哀しい花火大会
1投稿者:エコ  投稿日:2005年07月23日(土) 22時08分05秒 ID:uNzb56Lx
私はこどもを泣かせてしまった。
2投稿者:ヾ(゚д゚)ノ゛バカー  投稿日:2005年07月23日(土) 22時08分51秒
こえー
3投稿者:ヾ(゚д゚)ノ゛バカー  投稿日:2005年07月23日(土) 22時09分45秒
ついに手錠か
4投稿者:エコ  投稿日:2005年07月23日(土) 22時10分37秒 ID:uNzb56Lx
私はバカだ。
5投稿者:ヾ(゚д゚)ノ゛バカー  投稿日:2005年07月23日(土) 22時10分59秒
お前なんでそんなにトラブルまみれなの
6投稿者:ヾ(゚д゚)ノ゛バカー  投稿日:2005年07月23日(土) 22時11分05秒
知ってる。
7投稿者:ヾ(゚д゚)ノ゛バカー  投稿日:2005年07月23日(土) 22時11分30秒
通報します?
8投稿者:エコ  投稿日:2005年07月23日(土) 22時15分36秒 ID:uNzb56Lx
通報でもなんでもしろよ。
私みたいな愚か者は手錠がお似合いだ。
人間扱いされない恐ろしい世界で廃人になってしまえ。
9投稿者:ヾ(゚д゚)ノ゛バカー  投稿日:2005年07月23日(土) 22時16分42秒
その子供は泣いた後どうなった?
10投稿者:ヾ(゚д゚)ノ゛バカー  投稿日:2005年07月23日(土) 22時18分01秒
いよいよ面白くなってまいりました!!
11投稿者:エコ  投稿日:2005年07月23日(土) 22時19分44秒 ID:uNzb56Lx
まぁ、順をおって話そう。
ちょっと>8はデタラメなこと書いてしまった。
私は善意は働かせたが、行動出来なかった。
そのことで哀しいことが起こった。
12投稿者:ヾ(゚д゚)ノ゛バカー  投稿日:2005年07月23日(土) 22時20分30秒
マジでどうなったんだよ。ケツマンコ絡み?
13投稿者:ヾ(゚д゚)ノ゛バカー  投稿日:2005年07月23日(土) 22時21分11秒
大体泣かれた後に我に返って発覚を恐れるあまり首に手を掛けたりするね。
14投稿者:エコ  投稿日:2005年07月23日(土) 22時54分48秒 ID:uNzb56Lx
小学校低学年と思われる男の子が1人だけで居た。普通の男の子だった。
見物客が行き交う中、彼もそれに合わせるように、しかし何か頼りなげな足取りで彷徨うように歩き回っていた。私はひょっとして、と思った。彼も、私がそれに気づいたことがわかったのか、やや鬱陶しそうに、彼を見続け、今にも話しかけてきそうな私を何度か振り返った。私は彼に話しかけようとしたが、なかなか確信が得られなかったので結局彼に関わらないようにした。
15投稿者:ヾ(゚д゚)ノ゛バカー  投稿日:2005年07月23日(土) 22時56分35秒
京都府警さーん
16投稿者:エコ  投稿日:2005年07月23日(土) 23時05分52秒 ID:uNzb56Lx
かくして花火大会は終わった。
私は人の流れに合わせて歩き、自転車の鍵を外してそれを押して歩き、やっと人だかりから抜け出すと、サドルにまたがってペダルを回した。いかにも器用に走っていると、車の進入を防ぐ場所に、あの男の子が居た。いや、あの男の子かはわからなかったが、まさかと思って自転車を降りた。そして、しばらく彼を見続けた。彼も私に気づいたのか、気づかないのか、やはりあのときのように曖昧な行動をとった。私は彼が迷子なのかどうか、確信がもてなかった。親と待ち合わせしているのかもしれない。いや、その場所は花火大会の会場の出口なので、そこで待ち続ければ親に出会える可能性が高いと思い、そこで見知らぬ人だかりから親が走りよってきてくれるのを不安げに、待望していたのかもしれない。しかしすぐ近くに交通整理をしている警官が5人ほど居たから、既に警官たちがこの子に気づいて、もしくはこの子自身が警官に事情を話して、親が来るのを待っている状態なのかもしれない、とも思った。私は自転車を持ったまま、進入禁止のバリケードの前を、さも何も問題ないかのように移動したり立ち止まったり、ときたまこちらを振り返ったりする彼を、ジッと見つめ続けた。
17投稿者:エコ  投稿日:2005年07月23日(土) 23時14分36秒 ID:uNzb56Lx
私は彼のプライドを傷つけたくなかった。もし迷子でなかったら、私は、あの類推することを知らぬ、おせっかいなおばさんのようなマヌケで早とちりなオトナになってしまう。それは避けたかった。だけど、やはりどうしても迷子のように思えた。しかし彼はなかなか私が話し掛けるのを許してくれなかった。私にも、少年にも同じような戸惑いがあった。何かサインが欲しかった。話し掛けるきっかけが欲しかった。確信に至る証拠が……!
ふと、彼が腕を顔のあたりで交差させ、涙を拭くような仕草をした。私は本当に泣いているのかと思ったが、たぶん違った。私は、彼が私にサインを送ったのだと思った。私はもう既に自転車を倒していた。そして、彼のほうに近寄ったりしていた。今にも話し掛けられそうになると、彼は怖気づいたように、気が変わったように、まだ心の準備が出来てないかのように、または放っておいてほしいかのように、私を避けるように背を向けて離れた。私はやきもきした。なかなか自信と勇気が持てなかった。彼は警官たちにも気づいてほしいし、しかし逆に気づかれたくないような、矛盾する気持ちを持っていただろう。いつ、他の帰宅する人々が彼に話し掛けてくるか、恐ろしかったことだろう。とにかくこの先が想像出来ない不安でたまらなかったと思う。
18投稿者:ヾ(゚д゚)ノ゛バカー  投稿日:2005年07月23日(土) 23時22分32秒
まあ言い訳は署で聞くから
19投稿者:エコ  投稿日:2005年07月23日(土) 23時22分58秒 ID:uNzb56Lx
それは突然の出来事だった。
ある帰宅客が、彼に話し掛けた。
丸坊主の男の子だった。少年も呼応した。
「どうしたの?」と同伴の母親が聞いた。すぐに迷子であることがわかった。
少年は突然、ワッと泣いた。私はたまらず彼らのところへ駆け寄った。
「携帯番号はわかるん?」と友達の母親が聞いた。男の子はこくりと頷いた。万事解決した。その母親の知人の女性がまるこめみそに友達なん?と聞いたりして、まるこめみそは「うん」と答えた。少年は友達の前だというのに、もうとても我慢できずにしゃくりあげていた。私は彼らのすぐ近くまで、まるで友達の母親の知人の知人のように、彼のそばで黙って突っ立っていた。「よかったねー」という言葉が聞かれた。そして、一体この人はなんなんだろう?というように私のほうを見ていた。私はとても哀しかった。しかしもう安心だった。私は立ち去るほかなかった。何も出来なかったのだから。
「おれはバカだ……!」
深い後悔と己の不甲斐なさに、何度も口をついて出た。
20投稿者:N  投稿日:2005年07月23日(土) 23時24分02秒
>>17
ソウカ、ソウカ
21投稿者:ヾ(゚д゚)ノ゛バカー  投稿日:2005年07月23日(土) 23時24分19秒
こういう、一人が文章を垂れ流すスレは個人スレ板への移転措置が執られるという前例があるが、さて。
22投稿者:ヾ(゚д゚)ノ゛バカー  投稿日:2005年07月23日(土) 23時24分43秒
>>19
ソウカ、ソウカ
23投稿者:ヾ(゚д゚)ノ゛バカー  投稿日:2005年07月23日(土) 23時25分41秒
なんかこう、「いしきしずぎ」って言葉が
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