白いシーツが好きだと言っていたあの頃の君

■ 白いシーツが好きだと言っていたあの頃の君

1投稿者：1 　投稿日：2006年05月14日(日) 23時01分46秒: 白いシーツが好きだと言っていたあの頃の君を思い出す。
松濤の父親の持っていたあのマンションで、君は適当な女の子たちと混じってクスリばかりやっていた。
すごく素敵で私はあの時君の生き方や横顔に憧れた。
大学をLAで過ごし、当時ちょっとした有名な歌手だった女と逃亡を企て、週刊誌にも載ってたりしたクールだった君。

あのマンションは女の子たちを口説くには最適な場所だった。
ロマンチストで、何となくやっているイベント関係の会社だって上手くいっていて、君はいけてるトランクを車に放り込んでいきなり、サンフランシスコへ出かけるような暮らしぶりだった。
かっこよかった。
空からお金が降ってくるような君の眼差しの向こうで何があるのかは、何も知らなかった。

クスリでふらふらしている君のキスが好きだと誰かが私に言った。
うっとりするような瞳で。
何でも持っているように見えた。

父親からその後、勘当されるあたりまでは、
君はちんぴらの貴公子みたいだった。

そこからどうなっていったか、

このままはいかなかったんだ。

2投稿者：1 　投稿日：2006年05月14日(日) 23時02分04秒: 君は、毎日を夏休みのように、LAの生活をそのまま、松濤のマンションで実現していた。
サーフィンもやってた。
夏はいつも誰かの別荘で騒いでいるといつも君にくっついていた男の子が言ってた。

若者の欲しいものを何もかも持っているように見えたわ。

私も友達のようなものではあったけれど、彼のモデル遊びを眺めているような、観光客の役だった。

その君とちょっとしたことから付き合ったよね。
気まぐれだったのか、ただのちょっとしたことが、続いたのかはわからない。

思い出した。
「結婚しよう」と電話で言ったよね。

でも、「結婚？ばかじゃない？」がたしか、私の返事だったよね。
何言ってるの？と。

どうしてそう言うことになっていったんだろう。
覚えていない。
昨日書いていたときも、そうなっていったことなど全く覚えていなかった。
ただ書いていて思い出した。

4投稿者：1 　投稿日：2006年05月14日(日) 23時02分21秒: 父親はすごい存在だった。
母親は彼を甘やかすことしかしていなかった。でも彼はきっと親父に似ていた。
たしか、３１才くらいまでは音楽ビジネスにも手を出していた。
アメリカで目のあたりにしたミュージックビジネスを実現しようとしている姿に私は失望した。
働かない、遊んでる君が好きだった。
私のわかる場所にやって来た君なんかかっこわるくて、観光している私にもう君は景色でさえなかったんだ。

私から憧れたのだから私から消えるよ、そう言う気分だった。

３年後、焼き肉やでアルバイトしていると、サーファーの友達から聞いた。
信じられなかった。
何もかも失って、あの頃溢れていた女の子たちは誰もいなくなっていた。

クスリはまだ続いているようだった。

並んだら焼き肉の匂いがした。

そして、行方がわからなくなった。

サーフィンしながら夕日を見るのが大好きだった君の優しく甘い人生はどこへどう流れたのだろう。

あのままいければ、最高のままだったんだけれど。

5投稿者：1 　投稿日：2006年05月14日(日) 23時03分07秒: http://blog.goo.ne.jp/sarigenaku_1948/e/13ac53358734be1aa95f92b0f2f48ab6

これが本当の「文章」だよ。
エコ含め。

7投稿者：. 　投稿日：2006年05月14日(日) 23時05分11秒: 耳が前円いですね、でも、こういイMAJIなよ・競はみんな見て見ぬ誤りいしまうんですよね、

17投稿者：エコ　投稿日：2006年05月14日(日) 23時17分47秒: リンク先のテキストサイトはおれの趣味じゃなかった
もし厳然たるネットの作家ランキングがあったとして
おれより上にくる可能性が高いのは４人
川井俊夫、新爆、罧原堤、？？？？（伏字）
特に川井と罧原堤はスゴイ