売春婦に嫌われる男

俺は、いまだに女に声をかけるのが恥ずかしい。
バンコクに1ヶ月いるが、やっぱ、やましい気持ちがあるから、
明るく声をかけることができない。
こんな暗い男だから、相手も少し警戒する。
ただ、たまに優しい女がいる。
彼女たちに共通しているのは、田舎に旦那がいて、子どももいる
と言うことだ。
生活できないから、一人でバンコクにやってきたという。
こういう女が結構ゴーゴーバーにもいる。


ただ、20歳そこそこで、なかなかかわいい子だったりすると、
相手を選ぶのか、俺みたいな暗い男は好かれない。
だいたい、ホテル行くまでの会話がもたなくて、ＴＡＸＩの中で
無言。
やる前に一応コミュニケーションはかろうとして、会話集みながら
話し掛けるも、俺の発音が悪いのか、全く通じず。
そうしている間に女はさっさと服を脱ぐ。
ベッドに寝そべり早くしろ！と言う。
やっている最中もフィニッシュ？フィニッシュ？と盛んに聞かれる。
俺は精神的に焦ってしまい、イけなくなってしまう。
イけそうもないのでイってふりをして終わらせる。
金を払うと女はさっさと帰る。
これの繰り返しで、もう悲しくなってきた。