>>136 >画力無いが構図やポージング、表情などが優れている人は絵がそこそこ巧いだけの奴を凌駕する魅力を持っていると思うんだ。
あえて痛烈に言わせてもらうとあなたは絵が上手いってことが判って無い気がする・・。「なんとなくうまく見えるパターンを
憶えている人が絵が上手い」と勘違いしてないか?あと仕上げとかペンやトーンのテクニックを憶えてる者が、とか。
構図やポージング、表情が優れてたら画力があるじゃんか。それはイメージで描けてる、と言うこと。
デッサン力やパースも突き詰めていくとイメージする力に集約されていく。
絵柄に関係なく、画力の本質的な力の第一要素は、「見たものを見たまま理解出来ること」
絵描きの基本的な力。絵描きでないひとは目で見たものを頭で、概念的な記号に置き換えてしまった
本当の意味で見ていないため、模写ができない。これができればもとが有りさえすればなんでも
模写ができるし、写真を元に陰影や色彩だって模倣出来る。一番、基本的で絵描きなら誰もが持ってる力。
第二要素が「イメージしたものを描けること」頭の中で画像をうかべてそれをそのまま紙に描きとる力。
これも基本的な力でありながら、ないがしろにされやすい力。
パターンを憶えて記号描きすることに集中していたり、理屈に走りすぎていると
見落としやすく、軽視されやすい。イメージ力がついていないと「描きなれないものが全く描けない」
「ポーズが思いつかない」「他の人の絵を見ないと新しい形を自分で描き出せない」
などの症状に陥る。もともとイメージ力が少しあった人がイメージ出来なくなると
「以前はもっと生き生きとした絵が描けたのにいまは描けない、前はどうやって描いてたか判らない」
と言う状態になる。
第3要素が、いろいろな模写をして憶えた脳内のパターンの量。これがないとイメージするにも
デテイルや細部がいい加減なのでいまいち「上手い」と思われにくい絵になる。
マンガ絵からはいるとイメージ力をすっとばしてここだけ伸ばそうとして上記の悩みにハマる者が多い。
逆に美術系からはいるとイメージ力だけで造形しようとしてどうやって描いていいか判らなくなる者が多い。