【注意喚起】盗撮野郎の風船屋について

ゲンは大学を卒業しても就職がなく、東京で途方に暮れていた。
アマチュアオーケストラに入り、ビオラを弾いたり、NIFTYのFCLA
というクラシックフォーラムに参加し、オフミーティングに参加したり
していたのだが、生来の自己顕示欲の強さと、おしゃべりが災いし、
周りの人間は距離を置くようになってきた。彼も根っからのバカでは
ないのでその空気を感じとり、孤独感がつのっていくのだが、人間は
寂しいもの、話相手を求めて、人の良さそうな奥さん達に迷惑を承知で
付き合ってもらうのだが、所詮他人の妻、彼自身の内面にある女性に対する
欲望は満たされていなかった。そこで彼は、幼い子供を相手にすること
自分を寄せつけない大人の女ではなく、警戒心がないロリ女に目をつけた。

彼は必死で風船アートを練習し、風船造型を作成し、少女の気を引くことを
身に着け、日本国内で少女を相手にしていたが、法律が厳しい日本のこと
性的いたずらは出来るわけがない、そこで東南アジアの売春婦に目をつけ
金で自己の性欲を満たすことを覚えてしまった。
彼は、アジアで毎日のように置屋に通う。そして風船芸を披露したりして
自己顕示欲を満たし、少女にフェラチオをさせ、肉体を貪り欲求を満たして
いくのだが、性欲が満たされても大切な心は満たされないままであった。
そして、売春街の男たちにも嫌われ、その疎外感から復讐を考え、彼らを盗撮し、
外国のサーバーで公開してしまったのである。

彼は、バンコクやプノンペンのインターネットカフェから接続しているので
捕まらないだろうという確信があった。しかし、彼の浅い経験ではわからなかった
罠が待っていたのである。
彼の犯行は露呈してしまった。それはあまりにも多くの人々を盗撮し、
公開してしまったからである。盗撮された者たちは連絡を取りながら密かに
犯人の特定作業を行ってきたが、ゲンの犯行という確証を掴み、一斉に
ゲン暗殺の指令が下されたのである。
さあ、ゲンはどのように暗殺されるでしょうか
続く