しょっぱい
1投稿者:浩太郎  投稿日:2003年09月21日(日) 23時27分28秒
畳のめを数えていた
風呂上りで寒かった
数えないと飯を食わせてもらえなかった
頭の毛から風呂あがりの湯が垂れた
湯の粒は畳のめの間にしみていった
われはしみてゆく湯の粒をながめていた
粒が畳にしみきると我は数を数えるのを思い出した
しかし湯の粒を眺めているうちに
数えていた数を忘れてしまった
バッパさまがやってきてメの数を尋ねたので
我はあてずっぽうで5万と219と答えた
バッパさまは無表情のまま襖を閉めて出て行った
我は濡れている体と頭を手ぬぐいでぬぐった
何もすることがなくなったので畳を眺めた
正座していたら足が痺れた
足を摩っているとジジさまがやってきてそっと襖を開けた
さっと握り飯を置いてすっと襖を閉めた
我はそのにぎり飯を23口で食した
握り飯は海の味がした
我の腹の中からザブンざぶんと波の音が聞こえてきた
ときどきチクリと腹が痛むのは
腹の中の浜の蟹がちょっきんバサミで我の腹を突つくからだ
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