すでに報道等でご承知かと思いますが、タイ国軍は現政権に対して
クーデターを起こし、軍と国家警察幹部で構成され、国王を議長とす
る「政治改革評議会」が全権を掌握したと発表しました。
陸海空両軍の司令官が19日夜、プミポン国王に謁見したと報道され
ています。
タクシン首相の個人が経営していた株の不透明な売却による巨額な
売却益の問題が遠因で、退陣を求める世論に対して、退陣の意思を
示さなかった現政権に対する不満が原因のようです。
タイは国軍は1932年の立憲君主制以降、16回のクーデターをおこして
いますが、君主制の転覆を図るということではなく、政府への介入と
いう色彩が濃いケースがほとんどです。最終的には国王が裁定して
収束をはかった事例が過去何度もありました。
今回もあくまでも暫定政権ですし、早い段階で国民に政権を返すと
しています。バンコクは混乱もありません。
暫定政権は本日を休日としましたが、弊社は通常通り営業の予定です。
今回の事態によるキャンセルのご連絡はまだ頂いていませんが、早期
に安定する可能性も高いですので、しばらく様子を見られることを
お勧めします。
今後の報道をご確認下さい。