http://japanese.chosun.com/site/data/html_dir/2003/06/03/20030603000053.html 「北、飢餓のあまり人肉まで売買」
朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)は飢餓が深刻化し、闇市で人肉の売買まで行われていると、香港の太陽報など中国圏のマスコミが、脱北者報告書の話として3日報じた。
同マスコミは、5年前中国で結成されたとされる「朝鮮難民援助基金会議」の報告書を信用し、「通常、埋葬されて間もない遺体を掘り出したり、子供を拉致して殺害し、人肉を販売している」とした。
また、北朝鮮当局は「一罰百戒」として、人肉売買者らを公開処刑に処しているとした。
最近公開されたこの報告書には、約200人の脱北難民の証言が収録されていると、同マスコミは伝えた。
ある脱北者はこの報告書で、「北朝鮮では肉類が余りにも不足している上、高く、少数の特権層しか食べれない。
人々は闇市で人肉を販売していることをみな知っている。公の場で言わないだけだ」とした。
またこの脱北者は、「他の動物の脂肪は円形で固まるが、人間の脂肪はダイアモンドの形で固まる」とし、
「北朝鮮でもし今夜死体が埋められるとすれば、翌朝になる前に人肉として売り渡されるだろう」と話したと、同マスコミは伝えた。
また、他の脱北者(54歳)は自分の孫2人が、ある日、商店街の付近で行方不明になったが、後で警察がその商店から孫たちの手と足を発見したと証言した。
商店街の店主は警察の調べに対し、「子供たちに食べ物をあげると言って誘引し、殺害した」と供述し、処刑されたと、この脱北者は伝えた。
北京=呂始東(シ・ドン)特派員