センスと理論にかかわる話なんだけどさ。
某絵板でおもしろい話をしていたんだけどね、
そのスレ主が描いた絵は
絵師は大きく「丸型」と「四角型」の二つに分けられるという解説図だった。
「丸型はたいしたアタリもとらずに描く。」
「角型はキッチリと基準線を描いていく。」
という感じだ。
前者はセンスのみで描く者、後者は正確な図形を描くかのように理論づけて描く者。
そう、我々ルーミス門下生だ。
「丸型はヘタレも多いが比較的成長が早く、すぐに評価されることが多い。」
これは恐らくインスピレーションを直に絵にぶつけているからだ。
正しく描けているかは二の次。
「丸型の描く絵は他の誰にも出せない神秘性を醸しだすことがある。」
まさに天才肌だ。枠にとらわれないところがそうさせるのだろう。
どうだい丸型はうらやましく感じるだろう。
「角型は成長は遅いが完成したときの圧倒的画力は有無を言わせない。」
我々は成長が遅い。そりゃそうだ。いちいち体のパーツごとに考察するもの。
また、「苦しい期間が長い」のだそうだ。頷けるだろう。
人体デッサンに目を光らせ、少しでもおかしいと感じたらそれは我々を悩ませストレスを生む。
絵に対する評価への不満もあるだろう。
人体デッサンにこだわるとどうしても丸型に比べて「萌え」など感覚的表現との兼ね合いがギクシャクしてくる。
「デッサンがゆがんでても萌えればOK」などということができないのが我々だ。
正確に描けていても見た人の感情に訴えかけられない、なんてことがよくある。
丸型に比べてごまかしも下手だ。骨まで描いてたんじゃごまかしもやりにくいよな。
こんな苦しい角型だけど、頑張って有無をいわせぬ画力を手に入れようぜ努力の虫ども!