日文庫)
・仕事からエネルギーをもらえるやりかたがある。仕事と対立しているとエネルギー
をロスすることになる。
・創作にも経済的自立は必要である。生活レベルの向上は、執筆環境の充実につな
がる。最低限、机やパソコンは必要だろう。また東京の夏は熱帯並みに暑く、エ
アコンは知的生活に欠かせないアイテムである。また本が増えてくれば、書庫も
必要になる。
・余るほど金があれば、不労所得で生活し、すべての時間を創作や知的生活のため
に使うこともできる。
・若い人にとって、貧乏は楽しいものである。若い人は貧乏をバネに飛躍すること
ができる。しかし、30歳を過ぎて貧乏なのは問題である。貧乏も長く続くと心が
卑屈になり、志もすり減ってくる。定職につき、経済的安定を得よう。生活不安
は創作の大きな障害となる。借金がある場合は、必ず全額返済しよう。
・ぼくの場合、約15年間、ずっと貧乏でした。アホな人生です。同じように不器
用な人生を歩んでいる方にぼくがいえるのは、今の苦しさがあなたの才能を磨い
ているのだということです。金がないことを嘆いてもしかたありません。精神論
になりますが、とにかくすき間の時間をみつけて、歯を食いしばって、ひたすら
創作するしかないのです。
.●自己関与
・創作には「自己関与」が必要である。
・「自己関与」とは「自分の人生を、自分のものとして取り組む」こと。もっとわ
かりやすくいうと「自分のために生きる」ということ。
・たとえば、自己関与しない人とは、自分の人生に無関心で、他人や組織の考えに
流されて人生を棒にふる人である。一見、利他主義(他人の幸福や利益を第一に
考えて行動する主義)にも見えるが、自己関与がないなら、それは自分を偽って
いるだけである。やがては「仕事のために自分が犠牲になっている」と錯覚して、
情緒不安定になったり、問題行動をおこすようになる。
・自己関与している人間は、自分が犠牲になっているとは感じないし、泣きごとも
いわない。
・エンターテインメントは「読者を楽しませること」が基本である。しかし「だれ
かのため」だけで、そこに「自己関与」がないと「一生懸命やっているのに評価
されない」などという「甘え」に陥りかねない。「創作を好きでやっている」と
いう気持ちを、つねに持ち続けたい。
・ボランティアも、奉仕が義務になると長続きしないそうだ。楽しんでやる人は、
いつまでも続くらしい。
.●自立(independence)
・創作には「自立」(知的独立)が必要である。
・「自立」とは、人を頼らず、甘えず、自分で考え、自分の意志で積極的に行動で
きること。
・「消極的」では成功しない。自分から企画を出し、売り込んで、リスクを背負う
ぐらいのバイタリティは必要。
《依存しない》
・むやみに人を頼る人間は成功しない。
・援助を「期待」してはいけない。期待は達成動機を低下させる。内助の功、パト
ロン、スポンサー、後援者、などを求めてはいけない。
・作家に「パトロン」はいらない。人間は弱いもので、人の優しさには際限なく甘
えてしまう。働かず、創作せず、時間を遊びに蕩尽し、堕落して、見捨てられ、
鳴かず飛ばずで、のたれ死にするのがオチである。
・「経済的ひっ迫」や「書く時間の不足」をなげく必要はない。作家を磨き、形作
るのは、今の苦しみだけである。苦しみもがいている今こそが、作家として成長
しているときなのだ。苦しみを喜んで受け入れよう。
・奥さんの「内助の功」で作家になれた人もいる。その作家は「あせり」や「将来
への不安」があったから根気よく書き続けられたのであって、援助に心から依存
していたら成功はなかったであろう。
・「ヒモ」は目的のない人間にしかなれない。
・「出版社」にも依存してはいけない。新人賞を受賞してデビューしても、出版社
がじっくり育ててくれるなんてことはない。頼れるのは自分だけである。
.●「なまけ」の克服
・「なまけ」とは、しなければならないことをせずに、ほうっておくこと。
..◆【適度なあせり】
・「適度なあせり」は、なまけ克服に有効である。あせりがあると、密度の高い集
中力を発揮できる。(無我夢中)
・「タイムリミット」「締め切り」をつくる。(背水の陣)
・「書かないといけない」というあせりがあるなら、それは書くときである。
・仕事の契約(他人との約束)をする。
..◆【責任をもつ】
・作品に責任をもつ。責任とは自分を仕事に駆り立てる動機づけである。作品に責
任を持てばなまけることはない。
・重要なのは、責任を「義務」や「負担」のように考えないことだ。
・「責任(responsibility)」とは、語源的には「レスポンス(response)」と同
じで「契約に対する応答、保証」を意味する。すなわち、決められたプランをス
ケジュールどおり実行することを相手や自分に「約束」することである。
・「プロフェッショナル魂」があればなまけることはない。創作は「仕事」である
という認識をもち、作品のクオリティに責任をもつこと。
・家族を食べさせていかねばならないという「責任」も、仕事の切実な動機となる。
..◆【ちょっとに気をつける】
・「ちょっと」に気をつける。「ちょっとだけ○○をしよう」と考えても、そのま
まズルズルと流されて、やがて時間がなくなったり、疲れて寝てしまうのがオチ
だ。○○とは、たとえば「遊ぶ」「やすらぐ」「社交」「雑用」などである。
・「誘惑」「雑念」「気がかり」に気をつける。机のまえに座って、パソコンの電
源を入れ、いざ書きはじめようとしたら、キーボードの汚れが気になって掃除し
たくなったり、テキストエディタのカスタマイズをしたくなることがある。この
ような雑念の根本的な原因は、なまけである。なんの目的で机のまえにいるのか、
よく考えること。
・自分ではつまらないことだと自覚しているのに、意志に反してそれをやりたくな
ることを「強迫観念」という。このような不合理な強迫観念は、論理的思考によ
って希薄にしてゆかねばならない。
・「疲れたからちょっと休もう」と思っているあなた。ほんとうに疲れているのだ
ろうか。いや、たいして疲れていないはずだ。睡魔が襲いかかるまで寝転がって
はいけない。身体にムチ打って書き続ける以外に、作品を完成させる方法はない。
..◆【惰眠(だみん)に気をつける】
・「惰眠」ほど危険なものはない。惰眠は人を「無気力」にし「書く気力」をなく
させる。
・惰眠をむさぼる理由は「書く現実からの逃避」や「書くことの先送り」である。
・眠る時間を決めること。規則正しい生活をすること。
・毎日、最低2時間は書くこと。その時間には絶対に寝ないこと。
..◆【はじめの一瞬の気合い】
・「エイッ!」と気合いを入れて机に向かうしかない。創作のはじめの一瞬だけは、
ストイックになるしかない。書いているうちに、創作そのものが楽しくなってく
ると、こうした気合いは必要なくなる。
・「書かなきゃいけない」と感じるときは書くときである。そのかすかな創作意欲
に忠実であること。書くことでしか、その意欲を膨らませることはできない。
・原則として、創作をなによりも最優先にやる。たとえば、仕事から帰ってきたら、
着替えるよりも、まず机のまえに座る。(落ちつかんけど)
..◆【長い休暇に気をつける】
・創作にコミット(没頭)している人には、まとまった長い休暇はたくさん書くチ
ャンスになる。しかし、創作にコミットできていない人にとって、長すぎる休暇
はむしろ危険である。「のんびりやってもまだ時間があるから大丈夫だろう」と
考えてぐずぐずとなまけてしまい、結局「何ヶ月も時間があったのになにもでき
なかった」ということになる。
・長い休暇に一気にやろうと考えず、すき間の時間を利用して、とにかく今、書き
はじめることが重要だ。今やらないのは、問題の先送りである。
・書く喜びを知り、書く習慣がついてはじめて「長い休暇」を有効に利用できよう
になる。書けない理由を「時間がない」せいにしている人は、いつまでたっても
書けないままで終わる人である。
..◆【遊びについて】
・遊んでいるせいで、創作ができないのではない。遊びと創作は別物である。した
がって創作のために、遊びをやめる必要はない。ただ、創作を先送りにして遊ぶ
のではなく、遊びを先送りして創作すればよいだけである。
・できる人は創作してから遊ぶ。ダメな人は、遊んでから創作する。
・「遊び」は「なまけ」ではない。プロの作家でも遊んでいてギリギリまで仕事を
はじめない人は多い。遊びは「情報収集」であり「リラクゼーション」であり、
興味や関心を発展させて啓発を得るチャンスである。したがって遊びをやめよう
などと考えてはいけない。ただ、無計画に際限なく遊ぶのでなく、ほどよく遊ぶ
ことが肝要である。
・テレビ番組、ゲーム、インターネットなどに流されて時間を蕩尽してしまう人は、
いまは創作よりそちらに興味があるのだから、徹底的に遊んで自分の欲求を満た
すのもよいだろう。テレビやゲーム機やパソコンをブチ壊しても、創作に専念で
きるものではない。書けない原因をメディアに責任転嫁しても問題は解決しない。
・創作を「遊び」と考えてもよい。子供が遊びに夢中になるように、好きでやって
いることなら、なまけることはない。
..◆【自分をしつける方法】
・なまけの根本原因は、少年期に甘やかされて育ったために「忍耐力」が身につか
なかったことにある。だからといって、自分の不甲斐なさを親の責任にするよう
では、知性ある人間とはいえない。甘やかされて育ったということは「愛」を過
剰に与えられて育ったということにすぎず、文句をいう筋合いはない。自分の忍
耐力は、今から自分でつければよい。
《創作の犬になる》
・なまけを改善するために「犬のしつけ」を応用する。
・まず創作をする。創作が順調にはかどり一日のノルマを達成できたら、それから
すぐに遊びにゆく。この遊びが「動機づけの報酬」(ご褒美のエサ)になる。逆
に遊んでから創作したのでは、しつけにはならないので注意すること。
・創作が終わったらすぐに遊ぶこと。なぜなら、ねぎらい(エサ)はタイミングが
重要で、サッとその場でねぎらわれるとうれしいが、あとから取って付けたよう
にほめられてもうれしくはなく、効果がない。これを「オペラント条件づけ」と
いう。
・遊ぶ時間がない場合は「睡眠」を報酬(エサ)にするしかない。しかしそれでは
飽きるし、持続しない。
・手塚治虫にも寝る間を惜しんで遊んでいた伝説がある。遊びは創作の糧である。
俗に「遊びを知らないやつは仕事もできない」などという。
.●「スランプ」の克服
・スランプとは一時的に調子が出なくなる「停滞」の状態のこと。
・「停滞」が長く続くと、創作の意欲も失われる。
・まずは「内省」の時間を作り、その原因を見つけること。
..◆「悩み」「不安」が原因。
・感情的になるのをやめる。悩むのではなく「論理的思考」で原因を探り、
問題を一つ一つ解決する。
・スランプに悩むこと自体、悩みに拍車をかける。
・第三者に悩みや不安を相談する。心を打ち明けられる友達を持つこと。
(ソーシャルサポート)
・ただし「相談」が「泣きごと」になってはいけない。それではよけいに
マイナス思考におちいる。泣きごとを聞かされる人も迷惑である。
「相談」と「泣きごと」の違いは、悩みを解決する意志が、本人にある
か、ないかである。
..◆「不愉快な気分」「ゆううつ」が原因。
・心持ちを、マイナス思考からプラス思考へ。自分から「楽しい気分」を
作ること。
・不愉快の原因は、とるにたらないつまらないことではないか? 自分の
心の持ちようを変えることで解決できはしないか? 論理的思考を試み
てみる。
..◆「過度の集中」が原因。
・熱くなりすぎると、あたりまえのことが見えなくなる。
↓
・すこし気分転換して頭を冷やす。
・あせらず、クールに、客観的にながめる。
・全体の流れを把握するため、はじめから通して読み返す。
..◆「忙しすぎる」ことが原因。
・適度なあせりやストレスは、創作にプラスに作用するが、過度のあせり
やストレスは、マイナスに作用する。
・過度のあせりだと、やっつけ仕事になる。無難でつまらない仕事になる。
↓
・「ムリ・ムダ・ムラ」をなくす。
・「ムリ」……仕事を減らしてゆとりを作ること。依頼をなるだけ断らな
いことも、プロにとっては大事だが、ムリをして潰れたら元も子もない。
・「ムダ」……作品のムダ。創作方法のムダ。時間の使い方のムダ。
・「ムラ」……規則正しいリズムで創作。決まった時間に書く。毎日休ま
ず書く。合理的に書く。遊びも、毎日ほどよく遊ぶ。
..◆「プラトー」が原因。
・「自分の限界が見えた」「先が見えてる」「創作に行き詰まった」など
と感じる場合、それはほんとうの限界ではなく「プラトー」(高原状態)
の可能性がある。
・プラトーとは「これ以上はもう伸びない」と感じられる一時的な停滞
(低迷)である。
・他人から見るとかなりのレベルに達しているのに、本人はマンネリに苦
しんでいて、投げ出して辞めてしまったり、あるいはその状態に居直っ
て、いつまでも上のレベルに挑戦しなかったりすることはよくある。
↓
・プラトーに甘んじたり、くじけたりせずに、そのまま「継続」して乗り
切る。挑戦思考を持つ。
..◆「情報不足」が原因。
・アウトプット(書くこと)のみにのめり込んでインプット(情報収集)
がおろそかになっている。作家はつねに外部の情報に関心を向けていな
ければならない。自分の創作の世界だけに没頭していると、視野が狭く
なり、感覚が時代とずれてくる。
>>81 >毎日、最低2時間は書くこと。
なぜ二時間なのかは分からないけど、これぐらいが丁度だなという気もしたり。
理由などはあるんでしょうかね?
..◆「混乱」が原因。
・書くほどに、書くべきことが増える。
・まとめなければならないことが多すぎて、途方に暮れる。
・話の収拾がつかず迷走する。
・発散思考ばかりで、いっこうに収束できない。
・細かな枝に入り込んで、大きな柱を見失っている。
↓
・テーマを再確認する。なにを書きたいのか。主張はなにか。
・テーマをしぼる。(例)世界の軍艦 → 大日本帝国海軍の航空母艦
・優先順位の低いものを捨てる。
・優先順位の高いものだけをまとめる。
・あとは「力技」である。思考の空回りをやめて、まとめることに集中す
る。とにかく手を動かす。
・書いている作品が、1000枚(テキストサイズは、約 545KB)を超えても
終わりが見えてこないなら、小さなテーマごとに分割してみよう。
・詰め込みすぎないこと。
..◆「執着」が原因。
(1)・斬新なアイデアに執着するあまり、既存の価値観を破壊し続け、やがて
自分の持ち味までも殺してしまい、なにがおもしろいのか自分でもわか
らなくなる。
↓
・適度な「マンネリ」は「テクニック」であり、「シリーズの連続性」や
「パターンの同一性」は読者にとっておいしい要素であると認識する。
・パターンの種類をどんどん増やし、ストックしておく。
・ときどき古いパターンも復活してみる。
・パターンの周期を臨機応変に変化させる。
(2)・「ムダの省略」にこだわりすぎる。「濃い」作品を書こうとするあまり、
究極の「単純化」に挑んでしまう。
・「美文」などの文章表現にこだわりすぎる。
・「リアリズム」にこだわわりすぎる。
・「ディテール」にこだわりすぎる。
↓
・作家に「こだわり」は必要だが、そのこだわりに潰されてしまっては意
味がない。
・性格がまじめすぎるのは問題である。「中庸」に創作する。
..◆「騒音・雑音」が原因。
(1)防音する。
(2)BGMの音でまぎらわせる。
(3)自分に敵意があるからよけいにうるさく感じる。つきあいも重要。
.●「メランコリー」の克服
・「メランコリー」とは、気がふさぐこと。悲哀感。憂うつ。突発的な無気力。
・作家を突然に襲う「どうしようもない憂うつ」。「なにも書けない」「書きたく
ない」「まったくやる気がわかない」などの症状。
・緊張や興奮から抜け出た弛緩状態のときに、経験することが多い。
・これらの憂うつや無気力は、一過性の症状である。しかし、それに「甘え」が加
わり、ズルズルと問題を先送りしていると、症状が悪化して、創作に支障をきた
すことになる。
《解決方法》
・不快だろうが、憂うつだろうが関係ない。とにかく書くこと。毎日書くこと。
・メランコリーは、気分の問題であって、行動にはなんの支障もない。まさに「気
のせい」である。どんなに憂うつでも書けなくなるわけではない。書いているう
ちに気分がよくなることもある。
・不愉快なときに書いた部分が、もっともおもしろいシーンになることもある。
・どうしょうもないときは、ふてくされて寝てしまうのも一つの手である。それで
気分が晴れる場合もある。ただし「一日だけ」である。それ以上、自分の感情を
甘やかせ続けると「五月病」や「スチューデントアパシー」のような神経症に陥
りかねない。
・憂うつなときには、作品の「書き直し」や「破棄」は、なるだけしないほうがよ
い。憂うつなときは、ただ書き足すこと。
・音楽(BGM)には気持ちを奮い立たせる力がある。
《注意》
・無気力や憂うつが、自殺をともなうほど激しいものである場合は「うつ病」や
「躁うつ病」の可能性がある。これは放置しておくと大変に危険である。ただち
に家族や医師に相談すること。
・「うつ病」や「躁うつ病」の原因は、セロトニンの過剰分泌とか、欲の根幹であ
る視床下部の異常と考えられる。これらは論理的思考で改善できるものではない。
・「うつ病」や「躁うつ病」は、薬で治療できる。とにかく医者に診察してもらう
こと。
.●「自暴自棄」の克服。
・プロの絶対条件は「途中で投げ出さない」こと。すなわち「継続」することであ
る。土壇場(せっぱつまった場面)、修羅場(激しいたたかいの場面)、正念場
(ここぞという場面)での耐性の違いが、プロとアマの境界線となる。
・「自暴自棄」の原因は「失望」と「わがまま」である。これらは非論理的な「思
い込み」にすぎず、ゆえに「論理的思考」ができる大人は自暴自棄にはおちいら
ない。
..◆【作品がつまらなく感じて投げ出す】(アマチュアの場合)
・「なんだかわからないが、どこかつまらない」と感じるなら、それは、間違いな
く、つまらない作品である。
・おもしろいと思う作品だから楽しんで書けるのであって、つまらないとわかって
いる作品を書き続けることはできない。だから、書けなくなったあなたは正しい。
・しかし、作品を途中で投げだしてはいけない。あきらめは自信を奪う。作品を完
成させる以外に「自信」をつける方法はない。
《解決方法》
・毎回、執筆する前に、それまでに書いた部分をすべて頭から読み返すこ
と。この手間を惜しむから、きのうの自分が信じられなくなる。
・つまらないからといって途中で投げ出すのではなく、つまらなく感じる
「原因」をさがして、おもしろくする努力をする。
・全部をはじめから新しくやり直そうとするのは「投げやりな気持ち」に
よるものだ。よい70パーセントはそのままに、悪い30パーセントだけを
書き直すこと。プロをめざすなら「効率」も考えること。
・しかし、すべてを捨ててはじめからやり直さねばならない場合もある。
たとえば「キャラに魅力がない場合」は、はじめからやりなおすべきだ。
..◆【人間不信で投げ出す】(プロの場合)
・「編集者が作品に口出しする」「描きたいものを描かせてもらえない」――これ
らは、プロのマンガ家(とくにメジャー)ではよく聞く話で、嫌気がさして辞め
るケースは多い。(自殺者もいる)
・原因は「編集者との信頼関係の問題」「力関係の問題」「芸術か、商品か、認識
のズレの問題」などいろいろあるが、その根底には、作家の「わがまま」がある。
《解決方法》
・徹底的に交渉してお互い「納得」する。
・徹底的に交渉して、どちらかが「妥協」する。
・本当に描きたいものは同人誌で描く。
・好きに描かせてくれるマイナー系に移る。
・小説家やアーティストなどほかの職業に転向する。
・いずれにせよ、現在の作品を途中で投げ出してはいけない。よい形で終
わらせるまで、自分のわがままは封じておくべきだ。
..◆【創作が苦しくて投げ出す】(アマチュア以下)
・創作が「苦しい」のは、あたりまえである。あたりまえの「苦しみ」から逃れる
ことはできない。
・苦しくなかったら、いい作品なんて書けない。
・一番苦しいときが、あとで振り返ると、一番大切なときである。
・のらくろの田川水泡は、創作について「死のうとするような苦しみもあるよ」と、
弟子の長谷川町子に語ったという。
《解決方法》――は、ない。しいていえば、
・我慢する。
・最後までやり遂げる。
・自分を信じる。
・苦しみを受け入れる。(創作の苦しみが自分や作品を磨く)
・修羅場を切り抜けるスリルを楽しむ。
・遊ぶ。そして笑う。
・自分なんかよりもっと苦労してがんばっている人間が、世の中にはたく
さんいる。そういう人達を見ていると、泣きごとを言っている自分が恥
ずかしくなる。
・行きづまったとき、どこかに秘密のドアが必ずある。困難をチャンスに
変えるドアである。
・危機から逃げず、率先して危機の中に身を投じる。自分から矢面に立つ。
(逃げたら、後頭部に矢が突き刺さったりして)
・自分の過ちに気づいたら、すべてを白紙に戻してやり直す。(決断力)
.●「心的飽和」の克服。(飽き、慣れ、倦怠感、マンネリ)
・毎日が同じことのくり返しでは、生きている感じがしなくなる。飽きてやる気を
失う。これを「心的飽和」という。
・たかが「飽き」となめてはいけない。飽きほど恐ろしいものはない。なぜなら、
「飽き」は、創作にもっとも必要な「内発的動機づけ」(心から楽しんで書く気
持ち)を失わせるからだ。
・創作に飽きることは、作家生命の終わりである。
《原因》
・「はじめは書くことが楽しかったのに、今では苦しいだけだ」と感じる。この気
持ちが、創作の「心的飽和」である。この「だけ」がくせ者である。
・自分を見失っている。「人気」「売上げ」「評価」「報酬」「待遇」「地位」な
どの虜(とりこ)になって、創作の楽しみを見失っている。
・心的飽和は「変化を求める気持ち」が飽和しておこる。
《解決方法》
・心理学では「関心の強い活動ほど飽きやすく、関心の弱い活動ほど飽き
にくい」とされる。だから、プロの作家をめざすなら、創作にドロドロ
した執念をもつのではなく、「よい仕事」をしようという、少しクール
な気持ちをもつほうがよい。
・創作への執着が強すぎる人が夢に挫折すると「かわいさ余って憎さが百
倍」となり、逆に創作に敵意をもつようになる。これを「アンビヴァレ
ンス」(両面価値)という。
・楽しんで書く気持ち(内発的動機付け)を見失わないこと。作家は「評
価」「報酬」「待遇」のために創作するのではない。
・つねに書きたいテーマを3つ、4つ以上は持っておく。
・なにか「変化」を与える。たとえば、
・パターンを変える。
・視点を変える。
・新しい要素を加える。
・新しいことに挑戦する。
・創作の方法を変える。(普段はシステマティックに書いている
が、たまには、構成を無視して演繹法のみで書いてみるとか)
・あるいはいっそ、いまの企画を終わらせて、新たな企画に移行する。
《解決方法ではないが》
・創作に飽きて、創作を辞めてしまっても、それが本人にとってマイナス
であるとは限らない。「ほかのメディア」(映画、演劇など)や「宗教」
「政治」「芸術」「ビジネス」で成功する人も多い。
・「後悔」しないなら辞めてよい。
・人生の目的は一つではない。自分を生かす道をゆけばよい。
.●「継続」
・「継続」こそ「実力」である。
・「継続」が「自信」を生む。
・新人賞を受賞しても、それはスタートにすぎない。プロとして生き残るには、デ
ビュー後に「継続」して書き続けなければならない。
・一作目で有名になっても「継続」して二作目が出せないなら忘れ去られる。
・つまらない作品でも、いつも見ていたら「親しみ」が湧いてくる。心理学では、
これを「単純接触の原理」という。
・リピーター(固定ファン)をつくるには、「継続」して、つねに読者の身近な存
在であり続けなければならない。
・量産する作家には「惰性で継続している」ようなイメージがつきまとう。そんな
ものは気にする必要はない。黙って仕事を続ければ、やがて悪意は賞賛に変わる。
.●「我慢」
・ガマンとは、瞬間的な衝撃に耐える「ねばり強さ」である。
・ずっとガマンする必要はない。しばらく「ガマン」していればよい。
・ガマンは、問題解決の「時間かせぎ」にすぎない。いつまでもガマンし続ける理
由はない。ガマンしている間に手を打つことが重要だ。
・絶望的に感じる状況でも、とりあえず「ガマン」すること。なにもできなくても、
「時間」が問題を解決してくれる場合がある。
・一度、修羅場を乗りこえると、心に余裕ができる。次の修羅場がきても「今回は
どうやって乗り切るかな。フフフ」(ニヤリ)と、ゲーム感覚でいられる。
乙乙乙!!
.◎ 参考文献、引用文献
・西村清和「電脳遊技の少年少女たち」講談社現代新書1472
・鑪幹八郎「アイデンティティの心理学」講談社現代新書1020
・山下富美代「集中力」講談社現代新書895
・伊藤順康「自己変革の心理学」講談社現代新書1011
・詫摩武俊「好きと嫌いの心理学」講談社現代新書609
・桜井哲夫「<自己責任>とは何か」講談社現代新書1403
・国分康孝「<自立>の心理学」講談社現代新書674
・中島一「意志決定入門」日経文庫
・田尾雅夫「モチベーション入門」日経文庫
・高橋誠「問題解決手法の知識」日経文庫
・福島章「犯罪心理学入門」中公新書
・杉村芳美「「良い仕事」の思想」中公新書
・安西祐一郎「問題解決の心理学」中公新書
・千葉康則「自己暗示術」光文社
・大泉実成「消えたマンガ家」太田出版
・大泉実成「消えたマンガ家2」太田出版
・大泉実成「消えたマンガ家3」太田出版
・スーザン・ショフネシー著/宮崎伸治訳
「小説家・ライターになれる人、なれない人」同文書院
・日本テレビ「特命リサーチ200X(F.E.R.C)」
http://www.ntv.co.jp/FERC/ Ver 20000812初版公開(エンターテインメント創作術より分離)
以上が
>>1の貼ったリンク先の全文である。
煽りや合いの手で支援してくれた者はご苦労であった。感謝している。
>>1よ、住人を啓蒙したいのなら、
全文をコピペするくらいの労力を惜しまないように。
では。
103 :
スペースNo.な-74:05/01/11 11:40:34
随分と長い天ぷらですね。
なんにせよ
>>5乙。
いろいろ参考になりそうだ。
今からこれに脳板なりの解釈を付けていくわけですが
>5乙
だけどこのコピペの労力を他に回せよw
こんだけ根性とサービス精神があるなら成功できるぞww
107 :
スペースNo.な-74:05/01/11 11:49:55
脳板的解釈を付け加えて、内容をシェイプアップし、
次スレのテンプレにするわけですね。
次スレなんてあるのかwwwwwwwww
ついでにお腹の脂肪と頭の中の人のシェイプアップも成し遂げたいのですが。
次ぎスレというより悩める子羊達の生きる指針にし隊。
その子羊は俺のことですがね、えぇ。
結構ノウ板住人に当てはまってるな。
基本的に口だけ人間が集まるところだから当然か・・・。
このスレをきっかけに立ち上がる奴がでればいいな。
111 :
スペースNo.な-74:05/01/11 18:26:48
>>102 全文貼ったら意味が無いじゃないか・・・・
要約すると
・マイナス思考は駄目。
・論理的に考え、自分を制御する。
・たくさん描ける環境を作る。
土台はこんなんかな、後は行動力しだい。
すごい。5乙。感謝。
ちょっと気になるタイトルの本よんでみようと思う。
コピペなんだから
サイトみにいけばわかることだろ
すごい。ニートらしい…。
こういうことで達成感を得るのって良くないんじゃないか。
教科書に色塗りして勉強した気になっちゃうのと同じくらい危険。
>教科書に色塗りして勉強した気になっちゃう
そんなヤツいねーよ
お前のことか?
俺は授業聴いただけで勉強した気になってた。
oremooremo
ノートまとめて「テスト対策はバッチリだ!」
で、赤点
でも俺ニートのノリ嫌いじゃないな。
愛すべきアホという感じがして。
要らんことにエネルギー使いたがって
肝心の義務を果たさないあたりとか。
ニートやVIPPERは所詮ショッカー
本屋の自己啓発本のコーナー行けば
結構有用かも知れないものがあるから、一通り読んでみろ。
脳科学や心理学の一般書も使える。
もちろん読んだあとは行動しないと駄目だぞ>俺
122 :
スペースNo.な-74:05/01/14 15:50:54
何かを追求しようとする事と、悟りを開くことは同列
>>118 ノートにまとめるのは、ノートを作る過程こそが大事だぞ。
つーかまとめ上がったノート自体に意味はそれほど無い。
勝手に全文コピペしていいの?
2chで今更そんなこといわれても・・・。
引用ってことでかたがつくだろ。
126 :
スペースNo.な-74:05/01/19 18:45:34
>>5は要件まとめるとかいいつつもただコピペしてるだけ。ハゲワロス。
127 :
スペースNo.な-74:05/01/19 19:42:06
128 :
スペースNo.な-74:05/01/20 06:09:19
勝手に貼るな。削除依頼
>>115 俺の周りにはいたよ
重要語句は赤、人名は青、とか五色くらいのマーカーを使って
教科書を染め、なにやら無意味な達成感を得ている奴
マーカーを引く作業で、マーカー部分の半分でも記憶に残れば
そいつにはそれだけの価値があったんじゃないかな。
手を動かさず、目をすべらせるだけじゃ、そいつには
5分の一も頭に入らないのかもしれんし。
まあ、もっと効率よく覚える方法はいくらでもあるわけだが
つーか、本にマーカーやアンダーラインを引いたり、書き込みを入れたり、付箋を貼ったり、
ノートを作ったりするのは、「復習」するためにあるのだよ。
ちょっと暇になったときに、自分でチェック入れたとことか、まとめたものだけ見れば
最大速度で復習できるワケよ。
なにせ、学習に最も重要なのは復習。というか、復習こそが学習だといっても清少納言ではない。
人間、たった1回限りの記憶では1時間で56%、1日で74%、1ヶ月で79%忘れちまうこと、
(順行抑制とか逆行抑制とかレミニッセンスとかいろいろあるが、基本的に記憶は時間の関数)
短い間隔で何度も復習を繰り返すと記憶が定着することは、実験で確かめられとるからな。
これは絵描きなんかにも関係のある話で、
例えば、イベント前になって泥縄で漫画描き始めるようなやつの絵は、なかなか伸びないよな。
絵とか音楽とか文章とかの技能も、脳科学的にはシナプスの記憶にすぎないので、
前に絵を描いたときから1週間とか1ヶ月とか開けてしまうと、
前回せっかく獲得したはずの経験値が全部パーになっちまう。こんなにもったいない話はない。
まあなんだ、人工知能の世界に、「頭脳は肉でできた機械である」という言葉があるのだが、
そこらへん認識してないと、人生いろいろ損を見るかも知れんぜ。
興味ありゃ、最近の本屋にはパンピー向けのいい本がそろってるから探せ。
怪しいビジネス書も多いけどな。こいつらは伝言ゲームで元の研究や理論を誤解してたりする。
ちなみに俺は
>>1みたいなノートを自分でまとめてる。
しばしば読み返して規範にしたり、
>>1みたいなのを見つけたときに
修正や、自分なりの論考を加えたりするワケだ。
貴様らも、
>>1を自分の血肉にしたければ、手始めに抜粋でも作って手元に置いてみてはどうか。
132 :
スペースNo.な-74:05/01/21 19:05:53
理論ばっかり達者でもねえ
>>1のサイト作ってる香具師に言いたい、お前こそこんなクソサイト作ってる
暇あるなら絵を描け、と。
>>132 >>1のサイトの主は物書きの様ですが…
もしかして改変されたコピペから誘導されてきましたか?
132は絵描きと駄文書きを間違えたんだろうけど、
手を動かせって趣旨には同意だな。
【意識改革】
卓上の空論の優劣を競い合う行為。
【卓上の空論】
机上の空論の誤りであろう。頭の悪い人間しか間違えようが無い。
138 :
スペースNo.な-74:05/01/22 20:49:35
>>135 もう答えは出てて後は意識して取り組むだけだから
議論や話し合いは必要ではないね
139 :
スペースNo.な-74:05/01/23 22:27:46
答えは出てるんだよ、
回線切って絵を描けってことだよ。
でも議論がしたいんだよ
↓さっきからいろんなスレageてるのはおまえか!
書くほどに、書くべきことが増える
まとめなければならないことが多すぎて、途方に暮れる・・・
142 :
スペースNo.な-74:05/03/10 06:03:21
∩ _, ,_ ☆
⊂⌒( ゚∀´)彡
`ヽ_つ ⊂ノ
あふーん
143 :
スペースNo.な-74:05/03/10 11:12:29
意識改革?おまえらヘタクソじゃん意味ね〜よ
上手いとか下手じゃなくて創作するためのスレだ
下手糞が創作? ( ´艸`)ププ
他人の悪口を言う時ってのは、
自然と自分が一番負い目を感じてる事柄を選ぶそうだ。
それが最大の攻撃になると認識しているから。
悪口を言わない俺は欠点が無い人間ということですか、先生!
つまり、俺の事臭いって言う奴らこそ臭いんだな
そういうことだ
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【ラッキーレス】
このレスを見た人はコピペでもいいので
10分以内に3つのスレへ貼り付けてください。
そうすれば14日後好きな人から告白されるわ宝くじは当たるわ
出世しまくるわ体の悪い所全部治るわでえらい事です
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154 :
スペースNo.な-74:2005/06/18(土) 16:05:30
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>>131 関係ないけど、解剖で見た脳みそは肉に見えなかったな。
ババロアとプリンの間みたい。
牛乳プリンって感じだった。
脳味噌灰色っぽい?
オナニーが一番気持ちいいよ。描く前にオナニーするといいよ。
サクラ大戦Y〜エレクトリカルパレード
すんごく良スレだと思うのに、最下層とは何事ですか
∧_∧
∧_∧ (´<_` ) hahaha
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【ゴールデンレス】
∩ ・∀・)∩∩ ´∀`)∩ このレスを見た人はコピペでもいいので
〉 _ノ 〉 _ノ10分以内に3つのスレへ貼り付けてください。
ノ ノ ノ ノ ノ ノそうすれば14日後好きな人から告白されるわ宝くじは当たるわ
し´(_) し´(_) 出世しまくるわ体の悪い所全部治るわでえらい事です
165 :
スペースNo.な-74:2006/09/21(木) 22:44:18
まんっままんまん、まんまままん。
まんまままんまん、まんままん。
まーん、まんまん、まんっままんまん。
まんまんまままん、まんまままん
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まんマンコーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!
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まーん、まんまん、まんっままんまん。
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166 :
スペースNo.な-74:2006/09/23(土) 20:54:47
まんこ
あげ
168 :
スペースNo.な-74:2006/11/19(日) 03:08:25
)^o^(
169 :
スペースNo.な-74:
そういうのは病気なんだから医者に行って適切な治療を受けてください。
貴方の調子の悪い精神をどこまで掘り下げても、宗教的哲学的文学的真理なんて見えてきません。
貴方の心の中、貴方の実存のあり方に、世界の秘密なんて隠れてません。
それは全部貴方サイズの出来事、貴方の都合に収まる小さなこと、
世界の広さを前にすれば、吹けば飛ぶような砂粒に過ぎません。
どんなに深刻に哲学思想をこねくって観念遊びをしたところで、
それだけでは「嘔吐」のようにはおかしくならない。
あれは嘘なんです。
サルトルはメスカリンでトリップ体験をしたときに「自明性の喪失」を味わい、
それを何か哲学的な真理に通じるものだと勘違いしちゃったんでしょう。
宗教的神秘体験と似たようなもんですな。
砂漠で遭難して半死半生意識朦朧になって悪魔や天使と問答しちゃったイエスや、
合法ドラッグで宇宙の真理を悟っちゃった「NHKにようこそ」と同じです。
人は哲学や思想では狂わない。
一方でちょっと薬物を入れれば割と簡単に調子悪くなるもんです。
麻薬である必要さえない。
俺なんかカフェイン錠剤飲みすぎて一時的な不安神経症っぽくなったことあるよ。
いや、その時は確かにすごい怖かったんだけどね。
逆に言うと、人はそういう生化学的条件さえ整えば、
自動的に不安や恐怖に襲われたりパニックに陥ったりする、ということです。
どんな哲学も思想も、脳内化学物質をコントロールなんかしてくれない。抵抗力にはなりえません。
これは、宗教や思想が無力だと言っているのではなく、
脳が正常に働いてる時、正気のときにこそ力を発揮するものだ、と言ってるんです。
宗教の一部には、脳をそういう状態に慣らす修行はあるけれど
それって思想というよりは筋トレ的な、まさしく物質主義の発想だよね。