「ごめんね、クロ」…「ギャー!」 “お国のために”飼い猫
1投稿者:ヾ(゚д゚)ノ゛バカー  投稿日:2007年08月18日(土) 07時21分04秒
★「お国のために」飼い猫クロ供出 きょう終戦記念日 富山の笹波さん 体験を本に
 いまも耳に最期の声 「戦争は人も動物も不幸に」

・1945(昭和20)年1月。北海道小樽市に住んでいた笹波さんの自宅に回覧板が来た。
 「兵隊さんに毛皮を送るので家の犬猫は全部出すこと。出さない家は非国民として
 厳罰に処し隣組から除外し罰する」という内容だった。

 当時、クロというメス猫を飼っていた。その2年ほど前に隣家から譲ってもらって以来、
 かわいがってきた。寒い夜は一緒に布団にくるまった。「家族の一員」だった。

 供出に反対し泣き続けた。母から「たくさんの兵隊さんが死んでいるのです。クロも
 お国のために役に立つのです」と諭された。

 供出当日、クロを入れた麻袋を背負い、指定された神社そばの空き地に向かった。
 神社に近づくにつれ、猫や犬の悲鳴が聞こえてきた。袋のなかのクロが急に暴れ始めた。
 空き地には多くの犬や猫の死骸(し・がい)が転がっていた。積雪で白いはずの空き地は、
 血で真っ赤だった。とっさに逃げようとすると、丸太を持った男が怒鳴った。

 「非国民になるぞ」。背中の袋をつかまれ、観念した。
 http://mytown.asahi.com/toyama/news.php?k_id=17000000708150003
2投稿者:ヾ(゚д゚)ノ゛バカー  投稿日:2007年08月18日(土) 07時22分23秒
 「ごめんね、クロ」。そう思いながら、きびすを返して、まもなくのことだった。
 「ギャー」
 耳をつんざくような悲鳴が背後から聞こえた。クロの声だった。

 「60年以上たったいまでもクロの最期の声がはっきりと耳に残っています」と笹波さん。
 クロと別れた夜、「これからの人生、動物たちのためになることをして生きる」と誓った。

 昭和40年代に夫の実家である富山市に転居した。以来、捨てられた猫や犬を連れて帰り、
 世話を始めた。これまでに猫68匹、犬15匹が天寿をまっとうした。いまも自宅に8畳一間の
 飼育部屋を設け、猫や犬の世話を続けている。

 多くの人に命の大切さを伝えたいとの思いから、戦争の体験記を集めて出版を続ける新風書房
 (大阪市)の『孫たちへの証言』に自身の体験を原稿で送り、94年の第7集に盛り込まれた。
 今年1月、のら猫「ボス」が不幸なのら仲間たちを助ける物語「のら猫・ボス」を出版。
 笹波さんの思いや供出の体験は、ボスが繰り返し見る夢のなかに出てくる少女が代弁する形で
 盛りこんだ。

 最近、憂えることがある。現在、ペットを気軽に飼い、不都合ができるとすぐに捨ててしまう人が
 多い。捨て猫や犬を拾って育てるたび、「命」が軽視されていると不安に駆られる。だからこそ、
 戦時下での自分の体験や思いを伝え続けることに意味があると思う。

 「戦争は人も動物も不幸にする。二度と絶対に戦争はしてはいけない」
 (以上)
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