汚れつちまった悲しみに
1投稿者:中原中也  投稿日:2007年09月15日(土) 02時40分21秒
汚れつちまった悲しみに   今日も小雪の降りかかる

汚れつちまった悲しみに   今日も風さへ吹きすぎる

汚れつちまった悲しみは   たとえば狐の皮衣

汚れつちまった悲しみは   小雪のかかつてちぢこまる

汚れつちまった悲しみは   なにのぞむなくねがふなく

汚れつちまった悲しみは   倦怠のうちに死を夢む

汚れつちまった悲しみに   いたいたしくも怖気づき

汚れつちまった悲しみに   なすところもなく日は暮れる・・・
2投稿者:ヾ(゚д゚)ノ゛バカー  投稿日:2007年09月15日(土) 02時42分50秒
山羊の歌
http://www.aozora.gr.jp/cards/000026/files/894_5788.html
3投稿者:ヾ(゚д゚)ノ゛バカー  投稿日:2007年09月15日(土) 02時51分53秒
男塾の方じゃないのか
4投稿者:ヾ(゚д゚)ノ゛バカー  投稿日:2007年09月15日(土) 03時32分51秒
宿 酔

朝、鈍い日が照つてて
  風がある。
千の天使が
  バスケットボールする。

私は目をつむる、
  かなしい酔ひだ。
もう不用になつたストーヴが
  白つぽく銹(さ)びてゐる。

朝、鈍い日が照つてて
  風がある。
千の天使が
  バスケットボールする。
5投稿者:ヾ(゚д゚)ノ゛バカー  投稿日:2007年09月15日(土) 03時40分24秒


血を吐くやうな 倦(もの)うさ、たゆけさ
今日の日も畑に陽は照り、麦に陽は照り
睡るがやうな悲しさに、み空をとほく
血を吐くやうな倦うさ、たゆけさ

空は燃え、畑はつづき
雲浮び、眩しく光り
今日の日も陽は炎(も)ゆる、地は睡る
血を吐くやうなせつなさに。

嵐のやうな心の歴史は
終焉(をは)つてしまつたもののやうに
そこから繰(たぐ)れる一つの緒(いとぐち)もないもののやうに
燃ゆる日の彼方(かなた)に睡る。

私は残る、亡骸(なきがら)として――
血を吐くやうなせつなさかなしさ。
6投稿者:ヾ(゚д゚)ノ゛バカー  投稿日:2007年09月15日(土) 03時45分21秒
煉瓦工場は、その後廃(すた)れて、
煉瓦工場は、死んでしまつた
煉瓦工場の、窓も硝子(ガラス)も、
今は毀(こは)れてゐようといふもの

煉瓦工場は、廃れて枯れて、
木立の前に、今もぼんやり
木立に鳥は、今も啼くけど
煉瓦工場は、朽ちてゆくだけ

沖の波は、今も鳴るけど
庭の土には、陽が照るけれど
煉瓦工場に、人夫は来ない
煉瓦工場に、僕も行かない
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(゚Д゚) <